JP2000035114A - 車両の変速装置 - Google Patents

車両の変速装置

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JP2000035114A
JP2000035114A JP20653198A JP20653198A JP2000035114A JP 2000035114 A JP2000035114 A JP 2000035114A JP 20653198 A JP20653198 A JP 20653198A JP 20653198 A JP20653198 A JP 20653198A JP 2000035114 A JP2000035114 A JP 2000035114A
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和則 永田
Toshio Kitamura
俊夫 北村
Yasuhiro Nohara
康宏 野原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレーキ
を備える車両において、アクセル全閉時に補助ブレーキ
の制動力を高めるよう、シフトダウンを自動制御する場
合、不要なシフトダウンを排除できるようにする。 【解決手段】所定の制動条件の成立時に補助ブレーキの
制動力を高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダ
ウンを自動制御する手段(ステップ8〜ステップ12)
と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働かせるための作
動スイッチがオン、かつシフトダウンの自動制御を行わ
せるための作動スイッチがオンのとき、車速が所定値以
上でアクセルペダルが無負荷状態に解放されると、その
解放時点を前記の制動条件の成立時と判定する手段(ス
テップ1〜ステップ7)と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の変速装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トラックなど商用車においては、機械的
なクラッチと歯車式のトランスミッションを用い、これ
らの作動状態を検出する各種センサとこれらを駆動する
アクチュエータを設け、運転者の人為操作に基づく変速
要求または車両の走行状態に基づく変速要求が発生する
と、各種センサの検出信号に基づいてコントロールユニ
ットがアクチュエータを制御することにより、車両の変
速操作を自動的に行うようにしたものが知られている
(特開平6ー241300号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トラックなど商用車に
あっては、積荷時の制動力を確保するため、主ブレーキ
のほか、エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレーキ
(エキゾーストブレーキなど)が採用される。このよう
な補助ブレーキは、エンジン回転速度に比例する制動性
能をもつため、車両の高速走行において、変速機が高速
段でエンジン回転速度が低速域の場合、それほど大きな
制動力が得られない。
【0004】そのため、補助ブレーキの制動力を有効に
高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウンを自
動的に制御することが考えられるが、その制御を行わせ
る起動条件の設定によっては、シフトダウンが不必要に
繰り返され、運転者に違和感を与えるという可能性があ
る。また、車両の変速操作を自動的に行う装置として従
来例のように機械的なクラッチと歯車式の変速機を組み
合わせる場合、変速操作の所要時間が長く、その間はエ
ンジンの動力伝達が断たれ、車両は空走状態になるた
め、シフトダウンの自動制御が行われることにより、か
えって車速が上昇してしまうような状況も考えられる。
【0005】この発明はこのような課題を解決するため
の有効な対策手段の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、エンジ
ンの負の仕事を増加させる補助ブレーキを備える車両に
おいて、所定の制動条件の成立時に補助ブレーキの制動
力を高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウン
を自動制御する手段と、アクセル全閉時に補助ブレーキ
を働かせるための作動スイッチがオン、かつシフトダウ
ンの自動制御を行わせるための作動スイッチがオンのと
き、車速が所定値以上でアクセルペダルが無負荷状態に
解放されると、その解放時点を前記の制動条件の成立時
と判定する手段と、を備える。
【0007】第2の発明では、エンジンの負の仕事を増
加させる補助ブレーキを備える車両において、所定の制
動条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を
高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウンを自
動制御する手段と、アクセルペダルが踏まれている状態
のときにフラグをセットする共に、アクセル全閉時に補
助ブレーキを働かせるための作動スイッチがオン、かつ
シフトダウンの自動制御を行わせるための作動スイッチ
がオンのとき、車速が所定値以上でアクセルペダルが無
負荷状態に解放されると、フラグがセットのときに前記
の制動条件の成立を判定し、フラグをリセットする手段
と、を備える。
【0008】第3の発明では、エンジンの負の仕事を増
加させる補助ブレーキを備える車両において、所定の制
動条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を
