JP2000038154A - 操舵装置、及び産業車両 - Google Patents

操舵装置、及び産業車両

Info

Publication number
JP2000038154A
JP2000038154A JP10209578A JP20957898A JP2000038154A JP 2000038154 A JP2000038154 A JP 2000038154A JP 10209578 A JP10209578 A JP 10209578A JP 20957898 A JP20957898 A JP 20957898A JP 2000038154 A JP2000038154 A JP 2000038154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
steering device
toe angle
knuckle
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10209578A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kayano
憲治 茅野
Kenichi Katae
健一 片江
Yoshihisa Iwanaga
嘉寿 岩永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP10209578A priority Critical patent/JP2000038154A/ja
Priority to GB9917079A priority patent/GB2339750B/en
Priority to KR1019990029949A priority patent/KR100354584B1/ko
Priority to US09/360,418 priority patent/US6402168B1/en
Priority to DE19934739A priority patent/DE19934739B4/de
Priority to TW088112534A priority patent/TW527298B/zh
Publication of JP2000038154A publication Critical patent/JP2000038154A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車輪のトー角調整を容易に行うことのできる操
舵装置、及び産業車両を提供する。 【解決手段】操舵装置11は、シリンダロッド13を有
するシリンダ14、各後輪2に連結固定された2つのナ
ックルアーム15、及びシリンダロッド13と各ナック
ルアーム15とを連結する2つのタイロッド16を備え
ている。シリンダロッド13と右後輪2側のタイロッド
16とは、偏心軸部(図示略)を有する連結ピン41に
よって連結されている。連結ピン20には、同連結ピン
20の回転を規制する固定プレート21が取付けられて
いる。また、シリンダロッド13と左後輪2側のタイロ
ッドとは円柱状の支軸18によって連結されている。そ
して、シリンダロッド13の中立位置を変化させるとと
もに、連結ピン20を回転させて偏心軸部の位置を変化
させることによって各後輪2のトー角を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵装置、及び産
業車両に係り、詳しくは、トー角調整機構を備える操舵
装置、及び産業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、車両においては、ステアリングホ
イールが中立位置状態にあれば直進するが、部品精度や
組付け誤差等により左右の車輪が真正面を向いていない
と横滑り現象をおこしてしまう。
【0003】従来、こうした横滑り現象を抑制するため
に、例えば特開平10−76977号公報に記載される
ようなトー角調整機構を備えた操舵装置が提案されてい
る。この公報に記載の操舵装置によれば、図10にその
平面図を示すように、操舵装置71は、シリンダロッド
72を有するシリンダ73、2つのナックルアーム7
4、及び2つのタイロッド75を備えている。両車輪7
6を支持する各ナックルアーム74は、各タイロッド7
5を介してシリンダロッド72の両端にそれぞれ連結さ
れている。各タイロッド75と各ナックルアーム74と
はそれぞれ略円柱状の支軸77によって回動可能に連結
されている、また、シリンダロッド72の両端と各タイ
ロッド75とは、それぞれ偏心軸部を有する連結ピン7
8によって回動可能に連結されている。このため、シリ
ンダロッド72の往復動は、各タイロッド75によって
円弧動に変換されて各ナックルアーム74に伝動され
る。そして、各ナックルアーム74は、操舵装置11を
支持するアクスルビーム79の両端に設けられたキング
ピン80を軸心にして車輪76とともに左右方向に回動
する。
【0004】一方、連結ピン78は、偏心軸部(図示
略)が各タイロッド75に合致するように取付けられて
いる。すなわち、シリンダロッド72と合致する連結ピ
ン78の軸部の軸心とタイロッド75と合致する連結ピ
ン78の偏心軸部の軸心とが異なる位置にある。また、
連結ピン78の頂部は六角形に形成され、同頂部には固
定プレート81が取付けられている。固定プレート81
は、シリンダロッド72に締結固定されており、この固
定プレート81によって連結ピン78の回転が規制され
ている。
【0005】シリンダロッド72と各タイロッド75と
の連結部材としてこうした連結ピン78を用いることに
より、シリンダロッド72と合致する連結ピン78の軸
部の軸心と、前記支軸77の軸心との間の距離が可変と
なる。すなわち、固定プレート81を取り外して連結ピ
ン78を回転させれば、偏心軸部の軸心がその偏心量を
半径とする円弧上を移動する。これに伴ってナックルア
ーム74も連動し、車輪76の方向が変化する。そし
て、所定の位置にて固定プレート81を取付ければ、車
輪76の方向もその位置で固定される。
