JP2000035368A - 荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置 - Google Patents

荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置

Info

Publication number
JP2000035368A
JP2000035368A JP10203004A JP20300498A JP2000035368A JP 2000035368 A JP2000035368 A JP 2000035368A JP 10203004 A JP10203004 A JP 10203004A JP 20300498 A JP20300498 A JP 20300498A JP 2000035368 A JP2000035368 A JP 2000035368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
circuit
load sensor
winding roller
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10203004A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawai
孝士 川井
Katsuhiko Omoto
勝彦 尾本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10203004A priority Critical patent/JP2000035368A/ja
Publication of JP2000035368A publication Critical patent/JP2000035368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸の巻取ローラは巻き取った糸を均一な円筒
状に巻き付けるために、糸の巻取りの走行位置を変化さ
せるトラバース機構を設けており、糸の走行位置を変化
させる張力変動に微分回路が反応しないようにするため
に、低域フィルター回路のカットオフ周波数を低く設定
しなければならないということのない、糸が切れてから
糸切れを検知するまでの時間の短い特性の向上した荷重
センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置を提供するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 巻取ローラ51に巻き付ける糸52の張
力を検出する交流増幅器56を設けた荷重センサ55
と、この荷重センサ55における交流増幅回路56の出
力を任意の電圧値と比較するレベル判定回路58と、前
記レベル判定回路58の出力によってリセットされ特定
の時間後、カウントアップ信号を出力するカウント回路
61とを設けることにより、糸が切れてから糸切れを検
知するまでの時間の短い構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維機械に設置さ
れる糸切れを検知する荷重センサおよびそれを用いた糸
切れ検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の糸切れ検出装置として
は、特開平2−259129号公報に開示されたものが
知られている。
【0003】以下に従来の糸切れ検出装置を図面を参照
しながら説明する。図5は従来の糸切れ検出装置の動作
する状態を示す側面図、図6は同糸切れ検出装置の回路
図である。
【0004】図5、図6において、1は圧電素子で、こ
の圧電素子1は一対のガイドローラ2の間に設けられ、
前記圧電素子1を糸3の最短距離にて走行するのを妨げ
る位置に設けることにより、前記糸3の張力を検出して
いる。4は糸切れ検出ユニットで、この糸切れ検出ユニ
ット4は直流増幅回路5を設けており、この直流増幅回
路5により前記荷重センサによる張力を検出した出力信
号を増幅している。また、前記糸切れ検出ユニット4に
は前記直流増幅回路5の出力信号を処理する低域フィル
ター回路6を設けており、この低域フィルター回路6に
より前記糸3に生じる糸の張力変動によるノイズ信号を
前記出力信号から除去している。さらに、前記糸切れ検
出ユニット4は微分回路7を設けており、この微分回路
7は前記低域フィルター回路6の出力信号を微分してい
る。そしてまた、前記糸切れ検出ユニット4は警報信号
発生回路8を設けており、この警報信号発生回路8によ
り前記微分回路7の出力信号が零の場合に警報信号を発
生する。9は給糸パッケージで、この給糸パッケージ9
は前記圧電素子1および一対のガイドローラ2に糸を供
給している。また、前記糸3の給糸パッケージ9を設け
た側と反対側には巻取ローラ(図示せず)を設けてお
り、この巻取ローラ(図示せず)に糸を巻き付けてい
る。
【0005】以上のように構成された従来の糸切れ検出
装置について、次にその動作を図面を参照しながら説明
する。
【0006】図5は従来の糸切れ検出装置の動作する状
態を示す側面図、図6は同糸切れ検出装置の回路図であ
る。
【0007】図5、図6において、前記直流増幅回路5
