JP2000037470A - 消防車およびタイヤ保護装置 - Google Patents
消防車およびタイヤ保護装置Info
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- JP2000037470A JP2000037470A JP10206420A JP20642098A JP2000037470A JP 2000037470 A JP2000037470 A JP 2000037470A JP 10206420 A JP10206420 A JP 10206420A JP 20642098 A JP20642098 A JP 20642098A JP 2000037470 A JP2000037470 A JP 2000037470A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】路上に散乱した瓦礫の上でもパンクすることな
く走行が可能であるとともに、走行速度の低下や機動性
の低下を招くことがなく、地震に伴う大規模火災でも制
約を受けることなく活動できる消防車のタイヤ保護装置
を提供する。 【解決手段】タイヤ2,3の踏面を覆って装着される複
数の履板21を備え、この履板21には瓦礫中の尖鋭物
でも貫通しない耐貫通板23を設けた着脱自在のタイヤ
保護装置を備え、火災現場まではこのタイヤ保護装置を
取り外してタイヤ2,3により高速で走行し、火災現場
でこのタイヤ保護装置を装着して瓦礫の上を走行する。
く走行が可能であるとともに、走行速度の低下や機動性
の低下を招くことがなく、地震に伴う大規模火災でも制
約を受けることなく活動できる消防車のタイヤ保護装置
を提供する。 【解決手段】タイヤ2,3の踏面を覆って装着される複
数の履板21を備え、この履板21には瓦礫中の尖鋭物
でも貫通しない耐貫通板23を設けた着脱自在のタイヤ
保護装置を備え、火災現場まではこのタイヤ保護装置を
取り外してタイヤ2,3により高速で走行し、火災現場
でこのタイヤ保護装置を装着して瓦礫の上を走行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模火災等の瓦
礫が散乱しかつ輻射熱の大きい火災現場で活動可能な消
防車およびこの消防車に使用されるタイヤ保護装置に関
する。
礫が散乱しかつ輻射熱の大きい火災現場で活動可能な消
防車およびこの消防車に使用されるタイヤ保護装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】消防車の種類には各種の形式のものがあ
るが、一般的には輸送用の商業トラックの車体、エンジ
ン、各種の艤装等を流用し、これに消火用のポンプその
他の消火用の装備を施したものが多い。
るが、一般的には輸送用の商業トラックの車体、エンジ
ン、各種の艤装等を流用し、これに消火用のポンプその
他の消火用の装備を施したものが多い。
【0003】このような消防車は、通常の火災の際に
は、その活動範囲に制限を受けることがないが、地震等
による大規模火災の場合には、その活動が制約される可
能性がある。すなわち、このような火災現場では、倒壊
した建造物の瓦礫が道路上に散乱しており、このような
道路に進入すると、瓦礫中の尖鋭物でタイヤがパンクし
てしまうことがある。また、大規模火災の際には、炎か
らの輻射熱が強烈であり、放水可能な位置まで進入する
ことが困難な場合もある。
は、その活動範囲に制限を受けることがないが、地震等
による大規模火災の場合には、その活動が制約される可
能性がある。すなわち、このような火災現場では、倒壊
した建造物の瓦礫が道路上に散乱しており、このような
道路に進入すると、瓦礫中の尖鋭物でタイヤがパンクし
てしまうことがある。また、大規模火災の際には、炎か
らの輻射熱が強烈であり、放水可能な位置まで進入する
ことが困難な場合もある。
【0004】上記のような厳しい条件を克服し、地震に
伴う大規模火災の現場でも制約を受けずに活動するに
は、消防士が耐熱服を着用するばかりでなく、消防車に
も瓦礫や輻射熱に耐える特別の装備を施すことが必要で
ある。
伴う大規模火災の現場でも制約を受けずに活動するに
は、消防士が耐熱服を着用するばかりでなく、消防車に
も瓦礫や輻射熱に耐える特別の装備を施すことが必要で
ある。
【0005】しかし、この消防車に特別の装備を施すこ
とは、実用上で各種の問題がある。まず、瓦礫の散乱し
た路上で活動可能とするには、タイヤの代わりに無限軌
道帯等の走行装置を装備することが考えられる。しか
し、このような無限軌道帯は、高速で走行することがで
きず、この消防車の機動性を損ない、火災現場まで到着
するのに長い時間を要してしまう等の不具合を生じる。
とは、実用上で各種の問題がある。まず、瓦礫の散乱し
た路上で活動可能とするには、タイヤの代わりに無限軌
道帯等の走行装置を装備することが考えられる。しか
し、このような無限軌道帯は、高速で走行することがで
きず、この消防車の機動性を損ない、火災現場まで到着
