JP2000038884A - シャッターカーテンの巻き取り構造 - Google Patents
シャッターカーテンの巻き取り構造Info
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- JP2000038884A JP2000038884A JP10221092A JP22109298A JP2000038884A JP 2000038884 A JP2000038884 A JP 2000038884A JP 10221092 A JP10221092 A JP 10221092A JP 22109298 A JP22109298 A JP 22109298A JP 2000038884 A JP2000038884 A JP 2000038884A
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- shaft
- winding structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の耐火性シートからなるシャッターカー
テンにおいて、取り付けシャフトへの巻き取りの際、耐
火性シートのつなぎ合わせ部が膨らみ、その径が太くな
っても、これを抑制できる巻き取り構造である。 【解決手段】 複数の耐火性シート11a,11bがつ
なぎ合わされたシャッターカーテン10を構成し、この
シャッターカーテン10は、巻き取りシャフト12に巻
き取られている。そして、この巻き取りシャフト12
は、複数のパイプ16a,16bを連結させて凹部15
が形成され、この凹部15は、シャッターカーテン10
のつなぎ合わせ部13に対応させてある。
テンにおいて、取り付けシャフトへの巻き取りの際、耐
火性シートのつなぎ合わせ部が膨らみ、その径が太くな
っても、これを抑制できる巻き取り構造である。 【解決手段】 複数の耐火性シート11a,11bがつ
なぎ合わされたシャッターカーテン10を構成し、この
シャッターカーテン10は、巻き取りシャフト12に巻
き取られている。そして、この巻き取りシャフト12
は、複数のパイプ16a,16bを連結させて凹部15
が形成され、この凹部15は、シャッターカーテン10
のつなぎ合わせ部13に対応させてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐火性シートで構
成されるシャッターカーテンの巻き取り構造に関するも
のである。
成されるシャッターカーテンの巻き取り構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災発生時など緊急時に煙や火炎
などを遮断する目的の防火防煙シャッターとして、金属
製のスラットを使用したものが知られているが、近年、
ガラスクロスなどの耐火性シートを使用したものが開発
されている。
などを遮断する目的の防火防煙シャッターとして、金属
製のスラットを使用したものが知られているが、近年、
ガラスクロスなどの耐火性シートを使用したものが開発
されている。
【0003】上記耐火性シートを使用したシャッターカ
ーテンは、軽量であり大面積のものを設置できること、
施工性が高いこと、収納した状態における専有体積を小
さくしてコンパクト化できることなどの特徴がある。
ーテンは、軽量であり大面積のものを設置できること、
施工性が高いこと、収納した状態における専有体積を小
さくしてコンパクト化できることなどの特徴がある。
【0004】一般に耐火性シートを使用したシャッター
カーテンは、耐火性シートがシャフトに巻き取られた状
態で天井部に設置され、火災時には、耐火性シートが巻
き解かれて下降し、シャッターとして機能する構成とな
っている。
カーテンは、耐火性シートがシャフトに巻き取られた状
態で天井部に設置され、火災時には、耐火性シートが巻
き解かれて下降し、シャッターとして機能する構成とな
っている。
【0005】上記するように、耐火性シートを使用した
