JP2000036942A - 信号処理装置及び方法 - Google Patents

信号処理装置及び方法

Info

Publication number
JP2000036942A
JP2000036942A JP11171171A JP17117199A JP2000036942A JP 2000036942 A JP2000036942 A JP 2000036942A JP 11171171 A JP11171171 A JP 11171171A JP 17117199 A JP17117199 A JP 17117199A JP 2000036942 A JP2000036942 A JP 2000036942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sub
shuffling
digital image
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11171171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3191803B2 (ja
Inventor
Hisafumi Yanagihara
尚史 柳原
Keiji Kanota
啓二 叶多
Yukio Kubota
幸雄 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17117199A priority Critical patent/JP3191803B2/ja
Publication of JP2000036942A publication Critical patent/JP2000036942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3191803B2 publication Critical patent/JP3191803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドにクロッグが生じた場合やスクラッチ
が生じた場合にも、補間処理が行い易いように、シャフ
リングが行われる信号処理装置及び方法を提供する。 【解決手段】 入力されたディジタル画像信号を複数ブ
ロックに分割する分割手段と、予め決められた複数の離
散したサブエリアからディジタル画像信号をブロック単
位で集めるようにしてシャフリングするシャフリング手
段と、シャフリングされたディジタル画像信号を符号化
する符号化手段とを設ける。2つのヘッドの信号が2つ
のフレーム間で画面上の位置が互いに異なるようにシャ
フリングを行うので、ヘッドにクロッグが生じた場合や
スクラッチが生じた場合にも、補間処理し易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばDCT(Disc
rete Cosine Transfer)変換によりビデオ信号を高能率
符号化して記録するディジタルVTRにおける信号処理
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号をディジタル化して磁気テー
プに記録するディジタルVTRの開発が進められてい
る。ディジタルビデオ信号の伝送帯域は非常に広いの
で、ディジタルオ信号をそのまま磁気テープに記録する
のは困難である。そこで、このようなディジタルVTR
では、高能率符号化技術を使って、ディジタルビデオ信
号が磁気テープに記録可能な帯域まで帯域圧縮される。
このような高能率符号化処理技術のひとつとして、DC
T変換が提案されている。
【0003】DCT変換を用いた高能率符号化処理を行
うディジタルVTRでは、例えば(8×8)画素からな
るDCTブロックの時間領域のディジタルビデオ信号が
DCT変換により周波数領域のデータに変換される。ビ
デオ信号には相関があるので、ビデオ信号を周波数領域
のデータに変換すると、殆どが低周波成分となる。そし
て、パワーの大きい係数は低域周波数に集まり、高域に
行くほど、そのパワーは小さくなる。
【0004】このDCT変換により周波数領域に変換さ
れたデータは、更にハフマン符号等の可変長符号を用い
て符号化され、ビット数の減少が図られる。そして、エ
ラーに対処するために、データを磁気テープに記録する
際に、例えばリード・ソロモン符号を用いてエラー訂正
符号化処理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなディジタル
VTRでは、DCT変換で得られた係数データを量子化
してから可変長符号化している。このように可変長符号
化すると、各フレーム毎にデータ数が変動してくる。と
ころが、各画面(フレーム)毎にデータ数が異なってい
