JP2000035384A - 有形成分分析用の多機能観察プレート、それを用いて有形成分を分析する有形成分分析装置およびそれを用いた有形成分分析方法 - Google Patents

有形成分分析用の多機能観察プレート、それを用いて有形成分を分析する有形成分分析装置およびそれを用いた有形成分分析方法

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JP2000035384A
JP2000035384A JP10203722A JP20372298A JP2000035384A JP 2000035384 A JP2000035384 A JP 2000035384A JP 10203722 A JP10203722 A JP 10203722A JP 20372298 A JP20372298 A JP 20372298A JP 2000035384 A JP2000035384 A JP 2000035384A
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liquid
multifunctional
tank
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Keizo Yoneda
米田  圭三
Yoshihisa Kawamura
川村  良久
Shinichi Tejima
眞一 手嶋
Toru Sakaki
徹 榊
Toshimitsu Yamazaki
利充 山崎
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A & T Kk
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
A & T Kk
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有形成分の分析における測定誤差の発生を抑
制し得、有形成分分析装置に用いられたときに該装置の
省スペース化、軽量化、コスト低減を図り得る多機能観
察プレート、それを用いて有形成分を分析する有形成分
分析装置およびそれを用いた有形成分分析方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 板部材1の片側に観察部2を設け、更に
観察部2以外の部分に一以上の凹部(5〜9)を設け
る。観察部は、板部材1に透光性のシート部材3を設置
して形成する。凹部5は、被検液と試薬とを反応させて
観察対象液とするための反応槽とする。凹部6は、試薬
6aを貯留する試薬槽とする。凹部7、8は、洗浄液
(7a、8a)を貯留する洗浄液槽とする。凹部9は洗
浄後の洗浄液を貯留する廃液槽とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有形成分分析用の
多機能観察プレート、それを用いて有形成分を分析する
有形成分分析装置およびそれを用いた有形成分分析方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検液中の有形成分の分析、例え
ば尿沈渣成分の分析は、尿サンプルを遠心分離し、
アスピレーター又はピペットを用いて、あるいはデカン
テーションによって上澄み液を除去し、必要に応じて
残った残渣成分を加熱し、また必要に応じてこの残渣成
分と染色液等の試薬とを反応させ、この残渣成分のう
ち一定量をスライドガラスに滴下し、カバーガラスを載
せ標本とし、顕微鏡にセットして有形成分(血球類、
上皮細胞類、円柱類、微生物類、結晶塩類など)を分類
分析することにより行われている。通常、これらの工程
は全て人手によって行われているため、検査技師の大き
な負担になっている。また、検査結果のバラツキが大き
く、又判断には当然個人差があり、正確性に問題があ
る。
【0003】これらの問題点を解決するため、特願平8
−293040号では、上記の有形成分の分類分析を
自動で行う有形成分分析装置が提案されている。この装
置は、スライドガラスに滴下された被検液をテレビカメ
ラ等の撮像手段で撮像し、コンピュータ等で構成された
識別手段によって、撮像した画像中の有形成分をその形
態等に基づいて識別し、分類分析するものである。さら
に、この装置を使用すれば、被検液を遠心分離すること
なく検査を行うことができるため、上記、の工程を
省略することが可能になる。
【0004】但し、上記の有形成分分析装置であって
も、上記の被検液を加熱したり、試薬と反応させる工
程を省略することはできない。この工程は、通常、装置