シャッターカーテンは、その軽量性や施工性が高いこと
から、開口面積の広い場所などに設置するのに最適であ
る。しかし、面積の大きなシャッターカーテンでは、使
用する耐火性シートにも大面積なものが必要となる。
シャッターカーテンは、その軽量性や施工性が高いこと
から、開口面積の広い場所などに設置するのに最適であ
る。しかし、面積の大きなシャッターカーテンでは、使
用する耐火性シートにも大面積なものが必要となる。
【0006】一般に、施工対象に対応して必要とされる
耐火性シートの面積は、多様なものとなる。このような
場合、施工対象に対応させて別個に大面積の耐火性シー
トを作製することになる。しかし、それは作製コストの
点で不利なものとなる。また、大面積の耐火性シート
は、輸送コストが高くなるし、施工現場では、大面積の
耐火性シートは、取り扱いにくいという問題もある。
耐火性シートの面積は、多様なものとなる。このような
場合、施工対象に対応させて別個に大面積の耐火性シー
トを作製することになる。しかし、それは作製コストの
点で不利なものとなる。また、大面積の耐火性シート
は、輸送コストが高くなるし、施工現場では、大面積の
耐火性シートは、取り扱いにくいという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
る方法として、規格化された耐火性シートを作製し、そ
れを施工現場において適宜組み合わせることにより、所
定の面積を有するシャッターカーテンを構成する方法が
採用されている。
る方法として、規格化された耐火性シートを作製し、そ
れを施工現場において適宜組み合わせることにより、所
定の面積を有するシャッターカーテンを構成する方法が
採用されている。
【0008】複数の耐火性シートを組み合わせる場合、
耐火性シート同士を隙間ができないようにつなぎ合わせ
なければならない。これは組み合わせた耐火性シートの
つなぎ合わせ部に隙間があると、シャッターカーテンと
しての機能が低下してしまうからである。
耐火性シート同士を隙間ができないようにつなぎ合わせ
なければならない。これは組み合わせた耐火性シートの
つなぎ合わせ部に隙間があると、シャッターカーテンと
しての機能が低下してしまうからである。
【0009】耐火性シート同士をつなぎ合わせるには、
合わせ目を互いに重ね合わせ、その部分を耐火性のマジ
ックテープによって固定する方法がある。上記するよう
に、通常時において、シャッターカーテンは、天井部に
配置されたシャフトに巻き取られて収納されている。複
数の耐火性シートを組み合わせた構造のシャッターカー
テンを使用して、シャフトに巻き取られた状態の場合、
そのつなぎ合わせ部を中心に巻き取られた耐火性シート
は膨らみ、その径が太くなってしまうという問題があ
る。特に、耐火性のマジックテープは、その厚さが厚い
ので、この問題が顕著となる。
合わせ目を互いに重ね合わせ、その部分を耐火性のマジ
ックテープによって固定する方法がある。上記するよう
に、通常時において、シャッターカーテンは、天井部に
配置されたシャフトに巻き取られて収納されている。複
数の耐火性シートを組み合わせた構造のシャッターカー
テンを使用して、シャフトに巻き取られた状態の場合、
そのつなぎ合わせ部を中心に巻き取られた耐火性シート
は膨らみ、その径が太くなってしまうという問題があ
る。特に、耐火性のマジックテープは、その厚さが厚い
ので、この問題が顕著となる。
【0010】図4には、シャフト1に巻き取られたシャ
ッターカーテン2が示されており、このシャッターカー
テン2を構成する耐火性シート3a,3bのつなぎ合わ
せ部4は、一対のマジックテープ5a,5bによってつ
なぎ合わされている。このように、2枚の耐火性シート
3a,3bのつなぎ合わせ部4は、マジックテープ5
a,5bで互いに固定されているが、このような構造と
すると、その巻き取られた状態において、上記するよう
につなぎ合わせ部4が膨らみ、その径が太くなってしま
う。