ると、各フレームのディジタル色信号とテープ上のトラ
ックとの間で区切りが一致せず、編集処理等が行い難
い。そこで、量子化の際に複数の量子化ステップを切り
換えることで、各フレームでデータ数が略一定になるよ
うにしている。ところが、このようにデータ数が一定に
なるように量子化ステップを切り換えた場合、例えば背
景の空のような部分では、絵柄の変化が少ないので、D
CT変換による各周波数成分の係数データの値は小さく
なり、可変長符号化された時に少ないビット数に変換さ
れるので、小さな量子化ステップが選択されるのに対し
て、絵柄の変化の大きい部分では、DCT変換による各
周波数成分の係数データの値が大きくなるので、粗い量
子化ステップが選択されてしまう。そこで、可変長符号
化処理をする際に、1フレーム内で係数データの時系列
と空間的位置とを無相関とするシャフリングすることが
提案されている。
【0006】従来のシャフリング処理では、1フレーム
内の各データをランダムに選ぶようにすることだけに着
目されており、ヘッドのクロッグやスクラッチによる補
間処理については、何等考慮されていない。すなわち、
このようなディジタルVTRにおいて、ヘッドにクロッ
グが生じた場合、一方のチャンネルの再生信号は殆ど得
られなくなる。また、テープを支持するガイド等に塵や
傷があると、テープの長手方向に連続してエラーが生じ
る。ランダムなシャフリングを行うと、このような欠陥
が生じたときに、補間処理がしずらい。
【0007】したがって、この発明の目的は、ヘッドに
クロッグが生じた場合やスクラッチが生じた場合にも、
補間処理が行い易いように、シャフリングが行われる信
号処理装置及び方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ディジタル
画像信号の信号処理装置において、入力されたディジタ
ル画像信号を複数ブロックに分割する分割手段と、予め
決められた複数の離散したサブエリアからディジタル画
像信号をブロック単位で集めるようにしてシャフリング
するシャフリング手段と、シャフリングされたディジタ
ル画像信号を符号化する符号化手段とを有する信号処理
装置である。
【0009】この発明は、ディジタル画像信号の信号処
理方法において、入力されたディジタル画像信号を複数
ブロックに分割し、予め決められた複数の離散したサブ
エリアからディジタル画像信号をブロック単位で集める
ようにしてシャフリングし、シャフリングされたディジ
タル画像信号を符号化するようにした信号処理方法であ
る。
【0010】
【作用】2つのヘッドの信号が2つのフレーム間で画面
上の位置が互いに異なるようにシャフリングを行うの
で、ヘッドにクロッグが生じた場合やスクラッチが生じ
た場合にも、補間処理し易い。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について、図面を
参照して説明する。この発明では、先ず、入力信号中の
冗長部分を取り除いて有効部分だけを抽出した後、DC
T(Discrete Cosine Transform )変換による高能率符
号化を行うことにより、全体で約1/9にデータ圧縮を
している。すなわち、入力ビデオ信号の伝送レートは、
例えば、216MBPSである。これから冗長部分を取
り除くことにより、伝送レートが例えば122MBPS
に減少される。更に、DCT変換による高能率符号化に
より、その約1/5の例えば25MBPSまで伝送レー
トが減少される。
【0012】DCT変換は、直交変換系の符号である。
例えば、図3に示すような(8×8)のDCTブロック
のデータをDCT変換すると、図4に示すような周波数
領域のデータに変換される。ここで、X軸は水平方向の
周波数成分となり、Y軸は垂直方向の周波数成分とな
る。X軸では右側に向かう程周波数が高くなり、Y軸で
は下方に向かう程周波数が高くなる。最上段の左端のデ
ータ(この例では314.91のデータとなっている)
は、直流成分のデータである。1フレームの画面は相関
があるので、このようにDCT変換すると、直流成分の
レベルが大きな値となり、水平及び垂直方向の高周波成
分のレベルは極めて小さくなる。このようなDCT変換
された係数データに対して、視覚特性に応じて適当なビ
ット数を割り当てること(可変長符号化)により、情報
量を大幅に減少できることになる。
【0013】図1は、この発明が適用されたディジタル
VTRの記録系の構成を示し、図2は、再生系の構成を
示すものである。図1において、入力端子1A、1B、
1Cに、例えばNTSC方式のディジタル輝度信号Y、
色差信号U及びVが供給される。このディジタル輝度信
号Y、色差信号U及びVは、輝度信号Yのサンプリング
周波数が例えば13.5MHzとされ、色差信号U及び
