JP2000038966A - アイシング防止ヒーター - Google Patents

アイシング防止ヒーター

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JP2000038966A
JP2000038966A JP10204813A JP20481398A JP2000038966A JP 2000038966 A JP2000038966 A JP 2000038966A JP 10204813 A JP10204813 A JP 10204813A JP 20481398 A JP20481398 A JP 20481398A JP 2000038966 A JP2000038966 A JP 2000038966A
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JP
Japan
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heating element
intake system
main body
icing
system main
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Pending
Application number
JP10204813A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Hasumi
一久 蓮見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 応答性が良く、艤装性が良く、しかも適切な
発熱量を得るようにしたアイシング防止ヒーターを提供
する。 【解決手段】 スロットルボディまたは気化器本体であ
る吸気系本体10の外面に導電性でペースト状の発熱体
16を塗布するか導電性の発熱体16を直接印刷する。
吸気系本体10の外面へのペースト状の発熱体16の塗
布や発熱体16の印刷は、吸気系本体10の外形形状に
自由に適応できる。発熱体16の外部をバンド状の+側
電極18で覆う。発熱体16とスイッチ20と電源22
と吸気系本体10と電極18とを連絡し発熱体16に至
る電気回路24を形成し、電源22と吸気系本体10と
の間をアースする。スイッチ20を入れることによって
発熱体16が発熱し、その発熱体16の熱によって吸気
系本体10を加熱してアイシングを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気系
におけるアイシング防止ヒーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内燃機関の吸気系において
は、吸気通路内部に空気の流れや燃料気化等による温度
低下に伴って吸気通路内部にアイシングが発生する。こ
の結果、吸気系本体の吸気制御弁や回転制御機構が固着
したり、燃料通路を遮断するという不具合が発生する。
この不具合を避けるために、吸気制御弁の周辺を温水
(エンジン冷却水)やヒーターによって加熱することが
試みられている。
【0003】温水による加熱例としては、例えば実用新
案登録第2528043号が提案されている。この考案
は、樹脂製のスロットルチャンバ本体に金属製の円筒体
を備え、温水パイプをその金属製の円筒体に接触するよ
うスロットルチャンバ本体に埋設している。この温水パ
イプに温水(エンジン冷却水)を通過させることによっ
て金属製の円筒体を加熱し、アイシングの発生を防止す
るものである。
【0004】ヒーターによる加熱例としては、例えば実
開平3−17242号や実開平4−119337号が提
案されている。実開平3−17242号は、樹脂製のボ
ディにおける内壁の近傍にヒーターを埋設したものであ
る。実開平4−119337号は、樹脂製のスロットル
チャンバ本体において、スロットル弁を囲む内壁を金属
製の円筒体とし、その金属製の円筒体の外周に加熱用の
電熱線を巻回させたものである。これらは、ヒーターを
加熱することによって、ボディやスロットルチャンバ本
体を加熱し、アイシングの発生を防止するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、温水を利用す
るものでは、暖気前には加熱効果が得られないため、応
答性が悪いという欠点がある。更に、温水用通路が必要
なため、艤装的制約が大きく、その上、漏れ対策が必要
であった。また、ヒーターを利用するものでは、ボディ
の壁の内部にヒーターを埋設したりするもので製造工数
がかかるという欠点があった。更に、必要なヒータ能力
を確保するためには、より広範囲にヒータを配置する必
要があるため、艤装的制約が大きいという欠点もあっ
た。
【0006】この他に、ヒーターによる別の加熱例とし
て、例えばアルミダイカスト製の気化器やアルミ製のス
ロットルボディの外面に、セラミック系ヒータやニクロ
ム線ヒータを備えて、吸気系構成部材の加熱を行うこと
も考えられている。しかし、アルミダイカスト製の気化
器やアルミ製のスロットルボディは外形形状が複雑なた
め、ヒータの艤装に制約が多いという欠点がある。この
ように、従来のものは、応答性や艤装性や適切な発熱量
の点で問題があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、応答性が良く、艤装性が良く、しかも適切な発熱量
を得るようにしたアイシング防止ヒーターを提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、吸気系本体を導電性素材で構成し、前記吸
気系本体の外面に導電性のペースト状の発熱体をコーテ
ィングするか導電性の発熱体を印刷し、その発熱体と前
記吸気系本体とに通電して前記発熱体を発熱させるよう
にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係るアイシング防止ヒーターの一
実施形態を示す断面図、図2は図1のA−A線断面であ
る。吸気系本体10は通路12を有し、その通路12の
途中にそこを通過する吸気量を調節するための吸気制御
弁14が備えられている。吸気系本体10は、スロット
ルボディまたは気化器本体等を総称するものとする。吸
気系本体10は、導電性素材で構成されるものであり、
その素材は例えばアルミニウムあるいは導電性樹脂とす
るのが経済上から望ましい。
【0010】吸気系本体10の外表面の必要な箇所に、
例えば吸気制御弁14の配置位置の周囲に、ペースト状
の発熱体16を直接塗布するか、スプレー等によりコー
ティングして膜を作る。このペースト状の発熱体16を
吸気系本体10に塗布等で成膜した後に、発熱体16を
焼成させても良い。この発熱体16は、導電性を有する
もので、例えば導電性微粉末と樹脂とから構成される。
この導電性微粉末は、カーボンから構成するのが経済上
望ましい。例えば、発熱体16は樹脂カーボン系抵抗体
とし、正の抵抗温度特性を持つものとする。なお、吸気
系本体10の外面にペースト状の発熱体16を塗布する
