JP2000037659A - 船舶タンク内表面の塗装方法および塗装船舶 - Google Patents
船舶タンク内表面の塗装方法および塗装船舶Info
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Abstract
キシ樹脂系または特定のウレタン樹脂系防食塗料組成物を、所
望の乾燥塗膜厚t0μmでの隠蔽率が0.94以上1未満であ
り、乾燥塗膜厚t0/2μmでの隠蔽率が0.70〜0.90(t0は、
100〜300)になるように調整し、該防食塗料組成物の前
記タンク内表面に塗装された所望の厚さt0μmの乾燥塗膜
と、タンク内表面との色差を100とするとき、塗装部のウェット
状態の塗膜とタンク内表面との色差を観察し、該色差が90
以上となるように、該塗料組成物の塗布量を制御して塗
装する工程を含む船舶タンク内表面の塗装方法、およびこ
の塗装方法が採用されている塗装船舶。 【効果】上記塗装方法によれば、船舶タンクの内表面に形
成する防食塗料の塗装膜厚の管理を容易に行なうことが
できる。
Description
方法および塗装船舶に関し、さらに詳しくは、船舶タン
ク(バラストタンク、カーゴタンク)内表面に塗装する
防食塗料の塗装膜厚の管理が容易に行なえる船舶タンク
内表面の塗装方法、およびこの方法で塗装されたタンク
を有する船舶に関する。
ラストタンクと、荷物や石油等を収容するカーゴタンク
がある。これらのタンク内表面は、一般に金属であるた
め、耐水性、耐薬品性、防食性に劣る。したがって、こ
れらの性能に優れたタンク内表面を確保するために、従
来より、タンク内表面に防食塗料の塗装を施している。
従来、このような塗装には、防食性に優れたタールエポ
キシ系重防食塗料が厚く塗装されていたが、タールの発
ガン性の問題や、タールは色相が真っ黒であるため、塗
装後の腐食、溶接・溶断の熱影響による焼損、塗膜状態
等を目視検査では判別しにくいという問題点があった。
に、従来は、防食塗料の塗装後、その塗膜の厚みを計器
で実測して管理する必要があった。このため、防食塗料
の塗装膜厚の管理が容易に行なえる船舶タンク内表面の
塗装方法の開発が望まれていた。
は、樹脂及び着色顔料を含有し、隠ぺい率が乾燥膜厚
a μmで0.96以上、(a−30)μm以上a μm
未満で0.90以下(ただし、aは50〜120μm)
であることを特徴とする被覆組成物が開示されている。
この被覆組成物によれば、着色顔料でありながら、含有
する着色顔料による隠ぺい率を調整することにより、塗
装回数を減らし、1回の塗装でも十分に膜厚の管理を行
なうことができるようになると記載されている。また、
この塗料の膜厚管理は塗装後直ちに素地に対する隠ぺい
性と色を見て、透けていたり、標準色見本板と比べて色
の違いがあればその場で補正塗装を行ない管理下限膜厚
以上の塗装膜厚で膜厚を管理することが可能となること
が記載されている。
問題点を解決しようとするものであって、船舶タンク
(バラストタンク、カーゴタンク)の内表面に形成する
防食塗料の塗装膜厚の管理が容易に行なえる船舶タンク
内表面の塗装方法、およびこの方法で塗装されたタンク
を有する船舶を提供することを目的としている。
法は、船舶タンク(バラストタンクおよび/またはカー
ゴタンク)の内表面に、(i)エポキシ当量が150〜
1000のビスフェノール型エポキシ樹脂、(ii)ポリ
アミドアミン、ポリアミンまたはこれらの変性物からな
るエポキシ樹脂用硬化剤、(iii)着色顔料0.3〜5重
量%(固形分)、および(iv)光透過性無機充填剤25
〜50容積%(充填剤容積濃度)を含有してなる防食塗
料組成物、または(v)ポリオールおよび/またはポリ
チオール、(vi)ポリイソシアネート系硬化剤、(iii)
着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および(iv)光
透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容積濃度)
を含有してなる防食塗料組成物を、所望の乾燥塗膜厚t
0 μmでの隠蔽率が0.94以上1未満であり、乾燥塗
膜厚t0 /2μmでの隠蔽率が0.70〜0.90(t
0 は、100〜300)になるように調整し、該防食塗
料組成物の前記タンク内表面に塗装された所望の厚さt
0 μmの乾燥塗膜と、タンク内表面との色差(ΔE)を
100とするとき、塗装部のウェット状態の塗膜とタン
ク内表面との色差(ΔE)を観察し、該色差(ΔE)が
90以上となるように、該塗料組成物の塗布量を制御し
て塗装することを特徴としている。
ク(バラストタンクおよび/またはカーゴタンク)の内
表面に、下塗り防食塗料(プライマー)として、(i)
エポキシ当量が150〜1000のビスフェノール型エ
ポキシ樹脂、(ii)ポリアミドアミン、ポリアミンまた
はこれらの変性物からなるエポキシ樹脂用硬化剤、(ii
i)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および(iv)
光透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容積濃
度)を含有してなる防食塗料組成物、または(v)ポリ
オールおよび/またはポリチオール、(vi)ポリイソシ
アネート系硬化剤、(iii)着色顔料0.3〜5重量%
(固形分)、および(iv)光透過性無機充填剤25〜5
0容積%(充填剤容積濃度)を含有してなる防食塗料組
成物を、所望の乾燥塗膜厚t0 μmでの隠蔽率が0.9
4以上1未満であり、乾燥塗膜厚t0 /2μmでの隠蔽
率が0.70〜0.90(t0 は、100〜300)に
なるように調整し、該防食塗料組成物の前記タンク内表
面に塗装された所望の厚さt0 μmの乾燥塗膜と、タン
ク内表面との色差(ΔE)を100とするとき、塗装部