するのに長い時間を要してしまう等の不具合を生じる。
【0006】また、この消防車は前記のように輸送用の
商業トラックの車体やエンジン、その他の艤装を流用し
ているため、上記のような特殊な装備を備えた消防車を
製造するには、コストが大幅に上昇する。
商業トラックの車体やエンジン、その他の艤装を流用し
ているため、上記のような特殊な装備を備えた消防車を
製造するには、コストが大幅に上昇する。
【0007】また、大規模火災の際の強烈な輻射熱から
車体を保護するために、遮熱板の装着等の特別の装備も
必要となるが、このような遮熱板の装着は消火活動を制
約するので、通常の火災の場合には邪魔になる等の不具
合を生じる。
車体を保護するために、遮熱板の装着等の特別の装備も
必要となるが、このような遮熱板の装着は消火活動を制
約するので、通常の火災の場合には邪魔になる等の不具
合を生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、地震等に伴う大規模火災等に
おいて、瓦礫や輻射熱に耐え、これらにより消防活動に
制約を受けることがなく、また走行速度の低下等の機動
性の低下を招くこともなく、また通常の火災の場合でも
従来の消防車と同様の消火活動を行うことができ、かつ
製造コストの上昇を招くことがない消防車、およびこの
消防車に使用されるタイヤ保護装置を提供するものであ
る。
基づいてなされたもので、地震等に伴う大規模火災等に
おいて、瓦礫や輻射熱に耐え、これらにより消防活動に
制約を受けることがなく、また走行速度の低下等の機動
性の低下を招くこともなく、また通常の火災の場合でも
従来の消防車と同様の消火活動を行うことができ、かつ
製造コストの上昇を招くことがない消防車、およびこの
消防車に使用されるタイヤ保護装置を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の消防車は、タイヤに着脱自在に装着され少なくともこ
のタイヤの踏面を覆い尖鋭物に対する耐貫通性を備えた
耐貫通板を有する複数の履板を備えたタイヤ保護装置
と、上記の消防車の車体のタイヤ近傍の位置に設けられ
上記のタイヤ保護装置をタイヤに自動的に着脱する保護
装置着脱装置とを備えたことを特徴とするものである。
の消防車は、タイヤに着脱自在に装着され少なくともこ
のタイヤの踏面を覆い尖鋭物に対する耐貫通性を備えた
耐貫通板を有する複数の履板を備えたタイヤ保護装置
と、上記の消防車の車体のタイヤ近傍の位置に設けられ
上記のタイヤ保護装置をタイヤに自動的に着脱する保護
装置着脱装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】したがって、通常はこのタイヤ保護装置を
外して従来の消防車と同様にタイヤにより走行すること
ができ、その走行速度の低下を招くことがなく、機動性
を損なうことがない。そして、地震に伴う大規模火災等
の際には、上記のようにタイヤで高速道路等を高速で走
行して短時間で火災現場に到着し、現場では上記の保護
装置着脱装置によりタイヤ保護装置をタイヤに装着す
る。このタイヤ保護装置の履板には耐貫通板が設けられ
ているので、瓦礫の上を走行してもパンクすることがな
く、その活動に制約を受けない。また、消防車の車体や
艤装等には特別の改修をする必要がなく、製造コストが
低く、また既存の消防車を改造して実施することも可能
である。
外して従来の消防車と同様にタイヤにより走行すること
ができ、その走行速度の低下を招くことがなく、機動性
を損なうことがない。そして、地震に伴う大規模火災等
の際には、上記のようにタイヤで高速道路等を高速で走
行して短時間で火災現場に到着し、現場では上記の保護
装置着脱装置によりタイヤ保護装置をタイヤに装着す
る。このタイヤ保護装置の履板には耐貫通板が設けられ
ているので、瓦礫の上を走行してもパンクすることがな
く、その活動に制約を受けない。また、消防車の車体や
艤装等には特別の改修をする必要がなく、製造コストが
低く、また既存の消防車を改造して実施することも可能
である。
【0011】また、請求項2に記載の本発明の消防車
は、車体を覆う遮熱体が備えられていることを特徴とす
るものである。したがって、この遮熱体により消防車の
車体その他が輻射熱から保護され、大規模火災の現場で
も制約を受けることなく活動することが可能となる。
は、車体を覆う遮熱体が備えられていることを特徴とす
るものである。したがって、この遮熱体により消防車の
車体その他が輻射熱から保護され、大規模火災の現場で
も制約を受けることなく活動することが可能となる。
【0012】また、請求項3に記載の本発明の消防車
は、前記の遮熱体は、収納、展開自在に設けられている
ことを特徴とするものである。したがって、通常の場合
にはこれらの遮熱体を収納しておけば、これらが消火活
動の邪魔になることがない。
は、前記の遮熱体は、収納、展開自在に設けられている
ことを特徴とするものである。したがって、通常の場合
にはこれらの遮熱体を収納しておけば、これらが消火活