ッターカーテン2が示されており、このシャッターカー
テン2を構成する耐火性シート3a,3bのつなぎ合わ
せ部4は、一対のマジックテープ5a,5bによってつ
なぎ合わされている。このように、2枚の耐火性シート
3a,3bのつなぎ合わせ部4は、マジックテープ5
a,5bで互いに固定されているが、このような構造と
すると、その巻き取られた状態において、上記するよう
につなぎ合わせ部4が膨らみ、その径が太くなってしま
う。
【0011】このようにつなぎ合わせ部4の径が太くな
ってしまうと、それだけ余分なスペースが必要となり、
コンパクトに収納できるという優位性が失われてしま
う。また、径の外側になるほど、膨らんだつなぎ合わせ
部4のため、耐火性シート3a,3bが引っ張られた状
態となり、耐火性シート3a,3bに無理な力が働き、
マジックテープ5が剥がれてしまうことがあるし、耐火
性シート3a,3bが破損することも懸念される。
ってしまうと、それだけ余分なスペースが必要となり、
コンパクトに収納できるという優位性が失われてしま
う。また、径の外側になるほど、膨らんだつなぎ合わせ
部4のため、耐火性シート3a,3bが引っ張られた状
態となり、耐火性シート3a,3bに無理な力が働き、
マジックテープ5が剥がれてしまうことがあるし、耐火
性シート3a,3bが破損することも懸念される。
【0012】上記する諸問題を解決するため、本発明者
らは種々研究を重ねた結果、複数の耐火性シートからな
るシャッターカーテンにおいて、シャフトへの巻き取り
の際に、耐火性シートのつなぎ合わせ部が膨らみ、その
径が太くなっても、これを抑制できる巻き取り構造を目
的としたものであり、収納時のコンパクト化を損なうこ
とがないシャッターカーテンを提供するものである。
らは種々研究を重ねた結果、複数の耐火性シートからな
るシャッターカーテンにおいて、シャフトへの巻き取り
の際に、耐火性シートのつなぎ合わせ部が膨らみ、その
径が太くなっても、これを抑制できる巻き取り構造を目
的としたものであり、収納時のコンパクト化を損なうこ
とがないシャッターカーテンを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
複数のシートがつなぎ合わされたシャッターカーテンの
巻き取り構造において、シャッターカーテンは、巻き取
りシャフトに巻き取られ、前記巻き取りシャフトは、複
数のパイプを連結させて凹部が形成された連結部とし、
前記凹部は、シャッターカーテンのつなぎ合わせ部に対
応させてあることを特徴とするものである。第2の発明
は、シャッターカーテンのつなぎ合わせ部は、その厚さ
が厚くなっていることを特徴としている。
複数のシートがつなぎ合わされたシャッターカーテンの
巻き取り構造において、シャッターカーテンは、巻き取
りシャフトに巻き取られ、前記巻き取りシャフトは、複
数のパイプを連結させて凹部が形成された連結部とし、
前記凹部は、シャッターカーテンのつなぎ合わせ部に対
応させてあることを特徴とするものである。第2の発明
は、シャッターカーテンのつなぎ合わせ部は、その厚さ
が厚くなっていることを特徴としている。
【0014】第3の発明は、シャフトの連結部は、連結
される一対のパイプと、前記一対のパイプに挿入される
管状の継ぎ手とで少なくとも構成され、前記一対のパイ
プが離間されて凹部が形成されていることを特徴とし、
第4の発明は、シートは耐火性シートであり、前記耐火
性シートのつなぎ合わせは、耐火性のマジックテープを
使用することを特徴としている。第5の発明は、凹部は
その深さが段階的に変化していることを特徴とし、第6
の発明は、巻き取りシャフトに巻き取られたシャッター
カーテンは、受け皿状の保持部の上に直接載せられるこ
とにより支えられていることを特徴としている。
される一対のパイプと、前記一対のパイプに挿入される
管状の継ぎ手とで少なくとも構成され、前記一対のパイ
プが離間されて凹部が形成されていることを特徴とし、
第4の発明は、シートは耐火性シートであり、前記耐火