【0006】したがって、こうした操舵装置71によれ
ば、部品精度や組付け誤差等により左右の車輪76が真
正面を向いていない場合に、連結ピン78の固定位置に
よって車輪76の向きを調整することができる。すなわ
ち、車輪76のトー角を調整することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載の操舵装置71においては、連結ピン78がシ
リンダロッド72の両端に用いられているため、各車輪
76のトー角調整時には、これら各連結ピン78によっ
て調整する必要がある。したがって、該トー角調整に時
間がかかってしまう。
【0008】また、シリンダロッド72と各タイロッド
75との連結部は、同図10に2点鎖線にて示すよう
に、アクスルビーム79が覆われている。このため、車
輪76のトー角調整時には、このアクスルビーム79が
邪魔になってしまい、作業が繁雑となってしまう。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、車輪のトー角調整を容
易に行うことのできる操舵装置、及び産業車両を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、車両の幅方向に往復
動するロッドと、左右両車輪を支持してそれら各車輪と
ともに左右方向に回動する2つのナックルアームと、ロ
ッドの両端とナックルアームとに回動可能に連結され、
ロッドの往復動に伴ってナックルアームを円弧動させる
2つの連結アームとを備える操舵装置において、前記ロ
ッドの一方の端とその一方の端に対応する側の前記ナッ
クルアームとの間に、車輪のトー角の調整を可能とする
トー角調整機構を備えることをその要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の操舵装置において、前記トー角調整機構を、前記ロ
ッドと前記連結アームとの連結部、及び前記連結アーム
と前記ナックルアームとの連結部のうちの少なくとも一
方に備えることをその要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明では、車両の幅方向
に往復動するロッドと、左右両車輪を支持してそれら各
車輪とともに左右方向に回動する2つのナックルアーム
と、ロッドの両端とナックルアームとに回動可能に連結
され、ロッドの往復動に伴ってナックルアームを円弧動
させる2つの連結アームとを備える操舵装置において、
前記各連結アームと前記各ナックルアームとの各連結部
に、車輪のトー角の調整を可能とするトー角調整機構を
備えることをその要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明では、車両の幅方向
に往復動するロッドと、左右両車輪を支持してそれら各
車輪とともに左右方向に回動する2つのナックルアーム
と、ロッドの両端とナックルアームとに回動可能に連結
され、ロッドの往復動に伴ってナックルアームを円弧動
させる2つの連結アームとを備える操舵装置において、
前記ロッドの一方の端とその一方の端に連結される連結
アームとの連結部、及び前記各連結アームと前記各ナッ
クルアームとの各連結部に、車輪のトー角の調整を可能
とするトー角調整機構を備えることをその要旨とする。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の操舵装置において、前記トー角
調整機構は偏心軸部を有する連結部材であることをその
要旨とする。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の操舵装置において、前記連結部材は、自身の回転を
規制する回り止め部を有してなることをその要旨とす
る。請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の操舵
装置において、前記回り止め部は、前記連結部材の頂部
に形成され、多角形状をなすことをその要旨とする。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載の操舵装置において、前記車輪切り角調整機構は、前
記回り止め部に合致して前記連結部材の回転を規制する
固定プレートを備えることをその要旨とする。
【0017】請求項9に記載の発明では、請求項1〜8
のいずれか1項に記載の操舵装置を搭載してなることを
その要旨とする。(作用)請求項1に記載の発明による
と、トー角調整機構を備えていない側の車輪が所望の方
向を向くようにロッドを移動させて、その位置をロッド
の中立位置とすれば、ロッドの一方の端側のみに備える
トー角調整機構により、該一方の端側の車輪を所望の方
向に向かせることができるようになる。したがって、こ
うした車輪のトー角調整が容易となる。
【0018】請求項2に記載の発明によると、請求項1
の作用に加え、特に連結アームとナックルアームとの連
結部にトー角調整機構を備えている場合には、通常、車
輪の回動を許容するために連結アームとナックルアーム
との連結部付近には車両の構成部品等が配設されないこ
とから、車輪のトー角調整を行う際に車両構成部品が邪
魔にならない。したがって、該トー角調整を容易に行う
ことができるようになる。さらに、ロッドと連結アーム
との連結部、及び連結アームとナックルアームとの連結
部に共にトー角調整機構を備えている場合には、上記作
用に加え、トー角の調整可能範囲がより広くなる。
【0019】請求項3に記載の発明によると、連結アー
ムとナックルアームとの連結部にトー角調整機構を備え
ることにより、通常、車輪の回動を許容するために連結
アームとナックルアームとの連結部付近には車両の構成
部品等が配設されないことから、車輪のトー角調整を行
う際に車両構成部品が邪魔にならない。したがって、該
トー角調整を容易に行うことができるようになる。
【0020】請求項4に記載の発明によると、請求項1
及び請求項3の作用を併せ奏するとともに、トー角の調
整可能範囲がより広くなる。請求項5に記載の発明によ