のウェット状態の塗膜とタンク内表面との色差(ΔE)
を観察し、該色差(ΔE)が90以上となるように、該
塗料組成物の塗布量を制御して塗装する工程、および
(B)前記(A)工程で前記タンク内表面に形成された
下塗り防食塗料組成物の塗膜上に、さらに、(i)エポ
キシ当量が150〜1000のビスフェノール型エポキ
シ樹脂、(ii)ポリアミドアミン、ポリアミンまたはこ
れらの変性物からなるエポキシ樹脂用硬化剤、(iii)着
色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および(iv)光透
過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容積濃度)を
含有してなる防食塗料組成物、または(v)ポリオール
および/またはポリチオール、(vi)ポリイソシアネー
ト系硬化剤、(iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形
分)、および(iv)光透過性無機充填剤25〜50容積
%(充填剤容積濃度)を含有してなる防食塗料組成物
を、所望の乾燥塗膜厚t1 μmでの隠蔽率が0.94以
上1未満であり、乾燥塗膜厚t1 /2μmでの隠蔽率が
0.70〜0.90(t1 は、100〜300)になる
ように調整し、該防食塗料組成物の前記タンク内表面に
形成された下塗り防食塗料塗膜の上に塗装された所望の
厚さt1 μmの乾燥塗膜と、前記タンク内表面に形成さ
れた下塗り防食塗料塗膜との色差(ΔE)を100とす
るとき、塗装部のウェット状態の塗膜と下塗り防食塗料
塗膜との色差(ΔE)を観察し、該色差(ΔE)が90
以上となるように、該塗料組成物の塗布量を制御して塗
装する工程を含む船舶タンク内表面の塗装方法であって
もよい。
船舶においても、防食塗料組成物あるいは該塗料を塗布
硬化してなる下塗り防食塗料組成物(プライマー)層
が、さらに熱可塑性樹脂および/またはエステル系可塑
剤を5〜90重量%含むことが好ましい。
化ビニル−イソブチルビニルエーテル共重合体、クマロ
ンインデン樹脂、キシレン樹脂、エステル基含有ペンタ
ジエン共重合体のうちのいずれか1種または2種以上で
あることが好ましい。
カ、シリカ、カリ長石または硫酸バリウムの粉末ないし
粒状物であることが好ましい。本発明に係る塗装船舶
は、前記本発明に係る船舶タンク内表面の塗装方法によ
り、タンク内表面に前記防食塗料組成物の塗膜が形成さ
れていることを特徴としている。
ックとコントロールに多大な時間とコストを要していた
が、本発明に係る船舶タンク内表面の塗装方法によれ
ば、船舶タンク(バラストタンク、カーゴタンク)の内
表面に形成する防食塗料の塗装膜厚の管理が容易に行な
うことができる。すなわち、タンク内表面の塗装に際
に、タンク内表面の金属基材表面と防食塗料塗膜との色
の変化(色差)、またはこの金属基材表面と下塗り防食
塗料塗膜との色の変化および下塗り防食塗料塗膜と上塗
り防食塗料塗膜との色の変化を目視することにより、塗
装膜厚を容易にコントロールすることができる。
に優れている。
表面の塗装方法および塗装船舶について具体的に説明す
る。
はカーゴタンク)の内表面に、下記のようなビスフェノ
ール型エポキシ樹脂(非タール系エポキシ樹脂)防食塗
料組成物、またはウレタン樹脂防食塗料組成物を、所望
の乾燥塗膜厚t 0 μmでの隠蔽率が0.94以上1未
満、好ましくは0.95〜0.99であり、乾燥塗膜厚
t0 /2μmでの隠蔽率が0.70〜0.90、好まし
くは0.75〜0.85(t0 は、100〜300)に
なるように調整し、該防食塗料組成物の上記タンク内表
面に塗装された所望の厚さt0 μmの乾燥塗膜と、タン
ク内表面との色差(ΔE)を100とするとき、塗装部
のウェット状態の塗膜とタンク内表面との色差(ΔE)
を観察し、該色差(ΔE)が90以上となるように、防
食塗料組成物の塗布量を制御して塗装し、好ましくは乾
燥させる。
ば、着色顔料および屈折率が2以下の光透過性無機充填
剤の種類およびその含有量により防食塗料組成物の乾燥
塗膜の隠蔽率を調整することができる。本発明において
は、防食塗料組成物中の着色顔料の含有量を従来より大
幅に減らし、隠蔽力を小さくしているため、100μm
あるいは40μmより小さい膜厚変化により隠蔽率の変
化を識別することができ、乾燥塗膜厚t0 μmでの隠蔽
率が0.94以上1未満に調整する。また、防食塗料組
成物の乾燥塗膜の所望の厚さ(t0 μm)を、100〜
300μmとしたのは、船舶タンクにおける重防食性能
の確保のためである。
内表面との色差(ΔE)は、通常、予め作製した所望の
厚さの標準色見本板およびタンク内表面との色差(Δ
E)が90である色見本板と、塗装部のウェット状態の
塗膜とを目視観察することにより行なわれるが、この目
視観察は、直接行なうことができるし、また、これらの
色差が対比できる光学的測定装置等を用いて行なうこと
もできる。
隠ぺい率の測定方法に従って測定される。また、本発明
においては、上記塗装工程でタンク内表面に形成された
防食塗料組成物の塗膜上に、さらに、(i)エポキシ当
量が150〜1000のビスフェノール型エポキシ樹
脂、(ii)ポリアミドアミン、ポリアミンまたはこれら
の変性物からなるエポキシ樹脂用硬化剤、(iii)着色顔
料0.3〜5重量%(固形分)、および(iv)光透過性
無機充填剤25〜50容積%(充填剤容積濃度)を含有
してなる防食塗料組成物、または(v)ポリオールおよ
び/またはポリチオール、(vi)ポリイソシアネート系
硬化剤、(iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、
および(iv)光透過性無機充填剤25〜50容積%(充
填剤容積濃度)を含有してなる防食塗料組成物を、所望
の乾燥塗膜厚t1 μmでの隠蔽率が0.94以上1未満