Vのサンプリング周波数が例えば6.75MHzとさ
れ、量子化ビット数が8ビットの、所謂(4:2:2)
方式のコンポーネント信号である。
【0014】このディジタル輝度信号Y、色差信号U及
びVが有効情報抽出回路2に供給される。有効情報抽出
回路2は、入力されるビデオ信号中から冗長の成分をで
きる限り取り除き、情報として必要な成分だけを抽出す
ることにより、情報量を減ずるものである。すなわち、
色差信号U及びVの情報量は、輝度信号Yの情報量に比
べて少なく、色差信号の精度は輝度信号に比べて顕著に
現れないので、更に間引くことができる。また、水平同
期信号や水平ブランキング期間の信号、垂直同期信号や
垂直ブランキング期間の信号は、情報として伝送する必
要はない。そこで、有効情報抽出回路2で、色差信号の
U及びVのサンプルが1/2に間引かれる。これによ
り、図5に示すように、輝度信号Yのサンプル数に対し
て、色差信号U及びVのサンプル数が1/4になる。ま
た、垂直同期信号や垂直ブランキング期間の信号が取り
除かれ、図6に示すように、有効画面A1内(例えば1
ライン704サンプルで、480ライン分)の信号だけ
が抽出される。
【0015】図1において、有効情報抽出回路2の出力
がブロック化回路3A、3B、3Cに供給される。ブロ
ック化回路3A、3B、3Cは、DCT変換により情報
量を圧縮するためのDCTブロックを形成するものであ
る。DCTブロックは、図7に示すように、水平方向に
8画素、垂直方向に8画素の(8×8)画素データから
なる。各画素データのビット数は、前述したように、8
ビットである。このDCTブロックを単位として、後に
DCT変換が行われる。
【0016】図1において、ブロック化回路3A、3
B、3Cの出力がマクロブロック合成回路4に供給され
る。このマクロブロック合成回路4は、輝度信号Y、色
差信号U及びVの画素データのうち、互いに位置の等し
いものを集めてマクロブロックを構成するものである。
このようなマクロブロックを構成することにより、シャ
フリングや補間処理がし易くなる。
【0017】前述したように、この例では、(4:2:
2)方式のディジタル輝度信号Y、色差信号U、Vを入
力し、有効情報抽出回路2で、色差信号のサンプルを1
/2に間引いている。したがって、輝度信号Yの画素数
は、色差信号U、Vの画素数の4倍になる。そこで、図
8に示すように、輝度信号の4画素データと、同一位置
の色差信号U、Vの各1画素データとから、1マクロブ
ロックを構成するようにしている。
【0018】図1において、マクロブロック合成回路4
の出力がシャフリング回路5に供給される。シャフリン
グ回路5により、シャフリングがなされる。
【0019】シャフリング回路5の出力がDCT変換回
路6に供給される。DCT変換回路6は、DCTブロッ
ク毎にDCT変換を行うものである。この例では、DC
T変換され後のデータを、直流成分とそれ以外の交流成
分とに分けて処理するようにしている。DCT変換する
と、直流成分は大きな値となると共に、直流成分が最も
重要な値となるからである。すなわち、DCT変換後の
直流成分は、そのまま伝送する。他の成分は、量子化器
8で量子化して、可変長符号エンコーダ9で可変長符号
化して、データ圧縮するようにしている。
【0020】この時、5マクロブロック分のデータをバ
ッファメモリ7に一旦蓄え、各フレームで情報量が略等
しくなるように、例えば、量子化器8の量子化ステップ
を切り換えるようにしている。そして、選択された量子
化ステップの情報や、伝送エリアの範囲等の付加情報を
一緒に送るようにしている。
【0021】つまり、DCT変換回路6により得られた
5マクロブロック分のデータは、バッファメモリ7に蓄
えられると共に、量子化器10に供給される。また、D
CT回路6から得られる直流分のデータは、9ビットで
フレーム化及びエラー訂正回路15に送られる。量子化
器10は、各データに対して視覚特性に応じて重み付け
を行うものである。すなわち、高周波成分は視覚上目立
たないので、大きな量子化ステップで除算を行い、低周
波成分は小さな量子化ステップで除算を行う。さらに、
量子化器10における量子化ステップとしては、図9に
示すように、量子化番号(0〜31)によって識別され
る32種類のものが用意される。なお、図9におけるで
エリア番号は、図10に示すように、DCTブロックの
4つのデータに対して1つのエリアを割当てるものであ
る。
【0022】DCT変換回路6により得られる各DCT
ブロック(8×8)のデータは、量子化器10におい
て、図9に示される量子化ステップの組で割算される。
そして、この割算されたデータの小数点以下の部分は、
丸められる。このような丸め処理を行う時、図10の斜
線部のエリアでは切捨て処理が行われ、他の部分では四
捨五入の処理が行われる。