ると、車輪のトー角調整機構として偏心軸部を有する連
結部材を用いることにより、連結アームとナックルアー
ムとの連結を解除することなく車輪のトー角を調整する
ことができるようになる。しかも、こうした連結部材を
用いることにより、該トー角の微調整が可能となる。
【0021】請求項6に記載の発明によると、連結部材
の回転が回り止め部によって規制されるため、ナックル
アームの回動に伴って連結部材が回転してしまうことが
ない。したがって、車輪のトー角が好適に維持される。
【0022】請求項7に記載の発明によると、連結部材
の頂部を多角形状とすることで、同連結部材の回転が規
制されるとともに、車輪のトー角を多段階に調整するこ
とができるようになる。
【0023】請求項8に記載の発明によると、固定プレ
ートの着脱によって、連結部材の回転を容易に規制・解
除することができるようになる。すなわち、車輪のトー
角の調整をより容易に行うことができるようになる。
【0024】請求項9に記載の発明によると、前記請求
項1〜8のいずれか1項に記載の操舵装置を搭載するこ
とによって、産業車両としての性能が向上することとな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0026】図2に示すように、産業車両としてのフォ
ークリフトトラック(以下、単にフォークリフトとい
う)1は、操舵輪としての左右の後輪2(但し同図では
片側のみを図示)を備えている。各後輪2は、ステアリ
ングホイール3の操作に基づいてその方向が変化するよ
うになっている。
【0027】以下、こうした後輪2の方向を可変とする
操舵装置について説明する。図1に示すように、フォー
クリフト1の両後輪2間には、同後輪2の方向を可変と
する操舵装置11が配設されている。この操舵装置11
は、両後輪2間に固定配置されたアクスルビーム12に
取付けられている。
【0028】操舵装置11は、シリンダロッド13を有
するシリンダ14、各後輪2に連結固定された2つのナ
ックルアーム15、及びシリンダロッド13と各ナック
ルアーム15とを連結する連結アームとしての2つのタ
イロッド16を備えている。
【0029】シリンダロッド13は、シリンダ14に対
して各後輪2の軸線方向に往復動可能に支持されてい
る。各ナックルアーム15は、その基端部がアクスルビ
ーム12の長手方向の両端に形成されたキングピン17
に回動可能に支承されている。したがって、各ナックル
アーム15は、キングピン17を軸心として、各後輪2
とともに左右方向に回動可能となっている。
【0030】タイロッド16は、その両端がシリンダロ
ッド13及び各ナックルアーム15に回動可能に連結さ
れている。そして、シリンダロッド13の往復動は、こ
のタイロッド16を介してナックルアーム15を円弧動
させる。すなわち、タイロッド16は、シリンダロッド
13の往復動をナックルアーム15の円弧動に変換す
る。このため、ナックルアーム15及び後輪2は、シリ
ンダロッド13の往復動に連動して左右方向に回動す
る。ちなみに、シリンダロッド13が右輪側に伸長する
と後輪2は左方向に回動し、同シリンダロッド13が左
輪側に伸長すると後輪2は右方向に回動する。
【0031】なお、本実施形態の操舵装置11において
は、左後輪2側におけるタイロッド16とシリンダロッ
ド13及びナックルアーム15とが、円柱状の支軸1
8,19によってそれぞれ連結されている。また、右後
輪2側におけるタイロッド16とナックルアーム15と
は支軸19によって連結されており、タイロッド16と
シリンダロッド13とは偏心軸部を有する連結部材とし
ての連結ピン20によって連結されている。そして、連
結ピン20の上部には固定プレート21が取付けられて
いる。
【0032】こうした操舵装置11は、シリンダロッド
13とタイロッド16とを連結する連結部材の相違(左
後輪2側における前記支軸18と右後輪2側における前
記連結ピン20との相違)を除いて左右対称構造となっ
ているため、以下、片側(右輪側)についてのみを図3
に従って説明する。
【0033】前記シリンダロッド13の先端には、上下
二段に分かれた連結片22,23がそれぞれ形成されて
いる。上側の連結片22には、貫通孔24と雌ねじ孔2
5が透設されている。下側の連結片23には、前記連結
片22の貫通孔24と同心円をなすとともに、該貫通孔
24よりも小径の貫通孔26が透設されている。
【0034】前記タイロッド16の基端には、一枚の板
状をなす連結片27が形成されている。この連結片27
には貫通孔28が透設されている。また、タイロッド1
6の先端には前記シリンダロッド13と同様に、上下二
段に分かれた連結片29,30がそれぞれ形成されてい
る。
【0035】前記ナックルアーム15の基端部には、前
記アクスルビーム12の長手方向とほぼ直交する方向に
舌片31が突出形成されている。続いて、これらシリン
ダロッド13、タイロッド16、及びナックルアーム1
5の組付け態様について説明する。
【0036】同図3に示すように、タイロッド16の先
端側の各連結片29,30間にはナックルアーム15の
舌片31が挿入されている。そして、これら各連結片2
9,30と舌片31とが、前記円柱状の支軸19によっ
て回動可能に連結されている。
【0037】また、タイロッド16の基端側の連結片2
7は、シリンダロッド13の各連結片22,23間に挿
入される。そして、各貫通孔24,26,28を一致さ
せた状態で、同貫通孔24,26,28に対して上方か
ら前記連結ピン20が挿入される。これにより、シリン
ダロッド13とタイロッド16とが回動可能に連結され
る。
【0038】図3及び図4に併せ示すように、連結ピン
20は、同心円となるように形成された2つの円柱状の
軸部41,42と、それら各軸部41,42間にその軸
心から所定偏心量Tにて偏心形成された偏心軸部43と
を備えている。上側の軸部41の頂面には、六角形状の
回り止め部44が形成されている。また、各軸部41〜
43の直径は、上側の軸部41が最も大きく、下側の軸
部42が最も小さく形成されている。このため、連結ピ