性シートのつなぎ合わせは、耐火性のマジックテープを
使用することを特徴としている。第5の発明は、凹部は
その深さが段階的に変化していることを特徴とし、第6
の発明は、巻き取りシャフトに巻き取られたシャッター
カーテンは、受け皿状の保持部の上に直接載せられるこ
とにより支えられていることを特徴としている。
【0015】
【作用】本発明に係る第1の発明によれば、シートのつ
なぎ合わせ部に構成される膨らみは、巻き取りシャフト
に形成される凹部に収まり、つなぎ合わせ部の膨らみが
抑制され、シャッターカーテンのコンパクト化が図れ
る。第2の発明によれば、つなぎ合わせ部の厚さは、前
記凹部に収まり抑制され、同様にシャッターカーテンの
コンパクト化が図れる。
なぎ合わせ部に構成される膨らみは、巻き取りシャフト
に形成される凹部に収まり、つなぎ合わせ部の膨らみが
抑制され、シャッターカーテンのコンパクト化が図れ
る。第2の発明によれば、つなぎ合わせ部の厚さは、前
記凹部に収まり抑制され、同様にシャッターカーテンの
コンパクト化が図れる。
【0016】第3の発明によれば、上記第1および第2
と同様な作用があり、第4の発明によれば、上記するよ
うにつなぎ合わせ部の膨らみが抑制され、耐火性シート
に無理な力が加わるのを緩和でき、つなぎ合わせ部の隙
間はなくなる。第5の発明によれば、シャッターカーテ
ンの一部に、シャフトを構成するパイプの角部が強く当
接することがなくなる。第6の発明によれば、シャフト
に巻き取られたシャッターカーテンは、受け皿状の保持
部に支えられるので、つなぎ合わせ部の外側への膨らみ
を抑制できる。
と同様な作用があり、第4の発明によれば、上記するよ
うにつなぎ合わせ部の膨らみが抑制され、耐火性シート
に無理な力が加わるのを緩和でき、つなぎ合わせ部の隙
間はなくなる。第5の発明によれば、シャッターカーテ
ンの一部に、シャフトを構成するパイプの角部が強く当
接することがなくなる。第6の発明によれば、シャフト
に巻き取られたシャッターカーテンは、受け皿状の保持
部に支えられるので、つなぎ合わせ部の外側への膨らみ
を抑制できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する。図
1は、本発明に係る巻き取り構造の1例を示す要部を拡
大した説明用断面図、図2は、同2例を示す要部を拡大
した説明用断面図、図3は、耐火性シートのつなぎ合わ
せの1例を示す概略説明図である。
1は、本発明に係る巻き取り構造の1例を示す要部を拡
大した説明用断面図、図2は、同2例を示す要部を拡大
した説明用断面図、図3は、耐火性シートのつなぎ合わ
せの1例を示す概略説明図である。
【0018】図1に示すシャッターカーテン10は、2
枚の耐火性シート11a,11bで構成され、巻き取り
シャフト12に巻き取られている。耐火性シート11
a,11bのつなぎ合わせ部13は、互いに向かい合う
耐火性シート11a,11bの端部が耐火性を有するマ
ジックテープ14a,14bによりつなぎ合わされてい
る。
枚の耐火性シート11a,11bで構成され、巻き取り
シャフト12に巻き取られている。耐火性シート11
a,11bのつなぎ合わせ部13は、互いに向かい合う
耐火性シート11a,11bの端部が耐火性を有するマ
ジックテープ14a,14bによりつなぎ合わされてい
る。
【0019】上記巻き取りシャフト12には、図示する
ように耐火性シート11a,11bのつなぎ合わせ部1
3に対応する個所に凹部15が形成されている。つま
り、巻き取りシャフト12を構成するパイプ16a,1
6bは、管状の継ぎ手17により連結させ、向かい合う
パイプ16a,16bの間に凹部15が形成してある。
そして、この凹部15内に、つなぎ合わせ部13の膨ら
み18が収まり、その膨らみ18が抑制され、耐火性シ
ート11a,11bの厚みは均一な厚みに維持される。
ように耐火性シート11a,11bのつなぎ合わせ部1
3に対応する個所に凹部15が形成されている。つま