高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウンを自
動制御する手段と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働
かせるための作動スイッチがオンかつシフトダウンの自
動制御を行わせるための作動スイッチがオンのとき、車
速が所定値以上でアクセルペダルが無負荷状態に解放さ
れると、その解放操作速度が所定値以上のときに前記の
制動条件の成立を判定する手段と、を備える。
【0009】第4の発明では、エンジンの負の仕事を増
加させる補助ブレーキを備える車両において、所定の制
動条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を
高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウンを自
動制御する手段と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働
かせるための作動スイッチがオン、かつシフトダウンの
自動制御を行わせるための作動スイッチがオンのとき、
車速が所定値以上でアクセルペダルが無負荷状態に解放
されると、車両が降坂走行でないときに所定の制動条件
の成立を判定する手段と、を備える。
【0010】第5の発明では、エンジンの負の仕事を増
加させる補助ブレーキを備える車両において、所定の制
動条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を
高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウンを自
動制御する手段と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働
かせるための作動スイッチがオン、かつシフトダウンの
自動制御を行わせるための作動スイッチがオンのとき、
車速が所定値以上でアクセルペダルが無負荷状態に解放
されると、車両が降坂走行でないときに所定の制動条件
の成立を判定する共に車両が降坂走行のときは主ブレー
キが作動状態のときに所定の制動条件の成立を判定する
手段と、を備える。
【0011】第6の発明では、エンジンの負の仕事を増
加させる補助ブレーキを備える車両において、所定の制
動条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を
高めるよう、車速に応じた最適段へのシフトダウンを自
動制御する手段と、シフトダウンの自動制御時に車両の
降坂走行が判定されると、その変速操作中に制動力を主
ブレーキに発生させるように制御する手段と、を備え
る。
【0012】
【発明の効果】第1の発明では、補助ブレーキの作動ス
イッチとシフトダウンの自動制御の作動スイッチが共に
オンのときは、車速が所定値以上でアクセルペダルが解
放されると、その解放時点が所定の制動条件の成立時と
判定され、シフトダウンの自動制御が行われる。補助ブ
レーキは作動スイッチのオンにより、アクセルの全閉状
態で作動する。そのため、シフトダウン後のエンジン回
転速度が上昇するため、補助ブレーキの制動力は高めら
れる。シフトダウンが1回自動的に行われると、各作動
スイッチのオン状態で車速が所定値以上であっても、ア
クセルペダルの解放状態が継続されるかぎり、アクセル
解放操作時点は生じないため、所定の制動条件の成立時
は判定されず、したがってシフトダウンの自動制御を再
び行わせるのには、アクセルペダルを一旦踏んでから、
あらためてアクセルダルを解放操作することが必要にな
る。このため、アクセル全閉時に働く補助ブレーキの制
動力を高めるとともに運転者の意図しないシフトダウン
の繰り返しを排除することができる。
【0013】第2の発明では、アクセルペダルが踏まれ
るとフラグはセットされる。そして、補助ブレーキの作
動スイッチとシフトダウンの自動制御の作動スイッチが
共にオンのときは、車速が所定値以上でアクセルペダル
が解放されると、フラグがセットのときに所定の制動条
件の成立が判定され、シフトダウンの自動制御が行われ
る。フラグは所定の制動条件の成立が判定されるとリセ
ットされる。そのため、シフトダウンが1回自動的に行
われると、各作動スイッチのオン状態で車速が所定値以
上であっても、アクセルペダルの解放状態が継続される
かぎり、フラグはセットされないため、シフトダウンの
自動制御を再び行わせるのには、アクセルペダルを一旦
踏み(フラグがセットされる)、あらためてアクセルペ
ダルを解放操作することが必要になる。このため、アク
セル全閉時に働く補助ブレーキの制動力を高めるととも
に運転者の意図しないシフトダウンの繰り返しを排除す
ることができる。
【0014】第3の発明では、補助ブレーキの作動スイ
ッチとシフトダウンの自動制御の作動スイッチが共にオ
ンのときは、車速が所定値以上でアクセルペダルが解放
されると、運転者の減速意志を反映するアクセルペダル
の解放操作速度に基づいて、これが所定値以上(運転者
の減速意志が大きい)のときに所定の制動条件の成立が
判定され、シフトダウンの自動制御が行われる。アクセ
ルペダルの解放操作速度が所定値未満(運転者の減速意
志が小さい)のときは、ほかの制動条件を満たしていて
も、シフトダウンの自動制御は行われないため、シフト
ダウンの変速操作(エンジンの動力伝達経路を一時的に
遮断する)に伴う車両の空走状態が回避される。その結
果、アクセル全閉時に働く補助ブレーキの制動力に運転
者の減速意志を適確に反映させることができる。
【0015】第4の発明では、補助ブレーキの作動スイ
ッチとシフトダウンの自動制御の作動スイッチが共にオ
ンのときは、車速が所定値以上でアクセルペダルが解放