であり、乾燥塗膜厚t1 /2μmでの隠蔽率が0.70
〜0.90(t1 は、100〜300)になるように調
整し、該防食塗料組成物の上記タンク内表面に形成され
た下塗り防食塗料塗膜の上に塗装された所望の厚さt1
μmの乾燥塗膜と、上記タンク内表面に形成された下塗
り防食塗料塗膜との色差(ΔE)を100とするとき、
塗装部のウェット状態の塗膜と下塗り防食塗料塗膜との
色差(ΔE)を観察し、該色差(ΔE)が90以上とな
るように、該塗料組成物の塗布量を制御して塗装しても
よい。
用いられる防食塗料(ビスフェノール型樹脂防食塗料組
成物、ウレタン樹脂防食塗料組成物)について説明す
る。防食塗料 本発明で用いられる防食塗料(下塗り用および上塗り用
を含む)は、ビスフェノール型エポキシ樹脂防食塗料組
成物、およびウレタン樹脂防食塗料組成物である。
組成物]本発明で用いられるビスフェノール型エポキシ
樹脂防食塗料組成物は、重防食塗料であって、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂と、エポキシ硬化剤と、着色顔料
と、光透過性無機充填剤とを含有しており、必要によ
り、これらの成分の他に、熱可塑性樹脂、エステル系可
塑剤等が含有されていてもよい。
で用いられるビスフェノール型エポキシ樹脂は、エポキ
シ当量が150〜1000で、液状ないし固形のビスフ
ェノール型エポキシ樹脂である。
と、ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールFタイプ
のエポキシ樹脂をはじめ、ダイマー酸変性、ポリサルフ
ァイド変性のエポキシ樹脂等を挙げることができ、芳香
環を有する構造のエポキシ樹脂が水添された構造のもの
を用いることもできる。ビスフェノールAまたはビスフ
ェノールFタイプ等の芳香族系エポキシ樹脂が好まし
い。
しては、常温で液状のものでは、「エピコート828
(商品名)」(シェル(株)製、エポキシ当量180〜
190、粘度12,000〜15,000cPs/25
℃)、「エポトートYDF−170(商品名)」(東都
化成(株)製、エポキシ当量160〜180、粘度2,
000〜5,000cPs)、「フレップ60(商品
名)」(東レチオコール(株)製、エポキシ当量約28
0、粘度約17,000cPs/25℃)などを挙げる
ことができ、常温で半固型状のものでは、「エポトート
YD−134(商品名)」(東都化成(株)製、エポキ
シ当量230〜270)などを挙げることができ、常温
で固型状のものでは、「エピコート1001(商品
名)」(シェル(株)製、エポキシ当量450〜50
0)などを挙げることができる。
れるエポキシ樹脂用硬化剤としては、上記ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂を反応、硬化させ得るポリアミドアミ
ン、ポリアミンまたはこれらの変性物からなるアミン系
硬化剤が好ましい。船舶外板の塗装は、常温環境下で施
工する場合が多く、常温で硬化し得る硬化剤が好ましく
用いられる。
ン価50〜1,000の液状ないし固形の硬化剤が好ま
しい。これらのアミン系硬化剤をさらに詳しく例示する
と、ポリアルキレンポリアミン、芳香族アミン、ポリア
ミドアミン等を挙げることができ、さらにこれらのアミ
ンにエポキシ化合物を付加させたエポキシアダクト体、
マンニッヒ変性体、カルボン酸によるアミド変性体等の
変性物を用いることもできる。
性したケチミンタイプの硬化剤も使用することができ
る。これらの硬化剤のうちで、ポリアミドとしては、具
体的には、「ラッカマイドTD−966(商品名)」
(大日本インキ化学工業(株)製、アミン価150〜1
90)などを挙げることができ、その他のアミン系硬化
剤として、ケチミンタイプの変性脂環式ポリアミンであ
る「アンカミンMCA(商品名)」(アンカーケミカル
社製、アミン価250〜350)など、エポキシアダク
ト系アミンである「PA−23(商品名)」(大竹明新
化学(株)製、アミン価80〜150)など、変性フェ
ノルカミンである「カードライト541LV(商品
名)」(アンカーケミカル社製、アミン価260〜35
0)など、変性芳香族ポリアミンである「アデカハード
ナーEH101(商品名)」(旭電化(株)社製、アミ
ン価400〜500)など多種の化合物を例示すること
ができる。これらのアミン系硬化剤のなかでは、ポリア
ミドアミンのエポキシアダクト、変性フェノルカミンが
特に好ましい。
は、カーボンブラックを除く、従来公知の塗料配合用の
着色顔料である。
脂防食塗料組成物(硬化剤を含む)中に、固形分換算で
0.3〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%の割合
で含有されている。
ン等の白色顔料、黄鉛、黄色弁柄、ベンジジンエロー等
の黄色顔料、赤口黄鉛、クロムバーミリオン等の橙色顔
料、弁柄、パーマネントレッド4R等の赤色顔料、コバ
ルトバイオレット等の紫色顔料、群青、コバルトブル
ー、フタロシアニンブルー等の青色顔料、クロムグリー
ン、コバルトグリーン、フタロシアニングリーン等の緑
色顔料などが挙げられる。
合わせて用いることができる。 <光透過性無機充填剤>本発明で好ましく用いられる光
透過性無機充填剤としては、具体的には、タルク、マイ
カ、シリカ、カリ長石、硫酸バリウムなどの粉末ないし
粒状物が挙げられる。光透過性無機充填剤の平均粒子径
は、通常、0.05〜80μm、好ましくは0.5〜2
0μmである。
エポキシ樹脂防食塗料組成物(硬化剤を含む)中に、充
填剤容積濃度で25〜50容積%、好ましくは30〜4
0容積%の割合で含有している。この充填剤容積濃度
は、乾燥塗膜中に含まれる光透過性無機充填剤の容積百
分率である。
フェノール型エポキシ樹脂防食塗料組成物は、上記諸成
分の他に、さらに熱可塑性樹脂を含有していることが好
