JP3647349B2 - 車速制限装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車速制限装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車速が制限値を越えないようにエンジンへの燃料供給量を制御する車速制限装置おいて、運転者が車速制限とその解除を任意に選択できるようにしたものが開示される(特願平9−61112号、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
トラックなど商用車において、車速の制限値は多くの場合、車両の運行管理者によって燃費改善などを目的に設定される。車速制限は、運転者にとっては、高速道路などにおいて、アクセル操作量を100%付近に保持しても、車速が制限値を大きく越えることがないため、運転(アクセル操作)が楽になるという利点がある。既述の従来例においては、道路状況(車の流れ具合など)によって、制限値を越える車速が要求されると、運転者は車速制限を解除することにより、制限値を越える車速で走行が可能となるが、車の流れなどに追従する車速にアクセル操作量を調整しなければならならず、その間はせっかくの車速制限装置の利点を生かせない。
【0004】
この発明は、このような課題を解決するための有効な対策手段の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、所定の特殊操作が行われるとそのときの車速に制限値を新規に設定または変更する手段と、を備える。
【0006】
第2の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、その制限解除中にトランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトレバーのシフトアップ操作が行われるとそのときの車速に制限値を変更する手段と、を備える。
【0007】
第3の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、シフトレバー操作に応じてシフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求を選択的に発生する手段と、トランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトレバーがシフトアップ要求の発生位置に操作され、その状態で規定時間が経過した後、所定時間内にシフトレバーが戻されるとそのときの車速に制限値を設定または変更する手段と、を備える。
【0008】
第4の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、シフトレバー操作に応じてシフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求を選択的に発生する手段と、トランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトアップ要求が所定時間内に所定回数だけ繰り返し発生するとそのときの車速に制限値を新規に設定または変更する手段と、を備える。
【0009】
第5の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、クラッチペダルの踏込みとその解放が所定時間内に行われるとそのときの車速に制限値を変更する手段と、を備える。
【0010】
【発明の効果】
第1の発明〜第5の発明では、車速制限の解除中において、所定の操作を行うことにより、そのときの車速に制限値を設定することができる。このため、道路状況に適合する任意の制限値をもって速度制限しながら走行させることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1において、1はディーゼルエンジン、2はクラッチ、3はトランスミッションであり、トランスミッション3の出力軸はプロペラシャフト(図示せず)を介してリヤアクスルに連結される。エンジン燃料噴射ポンプにそのアクセルレバーを制御するガバナ装置1Aが、クラッチ2にその断続操作を行うクラッチブースタ2Aが、トランスミッション3にそのギヤシフト機構を駆動するギヤシフトユニット3Aがそれぞれ設けられる。27はクラッチブースタ2Aの給排バルブを表す。
【0012】
車両の変速制御に必要な検出手段として、エンジン回転速度を検出するエンジン回転センサ29と、アクセルペダル7の踏み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ28と、クラッチ2のストローク位置を検出するクラッチストロークセンサ22と、トランスミッション3のシフト位置を検出するギヤポジションセンサ(ギヤシフトユニット3Aに内蔵される)と、その出力軸の回転速度を検出する車速センサ21と、メインシャフト上を遊転するメインギヤの回転速度を検出するギヤ回転センサ23とが設けられる。
【0013】
クラッチ2の手動制御(マニュアル操作)と自動制御を切り替えるため、クラッチペダルの初期位置と作動位置を検出するクラッチスイッチ24,25が設けられる。トランスミッション2の変速操作手段として、運転室にシフトレバーユニット4が設けられる。シフトレバーユニット4は、シフトレバー4Aの位置に応じて、シフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求、を選択的に発生する。シフトレバー4Aのノブには、車両の走行状態(車速とアクセル開度)に応じた最適な変速段へ自動的にシフトチャンジするオート変速モードと、シフトレバー4Aの要求信号に応じてシフトチャンジするマニュアル変速モードと、を任意に切り替えるためのスイッチ5が設けられる。