は、圧電素子1が糸3の接触圧に基づき発生する電圧
を、その後の処理に十分なレベルまで増幅する。また、
圧電素子1から送られてくる電気信号は、正常操業時に
おいても生じる頻繁かつ微少な糸張力変動に対応する電
圧変動を含み、前記直流増幅回路5はこの電気信号をそ
のまま増幅する。前記直流増幅回路5の出力信号を受け
る低域フィルター回路6は前記定常的な信号電圧の変動
による警報装置の誤動作を防ぐためのものであって、定
常的な電圧変動を消去し、平均的な糸張力に比例する信
号電圧を出力する。ここで、前記糸3が切れた場合を考
える。糸切れがあったとき、前記低域フィルター回路6
の出力電圧は低下する。これを受ける微分回路7の出力
電圧は、入力信号電圧が一定であるならば、零である。
この状態で糸切れが発生し、それにより糸3の張力が急
減すると、前記微分回路7の入力電圧も急低下するか
ら、微分回路7はパルス状の出力電圧を発生する。前記
警報信号発生回路8はこれを受けて警報信号を発生し、
ランプ12が点灯し、ブザー10が鳴るとともに、給糸
停止装置11が作動し、糸3の供給が停止するものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
糸の巻取ローラ(図示せず)は巻き取った糸3を均一な
円筒状に巻き付けるために、糸3の巻取りの走行位置を
変化させるトラバース機構(図示せず)を設けており、
この糸3の走行位置を移動させるときに発生する張力変
動に微分回路7が反応しないようにするために、低域フ
ィルター回路6のカットオフ周波数を低く設定しなけれ
ばならない。したがって、低域フィルター回路6の応答
速度が低下するから、結果として、実際に糸3が切れて
から糸切れを検知するまでに多くの時間を要するため、
これにより、給糸停止装置11が作動するまでに多くの
時間を要し、糸3が切れたにもかかわらず糸3を給糸パ
ッケージ9から供給し続けるため、糸3がガイドローラ
2に絡まってしまうという課題を有していた。
【0009】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、糸が切れてから糸切れを検知するまでの時間の短い
特性の向上した荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検
出装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装
置は、糸を外側面に巻き付ける巻取ローラと、前記巻取
ローラの近傍に設けられるとともに巻取ローラの外側面
の一端部から他端部にわたって糸を均一に巻き付けるよ
うに糸を移動させるトラバース機構と、前記巻取ローラ
に巻き付ける糸の張力を検出する交流増幅回路を設けた
荷重センサと、この荷重センサにおける交流増幅回路の
出力を任意の電圧値と比較するレベル判定回路と、前記
レベル判定回路の出力によってリセットされ特定の時間
経過後カウントアップ信号を出力するカウント回路とを
備え、前記トラバース機構による糸の移動により発生す
る張力の変動を監視することにより糸切れを検知するも
ので、この構成によれば、糸が切れてから糸切れを検知
するまでの時間の短い特性の向上した荷重センサおよび
それを用いた糸切れ検出装置を提供することができるも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外底面から下方に突出する筒状のガイド部を有する
とともに内底面に固定部を有しかつ上面に開放部を設け
たケースと、前記ケースのガイド部に挿入される柱部お
よび当該柱部の先端に位置して前記ガイド部より突出し
た検出部とを有するスティックと、前記ケースの固定部
に固定され、前記スティックに与えられる外力をモーメ
ントの力として受けるように前記スティックを支持した
少なくとも一つの歪検出素子および回路パターンを有す
るセンサ基板と、前記センサ基板の上方に設けられ、前
記センサ基板に電気的に接続された回路基板と、前記ケ
ースの開放部を覆うように設けた上蓋とを備え、前記回
路基板に交流増幅回路を設けたもので、この構成によれ
ば、前記回路基板に交流増幅回路を設けたため、微少な
糸の張力変動に対応する電圧変動を増幅できるから、糸
の張力変動を検出することにより、糸切れの有無を検出
できるという作用を有するものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、糸を外側面に巻
き付ける巻取ローラと、前記巻取ローラの近傍に設けら
れるとともに巻取ローラの外側面の一端部から他端部に
わたって糸を均一に巻き付けるように糸を移動させるト
ラバース機構と、前記巻取ローラに巻き付ける糸の張力
を検出する交流増幅回路を設けた荷重センサと、この荷
重センサにおける交流増幅回路の出力を任意の電圧値と
比較するレベル判定回路と、前記レベル判定回路の出力
によってリセットされ特定の時間経過後カウントアップ
信号を出力するカウント回路とを備え、前記トラバース
機構による糸の移動により発生する張力の変動を監視す
ることにより糸切れを検知するため、糸の移動により発
生する張力の変動を除去する低域フィルター回路を設け
る必要がないから、結果として、低域フィルターによる
応答速度の低下の影響を受けることがないため、糸が切