ましい。この場合、この熱可塑性樹脂は、ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂と硬化剤との総量100重量部に対し
て、5〜90重量部の量で配合されることが好ましい。
ポキシ樹脂防食塗料組成物の硬化時に、内部応力の緩和
剤として作用し、下地や下塗り塗料層と、該エポキシ樹
脂塗料を塗布硬化してなるプライマー層との付着性を向
上させる効果がある。
には、(メタ)アクリル酸メチル系共重合体、(メタ)
アクリル酸エチル系共重合体、(メタ)アクリル酸プロ
ピル系共重合体、(メタ)アクリル酸ブチル系共重合
体、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル系共重合体等の
アクリル系樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
イソブチルビニルエーテル共重合体、塩化ビニル−イソ
プロピルビニルエーテル共重合体、塩化ビニル−エチル
ビニルエーテル共重合体等の塩化ビニル系樹脂(塩ビ共
重合体);クマロンインデン樹脂;キシレン樹脂等の芳
香族系石油樹脂;脂肪族系石油樹脂;塩化ゴム、塩素化
ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオ
レフィン;スチレン系樹脂;尿素アルデヒド縮合系樹
脂;ケトン系樹脂;エステル基含有ペンタジエン共重合
体などが挙げられる。中でも、アクリル系樹脂、塩化ビ
ニル−イソブチルビニルエーテル共重合体、クマロンイ
ンデン樹脂、キシレン樹脂、エステル基含有ペンタジエ
ン共重合体が好ましい。これらは、1種または2種以上
用いることができる。
エーテル共重合体としては、BASF社製の「ラロフレ
ックスLR8829(商品名)」、「ラロフレックスM
P25(商品名)」、「ラロフレックスMP35(商品
名)」、「ラロフレックスMP45(商品名)」等を挙
げることができる。
ビスフェノール型エポキシ樹脂防食塗料組成物は、上記
諸成分の他に、さらにエステル系可塑剤を含有している
ことが好ましい。この場合、このエステル系可塑剤は、
ビスフェノール型エポキシ樹脂と硬化剤との総量100
重量部に対して、5〜90重量部の量で配合されること
が好ましい。エステル系可塑剤は、上記熱可塑性樹脂と
併用することもできる。
型エポキシ樹脂防食塗料組成物の硬化時に、内部応力の
緩和剤として作用し、下地や下塗り塗料層と、該エポキ
シ樹脂塗料を塗布硬化してなるプライマー層との付着性
を向上させる効果がある。
リン酸トリブチル、リン酸トリフェニル、リン酸トリク
レシル等のリン酸エステル;フタル酸ジメチル、フタル
酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、
フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジウンデシル等のフタ
ル酸エステル;オレイン酸ブチル、オレイン酸イソプロ
ピル、オレイン酸アミル等の脂肪族一塩基酸エステル;
セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジイソオクチル、セバ
シン酸ジヘキシル等の脂肪族二塩基酸エステルなどが挙
げられる。
シ樹脂防食塗料組成物中には、この他各種溶剤や硬化促
進剤、タレ止剤、沈降防止剤など通常塗料に用いられる
各種の材料が配合されていてもよい。
防食塗料組成物は、通常、エポキシ樹脂成分を含有して
なる組成物(I)と、硬化剤成分を含有してなる組成物
(II)との2液型として、それぞれ別の容器に保管さ
れ、プライマーの塗布時にこれらは混合して用いられる
か、2頭ガン等の混合噴霧器により塗装時に混合して用
いられる。
キシ樹脂成分と貯蔵中は反応しないように変性された硬
化剤(たとえばケチミンタイプのアミンブロック系硬化
剤)を用いる場合には、ビスフェノール型エポキシ樹脂
防食塗料組成物は、1液型として用いることができる。
防食塗料組成物では、エポキシ樹脂成分と硬化剤成分
は、通常、当量比で1:0.1〜1:2で混合(配合)
されることが好ましい。
防食塗料組成物は、非タール系エポキシ樹脂からなるた
め、タール系エポキシ樹脂塗料と異なり、塗装時に皮膚
かぶれや刺激を生ずることが少ない。
用いられるウレタン樹脂防食塗料組成物は、実質的に微
溶剤または無溶剤型の重防食塗料であり、ポリオールお
よび/またはポリチオールと、ウレタン樹脂用ポリイソ
シアネート系硬化剤と、着色顔料と、光透過性無機充填
剤とを含有しており、必要により、これらの成分の他
に、熱可塑性樹脂等が含有されていてもよい。
ールとしては、具体的には、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ジブチレングリコ
ール、トリブチレングリコール、ポリブチレングリコー
ル、1,5-ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,6-ヘキサンジオール、1,10- デカンジオール、アルカ
ンジオール、シクロヘキサンジメタノール等の2価アル
コール;グリセロール、トリメチロールプロパン(TM
P)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメチロールエタ
ン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチルペンタン、
1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プロパン、2,2-
ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等の3価アルコ
ール;ペンタエリスリトール、ジグリセロール等の4価
アルコール;アラビット、リビトール、キシリトール等