ン20を、シリンダロッド13及びタイロッド16の各
貫通孔24,26,28に対して上方から挿入すること
が可能となる。
【0039】そして、連結ピン20によってシリンダロ
ッド13とタイロッド16とを連結した際には、各軸部
41,42がシリンダロッド13の各連結片22,23
の貫通孔24,26と一致し、偏心軸部43がタイロッ
ド16の連結片27の貫通孔28と一致する。
【0040】図1及び図3に示すように、こうした連結
ピン20によってシリンダロッド13、ナックルアーム
15,タイロッド16がそれぞれ連結された後、各連結
ピン20の各回り止め部44には前記固定プレート21
がそれぞれ取付けられる。図5にも併せ示すように、固
定プレート21には、連結ピン20の回り止め部44と
合致する六角孔45が透設されている。また、その六角
孔45の一角と中心との延長線上において、前記シリン
ダロッド13の雌ねじ孔25と対応する位置には、ボル
ト挿通孔46が透設されている。そして、その延長線か
ら図5において時計回り方向に30゜ずらした位置にも
ボルト挿通孔47が透設されている。
【0041】このように形成された固定プレート21を
連結ピン20に取付ける際には、図3に示すように、ま
ず連結ピン20の回り止め部44を六角孔45内に挿入
させる。そして、ボルト挿通孔46または47にボルト
48を挿通させて、シリンダロッド13の雌ねじ孔25
に螺着させる。これにより、固定プレート21はシリン
ダロッド13に締結固定される。したがって、連結ピン
20の回り止め部44が固定プレート21の六角孔45
に合致することで、連結ピン20の回転が規制される。
【0042】このように構成された操舵装置11におい
ては、シリンダロッド13と右後輪2側のタイロッド1
6との連結部材として偏心軸部43を有する連結ピン2
0を用いているため、前述した従来の操舵装置71と同
様に、右後輪2のトー角調整が可能である。すなわち、
連結ピン20を回転させることにより、シリンダロッド
13の各連結片22,23と合致する軸部41,42の
軸心とタイロッド16とナックルアーム15とを連結す
る支軸19の軸心との間の距離が伸縮し、右後輪2の向
きが可変となる。したがって、連結ピン20がトー角調
整機構をなしている。ちなみに、この間の距離が長くな
るほど右後輪2は内側を向くようになり(トーイン)、
この間の距離が短くなるほど右後輪2は外側を向くよう
になる(トーアウト)。
【0043】ところで、シリンダロッド13と左後輪2
側のタイロッド16との連結部には、偏心軸部を有して
いない円柱状の支軸18が用いられている。そこで、左
後輪2のトー角調整は、シリンダロッド13の中立位置
を、左後輪2が真正面を向く位置に変更することによっ
て行われる。すなわち、例えば図1に示すように、シリ
ンダロッド13の本来の中立位置C1から長さΔLだけ
左後輪2側へずらした位置C2をシリンダロッド13の
中立位置とする。そして、前述した連結ピン20の回転
によって右後輪2が真正面に向くように調整する。その
結果、この場合には、左後輪2側においてシリンダ14
から突出するシリンダロッド13の前記支軸18の軸心
までの距離L1が、右後輪2側においてシリンダ14か
ら突出するシリンダロッド13の連結ピン20の軸心C
Pまでの距離L2よりも長くなる。
【0044】以上詳述したように、本実施形態によれば
以下のような効果を得ることができる。 (1)偏心軸部43を有する連結ピン20は、シリンダ
ロッド13の片端とその片端に対応するタイロッド16
との連結部のみに用いられている。このため、後輪2の
トー角調整を行う際には、一つの連結ピン20のみを調
整すればよく、該トー角調整を容易に行うことができ
る。
【0045】(2)各後輪2のトー角の調整は、シリン
ダロッド13の中立位置の変更、及び連結ピン20を回
転させて偏心軸部43の位置の変更によって行われる。
このため、シリンダロッド13とタイロッド16との連
結状態を解除することなく該トー角の調整を行うことが
でき、各後輪2のトー角調整を容易に行うことができ
る。
【0046】(3)トー角調整機構として、偏心軸部4
3を有する連結ピン20を用いているため、後輪2のト
ー角を微調整することができる。 (4)連結ピン20の頂部には六角形状をなす回り止め
部44が形成され、同回り止め部44にはその形状と合
致する固定プレート21が締結固定されている。このた
め、タイロッド16の回動に伴って連結ピン20が回転
してしまうことがない。したがって、各後輪2のトー角
の調整位置を好適に維持することができる。
【0047】また、回り止め部44を六角形状としたこ
とで、既製のスパナやラチェット等によって調整位置を
変化させることができ、作業性も向上することとなる。 (5)こうした操舵装置11をフォークリフト1に搭載
することにより、フォークリフト1の性能を向上させる
ことができる。
【0048】(6)固定プレート21には、連結ピン2
0の回り止め部44と合致する六角孔45の中心から3
0゜角をなす位置に2つのボルト挿通孔46,47が透
設されている。したがって、ボルト48による固定プレ
ート21の締結時に、これらの各ボルト挿通孔46,4
7を適宜選択することにより、連結ピン20を30゜ず
つ回転させることが可能となる。その結果、後輪2のト
ー角調整をより微細に行うことができる。
【0049】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図6〜図8に従って説明する。なお、
本実施形態において、前述した第1実施形態と同じ構成
部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略
する。
【0050】図6に示すように、本実施形態の操舵装置
11は、シリンダロッド13の両端と各タイロッド16
とが前記円柱状の支軸18によってそれぞれ連結されて
いる。
【0051】また、各タイロッド16と各ナックルアー
ム15とは前記偏心軸部を有する連結部材としての連結
ピン20によってそれぞれ連結されている。そして、連
