JP2000035922A - 不揮発性メモリを備えたプリンタ、及びそのプリンタにおける不揮発性メモリへの書き込み制御方法 - Google Patents

不揮発性メモリを備えたプリンタ、及びそのプリンタにおける不揮発性メモリへの書き込み制御方法

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JP2000035922A
JP2000035922A JP11134315A JP13431599A JP2000035922A JP 2000035922 A JP2000035922 A JP 2000035922A JP 11134315 A JP11134315 A JP 11134315A JP 13431599 A JP13431599 A JP 13431599A JP 2000035922 A JP2000035922 A JP 2000035922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性メモリへのデータの書き込み時間を
短くし、書き込みによる印字動作に対する影響を小さく
する。 【解決手段】 本発明は、プリンタにおける不揮発性メ
モリへの書き込み制御方法に関する。本発明は、プリン
タの制御に関する異なる種類の複数の所定のタイミング
を選択し、該各タイミング毎に揮発性メモリ3及び不揮
発性メモリ5に記憶されるデータをグループ化し、且つ
該データ群を揮発性メモリ3及び不揮発性メモリ5上の
一又は複数のメモリ領域に割り当てる工程と、前記所定
のタイミングのうちの一つが発生した時に、揮発性メモ
リ3の内容を不揮発性メモリ5へ書き込む命令を発生す
る工程と、前記書き込み命令に応じて、前記発生したタ
イミングに対応してグループ化された揮発性メモリ3上
のデータを、不揮発性メモリ5上の対応するメモリ領域
へ書き込む工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性メモリ上
に記憶したプリンタの動作状況に関するデータを、揮発
性メモリ上へ読み取って動作するプリンタに関し、特に
前記不揮発性メモリへの更新データの書き込み制御の方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタの動作状況、例えばインク残
量、ヘッドクリーニング時間、印字ヘッドの位置、ロー
ル紙残量等の制御情報や、印字文字数、紙送り行数、稼
働時間等のカウンタ値と呼ばれる情報は、プリンタを正
しく動作させるために必要なデータである。特に、プリ
ンタの動作中における障害(電源オフ、停電、リセット
など)によりプリンタが停止した場合等は、障害復帰時
に停止前の動作状況を確認して正しく回復するための処
理を実行させることが好ましい。
【0003】このようなことから従来、プリンタにEE
PROM(Electrically ErasableProgrammable ROM)
やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを備え、該不揮
発性メモリ上に、DRAM(Dynamic RAM)等の揮発性メ
モリ内で更新される前記プリンタの動作状況を定期的に
書き込むことによってこれを保存し、次のプリンタの動
作時において不揮発性メモリの内容を揮発性メモリ上に
復帰させ動作するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のプリンタにおいては、プリンタの稼動中における
一定時間間隔毎に、前記不揮発性メモリへのデータの書
き込みを行っている。具体的には、タイマーで計測する
一定時間が経過すると実行中の処理が中断され、中央処
理装置(以下、CPUという)が前記不揮発性メモリへ
の書き込み処理のために渡される。定期的なデータの書
き込みによって、障害発生前のプリンタの動作状況の再
現性が向上する。
【0005】このような障害はいつ起きるか予測がつか
ないため、障害発生時におけるプリンタ停止前の動作状
況をできるだけ正確に把握する目的からは、前記一定時
間間隔をできるだけ短くすることが好ましい。 一方
で、CPUが印字動作やデータ処理のために使用されて
いる時に前記実行中の処理の中断が発生すると、不揮発
性メモリへの書き込みが完了するまでは前記印字動作や
データ処理が停止してしまい、印字のスループットが低
下するという問題がある。管理するデータ量が多くなる
に連れて、不揮発性メモリへの書き込み時間は長くな
り、前記スループットの低下は無視できないものとな
る。従って、管理するデータ量に拘わらず、不揮発性メ
モリへの書き込み時間をできるだけ短くすることが好ま
しい。
【0006】また従来の書き込み制御においては、書き
込みのタイミングが来ると、揮発性メモリ上の各種デー
タは、データの更新の有無に拘わらず、全て不揮発性メ
モリ上へ書き込まれている。不揮発性メモリの寿命は、
その書き込み回数に依存するので、変更されていないデ
ータの書き込みを行うことは、制限された書き込み回数
を無駄に消費する結果を招く。
【0007】従って本発明の目的は、不揮発性メモリへ
のデータの書き込み時間を短くし、書き込みによる印字
動作に対する影響を小さくすることにある。
【0008】また、本発明の別の目的は、不揮発性メモ
リに対する不要なデータの書き込みを行わないようにし
て、不揮発性メモリの寿命を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリンタにお
ける不揮発性メモリに対する書き込み制御方法に関す
る。
【0010】本発明の書き込み制御方法は、各々異なる
所定のタイミングで前記不揮発性メモリに記憶されるデ