り、巻き取りシャフト12を構成するパイプ16a,1
6bは、管状の継ぎ手17により連結させ、向かい合う
パイプ16a,16bの間に凹部15が形成してある。
そして、この凹部15内に、つなぎ合わせ部13の膨ら
み18が収まり、その膨らみ18が抑制され、耐火性シ
ート11a,11bの厚みは均一な厚みに維持される。
【0020】図示の場合、上記シャフト12に巻き取ら
れるシャッターカーテン10の厚みによるつなぎ合わせ
部13の膨らみ18に対応させて、各パイプ16a,1
6bの端部と継ぎ手17の端部との間にそれぞれ調整用
の管状体19,19,…を介在させてボルト20、ナッ
ト21で固定し、凹部15の深さを調整するようにして
ある。
れるシャッターカーテン10の厚みによるつなぎ合わせ
部13の膨らみ18に対応させて、各パイプ16a,1
6bの端部と継ぎ手17の端部との間にそれぞれ調整用
の管状体19,19,…を介在させてボルト20、ナッ
ト21で固定し、凹部15の深さを調整するようにして
ある。
【0021】上記シャフト12において、シャッターカ
ーテン10が巻き取られた状態の場合、その膨らみ18
が外側に膨らむことを抑制でき、シャッターカーテン1
0のコンパクト化を図ることができ、シャッターカーテ
ン10としてスムースに操作できる。また、このつなぎ
合わせ部13において、外側に巻き取られる耐火性シー
ト11a,11bほど無理な力が加わるのを緩和でき、
シャッターカーテン10の巻き取りおよび巻き解かれが
スムースに行える。
ーテン10が巻き取られた状態の場合、その膨らみ18
が外側に膨らむことを抑制でき、シャッターカーテン1
0のコンパクト化を図ることができ、シャッターカーテ
ン10としてスムースに操作できる。また、このつなぎ
合わせ部13において、外側に巻き取られる耐火性シー
ト11a,11bほど無理な力が加わるのを緩和でき、
シャッターカーテン10の巻き取りおよび巻き解かれが
スムースに行える。
【0022】パイプ16a,16bは、全体の軽量化を
図るためにアルミニウム製が望ましく、継ぎ手17と管
状体19としては、強度および高温時の機能を維持を優
先してスチール製のものが望ましい。また、シャッター
カーテン10は、図示では、2枚に分割した耐火性シー
ト11a,11bを使用すると、そのつなぎ合わせ部1
3が1個所であるため、対応する凹部15は1個所形成
してあり、3枚の耐火性シート11a,11b,…の場
合は、2個所のつなぎ合わせ部13に対応して2個所の
凹部15が必要になる。以下同様に、その凹部15を形
成するとよい。
図るためにアルミニウム製が望ましく、継ぎ手17と管
状体19としては、強度および高温時の機能を維持を優
先してスチール製のものが望ましい。また、シャッター
カーテン10は、図示では、2枚に分割した耐火性シー
ト11a,11bを使用すると、そのつなぎ合わせ部1
3が1個所であるため、対応する凹部15は1個所形成
してあり、3枚の耐火性シート11a,11b,…の場
合は、2個所のつなぎ合わせ部13に対応して2個所の
凹部15が必要になる。以下同様に、その凹部15を形
成するとよい。
【0023】このように複数に分割した構成にするの
は、一般的な資材搬送用のエレベーターでは、搬送でき
る資材の長さが制限されるので、耐火性シート11a,
11bと同様にシャフト12も分割構成とすることは、
施工性や汎用性を高める上で有用である。
は、一般的な資材搬送用のエレベーターでは、搬送でき
る資材の長さが制限されるので、耐火性シート11a,
11bと同様にシャフト12も分割構成とすることは、
施工性や汎用性を高める上で有用である。
【0024】また、シャフト12に巻き取られたシャッ
ターカーテン10は、受け皿状の保持部22の上に直接
載せられるようにして支えられている。この構造では、
シャフト12と巻き取られたシャッター10の重さによ
り、つなぎ合わせ部13の厚みが厚くなった部分が凹部
15に押し込まれることになるので、つなぎ合わせ部1
3の外側への膨らみを抑制する効果をさらに顕著に得る
