JP6369500B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
従来より、例えば特許文献1に示されているように、車両の走行時の緩やかな減速運転時に、エンジンを自動停止するとともに自動変速機をニュートラル状態にする(コーストアイドルストップ制御を実行する)ことが提案されている。これによれば、エンジンの自動停止により燃費を改善することができるとともに、エンジンを自動停止しかつ自動変速機を非ニュートラル状態にする場合に比べて、車両をコースト走行(惰性走行)させたいドライバーに対して、過剰な減速感を与えるのを抑制することができる。
特許第3196490号公報
ところで、車両をコースト走行させる場合、燃費の改善及び過剰な減速感の抑制の両立を図る観点から、上記特許文献1のようにコーストアイドルストップ制御を実行することが好ましい。
ここで、コーストアイドルストップ制御の実行中に、ドライバーが再びアクセルペダルを踏み込んで再加速要求を行ったときには、この要求に対応するべく、エンジンを始動しかつ自動変速機を非ニュートラル状態にして(所定の締結要素を締結状態にする)、その再加速要求に対応させる。また、上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、ドライバーがブレーキペダルを踏み込んだときには、ドライバーがコースト走行時よりも大きな減速を要求している、つまり、エンジンブレーキを要求していることになり、このときにも、エンジンを始動しかつ自動変速機を非ニュートラル状態にして、そのエンジンブレーキ要求に対応させる。
このようにコーストアイドルストップ制御の実行中に、ドライバーの再加速要求やエンジンブレーキ要求があったときには、エンジンを始動しかつ自動変速機を非ニュートラル状態にして、そのような要求に対応することになるが、特にエンジンの始動には時間がかかるため、ドライバーの再加速要求やエンジンブレーキ要求に対する応答性が悪いという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、燃費の改善効果を出来る限り得られるようにしながら、ドライバーからの再加速要求又はエンジンブレーキ要求に対して高い応答性が要求されるような場合には、その高い応答性の要求を満たすことができるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置を対象として、上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御は、上記車両と上記車両の前方に存在する先行車両との車間距離が予め設定された目標距離になるように、上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御する追従走行制御と、上記車両の乗員による操作に応じて上記目標車速を変更可能でありかつ上記車両の車速が設定された目標車速となるように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御する定速走行制御とを含む制御であり、上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による、上記追従走行制御又は上記定速走行制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による、上記追従走行制御及び上記定速走行制御がどちらも実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されている、ものとした。
この構成によると、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御が実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させて、上記エンジンを自動停止させかつ上記自動変速機を上記ニュートラル状態にすることで、燃費の改善効果を十分に得ることができる。このコーストアイドルストップ制御の実行中にドライバーの再加速要求やエンジンブレーキ要求があったときには、上記エンジンを始動しかつ上記自動変速機を非ニュートラル状態にして、そのような要求に対応することになるため、該要求に対する応答性が低くなる。すなわち、上記オートクルーズ制御の実行中には、ドライバーは、基本的には定速運転を行うことを求めているため、ドライバーからの再加速要求やエンジンブレーキ要求がなされることは少なく、コーストアイドルストップ制御を実行しても問題はない。一方、所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御が実行中でないときには、ドライバーは、車速を変更させることを求めているため、ドライバーからの再加速要求やエンジンブレーキ要求がなされる可能性が高く、また、再加速要求やエンジンブレーキ要求に対して高い応答性が要求されることになるが、ドライバーからの再加速要求やエンジンブレーキ要求があったときには、上記エンジンは既に運転状態にあるため、その高い応答性の要求を満たすことができるようになる。
上記車両の制御装置の第2の態様は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置を対象として、上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、上記オートクルーズ制御手段は、上記車両の乗員による操作に応じて上記目標車速を変更可能に構成されており、さらに上記コースト走行制御手段は、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、上記オートクルーズ制御手段が上記目標車速を変更し、該目標車速の変更量が、予め設定された第1基準車速以上であるときには、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行に移行させるように構成されている、ことが望ましい。