ータを、各タイミング毎に予めグループ化し、該各グル
ープ化されたデータ群を揮発性メモリ及び不揮発性メモ
リ上の複数のメモリ領域に予め割り当てる工程(a)
と、前記所定のタイミングのうちの一つが発生した時
に、揮発性メモリの内容を不揮発性メモリへ書き込む書
き込み命令を発生する工程(b)と、前記書き込み命令
に応じて、前記発生したタイミングに対応してグループ
化された前記揮発性メモリ上のデータを、前記不揮発性
メモリ上の対応するメモリ領域へ書き込む工程(c)と
を備えて構成される。
【0011】前記不揮発性メモリへの書き込みは、所定
のタイミングに対する各メモリ領域毎に行われ、それ以
外の領域に対する書き込みは行われないので、書き込み
時間が短縮され、また不揮発性メモリの寿命が向上す
る。
【0012】本発明の書き込み制御方法は、前記所定の
タイミングとして、ホストコンピュータからのリセット
信号の検出時を含み、前記不揮発性メモリへのデータの
書き込み工程(c)の後に、前記リセット信号に基くプ
リンタのリセットを実行するよう工程(d)を含むよう
に構成することができる。
【0013】また、前記所定のタイミングとして、所定
の時間間隔、プリンタの電源のオン及びオフ時、その他
のプリンタの動作状況に関するデータを変更する所定の
イベント発生時を含んで構成することもできる。プリン
タの動作状況に関するデータを変更する所定のイベント
は、具体的には印字ヘッドのクリーニング、インクカー
トリッジやロール紙の交換、印字ヘッドの温度上昇やキ
ャリッジの搬送ベルト外れ等の動作エラーが含まれる。
【0014】また、前記不揮発性メモリに記憶されるデ
ータを、第1のデータ群と第2のデータ群に予めグルー
プ化して、所定の時間間隔毎に、前記第1のデータ群
を、前記不揮発性メモリへ書き込む工程(c1)と、前
記所定のイベントの発生時に、第1のデータ群および前
記第2のデータ群を、前記不揮発性メモリへ書き込むと
ともに、前記所定の間隔の計時を初期化する工程(c
2)とを備えるようにしてもよい。
【0015】不揮発性メモリへ書き込まれるデータの多
くは、このようなイベントの発生時に所定の制御を実行
することにより更新されるので、該制御の実行後に不揮
発性メモリへの書き込みを行うことで、障害発生時のデ
ータ喪失の被害を最小限に抑えることができる。このと
き、所定の時間間隔毎に不揮発性メモリに保存されるデ
ータ群も同時に保存され、所定の間隔の計時を初期化す
るため、徒に不揮発性メモリにデータを保存する頻度が
高くなることを防ぐことができる。
【0016】また、本発明は前記各メモリ領域毎に誤り
検出符号を備え、前記メモリ領域上のデータの誤り検出
を行う工程(e)を、更に備えて構成することができ
る。
【0017】前記誤り検出を行う工程は、前記不揮発性
メモリ上のデータを読み込み前記揮発性メモリに一時的
に記憶する場合に、該読み込みが行われたメモリ領域上
のデータの誤り検出を行うようにしてもよい。また、前
記誤り検出を行う工程は、前記揮発性メモリ上のデータ
を前記不揮発性メモリに書き込む場合に、前記不揮発性
メモリへの書き込みを行った後に、該書き込みが行われ
たメモリ領域上のデータの誤り検出を行うようにしても
よい。
【0018】この場合に、前記誤り検出を行う工程で、
前記メモリ領域上に書き込まれたデータの誤りが検出さ
れた場合に、該メモリ領域のデータに対応する所定の初
期化データを、前記揮発性メモリと不揮発性メモリの対
応するメモリ領域に書き込む工程(f)を、更に備える
ことが好ましい。これによって、誤りが発生した場合に
生じ得るプリンタの動作不良を最小限のものとすること
ができる。
【0019】本発明は、また、不揮発性メモリを備えた
プリンタに関する。
【0020】本発明のプリンタは、プリンタの動作状況
に関するデータを記憶する不揮発性メモリと、該不揮発
性メモリから読み出したデータ及びプリンタの動作に伴
って更新された前記データを一時的に記憶する揮発性メ
モリとを備えたプリンタにおいて、各々異なる所定のタ
イミングで更新されるデータ毎にグループ化されたデー
タ群を記憶するために、前記揮発性メモリ上に割り当て
られた複数のメモリ領域と、当該揮発性メモリ上に割り
当てられた複数のメモリ領域の各々に対応して、前記不
揮発性メモリ上に設けられた複数のメモリ領域と、前記
所定のタイミングのうちの一つが発生した時に、揮発性
メモリの内容を不揮発性メモリへ書き込む書き込み命令
を発する書き込み命令手段と、前記書き込み命令に応じ
て、前記発生したタイミングに対応してグループ化され
た前記揮発性メモリ上のデータ群を、前記不揮発性メモ
リ上の対応するメモリ領域へ書き込む書き込み手段とを
備えたことを特徴とする。
【0021】これにより、前記不揮発性メモリへの書き
込みは、所定のタイミングに対する各メモリ領域毎に行
われ、それ以外の領域に対する書き込みは行われないの
で、書き込み時間が短縮され、また不揮発性メモリの寿
命が向上する。
【0022】前記不揮発性メモリに記憶されるデータ
を、第1のデータ群と、第2のデータ群に予めグループ
化し、プリンタに、所定の間隔を計測するカウンタと、
所定のイベントの有無を監視する監視手段と、前記カウ
ンタにおける所定の間隔毎に、前記第1のデータ群を、
前記不揮発性へ書き込む第1の書き込み手段と、前記監
視手段において監視される所定のイベントの発生時に、
第1のデータ群および前記第2のデータ群を、前記不揮
発性メモリへ書き込む第2の書き込み手段と、前記第2
の書き込み手段による書き込みが行われた際に、前記カ
ウンタを初期化する初期化手段とを備えるようにすれば
よい。
【0023】不揮発性メモリへ書き込まれるデータの多
くは、このようなイベントの発生時に所定の制御を実行