動の邪魔になることがない。
【0013】また、請求項4に記載の本発明のタイヤ保
護装置は、タイヤの少なくとも踏面を覆うとともに尖鋭
物に対する耐貫通性を備えた耐貫通板を有する複数の履
板と、これらの履板を連結するとともにこれら履板をタ
イヤに着脱自在に装着する装着機構とを備えたことを特
徴とするものである。したがって、瓦礫等の中の尖鋭物
の上を走行しても、上記の耐貫通板によりこれら尖鋭物
がタイヤまで達することがなく、パンクを確実に防止し
て瓦礫の上でも走行可能となる。
護装置は、タイヤの少なくとも踏面を覆うとともに尖鋭
物に対する耐貫通性を備えた耐貫通板を有する複数の履
板と、これらの履板を連結するとともにこれら履板をタ
イヤに着脱自在に装着する装着機構とを備えたことを特
徴とするものである。したがって、瓦礫等の中の尖鋭物
の上を走行しても、上記の耐貫通板によりこれら尖鋭物
がタイヤまで達することがなく、パンクを確実に防止し
て瓦礫の上でも走行可能となる。
【0014】また、請求項5に記載の本発明のタイヤ保
護装置は、前記のタイヤの側面を覆う遮熱板を備えたこ
とを特徴とするものである。したがって、大規模火災の
際等の輻射熱をこの遮熱板により遮断し、タイヤが過熱
することを確実に防止し、消火活動の制約を受けること
がない。
護装置は、前記のタイヤの側面を覆う遮熱板を備えたこ
とを特徴とするものである。したがって、大規模火災の
際等の輻射熱をこの遮熱板により遮断し、タイヤが過熱
することを確実に防止し、消火活動の制約を受けること
がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1ないし図6には本発明の第1の実
施形態を示し、この実施形態のものは、中形の消防車に
本発明を適用した場合のものである。
形態を説明する。図1ないし図6には本発明の第1の実
施形態を示し、この実施形態のものは、中形の消防車に
本発明を適用した場合のものである。
【0016】図中の1は消防車の車体であって、2は前
輪タイヤ、3は後輪タイヤである。また、この車体1の
前部には運転席4およびキヤビン6が設けられ、この運
転席およびキヤビン内には6〜7名の消防士が搭乗でき
る。
輪タイヤ、3は後輪タイヤである。また、この車体1の
前部には運転席4およびキヤビン6が設けられ、この運
転席およびキヤビン内には6〜7名の消防士が搭乗でき
る。
【0017】また、この車体の後部には機関部7が設け
られ、この期間部7内にはポンプその他の消防用の艤装
および設備が収容されている。また、この機関部7の側
面には、送水口やバルブ操作部、計器等が装着された操
作部8が設けられている。
られ、この期間部7内にはポンプその他の消防用の艤装
および設備が収容されている。また、この機関部7の側
面には、送水口やバルブ操作部、計器等が装着された操
作部8が設けられている。
【0018】そして、上記の前輪タイヤ2および後輪タ
イヤ3の近傍、たとえばこれらの後方の位置の車体1側
には、保護装置着脱装置10がそれぞれ設けられてい
る。これらの保護装置着脱装置10内には、後述するタ
イヤ保護装置が収容され、またこのタイヤ保護装置をタ
イヤに自動的に着脱する着脱機構(図示せず)が設けら
れている。
イヤ3の近傍、たとえばこれらの後方の位置の車体1側
には、保護装置着脱装置10がそれぞれ設けられてい
る。これらの保護装置着脱装置10内には、後述するタ
イヤ保護装置が収容され、またこのタイヤ保護装置をタ
イヤに自動的に着脱する着脱機構(図示せず)が設けら
れている。
【0019】また、この車体1の上方には、遮熱板収納
装置11が設けられており、後述する遮熱板を収納する
とともに、この車体1を大規模火災の輻射熱から保護す
る必要のある場合には、この遮熱板を自動的に展開して
車体1を覆うように構成されている。
装置11が設けられており、後述する遮熱板を収納する
とともに、この車体1を大規模火災の輻射熱から保護す
る必要のある場合には、この遮熱板を自動的に展開して
車体1を覆うように構成されている。
【0020】次に、図2および図3を参照して上記のタ
イヤ保護装置の構成を説明する。このタイヤ保護装置2
0は、複数の履板21を備えており、これらの履板21
は略矩形をなし、タイヤ2,3の踏面を横断するように
配置され、このタイヤ2,3の踏面を覆っている。そし
て、これらの履板21は、連結体たとえば鎖22、23
により連結され、タイヤ2,3に取り付けられるように
構成されている。
イヤ保護装置の構成を説明する。このタイヤ保護装置2
0は、複数の履板21を備えており、これらの履板21
は略矩形をなし、タイヤ2,3の踏面を横断するように
配置され、このタイヤ2,3の踏面を覆っている。そし
て、これらの履板21は、連結体たとえば鎖22、23
により連結され、タイヤ2,3に取り付けられるように
構成されている。
【0021】なお、これら鎖22,23と履板21との
連結の構造は、滑り止めタイヤチェーンと略同様のもの
で、この滑り止めタイヤチェーンと同様に各種の形式が