【0023】例えば、DCT変換回路6により図11に
示すようなデータが得られた時、量子化器10の量子化
ステップの組としてQNo=9(図9参照)のものが選
ばれたとすると、図11に示す各データは図12に示す
各エリアの量子化ステップにより割算され、図13に示
すようなデータが得られる。このデータは、伝送エリア
決定回路11に送られ、伝送エリア(H,V)が決定さ
れる。伝送エリア(H,V)は、水平方向及び垂直方向
のデータが以後0が続くものとなる境界を示すものであ
る。例えば図13の場合には、水平方向「4」、垂直方
向「5」が伝送エリアとなる。例えば、伝送エリア
(H,V)が(4,5)の場合には、6ビットの(10
0101)が伝送される。
【0024】そして、このデータが符号量計算回路12
に送られる。符号量計算回路12で、ハフマンテーブル
13(図14)を参照しながら、例えはハフマンコード
で可変長符号化したときの符号量が算出される。可変長
符号化されると、各係数データは図15に示すようなビ
ット数になる。そして、量子化器選択回路14で、バッ
ファリング単位の5マクロブロック分の符号量が所定量
以下になっているかどうかが判断される。この所定量
は、ディジタルVTRの設定された伝送レートに対応し
ている。このデータ量が所定量以下になっていないな
ら、量子化器10の量子化ステップの組が変更され、再
び符号量が求められる。量子化器10の組を変更してい
くことにより、データ量が所定量以下にすることができ
る。
【0025】符号量が所定値以下になったら、その量子
化器10と同じ量子化ステップの組が量子化器8に適用
される。そして、バッファメモリ7から5マクロブロッ
ク分のデータが量子化器8で量子化され、可変長符号エ
ンコーダ9に供給される。そして、可変長符号エンコー
ダ9で、例えばハフマンコードにより可変長符号化され
る。可変長符号化回路9の出力がフレーム化及びエラー
訂正符号化回路15に供給される。
【0026】また、フレーム化及びエラー訂正符号化回
路15には、DCT変換回路6から直流分の係数データ
が送られると共に、伝送エリア決定回路11から伝送エ
リア情報(H,V)が送られ、量子化器選択回路14か
ら選択した量子化器の情報が送られる。フレーム化及び
エラー訂正符号化回路15で、これらのデータがフレー
ム構造に変換され、エラー訂正符号が付加される。
【0027】図16は、フレーム構造の各シンクブロッ
クの構成を示すものである。各シンクブロックは、図1
6に示すように、90バイトからなり、その先頭には、
2バイトのシンク51が設けられる。そして、4バイト
のID52が付加される。これに続いて、直流データや
可変符号化された各周波数データが76バイト分のデー
タ53として配置される。これに、8バイトのパリティ
54が付加される。
【0028】エラー訂正符号化処理には、図17に示す
ように、水平方向と垂直方向とにエラー訂正用のパリテ
ィが付加される積符号が用いられる。すなわち、データ
が(45×76)に2次元配列される。そして、水平方
向に8バイトのリード・ソロモン符号のパリティC1が
生成付加され、垂直方向に3バイトのリードソロモン符
号のパリティC2が生成付加される。
【0029】可変長符号のデータの場合、1つのバイト
にエラーが生じると、可変長コードの区切りが分からな
くなり、その後のバイトにたとえエラーが生じていなく
ても、以後のデータは全てエラーとなるという問題(伝
搬エラー)が生じる。
【0030】そこで、この例では、図18に示すよう
に、各フレームにデータを配置するようにしている。す
なわち、データ53の先頭には、ブロックアドレスBA
が設けられる。これに続いて、1つのマクロブロックM
B1(輝度信号の4DCTブロックと、色差信号U,V
の各1DCTブロックの計6DCTブロックからなる)
の固定符号長の直流データDC1、DC2、DC3、…
DC5が配置される。そして、1つのマクロブロックM
B1の可変長の周波数データAC0、AC1、…が低域
の周波数から高域の周波数の順に配置される。
【0031】1つ分のマクロブロックMB1のデータを
1シンクブロックに配置していった時、データ53の領
域に余裕がある時には、次のマクロブロックMB2のデ
ータが配置される。この時、次のマクロブロックMB2
のデータの先頭は、シンボルの先頭から配置され、図2
1におけるシンボルSaのハッチングで示す領域には、
ダミーデータが挿入される。これと共に、ブロックアド
レスBAには、次のマクロブロックMB2の先頭の位置
が記録される。
【0032】DCT変換の場合には、直流のデータや低
域周波数のデータが重要であり、高域の周波数のデータ
の重要は低い。可変長符号のデータに対して、リード・
ソロモン符号によりエラー訂正処理を行った場合、1つ