されると、車両が降坂走行でないときに所定の制動条件
の成立が判定され、シフトダウンの自動制御が行われ、
アクセル全閉時に働く補助ブレーキの制動力を高められ
る。降坂走行のときは、ほかの制動条件を満たしていて
も、シフトダウンの自動制御は行われないため、シフト
ダウンの変速操作(エンジンの動力伝達経路を一時的に
遮断する)に伴う車両の空走状態が回避され、アクセル
全閉時に働く補助ブレーキの制動力で車速の増加を抑え
ることができる。
【0016】第5の発明では、補助ブレーキの作動スイ
ッチとシフトダウンの自動制御の作動スイッチが共にオ
ンのときは、車速が所定値以上でアクセルペダルが解放
されると、車両が降坂走行でないに所定の制動条件の成
立が判定され、シフトダウンの自動制御が行われ、アク
セル全閉時に働く補助ブレーキの制動力を高められる。
降坂走行のときは、シフトダウンの自動制御と補助ブレ
ーキのスイッチが共にオン、かつ車速が所定値以上でア
クセルペダルが解放されると、主ブレーキが作動状態の
ときに所定の制動条件の成立が判定され、シフトダウン
の自動制御が行われる。つまり、車両の降坂走行に拘わ
らず、主ブレーキが作動状態のときは、シフトダウンの
自動制御が行われるが、その変速操作でエンジンの動力
伝達経路が遮断されても、車速を主ブレーキの制動力で
抑えられるため、補助ブレーキが有効に働くよう、シフ
トダウンの自動制御を適確に生かすことができる。
【0017】第6の発明では、所定の制動条件が成立す
ると、シフトダウンの自動制御が行われるが、車両が降
坂走行のときは、シフトダウンの変速操作中(エンジン
の動力伝達経路が一時的に遮断される)に主ブレーキが
制動力を発生する。この制動力で車速が抑えられるた
め、補助ブレーキが有効に働くよう、シフトダウンの自
動制御を適確に生かすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態(第1
実施形態〜第4実施形態)を表すシステム図である。1
はディーゼルエンジン、2は機械的なクラッチ、3は歯
車式のトランスミッションであり、トランスミッション
3の出力軸はプロペラシャフト(図示せず)を介してリ
ヤアクスルに連結される。エンジン燃料噴射ポンプに噴
射量を制御するガバナ装置1Aが、クラッチ2にその断
接操作を行うクラッチブースタ2Aが、トランスミッシ
ョン3にそのギヤシフト機構を駆動するギヤシフトユニ
ット3Aがそれぞれ設けられる。27はクラッチブース
タ2Aの給排バルブを表す。
【0019】車両の制動装置として通常のブレーキのほ
か、図示しないがエンジンの負の仕事を増加させる補助
ブレーキとして、エキゾーストブレーキと第3ブレーキ
を備える。エキゾーストブレーキはその作動スイッチ3
2がオンのときにアクセルペダル7が解放されると、エ
ンジン排気通路のシャッタを全開位置から所定の絞り開
度に閉じる。第3ブレーキは同じく作動スイッチ32が
オンのときにアクセルペダル7が解放されると、エンジ
ンの第3バルブを介してその筒内圧を排気通路側へ開放
する。
【0020】車両の変速制御に必要な検出手段として、
エンジン回転速度を検出するエンジン回転センサ29
と、アクセルペダル7の踏み量(アクセル開度)を検出
するアクセル開度センサ28と、クラッチ2のストロー
ク位置を検出するクラッチストロークセンサ22と、ト
ランスミッション3のシフト位置を検出するギヤポジシ
ョンセンサ(ギヤシフトユニット3Aに内蔵される)
と、その出力軸の回転速度を検出する車速センサ21
と、メインシャフト上を遊転するメインギヤの回転速度
を検出するギヤ回転センサ23が設けられる。
【0021】クラッチ2を自動制御と手動制御とに切り
替えるため、クラッチペダル6の初期位置(クラッチは
接続状態)と作動位置(クラッチは切断状態)を検出す
るクラッチスイッチ24,25が設けられる。トランス
ミッション2の変速操作手段としてシフトレバーユニッ
ト4(シフタ)が運転室に設けられ、シフトレバー4A
を所定のパターンに沿ってシフト操作すると、これに応
じたシフト指示信号を出力する。また、運転室にはトラ
ンスミッション3の現在段などを表示するモニタ13
と、後述するシフトダウンの自動制御を行わせるための
作動スイッチ(オートシフトダウンスイッチ)31と、
アクセル全閉時に補助ブレーキを働かせるための作動ス
イッチ(補助ブレーキスイッチ)32と、シフトダウン
の自動制御を警報するブザー13Aと、ブレーキペダル
(図示せず)の踏込みを検出するブレーキペダルスイッ
チ26とが設けられる。
【0022】これらの出力信号に基づいて、車両の変速
操作を制御するのがトランスミッション(T/M)コン
トロールユニット11とエンジンコントロールユニット
12であり、これらの間はシリアル通信で結ばれる。こ
れらコントロールユニット11,12は、シフトレバー
ユニット4のシフト指示信号に応じた要求位置へギヤシ
フトすべく一連の変速操作を制御する。すなわち、クラ
ッチ2を切断してから、トランスミッション3がニュー
トラルでないときはギヤ抜きを行う。そして、必要に応
じてエンジン回転速度を制御しながら、メインギヤ回転
速度が同期領域に入ると、トランスミッション3のギヤ
入れを行うのである。なお、クラッチペダル6を踏み込
むと、クラッチペダルスイッチ24,25のオンーオフ
が交替するため、クラッチは自動制御から手動制御に切
り替わり、クラッチペダル6の踏み量に応じてマニュア
ル操作が可能になる。
【0023】T/Mコントロールユニット11は、所定
の制動条件の成立時に補助ブレーキの制動力を有効に働
かせるよう、シフトダウンを自動制御する機能を備え
る。図2は第1実施形態として、シフトダウンの自動制
御に係るブロック構成を表すものであり、T/Mコント
ロールユニット11は車速センサ21とアクセル開度セ