ある。この実施形態では、この鎖22,23は、展開形
状が梯子形のタイヤチェーンと同様の構成をなし、クロ
スチエーンに相当する部分の中央部に上記の履板21が
それぞれ取り付けられているもので、タイヤ2,3を包
み込むようにして装着される。
連結の構造は、滑り止めタイヤチェーンと略同様のもの
で、この滑り止めタイヤチェーンと同様に各種の形式が
ある。この実施形態では、この鎖22,23は、展開形
状が梯子形のタイヤチェーンと同様の構成をなし、クロ
スチエーンに相当する部分の中央部に上記の履板21が
それぞれ取り付けられているもので、タイヤ2,3を包
み込むようにして装着される。
【0022】上記の履板21には、図3に示すように、
たとえば炭素繊維強化樹脂板等、硬質でかつ強靭な耐貫
通板23が設けられている。また、この耐貫通板23の
外側には、耐熱性の硬質ゴム等の材料からなる滑り止め
板24が積層されており、この滑り止め板24には滑り
止めの作用をなす凹凸が形成されている。なお、積雪地
等で使用されるものでは、このタイヤ保護装置20は積
雪に対する滑り止めの作用を兼用するように上記の滑り
止め板24の凹凸のパターンが適宜設定されている。
たとえば炭素繊維強化樹脂板等、硬質でかつ強靭な耐貫
通板23が設けられている。また、この耐貫通板23の
外側には、耐熱性の硬質ゴム等の材料からなる滑り止め
板24が積層されており、この滑り止め板24には滑り
止めの作用をなす凹凸が形成されている。なお、積雪地
等で使用されるものでは、このタイヤ保護装置20は積
雪に対する滑り止めの作用を兼用するように上記の滑り
止め板24の凹凸のパターンが適宜設定されている。
【0023】上記の耐貫通板23は、この消防車がたと
えば瓦礫の上を走行した場合に、釘、ガラス、鉄筋や鉄
骨の破断先端等の尖鋭物が貫通するのを阻止する能力を
備えており、これらの尖鋭物がタイヤ2,3に刺さって
パンクするのを確実に防止する。なお、この耐貫通板2
3の材料は、上記のものには限定されず、鋼やチタン合
金等の板材、その他の材料を採用することができる。
えば瓦礫の上を走行した場合に、釘、ガラス、鉄筋や鉄
骨の破断先端等の尖鋭物が貫通するのを阻止する能力を
備えており、これらの尖鋭物がタイヤ2,3に刺さって
パンクするのを確実に防止する。なお、この耐貫通板2
3の材料は、上記のものには限定されず、鋼やチタン合
金等の板材、その他の材料を採用することができる。
【0024】また、このタイヤ保護装置20には、少な
くともタイヤ2,3の外側の側面を覆う遮熱板25が設
けられ、これらはたとえば前記の鎖22に取り付けられ
ている。
くともタイヤ2,3の外側の側面を覆う遮熱板25が設
けられ、これらはたとえば前記の鎖22に取り付けられ
ている。
【0025】このタイヤ保護装置20は、タイヤから取
り外した状態では可撓性を有しており、前述の保護装置
着脱装置10によって自動的にタイヤ2,3に巻き付け
られた後に締め付けられて装着され、また自動的にタイ
ヤから巻き取られてこの保護装置着脱装置10内に収納
される。
り外した状態では可撓性を有しており、前述の保護装置
着脱装置10によって自動的にタイヤ2,3に巻き付け
られた後に締め付けられて装着され、また自動的にタイ
ヤから巻き取られてこの保護装置着脱装置10内に収納
される。
【0026】次に、図4ないし図6を参照して前記の遮
熱板収納装置11の構成を説明する。この遮熱板収納装
置11は、車体1の上方の左右に車体の縦方向に沿って
取り付けられた遮熱板収納・展開機構38から構成さ
れ、これらは一対の案内部材30に取り付けられてい
る。なお、31,32はこれらの案内部材30を支持す
るステーである。そして、これらの案内部材30の上面
には、上遮熱板33がこの車体1の全長に亘って設けら
れ、この車体1の上面の遮熱をなすように構成されてい
る。
熱板収納装置11の構成を説明する。この遮熱板収納装
置11は、車体1の上方の左右に車体の縦方向に沿って
取り付けられた遮熱板収納・展開機構38から構成さ
れ、これらは一対の案内部材30に取り付けられてい
る。なお、31,32はこれらの案内部材30を支持す
るステーである。そして、これらの案内部材30の上面
には、上遮熱板33がこの車体1の全長に亘って設けら
れ、この車体1の上面の遮熱をなすように構成されてい
る。
【0027】また、この案内部材30の間には、左右一
対ずつの側遮熱板35,36、および前遮熱板37が略
水平の状態で収納されている。そして、遮熱が必要な場
合には、これら側遮熱板35,36は水平方向外側に展
開されるとともに下方に回動され、図1および図4に示
すように車体1の側面を覆い、輻射熱から車体1の側面
を保護する。また、前遮熱板37も同様に略水平に前方
に展開された後に下方に回動され、車体1の前面を覆
い、この車体の前面を輻射熱から保護する。なお、これ
ら遮熱板35,37の運転席4に対応する部分には、窓
部(図示せず)が形成され、運転者の視界を確保してい
る。なお、これらの窓部には、熱線のみを反射または吸