を用いた場合であっても、又装置を用いない場合であっ
ても、スライドガラスとは別に設けられた適当な大きさ
の槽に、スライドガラスに滴下する前の被検液を入れて
加熱したり、これに試薬を入れたりして行われる。ま
た、該装置においては、槽は該装置の構成要素として設
けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
槽は被検液を変えるたびに洗浄する必要があり、洗浄が
不十分であると他の被検液の測定時に誤差を生じさせる
おそれがある。また、これらの槽を上記装置の構成要素
とすると、該装置の大型化、重量の増加、コスト高など
の問題を生じさせる。
【0006】本発明の課題は、上記問題を解決し、有形
成分の分析における測定誤差の発生を抑制し得、有形成
分分析装置に用いられたときに該装置の省スペース化、
軽量化、コスト低減を図り得る多機能観察プレート、そ
れを用いて有形成分を分析する有形成分分析装置および
それを用いた有形成分分析方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の有形成分分析用
の多機能観察プレートは、次の特徴を有するものであ
る。 (1) 片側に観察部が設けられ、該側の観察部以外の
部分に一以上の凹部が設けられた板部材を有し、観察部
は前記板部材に透光性のシート部材を設置して形成され
たものであり、板部材の少なくとも前記シート部材が設
置され得る部分は、一方の側から他方の側へ光が透過す
るように、透光性の材料で形成されている有形成分分析
用の多機能観察プレート。
【0008】(2) 上記板部材が透光性の材料でのみ
形成されている上記(1)記載の多機能観察プレート。
【0009】(3) 上記凹部の少なくとも一つが、観
察対象液を加熱するための加熱槽である上記(1)記載
の多機能観察プレート。
【0010】(4) 上記凹部の少なくとも一つが被検
液と試薬とを反応させて観察対象液とするための反応槽
である上記(1)記載の多機能観察プレート。
【0011】(5) 上記凹部の少なくとも一つが、試
薬を貯留した試薬槽である上記(1)記載の多機能観察
プレート。
【0012】(6) さらに、観察対象液を観察部まで
移送する器具を洗浄するための洗浄液を貯留した洗浄液
槽を有する上記(3)〜(5)のいずれかに記載の多機
能観察プレート。
【0013】(7) さらに、上記器具を洗浄した後の
洗浄液を貯留するための廃液槽を有する上記(6)記載
の多機能観察プレート。
【0014】(8) 上記透光性のシート部材が、その
周縁の一部で上記板部材に接合されている上記(1)記
載の多機能観察プレート。
【0015】(9) 上記凹部がシール部材で密封され
ている上記(1)記載の多機能観察プレート。
【0016】(10) 上記洗浄液槽がシール部材で密
封されている上記(1)記載の多機能観察プレート。
【0017】(11) 上記板部材における透光性の材
料および透光性のシート部材を形成する材料のうち、ど
ちらか一方又は両方が、ガラス、プラスチック、化学的
処理を施したガラスまたは化学的処理を施したプラスチ
ックである上記(1)記載の多機能観察プレート。
【0018】また、本発明の有形成分分析用の多機能観
察プレートを用いて有形成分を分析する有形成分分析装
置は、次の特徴を有するものである。 (12) 上記(1)〜(11)のいずれかに記載の多
機能観察プレートを配置するための撮像ステージと、該
観察部にある観察対象液中の有形成分の標本像を拡大す
る手段と、有形成分の標本像を撮像する手段と、撮像さ
れた画像を処理して各種成分に識別する手段とを有する
ことを特徴とする有形成分分析装置。
【0019】さらに、本発明の有形成分分析用の多機能
観察プレートを用いた有形成分分析方法は、次の特徴を
有するものである。 (13) 上記(1)〜(11)のいずれかに記載の
多機能観察プレートの観察部に観察対象液を載置する工
程と、観察対象液中の有形成分の標本像を拡大する工
程と、有形成分の標本像の焦点を自動で合せ、有形成
分の標本像を撮像する工程と、撮像された画像を処理
して、各種成分に識別する工程とを少なくとも有するこ
とを特徴とする有形成分分析方法。
【0020】
【作用】上記(1)〜(4)に示した本発明の多機能観
察プレートは、観察部と、反応槽や加熱槽として使用で
きる一以上の凹部とを有している。よって、従来のよう
に槽を別途設ける必要がなく、有形成分分析装置におい
ては省スペース化等を図ることができる。さらに、この
槽は観察部に置かれる観察対象液ごとに設けられるた
め、洗浄の必要がなく、洗浄が不十分であることが原因