ンサ28と作動スイッチ32,31とからの信号に基づ
いて、作動スイッチ32と31が共にオンのときに車速
が所定値(例えば、70km/h)以上でアクセルペダ
ル7が解放されると、その解放操作(アクセル全閉操
作)時点を所定の制動条件の成立時と判定する。
【0024】T/Mコントロールユニット11にシフト
ダウンマップ(a)が格納され、所定の制動条件の成立
を判定すると、シフトダウンマップ(a)から車速に応
じた変速段(補助ブレーキの制動力を高める最適段)を
求め、その変速段とギヤ位置センサ33で検出される現
在段とを比較し、これらが一致しないときにシフトダウ
ン要求を発生する。このシフトダウン要求を受けると、
T/Mコントロールユニット11の変速制御手段34
が、車両の変速操作を既述のように制御する。
【0025】この変速操作中、エンジンの動力伝達経路
が切断され、その間は補助ブレーキが効かなくなるた
め、T/Mコントロールユニット11は、シフトダウン
の自動制御を開始する前に運転者への警報を発するよ
う、ブザー13Aの作動を制御する機能を備える。ま
た、シフトダウン後のエンジンオーバランを回避する上
から、シフトダウンマップ(a)から車速に応じて求め
た変速段について、そのギヤ比と車速とから変速後のエ
ンジン回転速度を計算し、これが所定の許容回転速度を
越えるときは、シフトダウンの変速操作を禁止する(所
定の制動条件の成立を無効にする)ようになっている。
【0026】図3はシフトダウンの自動制御を説明する
フローチャートである。ステップ1では車速は所定値
(たとえば、70km/h)以上か、ステップ2ではア
クセルペダル7は踏んでいない(アクセルペダル解放)
か、を順に判定する。ステップ2の判定がnoのとき
は、ステップ3でフラグを1にセットする。
【0027】ステップ4では後述するフラグは1にセッ
トか、ステップ5では補助ブレーキスイッチ32はオン
か、ステップ6ではオートシフトダウンスイッチ31は
オンか、を順に判定し、ステップ1,ステップ2,ステ
ップ4〜ステップ6の判定がすべてyesの場合(所定
の制動条件の成立時)、ステップ7へ進み、フラグを0
にリセットする。
【0028】ステップ8ではシフトダウンマップ(a)
から車速に応じた最適段GP0を読み取る。ステップ9
ではこの変速段GP0について、変速後のエンジン回転
速度はオーバラン許容回転内か、ステップ10では変速
段GP0がトランスミッションの現在段GP1と一致す
るか、を順に判定し、ステップ9の判定がyesかつス
テップ10の判定がnoの場合、ステップ11に進む。
ステップ11ではブザー13Aを所定時間だけ作動し、
シフトダウンが自動的に行われることを事前に警報す
る。その後、ステップ12において、変速段GP0への
変速操作を行うのであり、これらの制御処理は所定の制
御周期で繰り返される。
【0029】このような構成により、車速が所定値以上
の高速走行時は、アクセルペダル7が踏まれるとフラグ
が1にセットされる。補助ブレーキスイッチ32とオー
トシフトダウンスイッチ31が共にオンの場合、アクセ
ルペダル7が解放されると、フラグが1にセットのとき
に所定の制動条件の成立が判定され、シフトダウンの自
動制御が行われる。フラグは所定の制動条件の成立が判
定されると0にリセットされるため、シフトダウンが1
回自動的に行われると、各作動スイッチ32,31がオ
ン状態で車速が所定値以上であっても、アクセルペダル
7の解放状態(アクセル全閉状態)が継続されるかぎ
り、所定の制動条件は成立することはない。
【0030】このため、シフトダウンを再び自動的に行
わせるのには、アクセルペダル7を一旦踏み(フラグが
1にセットされる)、あらためてアクセルペダル7を解
放操作することが必要になる。その結果、アクセル全閉
時に働く補助ブレーキの制動力を高めるとともに運転者
の意図しないシフトダウンの繰り返しを排除することが
できる。
【0031】図4は第2実施形態として、所定の制動条
件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を有効
に働かせるよう、シフトダウンを自動制御する機能に係
るブロック構成を表すものであり、T/Mコントロール
ユニット11は車速センサ21とアクセル開度センサ2
8と作動スイッチ32,31とからの信号に基づいて、
作動スイッチ32と31が共にオンのときに車速が所定
値(例えば、70km/h)以上でアクセルペダル7が
解放されると、その解放操作速度が所定値以上のときに
のみ、所定の制動条件の成立を判定する。
【0032】T/Mコントロールユニット11は、アク
セル開度センサ28の検出信号からアクセルペダル7の
解放操作速度を求める手段(アクセル操作速度検出手段
b)が設けられる。アクセル操作速度検出手段(b)
は、図5のようにアクセル開度信号の微分手段b1と、
その出力を平滑化するフイルタb2と、を備える。そし
て、アクセルペダル7が解放され、図6のようにアクセ
ル開度θがアクセル“閉”の判定値p以下になると(図
中A点)、アクセル操作速度θvが求められ、アクセル
操作速度の判定値qとの比較により、所定の制動条件の
ひとつとしてθv≦qかどうかの判定がなされる。この
場合、ペダル踏み込み側を正、ペダル解放(戻し)側を
負に取るため、θv≦qはペダル解放操作速度(アクセ
ル操作速度の絶対値)が所定値以上を意味する。
【0033】T/Mコントロールユニット11にシフト
ダウンマップ(a)が格納され、所定の制動条件の成立
を判定すると、シフトダウンマップ(a)から車速に応
じた変速段(補助ブレーキの制動力を有効に働かせる最
適段)を求め、その変速段とギヤ位置センサ33で検出
される現在段とを比較し、これらが一致しないときにシ
フトダウン要求を発生する。このシフトダウン要求を受
けると、シフトダウン後のエンジン回転速度がオーバラ