結ピン20の上部には固定プレート21が取付けられて
いる。
【0052】図7に示すように、前記タイロッド16の
先端に上下2段に分かれて形成された連結片29,30
のうち、上側の連結片29には、貫通孔51と雌ねじ孔
52が透設されている。下側の連結片30には、前記連
結片29の貫通孔51と同心円をなすとともに、該貫通
孔51よりも小径の貫通孔53が透設されている。ま
た、前記ナックルアーム15の舌片31には、貫通孔5
4が透設されている。
【0053】同図7に示すように、タイロッド16の各
連結片29,30間にはナックルアーム15の舌片31
が挿入される。そして、各貫通孔51,53,54を一
致させた状態で、同貫通孔51,53,54に対して上
方から前記連結ピン20が挿入される。これにより、タ
イロッド16とナックルアーム15とが回動可能に連結
される。その後、前述した第1実施形態と同様に、連結
ピン20の回り止め部44には前記固定プレート21が
取付けられ、同固定プレート21はボルト48によって
連結片29に締結固定される。
【0054】このように構成された本実施形態の操舵装
置11においては、タイロッド16とナックルアーム1
5との連結部材として、偏心軸部43を有する連結ピン
20を用いているため、前述した第1実施形態の操舵装
置11と同様に、後輪2のトー角調整が可能である。す
なわち、例えば図8に示すように、連結ピン20を回転
させれば、偏心軸部(図示略)の中心CP1がCP2の
位置に移動する。この移動に伴って、ナックルアーム1
5及び後輪2は2点鎖線位置から実線位置に回動する。
したがって、後輪2の方向は連結ピン20によって可変
となる。
【0055】以上詳述したように、本実施形態によれば
前記第1実施形態の(2)〜(6)の効果に加えて、以
下のような効果を得ることができる。 (7)トー角調整機構としての連結ピン20はタイロッ
ド16とナックルアーム15との連結部に用いられてい
る。通常、後輪2の回動を許容するためにタイロッド1
6とナックルアームとの連結部付近にはアクスルビーム
12等の車両構成部品が配設されないため、トー角調整
を行う際にこうした車両構成部品が邪魔にならない。し
たがって、該トー角調整を容易に行うことができる。
【0056】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記第1実施形態において、図9(a)に示すよう
に、右後輪2側のタイロッド16の連結片27に、長手
方向に並ぶ複数の貫通孔55を透設する。また、前記第
2実施形態において、図9(b)に示すように、各タイ
ロッド16の各連結片29,30に、それぞれ長手方向
に並ぶ複数の貫通孔56を透設する。このようにすれ
ば、より大幅なトー角調整を行うことができるようにな
る。なお、この場合、前述した偏心軸部43を有する連
結ピン20に代えて、偏心軸部を有しない連結ピン、す
なわち円柱状の連結ピンを用いるようにしてもよい。こ
のようにすると、連結ピンの構成が簡単となるため、操
舵装置11全体の製造を簡単化することができる。
【0057】・ 前記第1実施形態において、シリンダ
ロッド13と右後輪2側のタイロッド16との連結部に
トー角調整機構としての連結ピン20を用いたが、この
連結ピン20を、右後輪2側のタイロッド16とナック
ルアーム15との連結部に用いるようにする。このよう
にすれば、トー角調整を行う際に、アクスルアーム12
等の車両構成部品が邪魔にならない。したがって、該ト
ー角調整をより容易に行うことができる。
【0058】また、シリンダロッド13と右後輪2側の
タイロッド16との連結部、及び右後輪2側のタイロッ
ド16と右後輪2側のナックルアーム15との連結部に
共に連結ピン20を用いるようにしてもよい。このよう
にすれば、トー角調整を容易に行うことができるととも
に、トー角調整の調整幅を広くすることができる。
【0059】・ 前記第1実施形態では、シリンダロッ
ド13と右後輪2側のタイロッド16との連結部にトー
角調整機構としての連結ピン20を用いたが、この連結
ピン20を、シリンダロッド13と左後輪2側のタイロ
ッド16との連結部に用いてもよい。要は、左右後輪2
のどちらか一方側のみに用いればよい。
【0060】・ シリンダロッド13の片端とその片端
に連結されるタイロッド16との連結部、及び各タイロ
ッド16と各ナックルアーム15との各連結部に、偏心
軸部43を有する連結ピン20を用いるようにする。こ
のようにすれば、トー角調整を容易に行うことができる
とともに、トー角調整の調整幅を広くすることができ
る。
【0061】また、このようにすれば、シリンダロッド
13の片端とその片端に連結されるタイロッド16との
連結部に用いられる連結ピン20をトー角調整機構とし
て機能させ、各タイロッド16と各ナックルアーム15
との各連結部に用いられる各連結ピン20を後輪2の最
大切り角調整機構として機能させることもできる。すな
わち、各タイロッド16と各ナックルアーム15との各
連結部に用いられる各連結ピン20を回転させて、偏心
軸部43の軸心とキングピン17の軸心との間の距離を
変化させれば、後輪2の最大切り角を調整することがで
きるようになる。
【0062】・ 前記各実施形態では、固定プレート2
1に、2つのボルト挿通孔46,47を透設したが、こ
のうち一方をなくし、1つのみのボルト挿通孔としても
よい。このようにすれば、固定プレート21の製造を容
易化することができる。
【0063】・ 前記各実施形態において、連結ピン2
0の回り止め部44は、六角形状に限らず、その他の多
角形状(三角形,四角形,五角形,七角形,八角形,九
角形,十角形,十一角形,十二角形・・・)にしてもよ
い。なお、角数が多いほど微調整が可能となり、角数が
少ないほど連結ピンの回転がより確実に防止されるよう
になる。
【0064】・ 前記各実施形態において、連結ピン2
0の回り止め部44を歯車状に形成するとともに、固定
プレート21の六角孔45をその歯車形状と合致する形
状の孔部に変更する。このようにすれば、より細かな微