収して可視光を透過する熱線吸収板が取り付けられる。
対ずつの側遮熱板35,36、および前遮熱板37が略
水平の状態で収納されている。そして、遮熱が必要な場
合には、これら側遮熱板35,36は水平方向外側に展
開されるとともに下方に回動され、図1および図4に示
すように車体1の側面を覆い、輻射熱から車体1の側面
を保護する。また、前遮熱板37も同様に略水平に前方
に展開された後に下方に回動され、車体1の前面を覆
い、この車体の前面を輻射熱から保護する。なお、これ
ら遮熱板35,37の運転席4に対応する部分には、窓
部(図示せず)が形成され、運転者の視界を確保してい
る。なお、これらの窓部には、熱線のみを反射または吸
収して可視光を透過する熱線吸収板が取り付けられる。
【0028】上記の側遮熱板35,36および前遮熱板
37の展開・収納機構38は、各種の形式のものが採用
可能であるが、この実施形態では、たとえば図5に示す
ような構造のものが採用される。
37の展開・収納機構38は、各種の形式のものが採用
可能であるが、この実施形態では、たとえば図5に示す
ような構造のものが採用される。
【0029】すなわち、遮熱板35の縁部および中間部
にはレール部材40が設けられ、これらにはレール溝4
1が形成されている。そして、上記の案内部材30側に
設けられたローラ45がこのレール溝41内に摺動自在
に嵌合してこの遮熱板35を支持している。また、この
案内部材30側には、上記のローラ45より上方に略水
平に固定レール部材42が設けられ、この固定レール部
材42にはレール溝43が形成されている。そして、上
記の遮熱板35の先端部に取り付けられたローラ44が
このレール溝42内に摺動自在に嵌合している。
にはレール部材40が設けられ、これらにはレール溝4
1が形成されている。そして、上記の案内部材30側に
設けられたローラ45がこのレール溝41内に摺動自在
に嵌合してこの遮熱板35を支持している。また、この
案内部材30側には、上記のローラ45より上方に略水
平に固定レール部材42が設けられ、この固定レール部
材42にはレール溝43が形成されている。そして、上
記の遮熱板35の先端部に取り付けられたローラ44が
このレール溝42内に摺動自在に嵌合している。
【0030】このような収納・展開機構38は、収納状
態では図5の実線に示すように、遮熱板35は略水平に
引き込まれ、車体1の上面に収納されている。そして、
展開する場合には、この遮熱板35が外側に移動し、こ
の遮熱板35の先端部のローラ44が固定レール部材4
2のレール溝43の末端部まで移動すると、図5に2点
鎖線で示すように、この遮熱板35が下方に回動し、車
体1の側面を覆う。なお、前記の側遮熱板36および前
遮熱板37の収納・展開機構も同様の構造および作動で
ある。
態では図5の実線に示すように、遮熱板35は略水平に
引き込まれ、車体1の上面に収納されている。そして、
展開する場合には、この遮熱板35が外側に移動し、こ
の遮熱板35の先端部のローラ44が固定レール部材4
2のレール溝43の末端部まで移動すると、図5に2点
鎖線で示すように、この遮熱板35が下方に回動し、車
体1の側面を覆う。なお、前記の側遮熱板36および前
遮熱板37の収納・展開機構も同様の構造および作動で
ある。
【0031】なお、上記の収納・展開機構38は、上記
のように遮熱板35,36,37が水平の収納状態から
傾斜しつつ下降して展開されるものであるから、これら
の遮熱板35,36,37を適宜の位置で停止させるこ
とにより、これらの遮熱板35,36,37が車体4に
対して傾斜した位置で停止する。したがって、これらの
遮熱板35,36,37と車体4との間に空間が形成さ
れるので、この空間内で消防士が活動することができ、
機関部7の側面の操作部8の操作等を行うことができ
る。この場合に、消防士は遮熱板35,36,37の内
側で活動できるので、周囲の火炎からの輻射熱から保護
され、安全に作業を行うことができる。
のように遮熱板35,36,37が水平の収納状態から
傾斜しつつ下降して展開されるものであるから、これら
の遮熱板35,36,37を適宜の位置で停止させるこ
とにより、これらの遮熱板35,36,37が車体4に
対して傾斜した位置で停止する。したがって、これらの
遮熱板35,36,37と車体4との間に空間が形成さ
れるので、この空間内で消防士が活動することができ、
機関部7の側面の操作部8の操作等を行うことができ
る。この場合に、消防士は遮熱板35,36,37の内
側で活動できるので、周囲の火炎からの輻射熱から保護
され、安全に作業を行うことができる。
【0032】また、図6にはこれらの遮熱板35,3
6,37の構造を示す。たとえば遮熱板35は、アルミ
ニウム合金等、軽量でかつ光の反射率の高い材料の表面
板46の間に断熱性および耐熱性の材料からなるコア材
47を介在して張り合わせたサンドイッチ構造をなし、
軽量で高強度に形成されている。なお、この遮熱板3
5,36,37は、上記のような構造のものには限定さ
