JP2000036902A - 画像処理装置および画像処理装置の画像処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の画像処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP2000036902A
JP2000036902A JP10203160A JP20316098A JP2000036902A JP 2000036902 A JP2000036902 A JP 2000036902A JP 10203160 A JP10203160 A JP 10203160A JP 20316098 A JP20316098 A JP 20316098A JP 2000036902 A JP2000036902 A JP 2000036902A
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Yoshinobu Mita
良信 三田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された原稿画像の画像出力時に不良画像
となってしまう事態を確実に回避することである。 【解決手段】 RAM10上で入力された原稿画像の斜
行補正がなされた場合に、拡張された原稿画像領域中か
ら原稿サイズに基づく有効画像領域をモニタ9に表示
し、該有効画像領域を原稿画像と重畳表示して、ポイン
ティングデバイス8からの指示に基づいて有効画像領域
を移動させながら切り出すべき原稿画像を決定して、該
決定された原稿画像をCPU1が切り出す構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される原稿画
像情報に対して所定の画像処理を施して原稿画像の斜行
状態を補正可能な画像処理装置および画像処理装置の画
像処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、この種の画像処理装置におい
て編集される画像情報の斜行状態を示す模式図であり、
例えばスキャナ装置等より読み取った文書(画像)が斜
行している状態(A),(B)に対応する。
【0003】図において、点線で示す枠を含む矩形領域
が元々の文書サイズであって、斜線で示した部分は、画
像中の無効領域であってスキャナ装置で読み取った原稿
以外の部分である。該無効領域は、フラットベットタイ
プのスキャナ装置では、原稿台の原稿押圧板の原稿押圧
面色となり、通常は白色が多いので、白画像として読み
込まれ、シートフィードタイプのスキャナ装置では、通
常黒画像として読み込まれる。
【0004】上記のように読み取り画像が斜行している
場合に、その斜行状態を補正するためには、図11に示
すように画像の回転処理や、図12に示すようにスキュ
ー処理を行う必要がある。
【0005】図11,図12は、図10に示した斜行原
稿画像の斜行補正状態を示す模式図である。
【0006】図11は、回転による補正処理に対応し、
図10に示した状態(A),(B)に対応して回転によ
って斜行補正した後の文書画像とその変更座標軸の状態
(A),(B)に対応し、2つの状態(A),(B)の
各文書画像のどちらも、x方向y方向共に画像サイズが
増大している。
【0007】図12は、スキュー処理による補正処理に
対応し、y座標によりx方向の変位を線形に増加又は減
少させる処理である。
【0008】このように斜行した画像情報に対して補正
処理を行うと、画像サイズは増大し、回転の場合はx,
y方向共に増大し、スキュー処理の場合は片方向のみ増
大する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像サイズ
が増大すると、その画像を文書として扱うアプリケーシ
ョンやプリント装置にとってはA4やB5等の定型サイ
ズから外れる為に文書全体の編集やプリントアウトの際
にはみ出す等の不都合が生じる事があった。
【0010】また、定型サイズに文書(画像)を切り取
るとしても、どの部分を切り抜き、その部分を削除すべ
きかを決定する手段がなかった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、入力された原稿画像
の斜行補正がなされた場合に、拡張された原稿画像領域
中から原稿サイズに基づく有効画像領域を表示し、該有
効画像領域を原稿画像と重畳表示して、有効画像領域を
移動させながら切り出すべき原稿画像を決定して、該決
定された原稿画像を有効画像として切り出すことによ
り、入力される原稿画像の斜行補正後、原稿画像をユー
ザが意図する原稿サイズで容易に切り出し、該切り出し
た原稿画像のみを入力画像として処理することが可能と
なり、入力された原稿画像の画像出力時に不良画像とな
ってしまう事態を確実に回避することができる画像処理
装置および画像処理装置の画像処理方法およびコンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される原稿画像情報に対して所定の画像処理を
施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画像処理装置で
あって、斜行補正されて画像サイズが拡張された補正原
稿画像情報を表示する表示手段と、前記表示手段に表示
される補正原稿画像情報中から原稿画像情報を切り出す
ための切り出し領域を重畳表示する原稿領域表示手段
と、入力される領域移動指示に基づいて前記原稿領域表
示手段により重畳表示される前記切り出し領域の表示位
置を制御する領域制御手段と、前記表示手段上に表示さ
れている前記補正原稿画像情報中から前記切り出し領域
内の原稿画像情報を切り出して入力原稿画像情報を確定
する確定手段とを有するものである。
【0013】本発明に係る第2の発明は、第1の発明に
おいて、前記原稿領域表示手段は、切り出し領域を矩形
枠線画として重畳表示するものである。
【0014】本発明に係る第3の発明は、第1の発明に
おいて、前記原稿領域表示手段は、切り出し領域を半透
明の矩形枠面として重畳表示するものである。
【0015】本発明に係る第4の発明は、第1〜第3の
発明において、前記切り出し領域は、前記原稿画像情報
