JP2000036777A - 定数モジュラス・アルゴリズムとマルチモジュラス・アルゴリズムの両方を使用するブラインド形等化アルゴリズム - Google Patents

定数モジュラス・アルゴリズムとマルチモジュラス・アルゴリズムの両方を使用するブラインド形等化アルゴリズム

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JP2000036777A
JP2000036777A JP11115631A JP11563199A JP2000036777A JP 2000036777 A JP2000036777 A JP 2000036777A JP 11115631 A JP11115631 A JP 11115631A JP 11563199 A JP11563199 A JP 11563199A JP 2000036777 A JP2000036777 A JP 2000036777A
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Jean-Jacques Werner
ワーナー ジェーン−ジャッキーズ
Jian Yang
ヤング ジァン
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
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    • H04L25/03038Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure
    • H04L25/0305Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure using blind adaptation

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、通信装置における受信機のブライ
ンド形等化に関し、特に、対角解の発生率を低減する適
応イコライザのブラインド形等化の際に使用するため技
術を提供する。 【解決手段】 本発明は、通信受信機で使用する方法で
あって、受信信号を処理するために、N個のタップ係数
ベクトルを含む適応フィルタ構成を使用する段階と、非
対称の収束アルゴリズムを使用して、N個のタップ係数
ベクトルの中の少なくとも2つをブラインド的に収束さ
せる段階からなることを特徴とする。上記適応フィルタ
は2つのフィルタを含む構成である。上記受信機は、非
対称アルゴリズムを使用して、CMA−MMAブライン
ド形等化を行う。この結合CMA−MMA技術は、対角
解の発生率を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、通信装置に関し、特に受信機
のブラインド形等化に関する。尚、1996年9月18日付
のWerner他の米国特許出願08/717,582号「2つのフィ
ルタ適応イコライザのブラインド形収束を改善する技術
(Technique for Improving theBlind Convergence of a
Two-Filer Adaptive Equalizer)」、および1996年11
月8日付のWerner他の米国特許出願08/744,908「遷移ア
ルゴリズムを使用する適応イコライザのブラインド形収
束を改善する技術(Technique for Improving the Blind
Convergence of an Adaptive Equalizer Using a Tran
sition Algorithm)」において、関連主題が開示されて
いる。
【0002】
【発明の背景】ブラインド形等化(blind equalization)
の場合には、受信機の適応フィルタは、トレーニング信
号を使用しないでも収束する。当業者なら周知のよう
に、ブラインド形等化は2つの技術により行われる。す
なわち、一方の技術は、本明細書において、「低減立体
配座アルゴリズム(Reduced Constellation Algorith
m:RCA)」と呼ばれるものであり、(例えば、19
75年6月発行のIEEE Trans.Commun.の第679頁乃至
第682頁掲載の、Y.Satoの「多重レベル振幅変調シ
ステムに対する自力回復形等化方法(A Method of Self-
recovering Equalization for Multilevel Amplitude M
odulation Systems)」、1980年10月7日付のゴダ
ール(Godard)の米国特許第4,227,152
号参照)、他方の技術は、いわゆる「定数モジュラス・
アルゴリズム(Constant ModulusAlgorithm)」と呼
ばれるものである(例えば、1980年11月発行のIE
EE Trans.Commun.第28巻、第11号の第1867乃至1875
頁掲載の、D.N.ゴダールの「二次元データ通信シス
テムの自力回復形等化およびキャリヤ・トラッキング(S
elf-Recovering Equalization and Carrier Tracking i
n Two-Dimensional Data Communications System)」、
1992年発行のIEEE Trans.Signal Processing 第4
0巻、第6号の第1383頁乃至第1398頁掲載の、N.K.
