JP2000037222A - 毛髪セット方法 - Google Patents

毛髪セット方法

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JP2000037222A
JP2000037222A JP10205404A JP20540498A JP2000037222A JP 2000037222 A JP2000037222 A JP 2000037222A JP 10205404 A JP10205404 A JP 10205404A JP 20540498 A JP20540498 A JP 20540498A JP 2000037222 A JP2000037222 A JP 2000037222A
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JP
Japan
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hair
amino acid
solution
ultrasonic
amino acids
Prior art date
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Pending
Application number
JP10205404A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Mihara
泉 三原
Takeyuki Imai
健之 今井
Yasuhiro Sato
安広 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/20Additional enhancing means
    • A45D2200/207Vibration, e.g. ultrasound

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  • Cosmetics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタイリングの持ちをよくするとともに毛髪
に与えるダメージも少なくする。 【解決手段】 超音波領域で振動する振動体に毛髪を接
触させて毛髪の曲げや伸ばし等のヘアセットを行うにあ
たり、毛髪内蛋白に含まれるアミノ酸の溶液を毛髪に付
与する。超音波の作用として知られている薬剤の浸透作
用を利用して毛髪内蛋白に含まれるアミノ酸を毛髪に与
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波振動を利用し
た毛髪セット方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波振動を利用することで毛髪をセッ
ト(スタイリング)することが米国特許第190924
号明細書や米国特許第4023579号明細書などに示
されている。これらにおいては、超音波振動を用いるこ
とで、毛髪にパーマネントウェーブを与えることができ
ると記載されている。
【0003】ところで、毛髪にパーマネントウェーブを
与えることは、毛髪におけるシスチン結合をいったん切
った後、再結合させることによって得られるものであ
り、この点からすれば、毛髪に対して薬剤を用いたり熱
を加えたりするものではないものの、超音波振動を用い
たものにおいても毛髪に対してダメージを与えてしまう
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで超音波振動を
用いてセットを行った場合、高湿度状態ではスタイリン
グ効果が落ちやすいことが知られている。
【0005】また、毛髪に対するダメージの軽減という
点では、超音波振動を利用して毛髪をセットするにあた
り、セットローションと称されている毛髪トリートメン
ト剤を使用することもなされているが、これを併用する
ことで毛髪のダメージが十分軽減されているとは言い難
い上に、長期にわたる使用で他の問題が生じるおそれが
多分にある。
【0006】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところはスタイリングの持ち
をよくするとともに毛髪に与えるダメージも少ない毛髪
セット方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、超音
波領域で振動する振動体に毛髪を接触させて毛髪の曲げ
や伸ばし等のヘアセットを行うにあたり、毛髪内蛋白に
含まれるアミノ酸の溶液を毛髪に付与することに特徴を
有している。
【0008】超音波振動で毛髪をセットするにあたり、
超音波の作用として知られている薬剤の浸透作用を利用
して毛髪内蛋白に含まれるアミノ酸を毛髪に与えるもの
である。
【0009】毛髪に付与するアミノ酸としては、シスチ
ン、グルタミン酸、ロイシン、アルギニン、グリシン、
アスパラギン酸、セリン、スレオニンのうちの少なくと
も一つ、あるいは上記のうちの2種以上を混合したもの
を好適に用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態に基づい
て詳述すると、図1は本発明において用いる超音波式の
ヘアセット器4の一例を示しており、図中3は振動子駆
動回路、30は超音波振動子、31は超音波ホーンを示
しており、毛髪2と接触する(毛髪2が巻きつけられ
る)毛髪接触部1が上記超音波ホーン31に接続されて
おり、振動子駆動回路3によって駆動されて超音波領域
での振動を行う振動子30は、その振動を超音波ホーン
31を介して毛髪接触部1に伝達し、毛髪接触部1に接
触する毛髪2に超音波振動を付与する。なお、本発明に
おいて用いることができる超音波式のヘアセット器4は
図示例の毛髪にカール付けを行うためのものに限るもの
ではなく、たとえば超音波振動子1に直接毛髪接触部2
を貼り付けて、毛髪にストレートセットを行うものであ
ってもよい。
【0011】そして本発明においては、図示例のような
毛髪セット器を用いて毛髪に超音波振動を与えることで
毛髪をセットするにあたり、毛髪内蛋白に含まれるアミ
ノ酸の溶液を毛髪に付与するのである。
【0012】毛髪内蛋白に含まれるアミノ酸の溶液を毛
髪に付与するにあたっては、アミノ酸溶液に毛髪を漬け
たり、霧吹き等で毛髪に吹きかけたりすればよいが、そ
の他、毛髪セット器からアミノ酸溶液が滲出するように
しておいたり、ジェルやゲル状のものにアミノ酸を混ぜ