の読み取り原稿サイズとするものである。
【0016】本発明に係る第5の発明は、第1〜第3の
発明において、前記切り出し領域は、用紙選択可能な定
形サイズとするものである。
【0017】本発明に係る第6の発明は、入力される原
稿画像情報に対して所定の画像処理を施して原稿画像の
斜行状態を補正可能な画像処理装置の画像処理方法であ
って、斜行補正されて画像サイズが拡張された補正原稿
画像情報を表示部に表示する表示工程と、前記表示部に
表示される補正原稿画像情報中から原稿画像情報を切り
出すための切り出し領域を重畳表示する原稿領域表示工
程と、入力される領域移動指示に基づいて前記原稿領域
表示工程により重畳表示される前記切り出し領域の表示
位置を指定する領域指定工程と、前記表示部上に表示さ
れている前記補正原稿画像情報中から前記切り出し領域
内の原稿画像情報を切り出して入力原稿画像情報を確定
する確定工程とを有するものである。
【0018】本発明に係る第7の発明は、第6の発明に
おいて、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を矩形
枠線画として重畳表示するものである。
【0019】本発明に係る第8の発明は、第6の発明に
おいて、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を半透
明の矩形枠面として重畳表示するものである。
【0020】本発明に係る第9の発明は、第6〜第8の
発明において、前記切り出し領域は、前記原稿画像情報
の読み取り原稿サイズとするものである。
【0021】本発明に係る第10の発明は、第6〜第8
の発明において、前記切り出し領域は、用紙選択可能な
定形サイズとするものである。
【0022】本発明に係る第11の発明は、入力される
原稿画像情報に対して所定の画像処理を施して原稿画像
の斜行状態を補正可能な画像処理装置を制御するコンピ
ュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
であって、斜行補正されて画像サイズが拡張された補正
原稿画像情報を表示部に表示する表示工程と、前記表示
部に表示される補正原稿画像情報中から原稿画像情報を
切り出すための切り出し領域を重畳表示する原稿領域表
示工程と、入力される領域移動指示に基づいて前記原稿
領域表示工程により重畳表示される前記切り出し領域の
表示位置を指定する領域指定工程と、前記表示部上に表
示されている前記補正原稿画像情報中から前記切り出し
領域内の原稿画像情報を切り出して入力原稿画像情報を
確定する確定工程とを有するコンピュータが読み出し可
能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0023】本発明に係る第12の発明は、第11の発
明において、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を
矩形枠線画として重畳表示するものである。
【0024】本発明に係る第13の発明は、第11の発
明において、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を
半透明の矩形枠面として重畳表示するものである。
【0025】本発明に係る第14の発明は、第11〜第
13の発明において、前記切り出し領域は、前記原稿画
像情報の読み取り原稿サイズとするものである。
【0026】本発明に係る第15の発明は、第11〜第
13の発明において、前記切り出し領域は、用紙選択可
能な定形サイズとするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像処理装置の一例を示すブロッ
ク図であり、文字,図形,画像等を含むデータを編集処
理可能な場合に対応する。
【0028】図において、1はCPUで、ハードディス
ク(HDD)4に記憶されるOS,アプリケーションに
基づいて、あるいはフロッピーディスクドライブ(FD
D)5やCD−ROM2に記憶されるアプリケーション
プログラムを実行して文字,図形,画像等を含むデータ
をRAM10上で編集処理を行う。
【0029】6は通信装置で、ネットワーク等と接続さ
れて文書情報,図形情報,画像情報を受信可能に構成さ
れている。また、通信装置6は、図示しないスキャナ装
置と通信して読み取られた画像情報を受信可能に構成さ
れている。
【0030】7はキーボードで、マウス等のポインティ
ングデバイス8とでモニタ9に表示される編集画像に対
する指示や文字情報の入力等を行う。3はプリンタで、
RAM10上で編集された編集情報を設定された書式に
従って記録媒体となる用紙に印刷する。
【0031】図2は、図1に示したモニタ9に表示され
る画像編集画面の一例を示す図である。
【0032】図において、18はボタンで、アプリケー
ションの動作中のウインドウ表示画面を示すウインドウ
を閉じたり最大/最小化する。12はウインドウのタイ
トルバーで、アプリケーション名17Aと表示される文
書名17Bがある。
【0033】13はメニューで、各種処理メニューがカ
ーソル指示により表示される。14はツールボタン部
で、斜行補正を行うための補正ボタン30が登録されて
おり、該補正ボタン30をカーソルで指示してポインテ
ィングデバイス8でクリックすると、斜行補正処理モー
ドとなり、後述するように2点を指示で斜行補正位置を
入力する。
【0034】11はツールバーで、各種の図形編集用の
ボタンが表示され、いずれかをカーソルで指示し、ポイ
ンティングデバイス8によりクリックして各種処理を実
行できる。21はクローズボックスである。
【0035】22はウインドウ背景、16はステータス
表示部で、現在のステータスが表示される。15はドキ
ュメント表示部で、文書が表示される領域である。23
はドキュメント表示部である。
【0036】図において、操作者は、補正ボタン30を
押下後にポインティングデバイス8を使って文書の傾き
に添って点PAと点PBをクリックして、直線(線分)
19を描画する事で、アプリケーションプログラムは補
正角20を入力することが可能になる。
【0037】図3は、図2に示したメニュー13中の編