の5価アルコール(ペンチット);ソルビット、マンニ
ット、ガラクチトール、アロズルシット等の6価アルコ
ール(ヘキシット);ポリグリセロール、ポリテトラメ
チレングリコール等の多価ヒドロキシ化合物などの炭素
原子数10程度までのポリグリコール化合物、および無
水フタル酸、セバシン酸、脂肪酸、エポキシ樹脂等から
誘導されるポリエステルポリオール、エポキシポリオー
ル(アルカノールアミン変性エポキシ)、ポリエーテル
ポリオールまたはアクリルポリオールなどが挙げられ
る。
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、グリセロール、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリエ
ステルポリオール、アクリルポリオールが好ましい。
チオール(ポリメルカプト化合物)は、メルカプト基
(−SH基)を2個以上有する化合物である。ポリチオ
ールとしては、具体的には、1,3-プロパンジチオール、
1,4-ブタンジチオール、1,6-ヘキサンジチオール、2,3-
ジメチルカプトプロパノール、トルオール-3,4- ジチオ
ール、α,α'- ジメチルカプト-p- キシロール、ジメル
カプトエタン、ジエチレングリコールジメルカプタン、
トリエチレングリコールジメルカプタン、ジチオカテコ
ール、3-クロロチオカテコール、ジチオレゾルシン、ジ
メルカプトトルエン、キシリレンジメルカプタン、1,3,
5-トリメルカプトベンゼン、ジメルカプトナフタリン、
ジドデカンジチオール、ジチオールフェノール、4,4'-
ジチオフェノール、2,2'- ジメチル-4,4'-チオジフェノ
ール、ジメルカプトベンゾチアゾール、ジチオエリスリ
トールなどが挙げられる。
て、脂肪族ポリオールとメルカプト低級脂肪酸とからな
る完全エステルまたは部分エステルが挙げられる。上記
脂肪族ポリオールとしては、具体的には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジブ
チレングリコール、トリブチレングリコール、ポリブチ
レングリコール、1,5-ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,10- デカンジオ
ール、アルカンジオール、シクロヘキサンジメタノール
等の2価アルコール;グリセロール、トリメチロールプ
ロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメ
チロールエタン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチ
ルペンタン、1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プ
ロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等
の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセロ
ール等の4価アルコール;アラビット、リビトール、キ
シリトール等の5価アルコール(ペンチット);ソルビ
ット、マンニット、ガラクチトール、アロズルシット等
の6価アルコール(ヘキシット)などが挙げられる。中
でも、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトールが好ましい。
ル、水添ビスフェノールAグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFグリシジルエーテル、ノボラック型エポキシ
等のグリシジルエーテル類も用いることができる。
は、具体的には、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオ
ン酸、メルカプトサリチル酸、メルカプトグリコール
酸、N-(2-ヒドロキシエチル)チオグリコール酸、メル
カプトコハク酸、メルカプトリンゴ酸などが挙げられ
る。中でも、メルカプト酢酸(HSCH2 COOH)、
メルカプトプロピオン酸が好ましい。
ールは、ペンタエリスリトールとメルカプト酢酸または
メルカプトプロピオン酸、もしくはトリメチロールプロ
パンとメルカプト酢酸またはメルカプトプロピオン酸と
からなる2〜4個のメルカプト基を有するエステルであ
る。
ル化合物は、希釈剤として、もしくは可塑剤として使用
することができる。本発明においては、溶剤を使用する
必要がなく、かつ、臭気がないか、もしくは少ないポリ
チオールを用いることが望ましい。
ポリイソシアネート系硬化剤として用いられるポリイソ
シアネートとしては、具体的には、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘ
キサン(水素化XDI、H6 XDI)、トリレンジイソ
シアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)、4,4-ビス(イソシアナトシクロヘキシ
ル)メタン(水素化MDI)、ナフチレンジイソシアネ
ート(NDI)、イソフォロンジイソシアネート(IP
DI)、メタキシリレンジイソシアネート(MXD
I)、リジンジイソシアネート(2,6-ジイソシアネート
メチルカプロエート)(LDI)、メチルシクロヘキサ
ン-2,4(or2,6)-ジイソシアネート(水素化TDI or
HTDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト(TMDI)、ダイマー酸ジイソシアネート(DD
I)、トリジンジイソシアネート(TODI)、p-フェ
ニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン-1,4
- ジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシア
ネート(TMXDI)等のジイソシアネート類;トリフ
ェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネ
ートフェニル)チオホスフェート、リジンエステルトリ
イソシアネート、1,6,11- ウンデカントリイソシアネー
ト、1,8-ジイソシアネート-4- イソシアネートメチルオ
クタン、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート、ビ
シクロヘプタントリイソシアネート等のトリイソシアネ
ート類などが挙げられる。
されるヌレート体、もしくはアダクト体等も硬化剤とし
て用いることができる。また、上記以外のポリイソシア
ネートの具体例として、次のようなカルボジイミド型ポ
リイソシアネートが挙げられる。このカルボジイミド型
ポリイソシアネートは、−N=C=N−基を1個以上有
し、具体的には、カルボジイミド型ジフェニルメタンジ
イソシアネート、カルボジイミド型トリレンジイソシア
ネート、カルボジイミド型ジメチルビフェニレンジイソ
シアネート、カルボジイミド型キシリレンジイソシアネ
ート、カルボジイミド型ナフタレンジイソシアネート、
カルボジイミド型ヘキサメチレンジイソシアネート、カ
ルボジイミド型イソフォロンジイソシアネート、カルボ
ジイミド型水添キシリレンジイソシアネート、カルボジ
イミド型水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどが
挙げられる。
ネートは、カルボジイミド型ジフェニルメタンジイソシ
アネート、カルボジイミド型トリレンジイソシアネー
ト、カルボジイミド型ジメチルビフェニレンジイソシア
ネート、カルボジイミド型ヘキサメチレンジイソシアネ
ートである。特にカルボジイミド型ジフェニルメタンジ
イソシアネートが好ましく用いられる。
ボジイミド型ポリイソシアネートは、下記の式で表わす
ことができる。 (OCN−R1)−N=C=N−(R2−NCO) [式中の(OCN−R1)、(R2−NCO)は、ポリイ
ソシアネートである。] さらに、上記ポリイソシアネート以外のポリイソシアネ
ートの具体例として、(1) 3価以上の脂肪族多価アルコ
ール(i)とトリレンジイソシアネート(TDI)、キ
シリレンジイソシアネート(XDI)、メタキシリレン
ジイソシアネート(MXDI)、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI or HMDI)、イソホロンジイソ
シアネート(IPDI)、またはビス(イソシアネート
メチル)シクロヘキサン(ii)とのアダクト、および
(2) ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI or HM
DI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ま
たはビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサンから
なる、下記式(I):
造体(ヌレート構造体)を挙げることができる。上記ア
ダクトの構成成分として用いられる3価以上の脂肪族多
価アルコール(i)としては、具体的には、グリセロー
ル、トリメチロールプロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサ
ントリオール、トリメチロールエタン、2,4-ジヒドロキ
シ-3- ヒドロキシメチルペンタン、1,1,1-トリス(ビス
ヒドロキシメチル)プロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメ
チル)ブタノール-3等の3価アルコール;ペンタエリス
リトール、ジグリセロール等の4価アルコール;アラビ
ット、リビトール、キシリトール等の5価アルコール
(ペンチット);ソルビット、マンニット、ガラクチト
ール、アロズルシット等の6価アルコール(ヘキシッ
ト)などが挙げられる。中でも、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールが特に好ましい。
られるトリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレ
ンジイソシアネート(XDI)、メタキシリレンジイソ
シアネート(MXDI)、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート(HDI or HMDI)、イソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シク
ロヘキサン(水素化XDI、H6 XDI)(ii)の中で
も、1,3-ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサ
ン、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレン
ジイソシアネート(XDI)が好ましい。
は、上記のような3価以上の脂肪族多価アルコール
(i)とビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
等(ii)とを付加重合することにより得られる。
ては、たとえば下記の式で表わされる化合物などが挙げ
られる。
れるイソシアヌレート構造体(ヌレート構造体)は、分
子中に、前記式(I)で示される環を1個または2個以上
有する。
体は、たとえば上述したビス(イソシアネートメチル)
シクロヘキサン(水素化XDI、H6 XDI)の三量体
化反応、五量体化反応、七量体化反応を行なうことによ
り得られる。
組成物に含まれるポリオールおよび/またはポリチオー