【0014】
運転室にはトランスミッションのシフト位置表示ランプなどを備えるモニタ13と、ブレーキペダル(図示せず)の踏込みを検出するブレーキペダルスイッチ26とが設けられ、モニタ13に車速制限表示ランプ42が付加される。また、車速制限の解除および開始を警報するためのブザー13Aと、後述する制限値の変更可能な待機状態を報知する表示器43と、が運転室に配置される。
【0015】
各種の検出信号に基づいて、車両の変速操作と車速制限とその解除および制限値の変更を制御するのが、エンジンコントロールユニット12とトランスミッションコントロールユニット11であり、これらコントロールユニット11,12間はシリアル通信(LAN)で結ばれる。車両の変速操作については、シフトレバーユニット4のレバー操作に基づく変速要求または車両の走行状態に基づく変速要求が発生すると、その要求位置へギヤシフトすべく一連の変速操作を制御する。すなわち、クラッチ2を切断してから、トランスミッション3がニュートラルでないときはギヤ抜きを行う。そして、必要に応じてエンジン回転速度を制御しながら、メインギヤ回転速度が同期領域に入ると、トランスミッション3のギヤ入れを行うのである。
【0016】
トランスミッションコントロールユニット11は、車速の制限値を格納する記憶手段(図示せず)が設けられる。また、その記憶値を外部から設定するための制限値の入力手段41と、が備えられる。そして、車速制限中は、車速が制限値を越えないようにエンジン1の燃料噴射量を制御する車速制限指令を、所定の解除操作が行われると制限解除指令を、エンジンコントロールユニット12へ出力する。エンジンコントロールユニット12は、車速制限指令を受けると、エンジン1の燃料噴射量を必要に応じて絞ることにより、制限車速に対応するエンジン回転速度を越えないように制御する。また、制限解除指令を受けると、通常のエンジン制御に切り替わり、アクセル開度に応じてエンジン1の燃料噴射量を制御する。
【0017】
トランスミッションコントロールユニット11には、外部から設定するための制限値の入力手段41のほか、記憶手段の制限値を設定する機能が付加される。図2は、制限値の設定に係る制御内容を説明するフローチャートであり、ステップ1においては、トランスミッション3のギヤ位置を読み取る。ステップ2においては、そのギヤ位置が最高段かどうかを判定する。この判定がnoのときは、ステップ14へ飛び、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。つまり、車速制限を解除する一方、ステップ2の判定がyesのときは、ステップ3へ進む。ステップ3においては、外部から設定された車速制限の記憶値がないかどうかを判定する。ステップ2の判定がyesかつステップ3の判定がyesのときは、いったん車速制限が解除された状態と判断され、ステップ4へ進む。ステップ3の判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0018】
ステップ4〜ステップ6においては、シフトレバー4Aがシフトアップ要求の発生位置(シフトアップ位置)に操作され、その状態で規定時間T1(1sec〜3sec程度)が経過するかどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、ステップ7において、運転室の表示器43を点灯する。また、ステップ8において、車速センサ21の検出値を読み込み、その値を車速制限値として新たに設定すると共に、車速制限開始フラグをセットする。ステップ4の判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0019】
ステップ9およびステップ10においては、シフトレバー4Aの押し付け開始から、さらに所定時間T2(10sec程度)が経過する間にシフトレバー4Aがシフトアップ位置から初期位置(ホールド要求の発生位置)へ戻されるどうかを判定する。ステップ9の判定がnoのまま、ステップ10の判定がyesになると、ステップ11において、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。また、ステップ12において、表示器43を消灯する一方、ステップ10の判定がyes(すなわち、所定時間T2内にシフトレバー4Aが初期位置に戻された)ときは、ステップ13において、表示器43を消灯する。
【0020】
車速制限開始フラグが設定されると、トランスミッションコントロール11は、車速制限開始フラグが消去(クリア)されるまでの間、ステップ7において、最後に記憶された車速制限値に基づく車速制限指令をエンジンコントロールユニット12へ出力するのである。
【0021】
図3は、この制御内容を説明するタイムチャートであり、既述の特定条件のときにシフトレバー4Aがシフトアップ位置に操作され、その状態で規定時間T1が経過すると、所定時間T2内において、シフトレバー4Aが初期位置に戻されると、そのときの車速を制限値として車速制限が開始される。車速制限中は、アクセル開度100%まで踏み込んでも、車速が記憶された車速制限値を越えない。また、アクセルを戻せば、アクセル開度に応じて減速するようになる。