集メニューのプルダウンメニュー例を示す図であり、図
1に示したモニタ9に表示される。
【0038】図において、編集メニュー50は、詳細メ
ニュー51〜55および階層する選択メニュー61〜6
5等より構成され、詳細メニュー51は斜行補正開始を
指示する際に、ポインティングデバイス8によりクリッ
クされると、斜行補正を開始する。詳細メニュー52は
オリジナルサイズを入力する際に、ポインティングデバ
イス8によりクリックされ、定形サイズであれば選択メ
ニュー61〜65をポインティングデバイス8によりク
リックして入力することも可能である。
【0039】詳細メニュー53は定形サイズ縦を入力す
る際に、ポインティングデバイス8によりクリックさ
れ、定形サイズであれば選択メニュー61〜65をポイ
ンティングデバイス8によりクリックして入力すること
も可能である。詳細メニュー54は定形サイズ横を入力
する際に、ポインティングデバイス8によりクリックさ
れ、定形サイズであれば選択メニュー61〜65をポイ
ンティングデバイス8によりクリックして入力すること
も可能である。詳細メニュー55は、選択されたサイズ
を確定する際に、ポインティングデバイス8によりクリ
ックされる。
【0040】図4は、図1に示したモニタ9に表示され
るダイアログボックスの一例を示す図であり、(A)は
ダイアログボックスDB1で、処理の実行有無を決定す
る際に、モニタ10に表示される。(B)はダイアログ
ボックスDB2で、サイズ変更を催促する際に、モニタ
10に表示される。(C)はダイアログボックスDB3
で、文書サイズの変更状態を確認する際に、モニタ10
に表示される。(D)はダイアログボックスDB4で、
文書サイズの変更(オリジナルサイズ,定形サイズ等へ
の変更)を催促する際に、モニタ10に表示される。
【0041】図5,図6は、図2に示した編集画面の要
部構成を説明する図であり、図2と同一のものには同一
の符号を付してあり、図5は、編集前状態に対応し、図
6は編集後状態に対応する。
【0042】図5の(A),(B)において、71は矩
形枠で、変更する文書サイズをドキュメント表示部15
に表示された文書画像中に重畳表示される。図5の
(C),(D)は、カーソルで、該カーソルは矩形枠7
1上以外では、図5の(D)に示す形状で表示される
が、該カーソルは矩形枠71上では、図5の(C)にし
メス形状で表示され、補正方向が4方向指示可能とな
る。
【0043】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1等を参照して説明する。
【0044】上記のように構成された、図示しないスキ
ャナ等より入力される原稿画像情報に対して所定の画像
処理を施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画像処理
装置であって、斜行補正されて画像サイズが拡張された
補正原稿画像情報を表示する表示手段(モニタ9)と、
前記表示手段に表示される補正原稿画像情報中から原稿
画像情報を切り出すための切り出し領域を重畳表示する
原稿領域表示手段(CPU1がハードディスク4等に記
憶された制御プログラムを実行して、例えば図5の
(A)に示すように切り出し領域を矩形枠71として表
示する)と、入力される領域移動指示に基づいて前記原
稿領域表示手段により重畳表示される前記切り出し領域
の表示位置を制御する領域制御手段(CPU1がハード
ディスク4等に記憶された制御プログラムを実行して、
上記の表示位置を制御する)と、前記表示手段上に表示
されている前記補正原稿画像情報中から前記切り出し領
域内の原稿画像情報を切り出して入力原稿画像情報を確
定する確定手段(CPU1がハードディスク4等に記憶
された制御プログラムを実行して、矩形枠71内の原稿
画像以外を破棄する)とを有するので、入力される原稿
画像が斜行されていた場合に、斜行補正後、原稿画像領
域が拡張されても、ユーザが意図する原稿サイズを有効
画像領域として原稿画像情報を切り出すことができ、斜
行補正に伴って画像領域が拡張されることにより原稿画
像が定形サイズから外れて、画像出力時に不良画像とな
ってしまう事態を確実に回避することができる。
【0045】また、前記原稿領域表示手段は、図5の
(A)に示すように切り出し領域を矩形枠線画として重
畳表示するので、ユーザが斜行補正されて拡張された画
像領域中から有効画像領域とすべき領域と入力された原
稿画像とを同時に捉えながら特定することができ、切り
出す原稿画像領域を容易に決定することができる。
【0046】さらに、前記原稿領域表示手段は、後述す
る図8に示すように切り出し領域を半透明の矩形枠面と
して重畳表示するので、ユーザが斜行補正されて拡張さ
れた画像領域中から有効画像領域を入力された原稿画像
を同時に捉えながら特定することができ、切り出す原稿
画像領域を容易に決定することができる。
【0047】また、前記切り出し領域は、前記原稿画像
情報の読み取り原稿サイズとするので、入力される原稿
画像の原稿サイズを有効画像領域として切り出し領域を
決定することができる。
【0048】さらに、前記切り出し領域は、用紙選択可
能な定形サイズとするので、入力される原稿画像の原稿
サイズとは異なる定形サイズ(図3の編集メニュー中か
ら選択可能な定形サイズ)を有効画像領域としてユーザ
が意図する定形サイズで切り出し領域を決定することが
でき、画像出力時の用紙サイズ等にも柔軟に対応するこ
とができる。
【0049】図7は、本発明に係る画像処理装置におけ
るデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、
読み取り画像の斜行補正処理手順に対応する。なお、
(1)〜(17)は各ステップを示す。又、本処理は、
スキャナ等の読み込み直後又は図2に示したメニュー1
3の編集メニューをマウス8を使って選択した後に、図
3に示したプルダウンメニュー中の斜行補正50のメニ
ューを選択することで開始するものとする。
【0050】先ず、ステップ(1)で、メッセージによ
り図2に示した点PAと点PBからなる線分19を入力
するようにメッセージ、例えば「ドキュメントの傾きに
添って線分を入力して下さい」等を表示する。
【0051】次に、ステップ(2)で、ユーザがポイン