で生じる測定誤差を抑制することができる。
【0021】また、上記(5)に示した本発明の多機能
観察プレートにおいては、凹部は試薬槽となっており、
被検液と試薬とを反応させて観察対象液とする場合に必
要な一以上の試薬が必要量だけ貯留されている。よっ
て、有形成分の分析を円滑に行うことができ、又被検液
が少数の場合に新たに試薬を購入し、それを余らせてし
まうという不経済な事態を回避することもできる。
【0022】上記(6)に示した本発明の多機能観察プ
レートは、反応槽、加熱槽、試薬槽以外にさらに洗浄液
槽を有している。このため、加熱槽や反応槽の中の観察
対象液を観察部に移送するための器具(例えば、プロー
ブやピペッター)の洗浄もプレート上で行える。よっ
て、一層円滑に分析を行うことができる。また、別途洗
浄槽を設けておく必要がないため、有形成分分析装置に
おいては更に省スペース化等を図ることができる。
【0023】上記(12)に示した本発明の有形成分分
析装置においては、上記(1)〜(11)に示した本発
明の多機能観察プレートを用いて分析を行うため、従来
のように加熱槽や反応槽、さらには試薬槽、洗浄液槽、
廃液槽を設けなくても良い。よって、従来の装置に比べ
て省スペース化、軽量化、コストの低減を図ることがで
きる。
【0024】上記(13)に示した本発明の有形成分分
析方法においては、上記(1)〜(11)に示した本発
明の多機能観察プレートを用いることで、分析に必要な
槽を全て集約した状態で分析を行うことができる。よっ
て、従来に比べて、迅速に分析を行うことができ、分析
にかかる費用を低減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の有形成分分析用の多機能観察
プレートの一例を示す図であり、斜視図で示している。
図1の例に示すように、本発明の多機能観察プレート1
0は、片側に観察部2が設けられ、該側の観察部2以外
の部分に一以上の凹部(5〜9)が設けられた板部材1
を有している。観察部2は板部材1に透光性のシート部
材3を設置して形成されている。板部材1の少なくとも
シート部材3が設置され得る部分(観察部2となる部
分)は、一方の側から他方の側へ光が透過するように、
透光性の材料で形成されている。
【0026】図1の例では、板部材1は透光性の材料で
のみ形成されている。シート部材3は、その周縁の一部
(図1の例では対向する二辺)において、接着剤4によ
って接着することによって板部材1に接合されている。
観察部2は、板部材1とシート部材3との間に置かれた
観察対象液を観察するためのものである。なお、観察対
象液としては、被検液や、被検液と試薬とを反応させた
反応液が挙げられ、同図の例では後者の反応液を観察対
象液としている。被検液としては、尿や尿を遠心分離し
て上澄み液を除去した残渣成分などが挙げられる。同図
に示す多機能観察プレート10は一回使い切りのもので
あり、有形成分分析の終了後は廃棄される。
【0027】図1の例では、凹部5は被検液と試薬とを
反応させて反応液をつくるための反応槽である。凹部6
は試薬を貯留するための試薬槽であり、試薬6aが貯留
された状態にある。同図では試薬6aは0.5g/lク
リスタルバイオレット水溶液である。多機能観察プレー
ト10は、さらに洗浄液槽および廃液槽も有しており、
凹部7、8が洗浄液槽となっており、凹部9が廃液槽と
なっている。洗浄液槽(凹部7、8)には、プローブ
(12、14)を洗浄するための洗浄液(7a、8a)
がそれぞれ貯留されている。同図では、洗浄液7aは
0.1N−NaOHであり、洗浄液8aは蒸留水であ
る。凹部9はプローブ(12、14)を洗浄した後の洗
浄液を貯留するための廃液槽である。反応槽(凹部5)
及び試薬槽(凹部6)、さらに洗浄液槽(凹部7、8)
は、フィルム状のシール部材11で密封されている。な
お、さらに凹部を設け、この凹部に試薬と反応させる前
の被検液を貯留しておいても良い。
【0028】図1の例においては、次の手順に従って、
被検液と試薬とが反応され、観察対象液が観察部2にお
いて観察される。(1)被検液13が吸引されたプロー
ブ12を反応槽(凹部5)にシール部材11を破って挿
入し、被検液13を注入する。(2)プローブ14を試
薬槽(凹部6)にシール部材11を破って挿入し、所定
量の試薬を吸引する。(3)プローブ14を反応槽(凹
部5)に挿入し、吸引していた試薬を注入する。(4)
反応槽(凹部5)で一定時間、被検液と試薬とを反応さ
せ、所定量の観察対象液(反応液)をプローブ12また
は14で吸引する。(5)吸引した観察対象液は、観察
部2において、接着剤4で接合されていない辺に滴下さ