することにより更新されるので、該制御の実行後に不揮
発性メモリへの書き込みを行うことで、障害発生時のデ
ータ喪失の被害を最小限に抑えることができる。このと
き、所定の時間間隔毎に不揮発性メモリに保存されるデ
ータ群も同時に保存され、所定の間隔の計時を初期化す
るため、徒に不揮発性メモリにデータを保存する頻度が
高くなることを防ぐことができる。
【0024】また、前記各メモリ領域毎に、プリンタの
動作状況に関するデータが記憶されるデータ領域と、誤
り検出符号が記憶されるチェックサム領域を設けても良
い。
【0025】また、更に、前記不揮発性メモリ上に設け
られた複数のメモリ領域の少なくとも1つを、複数のサ
ブメモリ領域に分割してもよい。この場合において、前
記サブメモリ領域は、更に、プリンタの動作状況に関す
るデータが記憶されるデータ領域と、当該領域に記憶さ
れたデータの更新履歴が記憶される履歴記憶領域に分割
されていることが好ましい。
【0026】特にリセット信号の検出時に不揮発性メモ
リに保存されるデータ群は、プリンタの制御上重要なも
のが多く、リセット信号検出時以外のイベント発生時に
おいても不揮発性メモリに保存する必要がある。従っ
て、このようなデータ群は頻繁に保存されるため、特定
のメモリ領域の書き込み回数が増加してしまう。このよ
うに頻繁に更新されるデータ群に関しては、前記複数の
サブメモリ領域(ブロック)を準備し、データ群を更新
する際には、順次、前回使用したブロックの次のブロッ
クに最新のデータ群を書き込むようにすればよい。この
ようにすれば、不揮発性メモリの一部分が頻繁に使用さ
れることによって、不揮発性メモリの寿命が低下するこ
とがない。
【0027】また、不揮発性メモリからデータ群を読み
込む際には、どのサブメモリ領域に保存されているもの
が最新のものか知る必要があるが、そのような履歴情報
も、前記サブメモリ領域に、プリンタの動作状況に関す
るデータが記憶されるデータ群と共に記憶されているた
め、複数のサブメモリ領域に記憶されているデータ群の
履歴を比較して最新のものを読み込むようにすればよ
い。
【0028】もちろん、各メモリ領域同様、各サブメモ
リ領域毎に、誤り検出符号が記憶されるチェックサム領
域を設けても良い。このようにすれば、不揮発性メモリ
からデータ群を読み込む際に、複数のサブメモリ領域に
記憶されているデータ群のうち、最新のデータ群に関し
て、データの誤りが検出された場合に、2番目に新しい
データ群のチェックサムを検査し、誤りがない場合、そ
れを揮発性メモリに書き込み利用することができる。故
に、誤りが発生した場合に生じ得るプリンタの動作不良
を最小限のものとすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図1は本発明の一実施形態に係る制
御方法を実現したプリンタ装置の概要を示す機能ブロッ
ク図である。
【0030】図1においてプリンタ装置1は、例えば、
単票紙、ロール紙共に印刷可能なシリアル型インクジェ
ットプリンタであり、動作状況に関するデータを格納す
るEEPROM5、プリンタの動作に伴って更新された
データを一時的に記憶するRAM3及び、これらのデー
タのEEPROM5への書き込み、 EEPROM5か
らの読み込みを司る各手段51〜56を備えている。
【0031】EEPROM5には、プリンタの動作状
況、すなわちインク残量、ヘッドクリーニング時間、印
字ヘッドの位置、ロール紙残量等の制御情報や、印字文
字数、紙送り行数、稼働時間等のカウンタ値を格納すべ
き記憶領域が確保されている。EEPROM5及びRA
M3は、複数の記憶領域に論理的に区切られており、前
記制御情報及びカウンタ値はグループ化され、所定の記
憶領域に割り当てられている。
【0032】詳細については後述するが、前記制御情報
及びカウンタ値は、各々異なる所定のタイミングで更新
されるデータ毎にグループ化されたデータ群を構成して
いる。
【0033】本例のプリンタ装置1では、後述するよう
に(図3、図4に示す)、 EEPROM5及びRAM
3は、6つの記憶領域に論理的に区切られており、5種
類の所定のタイミングで更新されるデータ毎に、5つの
データ群に予めグループ分けされている。その中には、
所定の時間間隔毎に、不揮発性メモリに書き込まれる第
1のデータ群と、主にプリンタの動作状況に関するデー
タを変更する所定のイベントの発生時(所定の制御実行
時)に、書き込まれる第2のデータ群が含まれている。
【0034】カウンタ7で計時した値が所定の時間が経
過すると、書き込み命令手段56によって、第1の書き
込み手段51に、RAM3に記憶されている第1のデー
タ群の内容をEEPROM5へ書き込む書き込み命令が
発せられる。
【0035】また、所定のイベントとは、例えば、印字
ヘッドのクリーニングであり、タイマーを参照して、前
回の印字ヘッドからのクリーニング時間が所定時間経過
したことを監視手段55が検知した場合に、書き込み命
令手段56によって、第2の書き込み手段52に、RA
M3に記憶されている第2のデータ群の内容をEEPR
OM5へ書き込む書き込み命令が発せられる。このと
き、第2のデータ群に加えて、第1のデータ群の内容も
EEPROM5へ書き込む書き込み命令が発せられ、第
2のデータ群および前記第1のデータ群がEEPROM
5へ書き込まれる。また、第2の書き込み手段52によ
る書き込みが行われた際には、初期化手段54によっ
て、カウンタ7が初期化される。なお、電源ON時等に
は、読み込み手段53によって、EEPROM5に記憶
されているデータ群が、RAM5に読み込まれる。
【0036】これら、第1の書き込み手段51、第2の
書き込み手段52、読み込み手段53、初期化手段5
4,書き込み命令手段56は、マイクロプロセッサ及び