ことができる。
ターカーテン10は、受け皿状の保持部22の上に直接
載せられるようにして支えられている。この構造では、
シャフト12と巻き取られたシャッター10の重さによ
り、つなぎ合わせ部13の厚みが厚くなった部分が凹部
15に押し込まれることになるので、つなぎ合わせ部1
3の外側への膨らみを抑制する効果をさらに顕著に得る
ことができる。
【0025】上記する受け皿状の保持部22は、少なく
ともつなぎ合わせ部13に存在し、部分部分において巻
き取られたシャッターカーテン10を保持する構造とす
ればよい。勿論、巻き取られたシャッターカーテン10
の長手方向全体に渡って保持する構造としてもよい。ま
た、受け皿状の保持部22の断面構造としては、図示の
ような平板形状の他に、曲面形状、V字型形状、U字型
形状、L字型形状またはコの字型形状などのものを採用
することができる。
ともつなぎ合わせ部13に存在し、部分部分において巻
き取られたシャッターカーテン10を保持する構造とす
ればよい。勿論、巻き取られたシャッターカーテン10
の長手方向全体に渡って保持する構造としてもよい。ま
た、受け皿状の保持部22の断面構造としては、図示の
ような平板形状の他に、曲面形状、V字型形状、U字型
形状、L字型形状またはコの字型形状などのものを採用
することができる。
【0026】図2は、上記凹部15と異なる構成の例で
あり、図示するように、V字状に段階的に深くなる凹部
25が構成されている。つまり、各パイプ26a,26
bと継ぎ手27との間に介在させる調整用の管状体28
a,28b,28cは、パイプ26a,26b側ほど短
い長さ寸法に形成し、V字状に段階的に深くなる凹部2
5を形成したシャフト29に構成してある。その他の構
成は、図1と同様であれば、同じ構成部分は、図1と同
一の符号を付してある。なお、パイプ26a,26b、
継ぎ手27および調整用の管状体28a,28b,…の
部材は、図1と同様なものを使用している。
あり、図示するように、V字状に段階的に深くなる凹部
25が構成されている。つまり、各パイプ26a,26
bと継ぎ手27との間に介在させる調整用の管状体28
a,28b,28cは、パイプ26a,26b側ほど短
い長さ寸法に形成し、V字状に段階的に深くなる凹部2
5を形成したシャフト29に構成してある。その他の構
成は、図1と同様であれば、同じ構成部分は、図1と同
一の符号を付してある。なお、パイプ26a,26b、
継ぎ手27および調整用の管状体28a,28b,…の
部材は、図1と同様なものを使用している。
【0027】上記シャフト29によれば、シャッターカ
ーテン30のつなぎ合わせ部13にできる膨らみ18
は、凹部25に収まり、外側に膨らむのが抑制される。
特に、凹部25は、V字状に段階的に深くなるように形
成されているため、耐火性シート11a,11bの一部
に、シャフト29を構成するパイプ26a,26bの角
部が強く当接することがなく、シャッターカーテン30
を展開する際に強い摩擦により、耐火性シート11a,
11bが破損して破れることなどを防止できる。
ーテン30のつなぎ合わせ部13にできる膨らみ18
は、凹部25に収まり、外側に膨らむのが抑制される。
特に、凹部25は、V字状に段階的に深くなるように形
成されているため、耐火性シート11a,11bの一部
に、シャフト29を構成するパイプ26a,26bの角
部が強く当接することがなく、シャッターカーテン30
を展開する際に強い摩擦により、耐火性シート11a,
11bが破損して破れることなどを防止できる。
【0028】図3は、耐火性シート11a,11bのつ
なぎ合わせの例を示しており、上記つなぎ合わせ部13
と異なり、2枚の耐火性シート11a,11bを突き合
わせた上、耐火性のマジックテープ31により固定して
ある。また、この固定方法の他に、接着剤により固定す
るなどの手段を使用できる。
なぎ合わせの例を示しており、上記つなぎ合わせ部13
と異なり、2枚の耐火性シート11a,11bを突き合