れず、その他の構造の遮熱体が採用可能である。
6,37の構造を示す。たとえば遮熱板35は、アルミ
ニウム合金等、軽量でかつ光の反射率の高い材料の表面
板46の間に断熱性および耐熱性の材料からなるコア材
47を介在して張り合わせたサンドイッチ構造をなし、
軽量で高強度に形成されている。なお、この遮熱板3
5,36,37は、上記のような構造のものには限定さ
れず、その他の構造の遮熱体が採用可能である。
【0033】上記のような構成の消防車は、通常の状態
ではタイヤ保護装置20は保護装置着脱装置10内に収
容され、また遮熱板35,36,37は車体1の上面に
収納されており、これらが邪魔になることがなく、従来
の消防車と同様の機動性および作業性が得られる。
ではタイヤ保護装置20は保護装置着脱装置10内に収
容され、また遮熱板35,36,37は車体1の上面に
収納されており、これらが邪魔になることがなく、従来
の消防車と同様の機動性および作業性が得られる。
【0034】そして、地震に伴う大規模火災が発生した
ような場合には、火災現場までタイヤによって高速で走
行し、火災現場の状況に応じてたとえば保護装置着脱装
置10によりタイヤ保護装置20を各タイヤ2,3に装
着する。これにより、瓦礫の散乱している道路でも、パ
ンクすることなく確実に進入することができる。また、
周囲の火災等により、輻射熱を受けるような場合には、
前述のように遮熱板35,36,37を展開して車体1
を覆い、輻射熱から保護する。これにより、車体が熱損
傷することなく、火災現場に進入できる。また、これら
の遮熱板35,36,37は、消防士を輻射熱から保護
する。さらに、この実施形態では、タイヤ保護装置20
にも遮熱板25が設けられているので、タイヤの側面を
輻射熱から保護し、このタイヤの過熱を防止することが
できる。
ような場合には、火災現場までタイヤによって高速で走
行し、火災現場の状況に応じてたとえば保護装置着脱装
置10によりタイヤ保護装置20を各タイヤ2,3に装
着する。これにより、瓦礫の散乱している道路でも、パ
ンクすることなく確実に進入することができる。また、
周囲の火災等により、輻射熱を受けるような場合には、
前述のように遮熱板35,36,37を展開して車体1
を覆い、輻射熱から保護する。これにより、車体が熱損
傷することなく、火災現場に進入できる。また、これら
の遮熱板35,36,37は、消防士を輻射熱から保護
する。さらに、この実施形態では、タイヤ保護装置20
にも遮熱板25が設けられているので、タイヤの側面を
輻射熱から保護し、このタイヤの過熱を防止することが
できる。
【0035】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、図7には、本発明の第2の実施形態
を示す。この実施形態は、車体を保護する遮熱体として
可撓性の遮熱膜を使用したものである。
れない。たとえば、図7には、本発明の第2の実施形態
を示す。この実施形態は、車体を保護する遮熱体として
可撓性の遮熱膜を使用したものである。
【0036】図7に示すように、この消防車の車体1の
上部両側には、一対の遮熱膜収納・展開機構50が設け
られている、この収納・展開機構50は、可撓性の遮熱
膜51を巻き込んで収納し、またこれを巻き出して展開
するものである。なお、この遮熱膜51の収納・展開
は、モータ等により自動的におこなってもよく、またス
プリング等で常時巻き込み方向に付勢しておき、展開時
にはこの付勢力に抗して手でこの遮熱膜51を引き出す
ように構成してもよい。
上部両側には、一対の遮熱膜収納・展開機構50が設け
られている、この収納・展開機構50は、可撓性の遮熱
膜51を巻き込んで収納し、またこれを巻き出して展開
するものである。なお、この遮熱膜51の収納・展開
は、モータ等により自動的におこなってもよく、またス
プリング等で常時巻き込み方向に付勢しておき、展開時
にはこの付勢力に抗して手でこの遮熱膜51を引き出す
ように構成してもよい。
【0037】また、この実施形態では、車体1の下部に
複数のステー52が回動自在に枢着され、これらのステ
ー52は左右に展開され、また任意の展開位置で固定可
能なように構成されている。また、これらのステー52
の先端部には、前記の遮熱膜51の下端を係止する係止
機構53が設けられている。
複数のステー52が回動自在に枢着され、これらのステ
ー52は左右に展開され、また任意の展開位置で固定可
能なように構成されている。また、これらのステー52
の先端部には、前記の遮熱膜51の下端を係止する係止
機構53が設けられている。
【0038】なお、上記の遮熱膜51としては、各種の
材料が使用可能であるが、たとえば耐熱性でかつ強度の
高いアラミド繊維からなる織布等のシートに、アルミ蒸
着膜等の熱反射膜を被着したものが使用できる。また、
車体1の運転席4の窓等に対応した部分には、この遮熱
膜51に開口を形成し、熱線を反射するが可視光は透過
する選択透過膜を張り付けてもよい。
材料が使用可能であるが、たとえば耐熱性でかつ強度の