たものを毛髪に付けたりしてもよく、さらには洗髪後の
まだ乾ききっていない毛髪に対してアミノ酸粉末をかけ
たりしてもよい。
【0013】このアミノ酸溶液を超音波振動に合わせて
付加することで毛髪にどのような効果が得られるかを試
験するために、φ10mmの熱式ヘアーアイロンに水で
濡らした毛髪を巻きつけてカール付けを行った場合と、
超音波振動が与えられるφ10mmの毛髪接触部2に水
で濡らした毛髪を巻きつけてカール付けを行った場合
と、超音波振動が与えられるφ10mmの毛髪接触部2
に毛髪内蛋白のシスチンの水溶液で濡らした毛髪を巻き
つけてカールを行った場合とを比較した。いずれの場合
も360°の巻きとなるカール付けを行い、常温で相対
湿度96%の条件下で24時間放置した後のカール状態
を比較したところ、熱式ヘアーアイロンではカールが完
全になくなって直毛状態となっており、超音波のみでは
90°のカール状態を維持するだけであったのに対し、
超音波とシスチン水溶液とを付加したものにおいては、
180°のカールを維持しており、超音波のみの場合に
対して2倍のカール維持力を示した(JISの毛髪カー
ル評価法参照)。
【0014】毛髪内蛋白としては、上記シスチンのほ
か、グルタミン酸、ロイシン、アルギニン、グリシン、
アスパラギン酸、セリン、スレオニンがあるが、これら
のうちの少なくとも一つの水溶液を付加した場合も、上
記と同様の結果を得ることができたほか、上記の毛髪内
蛋白のうちの2つ以上を混合したものや、毛髪内のアミ
ノ酸の混合比に合わせて複数混合したものを用いても、
上記と同様の結果を得ることができた。毛髪内のアミノ
酸には洗髪によって溶け出やすいものがあると、そうで
ないものとがあるが、この比に応じて複数種のアミノ酸
を混合したものを用いてもよい。
【0015】毛髪内蛋白のアミノ酸を付与することによ
って、カール維持力が高まる作用のメカニズムとして
は、次のように考えられる。すなわち、カールは水分が
毛髪内から出ることによって形成され、カールが元に戻
るのは毛髪が水分を再吸収するからであると考えられ、
さらに水の出入りについて毛髪内の水素結合が関与して
いることは既に認められていることである。また、超音
波の物理療法の作用として、薬物の経皮吸収作用が知ら
れている。
【0016】毛髪はミクロでみれば、その表面から水が
出入りするほど「すかすか」の状態であることから、超
音波振動によって毛髪内にアミノ酸と水とが同時に入っ
て水の出入り道CMCを通じて毛皮質の空洞内に至り、
そして超音波による霧化作用やキャビテーションや温熱
で水のみが毛髪外に出されることで、カールが形成され
ると考えられ、毛髪内に残ったアミノ酸がカール形成後
の水分の再吸収をある程度防ぐことでカールを維持する
ものと考えられる。
【0017】そして毛髪内に残ったアミノ酸は、毛髪内
の成分を構成するものであるために、毛髪をこれ以上痛
めることがない上に、空洞を塞ぐことで一種の毛髪修復
作用を行うこととなり、水分を保持した状態を保つため
に髪に潤いが戻る結果となる。しかも、超音波振動は比
熱の大きい水を霧状にして空中に飛ばすことになり、熱
くない熱でスタイリングすることになるために、短時間
のうちに効果的なカール付けを行うことができるもので
ある。
【0018】毛髪内蛋白の各種アミノ酸のなかには水に
溶解しにくいものがあることから、溶媒としてアルコー
ルなどを用いてもよい。この場合の溶媒の比熱は水より
も小さいために、カール付けをさらに短時間に行うこと
ができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明においては、超音波
領域で振動する振動体に毛髪を接触させて毛髪の曲げや
伸ばし等のヘアセットを行うにあたり、毛髪内蛋白に含
まれるアミノ酸の溶液を毛髪に付与すものであり、この
結果、超音波のみを付与する場合よりもカール維持力が
向上するとともに、毛髪に与えるダメージを軽減するこ
とができるものであり、また長期にわたる使用にも毛髪
を痛めてしまうことがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いる超音波式ヘアセット器の
一例の概略説明図である。
【符号の説明】
1 毛髪接触部 2 毛髪 30 超音波振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 安広 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C083 AC581 EE25 FF10 4H006 AA03 AB12 BS10 NB10 NB16 NB17 NB18 NB19 NB24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波領域で振動する振動体に毛髪を接
    触させて毛髪の曲げや伸ばし等のヘアセットを行うにあ
    たり、毛髪内蛋白に含まれるアミノ酸の溶液を毛髪に付
    与することを特徴とする毛髪セット方法。
  2. 【請求項2】 毛髪に付与するアミノ酸は、シスチン、
    グルタミン酸、ロイシン、アルギニン、グリシン、アス
    パラギン酸、セリン、スレオニンのうちの少なくとも一
    つであることを特徴とする請求項1記載の毛髪セット方
    法。
  3. 【請求項3】 毛髪に付与するアミノ酸は、シスチン、
    グルタミン酸、ロイシン、アルギニン、グリシン、アス
    パラギン酸、セリン、スレオニンのうちの2種以上を混
    合したものであることを特徴とする請求項1記載の毛髪
    セット方法。
JP10205404A 1998-07-21 1998-07-21 毛髪セット方法 Pending JP2000037222A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005084483A1 (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Itsuo Sakakibara パーマネント処理方法
JP2007131581A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005084483A1 (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Itsuo Sakakibara パーマネント処理方法
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