のバイトにエラーが生じると以後のデータは全て再生で
きなくなるが、このように重要度の高い直流のデータや
低域周波数のデータから順にデータを配置すれば、1つ
のバイトにエラーが生じて以後のデータが再生できなく
なったとしても、大きな問題となる可能性は少なくな
る。
【0033】また、次のマクロブロックの先頭は、シン
ボルの先頭と一致しているので、以前のシンボルにエラ
ーが生じていても、次のマクロブロックには、その影響
が生じず、次のマクロブロックからのデータは再生でき
る。
【0034】図1において、フレーム化及びエラー訂正
回路符号化回路15の出力がチャンネルエンコーダ16
に供給され、記録データが所定の変調方式により変調さ
れる。このチャンネルエンコーダ16の出力が記録アン
プ17A、17Bを夫々介して、ヘッド18A、18B
に供給される。
【0035】図2は、再生系の構成を示すものである。
図2において、ヘッド21A及び21Bの再生信号が再
生アンプ22A、22Bを介してチャンネルデコーダ2
3に供給される。チャンネルデコーダ23は、記録系の
チャンネルエンコーダ16に対応する復調処理を行うも
のである。チャンネルデコーダ16で、再生信号が復調
される。チャンネルデコーダ23の出力がTBC(Time
Base Corrector)回路24に供給される。TBC回路2
4で、時間軸変動成分が除去される。
【0036】TBC回路24の出力がフレーム分解及び
エラー訂正処理回路25に供給される。フレーム分解及
びエラー訂正回路25で、再生データのエラー訂正処理
がなされる。フレーム分解及びエラー訂正回路25から
は、可変長コードの周波数領域のデータと、直流分のデ
ータ、伝送エリア情報(H,V)や選択した量子化ステ
ップの組の情報(量子化番号)等の付加情報が分解され
る。
【0037】可変長コードの周波数領域のデータは、可
変長デコーダ27に供給される。可変長デコーダ27
は、例えばハフマン符号のデコードを行うものである。
可変長デコーダ27の出力が逆量子化回路28に供給さ
れる。逆量子化回路28で、フレーム分解して得られる
量子化番号を基に、逆量子化器の特性が設定される。逆
量子化器28の出力が逆DCT変換回路29に供給され
る。
【0038】逆DCT変換回路29で、周波数領域のデ
ータが時間領域のデータに変換される。逆DCT変換回
路29の出力がデシャフリング回路30に供給される。
デシャフリング回路30は、記録系のシャフリング回路
5に対応して、デシャフリング処理を行うものである。
【0039】デシャフリング回路30の出力が分配回路
31に供給される。分配回路31で、マクロブロックか
ら各コンポーネント信号Y、U、Vの各DCTブロック
のデータが分解される。この各DCTブロックのデータ
がブロック分解回路32A、32B、32Cに供給され
る。ブロック分解回路32A、32B、32Cで、各コ
ンポーネント信号Y、U、Vの各DCTブロックが分解
される。このブロック分解回路32A、32B、32C
の出力から、有効画面中の各コンポーネント信号Y、
U、Vのデータが得られる。この有効画面中の各コンポ
ーネント信号Y、U、Vのデータが情報補間回路33に
供給される。
【0040】情報補間回路33で、色差信号U及びVに
対してデータ補間がなされる。更に、各コンポーネント
信号Y、U、Vのデータに、水平ブランキング期間や垂
直ブランキング期間の情報が付加される。この各コンポ
ーネント信号Y、U、Vが出力端子34A、34B、3
4Cから出力される。
【0041】次に、この発明が適用されたシャフリング
の一実施例について説明する。この発明の一実施例で
は、1バッファリング単位は、5マクロブロックとされ
る。
【0042】図19Aに示すように、1フレームの(4
5×(m+1))マクロブロックのビデオデータを水平
方向に5分割する。これは、バッファリングユニットが
5マクロブロックで構成されるからである。さらに、1
フレームのデータを垂直方向にトラック数に等しい0〜
kのサブエリアに等分する。NTSC方式の場合では、
(k=9)である。この分割の結果、図19Bに示すよ
うに、(9×3=27マクロブロック)のサブエリアが
形成される。NTSC方式の場合、1フレーム内には、
(5×10=50サブエリア)が存在する。
【0043】各列のサブエリアに対して、図19Aに示
すように、0〜kのサブエリア番号を規定する。サブエ
リア番号が1フレームのデータが記録されるトラック番
号と対応している。各列間で、サブエリア番号の配列を
変えることによって、シャフリングが達成される。すな
わち、隣接する列(分割エリア)間で、同一番号のサブ
エリアの間の距離が、最大(この例では6サブエリア)
となるように、ナンバリングがなされる。
【0044】各サブエリア内の27マクロブロックは、