高いアラミド繊維からなる織布等のシートに、アルミ蒸
着膜等の熱反射膜を被着したものが使用できる。また、
車体1の運転席4の窓等に対応した部分には、この遮熱
膜51に開口を形成し、熱線を反射するが可視光は透過
する選択透過膜を張り付けてもよい。
【0039】なお、この実施形態は上記の点以外は前記
の第1の実施形態と同様な構成で、図7中でこの第1の
実施形態と対応する部分には同じ符号を付してその説明
は省略する。
の第1の実施形態と同様な構成で、図7中でこの第1の
実施形態と対応する部分には同じ符号を付してその説明
は省略する。
【0040】この実施形態のものは、上記の収納・展開
機構50から遮熱膜51を引き出し、左右に展開したス
テー52に先端部の係止機構53に係止させ、車体1を
火炎からの輻射熱から保護する。また、上記のステー5
2により、遮熱膜51は車体1から離れて斜めに張り出
されるので、この遮熱膜51と車体1との間に空間が形
成され、この空間内で消防士が安全に活動でき、また機
関部7の操作部8の操作等が可能となる。
機構50から遮熱膜51を引き出し、左右に展開したス
テー52に先端部の係止機構53に係止させ、車体1を
火炎からの輻射熱から保護する。また、上記のステー5
2により、遮熱膜51は車体1から離れて斜めに張り出
されるので、この遮熱膜51と車体1との間に空間が形
成され、この空間内で消防士が安全に活動でき、また機
関部7の操作部8の操作等が可能となる。
【0041】また、この実施形態のものは、遮熱体とし
て可撓性の遮熱膜51を使用したので、小さな空間に収
納できるとともに、収納・展開機構50の構造も簡単で
かつ軽量小形に構成することができる。また、この実施
形態において、引出した遮熱膜51の下端部は、直接車
体1に係止させるようにしても良い。
て可撓性の遮熱膜51を使用したので、小さな空間に収
納できるとともに、収納・展開機構50の構造も簡単で
かつ軽量小形に構成することができる。また、この実施
形態において、引出した遮熱膜51の下端部は、直接車
体1に係止させるようにしても良い。
【0042】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れず、各種の変更、変形が可能である。たとえば、保護
装置着脱装置は必ずしも装着する必要はなく、タイヤ保
護装置を消防車に搭載しておき、消防士が手作業でタイ
ヤに着脱しても良い。また、消火作業を妨げないよう
に、消防車の車体自体に適宜の遮熱装置を装備しておけ
ば、上記のような収納・展開自在の遮熱板は設けなくて
も良い。
れず、各種の変更、変形が可能である。たとえば、保護
装置着脱装置は必ずしも装着する必要はなく、タイヤ保
護装置を消防車に搭載しておき、消防士が手作業でタイ
ヤに着脱しても良い。また、消火作業を妨げないよう
に、消防車の車体自体に適宜の遮熱装置を装備しておけ
ば、上記のような収納・展開自在の遮熱板は設けなくて
も良い。
【0043】
【発明の効果】上述の如く本発明の消防車は、通常はタ
イヤ保護装置を外して従来の消防車と同様にタイヤによ
り走行することができ、その走行速度の低下を招くこと
がなく、機動性を損なうことがない。したがって、従来
の消防車と同様に、高速走行が可能であり、高速道路な
どを走行して火災現場まで短時間で到達することができ
る。また、地震に伴う大規模火災等の際には、上記の保
護装置着脱装置により、タイヤ保護装置をタイヤに装着
し、このタイヤ保護装置の履板には耐貫通板が設けられ
ているので、瓦礫の上を走行してもパンクすることがな
く、その活動に制約を受けない。また、消防車の車体や
艤装等には特別の改修をする必要がなく、製造コストが
低く、また既存の消防車を改造して実施することも可能
である。
イヤ保護装置を外して従来の消防車と同様にタイヤによ
り走行することができ、その走行速度の低下を招くこと
がなく、機動性を損なうことがない。したがって、従来
の消防車と同様に、高速走行が可能であり、高速道路な
どを走行して火災現場まで短時間で到達することができ
る。また、地震に伴う大規模火災等の際には、上記の保
護装置着脱装置により、タイヤ保護装置をタイヤに装着
し、このタイヤ保護装置の履板には耐貫通板が設けられ
ているので、瓦礫の上を走行してもパンクすることがな
く、その活動に制約を受けない。また、消防車の車体や
艤装等には特別の改修をする必要がなく、製造コストが
低く、また既存の消防車を改造して実施することも可能
である。
【0044】また、本発明のタイヤ保護装置は、タイヤ
に簡単に着脱できるとともに、履板に耐貫通板を備えて
いるので、瓦礫等の中の尖鋭物の上を走行しても、上記
の耐貫通板によりこれら尖鋭物がタイヤまで達すること
がなく、パンクを確実に防止して瓦礫の上でも走行可能
となる等、その効果は大である。
に簡単に着脱できるとともに、履板に耐貫通板を備えて
いるので、瓦礫等の中の尖鋭物の上を走行しても、上記
の耐貫通板によりこれら尖鋭物がタイヤまで達すること
がなく、パンクを確実に防止して瓦礫の上でも走行可能