ン許容回転内のときに運転者への事前警報を発してか
ら、T/Mコントロールユニット11の変速制御手段3
4が、車両の変速操作を行うよう、各アクチュエータ
(クラッチブースタ2A、ギヤシフトユニット3A、ガ
バナ装置1A)を制御する。
【0034】図3はシフトダウンの自動制御を説明する
フローチャートである。ステップ1では車速は所定値
(たとえば、70km/h)以上か、ステップ2ではア
クセル開度θは“閉”判定値p以下か、を順に判定し、
ステップ2でその判定がyesのときにアクセル開度θ
からアクセル操作速度θvを求める。ステップ3では補
助ブレーキスイッチ32はオンか、ステップ4ではオー
トシフトダウンスイッチ31はオンか、ステップ5では
アクセル操作速度θvがその判定値q以下か、を順に判
定し、ステップ1〜ステップ5の判定がすべてyesの
場合(所定の制動条件の成立時)、シフトダウンの自動
制御(ステップ6〜ステップ10)が行われるのであ
る。
【0035】ステップ6ではシフトダウンマップ(a)
から車速に応じた最適段GP0を読み取る。ステップ7
ではこの変速段GP0について、変速後のエンジン回転
速度はオーバラン許容回転内か、ステップ8では変速段
GP0がトランスミッションの現在段GP1と一致する
か、を順に判定し、ステップ7の判定がyesかつステ
ップ8の判定がnoの場合、ステップ9に進み、ブザー
13Aを所定時間だけ作動し、シフトダウンが自動的に
行われることを事前に警報する。その後、ステップ10
において、変速段GP0への変速操作を行う。
【0036】このような構成により、補助ブレーキスイ
ッチ32とオートシフトダウンスイッチ31が共にオン
のときは、車速が所定値以上でアクセルペダル7が解放
されると、運転者の減速意志を反映するアクセル操作速
度θvに基づいて、これが所定値以下のとき(アクセル
ペダル7は迅速に解放され、運転者の減速意志が大きい
ことを表す)に所定の制動条件の成立が判定され、シフ
トダウンの自動制御が行われる。アクセルペダル7の解
放操作速度が所定値未満のとき(アクセルペダル7は緩
やかに解放され、運転者の減速意志が小さいことを表
す)は、ほかの制動条件を満たしていても、シフトダウ
ンの自動制御は行われないため、シフトダウンの変速操
作(エンジンの動力伝達が一時的に遮断される)に伴う
車両の空走状態が回避される。その結果、アクセル全閉
時に働く補助ブレーキの制動力に運転者の減速意志を適
確に反映させることができる。
【0037】図8は第3実施形態として、所定の制動条
件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を有効
に働かせるよう、シフトダウンを自動制御する機能に係
るブロック構成を表すものであり、T/Mコントロール
ユニット11に車両の降坂走行を判定する手段(降坂判
定手段c)が設けられる。この判定手段(c)は車速セ
ンサ21とアクセル開度センサの検出信号に基づいて、
アクセル開度が所定値(たとえば、10%)以下で車両
が加速状態のときを車両の降坂走行と判定するものであ
る。この判定信号と、車速センサ21とアクセル開度セ
ンサ28と作動スイッチ32,31とからの信号と、に
基づいて、T/Mコントロールユニット11は、作動ス
イッチ32と31が共にオンのときに車速が所定値(例
えば、70km/h)以上でアクセルペダル7が解放さ
れると、車両が降坂走行でないときに所定の制動条件の
成立を判定する。
【0038】T/Mコントロールユニットにシフトダウ
ンマップ(a)が格納され、所定の制動条件の成立を判
定すると、シフトダウンマップ(a)から車速に応じた
変速段(補助ブレーキの制動力を有効に働かせる最適
段)を求め、その変速段とギヤ位置センサ33で検出さ
れる現在段とを比較し、これらが一致しないときにシフ
トダウン要求を発生する。このシフトダウン要求を受け
ると、シフトダウン後のエンジン回転速度がオーバラン
許容回転内のときに運転者への事前警報を発してから、
T/Mコントロールユニット11の変速制御手段34
が、車両の変速操作を行うよう、各アクチュエータ(ク
ラッチブースタ2A、ギヤシフトユニット3A、ガバナ
装置1A)を制御する。
【0039】図9はシフトダウンの自動制御を説明する
フローチャートである。ステップ1では車速は所定値
(たとえば、70km/h)以上か、ステップ2ではア
クセルペダル7は踏まれていないか、ステップ3では補
助ブレーキスイッチ32はオンか、ステップ4ではオー
トシフトダウンスイッチ31はオンか、ステップ5では
車両は降坂走行でないか、を順に判定し、ステップ1〜
ステップ5の判定がすべてyesの場合(所定の制動条
件の成立時)、シフトダウンの自動制御(ステップ6〜
ステップ10)が行われるのである。
【0040】ステップ6ではシフトダウンマップ(a)
から車速に応じた最適段GP0を読み取る。ステップ7
ではこの変速段GP0について、変速後のエンジン回転
速度はオーバラン許容回転内か、ステップ8では変速段
GP0がトランスミッションの現在段GP1と一致する
か、を順に判定し、ステップ7の判定がyesかつステ
ップ8の判定がnoの場合、ステップ9に進み、ブザー
13Aを所定時間だけ作動し、シフトダウンが自動的に
行われることを事前に警報する。その後、ステップ10
において、変速段GP0への変速操作を行う。
【0041】このような構成により、補助ブレーキスイ
ッチ32とオートシフトダウンスイッチ31が共にオン
のときは、車速が所定値以上でアクセルペダル7が解放
されると、車両が降坂走行でないときに所定の制動条件
の成立が判定され、シフトダウンの自動制御が行われる
ため、シフトダウン後の補助ブレーキの制動力を高めら
れる。降坂走行のときは、ほかの制動条件を満たしてい
ても、シフトダウンの自動制御は行われないため、シフ
トダウンの変速操作(エンジンの動力伝達が一時的に遮