これらの動作を記述したプログラムコードが保存された
ROM、それを一時的に保存ずるRAM等によって構成
される。また、監視手段55は、マイクロプロセッサ、
及びこの動作を記述したプログラムコードが保存された
ROM等に加え、プリンタ1のプリンタの動作状況の変
化を検出するための不図示のセンサ、タイマー等で構成
される。
【0037】図2は本発明の一実施形態に係る制御方法
を実現したプリンタ装置の回路ブロック図である。
【0038】図2においてプリンタ装置1は、プリンタ
装置全体の制御を司るCPU2(前述のマイクロプロセ
ッサに相当する)、メインメモリとしてのRAM3、制
御データ及びプログラム等を格納したROM4、動作状
況に関するデータを格納するEEPROM5、印字ヘッ
ドによる用紙への印字を実現する印字機構6、所定の経
過時間を計測するカウンタ7及びホストコンピュータと
の接続を行うインターフェース8を備えている。
【0039】CPU2は、ROM4上のプログラム及び
制御データ、EEPROM5上のデータをRAM3上に
ロードし、これらのプログラムやデータに基づいてプリ
ンタ装置を制御する。プリンタ装置1の電源を投入した
時点で、ROM4及びEEPROM5上のデータ及びプ
ログラムはRAM3上にロードされ、ロードされたデー
タに従ってプリンタ装置は初期状態にされ、ホストから
の命令を待ち受ける。
【0040】プリンタ装置1は、図示しない各種センサ
を備えており、該各センサによって前記プリンタ装置の
動作状況をリアルタイムで計測している。前記各種制御
情報やカウンタ値は、RAM3上で順次更新され、後述
する所定のタイミングでEEPROM5上の割り当てら
れた各領域に書き込まれ、保存される。EEPROM5
上に書き込まれた制御情報及びカウンタ値は、プリンタ
装置1の起動時及びリセット時にRAM3上にロードさ
れ、これらの情報の初期データとされる。例えば、前記
ヘッドクリーニング時間は、前回のヘッドクリーニング
時間を記録したものであり、CPU2はこのデータに基
づいて次回のクリーニングの開始タイミングを決定し、
実行する。また、プリンタ装置の障害時、例えば、印字
中にプリンタ装置が停止した場合には、リセット後に前
記EEPROM5から読み込まれた印字ヘッドの位置の
情報を元に正常状態への復帰動作を行う。前記EEPR
OM5への書き込みタイミングの決定、書き込み、EE
PROM5からの読み出しは、CPU2における制御機
能により行われる。
【0041】カウンタ7は、図示しない内蔵のクロック
回路に基いて、所定の経過時間を計測する。カウンタ7
により計測される経過時間の中に、EEPROM5への
書き込み経過時間が含まれる。すなわち、EEPROM
5へのデータの書き込みが行われると、CPU2はカウ
ンタ7を起動し、時間の経過をカウントさせる。そして
予め定められた時間(例えば1時間)が経過すると、カ
ウンタ7はCPU2に信号を出力し、時間が経過したこ
とを通知する。尤も、CPU2にこのような機能を持た
せて、経過時間の計測を行うように構成しても良い。
【0042】前記CPU2は、また、リセット信号検出
機能9及びリセット実行機能10を備えている。リセッ
ト信号検出機能9は、ホストコンピュータからリセット
信号が送信された時にこれを検出する機能であり、CP
U2はリセット信号を検出すると、RAM3上の一部の
データをEEPROM5へ書き込む命令を出力する。リ
セット実行機能10は、プリンタをリセットするための
機能であり、この実行により、EEPROM5の全ての
データがRAM3上にロードされると共に、プリンタの
各機構部分(例えば、印字ヘッド)が初期位置にセット
され、ホストコンピュータからのデータの待ち受け状態
となる。CPU2は、リセット信号に基くEEPROM
5へのデータの書き込みを完了した時点で、前記リセッ
ト実行機能10を起動させる。これによってリセット前
のプリンタの状態に関するデータがEEPROM5へ保
存される。
【0043】図3は、本発明に係る書き込み制御を実現
するためのEEPROM5及びRAM3のデータ記憶領
域における論理構成の一例を示す概念図である。図に示
すように、EEPROM5及びRAM3は、それぞれ6
つの記憶領域(領域1〜領域6)に論理的に区切られた
データの記憶領域を有している。EEPROM5の各領
域とRAM3の各領域は対応しており、各領域単位でR
AM3からEEPROM5へ書き込みが可能なように構
成されている。前記制御情報やカウンタ値は、後述する
5種類の所定のタイミングに従って、6つのグループに
分けられ、それぞれ各領域1〜6へ割り当てられてお
り、よってデータの保存は、前記1又は複数のグループ
単位で行われることとなる。
【0044】各領域1〜6には、それぞれチェックサム
データを格納する領域が設けられている。EEPROM
5からRAM3にデータのロードがなされると、読み出
しが行われた領域のチェックサムにより、誤り検出が実
行される。EEPROM5から読み出しを行う領域に保
存されていたデータに基づいてチェックサムが算出さ
れ、その領域に保存されていたチェックサムと比較され
る。また、RAM3からEEPROM5へデータの書き
込みが行われる際に、書き込みが行われた領域のチェッ
クサムにより、誤り検出が実行される。すなわち、RA
M3上のチェックサムは、対応する領域内のデータが更
新される度に再計算される。EEPROM5への書き込
みがなされると、その領域に書き込まれたデータに基づ
いてチェックサムが算出され、前記RAM3上の対応す
るチェックサムと比較される。
【0045】図2におけるROM4又はEEPROM5
の他のメモリ領域には、EEPROM5に保存する制御
情報及びカウンタ値の初期化データが格納されている。