【0022】
このように構成すると、車速制限中は、車速が制限値を越えないよう、エンジン1の燃料噴射量が制御される。この制限値は、トランスミッション3が最高段のときにシフトレバー4Aのシフトアップ操作を行うことにより、そのときの車速に変更することができる。したがって、高速道路などにおいて、車の流れ具合に適合する任意の制限値をもって車速制限しながら走行させることが可能になる。
【0023】
この場合、規定時間T1の設定により、シフトレバー4Aの誤操作によって制限値が不用意に設定されたり(変更されたり)するのを防止できる。また、シフトレバー4Aをシフトアップ位置に規定時間T1以上保持すると、表示器43が点灯する(制限値の設定動作中を報知)ので、シフトレバー4Aを初期位置へ戻すタイミングを逸することなく、制限値を適確に変更させることが可能になる。
【0024】
図4は、制限値の変更に係る別の制御内容を説明するフローチャートであり、ステップ1〜ステップ3においては、トランスミッション3のギヤ位置が最高段かどうか、外部から設定された車速制限値がないかどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、いったん車速制限が解除された状態と判断され、ステップ4へ進む。ステップ4およびステップ5において、シフトレバー4Aの押し付け開始からタイマのカウントTを開始する。そして、ステップ6〜ステップ8において、シフトレバー4Aが所定回数だけ、シフトアップ位置とホールド要求の発生位置(初期位置)との間を往復操作されるどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、ステップ9において、このシフトレバーの往復操作が所定時間t1内(T<t1の間)に行われたかどうかを判定する。この判定がyesのときは、ステップ10において、モニタ13のランプ42(図1、参照)を点灯すると共に、ステップ11において、車速センサ21の検出値を読み込み、その値を車速制限値として新たに設定すると共に、車速制限開始フラグをセットする。ステップ2の判定がnoのときは、ステップ10へ飛び、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。ステップ3,ステップ4,ステップ6〜ステップ9、のいずれかの判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0025】
車速制限開始フラグが設定されると、車速制限開始フラグが消去される(車速制限が解除される)までの間、記憶された制限値に基づく車速制限指令をエンジンコントロールユニット12へ出力するのである。
【0026】
図5は、この制御内容を説明するタイムチャートであり、既述の特定条件のときにシフトレバー4Aがシフトアップ位置と初期位置との間を往復操作され、所定時間t1内に2回、シフトアップ要求が発生すると、その時点からモニタ13のランプ42が点灯されると共に、そのときの車速を制限値を制限値として車速制限が開始される。
【0027】
このように構成すると、車速制限の解除中において、トランスミッション3が最高段のときにシフトレバー4Aを所定時間t1内に2回、シフトアップ位置とホールド位置との間を往復操作することにより、そのときの車速に制限値を変更することができる。図2の制御内容に較べると、制限値の変更にシフトレバー4Aをシフトアップ位置に規定時間T1以上保持しなくて済むため、使い勝手が良いという利点が得られる。
【0028】
図6は、制限値の変更に係るさらに別の制御内容を説明するフローチャートであり、ステップ1〜ステップ3においては、トランスミッション3のギヤ位置が最高段かどうか、外部から設定された車速制限値がないかどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、いったん車速制限が解除された状態と判断され、ステップ4へ進む。ステップ4およびステップ5において、クラッチスイッチ24のオフ(クラッチペダルの踏み込み)開始からタイマのカウントTを開始する。そして、ステップ6において、クラッチスイッチ24(図1、参照)がオンしたかどうかを判定する。この判定がyesのときは、ステップ7において、クラッチスイッチ24のオフ、オンが所定時間t内に行われたかどうかを判定する。この判定がyesのときは、ステップ8およびステップ9において、モニタ13のランプ42を点灯すると共に、車速センサ21の検出値を読み込み、その値を車速制限値として新たに設定すると共に、車速制限開始フラグをセットする。ステップ2の判定がnoのときは、ステップ10へ飛び、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。ステップ3,ステップ4,ステップ6,ステップ7、のいずれかの判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0029】
車速制限開始フラグが設定されると、トランスミッションコントロール11は、車速制限開始フラグが消去される(車速制限が解除される)までの間、変更後の制限値に基づく車速制限指令をエンジンコントロールユニット12へ出力するのである。
【0030】
