JP2000038008A - 二輪車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
二輪車用空気入りラジアルタイヤInfo
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- JP2000038008A JP2000038008A JP10204743A JP20474398A JP2000038008A JP 2000038008 A JP2000038008 A JP 2000038008A JP 10204743 A JP10204743 A JP 10204743A JP 20474398 A JP20474398 A JP 20474398A JP 2000038008 A JP2000038008 A JP 2000038008A
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Abstract
びるラジアルタイヤの、前輪への適用を可能とする。 【解決手段】 ラジアルカーカス2と、ベルト3とを具
えるタイヤにおいて、ベルト3を、ベルト層コードがタ
イヤ赤道面に対して45〜90°の角度で交差する内層側ベ
ルト層3aと、ベルト層コードが実質的にタイヤ周方向に
延びる外層側ベルト層3bとで構成してなる。
Description
りラジアルタイヤ、とくには、前輪用タイヤとして用い
て、旋回性能の向上をもたらすベルト構造に関するもの
である。
アルカーカスと、このカーカスのクラウン部の外周側に
螺旋状に巻回して配設されて、実質的にタイヤ周方向に
延びるベルト層コードよりなるベルトとを具える従来の
二輪車用空気入りラジアルタイヤは、専ら後輪用タイヤ
として使用されて、すぐれた高速耐久性及び高速安定性
を発揮する。
空気入りラジアルタイヤをそのまま前輪用タイヤとして
用いる場合には、とくには、タイヤへのキャンバー角の
付与時のトレッド剛性が小さく、十分なキャンバースラ
ストを発揮し得ないことから、旋回性能が低いという問
題があった。
点を解決するものであり、それの目的とするところは、
前輪用タイヤとして用いた場合の、旋回走行時のキャン
バースラストを高めて旋回性能を有利に向上させて、す
ぐれた操縦安定性を実現した二輪車用空気入りラジアル
タイヤを提供するにある。
入りラジアルタイヤは、一枚以上のカーカスプライから
なるラジアルカーカスと、ラジアルカーカスのクラウン
部の外周側に配設したベルトとを具えるものであって、
前記ベルトを、ベルト層コードがタイヤ赤道面に付して
45〜90°の角度で交差する少なくとも一層の内層側ベル
ト層と、ベルト層コードが、たとえばそれの螺旋状巻回
配置によって、実質的にタイヤ周方向に延びる少なくと
も一層の外層側ベルト層とで構成したものである。
のコードを、タイヤ赤道面に対して45〜90°の角度で交
差させることによって、タイヤ幅方向の断面内でのトレ
ッド曲げ剛性を有利に増加させることができ、これによ
って、キャンバー角を付与したタイヤに発生するキャン
バースラストを高めて旋回性能を大きく向上させること
できる。ここで、上記角度が45°未満の場合には、剛性
が上がり過ぎて旋回時の乗心地性能が悪化する。
少なくとも一層の内層側ベルト層を、ベルト幅方向の連
続層とするとともに、タイヤ赤道面の各側部で、トレッ
ド幅の25〜55%の範囲内に配設すること、または、その
内層側ベルト層を、ベルト幅方向の端部分に位置する離
隔層とするとともに、各離隔層の幅をトレッド幅の30%
以下10%以上とすることが好ましく、とくに前者によれ
ば、ベルトの剛性が適度に上がって旋回性能が向上す
る。なおここにおいて、ベルト層の配設範囲を25%未満
としたときには、キャンバー角を付与した場合の接地面
剛性が低くなって、旋回性能の向上が認められない。一
方、55%を超えると、タイヤのサイド部剛性が高くなり
すぎて、旋回走行時及び直進走行時の乗心地が悪化す
る。
に、旋回時の接地面剛性が適度に上がり、旋回性能が向
上する。ここで、30%を越える値としたときは、旋回時
の乗心地が悪化する。一方、10%未満としたときは、旋
回性能の向上が認められない。
面に示すところに基づいて説明する。図1は、この発明
の実施の形態を示すタイヤ幅方向断面図である。
2は、それらのビードコア1間に延びる、一枚以上のカ
ーカスプライからなるラジアルカーカスをそれぞれ示
す。ここでは、このラジアルカーカス2を、タイヤ周方
向に対して70〜90°の範囲内の角度で延在するコードよ
りなるカーカスプライの二枚にて形成し、このラジアル
カーカス2のクラウン部の外周側にベルト3を、そし
て、それのさらに外周側にトレッド4をそれぞれ配設す
る。
に隣接して位置する二層のベルト層3a, 3bからなり、こ
こでは、内層側のベルト層3aを、たとえば有機繊維コー
ドからなるベルト層コードをタイヤ赤道面Cに対して45
〜90°の角度で交差するよう延在させて設けることによ
り構成する。
て、それが図示のように、ベルト幅方向に連続する層で
ある場合には、好ましくはそれを、タイヤ赤道面Cの各
側部で、トレッド幅Wの25〜55%の範囲内に対称に配設
する。
もたとえば有機繊維コードからなるベルト層コードの一
本もしくは複数本を内層側ベルト層3aの周りに螺旋状に
巻回することによって形成することができ、これによ
り、ベルト層コードは実質的にタイヤ周方向に延在す
る。
て、ベルト層コードの弾性率は300〜4000kgf/mm2 の範
囲とし、また、それの配設密度は、25mm幅当り12〜35本
とすることが好ましい。
れば、実質的にタイヤ周方向に延びるベルト層コードよ
りなる外層側ベルト層3bに個有の、すぐれた高速耐久性
および高速安定性はそのままに、とくには、タイヤ赤道
面に対して交差して延びるベルト層コードよりなる内層
側ベルト層3aの作用下で、タイヤ幅方向断面内でのトレ
ッド剛性を高めることで、タイヤに発生するキャンバー
スラストを増加させて、旋回性能を有効に向上させるこ
とができる。