初期化データとして、プリンタが正常に動作することが
保証された値を使用する。前記チェックサムによる誤り
検出においてデータ誤りが検出された場合、RAM3及
びEEPROM5上の該当データが、前記初期化データ
に置換えられる。これによって誤りが発生した場合に生
じ得るプリンタの動作不良が最小限に抑えられる。
【0046】図4は、プリンタの制御に関する前記選択
されたタイミングと記憶領域との対応関係を示す図であ
る。本発明においては、その実施に先立って、プリンタ
の制御に関する複数のタイミングが選択される。本実施
形態においては、このタイミングとして、プリンタの電
源オン時、予め定められた一定の時間間隔(例えば1時
間)、プリンタにおける所定の処理実行時(ヘッドクリ
ーニング時、インクカートリッジやロール紙の交換時、
プリンタの動作エラーの発生時など)、制御情報の一つ
をカウントするカウンタの所定の変化間隔(例えば、ロ
ール紙を切断するためのカッタの累積駆動回数をカウン
トするカウンタのカウント値が所定値に達する毎に)、
及びリセット信号検出時(ホストから通知されたり、異
常電圧を検出した場合等)が選択されている。EEPR
OM5に保存すべき各種制御情報及びカウンタ値は、前
記各種タイミングに従って6つにグループ分けされ、図
3に示す6つの記憶領域に割り当てられている。例え
ば、本例のプリンタでは、以下の制御情報及びカウンタ
値がEEPROM5の各領域に保存される。 領域1:プリンタの電源を入れた時の時刻 領域2:前回の印字ヘッドのクリーニングからの印字ラ
イン数、出荷時からの累積印字ライン数 領域3:印字ヘッドのクリーニングが実行された時刻、
実行されたクリーニングのレベル 領域4:ロール紙を切断するためのカッタの累積駆動回
数 領域5:リセットの有無を示すフラグ、制御情報を保存
した最新時刻、インク消費量カウンタ 領域6:各種補正値(キャリッジの移動量等) 図4に示すタイミングと記憶領域との対応テーブルによ
って、各タイミングが発生した時に、どの記憶領域のデ
ータがEEPROM5へ書き込まれるかが決定されてい
る。例えば、電源オン時には、領域1のデータ(第3の
データ群)の保存が行われ、一定の時間間隔で領域2と
領域5のデータ(第1のデータ群)の保存が行われる。
また、所定の処理の実行時には、領域2から領域5のデ
ータ(第2のデータ群)が、リセット時には、領域5の
みのデータ(第5のデータ群)が保存される。制御情報
の一つをカウントするカウンタの所定の変化間隔毎に、
領域2と領域4と領域5のデータ(第4のデータ群)の
保存が行われる。領域6に保存されているデータは、プ
リンタの機構部の固体間のバラツキに起因する印字位置
の補正値等が保存される領域であり、工場出荷時、修理
時等に必要に応じて書き込まれる。従って、図4に示す
タイミングで書き込む必要のないデータ群が保存されて
いる。
【0047】ここで、領域5に保存されている第5のデ
ータ群は、他の領域に保存されているものに比べ、プリ
ンタの制御上重要な情報が含まれているため、頻繁に更
新・保存されるようになっている。また、例えば、停電
等が生じ、電圧低下を検出すると、リセット信号が検出
されるようになっている。このときは、領域5のみのデ
ータがRAM3からEEPROM5に保存され、他の領
域のデータの保存は行われない。
【0048】なお、図4に示す対応テーブルは、ROM
4又はEEPROM5の他のメモリ領域に格納され、前
記タイミングの発生時に読み出される。
【0049】図5は、EEPROM5への書き込み制御
を示すフローチャートである。図においては、前記選択
された所定のタイミングが発生してから所定のデータが
EEPROM5上に書き込まれるまでの手順を示してい
る。CPU2は所定のタイミングの何れかを検知すると
(401)、ROM4又はEEPROM5に格納した前
記変換テーブル40を読み出し、これに基いてEEPR
OM5に保存すべきデータ、すなわち書き込みの対象と
なる領域を指定する(402)。そして、RAM3にお
ける指定された領域のデータを、対応するEEPROM
5の領域に書き込む(403)。これによって、所定の
タイミングに対応するデータのみが保存される。
【0050】図6及び図7は、プリンタ装置1における
EEPROMへの書き込み制御の一実施形態を示すフロ
ーチャートであり、図6は所定時間間隔毎の書き込み処
理(第1の書き込み処理)を示し、図7は所定の選択さ
れた制御の実行毎の書き込み処理(第2の書き込み処
理)を示している。
【0051】図6において、プリンタ装置1が起動され
ると、EEPROM5に保存された各種データがRAM
3上にロードされ、前記カウンタ7による時間計測が開
始される(201)。カウンタ7による時間計測が開始
されてから、予め定められた書き込み時間(例えば1時
間)が経過すると(202)、EEPROM5に対する
データの書き込みが実行される(203)。ここでは、
EEPROM5の領域2と領域5(図3、4に示す)に
ついて書き込みが実行される。
【0052】EEPROM5に対するデータの書き込み
が完了すると、カウンタ7はリセットされ、次の書き込
みのために待機する(204)。このようにして、予め
定められた時間が経過する毎に、EEPROM5へのデ
ータの書き込みが実行される。
【0053】本発明においては、前記一定時間毎の書き
込みとは異なるタイミング、すなわち所定の選択された
制御のタイミングでも、EEPROM5への書き込みが
行われる。ここで、選択される制御としては、前述した
ように、印字ヘッドのクリーニング、インクカートリッ
ジやロール紙の交換、印字ヘッドの温度上昇やキャリッ
ジの搬送ベルト外れ等の動作エラーを対象とすることが
できる。