ジャブロン(Jablon)の「高次QAM信号立体配
座用の結合ブラインド形等化、キャリヤ回復およびタイ
ミング回復(Joint Blind Equalization, Carrier Recov
ery, and Timing Recovery fro High-Order QAM Signal
Constellations)」参照。)。さらに、Werner外の19
96年5月7日付出願の米国特許出願08/646,404号「ブ
ラインド形等化(Blind Equalization)」は、上記RCA
およびCMAアプローチに代わるものとして、新しいブ
ラインド形等化技術、マルチモジュラス・アルゴリズム
(MultiModule Algorithm:MMA)を開示してい
る。
【0003】しかし、ブラインド形等化技術の最も基本
的な性能問題は、信頼性の高い初期収束を行うことがで
きることである。仮にそうでないと、適応フィルタは、
周知の「対角解」のような間違った解に収束する恐れが
ある。
【0004】一般的にいって、CMAまたはMMAアル
ゴリズムと比較すると、RCAアルゴリズムの収束の信
頼性は低い。CMAアルゴリズムとMMAアルゴリズム
との間のように、これらのアルゴリズムは利点も欠点も
持っている。例えば、不正確な対角解を避けるために、
CMA技術の収束はより信頼性が高いが、CMAアルゴ
リズムの場合には高価なローテータが必要になる。比較
した場合、MMAアルゴリズムは、高価なローテータを
必要としないが、CMAアルゴリズムより不正確な収束
の影響を受け易い。
【0005】Werner他の米国特許出願は、対角解を防止
するのに使用する代わりの技術を開示している。Werner
外の1996年9月18日付出願の米国特許出願第08/7
17,582「2つのフィルタ適応イコライザのブラインド形
収束を改善する技術(Technique for Improving the Bli
nd Convergence of a Two-filter Adaptive Equalize
r)」は、制約付きヒルベルト・コスト関数(Constrain
ed Hilbert Cost Function:CHCF)と呼ばれ
る、ブラインド形等化アルゴリズムを開示している。C
HCFアルゴリズムは、対角解の発生を防止するため
に、ヒルベルト伝達関数および同相および直交フィルタ
のドット積特性(dot-product properties)を使用する。
Werner他の1996年11月8日付出願の米国特許出願
第08/744,908号「遷移アルゴリズムを使用する適応イコ
ライザのブラインド形収束を改善する技術(Technique f
or Improving the Blind convergence of an Adaptive
Equalizer Using a Transition Algorithm)」は、遷移
アルゴリズムと呼ばれる、ブラインド形等化技術アルゴ
リズムを開示している。後者の場合、一般的にいって、
適応フィルタは、最初、CMAアルゴリズムを使用し、
その後で切り替えて、MMAアルゴリズムを使用する。
【0006】
【発明の概要】本発明者は、対角解の発生率を低減する
適応イコライザのブラインド形等化の際に使用するため
の他の技術を発見した。特に、本発明の場合、受信機
は、結合CMA−MMAブラインド形等化アルゴリズム
を使用してブラインド形等化を行う。
【0007】本発明の一実施例の場合には、受信機は、
2つのフィルタ構成を持つ適応フィルタからなる。上記
受信機は、非対称アルゴリズムを使用して、CMA−M
MAブラインド形等化を行う。
【0008】
【発明の詳細な記述】図1は、本発明の原理を実行する
通信システムの一部の例示としての高いレベルのブロッ
ク図である。例示としての目的のためだけに、受信機1
0は、下記式で表されるCAP(キャリヤを含まない、
振幅変調、位相変調)信号を受信するものと仮定する。
【数1】
【0009】
【外1】
【0010】式(1)のCAP信号は、通信チャネル9
を伝播している間に歪を生じ、シンボル間妨害(Inter
Symbol Interference:ISI)を起こしていると仮
定する。このISIは、チャネルISI(相互に干渉す
るanおよびbnシンボル)と、チャネルISI(相互に
干渉するanおよびbnシンボル)からなる。受信機10
の目的は、信号r’(t)を供給するために、上記IS
Iを除去し、付加ノイズξ(t)の影響を最小限度にま
で低減することである。受信機10で使用するための、
結合CMAおよびMMAブラインド形等化アルゴリズム
により、本発明のコンセプトを説明する。これは例示と
してのものに過ぎない。しかし、本発明のコンセプトを
説明する前に、適応フィルタの背景となるいくつかの情