断される)に伴う車両の空走状態が回避され、補助ブレ
ーキの制動力で車速の増加を抑えることができる。
【0042】図10は第4実施形態として、所定の制動
条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動力を有
効に働かせるよう、シフトダウンを自動制御する機能に
係るブロック構成を表すものであり、T/Mコントロー
ルユニット11に車速センサ21とアクセル開度センサ
28とからの検出信号に基づいて、車両の降坂走行を判
定する手段(降坂判定手段c)が設けられる。この判定
信号と、車速センサ21とアクセル開度センサ28と作
動スイッチ32,31とからの信号と、ブレーキペダル
スイッチ26からの信号と、に基づいて、T/Mコント
ロールユニット11は、作動スイッチ32と31が共に
オンのときに車速が所定値(例えば、70km/h)以
上でアクセルペダル7が解放されると、車両が降坂走行
でないときに所定の制動条件の成立を判定すると共に降
坂走行のときは車両の主ブレーキが作動状態のときに所
定の制動条件の成立を判定する。
【0043】T/Mコントロールユニットにシフトダウ
ンマップ(a)が格納され、所定の制動条件の成立を判
定すると、シフトダウンマップ(a)から車速に応じた
変速段(補助ブレーキの制動力を有効に働かせる最適
段)を求め、その変速段とギヤ位置センサ33で検出さ
れる現在段とを比較し、これらが一致しないときにシフ
トダウン要求を発生する。このシフトダウン要求を受け
ると、シフトダウン後のエンジン回転速度がオーバラン
許容回転内のときに運転者への事前警報を発してから、
T/Mコントロールユニット11の変速制御手段34
が、車両の変速操作を行うよう、各アクチュエータ(ク
ラッチブースタ2A、ギヤシフトユニット3A、ガバナ
装置1A)を制御する。
【0044】図11はシフトダウンの自動制御を説明す
るフローチャートである。ステップ1では車速は所定値
(たとえば、70km/h)以上か、ステップ2ではア
クセルペダルは踏まれていないか、ステップ3では補助
ブレーキスイッチ32はオンか、ステップ4ではオート
シフトダウンスイッチ31はオンか、を順に判定し、こ
れらがすべてyesのときは、ステップ5で車両は降坂
走行でないか、を判定する。
【0045】ステップ5の判定がyesのときは、ステ
ップ7へ飛ぶ一方、ステップ5の判定がnoのときは、
ステップ6へ進む。ステップ6ではブレーキペダルスイ
ッチ26がオンか、を判定し、その判定がyesのとき
にステップ7へ進む。つまり、ステップ1〜ステップ4
の判定がすべてyesであり、ステップ5またはステッ
プ6のいずれかの判定がyesの場合(所定の制動条件
の成立時)、シフトダウンの自動制御(ステップ7〜ス
テップ11)が行われるのである。
【0046】ステップ7ではシフトダウンマップ(a)
から車速に応じた最適段GP0を読み取る。ステップ8
ではこの変速段GP0について、変速後のエンジン回転
速度はオーバラン許容回転内か、ステップ9では変速段
GP0がトランスミッションの現在段GP1と一致する
か、を順に判定し、ステップ8の判定がyesかつステ
ップ9の判定がnoの場合、ステップ10に進み、ブザ
ー13Aを所定時間だけ作動し、シフトダウンが自動的
に行われることを事前に警報する。その後、ステップ1
1において、変速段GP0への変速操作を行う。
【0047】このような構成により、補助ブレーキスイ
ッチ32とオートシフトダウンスイッチ31が共にオン
のときは、車速が所定値以上でアクセルペダル7が解放
されると、車両が降坂走行でないに所定の制動条件の成
立が判定され、シフトダウンの自動制御が行われる。降
坂走行のときは、オートシフトダウンスイッチ31と補
助ブレーキスイッチ32が共にオン、かつ車速が所定値
以上でアクセルペダル7が解放されると、車両の主ブレ
ーキが作動状態のときに所定の制動条件の成立が判定さ
れ、シフトダウンの自動制御が行われる。
【0048】車両の主ブレーキが作動状態のときは、車
両が降坂走行に拘わらず、オートシフトダウンスイッチ
31と補助ブレーキスイッチ32が共にオン、かつ車速
が所定値以上でアクセルペダル7が解放されると、シフ
トダウンの自動制御が行われるが、シフトダウンの変速
操作中(エンジンの動力伝達が遮断される)は、主ブレ
ーキの制動力で車速を抑えられるため、補助ブレーキが
有効に働くよう、シフトダウンの自動制御を適確に生か
すことができる。
【0049】図12は第5実施形態を表すシステム図で
あり、車両の主ブレーキに圧力調整弁41を介して制動
力を発生させるブレーキ圧力ラインが、ブレーキペダル
操作に応じた制動力を発生させるブレーキ圧力ラインと
並列的に設けられる。42はブレーキコントロールユニ
ットであり、T/Mコントロールユニット11からの制
御指令に基づいて、主ブレーキに制動力を発生させるよ
うに圧力調整弁41を制御する。なお、図1と同じ部品
に同じ符号を付け、重複説明は省略する。
【0050】T/Mコントロールユニット11は、所定
の制動条件の成立が判定されると、補助ブレーキの制動
力を有効に働かせるよう、シフトダウンを自動制御する
機能を備える。図13はシフトダウンの自動制御に係る
ブロック構成を表すものであり、T/Mコントロールユ
ニット11は車速センサ21とアクセル開度センサ28
と作動スイッチ32,31とからの信号に基づいて、作
動スイッチ32と31が共にオンのときに車速が所定値
(例えば、70km/h)以上でアクセルペダル7が解
放されると、所定の制動条件の成立を判定する。
【0051】T/Mコントロールユニット11にシフト
ダウンマップ(a)が格納され、所定の制動条件の成立
を判定すると、シフトダウンマップ(a)から車速に応
じた変速段(補助ブレーキの制動力を高める最適段)を