図19Bに示すように、0〜26のマクロブロック番号
が付される。バッファリングユニットの5マクロブロッ
クを集める時には、(サブエリア番号−マクロブロック
番号)の5箇所の位置から集める。例えばバッファリン
グユニットBUF0の(0−0)は、各列の番号0のサ
ブエリアから番号0のマクロブロックを集めたものであ
る。
【0045】シャフリングされたビデオデータが上述の
ように、DCT変換、バッファリング処理、可変長符号
化等の処理をされてから磁気テープに記録される。連続
する2フレームのビデオデータと対応する記録データ
は、図20のトラックフォーマットで記録される。奇数
フレームのトラックと偶数フレームのトラックとの間で
は、記録順序が変更されている。上述のシャフリング処
理によって、2個の回転ヘッドの一方のクロッグ、テー
プのスクラッチ等で生じるエラーを分散することがで
き、その結果、エラー修正が容易となる。
【0046】より具体的に説明すると、奇数フレームで
は、(k+1)本の各トラックに対して、最初のものか
ら順に、サブエリア番号が0からkに設定される。ま
た、各トラックでは、ヘッドの下から上への走査方向に
おいて、下から順に、0から26のマクロブロック番号
が設定される。従って、一方の回転ヘッドと対応するA
チャンネルのトラックには、偶数番目のサブエリア番号
のデータが記録され、他方の回転ヘッドと対応するBチ
ャンネルのトラックには、奇数番目のサブエリア番号の
データが記録される。
【0047】偶数フレームでは、Aチャンネルのトラッ
クに奇数番目のサブエリア番号のデータが記録され、B
チャンネルのトラックに偶数番目のサブエリア番号のデ
ータが記録される。さらに、各トラックの27個のバッ
ファリング単位BU0〜BU26に関して、BU0〜B
U13には、マクロブロック番号13〜26がそれぞれ
配置され、BU14〜BU26には、マクロブロック番
号0〜12がそれぞれ配置される。
【0048】上述のシャフリングは、図21に示すよう
に、一方のヘッドのチャンネル、例えばBチャンネルに
ヘッドクロッグが発生した場合に、データを効果的に補
間することができる。すなわち、図22に示すように、
再生不可能となるBチャンネルのデータは、奇数フレー
ムと偶数フレームとの間で相補的なものとなる。従っ
て、クロッグしていないAチャンネルのデータ(前フレ
ームのデータ)を使用して、クロッグしているBチャン
ネルのデータを補間することができる。
【0049】さらに、図23に示すように、テープの長
手方向に傷が発生し、その結果、トラックの下側の3個
のバッファリング単位BU0,BU1,BU2のデータ
がエラーとなった場合を想定する。図24に示すよう
に、奇数フレームでは、各サブエリアのマクロブロック
番号(0,1,2)がエラーデータとなる。一方、偶数
フレームでは、各サブエリアのマクロブロック番号(1
3,14,15)がエラーデータとなる。このように、
サブエリア内でエラーデータとなるマクロブロック番号
が重なり合わないので、前フレームの同一位置のサブブ
ロックのマクロブロックのデータによってエラーデータ
を補間することができる。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、2つのヘッドの信号
が2つのフレーム間で画面上の位置が互いに異なるよう
にシャフリングを行うので、ヘッドにクロッグが生じた
場合やッドにクロッグが生じた場合やスクラッチが生じ
た場合にも、補間処理し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたディジタルVTRの記録
系の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用されたディジタルVTRの再生
系の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明が適用されたディジタルVTRにおけ
るDCT変換の説明に用いる略接図である。
【図4】この発明が適用されたディジタルVTRにおけ
るDCT変換の説明に用いる略線図である。
【図5】この発明が適用されたディジタルVTRの説明
に用いる略接図である。
【図6】この発明が適用されたディジタルVTRの説明
に用いる略接図である。
【図7】この発明が適用されたディジタルVTRにおけ
るDCTブロックの説明に用いる略線図である。
【図8】この発明が適用されたディジタルVTRにおけ
るマクロブロックの説明に用いる略線図である。
【図9】この発明が適用されたディジタルVTRにおけ
る量子化器の説明に用いる略線図である。
【図10】この発明が適用されたディジタルVTRにお
ける量子化器の説明に用いる略線図である。
【図11】この発明が適用されたディジタルVTRにお