報について説明し、上記CMAおよびMMAアルゴリズ
ムについて説明する。また、本明細書においては、適応
フィルタは、例えば、以降の説明では、単にFSLEイ
コライザや単にイコライザと呼ぶ、分別間隔付き線形等
化器(fractionally spacedlinear equalizer)を意味す
る。
【0011】
【適応フィルタ、CMAおよびMMA】図2は、例示と
しての分相FSLEイコライザ10である。FSLEイ
コライザ100は、N次元を持つものとして特徴づける
ことができる入力信号上で動作するものと仮定する。こ
の例の場合、N=2である。すなわち、入力信号は、2
つの構成要素次元、すなわち、同相構成要素および直交
構成要素を含む。(また、本明細書においては、「チャ
ネル」という用語は、各次元を表すのに使用される。例
えば、同相次元はまた同相チャネルとも呼ばれることに
留意されたい。)FSLEイコライザ100は、有限イ
ンパルス応答(Finite Impulse Response:FIR)
フィルタ110および120の形をした、2つの並列デ
ジタル適応フィルタを備える。イコライザ100は、
「分相FSLE(phase-splitting FSLE」と呼ばれ
る。何故なら、2つのFIRフィルタ110および12
0は、収束して同相および直交フィルタになるからであ
る。図3は、上記イコライザ構成のいくつかの部分を詳
細に示すが、これは例示としてのものに過ぎない。2つ
のFIRフィルタ110および120は、連続アナログ
−デジタル変換器(A/D)125の、サンプルrk
シーケンスを記憶する同じタップ付き遅延ライン115
を共有する。A/D125のサンプリング速度1/T’
は、通常、シンボルレート1/Tより3〜4倍速く、真
の信号に対するサンプリング定理を満足するように選択
される。T/T’=iであると仮定する。この場合、i
は整数である。
【0012】図3に示す2つの適応FIRフィルタ11
0および120の出力は、シンボルレート1/Tとして
計算される。上記イコライザ・タップおよび入力サンプ
ルは、対応するN次元ベクトルにより表すことができ
る。それ故、下記式のように定義される。
【0013】 rn T=[rk.,rk-1.,...,rk-N.]=遅延ラインのA/Dサンプルのベクトル(2) cn T=[c0.,c1.,c2.,...,cN.]=同相タップ係数のベクトル (3) dn T=[d0.,d1.,d2.,...,dN.]=直交位相タップ係数のベクトル (4)
【0014】ここで、上付き文字Tはベクトル転置を示
し、下付き文字nはシンボル周期nTを示す。k=
(i)(n)である。
【0015】
【外2】
【数2】
【0016】
【外3】
【0017】
【外4】
【0018】
【数3】
【0019】Enは、イコライザ100のタップ係数を
更新するのに使用される。最も普通のタップ更新アルゴ
リズムは、下記式で表される平均二乗誤差(Mean Squ
areError:MSE)を最小にする確率論的勾配アルゴ
リズムである、LMSアルゴリズムである。
【数4】
【外5】
【数5】
【0020】2つの適応フィルタのタップ係数は、下記
式で表される上記の最小平均二乗(LMS)アルゴリズ
ムを使用して更新される。
【数6】 ここで、αは、タップ調整アルゴリズムで使用するステ
ップ・サイズである。
【0021】動作の定常状態モードとは反対に、始動モ
ードは、上記タップ係数値を、数値の初期設定に収束す
るために使用される。ある種のシステムの場合には、ト
レーニング・シーケンスは、始動中(すなわち、An
ンボルの予め定義したシーケンス)中に使用される。受
信機は、上記始動からイコライザ出力信号Yn、および
送信したシンボルAnの既知のシーケンスを使用して、
意味のある誤差Enを計算することができる。この場
合、「理想的な参照」に関してタップ適応を行うとい
う。
【0022】しかし、トレーニング・シーケンスを利用
することができない場合には、イコライザ100は、ブ
ラインド(blind)的に収束させなければならない。この
ことは、通常、2つの主ステップを含む。最初に、「ア
イ図(eye diagram)」を開くために、ブラインド形等化
アルゴリズムが使用され、その後で、アイが十分に開い
てから、受信機は、例えば、上記のLSMタップ適応ア
ルゴリズムに切り替える。ブラインド形等化の原理は、
式(8)で表されるMSEより、イコライザ100を最
初に収束するのにより適している、コスト関数を最小に
するタップ適応アルゴリズムを使用することである。上
記2つのブラインド形等化アルゴリズムは、CMAアル
ゴリズムおよびMMAアルゴリズムである。CMAアル
ゴリズムは、下記式で表されるコスト関数(CF)を最
小にする。
【0023】