調整が可能となるとともに、連結ピン20の回転も確実
に防止できる。
【0065】・ 前記各実施形態において、連結ピン2
0の回り止め部44の一角に基準位置としての印を付け
る。このようにすれば、偏心軸部43がどの位置にある
かを把握することができる。また、これに代えて、固定
プレート21に同等の印を付けるようにしてもよい。
【0066】・ 前記各実施形態において、連結ピン2
0の回り止め部44を省くとともに、上側の軸部41を
六角形状に形成する。そして、シリンダロッド13の上
側の連結片24またはタイロッド16の上側の連結片2
9の貫通孔51を、該軸部41と一致する六角孔に変更
する。このようにすれば、固定プレート21を取付けな
くても連結ピン20の回転を防止することができる。し
たがって、固定プレート21を不要とすることができ、
部品点数を削減することができる。なお、この場合、連
結ピン20の上側の軸部41が回り止め部としての頂部
となる。
【0067】・ 前記各実施形態では、操舵装置11を
フォークリフト1に搭載して具体化しているが、フォー
クリフト1に限らず、産業車両であればどの車両に搭載
して具体化してもよい。
【0068】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 (1)請求項1〜4に記載の操舵装置において、前記ト
ー角調整機構は、前記連結アームに設けられた複数の貫
通孔であることを特徴とする操舵装置。
【0069】このようにすれば、車輪のトー角調整を容
易に行うことができるとともに、大幅なトー角調整を行
うことができるようになる。しかも、装置全体の製造を
簡単化することもできる。
【0070】(2)請求項8に記載の操舵装置におい
て、前記固定プレートは自身の固定に供される複数の貫
通孔を有し、各貫通孔は、前記連結部材の軸心を中心と
して所定角度の間隔をあけて透設されてなることを特徴
とする操舵装置。
【0071】このようにすれば、ボルト等の締結部材を
貫通孔に挿通させて固定プレートを締結させる際に、各
貫通孔を適宜選択して締結部材を挿通させることによ
り、車輪のトー角調整をより微細に行うことができるよ
うになる。
【0072】(3)請求項3に記載の操舵装置におい
て、装置のほぼ全体がアクスルビームよって被覆されて
なることを特徴とする操舵装置。このように操舵装置が
アクスルビームによって被覆された場合においても、車
輪の回動を許容するために、連結アームとナックルアー
ムとの連結部にはアクスルビームが配設されない。した
がって、トー角調整機構を連結アームとナックルアーム
との連結部に備えることによって、トー角調整時にアク
スルビームが邪魔にならず、該調整を容易に行うことが
できる。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、トー角
調整機構を備えていない側の車輪が所望の方向を向くよ
うにロッドを移動させて、その位置をロッドの中立位置
とすれば、ロッドの一方の端側のみに備えるトー角調整
機構により、該一方の端側の車輪を所望の方向に向かせ
ることができる。したがって、こうした車輪のトー角調
整を容易に行うことができる。
【0074】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、特に連結アームとナックルアームとの連
結部にトー角調整機構を備えている場合には、通常、車
輪の回動を許容するために連結アームとナックルアーム
との連結部付近には車両の構成部品等が配設されないこ
とから、車輪のトー角調整を行う際に車両構成部品が邪
魔にならない。したがって、該トー角調整を容易に行う
ことができる。さらに、ロッドと連結アームとの連結
部、及び連結アームとナックルアームとの連結部に共に
トー角調整機構を備えている場合には、上記効果に加
え、トー角の調整可能範囲をより広くすることができ
る。
【0075】請求項3に記載の発明によれば、連結アー
ムとナックルアームとの連結部にトー角調整機構を備え
ることにより、通常、車輪の回動を許容するために連結
アームとナックルアームとの連結部付近には車両の構成
部品等が配設されないことから、車輪のトー角調整を行
う際に車両構成部品が邪魔にならない。したがって、該
トー角調整を容易に行うことができる。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
及び請求項3の効果を併せ奏するとともに、トー角の調
整可能範囲をより広くすることができる。請求項5に記
載の発明によれば、車輪のトー角調整機構として偏心軸
部を有する連結部材を用いることにより、連結アームと
ナックルアームとの連結を解除することなく車輪のトー
角を調整することができる。しかも、こうした連結部材
を用いることにより、該トー角の微調整が可能となる。
【0077】請求項6に記載の発明によれば、連結部材
の回転が回り止め部によって規制されるため、ナックル
アームの回動に伴って連結部材が回転してしまうことが
ない。したがって、車輪のトー角を好適に維持すること
ができる。
【0078】請求項7に記載の発明によれば、連結部材
の頂部を多角形状とすることで、同連結部材の回転が規
制されるとともに、車輪のトー角を多段階に調整するこ
とができる。
【0079】請求項8に記載の発明によると、固定プレ
ートの着脱によって、連結部材の回転を容易に規制・解
除することができるようになる。すなわち、車輪のトー
角の調整をより容易に行うことができる。
【0080】請求項9に記載の発明によると、前記請求
項1〜8のいずれか1項に記載の操舵装置を搭載するこ
とによって、産業車両としての性能を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる操舵装置を示す
平面図。
【図2】同実施形態の操舵装置を搭載した産業車両を示
す側面図。
【図3】同実施形態の操舵装置について、その一部を示
す分解斜視図。
【図4】(a)は同実施形態の操舵装置に用いられる連
結部材を示す斜視図、(b)は同連結部材を示す正面
図。