ティングデバイス8を使って線分19の描画を行った時
に、モニタ9の上のウインドウフレームの中のドキュメ
ント表示部15に実際の線分19を重畳して描画する処
理を行う。なお、一度描画した線分19は選択して、消
去して書き直したり、線分19の片側のみをドラッグし
たりして編集できるようにしても良いが、本実施形態で
は描画後に、図4の(A)に示したようなダイアログボ
ックスDB1をモニタ9上に表示し、このダイアログボ
ックスDB1が表示され「OK」ボタン又は「キャンセ
ル」ボタンが表示され、「OK」ボタンが押下された場
合には、ステップ(3)へ進み、「キャンセル」ボタン
が押下された場合は、ステップ(2)に示した描画処理
が継続される。
【0052】そして、ステップ(3)では、ステップ
(2)で入力された線分19の両端点の座標から、斜行
の傾きを求め、実際のドキュメントの斜行補正イメージ
を生成してドキュメント表示部23に表示する。
【0053】次に、ステップ(4)では図4の(D)に
示したダイアログボックスDB4をモニタ9に表示し
て、例えば「文書サイズを変更して下さい」のメッセー
ジの表示を行い、ユーザは3つのボタンのいずれかの選
択指示を催促し、サイズ変更を要求しているかどうかを
判定して(5)、ダイアログボックスDB4上で、「キ
ャンセル」ボタンが押下されたと判定した場合には、図
4の(B)に示したダイアログボックスDB2を表示し
て、文書サイズは後で変更可能なことを通知して、処理
を終了する。
【0054】一方、ステップ(5)で、ダイアログボッ
クスDB4上で、「オリジナルサイズ」ボタンあるいは
「定形サイズ」ボタンが押下されたと判定した場合に
は、ステップ(6)以降へ進む。
【0055】なお、本実施形態において、「オリジナル
サイズ」ボタンを押下した場合は、斜行補正前の原稿サ
イズに文書を変更し、「定形サイズ」ボタンが押下され
た場合は、斜行補正前後の文書サイズにかからわず、文
書サイズを「A4,A5,B4,B5」等の定形サイズ
に変更する。
【0056】続いて、ステップ(6)では、文書サイズ
の取得を行う。こらは「オリジナルサイズ」か「定形サ
イズ」かに応じて文書のサイズを確定するもので、定形
サイズの場合は、文書サイズの範囲に収まるサイズの定
形サイズを自動的に決めても良いし、ダイアログボック
ス等でユーザが選択するようにしても良いし、ダイアロ
グボックス内のエディットボックス(文字を入力できる
編集入力部)内に図1に示したキーボード7から直接定
形サイズをタイプ入力するようにしても良い。
【0057】また、「オリジナルサイズ」の場合には、
アプリケーション内で保持している斜行補正前の文書サ
イズが使用される。
【0058】次に、ステップ(7)では、描画処理、例
えば図5の(A),(B)に示すように、文書を表示す
るためのドキュメント表示部23とウィンドウ背景部2
2とをそれぞれ独立して描画処理する。
【0059】なお、ステップ(7)の描画処理で、図5
の(A)に示すように、実際の文書に、変更する文書サ
イズを矩形枠71で重畳しても良いし、左上点が合わさ
るようにしても良いし、特に制限するものではない。
【0060】また、図5の(D)に示されるカーソルが
図5の(A)に示す画面上に表示されるが、ポインティ
ングデバイス8の動きに連動し矩形枠71上にカーソル
がかかる場合には、カーソルの形状を図5の(C)に示
す形状に変更表示し、その表示状態でユーザがポインテ
ィングデバイス8上のボタンを押しながらポインティン
グデバイス8を移動させることより、この矩形枠71を
4方向に自由に動かす事が可能となり、ユーザは斜行補
正後の文書を見ながら必要な文書情報を含むよに、枠位
置を変更することが可能となる。
【0061】その際、もちろん表示文書の倍率を変える
ことにより、連動して矩形枠71の表示上のサイズも変
えて、操作中にメニューから別の定形サイズをや「オリ
ジナルサイズ」の選択を許して、該選択されたサイズに
応じた矩形枠71に変更しても良い。また、マウス等の
ポインティングデバイス8以外のポインティングデバイ
スやキーボード7を使って操作するようにしてもよい。
【0062】さらに、文書の表示倍率が大きい時や表示
ウインドウフレームサイズが小さい時などは、図5の
(A)に示す画面を、図5の(B)に示すように右部や
下部にスクロールバー付きの状態で画面表示される。
【0063】このような表示状態でも変更後の文書サイ
ズを示す矩形枠71を移動すれば、移動方向に応じて文
書及び矩形枠71が隠れる事のないように自動的にスク
ロールが行われるように表示制御されている。
【0064】このようにして、ステップ(7)に示す描
画処理が終わると、一旦処理を終了しても良いし、ステ
ップ(8)へ進み、文字サイズ変更を確定するイベント
を待ち、文字サイズを確定するイベントを受けると、ス
テップ(9)で、登録処理受け付け処理に入り、斜行補
正や、変更後の文書サイズの設定処理が既に終わってい
るかのチェックが行われる。
【0065】次に、ステップ(10)で、ステップ
(7)の描画処理において、描画された矩形サイズの取
得を行い、ステップ(11)で、ステップ(7)の描画
処理における文書表示倍率を取得する。そして、ステッ
プ(12)で、描画矩形サイズと文書表示倍率から、実
際の文書上の切り取り画素数と、切り取り位置を確定す
る。
【0066】例えば表示倍率が50%で、モニタ9と文
書の解像度が等しければ文書上での切り取り位置は実際
のモニタ9上で指示された画素位置を2倍する等であ
る。
【0067】次に、ステップ(13)で、ステップ(1
2)で求められた切り取り位置に基づいて実際の文書か
ら切り取りを行い、新たな文書サイズの新しい文書を生
成する。
【0068】次に、ステップ(14)で、切り取り実行
された新しい文書画像を、例えば図6に示すようにモニ
タ9上に表示する。この際、図5の(A),(B)で指
示された矩形の内側の文書内容のみ残され、外側は切り
捨てられて表示される。
【0069】そして、ステップ(15)で、メッセージ
の表示を行うメッセージ、例えば図4の(A)に示した
ダイアロックブロックスDB1を表示する。次に、ステ
ップ(16)で、ステップ(15)で表示したダイアロ