れ、毛細管現象によりシート部材3と板部材1との間に
注入される。(6)注入され、観察部2の全体に広がっ
た観察対象液は、検査技師または有形成分分析装置によ
って観察され、有形成分の分析が行われる。(7)次
に、プローブ12及び14を、洗浄液7aが貯留されて
いる洗浄液槽(凹部7)に、シール部材11を破って挿
入し、洗浄液7aを吸引する。(8)プローブ12及び
14で吸引された洗浄液7aを廃液として廃液槽(凹部
9)に注入する。(9)さらに、プローブ12及び14
を洗浄液槽(凹部8)に、シール部材11を破って挿入
し、洗浄液8aを吸引する。この吸引した洗浄液も同様
に廃液として廃液槽(凹部9)に注入する。(10)全
ての工程の終了後、多機能プレート10を廃棄する。こ
のように、図1に示す多機能観察プレート10を用いれ
ば、一枚のプレートだけで、被検液と試薬との反応から
プローブの洗浄までを行うことができる。
【0029】本発明において観察部とは別に設ける凹部
(洗浄液槽および廃液槽となる凹部も含む。)は、被検
液や試薬等の観察対象液、洗浄液を保持し得るものであ
れば良く、特に限定されるものではない。従って、その
大きさ、個数、形状等は目的に応じて適宜設定すれば良
い。なお、形状としては円柱状、円錐状、直方体状、直
方錘状などが挙げられる。凹部の底面の形状は、平面状
であっても、曲面状であっても良い。
【0030】図1の例に示すように本発明の多機能観察
プレート10においては、少なくとも一つの凹部は反応
槽5とすることができ、一の観察対象液に対して一つの
反応槽を設けることができる。よって、多機能観察プレ
ート10は使い捨てであるため、従来のように反応槽を
洗浄する必要はない。図1の例において、観察対象液を
加熱する必要があるときは、反応槽に注入した状態で加
熱しても良く、この場合においては反応槽となる凹部5
は加熱槽としても機能する。加熱は被検液のみを凹部5
に注入した状態で行っても良いし、試薬と反応させた後
行っても良い。
【0031】なお、図1の例と異なり、観察対象液が被
検液そのものである場合においては、凹部5は加熱槽と
してのみ機能する。通常、加熱は観察対象液中の結晶成
分を溶解することを目的としており、観察対象液の温度
が25℃〜60℃の範囲内となるように行われる。有形
成分分析装置を使用するのであれば、撮像ステージにヒ
ーター等を取り付けて加熱を行っても良い。
【0032】図1の例に示すように本発明の多機能観察
プレート10では、少なくとも一つの凹部は試薬が貯留
された試薬槽6とすることができる。このため、別途試
薬が注入された容器や槽を用意する必要がない。特に、
多機能観察プレート10を有形成分分析装置に用いた場
合では、該装置に試薬を封入した容器や槽を収納するス
ペースを設ける必要がなくなるため、該装置の省スペー
ス化、軽量化などを図ることができる。なお、図1では
試薬は一種類のみが使用されており、試薬槽も一つであ
るが、試薬が二種類以上必要な場合であれば、その種類
の数だけ試薬槽を設けても良い。
【0033】試薬は、被検液を観察するために必要な処
理をするためのものであれば、どのような試薬でもよ
く、特に限定されるものではない。例えば、染色液、選
択的細胞破壊試薬、標識された特定抗体などが挙げられ
る。なお、試薬槽に貯留する試薬は、予め濾過を行い、
埃などの微粒子を除去しておくことが好ましい。
【0034】試薬として用いられる染色液としては、例
えば、試薬が尿中有形成分を染色することを目的とする
場合、一般的に知られている染色液であれば、どのよう
なものでも良い。具体的には、Sternheimer-Malbin染色
法(SM染色法)、Sternheimer 染色法(SまたはNS
染色法またはSternheimer の変法)、Prescott-Brodie
染色法、Behre-Muhlberg染色法(BM染色法)、SudanI
II染色法、Lugol 染色法、hemosiderin 染色法、Papani
colaou染色法、4-chloro-1-naphthol 法、Field 染色
法、Quaglino-Flemans法、Kaplow法、佐藤・関谷法、ベ
ルリン青法、ギムザ染色法、ライト染色法、パッペンハ
イム染色法、コンゴー赤染色法、メチル緑・ピロニン染
色法、アルシアン青染色法、ショール染色法、フォイル
ゲン染色法、オイル赤O染色法、Brecker 法、ハインツ
小体染色法、中性赤・ヤーヌス緑超生体染色法、ブリリ
アントクレシル青染色法(「臨床検査アトラス1 尿沈
渣」、「臨床検査技術全書3 血液検査」、「臨床検査
法堤要」)が挙げられ、本発明においては染色法に用い