のベルト層の少なくとも一方を複数層とすることもで
き、この場合において、内層側ベルト層を複数層とする
ときは、それらの層間で、ベルト層コードの延性方向を
相互に逆方向とすることが好ましい。
タイヤ幅方向断面図であり、これは、二層のベルト層3
a, 3bからなるベルト3にあって、内層側のベルト層3a
を、相互に離隔して、ベルト幅方向の両端部分に位置す
る離隔層3cとし、各離隔層3cの幅をトレッド幅Wの30%
以下、10%以上としたものである。なおここで、両離隔
層3cの相互の離反端は、ベルト端もしくはその近傍に位
置する。
離隔層3cが、とくにはトレッド側部域の剛性を増加させ
ることになり、これにより、旋回時の接地領域の剛性が
上がり旋回性能が向上する。ところで、この実施形態に
おいてもまた、離隔層および外層側ベルト層の少なくと
も一方を複数層とすることができる。
充填空気圧を2.5kgf/mm2とするとともに、後輪タイヤの
サイズを 180/55 ZR 17とし、充填空気圧を2.9kgf/mm2
とした場合の、750cc の実車による操縦安定性の走行テ
トスにおいて、前輪タイヤを、図1に示すベルト構造を
有するものとし、内層側ベルト層のコードのタイヤ赤道
面に対する角度を70°とし、その内層側ベルト層の幅を
トレッド幅の90%とした実施例についての旋回性能をフ
ィーリング評価したところ表1に示す結果となった。
に、ベルトを、実質的にタイヤ周方向に延びるベルト層
コードよりなる一層のベルト層にて構成したタイヤを前
輪に適用した場合を示し、表中の指数値は大きいほどす
ぐれた結果を示すものとする。
の発明によれば、とくには、タイヤ赤道面に対して45〜
90°の角度で交差するベルト層コードよりなる内層側ベ
ルト層の作用に基き、旋回走行時のキャンバースラスト
を増大させて、旋回性能を高めて、操縦安定性を有利に
向上させることができる。
図である。
断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 一枚以上のカーカスプライからなるラジ
アルカーカスと、ラジアルカーカスのクラウン部の外周
側に配設したベルトとを具えるタイヤにおいて、 前記ベルトを、ベルト層コードがタイヤ赤道面に付して
45〜90°の角度で交差する少なくとも一層の内層側ベル
ト層と、ベルト層コードが実質的にタイヤ周方向に延び
る少なくとも一層の外層側ベルト層とで構成してなる二
輪車用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 少なくとも一層の内層側ベルト層を、ベ
ルト幅方向の連続層とするとともに、タイヤ赤道面の各
側部で、トレッド幅の25〜55%の範囲内に配置してなる
請求項1に記載の二輪車用空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】 少なくとも一層の内層側ベルト層を、ベ
ルト幅方向の端部分に位置する離隔層とするとともに、
各離隔層の幅をトレッド幅の10%以上30%以下としてな
る請求項1に記載の二輪車用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204743A JP2000038008A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204743A JP2000038008A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000038008A true JP2000038008A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16495598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204743A Pending JP2000038008A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000038008A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007161187A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
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JP2014133439A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
US11010998B1 (en) | 2010-10-05 | 2021-05-18 | Waymo Llc | Systems and methods for vehicles with limited destination ability |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204743A patent/JP2000038008A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11287817B1 (en) | 2010-10-05 | 2022-03-29 | Waymo Llc | System and method of providing recommendations to users of vehicles |
US11720101B1 (en) | 2010-10-05 | 2023-08-08 | Waymo Llc | Systems and methods for vehicles with limited destination ability |
JP2014133439A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
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