ける量子化器の説明に用いる略線図である。
【図12】この発明が適用されたディジタルVTRにお
ける量子化器の説明に用いる略線図である。
【図13】この発明が適用されたディジタルVTRにお
ける量子化器の説明に用いる略線図である。
【図14】この発明が適用されたディジタルVTRにお
ける量子化器の説明に用いる略線図である。
【図15】この発明が適用されたディジタルVTRにお
ける量子化器の説明に用いる略線図である。
【図16】この発明が適用されたディジタルVTRにお
けるフレームの説明に用いる略線図である。
【図17】この発明が適用されたディジタルVTRにお
けるブロックの説明に用いる略線図である。
【図18】この発明が適用されたディジタルVTRにお
けるフレームの説明に用いる略線図である。
【図19】この発明が適用されたディジタルVTRのシ
ャフリングの一例の説明に用いる略線図である。
【図20】シャフリングの一例を示すトラックパターン
の略線図である。
【図21】片チャンネルのヘッドクロッグの説明に用い
る略線図である。
【図22】片チャンネルのヘッドクロッグが発生した時
のエラーデータの位置を示す略線図である。
【図23】テープ上の長手方向のエラーの発生を示す略
線図である。
【図24】テープ上の長手方向のエラーが発生した時の
エラーデータの位置を示す略線図である。
【符号の説明】
5 シャフリング回路 6 DCT変換回路 15 フレーム化及びエラー訂正符号化回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像信号の信号処理装置にお
    いて、 入力されたディジタル画像信号を複数ブロックに分割す
    る分割手段と、 予め決められた複数の離散したサブエリアから上記ディ
    ジタル画像信号を上記ブロック単位で集めるようにして
    シャフリングするシャフリング手段と、 シャフリングされた上記ディジタル画像信号を符号化す
    る符号化手段とを有する信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記サブエリアは、上記ディジタル画像
    信号を、垂直方向に10分割、水平方向に5分割して構
    成される請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記シャフリング手段は、上記予め決め
    られた複数の離散したサブエリアから、当該サブエリア
    を構成する上記複数ブロックのうち、予め決められた位
    置のディジタル画像信号を集めてシャフリングを行う請
    求項1に記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】 上記シャフリング手段は、ディジタルビ
    デオ信号の1枚の画像を水平方向に整数分割し、その垂
    直方向を記録トラック数で分割し、それぞれが複数のマ
    クロブロックを含むサブエリアを形成し、上記サブエリ
    ア単位でシャフリングを行う請求項1に記載の信号処理
    装置。
  5. 【請求項5】 隣接する上記分割エリア間で、同一番号
    の上記サブエリア間の距離が最大となるようにシャフリ
    ングし、各分割エリアの上記エブエリアからそれぞれ取
    り出された複数の上記マクロブロックをまとめてテープ
    上に記録するようにした請求項4記載の信号処理装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル画像信号の信号処理方法にお
    いて、 入力されたディジタル画像信号を複数ブロックに分割
    し、 予め決められた複数の離散したサブエリアから上記ディ
    ジタル画像信号を上記ブロック単位で集めるようにして
    シャフリングし、 シャフリングされた上記ディジタル画像信号を符号化す
    るようにした信号処理方法。
  7. 【請求項7】 上記サブエリアは、上記ディジタル画像
    信号を、垂直方向に10分割、水平方向に5分割して構
    成される請求項5に記載の信号処理方法。
  8. 【請求項8】 予め決められた複数の離散したサブエリ
    アから、当該サブエリアを構成する上記複数ブロックの
    うち、予め決められた位置のディジタル画像信号を集め
    てシャフリングを行う請求項5に記載の信号処理方法。
  9. 【請求項9】 ディジタルビデオ信号の1枚の画像を水
    平方向に整数分割し、その垂直方向を記録トラック数で
    分割し、それぞれが複数のマクロブロックを含むサブエ
    リアを形成し、上記サブエリア単位でシャフリングを行
    う請求項5に記載の信号処理方法。
  10. 【請求項10】 隣接する上記分割エリア間で、同一