れてから糸切れ検出信号が発生するまでの応答時間が短
くなるという作用を有するものである。
【0013】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における荷重センサについて、図面を参照しながら
説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態1における荷重
センサの組立斜視図、図2は同センサの側断面図であ
る。
【0015】図1、図2において、31は樹脂あるいは
金属のケースで、このケース31は上面に開放部32を
設けている。また、前記ケース31は外底面から下方に
突出する筒状のガイド部33を有するとともに、内底面
に凹状の固定部34を設けている。35は金属、樹脂、
あるいはセラミック製のスティックで、このスティック
35は前記ケース31のガイド部33に挿入される柱部
36とその一端に設けた検出部37とにより構成されて
おり、前記柱部36の他端に取付部38を有している。
39は樹脂、セラミックあるいは金属材料よりなるセン
サ基板で、このセンサ基板39は、表面に少なくとも1
つの歪検出素子40が設けられるとともに歪検出素子4
0の出力を外部へ導出するための回路パターン41が設
けられている。このセンサ基板39は片持ち梁となるよ
うに一端が前記ケース31の固定部34にネジ42によ
り固定され、そして前記スティック35に与えられる外
力がモーメントの力として作用するように前記スティッ
ク35の取付部38が支持される。具体的に前記スティ
ック35は前記センサ基板39に対してかしめ止めによ
り支持される。一方、前記センサ基板39は前記ケース
31の固定部34への取着箇所39aからみて自由端側
に歪検出素子40が設けられ、かつ前記スティック35
への取着箇所39bが設けられている。43は金属の内
ベースで、この内ベース43は前記ケース31の内部で
かつ前記センサ基板39の上部に設けている。44は回
路基板で、この回路基板44は前記内ベース43の上面
に設けられるとともに、この回路基板44の上面には交
流増幅回路45を設けており、この交流増幅回路45は
コネクタ46を介して前記歪検出素子40と電気的に接
続されるとともに、歪検出素子40の出力電圧を処理し
ている。47は金属の上蓋で、この上蓋47は前記ケー
ス31の上面開放部を閉塞している。48は密封樹脂
で、この密封樹脂48は前記上蓋47の上部に設けら
れ、荷重センサの内部を外界から密封している。
【0016】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における荷重センサについて、次にその組立方法を
説明する。
【0017】あらかじめ歪検出素子40を上面に印刷さ
れたセンサ基板39の取着箇所39bにスティック35
を垂直に固定する。
【0018】次に、前記スティック35の検出部37が
ケース31のガイド部33から下方に突出するように、
前記スティック35をケース31のガイド部33に挿入
する。
【0019】次に、前記センサ基板39の他端をケース
31の固定部34に固定する。次に、前記ケースの内部
でかつ、前記センサ基板39の上部に内ベース43を固
定する。
【0020】次に、前記センサ基板39の端部の上面に
コネクタ46を設けた後、このコネクタ46を介して、
前記歪検出素子40と交流増幅回路45とが電気的に接
続されるように、予め上面に交流増幅回路45を実装し
た回路基板44を、前記内ベース43の上部に取着す
る。
【0021】最後に、前記ケース31の上面開放部を上
蓋47で閉塞した後、密封樹脂48で密封する。
【0022】以上のように構成、組立てられた荷重セン
サについて、次にその動作を説明する。
【0023】前記スティック35の検出部37を走行す
る糸(図示せず)の張力により、スティック35の検出
部37に横荷重が加わる。そして、センサ基板39には
スティック35に加えられた横荷重により、曲げモーメ
ントが発生する。センサ基板39の上面には歪検出素子
40が設けられているので、曲げモーメントに応じて変
形するセンサ基板39の変形量に比例して歪検出素子4
0の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を回路基板4
4の上面に設けた前記交流増幅回路45により増幅し、
外部装置(図示せず)へ出力するものである。
【0024】ここで、前記スティック35の検出部37
を走行する糸(図示せず)が切れた場合を考える。糸は
走行するとともに、張力が例えば糸の巻取ローラ(図示
せず)の近傍に設けたトラバース機構(図示せず)によ
り変動するが、糸が切れると荷重センサの出力信号が変
動しなくなり、交流増幅回路45の出力が一定の値を示
すようになる。すなわち、前記回路基板44に交流増幅
回路45を設けたため、微少な糸の張力変動に対応する
電圧変動を増幅できるから、糸の張力変動を検出するこ
とにより、糸切れの有無を検出できるという作用効果を
有するものである。
【0025】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2における荷重センサを用いた糸切れ検出装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0026】図3は本発明の実施の形態2における荷重