わせた上、耐火性のマジックテープ31により固定して
ある。また、この固定方法の他に、接着剤により固定す
るなどの手段を使用できる。
【0029】耐火性シート11a,11bは、シリカク
ロスやガラスクロス、さらに、シリカクロスやガラスク
ロスに樹脂コーティングを施したクロスやステンレス鋼
糸で編んだクロスなどが挙げられる。
ロスやガラスクロス、さらに、シリカクロスやガラスク
ロスに樹脂コーティングを施したクロスやステンレス鋼
糸で編んだクロスなどが挙げられる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、複数に分割された耐火
性シートのつなぎ合わせ部に構成される膨らみは、分割
構成のシャッターの凹部に収まり、そのつなぎ合わせ部
の膨らみを抑制できる。
性シートのつなぎ合わせ部に構成される膨らみは、分割
構成のシャッターの凹部に収まり、そのつなぎ合わせ部
の膨らみを抑制できる。
【0031】そして、上記するように膨らみが抑制でき
るため、収納時のシャッターカーテンのコンパクト化が
図れる。また、分割構成の各耐火性シートに無理な力が
作用することが抑制でき、シャッターカーテンとしてス
ムースな操作が行える。
るため、収納時のシャッターカーテンのコンパクト化が
図れる。また、分割構成の各耐火性シートに無理な力が
作用することが抑制でき、シャッターカーテンとしてス
ムースな操作が行える。
【図1】本発明に係る巻き取り構造の1例を示す要部を
拡大した説明用断面図。
拡大した説明用断面図。
【図2】同2例を示す要部を拡大した説明用断面図。
【図3】耐火性シートのつなぎ合わせ部の1例を示す概
略説明図。
略説明図。
【図4】従来のシャフトに巻き取られたシャッターカー
テンの要部を示す概略説明図。
テンの要部を示す概略説明図。
10 シャッターカーテン 11a,11b 耐火性シート 12 巻き取りシャフト 13 つなぎ合わせ部 15 凹部 16a,16b パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大貫 寿文 東京都港区芝大門一丁目1番26号 ニチア ス株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 BA04
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のシートがつなぎ合わされたシャッ
ターカーテンの巻き取り構造において、シャッターカー
テンは、巻き取りシャフトに巻き取られ、前記巻き取り
シャフトは、複数のパイプを連結させて凹部が形成され
た連結部とし、前記凹部は、シャッターカーテンのつな
ぎ合わせ部に対応させてあることを特徴とするシャッタ
ーカーテンの巻き取り構造。 - 【請求項2】 シャッターカーテンのつなぎ合わせ部
は、その厚さが厚くなっていることを特徴とする請求項
1記載のシャッターカーテンの巻き取り構造。 - 【請求項3】 シャフトの連結部は、連結される一対の
パイプと、前記一対のパイプに挿入される管状の継ぎ手
とで少なくとも構成され、前記一対のパイプが離間され
て凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
のシャッターカーテンの巻き取り構造。 - 【請求項4】 シートは耐火性シートであり、前記耐火
性シートのつなぎ合わせは、耐火性のマジックテープを
使用することを特徴とする請求項1記載のシャッターカ
ーテンの巻き取り構造。 - 【請求項5】 凹部はその深さが段階的に変化している
ことを特徴とする請求項1記載のシャッターカーテンの
巻き取り構造。 - 【請求項6】 巻き取りシャフトに巻き取られたシャッ
ターカーテンは、受け皿状の保持部の上に直接載せられ
ることにより支えられていることを特徴とする請求項1
記載のシャッターカーテンの巻き取り構造。
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