【図5】同実施形態の操舵装置に用いられる固定プレー
トを示す平面図。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる操舵装置を示す
平面図。
【図7】同実施形態の操舵装置について、その一部を示
す分解斜視図。
【図8】同実施形態の作用を示す平面図。
【図9】本発明の操舵装置の他の実施形態について、そ
の一部を示す平面図。
【図10】従来の操舵装置を示す平面図。
【符号の説明】
1…フォークリフトトラック(フォークリフト)、2…
後輪、11…操舵装置、12…アクスルビーム、13…
シリンダロッド、14シリンダ、15…ナックルアー
ム、16…タイロッド、17…キングピン、20…連結
ピン、21…固定プレート、43…偏心軸部、44…回
り止め部、45…六角孔、46,47…ボルト挿通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 嘉寿 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3D034 BA07 BB02 BC01 BC04 BC25 BC26 BC28 3F333 AA02 AB13 CA12 DA07 DB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の幅方向に往復動するロッドと、左
    右両車輪を支持してそれら各車輪とともに左右方向に回
    動する2つのナックルアームと、ロッドの両端とナック
    ルアームとに回動可能に連結され、ロッドの往復動に伴
    ってナックルアームを円弧動させる2つの連結アームと
    を備える操舵装置において、 前記ロッドの一方の端とその一方の端に対応する側の前
    記ナックルアームとの間に、車輪のトー角の調整を可能
    とするトー角調整機構を備えることを特徴とする操舵装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の操舵装置において、 前記トー角調整機構を、前記ロッドと前記連結アームと
    の連結部、及び前記連結アームと前記ナックルアームと
    の連結部のうちの少なくとも一方に備えることを特徴と
    する操舵装置。
  3. 【請求項3】 車両の幅方向に往復動するロッドと、左
    右両車輪を支持してそれら各車輪とともに左右方向に回
    動する2つのナックルアームと、ロッドの両端とナック
    ルアームとに回動可能に連結され、ロッドの往復動に伴
    ってナックルアームを円弧動させる2つの連結アームと
    を備える操舵装置において、 前記各連結アームと前記各ナックルアームとの各連結部
    に、車輪のトー角の調整を可能とするトー角調整機構を
    備えることを特徴とする操舵装置。
  4. 【請求項4】 車両の幅方向に往復動するロッドと、左
    右両車輪を支持してそれら各車輪とともに左右方向に回
    動する2つのナックルアームと、ロッドの両端とナック
    ルアームとに回動可能に連結され、ロッドの往復動に伴
    ってナックルアームを円弧動させる2つの連結アームと
    を備える操舵装置において、 前記ロッドの一方の端とその一方の端に連結される連結
    アームとの連結部、及び前記各連結アームと前記各ナッ
    クルアームとの各連結部に、車輪のトー角の調整を可能
    とするトー角調整機構を備えることを特徴とする操舵装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の操
    舵装置において、 前記トー角調整機構は偏心軸部を有する連結部材である
    ことを特徴とする操舵装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の操舵装置において、 前記連結部材は、自身の回転を規制する回り止め部を有
    してなることを特徴とする操舵装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の操舵装置において、 前記回り止め部は、前記連結部材の頂部に形成され、多
    角形状をなすことを特徴とする操舵装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の操舵装置において、 前記車輪切り角調整機構は、前記回り止め部に合致して
    前記連結部材の回転を規制する固定プレートを備えるこ
    とを特徴とする操舵装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の操
    舵装置を搭載してなることを特徴とする産業車両。
JP10209578A 1998-07-24 1998-07-24 操舵装置、及び産業車両 Withdrawn JP2000038154A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209578A JP2000038154A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 操舵装置、及び産業車両
GB9917079A GB2339750B (en) 1998-07-24 1999-07-22 Steering device for vehicle
KR1019990029949A KR100354584B1 (ko) 1998-07-24 1999-07-23 차량의 조향 장치
US09/360,418 US6402168B1 (en) 1998-07-24 1999-07-23 Steering device for vehicle
DE19934739A DE19934739B4 (de) 1998-07-24 1999-07-23 Lenkvorrichtung für ein Fahrzeug