このように構成すると、車速制限の解除中において、トランスミッション3が最高段のときにクラッチペダルを踏む操作と放す操作を行うことにより、クラッチスイッチ24が所定時間t内にオフ、オンすると、そのときの車速に制限値を変更することができる。クラッチスイッチ24は、クラッチペダルの初期位置を検出するものであり、これをオフ、オンするのにクラッチペダルをフルにオン−オフ操作させる必要がなく、クラッチ2を断続せずに制限値を変更することも可能になる。もちろん、クラッチペダルの作動位置を検出するクラッチスイッチ25の信号に代替しても良い。
【0031】
図示しないが、別の実施形態として、車速制限を解除する手段に特別なスイッチを設け、これがオンに切り替わると、車速制限を解除する一方、これがオフに切り替わる(車速制限の解除中に行う所定の特殊操作に相当する)と、そのときの車速を制限値として車速制限を開始するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表す全体構成図である。
【図2】同じく車速制限の変更に係る制御内容を説明するフローチャートである。
【図3】同じく車速制限の変更に係る制御内容を説明するタイムチャートである。
【図4】車速制限の変更に係る別の制御内容を説明するフローチャートである。
【図5】同じく車速制限の変更に係る制御内容を説明するタイムチャートである。
【図6】車速制限の変更に係る別の制御内容を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1A 燃料噴射ポンプのガバナ装置
4 シフトレバーユニット
4A シフトレバー
11 トランスミッションコントロールユニット
12 エンジンコントロールユニット
21 車速センサ
24 クラッチスイッチ
28 アクセル開度センサ
29 エンジン回転センサ
41 車速制限値入力手段
42 車速制限表示ランプ
43 車速制限値変更待機状態の表示器
【発明の属する技術分野】
この発明は車速制限装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車速が制限値を越えないようにエンジンへの燃料供給量を制御する車速制限装置おいて、運転者が車速制限とその解除を任意に選択できるようにしたものが開示される(特願平9−61112号、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
トラックなど商用車において、車速の制限値は多くの場合、車両の運行管理者によって燃費改善などを目的に設定される。車速制限は、運転者にとっては、高速道路などにおいて、アクセル操作量を100%付近に保持しても、車速が制限値を大きく越えることがないため、運転(アクセル操作)が楽になるという利点がある。既述の従来例においては、道路状況(車の流れ具合など)によって、制限値を越える車速が要求されると、運転者は車速制限を解除することにより、制限値を越える車速で走行が可能となるが、車の流れなどに追従する車速にアクセル操作量を調整しなければならならず、その間はせっかくの車速制限装置の利点を生かせない。
【0004】
この発明は、このような課題を解決するための有効な対策手段の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、所定の特殊操作が行われるとそのときの車速に制限値を新規に設定または変更する手段と、を備える。
【0006】
第2の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、その制限解除中にトランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトレバーのシフトアップ操作が行われるとそのときの車速に制限値を変更する手段と、を備える。
【0007】
第3の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、シフトレバー操作に応じてシフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求を選択的に発生する手段と、トランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトレバーがシフトアップ要求の発生位置に操作され、その状態で規定時間が経過した後、所定時間内にシフトレバーが戻されるとそのときの車速に制限値を設定または変更する手段と、を備える。
【0008】
第4の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、シフトレバー操作に応じてシフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求を選択的に発生する手段と、トランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトアップ要求が所定時間内に所定回数だけ繰り返し発生するとそのときの車速に制限値を新規に設定または変更する手段と、を備える。
【0009】
第5の発明では、車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、クラッチペダルの踏込みとその解放が所定時間内に行われるとそのときの車速に制限値を変更する手段と、を備える。
【0010】
【発明の効果】