ル、ポリイソシアネートの各成分は、ポリイソシアネー
トに含まれるイソシアネート基の当量と、ポリオールに
含まれる水酸基の当量およびポリチオールに含まれるチ
オール基の当量の合計量との比[NCO基/(OH基+
SH基)]が通常0.1〜5、好ましくは0.2〜4、
さらに好ましくは0.5〜3、特に好ましくは0.7〜
2の範囲内になる量で用いられる。
イミド型イソシアネート以外のポリイソシアネートとと
もに、上記のようなカルボジイミド型ポリイソシアネー
トを併用する場合、カルボジイミド型イソシアネート
は、これらのポリイソシアネートの合計量100重量部
に対して、通常1重量部以上200重量部未満、好まし
くは5重量部以上150重量部未満、さらに好ましくは
20重量部以上100重量部未満の量で用いられる。
記のような量で用いると、急速に硬化して塗膜を形成し
得るポリウレタン塗料が得られる。上記のようなポリオ
ールおよび/またはポリチオールとポリイソシアネート
とを含有するウレタン樹脂防食塗料組成物は、ポットラ
イフが長いため、取り扱い易い。
は、カーボンブラックを除く、従来公知の塗料配合用の
着色顔料であり、上述したビスフェノール型エポキシ樹
脂防食塗料組成物を構成する着色顔料と同じである。
(硬化剤を含む)中に、固形分換算で0.3〜5重量
%、好ましくは0.3〜3重量%の割合で含有されてい
る。<光透過性無機充填剤>本発明で用いられる光透過
性無機充填剤は、上述したビスフェノール型エポキシ樹
脂防食塗料組成物を構成する光透過性無機充填剤と同じ
である。
塗料組成物(硬化剤を含む)中に、25〜50容積%
(充填剤容積濃度)、好ましくは30〜40容積%の割
合で含有している。
タン樹脂防食塗料組成物は、上記諸成分の他に、さらに
熱可塑性樹脂を含有していることが好ましい。この熱可
塑性樹脂は、上述したビスフェノール型エポキシ樹脂防
食塗料組成物を構成することがある熱可塑性樹脂と同じ
である。この熱可塑性樹脂は、ウレタン樹脂とイソシア
ネート系硬化剤との総量100重量部に対して、5〜9
0重量部の量で配合されることが好ましい。
料組成物の硬化時に、内部応力の緩和剤として作用し、
下地や下塗り塗料層と、該ウレタン樹脂塗料を塗布硬化
してなるプライマー層との付着性を向上させる効果があ
る。
ウレタン樹脂防食塗料組成物は、上記諸成分の他に、さ
らにエステル系可塑剤を含有していることが好ましい。
このエステル系可塑剤は、上述したビスフェノール型エ
ポキシ樹脂防食塗料組成物を構成することがあるエステ
ル系可塑剤と同じである。このエステル系可塑剤は、ウ
レタン樹脂とポリイソシアネート系硬化剤との総量10
0重量部に対して、5〜90重量部の量で配合されるこ
とが好ましい。エステル系可塑剤は、上記熱可塑性樹脂
と併用することもできる。
食塗料組成物の硬化時に、内部応力の緩和剤として作用
し、下地や下塗り塗料層と、該ウレタン樹脂塗料を塗布
硬化してなるプライマー層との付着性を向上させる効果
がある。
成物中には、この他各種溶剤や硬化促進剤、タレ止剤、
沈降防止剤など通常塗料に用いられる各種の材料が配合
されていてもよい。
は、通常、ポリオールおよび/またはポリチオール成分
を含有してなる組成物(I)と、ポリイソシアネート系
硬化剤成分を含有してなる組成物(II)との2液型とし
て、それぞれ別の容器に保管され、プライマーの塗布時
にこれらは混合して用いられるか、2頭ガン等の混合噴
霧器により塗装時に混合して用いられる。
してなる塗膜(硬化膜)を、船舶タンク内表面に形成す
るには、例えばエアレススプレー、エアースプレー、刷
毛塗り、ローラー塗りなど常法によればよい。なお、上
記防食塗料の塗装に先立ち、必要により、錆、油脂、水
分、塵埃、スライム、塩分、などのタンク内表面の付着
物を清掃・除去してもよい。また、上記塗料は、シンナ
ー等で適宜濃度に希釈して用いてもよい。
1次(空気)圧:4〜8kgf/cm2 程度、2次(塗
料)圧:100〜180kgf/cm2 程度、ガン移動
速度50〜120cm/秒程度に塗装条件を設定すれば
よい。
れず、塗料濃度、求められる膜厚等に応じて適宜設定可
能であり、それぞれ1回ずつでもよく、複数回でもよ
い。
法によれば、船舶タンク(バラストタンク、カーゴタン
ク)の内表面に形成する防食塗料の塗装膜厚の管理を容
易に行なうことができる。すなわち、タンク内表面の塗
装に際に、タンク内表面の金属基材表面と防食塗料塗膜
との色の変化(色差)、またはこの金属基材表面と下塗
り防食塗料塗膜との色の変化および下塗り防食塗料塗膜
と上塗り防食塗料塗膜との色の変化を目視することによ
り、塗装膜厚を容易にコントロールすることができる。
るが、本発明は、これら実施例により何ら限定されるも
のではない。
りいずれも「重量部」表示で示す。なお、本発明で用い
た防食塗料の各成分を第1表に示す。
例]第2表に示す配合組成の非タール系エポキシ樹脂防
食塗料の主剤(エポキシ樹脂を含む組成物)及び硬化剤
(硬化剤成分を含む組成物)を製造した。
シ樹脂防食塗料を製造するに際しては、主剤について
は、ガラスビーズを用いてペイントシェーカーで配合物
を充分に分散させ製造し、硬化剤についてはハイスピー
ドディスパーを用い配合物を均一に混合して製造した。
る際にはこの主剤、硬化剤を第2表に示した重量比で混
合した後、直ちに塗装を行った。
のブリキ板に、下地のショッププライマー(ブラウン、
グリーン、グレー)20μm厚に塗装し、常温で24時
間以上乾燥させた後、供試塗料(A−1、A−2、B−
1、B−2、C−1)を、いろいろな乾燥膜厚が得られ
るようエアレススプレーを用いて塗装し、20℃で24
時間乾燥させ、各種試験板を得た。
下地隠蔽性を目視評価したものを第3表に示し、乾燥塗
膜厚(DFT)と隠蔽率との関係を第4表、および図1
に示す。隠蔽率の測定は、隠蔽率試験紙の視感反射率の
比の測定により行なった。(JIS K 5400、7.