TW088112534A TW527298B (en) 1998-07-24 1999-07-23 Steering device for vehicle and a method of adjusting the toe angles of a pair of steered wheels of a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10209578A JP2000038154A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 操舵装置、及び産業車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000038154A true JP2000038154A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16575163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10209578A Withdrawn JP2000038154A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 操舵装置、及び産業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000038154A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482082B1 (ko) * 2002-06-20 2005-04-13 현대자동차주식회사 소형자동차의 리어현가장치
EP2141062A3 (de) * 2008-07-03 2012-03-28 Rheinmetall Landsysteme GmbH Spurhebel für ein Radfahrzeug mit Achsschenkellenkung und Verwendung des Spurhebels bei einem Fahrzeug
JP5717892B1 (ja) * 2014-02-04 2015-05-13 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 リアアクスルフレーム
CN106477484A (zh) * 2016-12-06 2017-03-08 无锡市创恒机械有限公司 钢丝绳锁扣组合装置
CN109229204A (zh) * 2018-10-11 2019-01-18 中国重汽集团济南动力有限公司 一种主动转向的盘式提升轴总成

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482082B1 (ko) * 2002-06-20 2005-04-13 현대자동차주식회사 소형자동차의 리어현가장치
EP2141062A3 (de) * 2008-07-03 2012-03-28 Rheinmetall Landsysteme GmbH Spurhebel für ein Radfahrzeug mit Achsschenkellenkung und Verwendung des Spurhebels bei einem Fahrzeug
JP5717892B1 (ja) * 2014-02-04 2015-05-13 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 リアアクスルフレーム
CN106477484A (zh) * 2016-12-06 2017-03-08 无锡市创恒机械有限公司 钢丝绳锁扣组合装置
CN109229204A (zh) * 2018-10-11 2019-01-18 中国重汽集团济南动力有限公司 一种主动转向的盘式提升轴总成

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100354584B1 (ko) 차량의 조향 장치
US6047789A (en) Toe angle adjustment mechanism for vehicle wheels
US6851687B2 (en) Off-axis cam adjustment system and method
US4324416A (en) Wheel suspension for motor vehicles
JPH10278835A (ja) レーシングカートの操舵機構
JP2000038154A (ja) 操舵装置、及び産業車両
AU2013327507A1 (en) Skateboard truck with dynamic action angle
JPH09169282A (ja) 自動車用のかじ取り可能なビーム車軸、車輪アラインメント装置及び玉継手位置調整法
JP2000038152A (ja) 操舵装置、及び産業車両
US6435527B1 (en) Mechanism for adjusting toe angle of wheel and steering apparatus
JP2000038151A (ja) 規制部材、操舵装置、及び産業車両
CN210116545U (zh) 悬架系统以及车辆
JP2003300407A (ja) 車両用緩衝器の上部固定構造
JP2007038875A (ja) 車両用サスペンション
CN112124425B (zh) 车轮后倾角调节结构、悬架及车辆
JPS6341259Y2 (ja)
JP2014043192A (ja) ホイールアライメント調整装置
JPH0524976Y2 (ja)
JP2547569B2 (ja) 自動車のサスペンション装置
JPS5941181Y2 (ja) 車輪のアライメント調整機構
JPH049257Y2 (ja)
JP2501885Y2 (ja) 車輪のアライメント調整装置
JPH077253Y2 (ja) 後輪転舵機構
JPH0324458Y2 (ja)
JPH0798444B2 (ja) 独立懸架装置に使用されるコントロール・アーム連結ピン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061208