第1の発明〜第5の発明では、車速制限の解除中において、所定の操作を行うことにより、そのときの車速に制限値を設定することができる。このため、道路状況に適合する任意の制限値をもって速度制限しながら走行させることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1において、1はディーゼルエンジン、2はクラッチ、3はトランスミッションであり、トランスミッション3の出力軸はプロペラシャフト(図示せず)を介してリヤアクスルに連結される。エンジン燃料噴射ポンプにそのアクセルレバーを制御するガバナ装置1Aが、クラッチ2にその断続操作を行うクラッチブースタ2Aが、トランスミッション3にそのギヤシフト機構を駆動するギヤシフトユニット3Aがそれぞれ設けられる。27はクラッチブースタ2Aの給排バルブを表す。
【0012】
車両の変速制御に必要な検出手段として、エンジン回転速度を検出するエンジン回転センサ29と、アクセルペダル7の踏み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ28と、クラッチ2のストローク位置を検出するクラッチストロークセンサ22と、トランスミッション3のシフト位置を検出するギヤポジションセンサ(ギヤシフトユニット3Aに内蔵される)と、その出力軸の回転速度を検出する車速センサ21と、メインシャフト上を遊転するメインギヤの回転速度を検出するギヤ回転センサ23とが設けられる。
【0013】
クラッチ2の手動制御(マニュアル操作)と自動制御を切り替えるため、クラッチペダルの初期位置と作動位置を検出するクラッチスイッチ24,25が設けられる。トランスミッション2の変速操作手段として、運転室にシフトレバーユニット4が設けられる。シフトレバーユニット4は、シフトレバー4Aの位置に応じて、シフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求、を選択的に発生する。シフトレバー4Aのノブには、車両の走行状態(車速とアクセル開度)に応じた最適な変速段へ自動的にシフトチャンジするオート変速モードと、シフトレバー4Aの要求信号に応じてシフトチャンジするマニュアル変速モードと、を任意に切り替えるためのスイッチ5が設けられる。
【0014】
運転室にはトランスミッションのシフト位置表示ランプなどを備えるモニタ13と、ブレーキペダル(図示せず)の踏込みを検出するブレーキペダルスイッチ26とが設けられ、モニタ13に車速制限表示ランプ42が付加される。また、車速制限の解除および開始を警報するためのブザー13Aと、後述する制限値の変更可能な待機状態を報知する表示器43と、が運転室に配置される。
【0015】
各種の検出信号に基づいて、車両の変速操作と車速制限とその解除および制限値の変更を制御するのが、エンジンコントロールユニット12とトランスミッションコントロールユニット11であり、これらコントロールユニット11,12間はシリアル通信(LAN)で結ばれる。車両の変速操作については、シフトレバーユニット4のレバー操作に基づく変速要求または車両の走行状態に基づく変速要求が発生すると、その要求位置へギヤシフトすべく一連の変速操作を制御する。すなわち、クラッチ2を切断してから、トランスミッション3がニュートラルでないときはギヤ抜きを行う。そして、必要に応じてエンジン回転速度を制御しながら、メインギヤ回転速度が同期領域に入ると、トランスミッション3のギヤ入れを行うのである。
【0016】
トランスミッションコントロールユニット11は、車速の制限値を格納する記憶手段(図示せず)が設けられる。また、その記憶値を外部から設定するための制限値の入力手段41と、が備えられる。そして、車速制限中は、車速が制限値を越えないようにエンジン1の燃料噴射量を制御する車速制限指令を、所定の解除操作が行われると制限解除指令を、エンジンコントロールユニット12へ出力する。エンジンコントロールユニット12は、車速制限指令を受けると、エンジン1の燃料噴射量を必要に応じて絞ることにより、制限車速に対応するエンジン回転速度を越えないように制御する。また、制限解除指令を受けると、通常のエンジン制御に切り替わり、アクセル開度に応じてエンジン1の燃料噴射量を制御する。
【0017】
トランスミッションコントロールユニット11には、外部から設定するための制限値の入力手段41のほか、記憶手段の制限値を設定する機能が付加される。図2は、制限値の設定に係る制御内容を説明するフローチャートであり、ステップ1においては、トランスミッション3のギヤ位置を読み取る。ステップ2においては、そのギヤ位置が最高段かどうかを判定する。この判定がnoのときは、ステップ14へ飛び、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。つまり、車速制限を解除する一方、ステップ2の判定がyesのときは、ステップ3へ進む。ステップ3においては、外部から設定された車速制限の記憶値がないかどうかを判定する。ステップ2の判定がyesかつステップ3の判定がyesのときは、いったん車速制限が解除された状態と判断され、ステップ4へ進む。ステップ3の判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0018】
ステップ4〜ステップ6においては、シフトレバー4Aがシフトアップ要求の発生位置(シフトアップ位置)に操作され、その状態で規定時間T1(1sec〜3sec程度)が経過するかどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、ステップ7において、運転室の表示器43を点灯する。また、ステップ8において、車速センサ21の検出値を読み込み、その値を車速制限値として新たに設定すると共に、車速制限開始フラグをセットする。ステップ4の判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0019】