求め、その変速段とギヤ位置センサ33で検出される現
在段とを比較し、これらが一致しないときにシフトダウ
ン要求を発生する。このシフトダウン要求を受けると、
T/Mコントロールユニット11の変速制御手段34
が、車両の変速操作を行うように各アクチュエータ(ク
ラッチブースタ2A、ギヤシフトユニット3A、ガバナ
装置1A)を制御する。
【0052】この変速操作中、エンジンの動力伝達経路
が切断され、その間は補助ブレーキが効かなくなるた
め、T/Mコントロールユニット11は、車速センサ2
1とアクセル開度センサ28とからの信号に基づいて、
車両の降坂走行を判定する手段(降坂判定手段c)が設
けられる。そして、車両の降坂走行が判定されると、シ
フトダウンの変速操作中に主ブレーキの制御指令をブレ
ーキコントロールユニット42へ送信する。また、T/
Mコントロールユニット11は、シフトダウンの自動制
御を開始する前に運転者への警報を発するよう、ブザー
13Aの作動を制御する機能と、シフトダウン後のエン
ジンオーバランを回避する上から、シフトダウンマップ
(a)から車速に応じて求めた変速段について、そのギ
ヤ比と車速とから変速後のエンジン回転速度を計算し、
これが所定の許容回転速度を越えるときは、シフトダウ
ンの変速操作を禁止する機能を備える。
【0053】図14はシフトダウンの自動制御を説明す
るフローチャートである。ステップ1では車速は所定値
(たとえば、70km/h)以上か、ステップ2ではア
クセルペダルは踏んでいない(アクセルペダル解放)
か、ステップ3では補助ブレーキスイッチ32はオン
か、ステップ4ではオートシフトダウンスイッチ31は
オンか、を順に判定し、これらがすべてyesの場合
(所定の制動条件の成立時)、シフトダウンの自動制御
および主ブレーキの自動制御(ステップ5〜ステップ1
2)が行われるのである。
【0054】ステップ5ではシフトダウンマップ(a)
から車速に応じた最適段GP0を読み取る。ステップ6
ではこの変速段GP0について、変速後のエンジン回転
速度はオーバラン許容回転内か、ステップ7では変速段
GP0がトランスミッションの現在段GP1と一致する
か、を順に判定し、ステップ6の判定がyesかつステ
ップ7の判定がnoの場合、ステップ8に進み、ブザー
13Aを所定時間だけ作動し、シフトダウンが自動的に
行われることを事前に警報する。
【0055】その後、ステップ9では車両が降坂走行中
か、を判定し、その判定がnoのときは、ステップ10
およびステップ11をパスし、ステップ12において、
変速段GP0への変速操作を行う。ステップ9の判定が
yesのときは、ステップ10でエンジン回転センサ2
9の信号から、マップデータの検索処理により、エンジ
ンブレーキ相当の制動力を求め、ステップ11で変速操
作の所要時間に亘ってその制動力を主ブレーキに発生さ
せるよう、ブレーキコントロールユニット42へ制御指
令を送信し、ステップ12で変速段GP0への変速操作
を行う。
【0056】このような構成により、所定の制動条件が
成立すると、シフトダウンの自動制御が行われるが、車
両が降坂走行のときは、シフトダウンの変速操作中(エ
ンジンの動力伝達が遮断され、車両が空走状態になる)
にエンジンブレーキ程度の制動力が主ブレーキに発生す
るため、この制動力で車速が抑えられる。このため、補
助ブレーキが有効に働くよう、シフトダウンの自動制御
を適確に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態〜第4実施形態を説明
するシステム図である。
【図2】第1実施形態を説明するブロック図である。
【図3】同じく制御内容を説明するフローチャートであ
る。
【図4】第2実施形態を説明するブロック図である。
【図5】同じくアクセル操作速度検出手段のブロック図
である。
【図6】同じくアクセル操作速度検出の説明図である。
【図7】同じく制御内容を説明するフローチャートであ
る。
【図8】第3実施形態を説明するブロック図である。
【図9】同じく制御内容を説明するフローチャートであ
る。
【図10】第4実施形態を説明するブロック図である。
【図11】同じく制御内容を説明するフローチャートで
ある。
【図12】第5実施形態を説明するシステム図である。
【図13】同じくブロック図である。
【図14】同じく制御内容を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1A 燃料噴射ポンプのガバナ装置 2A クラッチブースタ 3A ギヤシフトユニット 4 シフトレバーユニット 11 トランスミッション(T/M)コントロールユニ
ット 12 エンジンコントロールユニット 13 モニタ 13A ブザー 21 車速センサ 22 クラッチストロークセンサ 23 ギヤ回転センサ 24,25 クラッチスイッチ 26 ブレーキペダルスイッチ 28 アクセル開度センサ 29 エンジン回転センサ 31 オートシフトダウンスイッチ 32 補助ブレーキスイッチ 33 ギヤポジションセンサ 34 変速制御手段 42 ブレーキコントロールユニット (a) シフトダウンマップ (b) アクセル操作速度検出手段 (c) 降坂走行判定手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 13/04 F02D 13/04 A 3J052 // F16H 59:18 59:44 59:54 (72)発明者 永田 和則 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)発明者 北村 俊夫 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)発明者 野原 康宏 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA33 