グボックスDB1中のいずれのボタンがクリック指示さ
れたかを調査し、やり直し指示であるとかどうかを判定
して、やり直し指示であると判断した場合には、ステッ
プ(6)に戻る。
【0070】一方、ステップ(16)で、やり直し指
示、例えば「OK」ボタン又は「CANCEL」ボタン
がクリック指示されたと判定した場合は、ステップ(1
7)で、メッセージの表示処理、例えば「OK」ボタン
がクリック指示された場合には、図4の(C)に示した
ダイアログボックスDB3をモニタ9上に表示し文書サ
イズが変換された事をユーザに示し、図4の(A)が表
示されている状態で、「CANCEL」ボタンがクリッ
ク指示された場合には、図4の(B)に示したダイアロ
グボックスDB2を表示して、処理を終了する。
【0071】なお、図4の(B)に示したダイアログボ
ックスDB2を表示して、処理する場合は、メニューか
ら文書サイズの変更を可能とするようにアプリケーショ
ンが作られなければならない。また、「処理はキャンセ
ルされました」のメッセージをモニタ9上に表示して、
処理を終了してもよい。
【0072】以下、本実施形態の特徴的構成について図
7等を参照して説明する。
【0073】上記のように構成された入力される原稿画
像情報に対して所定の画像処理を施して原稿画像の斜行
状態を補正可能な画像処理装置の画像処理方法であっ
て、あるいは入力される原稿画像情報に対して所定の画
像処理を施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画像処
理装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを格納した記憶媒体であって、斜行補正されて画像
サイズが拡張された補正原稿画像情報を表示部(モニタ
9)に表示する表示工程(図7のステップ(3))と、
前記表示部に表示される補正原稿画像情報中から原稿画
像情報を切り出すための切り出し領域を重畳表示する原
稿領域表示工程(図7のステップ(14))と、入力さ
れる領域移動指示に基づいて前記原稿領域表示工程によ
り重畳表示される前記切り出し領域の表示位置を指定す
る領域指定工程(図7のステップ(12))と、前記表
示部上に表示されている前記補正原稿画像情報中から前
記切り出し領域内の原稿画像情報を切り出して入力原稿
画像情報を確定する確定工程(図13のステップ(1
4))とを有するので、入力される原稿画像が斜行され
ていた場合に、斜行補正後、原稿画像領域が拡張されて
も、ユーザが意図する原稿サイズを有効画像領域として
原稿画像情報を切り出すことができ、斜行補正に伴って
画像領域が拡張されることにより原稿画像が定形サイズ
から外れて、画像出力時に不良画像となってしまう事態
を確実に回避することができる。
【0074】また、前記原稿領域表示工程は、切り出し
領域を矩形枠線画(図5に示した矩形枠71)として重
畳表示するので、ユーザが斜行補正されて拡張された画
像領域中から有効画像領域とすべき領域を入力された原
稿画像とを同時に捉えながら特定することができ、切り
出す原稿画像領域を容易に決定することができる。
【0075】さらに、前記原稿領域表示工程は、切り出
し領域を半透明の矩形枠面(図8に示す半透過の面有り
の四角形72)として重畳表示するので、ユーザが斜行
補正されて拡張された画像領域中から有効画像領域を入
力された原稿画像を同時に捉えながら特定することがで
き、切り出す原稿画像領域を容易に決定することができ
る。
【0076】また、前記切り出し領域は、前記原稿画像
情報の読み取り原稿サイズとするので、入力される原稿
画像の原稿サイズを有効画像領域として切り出し領域を
決定することができる。
【0077】さらに、前記切り出し領域は、用紙選択可
能な定形サイズ(図3に示した編集メニュー上で選択可
能な定形サイズ)とするので、入力される原稿画像の原
稿サイズとは異なる定形サイズを有効画像領域としてユ
ーザが意図する定形サイズで切り出し領域を決定するこ
とができ、画像出力時の用紙サイズ等にも柔軟に対応す
ることができる。
【0078】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
原稿スキャン後の斜行補正の一連の手続きの中で、文書
サイズの設定を行う例を示したが、第2実施形態では文
書サイズ設定を伴わなず、斜行補正後にメニューより文
書サイズ設定を行うように構成してもよい。以下、その
実施形態について説明する。
【0079】ユーザが図7に示したステップ(5)にお
いて、サイズ変更を行わないで終了すると、図3に示し
た編集メニュー50で、メニュー項目52,53,54
が選択可能な状態になる。なお、斜行補正の有無にかか
わらず文書サイズ変更を可能にする場合は、上記各メニ
ュー項目53,54は常に選択可能な状態であっても構
わない。
【0080】そして、上記メニュー選択可能な状態にお
いて、ポインティングデバイス8を操作しながら、メニ
ュー項目53又はメニュー項目54を選択するか、カー
ソルをメニュー項目53,54上に持っていくと、詳細
メニュー項目61〜65も斜行補正前後の文書サイズ等
に応じて望ましくないサイズを除いたものを選択可能状
態とする。
【0081】ところで、選択可能な状態を識別表示させ
るためにメニューを薄い字で表示したり、背景をグレー
にしたり、その方法は特に限定しない。以上のメニュー
よりメニュー項目52又はメニュー項目53またはメニ
ュー項目54の詳細メニュー項目61〜65が選択され
ると、図7に示した処理が開始され後は、第1実施形態
に示す動作と同様になる。
【0082】また、図3に示した編集メニュー50中の
メニュー項目55である「サイズ確定」は、ステップ
(7)でユーザが描画処理を終了した場合は、選択可能
状態になり、このメニュー項目を選択した場合には、ス
テップ(9)から処理を開始し、以後、第1実施形態と
同様の処理が行われる。
【0083】ところで、第2実施形態では、第1実施形
態のステップ(17)で、図4の(B)に示したダイア
ログボックスDB2で、メッセージの表示処理を実行し
て、データ処理を終了させる場合にも有効な実施形態で
ある。
【0084】なお、上記各実施形態では、矩形枠71を