すなわち、上記オートクルーズ制御手段によって上記目標車速が変更されたときには、上記車両の車速を上記目標車速にするために、再加速又はエンジンブレーキが必要となる可能性がある。一方で、上記目標車速の変更量が僅かであったときには、再加速又はエンジンブレーキが必要がない場合もある。そのため、上記車両の車速を上記目標車速にするために、再加速又はエンジンブレーキが必要となる可能性がある程度の、上記目標車速の変更量を上記第1基準車速として予め設定しておき、上記目標車速の変更量が、上記第1基準車速以上であるときには、上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御に移行させるようにすることで、上記オートクルーズ制御の実行中において、再加速又はエンジンブレーキが必要となったとしても、再加速要求又はエンジンブレーキ要求に対する高い応答性の要求を満たすことができるようになる。
上記第2の態様において、上記コースト走行制御手段は、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中、又は、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御に移行した後に、上記オートクルーズ制御手段が上記目標車速を変更し、該目標車速の変更量が、予め上記第1基準車速よりも大きい値に設定された第2基準車速以上であるときには、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行を停止させるように構成されている、ことが望ましい。
すなわち、上記目標車速の変更量が、再加速又はエンジンブレーキが必要となる程度の大きさであるときには、上記コーストアイドル制御による上記コーストアイドル制御の実行を停止させて、上記自動変速機を非ニュートラル状態にする必要がある。そのため、再加速又はエンジンブレーキが必要となる程度の、上記目標車速の変更量を上記第2基準車速として予め設定しておき、上記目標車速の変更量が、上記第2基準車速以上であるときには、上記コーストアイドル制御による上記コーストアイドル制御の実行を停止させるようにする。これにより、ドライバーからの再加速要求又はエンジンブレーキ要求に対する高い応答性の要求をより満たすことができる。
上記車両の制御装置の第3の態様は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置を対象として、上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、上記オートクルーズ制御手段は、上記オートクルーズ制御の実行中に上記車両のドライバーによってアクセル操作がされたとしても、上記オートクルーズ制御の実行を継続させるように構成されており、さらに上記コースト走行制御手段は、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中に、上記車両の前方に存在する先行車両を追い越すためのアクセル操作が行われたときには、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行を停止させて、その後、上記アクセル操作が解除されかつ上記所定のコースト走行条件が成立したときには、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されている、ことが望ましい。
すなわち、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中かつ上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中であっても、先行車両を追い越す際には、該追い越しのためのアクセル操作を行って一時的に再加速を行う必要がある。また、一般的に、上記先行車両を追い越した後には、運転の快適性を維持するために、再度オートクルーズ制御が実行されることが多い。そこで、上記コーストアイドルストップ制御中に、上記ドライバーによって、追い越しのためのアクセル操作が行われたときには、上記オートクルーズ制御を実行させたまま、上記コーストアイドルストップ制御による上記コーストアイドルストップ制御の実行を停止させて、上記エンジンを作動させかつ上記自動変速機を非ニュートラル状態にする。これにより、上記車両の加速させることができ、この結果、上記先行車両を容易に追い越すことができるようになるとともに、上記先行車両を追い越した後にも、上記オートクルーズ制御が継続されるため運転の快適性を維持することができる。
また、上記先行車両を追い越した後に、該先行車両よりも前方に別の先行車両が存在して、該別の先行車両との間の車間距離が比較的長いときには、上記別の先行車両に追いつくために、ドライバーからの再加速要求がある可能性がある。そこで、上記アクセル操作が解除されかつ上記コースト走行制御条件が成立したときには、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるようにすることで、ドライバーからの再加速要求に対して高い応答性が要求されたとしても、その高い応答性の要求を一層満たすことができるようになる。