【0054】プリンタの各種制御のうち、EEPROM
5への書き込みを実行するタイミングとして選択された
制御が実行され、それが完了すると、図7の制御にCP
U2の処理が渡される。
【0055】すなわち、選択された制御が終了すると
(301)、該制御によって更新されたRAM3上の各
種制御情報やカウンタ値は、EEPROM5へ書き込ま
れる(302)。ここでは、EEPROM5の領域2か
ら領域5(図3、4に示す)について書き込みが実行さ
れる。
【0056】EEPROM5に対するデータの書き込み
が完了すると、カウンタ7はリセットされる(30
3)。図7の工程における前記カウンタ7のリセットに
より、図6の処理における時間間隔(工程202で計時
される計時される時間間隔)は、図7の工程の終了時か
ら起算されることとなる。
【0057】領域3に保存されるデータは、このような
所定の制御を実行することによりのみに更新されるの
で、図7の工程302で、EEPROM5に書き込まれ
る。一方、領域2に保存されるデータは、本来、所定時
間間隔毎(工程203)に、EEPROM5への書き込
み処理が行われるものであるが、本例では、所定の制御
を実行することによっても、領域3に保存されるデータ
に加えて、 EEPROM5に書き込まれる。このと
き、所定の間隔の計時を初期化(工程303)するた
め、徒に不揮発性メモリにデータを保存する頻度が高く
なり、印字のスループットが低下するということを防ぐ
ことができる。
【0058】図8は、図3に示した概念図のうち、EE
PROM5及びRAM3のデータ記憶領域の領域5にお
ける論理構成を示す概念図である。図に示すように、E
EPROM5のメモリの領域5は、更に複数のサブメモ
リ領域5A〜5Nに分割されている。
【0059】各領域5A〜5Nのそれぞれには、プリン
タの動作状況に関するデータが記憶される領域に加え、
その領域に記憶されたデータの更新履歴が記憶される領
域とチェックサムデータを格納する領域とが設けられて
いる。
【0060】図5のフローチャートにおいて、領域5が
指定され(工程402)、RAM3における領域5のデ
ータを、対応するEEPROM5の領域に書き込み(工
程403)、これを更新する際は、順次、前回使用した
サブメモリ領域の次のサブメモリ領域に最新のデータ群
を書き込まれる。例えば、前回の工程403で、領域5
Aにデータが書き込まれた場合は、今回の工程403で
は、領域5Bにデータが書き込まれる。
【0061】更新履歴が記憶される領域は2バイト分与
えられており、00〜FFのコードが記述可能である。
そして、工程403が実行される毎に、その値が増加も
しくは減少されて、その領域に記述される。
【0062】例えば、前回の工程403で、領域5Aに
データが書き込まれ、領域5Aの更新履歴が記憶される
領域に「05」が記述された場合、今回の工程403で
は、更新履歴の値を1つ増加させ、領域5Bの更新履歴
が記憶される領域に「06」と記述される。
【0063】EEPROM5から、RAM3の領域5
に、保存されているデータをロードするときには、サブ
メモリ領域5A〜5Nに記憶されているデータ群の更新
履歴を比較して最新のものをが読み込まれる。これは、
隣り合う領域に保存された更新履歴を比較し、その値が
不連続に変化する(単調に増加していない)位置を調べ
ることによって行われる。例えば、領域5A、5B、5
Cの各更新履歴が、「05」、「06」、「F8」とな
っていた場合、「06」と「F8」は不連続であるの
で、領域5Bに保存されているデータを最新ものと判断
して、 RAM3の領域5にロードする。
【0064】領域5に保存されるデータ群は、図4から
みてもわかるように、リセット信号の検出時に不揮発性
メモリに保存されるものであり、プリンタの制御上重要
なものが多い。故に、リセット信号検出時以外のイベン
ト発生時においても不揮発性メモリに保存されるため、
メモリ領域の書き込み回数が、他の領域に比べ多くなっ
てしまう。
【0065】このように頻繁に更新されるデータ群に関
しては、このようにEEPROM内に複数のサブメモリ
領域を設け、順次シフトして記憶するようにしたので、
不揮発性メモリの一部分が頻繁に使用されることによっ
て、不揮発性メモリの寿命が低下することがない。
【0066】もちろん、各メモリ領域同様、各サブメモ
リ領域毎に、誤り検出符号が記憶されるチェックサム領
域を設けられているため、EEPROM5からデータ群
を読み込む際に、複数のサブメモリ領域に記憶されてい
るデータ群のうち、最新のデータ群に関して、データの
誤りが検出された場合に、2番目に新しいデータ群のチ
ェックサムを検査し、誤りがない場合、それをRAM3
にロードすればよい。以上、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明したが、本発明は前記実施形態において示
された事項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳
細な説明の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者
がその変更・応用を行うことができる範囲が含まれる。
前記実施形態においては、プリンタの動作状況に関する
データを記憶する不揮発性メモリとしてEEPROMを
示したが、フラッシュメモリを用いても良い。また、不
揮発性メモリ上に保存するデータは、前記実施形態に示
したものに限らず、各種のプリンタの動作状況に関する
データを対象とすることができるし、また前記実施形態
に示したものの一部を対象としても良い。不揮発性メモ
リはまた、動作状況に関するデータ以外のデータ、例え
ばフォントデータやプログラム等を共に格納するように