られている成分の一種類または二種類以上を含有するも
のが挙げられる。例えば、ある一つの染色法で用いられ
る複種類の染色剤および添加剤の中から幾つかの染色剤
及び添加剤を選択し、これらを組み合わせて染色液とし
ても良いし、それぞれ別の染色法で用いられている複種
類の染色剤を組み合わせて試薬としても良い。
【0035】上記染色剤の保存安定性や防腐性能を高め
るために、一般的に知られている防腐剤または抗菌剤
(例えば、各種構成物質、EDTA塩類、ホウ酸、クエン
酸、NaN3 、プロクリン、ベンツイソチアゾロン、ピ
リチオン、N-メチルイソチアゾール、8-メチルイソチア
ゾール、8-アザグアニン、シクロヘキシミド、イミダゾ
リジニル尿素、ブロニドックス-Kなど)を添加したり、
染色液を至適pHに保つために、各種緩衝液を染色液に
添加したり、有形成分の形態を保持するために、各種塩
類(例えば、EDTA塩類、石炭酸類、シュウ酸塩、クエン
酸塩、NaCl、KCl 、CaCl2 、AlCl3 など)、各種糖類
(例えば、グルコース、フラクトース、ガラクトース、
キシリトール、ソルビトースなど)、シクロデキストリ
ン類、グルタルアルデヒドを試薬槽に添加したり、測定
の妨げとなる不溶性物質を除くために、各種界面活性剤
や酵素類を試薬槽に添加しても良い。
【0036】図1の例に示すように本発明の多機能観察
プレート10には、洗浄液槽(凹部7、8)を更に設け
ることができる。このため、別途洗浄液が注入された容
器や槽を用意する必要がない。特に、多機能観察プレー
ト10を有形成分分析装置に用いた場合では、該装置に
プローブの洗浄のためのスペースを設ける必要がなくな
るため、該装置の省スペース化、軽量化などを図ること
できる。なお、洗浄液槽についても必要な洗浄液の分だ
け設ければ良い。また、本発明の多機能観察プレート1
0には、廃液槽9を設けることもできる。この場合、有
形成分分析装置においては廃液のためのスペースを設け
る必要がなくなり、該装置の省スペース化、軽量化など
を図ることができる。さらに、この場合、廃液は多機能
観察プレートと共に廃棄できる。
【0037】洗浄液としては、精製水、水酸化ナトリウ
ム水溶液などのアルカリ液、塩酸希釈液などの酸性液、
次亜塩素酸ナトリウム水溶液、ノニオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、NaCl、
CaCl2 のようなイオン強度調整剤、プロテアーゼやリパ
ーゼのような酵素類、またはこれらの混合組成物などが
挙げられる。廃液としては、使用済みの被検液や試薬、
洗浄処理後の洗浄液などが挙げられる。なお、洗浄液槽
に貯留する洗浄液は、予め濾過を行い、埃などの微粒子
を除去しておくことが好ましい。
【0038】図1の例に示すように、反応槽、加熱槽、
試薬槽および洗浄液槽はフィルム状のシール部材で密封
されているのが好ましい態様である。この場合、洗浄液
や試薬等の蒸発を防止でき、また空気中の塵や埃の侵入
をも防止できる。なお、シール部材は処理を行う際には
取り外す必要があり、例えば本発明の有形成分分析装置
を使用するのであれば、該装置にシール部材を剥がす機
構を備えさせても良い。但し、処理を迅速かつ簡単に行
える点からは、シール部材は図1の例に示すように、プ
ローブ等で付き破れるように構成されているのが好まし
い態様である。
【0039】シール部材を構成する材料は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ート系フィルムなどの合成樹脂や各種金属フィルム、お
よびそれらをラミネート加工したものが挙げられる。シ
ール部材の板部材への貼付は接着剤などで行えば良く、
接着剤は特に限定されるものではないが、例えば、フェ
ノール樹脂、レゾルシン樹脂、フラン樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラ
ール、ポリアクリル酸エステル、ニトロセルロース、ブ
タジエンアクリルニトリルゴム、ネオプレンなどを主成
分とするものが挙げられる。
【0040】図1の例では、一の多機能観察プレートに
は、観察部は一つだけ設けられており、対象となる観察
対象液も一種類のみであるが、本発明ではこれに限定さ
れるものではない。例えば、二種類以上の観察対象液を
対象とし、それに応じて観察部を二つ以上設けても良
い。なお、その場合は、反応槽や試薬槽等も観察対象液
の種類に応じて複数個設ける必要がある。本発明におい
ては、観察部と凹部との位置関係は、本発明の目的を達
成できる限り限定されるものではない。