AA34 AA63 AB02 AC17 AC18 AD00 AD02 AD10 AD11 AD17 AD20 AD31 AD35 AD41 AD47 AD51 AE32 AE41 AE45 AF01 3D046 BB00 GG06 HH05 HH07 HH22 3D047 BB00 3G065 AA09 CA02 CA13 DA04 EA05 FA11 GA10 GA11 GA28 GA29 GA31 GA46 GA49 3G092 AC01 DC13 DG07 EA13 EA28 FA34 GA13 GB06 GB08 GB09 HA06Z HD09Z HE01Z HF08Z HF12X HF12Z HF15Z HF21X HF21Z HF25Z HF26X HG02Z 3J052 AA11 AA20 BB17 FB31 GC12 GC23 GC46 HA01 LA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレ
    ーキを備える車両において、所定の制動条件の成立時に
    補助ブレーキの制動力を高めるよう、車速に応じた最適
    段へのシフトダウンを自動制御する手段と、アクセル全
    閉時に補助ブレーキを働かせるための作動スイッチがオ
    ン、かつシフトダウンの自動制御を行わせるための作動
    スイッチがオンのとき、車速が所定値以上でアクセルペ
    ダルが無負荷状態に解放されると、その解放時点を前記
    の制動条件の成立時と判定する手段と、を備えることを
    特徴とする車両の変速装置。
  2. 【請求項2】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレ
    ーキを備える車両において、所定の制動条件の成立が判
    定されると、補助ブレーキの制動力を高めるよう、車速
    に応じた最適段へのシフトダウンを自動制御する手段
    と、アクセルペダルが踏まれている状態のときにフラグ
    をセットする共に、アクセル全閉時に補助ブレーキを働
    かせるための作動スイッチがオン、かつシフトダウンの
    自動制御を行わせるための作動スイッチがオンのとき、
    車速が所定値以上でアクセルペダルが無負荷状態に解放
    されると、フラグがセットのときに前記の制動条件の成
    立を判定し、フラグをリセットする手段と、を備えるこ
    とを特徴とする車両の変速装置。
  3. 【請求項3】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレ
    ーキを備える車両において、所定の制動条件の成立が判
    定されると、補助ブレーキの制動力を高めるよう、車速
    に応じた最適段へのシフトダウンを自動制御する手段
    と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働かせるための作
    動スイッチがオンかつシフトダウンの自動制御を行わせ
    るための作動スイッチがオンのとき、車速が所定値以上
    でアクセルペダルが無負荷状態に解放されると、その解
    放操作速度が所定値以上のときに前記の制動条件の成立
    を判定する手段と、を備えることを特徴とする車両の変
    速装置。
  4. 【請求項4】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレ
    ーキを備える車両において、所定の制動条件の成立が判
    定されると、補助ブレーキの制動力を高めるよう、車速
    に応じた最適段へのシフトダウンを自動制御する手段
    と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働かせるための作
    動スイッチがオン、かつシフトダウンの自動制御を行わ
    せるための作動スイッチがオンのとき、車速が所定値以
    上でアクセルペダルが無負荷状態に解放されると、車両
    が降坂走行でないときに所定の制動条件の成立を判定す
    る手段と、を備えることを特徴とする車両の変速装置。
  5. 【請求項5】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレ
    ーキを備える車両において、所定の制動条件の成立が判
    定されると、補助ブレーキの制動力を高めるよう、車速
    に応じた最適段へのシフトダウンを自動制御する手段
    と、アクセル全閉時に補助ブレーキを働かせるための作
    動スイッチがオン、かつシフトダウンの自動制御を行わ
    せるための作動スイッチがオンのとき、車速が所定値以
    上でアクセルペダルが無負荷状態に解放されると、車両
    が降坂走行でないときに所定の制動条件の成立を判定す
    る共に車両が降坂走行のときは主ブレーキが作動状態の
    ときに所定の制動条件の成立を判定する手段と、を備え
    ることを特徴とする車両の変速装置。
  6. 【請求項6】エンジンの負の仕事を増加させる補助ブレ
    ーキを備える車両において、所定の制動条件の成立が判
    定されると、補助ブレーキの制動力を高めるよう、車速
    に応じた最適段へのシフトダウンを自動制御する手段
    と、シフトダウンの自動制御時に車両の降坂走行が判定
    されると、その変速操作中に制動力を主ブレーキに発生
    させるように制御する手段と、を備えることを特徴とす
    る車両の変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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