センサを用いた糸切れ検出装置の回路図である。
【0027】図3において、51は円筒状の巻取ローラ
で、この巻取ローラ51に糸52を巻き付けている。5
3は円筒状のトラバース機構で、このトラバース機構5
3は溝54を設けており、前記トラバース機構53を回
転させるとともに、前記溝54に糸52を添わせること
により、前記糸52を巻取ローラ51の一端部から他端
部にわたって均一に巻き付けている。55は荷重センサ
で、この荷重センサ55には交流増幅回路56を設けて
おり、前記荷重センサ55で前記糸52の糸の張力を検
出するとともに、前記交流増幅回路56により、前記ト
ラバース機構53による糸52の張力の変動を増幅して
いる。また、前記交流増幅回路56にはバイアス電圧源
57が設けられ、このバイアス電圧源57によりバイア
ス電圧Vaを設定している。58はレベル判定回路で、
このレベル判定回路58は前記荷重センサ55の交流増
幅回路56の出力電圧を入力するとともに、このレベル
判定回路58は第1の電圧電源59および第2の電圧電
源60を設けており、この第1の電圧電源59により、
高い方の電圧レベルVbを設定するとともに、第2の電
圧電源60により、低い方の電圧レベルVcを設定する
ことにより、電圧レベルVbおよび電圧レベルVcを基
準にして、前記トラバース機構53の振幅にあわせてパ
ルス電圧Vdを出力する。61はカウント回路で、この
カウント回路61は前記レベル判定回路58のパルス電
圧Vdを入力するとともに、前記レベル判定回路58に
よるパルス電圧Vdの高い信号の出力時にリセットされ
るとともに低い信号の出力時にカウント動作を開始し、
このカウント動作により、カウント値が基準の値になる
と、カウントアップ信号を出力する。
【0028】以上のように構成された、本発明の実施の
形態2における荷重センサを用いた糸切れ検出装置につ
いて、次にその動作を図面を参照しながら説明する。
【0029】図3は本発明の実施の形態2における荷重
センサを用いた糸切れ検出装置の回路図、図4は本発明
の実施の形態2における荷重センサを用いた糸切れ検出
装置の動作する状態を示す図である。
【0030】図3、図4において、前記巻取ローラ51
により前記トラバース機構53の溝54を介して、糸5
2を巻き取ることにより、糸52を巻取ローラ51の一
端部から他端部にわたって均一に巻き付けている。この
とき、前記トラバース機構53により、糸52を巻取ロ
ーラ51の一端部から他端部にわたって移動させるた
め、糸52の張力が周期的に変化する。すなわち、糸5
2の張力は前記巻取ローラ51の端部において大となる
とともに、前記巻取ローラ51の中心部において小とな
るものである。この糸52の張力の変化を前記荷重セン
サ55により図4(a)に示す出力信号として検出し、
前記荷重センサ55の交流増幅回路56により、図4
(b)に示すように前記バイアス電圧源57のバイアス
電圧Vaを中心として、前記第1の電圧電源59の高い
方の電圧レベルVbより高くなるとともに、第2の電圧
電源60の低い方の電圧レベルVcより低くなるような
振幅をするように増幅する。そして、この増幅された出
力信号を前記レベル判定回路58により、高い方の電圧
レベルVbよりも高い場合あるいは、低い方の電圧レベ
ルVcよりも低い場合にハイレベル信号からなるリセッ
ト信号を出力するとともに、低い方の電圧レベルVc
と、高い方の電圧レベルVbとの間においてはロウレベ
ル信号からなるカウント動作を開始する。そして、図4
(d)に示すように、前記カウント回路61により、ロ
ウレベル信号からなるカウント動作が一定の時間Taを
経過すると、前記カウント回路61からハイレベル信号
を出力するようになっている。
【0031】ここで、前記糸52が切れた場合を考え
る。前記糸52が切断されると、糸52の張力が零とな
るため、図4(b)に示すように、前記荷重センサ55
の出力電圧がバイアス電圧源57のバイアス電圧Vaと
なり、変動しなくなる。そして、図4(c)に示すよう
に、前記レベル判定回路58の出力はロウレベル信号か
らなるカウント動作を開始する。そして、ロウレベル信
号からなるカウント動作が一定の時間続くと、前記カウ
ント回路61の出力信号が図4(d)に示すようにハイ
レベル信号であるカウントアップ信号を出力する。この
とき、前記レベル判定回路58によるロウレベル信号か
らなるカウント動作を開始してから、前記カウント回路
61により、カウントアップ信号の出力信号が発生する
までの時間は前記トラバース機構53により前記糸52
が巻取ローラの一端部から他端部まで移動するまでの時
間に設定すれば良いものであり、この時間は非常に短い
ものである。すなわち、前記トラバース機構53による
糸52の移動により発生する張力の変動を監視すること
により糸切れを検知するため、糸52の移動により発生
する張力の変動を除去する低域フィルター回路を設ける
必要がないから、結果として、低域フィルターによる応
答速度の低下の影響を受けることがないため、糸が切れ
てから糸切れ検出信号が発生するまでの応答時間が短く
なるという作用効果を有するものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の荷重センサおよび