構成しても良い。
【0067】前記データ保存のタイミングとして選択さ
れる各種タイミングは、前記実施形態に示したものに限
定されない。また、前記実施形態においてはチェックサ
ムを用いて誤り検出を行うようにしたが、他の誤り検出
符号、例えばパリティチェックを用いても良い。また、
前記実施形態においては、書き込みのタイミング毎の書
き込み領域の選択をテーブルにより行うようにしたが、
テーブル化しなくても良い。
【0068】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、不揮発性メ
モリへの書き込みは、所定のタイミングに対する各メモ
リ領域毎に行われ、それ以外の領域に対する書き込みは
行われないので、書き込み時間が短縮され、また不揮発
性メモリの寿命が向上する。
【0069】また、前記各メモリ領域は誤り検出符号を
備えているので、データの信頼性が向上すると共に、誤
りが発生した際に初期化データでこれを置換えることに
よって、誤りが発生した場合に生じ得るプリンタの動作
不良を最小限のものとすることができる。
【0070】更に、リセット信号の検出時には、不揮発
性メモリへのデータの書き込みの後に、プリンタのリセ
ットを実行することにより、リセット直前のプリンタの
状態が不揮発性メモリへ保存されるので、リセット後の
プリンタの正常な動作が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制御方法を実現した
プリンタ装置のの概要を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る制御方法を実現した
プリンタ装置の回路ブロック図である。
【図3】本発明に係る書き込み制御を実現するためのE
EPROM及びRAMのデータ記憶領域における論理構
成を示す概念図である。
【図4】本発明に係るプリンタの制御に関する選択され
たタイミングと記憶領域との対応関係を示す図である。
【図5】本発明に係るEEPROMへの書き込み制御を
示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るEEPROMへの書き込み制御の
一実施形態を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るEEPROMへの書き込み制御の
一実施形態を示すフローチャートである。
【図8】図3に示した概念図のうち、EEPROM5及
びRAM3のデータ記憶領域の領域5における論理構成
を示す概念図である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 中央処理部CPU 3 RAM 4 ROM 5 EEPROM 6 印字機構 7 カウンタ 8 インターフェース 9 リセット信号検出機能 10 リセット実行機能

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタの動作状況に関するデータを記憶
    する不揮発性メモリと、該不揮発性メモリから読み出し
    たデータ及びプリンタの動作に伴って更新された前記デ
    ータを一時的に記憶する揮発性メモリとを備えたプリン
    タにおける不揮発性メモリへの書き込み制御方法におい
    て、 各々異なる所定のタイミングで前記不揮発性メモリに記
    憶されるデータを、各タイミング毎に予めグループ化
    し、該各グループ化されたデータ群を前記揮発性メモリ
    及び不揮発性メモリ上の複数のメモリ領域に予め割り当
    てる工程(a)と、 前記所定のタイミングのうちの一つが発生した時に、揮
    発性メモリの内容を不揮発性メモリへ書き込む書き込み
    命令を発生する工程(b)と、 前記書き込み命令に応じて、前記発生したタイミングに
    対応してグループ化された前記揮発性メモリ上のデータ
    を、前記不揮発性メモリ上の対応するメモリ領域へ書き
    込む工程(c)とを備えたことを特徴とするプリンタに
    おける不揮発性メモリへの書き込み制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおける不揮発
    性メモリへの書き込み制御方法において、 前記所定のタイミングとして、ホストコンピュータから
    のリセット信号の検出時を含み、前記不揮発性メモリへ
    のデータの書き込み工程(c)の後に、前記リセット信
    号に基くプリンタのリセットを実行する工程(d)を含
    むことを特徴とする不揮発性メモリへの書き込み制御方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2記載のプリンタにお
    ける不揮発性メモリへの書き込み制御方法において、前
    記所定のタイミングとして、所定の時間間隔、プリンタ
    の電源のオン及びオフ時、プリンタの動作状況に関する
    所定のイベント発生時を含むことを特徴とするプリンタ
    における不揮発性メモリへの書き込み制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプリンタにおける不揮発
    性メモリへの書き込み制御方法において、前記所定のイ
    ベントは、印字ヘッドのクリーニングを含むものである
    ことを特徴とするプリンタにおける不揮発性メモリへの
    書き込み制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項3もしくは4記載のプリンタにお
    ける不揮発性メモリへの書き込み制御方法において、 前記不揮発性メモリに記憶されるデータは、第1のデー