    番号の上記サブエリア間の距離が最大となるようにシャ
    フリングし、各分割エリアの上記エブエリアからそれぞ
    れ取り出された複数の上記マクロブロックをまとめてテ
    ープ上に記録するようにした請求項9記載の信号処理方
    法。
JP17117199A 1999-06-17 1999-06-17 信号処理装置及び方法 Expired - Lifetime JP3191803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17117199A JP3191803B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 信号処理装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17117199A JP3191803B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 信号処理装置及び方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04196219A Division JP3125451B2 (ja) 1991-05-11 1992-06-30 信号処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000036942A true JP2000036942A (ja) 2000-02-02
JP3191803B2 JP3191803B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=15918324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17117199A Expired - Lifetime JP3191803B2 (ja) 1999-06-17 1999-06-17 信号処理装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3191803B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016035859A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 東光リミー株式会社 衣料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3191803B2 (ja) 2001-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3125451B2 (ja) 信号処理方法
JP3134424B2 (ja) 可変長符号化方法及び装置
JP3428033B2 (ja) ディジタルvtr
JP3298915B2 (ja) 符号化装置
JP3355888B2 (ja) 画像符号化記録再生装置
CN1090871C (zh) 记录装置和方法、重放装置和方法、记录/重放方法
JP3046226B2 (ja) ディジタルビデオテ−プレコ−ダのビットストリ−ム配置/復元方法およびそれに適合なデ−タ圧縮装置および伸長装置
JP3532221B2 (ja) 符号化方法
JP3191803B2 (ja) 信号処理装置及び方法
JP3248640B2 (ja) 映像記録装置及び映像記録方法
CN1158773C (zh) 数据转换方法和装置及相应的信号记录和再现装置
JP3034172B2 (ja) 画像データ記録再生装置
JP3231833B2 (ja) 帯域圧縮信号処理装置
JP3125471B2 (ja) ディジタルビデオ信号記録装置におけるフレーム化装置
JPH1023371A (ja) ディジタル画像信号記録装置
JP3127642B2 (ja) ディジタルビデオ信号記録装置
JP3158603B2 (ja) ディジタル画像信号の伝送装置
JPH05183870A (ja) ディジタル画像信号の記録装置
JP3397777B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法
JP3444499B2 (ja) 映像再生装置及び映像再生方法
JP3152729B2 (ja) 帯域圧縮処理装置
JPH05183935A (ja) ディジタルビデオ信号の記録装置
JPH0547116A (ja) デイジタルビデオ信号の記録装置
JPH04188980A (ja) 映像信号の記録再生装置
JPH04332283A (ja) 映像信号の記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12