【数7】 ここで、Lは正の整数であり、Ynは等化したサンプル
であり、Rは円の半径である。実際には、L=2のケー
スが最も普通に使用される。式(13)のコスト関数
は、半径Rに関するイコライザの複素出力信号Ynのバ
ラツキを最小にする真の二次元コスト関数である。CM
Aアルゴリズムによる収束は、信頼性が最も高いもので
あり、そのため不正確な対角解を避けることができる
が、高価なローテータを必要とする。
【0024】比較した場合、マルチモジュラス・アルゴ
リズムは、下記式で示すコスト関数を最小にする。
【0025】
【数8】 ここで、Lは正の整数であり、R(Yn)および〜R
(Yn)は、イコライザの出力Ynにより異なる正の離散
数値である。MMAアルゴリズムは、区分的なリニア同
相および直交輪郭の周囲のイコライザ出力サンプルyn
および〜ynのバラツキを最小にする。
【0026】
【外6】
【0027】
【数9】
【0028】式(13)で表されるCMAとは異なり、
式(15)は、真の二次元コスト関数ではない。むし
ろ、式(15)は2つの独立した一次元コスト関数CF
lおよびCFqである。L=2であるので、MMAのコス
ト関数は、下記式により表すことができる。
【数10】 MMAアルゴリズムは、立体配座を回転することはでき
るが、時々対角解に収束する場合がある。
【0029】
【結合CMA−MMA技術】本発明者は、対角解の発生
率を低減する適応イコライザのブラインド形等化の際に
使用するための1つの技術を発見した。特に、本発明の
場合、受信機は、結合CMA−MMAブラインド形等化
アルゴリズムを使用して、ブラインド形等化を行う。
【0030】結合CMA−MMAアルゴリズムのコスト
関数は下記式により表される。
【数11】
【0031】
【外7】
【数12】 本発明のコンセプトの説明の残りの部分においては、式
(18)および(19)により表されるコスト関数を使
用するものと仮定する。
【0032】本発明のコンセプトは、二次元および一次
元のコスト関数の集合み合わせを使用しているので、全
体のコスト関数は非対称の等高線を持つ。すなわち、結
合CMA−MMAコスト関数を最小にすることは、図4
および図5の2つの異なる輪郭に関連する。同相チャネ
ルは、図4の円形等高線に関連し、直交位相チャネルは
図5の二本の直線に関連する。
【0033】コスト関数の勾配は、下記式に示すよう
に、式(18)および(19)から得られる。
【数13】
【0034】これらの式から、確率論的勾配タップ更新
は下記式のようになる。
【数14】 図6は、結合CMA−MMAによる、2つのフィルタを
含む構成のタップ更新のグラフを示す。各チャネルは、
例えば、μcmaおよびμmmaのような異なる誤差修正項を
使用する。式(24)および(25)(および図6)を
見れば分かるように、図1の受信機10は、タップ・ベ
クトルを更新するために、非対称アルゴリズムを使用し
て、結合CMA−MMAブラインド形等化を行う。
【0035】すでに説明したように、結合CMA−MM
Aアルゴリズムは、イコライザのタップ更新アルゴリズ
ムに非対称を導入し、一方、他のブラインド形等化アル
ゴリズムは、何時でも2つのフィルタを含むイコライザ
用に対称アルゴリズムを使用する。結合CMA−MMA
アルゴリズムで使用する非対称は下記の通りである。
【0036】・非対称コスト関数 − 結合CMA−M
MAアルゴリズムは、一方のチャネルに対して二次元ア
ルゴリズムを使用し、他方のチャネルに対して一次元ア
ルゴリズムを使用する。 ・同相チャネルおよび直交位相チャネルに対する異なる
定数Rcmaおよび、Rmma。例えば、式(18)および
(19)により表されるコスト関数に対して、定数Rは
下記のようになる。これは例示としてのものに過ぎな
い。同相チャネルおよび直交チャネルに対して、それぞ
れ、Rcma=3.6およびRmma=2.86。 ・異なるステップ・サイズμcmaおよびμmma2つのコス
ト関数において異なるステップ・サイズを使用すると、
対角解および収束の速度の発生速度が、さらに制御され
る。しかし、性能をほどほどにするには、これらの数値
を相互に、例えば、0.01のように等しくすることが
できる。
【0037】結合CMA−MMAアルゴリズムは、CM
AアプローチおよびMMAアプローチと比較すると、異
なる利点を持つ。CMAの場合には、結合CMA−MM
Aアルゴリズムは立体配座を回転させる(結合CMA−
MMAアルゴリズムによる立体配座が回転は、数学的に
表すことができる。しかし、この証明は、本発明のコン
セプトにとっては必要ないので、ここでは説明しな
い。)。反対に、CMAアルゴリズムによる収束は信頼
性が高く、それにより不正確な対角解を避けることがで
きるが、CMAは高価なローテータを使用しなければな