使用して位置を補正する場合について説明したが、矩形
枠71に代えて、図8に示す半透過の面有りの四角形7
2等により位置を指定するように構成してもよい。その
際、透過方式もハッチングパターンで裏側の文書が透け
るようにしても良いし、各画素毎に理論演算して透過画
素値を求めて表示しても構わない。
【0085】また、本発明は斜行補正処理に関係なく、
文書サイズを変更する際にも有効な手段である。
【0086】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0087】図9は、本発明に係る画像処理装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0088】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0089】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0090】本実施形態における図7に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。
【0091】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0092】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0093】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0094】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0095】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0096】上記実施形態によれば、斜行補正後の表示
文書に対し、斜行補正前の文書サイズを示す矩形線等を
重畳又は半透過で上書きしユーザに文書の必要個所のみ
を容易に切り取らせる事が可能なGUI(グラフィカル
ユーザインタフェース)を容易することにより、文書の
サイズ管理が容易になり、文書の編集やプリントアウト
の際に紙面からはみ出す等の不都合が発生しなくなっ
た。
【0097】しかも、文書の有効領域の取り出しが自動
処理と比べ失敗を生じない、特にスキャン画像は原稿サ
イズが定形サイズであるので、元原稿サイズに合わせる
処理を行っても又、定形サイズ原稿に合わせる処理を行
っても、処理後の文書サイズは、数種類の定形サイズに
統一されるので、管理上でのメリットも大きい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、入力される原稿画像情報に対して所定
の画像処理を施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画
像処理装置であって、斜行補正されて画像サイズが拡張
された補正原稿画像情報を表示する表示手段と、前記表
示手段に表示される補正原稿画像情報中から原稿画像情
報を切り出すための切り出し領域を重畳表示する原稿領
域表示手段と、入力される領域移動指示に基づいて前記
原稿領域表示手段により重畳表示される前記切り出し領
域の表示位置を制御する領域制御手段と、前記表示手段
上に表示されている前記補正原稿画像情報中から前記切
り出し領域内の原稿画像情報を切り出して入力原稿画像
情報を確定する確定手段とを有するので、入力される原
稿画像が斜行されていた場合に、斜行補正後、原稿画像
領域が拡張されても、ユーザが意図する原稿サイズを有
効画像領域として原稿画像情報を切り出すことができ、
斜行補正に伴って画像領域が拡張されることにより原稿
画像が定形サイズから外れて、画像出力時に不良画像と
なってしまう事態を確実に回避することができる。
【0099】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、前記原稿領域表示手段は、切り出し領域を矩形枠線
画として重畳表示するので、ユーザが斜行補正されて拡
張された画像領域中から有効画像領域とすべき領域を入
力された原稿画像とを同時に捉えながら特定することが
でき、切り出す原稿画像領域を容易に決定することがで
きる。
【0100】第3の発明によれば、第1の発明におい
て、前記原稿領域表示手段は、切り出し領域を半透明の
矩形枠面として重畳表示するので、ユーザが斜行補正さ
れて拡張された画像領域中から有効画像領域を入力され
た原稿画像を同時に捉えながら特定することができ、切
り出す原稿画像領域を容易に決定することができる。
【0101】第4の発明によれば、第1〜第3の発明に
おいて、前記切り出し領域は、前記原稿画像情報の読み
取り原稿サイズとするので、入力される原稿画像の原稿
サイズを有効画像領域として切り出し領域を決定するこ
とができる。
【0102】第5の発明によれば、第1〜第3の発明に
おいて、前記切り出し領域は、用紙選択可能な定形サイ
ズとするので、入力される原稿画像の原稿サイズとは異
なる定形サイズを有効画像領域としてユーザが意図する
定形サイズで切り出し領域を決定することができ、画像
出力時の用紙サイズ等にも柔軟に対応することができ
る。
【0103】第6の発明は、入力される原稿画像情報に
対して所定の画像処理を施して原稿画像の斜行状態を補
正可能な画像処理装置の画像処理方法であって、斜行補
正されて画像サイズが拡張された補正原稿画像情報を表
示部に表示する表示工程と、前記表示部に表示される補
正原稿画像情報中から原稿画像情報を切り出すための切
り出し領域を重畳表示する原稿領域表示工程と、入力さ
れる領域移動指示に基づいて前記原稿領域表示工程によ
り重畳表示される前記切り出し領域の表示位置を指定す
る領域指定工程と、前記表示部上に表示されている前記
補正原稿画像情報中から前記切り出し領域内の原稿画像
情報を切り出して入力原稿画像情報を確定する確定工程
とを有するので、入力される原稿画像が斜行されていた
場合に、斜行補正後、原稿画像領域が拡張されても、ユ
ーザが意図する原稿サイズを有効画像領域として原稿画
像情報を切り出すことができ、斜行補正に伴って画像領
域が拡張されることにより原稿画像が定形サイズから外