2に準拠)
下地色に対する色差(ΔE)との関係を第5表および図
2に示す。また、乾燥塗膜厚(DFT)と下地色(ブラ
ウン)に対する色差(ΔE1)を第6表および図3に示
し、乾燥塗膜厚(DFT)と各供試塗料の厚膜部(完全
に隠蔽)に対する色差(ΔE2)を第7表および図4に
示す。色差の測定は、分光測色法(JIS K 540
0、7.4.2に準拠)により行なった。
膜厚(DFT)と隠蔽率との関係を示す。
塗料で完全に隠蔽した時の色相と各下地色に対する色差
(ΔE)との関係を示す。
厚(DFT)と下地色(ブラウン)に対する色差(ΔE
1)を示す。
厚(DFT)と各供試塗料の厚膜部(完全に隠蔽)に対
する色差(ΔE2)を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】船舶タンク(バラストタンクおよび/また
はカーゴタンク)の内表面に、(i)エポキシ当量が1
50〜1000のビスフェノール型エポキシ樹脂、(i
i)ポリアミドアミン、ポリアミンまたはこれらの変性
物からなるエポキシ樹脂用硬化剤、(iii)着色顔料0.
3〜5重量%(固形分)、および(iv)光透過性無機充
填剤25〜50容積%(充填剤容積濃度)を含有してな
る防食塗料組成物、または(v)ポリオールおよび/ま
たはポリチオール、(vi)ポリイソシアネート系硬化
剤、(iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、およ
び(iv)光透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤
容積濃度)を含有してなる防食塗料組成物を、所望の乾
燥塗膜厚t0 μmでの隠蔽率が0.94以上1未満であ
り、乾燥塗膜厚t0 /2μmでの隠蔽率が0.70〜
0.90(t0 は、100〜300)になるように調整
し、 該防食塗料組成物の前記タンク内表面に塗装された所望
の厚さt0 μmの乾燥塗膜と、タンク内表面との色差
(ΔE)を100とするとき、塗装部のウェット状態の
塗膜とタンク内表面との色差(ΔE)を観察し、該色差
(ΔE)が90以上となるように、該塗料組成物の塗布
量を制御して塗装することを特徴とする船舶タンク内表
面の塗装方法。 - 【請求項2】(A)船舶タンク(バラストタンクおよび
/またはカーゴタンク)の内表面に、下塗り防食塗料
(プライマー)として、 (i)エポキシ当量が150〜1000のビスフェノー
ル型エポキシ樹脂、 (ii)ポリアミドアミン、ポリアミンまたはこれらの変
性物からなるエポキシ樹脂用硬化剤、 (iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および (iv)光透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容
積濃度)を含有してなる防食塗料組成物、または (v)ポリオールおよび/またはポリチオール、 (vi)ポリイソシアネート系硬化剤、 (iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および (iv)光透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容
積濃度)を含有してなる防食塗料組成物を、所望の乾燥
塗膜厚t0 μmでの隠蔽率が0.94以上1未満であ
り、乾燥塗膜厚t0 /2μmでの隠蔽率が0.70〜
0.90(t0 は、100〜300)になるように調整
し、 該防食塗料組成物の前記タンク内表面に塗装された所望
の厚さt0 μmの乾燥塗膜と、タンク内表面との色差
(ΔE)を100とするとき、塗装部のウェット状態の
塗膜とタンク内表面との色差(ΔE)を観察し、該色差
(ΔE)が90以上となるように、該塗料組成物の塗布
量を制御して塗装する工程、および (B)前記(A)工程で前記タンク内表面に形成された
下塗り防食塗料組成物の塗膜上に、さらに、 (i)エポキシ当量が150〜1000のビスフェノー
ル型エポキシ樹脂、 (ii)ポリアミドアミン、ポリアミンまたはこれらの変
性物からなるエポキシ樹脂用硬化剤、 (iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および (iv)光透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容
積濃度)を含有してなる防食塗料組成物、または (v)ポリオールおよび/またはポリチオール、 (vi)ポリイソシアネート系硬化剤、 (iii)着色顔料0.3〜5重量%(固形分)、および (iv)光透過性無機充填剤25〜50容積%(充填剤容
積濃度)を含有してなる防食塗料組成物を、所望の乾燥
塗膜厚t1 μmでの隠蔽率が0.94以上1未満であ
り、乾燥塗膜厚t1 /2μmでの隠蔽率が0.70〜
0.90(t1 は、100〜300)になるように調整
し、 該防食塗料組成物の前記タンク内表面に形成された下塗
り防食塗料塗膜の上に塗装された所望の厚さt1 μmの
乾燥塗膜と、前記タンク内表面に形成された下塗り防食
塗料塗膜との色差(ΔE)を100とするとき、塗装部
のウェット状態の塗膜と下塗り防食塗料塗膜との色差
(ΔE)を観察し、該色差(ΔE)が90以上となるよ
うに、該塗料組成物の塗布量を制御して塗装する工程を
含むことを特徴とする船舶タンク内表面の塗装方法。 - 【請求項3】前記防食塗料組成物が、さらに熱可塑性樹
脂および/またはエステル系可塑剤を3〜15重量%含
むことを特徴とする請求項1または2に記載の船舶タン
ク内表面の塗装方法。 - 【請求項4】前記熱可塑性樹脂が、アクリル系樹脂、塩
化ビニル−イソブチルビニルエーテル共重合体、クマロ
ンインデン樹脂、キシレン樹脂、エステル基含有ペンタ
ジエン共重合体のうちのいずれか1種または2種以上で
あることを特徴とする請求項3に記載の船舶タンク内表
面の塗装方法。 - 【請求項5】前記光透過性無機充填剤が、タルク、マイ
カ、シリカ、カリ長石または硫酸バリウムの粉末ないし
粒状物であることを特徴とする請求項1または2に記載
の船舶タンク内表面の塗装方法。 - 【請求項6】請求項1または2に記載の塗装方法によ
り、タンク内表面に前記防食塗料組成物の塗膜が形成さ
れていることを特徴とする塗装船舶。
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