となる等、その効果は大である。
【図1】本発明の第1の実施形態の消防車の側面図。
【図2】本発明の第1の実施形態のタイヤ保護装置の装
着状態の側面図。
着状態の側面図。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態の消防車の正面図。
【図5】遮熱板の収納・展開機構の要部のみを示す構成
図。
図。
【図6】遮熱板の一部の断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態の消防車の正面図。
1 車体 2,3 タイヤ 10 保護装置収納装置 11 遮熱板収納装置 20 タイヤ保護装置 21 履板 22 鎖 23 耐貫通板 33,35,36,37 遮熱板 38 遮熱板収納・展開機構 50 遮熱膜収納・展開機構 51 遮熱膜
Claims (5)
- 【請求項1】 消防車のタイヤに着脱自在に装着され少
なくともこのタイヤの踏面を覆い尖鋭物に対する耐貫通
性を備えた耐貫通板を有する複数の履板を備えたタイヤ
保護装置と、上記の消防車の車体のタイヤ近傍の位置に
設けられ上記のタイヤ保護装置をタイヤに自動的に着脱
する保護装置着脱装置とを備えたことを特徴とする消防
車。 - 【請求項2】 前記の消防車の車体には、この車体を覆
う遮熱体が備えられていることを特徴とする請求項1の
消防車。 - 【請求項3】 前記の遮熱体は、収納、展開自在に設け
られていることを特徴とする請求項2の消防車。 - 【請求項4】 タイヤの少なくとも踏面を覆うとともに
尖鋭物に対する耐貫通性を備えた耐貫通板を有する複数
の履板と、これらの履板を連結するとともにこれら履板
をタイヤに着脱自在に装着する装着機構とを備えたこと
を特徴とする消防車のタイヤ保護装置。 - 【請求項5】 前記のタイヤの側面を覆う遮熱体を備え
たことを特徴とする請求項4の消防車のタイヤ保護装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206420A JP2000037470A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 消防車およびタイヤ保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206420A JP2000037470A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 消防車およびタイヤ保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000037470A true JP2000037470A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16523089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10206420A Pending JP2000037470A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 消防車およびタイヤ保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000037470A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103640443A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-03-19 | 安徽工贸职业技术学院 | 一种多用途的汽车车轮保护装置 |
KR101702401B1 (ko) * | 2016-07-28 | 2017-02-03 | (주)명진특장차 | 소방차용 물탱크 조립체 |
KR101913112B1 (ko) | 2018-08-14 | 2018-10-31 | 주식회사 우진하이텍 | 소방차용 물탱크 조립체 |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP10206420A patent/JP2000037470A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103640443A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-03-19 | 安徽工贸职业技术学院 | 一种多用途的汽车车轮保护装置 |
KR101702401B1 (ko) * | 2016-07-28 | 2017-02-03 | (주)명진특장차 | 소방차용 물탱크 조립체 |
KR101913112B1 (ko) | 2018-08-14 | 2018-10-31 | 주식회사 우진하이텍 | 소방차용 물탱크 조립체 |
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