それを用いた糸切れ検出装置は、糸を外側面に巻き付け
る巻取ローラと、前記巻取ローラの近傍に設けられると
ともに巻取ローラの外側面の一端部から他端部にわたっ
て糸を均一に巻き付けるように糸を移動させるトラバー
ス機構と、前記巻取ローラに巻き付ける糸の張力を検出
する交流増幅回路を設けた荷重センサと、この荷重セン
サにおける交流増幅回路の出力を任意の電圧値と比較す
るレベル判定回路と、前記レベル判定回路の出力によっ
てリセットされ特定の時間経過後カウントアップ信号を
出力するカウント回路とを備え、前記トラバース機構に
よる糸の移動により発生する張力の変動を監視すること
により糸切れを検知するため、糸の移動により発生する
張力の変動を除去する低域フィルター回路を設ける必要
がないから、結果として、低域フィルター回路による応
答速度の低下の影響を受けることがないため、糸が切れ
てから糸切れ検出信号が発生するまでの応答時間の短い
特性の向上した荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検
出装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における荷重センサの組
立斜視図
【図2】同荷重センサの側断面図
【図3】本発明の実施の形態2における荷重センサおよ
びそれを用いた糸切れ検出装置の回路図
【図4】同荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装
置の動作する状態を示す図
【図5】従来の糸切れ検出装置の動作する状態を示す側
面図
【図6】同糸切れ検出装置の回路図
【符号の説明】
31 ケース 32 開放部 33 ガイド部 34 固定部 35 スティック 37 検出部 39 センサ基板 40 歪検出素子 44 回路基板 45 交流増幅回路 47 上蓋 51 巻取ローラ 52 糸 53 トラバース機構 55 荷重センサ 56 交流増幅回路 58 レベル判定回路 61 カウント回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F051 AA16 AB09 AC01 AC07 CA00 3F115 CA18 CB08 CC01 CC12 CC22 CD05 CE01 CE08 4L056 AA43 AA45 CA06 EA04 EA25 EA32 EA42 EA49 EC02 EC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外底面から下方に突出する筒状のガイド
    部を有するとともに内底面に固定部を有しかつ上面に開
    放部を設けたケースと、前記ケースのガイド部に挿入さ
    れる柱部および当該柱部の先端に位置して前記ガイド部
    より突出した検出部とを有するスティックと、前記ケー
    スの固定部に固定され、前記スティックに与えられる外
    力をモーメントの力として受けるように前記スティック
    を支持した少なくとも一つの歪検出素子および回路パタ
    ーンを有するセンサ基板と、前記センサ基板の上方に設
    けられ、前記センサ基板に電気的に接続された回路基板
    と、前記ケースの開放部を覆うように設けた上蓋とを備
    え、前記回路基板に交流増幅回路を設けた荷重センサ。
  2. 【請求項2】 糸を外側面に巻き付ける巻取ローラと、
    前記巻取ローラの近傍に設けられるとともに巻取ローラ
    の外側面の一端部から他端部にわたって糸を均一に巻き
    付けるように糸を移動させるトラバース機構と、前記巻
    取ローラに巻き付ける糸の張力を検出する交流増幅回路
    を設けた荷重センサと、この荷重センサにおける交流増
    幅回路の出力を任意の電圧値と比較するレベル判定回路
    と、前記レベル判定回路の出力によってリセットされ特
    定の時間経過後カウントアップ信号を出力するカウント
    回路とを備え、前記トラバース機構による糸の移動によ
    り発生する張力の変動を監視することにより糸切れを検
    知する荷重センサを用いた糸切れ検出装置。
JP10203004A 1998-07-17 1998-07-17 荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置 Pending JP2000035368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10203004A JP2000035368A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10203004A JP2000035368A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000035368A true JP2000035368A (ja) 2000-02-02

Family

ID=16466747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10203004A Pending JP2000035368A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000035368A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016080386A1 (ja) * 2014-11-21 2016-05-26 アイシン精機株式会社 荷重検出装置