【0041】図1に示すように観察部は、板部材に透光
性のシート部材を設置して形成される。板部材の厚み
は、凹部を設ける必要があることから、凹部の深さに合
わせて決定する必要がある。但し、シート部材が設置さ
れて観察部となる部分であって、透光性の材料で形成さ
れる部分においては、厚みが厚くなり過ぎると、該部分
の透過度が悪化し、有形成分の分析に悪影響を及ぼす場
合がある。従って、図1に示すように観察部となる部分
およびその周辺においては、板部材の厚みは、それ以外
の部分に比べて薄くするのが好ましい態様である。
【0042】図2は本発明の多機能観察プレートの他の
例を断面で示す図であり、図2(a)〜(e)は種々の
観察部の態様を示している。図2の例では、板部材1は
透光性の材料でのみ形成されている。図2の例に示すよ
うに、板部材1は、観察部2およびその周辺の厚みhが
他の部分の厚みHよりも薄くなるように形成されてい
る。なお、観察部2は図1と同様に、板部材1と透光性
のシート部材3とで形成されており、透光性のシート部
材3の周縁の一部と板部材1とは接着剤4で接合されて
いる。観察対象液は、透光性のシート部材3と板部材1
との間に注入される。5は図1と同様の凹部である。
【0043】図2(a)の例では、板部材1に上面から
凹部20を設け、観察部2およびその周辺の厚みhを所
望の厚さとしている。観察部2は凹部20の底面におい
て形成されている。図1に示した例も同図(a)の例と
同様である。図2(b)の例では、板部材1に上面から
凹部20を設け、下面から凹部21を設け、観察部2お
よびその周辺の厚みhを所望の厚さとしている。同図
(b)においても、観察部2は凹部20の底面に形成さ
れている。なお、凹部20の深さは同図(a)の例の半
分程度である。図2(c)の例では、板部材1に下面か
ら凹部21を設け、観察部2及びその周辺の厚みhを所
望の厚さとしている。観察部2は板部材1の上面に形成
されている。図2(d)の例では、板部材1に上面から
凹部20を設け、凹部20の下方に空洞22を設け、観
察部2及びその周辺の厚みhを所望の厚さとしている。
図2(e)の例では、観察部2は板部材の上面に形成さ
れており、観察部2の下方に空洞22を設けて観察部2
及びその周辺の厚みhを所望の厚さとしている。
【0044】なお、図2に示す態様においては、観察部
及びその周辺以外における板部材の厚みHは、0.5m
m〜20mm、好ましくは1mm〜10mmとするのが
良い。観察部及びその周辺における板部材の厚みhは、
0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜3mmとする
のが良い。
【0045】本発明において板部材は、少なくとも観察
部となる部分が、一方の側から他方の側へ光が透過する
ように透光性の材料で形成されていれば良い。板部材に
使用される透光性の材料としては、ガラス、プラスチッ
ク、化学的処理を施したガラスまたは化学的処理を施し
たプラスチック、好ましくはポリスチレン、ポリカーボ
ネート、ポリメチルメタクリレート等が挙げられる。な
お、本発明において化学的処理とは材料の表面の親水性
を高めるための処理や、静電気の帯電を低減させるため
の処理などをいう。観察部となる部分以外については、
前述した凹部を設け得る材料で形成されていれば良く、
セラミック、金属材料、樹脂材料等が挙げられる。
【0046】本発明においては、板部材の全部または一
部を形成する透光性の材料と、透光性のシート部材を構
成する材料とは、共に同一の材料であっても良いし、共
に異なる材料であっても良い。シート部材を構成する材
料としては、上記透光性の材料と同様のガラス、プラス
チック、化学的処理を施したガラスまたは化学的処理を
施したプラスチック等が挙げられる。透光性のシート部
材については、市販のカバーガラスを利用することもで
きる。
【0047】透光性シート部材は、図1の例に示すよう
に、その周縁の一部が接着剤等で接着されて板部材に接
合され、残りの周縁が開放状態となるように設置するの
が好ましい。具体的には、透光性のシート部材の形状が
図1に示すように四角形であるならば、対向する二辺ま
たは三辺において板部材に接着剤等で接合する。この場
合、開放状態にある辺に観察対象液を滴下すると、観察
対象液は毛細管現象により透光性のシート部材と板部材
との間隙に注入される。このように上記態様とすれば、
簡単、且つ、正確に所定量の観察対象液を観察部に置く
ことができる。よって、板部材に観察対象液を滴下した
後、シート部材を設置する場合に比べて工程を省力化す
ることができる。
【0048】図3は、本発明の有形成分分析用の多機能