らないし、定常動作モードの場合でも、上記ローテータ
を使用しなければならない。MMAの場合には、タップ
更新用の2つのチャネルの間の結合により、結合CMA
−MMAアルゴリズムによる収束の信頼性は、MMAの
それよりも高い(例えば、図6参照)。比較した場合、
MMAアルゴリズムは、対角解に収束する恐れがある。
何故なら、このアルゴリズムは2つの独立したコスト関
数を持つからである。
【0038】図7および図8は、図1の受信機10で使
用するための、本発明のコンセプトの例示としての実施
例を示す。図7は、本発明の原理に従って、FSLEを
実行するようにプログラムされている、デジタル信号プ
ロセッサ400の代表的な実施例である。デジタル信号
プロセッサ400は、中央処理装置(プロセッサ)40
5およびメモリ410を備える。メモリ410の一部
は、プロセッサ405により実行された時、結合CMA
−MMAアルゴリズムを実行するプログラム命令を記憶
する。メモリの上記部分を参照番号411で示す。メモ
リ412の他の部分は、本発明のコンセプトに従って、
プロセッサ405により更新される、タップ係数値を記
憶するために使用される。受信信号404は、プロセッ
サ405に送られ、このプロセッサ405は、出力信号
406を供給するために、本発明のコンセプトに従って
上記信号を等化する。例示としてのためだけのものであ
るが、出力信号406は、イコライザの出力サンプルの
シーケンスを表すものと仮定する(当業者なら周知のよ
うに、出力信号プロセッサは、出力信号406を入手す
る前に受信信号404をさらに処理することができ
る。)。本明細書では、例示としてのソフトウエア・プ
ログラムについての説明は行わない。何故なら、本明細
書で説明した結合CMA−MMAアルゴリズムについて
知ったからには、当業者なら当然そのようなプログラム
を理解することができるからである。また、すでに説明
したような任意のイコライザ構成は、本発明のコンセプ
トに従って、デジタル信号プロセッサ400により実行
することができる。
【0039】図8は、本発明のコンセプトのもう1つの
他の実施例である。回路500は、中央処理装置(プロ
セッサ)505およびイコライザ510を備える。この
イコライザ510は、例示としてのものであり、上記の
ような分相FSLEであると仮定する。イコライザ51
0は、(例えば、図3に示すような)、対応するタップ
係数ベクトルに対する数値を記憶するための、少なくと
も1つのタップ係数レジスタを含む。プロセッサ505
は、結合CMA−MMAアルゴリズムを実行するため
に、図7のメモリ410類似の、図示していないメモリ
を含む。イコライザ出力サンプルのシーケンスを表すイ
コライザ・デジタル信号511は、プロセッサ505に
送られる。プロセッサ505は、正しい解に収束するよ
うに、タップ係数の数値を適応させるために、本発明の
コンセプトに従って出力信号511を分析する。
【0040】図9は、図1の受信機10で使用するため
の、本発明の原理によるブラインド形始動手順である。
ステップ605においては、受信機10は、例えば、図
8のイコライザ510のようなイコライザのブラインド
形収束をスタートさせるために、対応するタップ更新ア
ルゴリズムにより、結合CMA−MMAコスト関数を使
用する。ステップ610においては、結合CMA−MM
Aアルゴリズムから、LMS適応アルゴリズムに切り替
えるのかどうか、または結合CMA−MMAアルゴリズ
ムを引続き使用するのかどうかについての判断が行われ
る。通常、当業者は、(すでに説明したように)、この
判断をアイが十分に開いているかどうかについての判断
と呼んでいる。ブラインド形始動手順のステップ610
は、スケジュール駆動にすることもできるし、イベント
駆動にすることもでき、または両方にすることもでき
る。スケジュール駆動アプローチの場合には、2つの異
なるタップ更新アルゴリズムの間の切り替えは、(例え
ば、カウンタにより決定することができる)反復のある
固定回数Mの後で発生する。このアプローチは、M回の
反復が行われた後では、アイがある角度だけ開いている
と仮定する。イベント駆動アプローチの場合には、アイ
がある角度開くと切り替えが行われる。例えば、このこ
とは、MSEを継続的に監視し、MSEがあるしきい値
Tより下に下がったときに切り替えを行うことにより実
行することができる。アイが十分に開いた場合には、受
信機10は、ステップ615において、LSM適応アル
ゴリズムに切り替える。
【0041】上記説明は単に本発明の原理を説明するた
めのものであり、当業者なら、本明細書にはっきりと記
載されていなくても、本発明の原理を使用し、本発明の
精神および範囲内に含まれる、多くの別の装置を考案す