    タ群と、第2のデータ群に予めグループ化されており、
    更に、 前記所定の時間間隔毎に、前記第1のデータ群を、前記
    不揮発性メモリへ書き込む工程(c1)と、 前記所定のイベントの発生時に、第1のデータ群および
    前記第2のデータ群を、前記不揮発性メモリへ書き込む
    とともに、前記所定の間隔の計時を初期化する工程(c
    2)とを備えたことを特徴とするプリンタにおける不揮
    発性メモリへの書き込み制御方法。
  6. 【請求項6】 前記各メモリ領域毎に誤り検出符号を備
    え、前記メモリ領域上のデータの誤り検出を行う工程
    (e)を、更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    プリンタにおける不揮発性メモリへの書き込み制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記誤り検出を行う工程(e)は、前記
    不揮発性メモリ上のデータを読み込み前記揮発性メモリ
    に一時的に記憶する場合に、該読み込みが行われたメモ
    リ領域上のデータの誤り検出を行うことを特徴とする請
    求項6記載のプリンタにおける不揮発性メモリへの書き
    込み制御方法。
  8. 【請求項8】 前記誤り検出を行う工程(e)は、前記
    揮発性メモリ上のデータを前記不揮発性メモリに書き込
    む場合に、前記不揮発性メモリへの書き込みを行った後
    に、該書き込みが行われたメモリ領域上のデータの誤り
    検出を行うことを特徴とする請求項6記載のプリンタに
    おける不揮発性メモリへの書き込み制御方法。
  9. 【請求項9】 前記誤り検出を行う工程(e)で、前記
    メモリ領域上のデータの誤りが検出された場合に、該メ
    モリ領域のデータに対応する所定の初期化データを、前
    記揮発性メモリと不揮発性メモリの対応するメモリ領域
    に書き込む工程(f)を、更に備えることを特徴とする
    請求項6乃至8記載のプリンタにおける不揮発性メモリ
    への書き込み制御方法。
  10. 【請求項10】 プリンタの動作状況に関するデータを
    記憶する不揮発性メモリと、該不揮発性メモリから読み
    出したデータ及びプリンタの動作に伴って更新された前
    記データを一時的に記憶する揮発性メモリとを備えたプ
    リンタにおいて、 各々異なる所定のタイミングで更新されるデータ毎にグ
    ループ化されたデータ群を記憶するために、前記揮発性
    メモリ上に割り当てられた複数のメモリ領域と、 当該揮発性メモリ上に割り当てられた複数のメモリ領域
    の各々に対応して、前記不揮発性メモリ上に設けられた
    複数のメモリ領域と、 前記所定のタイミングのうちの一つが発生した時に、揮
    発性メモリの内容を不揮発性メモリへ書き込む書き込み
    命令を発する書き込み命令手段と、 前記書き込み命令に応じて、前記発生したタイミングに
    対応してグループ化された前記揮発性メモリ上のデータ
    群を、前記不揮発性メモリ上の対応するメモリ領域へ書
    き込む書き込み手段とを備えたことを特徴とするプリン
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のプリンタにおいて、
    前記不揮発性メモリに記憶されるデータは、第1のデー
    タ群と、第2のデータ群に予めグループ化されており、
    更に、 所定の間隔を計測するカウンタと、 プリンタの動作状況に関する所定のイベント発生の有無
    を監視する監視手段と、 前記カウンタにおける所定の間隔毎に、前記第1のデー
    タ群を、前記不揮発性へ書き込む第1の書き込み手段
    と、 前記監視手段において監視される所定のイベントの発生
    時毎に、第2のデータ群および前記第1のデータ群を、
    前記不揮発性メモリへ書き込む第2の書き込み手段と、 前記第2の書き込み手段による書き込みが行われた際
    に、前記カウンタを初期化する初期化手段とを、有する
    ことを特徴とするプリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項10もしくは11記載のプリン
    タにおいて、前記各メモリ領域毎に、プリンタの動作状
    況に関するデータが記憶されるデータ領域と、誤り検出
    符号が記憶されるチェックサム領域が設けられているこ
    とを特徴とするプリンタ。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれかに記載
    のプリンタにおいて、前記不揮発性メモリ上に設けられ
    た複数のメモリ領域の少なくとも1つは、更に、複数の
    サブメモリ領域に分割されていることを特徴とするプリ
    ンタ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のプリンタにおいて、
    前記サブメモリ領域は、更に、プリンタの動作状況に関
    するデータが記憶されるデータ領域と、当該領域に記憶
    されたデータの更新履歴が記憶される履歴記憶領域に分
    割されていることを特徴とするプリンタ。
  15. 【請求項15】 請求項13もしくは14記載のプリン
    タにおいて、前記各サブメモリ領域毎に、誤り検出符号
    が記憶されるチェックサム領域が設けられていることを
    特徴とするプリンタ。
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