観察プレートの他の例を示す図であり、斜視図で示して
いる。図3の例では、多機能観察プレート10は、板部
材1に一つの観察部2と一つの凹部5とを設けて形成さ
れている。板部材1は透光性の材料でのみ形成されてい
る。凹部5は、観察対象液が被検液そのものの場合は、
被検液を加熱するための加熱槽となる。観察対象液が被
検液と試薬とを反応させてなる反応液である場合は、被
検液と試薬とを反応させるための反応槽、または、反応
槽及び加熱槽となる。観察部2は板部材1に透光性のシ
ート部材3を設置して形成されている。
【0049】同図の例では、板部材1の観察部2となる
部分には、凹部30が設けられている。透光性のシート
部材3は、凹部30の開口を一部を除いて塞ぐように、
その対向する二辺において板部材1の上面と接着されて
いる。斜線部は接着剤4で接着されて接合された部分を
示している。被検液又は反応液は、板部材1と透光性の
シート部材3との間隙から凹部30に注入され、観察さ
れる。
【0050】本発明における観察対象液を観察部まで移
送する器具としては、アスピレーター、ピペット、図1
に示したプローブ(ピペッター)などが挙げられ、特に
限定されるものではない。
【0051】本発明の有形成分分析装置は、上述した本
発明の多機能観察プレートを用いて有形成分を分析する
装置である。よって、従来のように加熱槽や反応槽など
を設けておく必要がなく、省スペース化、軽量化、コス
ト低減が図られた装置となっている。本発明の有形成分
分析装置は、本発明の多機能観察プレートを配置する撮
像ステージと、多機能観察プレートの観察部にある観察
対象液中の有形成分の標本像を拡大する手段と、有形成
分の標本像を撮像する手段と、撮像された画像を処理し
て各種成分に識別する手段とで構成されている。
【0052】撮像ステージは、多機能観察プレートを載
置し得るものであれば良く、撮像位置を変更できるよう
に移動可能なものであるのが好ましい。移動はサーボモ
ータ、ステッピングモータやリニアモータなどを使用し
て機械的に行うのが好ましい。撮像手段としては、デジ
タルカメラ、CCDカラービデオカメラ等が挙げられ
る。撮像手段には、有形成分の標本像の焦点を自動で合
わせる機能を付加しておくのが好ましい。拡大手段は、
撮像前の標本像を光学的に拡大するものであっても良い
し、撮像された標本像の画像をデジタル処理等して拡大
するものであっても良い。
【0053】有形成分としては、血球類や細菌などの数
μmの大きさのものから、円柱などの数百μmの大きさ
のものまでがある。従って、拡大手段の有する拡大倍率
は、一種類のみとするよりも、二種類以上とするのが好
ましい。識別手段は、撮像された画像中の有形成分をそ
の形態等に基づいて分類し、識別するものである。識別
手段には、分析結果を算出する機能と、分析結果を出力
器から出力する機能とを付加するのが好ましい。識別手
段には撮像された画像を一旦記憶しておくためのメモリ
等を備えておくのが好ましい。
【0054】識別手段としては、例えば、上記の識別を
行うようにプログラミングされたコンピュータ、論理回
路で構成された識別装置等が挙げられる。このうち、識
別手段としてコンピュータを用いれば、各工程の動作、
画像処理、記憶、計算、出力等すべての制御がソフト上
で行えるようになり好ましい。識別手段は学習機能を有
しているのが好ましい。学習認識機能を有することによ
って、正確性、精密性の高い測定結果が提供される。
【0055】本発明の有形成分分析方法は、上述した本
発明の多機能観察プレートを用いて有形成分の分析を行
う方法である。よって、分析に必要な槽を全て集約した
状態で分析を行うため、従来に比べて迅速に分析を行う
ことができ、さらには分析にかかる費用を低減すること
ができる。具体的には、本発明の多機能観察プレート
の観察部に観察対象液を載置する工程と、観察対象液
中の有形成分の標本像を拡大する工程と、有形成分の
標本像の焦点を自動で合せ、有形成分の標本像を撮像す
る工程と、撮像された画像を処理して、各種成分に識
別する工程とで行われる。本発明の有形成分分析方法
は、上記した本発明の有形成分分析装置を用いることに
よっても行うことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多機能観
察プレートを用いれば有形成分の分析における測定誤差
の発生を抑制することができる。本発明の有形成分分析
装置においては、省スペース化、軽量化、コスト低減な
どが図られている。さらに、本発明の有形成分分析方法
においては、従来に比べて、迅速に分析を行うことがで