のに代えて、吸気系本体10の外表面に発熱体16を直
接印刷するようにしても良い。
【0011】図1並びに図2に示すように、発熱体16
の外部を導電性のバンド状の+側電極18で覆う。発熱
体16と、+側電極18と、スイッチ20と、電源22
と、吸気系本体10とを連絡して再び発熱体16に至る
電気回路24を形成する。ここで、電源22と吸気系本
体10との間をアースする。即ち、吸気系本体10をア
ース側電極とする。以上のように構成することで、スイ
ッチ20をONにすることによって発熱体16に通電さ
れ、発熱体16が発熱して吸気系本体10が加熱され
る。これによって、吸気系本体10の通路12の内壁の
アイシングを防止することができる。一般に樹脂カーボ
ン系抵抗体で正の抵抗温度特性を持つものは、体積低効
率が高く、自動車や自動二輪車等では電源電圧が低いた
め、高発熱量を得るのに広い電極面積が必要である。本
発明では、図1及び図2のように構成することで、広い
電極面積が得られ、その結果十分な発熱量が得られる。
【0012】発熱体16は正の抵抗温度特性を持つ樹脂
カーボン系発熱体であるため、抵抗値が温度と共に上昇
し、吸気系本体10の温度が異常に高くなるのを防止す
ることができる。即ち、温度が高くなりすぎると、パー
コレーションなどの問題が発生するが、この樹脂カーボ
ン系の発熱体16とすることで過度の温度上昇とならな
いよう自動的に制御することができる。吸気系本体10
の通路12の内壁の温度上昇の度合は、発熱体16の膜
形状や寸法で調整する。温度を上昇を抑える場合には、
電極幅Lを短くする。あるいは、発熱体16の膜厚を厚
くする。あるいは、図2に示すような吸気系本体10の
外面の全周を発熱体16で覆うのではなく、図3に示す
ような吸気系本体10の外面の一部を発熱体16で覆う
ようにする。あるいは、発熱体16の発熱抵抗体ペース
トを高抵抗のものを用いる。
【0013】図3に示すような吸気系本体10の外面の
一部を発熱体16で覆う場合には、図4に示すように、
吸気系本体10に雌螺子26を形成し、吸気系本体10
の上に塗布または印刷した発熱体16の上に、+側電極
18とターミナル28を置き、絶縁性樹脂製雄ネジ30
でターミナル28と+側電極18と発熱体16とを挿通
させて、その絶縁性樹脂製雄ネジ30を吸気系本体10
に固定する。これによって、ターミナル28と+側電極
18と発熱体16とを吸気系本体10に固定することが
できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わるアイシン
グ防止ヒーターによれば、吸気系本体の外表面にペース
ト状の発熱体を塗布するか、あるいは吸気系本体の外表
面に発熱体を印刷するようにしたので、吸気系本体のど
のような外形形状にもフレキシブルに対応して発熱体で
あるヒーターを形成することができ、従来のものと比べ
て艤装性を大幅に向上させることができる。また、必要
な狭い箇所にのみ発熱体より成るヒーターを形成できる
ので、2輪車等のような小さい電力しか用いることがで
きない場合でも、その小さい電力を用いて高い発熱量を
得ることができる。その上、発熱体を正の温度抵抗特性
を持つ樹脂カーボン系抵抗体で構成することによって、
所定以上の高温にならないようにすることができ、パー
コレーションの発生等の問題を生じることはない。更
に、回路中にスイッチを設け、ONするだけで発熱体を
直ちに発熱させることができ、良好な応答性を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアイシング防止ヒーターの一実施
形態を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面である。
【図3】別の発熱体の構造を示す図2相当図である。
【図4】図2の他の発熱体の固定方法を示す断面図であ
る。
【符合の説明】
10 吸気系本体 16 発熱体 18 +側電極 20 スイッチ 22 電源 24 電気回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気系本体を導電性素材で構成し、前記
    吸気系本体の外面に導電性のペースト状の発熱体をコー
    ティングするか導電性の発熱体を印刷し、その発熱体と
    前記吸気系本体とに通電して前記発熱体を発熱させるこ
    とを特徴とするアイシング防止ヒーター。
  2. 【請求項2】 前記発熱体の外側に電極を接触させ、そ
    の電極と前記発熱体と前記吸気系本体とを連絡する電気
    回路を形成したことを特徴とする請求項1記載のアイシ
    ング防止ヒーター。
  3. 【請求項3】 前記吸気系本体をアース側電極とするこ
    とを特徴とする請求項1記載のアイシング防止ヒータ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記発熱体を吸気系本体にコーティング
    する場合に、発熱体をコーティングした後で、発熱体を
    焼成させることを特徴とする請求項1記載のアイシング
    防止ヒーター。
  5. 【請求項5】 前記発熱体が正の抵抗温度特性を持つこ
    とを特徴とする請求項1記載のアイシング防止ヒータ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記発熱体が導電性微粉末と樹脂を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載のアイシング防止
    ヒーター。
  7. 【請求項7】 前記導電性微粉末がカーボンであること
    を特徴とする請求項6記載のアイシング防止ヒーター。
  8. 【請求項8】 前記吸気系本体アルミニウム製であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至7記載のアイシング防止ヒ
    ーター。
  9. 【請求項9】 前記吸気系本体が導電性樹脂であること
    を特徴とする請求項1乃至7記載のアイシング防止ヒー
    ター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106708A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Denso Corp 内燃機関のブレーキ負圧制御装置

Cited By (3)

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JP2008106708A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Denso Corp 内燃機関のブレーキ負圧制御装置
JP4743711B2 (ja) * 2006-10-27 2011-08-10 株式会社デンソー 内燃機関のブレーキ負圧制御装置
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