れて、画像出力時に不良画像となってしまう事態を確実
に回避することができる。
【0104】第7の発明によれば、第6の発明におい
て、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を矩形枠線
画として重畳表示するので、ユーザが斜行補正されて拡
張された画像領域中から有効画像領域とすべき領域を入
力された原稿画像とを同時に捉えながら特定することが
でき、切り出す原稿画像領域を容易に決定することがで
きる。
【0105】第8の発明によれば、第6の発明におい
て、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を半透明の
矩形枠面として重畳表示するので、ユーザが斜行補正さ
れて拡張された画像領域中から有効画像領域を入力され
た原稿画像を同時に捉えながら特定することができ、切
り出す原稿画像領域を容易に決定することができる。
【0106】第9の発明によれば、第6〜第8の発明に
おいて、前記切り出し領域は、前記原稿画像情報の読み
取り原稿サイズとするので、入力される原稿画像の原稿
サイズを有効画像領域として切り出し領域を決定するこ
とができる。
【0107】第10の発明によれば、第6〜第8の発明
において、前記切り出し領域は、用紙選択可能な定形サ
イズとするので、入力される原稿画像の原稿サイズとは
異なる定形サイズを有効画像領域としてユーザが意図す
る定形サイズで切り出し領域を決定することができ、画
像出力時の用紙サイズ等にも柔軟に対応することができ
る。
【0108】第11の発明によれば、入力される原稿画
像情報に対して所定の画像処理を施して原稿画像の斜行
状態を補正可能な画像処理装置を制御するコンピュータ
が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、斜行補正されて画像サイズが拡張された補正原稿画
像情報を表示部に表示する表示工程と、前記表示部に表
示される補正原稿画像情報中から原稿画像情報を切り出
すための切り出し領域を重畳表示する原稿領域表示工程
と、入力される領域移動指示に基づいて前記原稿領域表
示工程により重畳表示される前記切り出し領域の表示位
置を指定する領域指定工程と、前記表示部上に表示され
ている前記補正原稿画像情報中から前記切り出し領域内
の原稿画像情報を切り出して入力原稿画像情報を確定す
る確定工程とを有するコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを記憶媒体に格納したので、入力される原稿画
像が斜行されていた場合に、斜行補正後、原稿画像領域
が拡張されても、ユーザが意図する原稿サイズを有効画
像領域として原稿画像情報を切り出すことができ、斜行
補正に伴って画像領域が拡張されることにより原稿画像
が定形サイズから外れて、画像出力時に不良画像となっ
てしまう事態を確実に回避することができる。
【0109】第12の発明によれば、第11の発明にお
いて、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を矩形枠
線画として重畳表示するので、ユーザが斜行補正されて
拡張された画像領域中から有効画像領域とすべき領域を
入力された原稿画像とを同時に捉えながら特定すること
ができ、切り出す原稿画像領域を容易に決定することが
できる。
【0110】第13の発明によれば、第11の発明にお
いて、前記原稿領域表示工程は、切り出し領域を半透明
の矩形枠面として重畳表示するので、ユーザが斜行補正
されて拡張された画像領域中から有効画像領域を入力さ
れた原稿画像を同時に捉えながら特定することができ、
切り出す原稿画像領域を容易に決定することができる。
【0111】第14の発明によれば、第11〜第13の
発明において、前記切り出し領域は、前記原稿画像情報
の読み取り原稿サイズとするので、入力される原稿画像
の原稿サイズを有効画像領域として切り出し領域を決定
することができる。
【0112】第15の発明によれば、第11〜第13の
発明において、前記切り出し領域は、用紙選択可能な定
形サイズとするので、入力される原稿画像の原稿サイズ
とは異なる定形サイズを有効画像領域としてユーザが意
図する定形サイズで切り出し領域を決定することがで
き、画像出力時の用紙サイズ等にも柔軟に対応すること
ができる。
【0113】従って、入力される原稿画像の斜行補正
後、原稿画像をユーザが意図する原稿サイズで容易に切
り出し、該切り出した原稿画像のみを入力画像として処
理することが可能となり、入力された原稿画像の画像出
力時に不良画像となってしまう事態を確実に回避するこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の一
例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したモニタに表示される画像編集画面
の一例を示す図である。
【図3】図2に示したメニュー中の編集メニューのプル
ダウンメニュー例を示す図である。
【図4】図1に示したモニタに表示されるダイアログボ
ックスの一例を示す図である。
【図5】図2に示した編集画面の要部構成を説明する図
である。
【図6】図2に示した編集画面の要部構成を説明する図
である。
【図7】本発明に係る画像処理装置におけるデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像処理装置における要部編集画
面の一例を示す図である。
【図9】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【図10】この種の画像処理装置において編集される画
像情報の斜行状態を示す模式図である。
【図11】図10に示した斜行原稿画像の斜行補正状態
を示す模式図である。
【図12】図10に示した斜行原稿画像の斜行補正状態
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 CD−ROM 3 プリンタ 4 ハードディスク 5 フロッピーディスクドライブ 6 通信装置 7 キーボード 8 ポインティングデバイス 9 モニタ 10 RAM