ステップ9およびステップ10においては、シフトレバー4Aの押し付け開始から、さらに所定時間T2(10sec程度)が経過する間にシフトレバー4Aがシフトアップ位置から初期位置(ホールド要求の発生位置)へ戻されるどうかを判定する。ステップ9の判定がnoのまま、ステップ10の判定がyesになると、ステップ11において、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。また、ステップ12において、表示器43を消灯する一方、ステップ10の判定がyes(すなわち、所定時間T2内にシフトレバー4Aが初期位置に戻された)ときは、ステップ13において、表示器43を消灯する。
【0020】
車速制限開始フラグが設定されると、トランスミッションコントロール11は、車速制限開始フラグが消去(クリア)されるまでの間、ステップ7において、最後に記憶された車速制限値に基づく車速制限指令をエンジンコントロールユニット12へ出力するのである。
【0021】
図3は、この制御内容を説明するタイムチャートであり、既述の特定条件のときにシフトレバー4Aがシフトアップ位置に操作され、その状態で規定時間T1が経過すると、所定時間T2内において、シフトレバー4Aが初期位置に戻されると、そのときの車速を制限値として車速制限が開始される。車速制限中は、アクセル開度100%まで踏み込んでも、車速が記憶された車速制限値を越えない。また、アクセルを戻せば、アクセル開度に応じて減速するようになる。
【0022】
このように構成すると、車速制限中は、車速が制限値を越えないよう、エンジン1の燃料噴射量が制御される。この制限値は、トランスミッション3が最高段のときにシフトレバー4Aのシフトアップ操作を行うことにより、そのときの車速に変更することができる。したがって、高速道路などにおいて、車の流れ具合に適合する任意の制限値をもって車速制限しながら走行させることが可能になる。
【0023】
この場合、規定時間T1の設定により、シフトレバー4Aの誤操作によって制限値が不用意に設定されたり(変更されたり)するのを防止できる。また、シフトレバー4Aをシフトアップ位置に規定時間T1以上保持すると、表示器43が点灯する(制限値の設定動作中を報知)ので、シフトレバー4Aを初期位置へ戻すタイミングを逸することなく、制限値を適確に変更させることが可能になる。
【0024】
図4は、制限値の変更に係る別の制御内容を説明するフローチャートであり、ステップ1〜ステップ3においては、トランスミッション3のギヤ位置が最高段かどうか、外部から設定された車速制限値がないかどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、いったん車速制限が解除された状態と判断され、ステップ4へ進む。ステップ4およびステップ5において、シフトレバー4Aの押し付け開始からタイマのカウントTを開始する。そして、ステップ6〜ステップ8において、シフトレバー4Aが所定回数だけ、シフトアップ位置とホールド要求の発生位置(初期位置)との間を往復操作されるどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、ステップ9において、このシフトレバーの往復操作が所定時間t1内(T<t1の間)に行われたかどうかを判定する。この判定がyesのときは、ステップ10において、モニタ13のランプ42(図1、参照)を点灯すると共に、ステップ11において、車速センサ21の検出値を読み込み、その値を車速制限値として新たに設定すると共に、車速制限開始フラグをセットする。ステップ2の判定がnoのときは、ステップ10へ飛び、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。ステップ3,ステップ4,ステップ6〜ステップ9、のいずれかの判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0025】
車速制限開始フラグが設定されると、車速制限開始フラグが消去される(車速制限が解除される)までの間、記憶された制限値に基づく車速制限指令をエンジンコントロールユニット12へ出力するのである。
【0026】
図5は、この制御内容を説明するタイムチャートであり、既述の特定条件のときにシフトレバー4Aがシフトアップ位置と初期位置との間を往復操作され、所定時間t1内に2回、シフトアップ要求が発生すると、その時点からモニタ13のランプ42が点灯されると共に、そのときの車速を制限値を制限値として車速制限が開始される。
【0027】
このように構成すると、車速制限の解除中において、トランスミッション3が最高段のときにシフトレバー4Aを所定時間t1内に2回、シフトアップ位置とホールド位置との間を往復操作することにより、そのときの車速に制限値を変更することができる。図2の制御内容に較べると、制限値の変更にシフトレバー4Aをシフトアップ位置に規定時間T1以上保持しなくて済むため、使い勝手が良いという利点が得られる。
【0028】