ることができることを理解することができるだろう。例
えば、本明細書においては、本発明のコンセプトは、例
えば、イコライザ510等の個々の機能構造ブロックに
より実施されているが、これら構造ブロックの任意の1
つまたはそれ以上の機能を、1つまたはそれ以上の適当
にプログラムされたプロセッサ、または、例えば、デジ
タル信号プロセッサ、個々の回路素子、集積回路等のよ
うな処理回路を使用して実行することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を実行する通信システムの一部の
例示としてのブロック図である。
【図2】分相イコライザの例示としてのブロック図であ
る。
【図3】イコライザで使用するための適応フィルタの一
部の例示としてのブロック図である。
【図4】本発明の原理による全コスト関数の非対称等高
線を示す図である。
【図5】本発明の原理による全コスト関数の非対称等高
線を示す図である。
【図6】本発明の2つのフィルタを持つ構成のタップ更
新を示すブロック図である。
【図7】本発明の原理を実行する受信機の一部の例示と
してのブロック図である。
【図8】本発明の原理を実行する受信機の一部の例示と
してのブロック図である。
【図9】本発明の原理による例示としてのブラインド形
開始手順を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジァン ヤング アメリカ合衆国 07746 ニュージャーシ ィ,マールボロー,ホワイトニー ドライ ヴ 10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信受信機で使用する方法であって、 受信信号を処理するために、N個のタップ係数ベクトル
    を含む適応フィルタ構成を使用する段階と、 非対称の収束アルゴリズムを使用して、N個のタップ係
    数ベクトルの中の少なくとも2つをブラインド的に収束
    させる段階からなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、該ブラ
    インド的に収束させる段階が、タップ係数ベクトルの1
    つを適応させるために、定数モジュラスをベースとする
    アルゴリズムを使用する段階と、 第2のタップ係数ベクトルを適応させるために、マルチ
    モジュラスをベースとするアルゴリズムを使用する段階
    とを含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、ブライ
    ンド的に収束させる段階が、該タップ係数ベクトルの1
    つを適応させるために、第1のアルゴリズムを使用する
    段階と、 第2のタップ係数ベクトルを適応させるために、第1の
    アルゴリズムより高次のアルゴリズムを使用する段階と
    を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、該第1
    のタップ更新アルゴリズムが、一次元アルゴリズムであ
    り、第2のタップ更新アルゴリズムが、二次元アルゴリ
    ズムであることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 受信機でブラインド形等化を行う改良型
    適応フィルタであって、該フィルタが、 2つのフィルタ構造を有する適応フィルタからなり、該
    2つのフィルタの各々はさらにタップ係数値のそれぞれ
    の集合からなり、タップ係数値の各集合が、異なる適応
    アルゴリズムにより適応していることを特徴とするフィ
    ルタ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の改良において、一方の
    適応アルゴリズムが定数モジュラスに基づくアルゴリズ
    ムに基づいており、他方のタップ適応アルゴリズムが、
    マルチモジュラスに基づくアルゴリズムに基づいている
    ことを特徴とする改良。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の改良において、一方の
    適応アルゴリズムが、他方の適応アルゴリズムより低次
    元のアルゴリズムであることを特徴とする改良。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の改良において、一方の
    適応アルゴリズムが一次元アルゴリズムであり、他方の
    適応アルゴリズムが二次元アルゴリズムであることを特
    徴とする改良。
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