CN108315847A (zh) * 2018-01-30 2018-07-24 平湖市伊凡家箱包有限公司 一种细纱机的断纱接头监控方法
IT202100030095A1 (it) * 2021-11-29 2023-05-29 B T S R Int S P A Metodo di fabbricazione di un sensore ottico per rilevare caratteristiche di un filo alimentato ad una macchina tessile e relativo sensore ottico

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016080386A1 (ja) * 2014-11-21 2016-05-26 アイシン精機株式会社 荷重検出装置
JP2016099240A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 アイシン精機株式会社 荷重検出装置
CN107076627A (zh) * 2014-11-21 2017-08-18 爱信精机株式会社 负荷检测装置
CN108315847A (zh) * 2018-01-30 2018-07-24 平湖市伊凡家箱包有限公司 一种细纱机的断纱接头监控方法
CN108315847B (zh) * 2018-01-30 2019-08-09 滦南县泰普纺织有限公司 一种细纱机的断纱接头监控方法
IT202100030095A1 (it) * 2021-11-29 2023-05-29 B T S R Int S P A Metodo di fabbricazione di un sensore ottico per rilevare caratteristiche di un filo alimentato ad una macchina tessile e relativo sensore ottico
WO2023094924A1 (en) * 2021-11-29 2023-06-01 B.T.S.R. International S.P.A. Method for manufacturing an optical sensor for detecting the characteristics of a thread fed to a textile machine and optical sensor thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5899665A (en) Method and apparatus for controlling infusion volume
US5256155A (en) Drop detection method and apparatus
US4276547A (en) Film thickness detection system
KR100335562B1 (ko) 방적공정에서의실장력감시방법
EP3330418B1 (en) Yarn separating module with a capacitive sensor device
CN1167591C (zh) 用于监控纱线运行/停止状况的方法及其装置
JP2000035368A (ja) 荷重センサおよびそれを用いた糸切れ検出装置
JP4022805B2 (ja) インクジェット式プリンタのインク残量検出装置及び検出方法
EP0083731B1 (en) A safety device for a winding apparatus
JP3304286B2 (ja) 振動検出装置
JP3667380B2 (ja) ミシンの目飛び検出装置
US20020000168A1 (en) Cleaning apparatus and method of detecting catching of cleaning web in the same
JPH0415292B2 (ja)
KR100472343B1 (ko) 압연기의 압연롤러 미세이동 감지장치
JP2000171385A (ja) エアーフィルタ目詰まり検出方法
JPH09184799A (ja) フィルター付き検出器
EP0463178A1 (en) Wire tension controlling apparatus
KR100607912B1 (ko) 벽지 잔량에 따른 자동 풀칠기의 구동제어장치 및 그 방법
JPH0799362B2 (ja) 定電位電解型ガス測定装置におけるセンサ接続判定回路
KR860001318B1 (ko) 전압유기형 검지기
JP3603339B2 (ja) 結露検出装置
KR100530747B1 (ko) 정확한 와이어 본딩을 위한 캐필러리 구동 장치
JP2000193621A (ja) ガス検知方法および装置
JPH05107162A (ja) 繊度測定装置
JPH06349876A (ja) ワイヤボンデイング方法及び装置