図6は、制限値の変更に係るさらに別の制御内容を説明するフローチャートであり、ステップ1〜ステップ3においては、トランスミッション3のギヤ位置が最高段かどうか、外部から設定された車速制限値がないかどうかを判定する。これらの判定がyesのときは、いったん車速制限が解除された状態と判断され、ステップ4へ進む。ステップ4およびステップ5において、クラッチスイッチ24のオフ(クラッチペダルの踏み込み)開始からタイマのカウントTを開始する。そして、ステップ6において、クラッチスイッチ24(図1、参照)がオンしたかどうかを判定する。この判定がyesのときは、ステップ7において、クラッチスイッチ24のオフ、オンが所定時間t内に行われたかどうかを判定する。この判定がyesのときは、ステップ8およびステップ9において、モニタ13のランプ42を点灯すると共に、車速センサ21の検出値を読み込み、その値を車速制限値として新たに設定すると共に、車速制限開始フラグをセットする。ステップ2の判定がnoのときは、ステップ10へ飛び、記憶手段の車速制限値および車速制限開始フラグをクリアにする。ステップ3,ステップ4,ステップ6,ステップ7、のいずれかの判定がnoのときは、直ちに処理を終了する。
【0029】
車速制限開始フラグが設定されると、トランスミッションコントロール11は、車速制限開始フラグが消去される(車速制限が解除される)までの間、変更後の制限値に基づく車速制限指令をエンジンコントロールユニット12へ出力するのである。
【0030】
このように構成すると、車速制限の解除中において、トランスミッション3が最高段のときにクラッチペダルを踏む操作と放す操作を行うことにより、クラッチスイッチ24が所定時間t内にオフ、オンすると、そのときの車速に制限値を変更することができる。クラッチスイッチ24は、クラッチペダルの初期位置を検出するものであり、これをオフ、オンするのにクラッチペダルをフルにオン−オフ操作させる必要がなく、クラッチ2を断続せずに制限値を変更することも可能になる。もちろん、クラッチペダルの作動位置を検出するクラッチスイッチ25の信号に代替しても良い。
【0031】
図示しないが、別の実施形態として、車速制限を解除する手段に特別なスイッチを設け、これがオンに切り替わると、車速制限を解除する一方、これがオフに切り替わる(車速制限の解除中に行う所定の特殊操作に相当する)と、そのときの車速を制限値として車速制限を開始するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表す全体構成図である。
【図2】同じく車速制限の変更に係る制御内容を説明するフローチャートである。
【図3】同じく車速制限の変更に係る制御内容を説明するタイムチャートである。
【図4】車速制限の変更に係る別の制御内容を説明するフローチャートである。
【図5】同じく車速制限の変更に係る制御内容を説明するタイムチャートである。
【図6】車速制限の変更に係る別の制御内容を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1A 燃料噴射ポンプのガバナ装置
4 シフトレバーユニット
4A シフトレバー
11 トランスミッションコントロールユニット
12 エンジンコントロールユニット
21 車速センサ
24 クラッチスイッチ
28 アクセル開度センサ
29 エンジン回転センサ
41 車速制限値入力手段
42 車速制限表示ランプ
43 車速制限値変更待機状態の表示器
Claims (5)
- 車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、所定の特殊操作が行われるとそのときの車速に制限値を新規に設定または変更する手段と、を備えたことを特徴とする車速制限装置。
- 車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、その制限解除中にトランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトレバーのシフトアップ操作が行われるとそのときの車速に制限値を変更する手段と、を備えたことを特徴とする車速制限装置。
- 車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、シフトレバー操作に応じてシフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求を選択的に発生する手段と、トランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトレバーがシフトアップ要求の発生位置に操作され、その状態で規定時間が経過した後、所定時間内にシフトレバーが戻されるとそのときの車速に制限値を設定または変更する手段と、を備えたことを特徴とする車速制限装置。
- 車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、シフトレバー操作に応じてシフトアップ要求,シフトダウン要求,ニュートラル要求,リバース要求,ホールド要求を選択的に発生する手段と、トランスミッションのギヤ位置が最高段のときにシフトアップ要求が所定時間内に所定回数だけ繰り返し発生するとそのときの車速に制限値を新規に設定または変更する手段と、を備えたことを特徴とする車速制限装置。
- 車速が制限値を越えないように制御する車速制限装置において、車速制限を解除する手段と、クラッチペダルの踏込みとその解放が所定時間内に行われるとそのときの車速に制限値を変更する手段と、を備えたことを特徴とする車速制限装置。
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