き、分析にかかる費用が低減されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有形成分分析用の多機能観察プレート
の一例を示す図である。
【図2】本発明の有形成分分析用の多機能観察プレート
の他の例を断面で示す図である。
【図3】本発明の有形成分分析用の多機能観察プレート
の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 板部材 2 観察部 3 透光性のシート部材 5 反応槽(凹部) 6 試薬槽(凹部) 7、8 洗浄液槽(凹部) 9 廃液槽(凹部) 10 多機能観察プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 良久 福井県敦賀市東洋町10番24号 東洋紡績株 式会社敦賀バイオ研究所内 (72)発明者 手嶋 眞一 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡 績株式会社内 (72)発明者 榊 徹 東京都日野市日野320番地の11 株式会社 エイアンドティー内 (72)発明者 山崎 利充 東京都日野市日野320番地の11 株式会社 エイアンドティー内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側に観察部が設けられ、該側の観察部
    以外の部分に一以上の凹部が設けられた板部材を有し、 観察部は前記板部材に透光性のシート部材を設置して形
    成されたものであり、板部材の少なくとも前記シート部
    材が設置され得る部分は、一方の側から他方の側へ光が
    透過するように、透光性の材料で形成されている有形成
    分分析用の多機能観察プレート。
  2. 【請求項2】 上記板部材が透光性の材料でのみ形成さ
    れている請求項1記載の多機能観察プレート。
  3. 【請求項3】 上記凹部の少なくとも一つが、観察対象
    液を加熱するための加熱槽である請求項1記載の多機能
    観察プレート。
  4. 【請求項4】 上記凹部の少なくとも一つが被検液と試
    薬とを反応させて観察対象液とするための反応槽である
    請求項1記載の多機能観察プレート。
  5. 【請求項5】 上記凹部の少なくとも一つが、試薬を貯
    留した試薬槽である請求項1記載の多機能観察プレー
    ト。
  6. 【請求項6】 さらに、観察対象液を観察部まで移送す
    る器具を洗浄するための洗浄液を貯留した洗浄液槽を有
    する請求項3〜5のいずれかに記載の多機能観察プレー
    ト。
  7. 【請求項7】 さらに、上記器具を洗浄した後の洗浄液
    を貯留するための廃液槽を有する請求項6記載の多機能
    観察プレート。
  8. 【請求項8】 上記透光性のシート部材が、その周縁の
    一部で上記板部材に接合されている請求項1記載の多機
    能観察プレート。
  9. 【請求項9】 上記凹部がシール部材で密封されている
    請求項1記載の多機能観察プレート。
  10. 【請求項10】 上記洗浄液槽がシール部材で密封され
    ている請求項1記載の多機能観察プレート。
  11. 【請求項11】 上記板部材における透光性の材料およ
    び透光性のシート部材を形成する材料のうち、どちらか
    一方又は両方が、ガラス、プラスチック、化学的処理を
    施したガラスまたは化学的処理を施したプラスチックで
    ある請求項1記載の多機能観察プレート。
  12. 【請求項12】 上記請求項1〜11のいずれかに記載
    の多機能観察プレートを配置するための撮像ステージ
    と、該観察部にある観察対象液中の有形成分の標本像を
    拡大する手段と、有形成分の標本像を撮像する手段と、
    撮像された画像を処理して各種成分に識別する手段とを
    有することを特徴とする有形成分分析装置。
  13. 【請求項13】 上記請求項1〜11のいずれかに記
    載の多機能観察プレートの観察部に観察対象液を載置す
    る工程と、観察対象液中の有形成分の標本像を拡大す
    る工程と、有形成分の標本像の焦点を自動で合せ、有
    形成分の標本像を撮像する工程と、撮像された画像を
    処理して、各種成分に識別する工程とを少なくとも有す
    ることを特徴とする有形成分分析方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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