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される原稿画像情報に対して所定の
    画像処理を施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画像
    処理装置であって、 斜行補正されて画像サイズが拡張された補正原稿画像情
    報を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示される補正原稿画像情報中から原稿
    画像情報を切り出すための切り出し領域を重畳表示する
    原稿領域表示手段と、 入力される領域移動指示に基づいて前記原稿領域表示手
    段により重畳表示される前記切り出し領域の表示位置を
    制御する領域制御手段と、 前記表示手段上に表示されている前記補正原稿画像情報
    中から前記切り出し領域内の原稿画像情報を切り出して
    入力原稿画像情報を確定する確定手段と、を有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿領域表示手段は、切り出し領域
    を矩形枠線画として重畳表示することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿領域表示手段は、切り出し領域
    を半透明の矩形枠面として重畳表示することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記切り出し領域は、前記原稿画像情報
    の読み取り原稿サイズとすることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記切り出し領域は、用紙選択可能な定
    形サイズとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 入力される原稿画像情報に対して所定の
    画像処理を施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画像
    処理装置の画像処理方法であって、 斜行補正されて画像サイズが拡張された補正原稿画像情
    報を表示部に表示する表示工程と、 前記表示部に表示される補正原稿画像情報中から原稿画
    像情報を切り出すための切り出し領域を重畳表示する原
    稿領域表示工程と、 入力される領域移動指示に基づいて前記原稿領域表示工
    程により重畳表示される前記切り出し領域の表示位置を
    指定する領域指定工程と、 前記表示部上に表示されている前記補正原稿画像情報中
    から前記切り出し領域内の原稿画像情報を切り出して入
    力原稿画像情報を確定する確定工程と、を有することを
    特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記原稿領域表示工程は、切り出し領域
    を矩形枠線画として重畳表示することを特徴とする請求
    項6記載の画像処理装置の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記原稿領域表示工程は、切り出し領域
    を半透明の矩形枠面として重畳表示する請求項6記載の
    画像処理装置の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記切り出し領域は、前記原稿画像情報
    の読み取り原稿サイズとすることを特徴とする請求項6
    〜8のいずれかに記載の画像処理装置の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記切り出し領域は、用紙選択可能な
    定形サイズとすることを特徴とする請求項6〜8のいず
    れかに記載の画像処理装置の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 入力される原稿画像情報に対して所定
    の画像処理を施して原稿画像の斜行状態を補正可能な画
    像処理装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプ
    ログラムを格納した記憶媒体であって、 斜行補正されて画像サイズが拡張された補正原稿画像情
    報を表示部に表示する表示工程と、 前記表示部に表示される補正原稿画像情報中から原稿画
    像情報を切り出すための切り出し領域を重畳表示する原
    稿領域表示工程と、 入力される領域移動指示に基づいて前記原稿領域表示工
    程により重畳表示される前記切り出し領域の表示位置を
    指定する領域指定工程と、 前記表示部上に表示されている前記補正原稿画像情報中
    から前記切り出し領域内の原稿画像情報を切り出して入
    力原稿画像情報を確定する確定工程と、を有することを
    特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記原稿領域表示工程は、切り出し領
    域を矩形枠線画として重畳表示することを特徴とする請
    求項11記載のコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記原稿領域表示工程は、切り出し領
    域を半透明の矩形枠面として重畳表示する請求項11記
    載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記切り出し領域は、前記原稿画像情
    報の読み取り原稿サイズとすることを特徴とする請求項
    11〜13のいずれかに記載のコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記切り出し領域は、用紙選択可能な
    定形サイズとすることを特徴とする請求項11〜13の
    いずれかに記載のコンピュータが読み出し可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体。
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