上記第3の態様において、上記オートクルーズ制御手段は、上記オートクルーズ制御の実行中において、所定のオートクルーズ制御解除条件が成立したときには、上記オートクルーズ制御を停止させるように構成されており、上記所定のオートクルーズ制御解除条件は、上記車両のドライバーによってブレーキ操作がされるという条件、及び、上記車両の乗員によって、上記オートクルーズ制御を停止させるためのオートクルーズ制御解除手段の操作がされるという条件のうちの少なくとも一方が成立するという条件であって、上記コースト走行制御手段は、上記アクセル操作が解除されかつ上記所定のコースト走行条件の成立時の、上記コーストアイドル制御の実行中に、上記所定のオートクルーズ制御解除条件が成立するとともに上記所定のコースト走行条件が非成立となったときには、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行を停止させ、その後、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させるように構成されている、ことが望ましい。
すなわち、上記先行車両を追い越した後に、該先行車両よりも前方に上記先行車両とは別の先行車両が存在しない場合には、一時的に上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御を解除して運転し、上記車両の前方に上記別の先行車両が存在するようになった後、再度上記オートクルーズ制御を実行することがある。再度上記オートクルーズ制御を実行するときには、少なくとも一定期間は、上記別の先行車両の車速に合わせて運転したり、一定の車速で運転したりすることになるため、ドライバーからの再加速要求やエンジンブレーキ要求がある可能性は低くなる。そこで、追い越しのためのアクセル操作が解除されかつ上記コースト走行制御条件が成立したときの、上記コーストアイドル制御の実行中に、上記所定のオートクルーズ制御解除条件が成立しかつ上記所定のコースト走行条件が非成立となったときには、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行を停止させ、その後、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させるようにする。これにより、上記先行車両を追い越した後、上記オートクルーズ制御の実行を停止させて運転して、その後、再び上記オートクルーズ制御を実行して、再度の上記オートクルーズ制御の実行中に上記コースト走行条件が成立したときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させて、燃費の改善を図ることができる。
この結果、燃費の改善を図りつつ、ドライバーからの再加速要求及びエンジンブレーキ要求に対する高い応答性の要求を一層満たすことができる。
上記車両の制御装置の第4の態様は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置を対象として、上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御は、上記車両と上記車両の前方に存在する先行車両との車間距離が予め設定された目標距離になるように、上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御する追従走行制御を含む制御であって、上記オートクルーズ制御手段は、上記追従走行制御を実行可能であるとともに、上記追従走行制御の実行中は、上記目標車速を上記車両と上記先行車両との車間距離に基づいて設定するように構成されており、さらに上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中でありかつ上記車両の実車速と上記目標車速との差が、予め設定された設定量未満であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中でありかつ上記車両の実車速と上記目標車速との差が、上記設定量以上であるときには、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されている、ことが望ましい。
この構成によると、上記オートクルーズ制御は追従走行制御を含む制御であり、上記追従走行制御の実行中は、上記目標車速が上記車両と上記先行車両との車間距離に基づいて設定されるため、上記車両の車速と上記先行車両の車速とに差があり、上記車間距離が上記目標距離よりも長く又は短くなるときには、上記目標車速が変更(上昇又は低下)される。これにより、上記車両の車速を、上記車間距離を上記目標距離に維持するための適切な車速にすることができる。
また、上記車両の実車速と上記目標車速との差が上記設定量以上であるときには、早期に実車速を目標車速にするために、再加速又はエンジンブレーキが必要となる可能性がある。上記の構成では、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中でありかつ上記車両の実車速と上記目標車速との差が、上記設定量以上であるときには、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるため、上記設定量を、再加速やエンジンブレーキが必要となる可能性がある程度の量に設定しておけば、上記追従走行制御時にも、再加速やエンジンブレーキが必要となったときには、上記エンジンは既に運転状態にあるため、その高い応答性の要求を満たすことができるようになる。
上記車両の制御装置の第5の態様は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置を対象として、上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、上記エンジンの排気通路に排気浄化装置が設けられており、上記排気浄化装置の温度を検出する排気浄化装置温度検出手段を更に備え、さらに上記コースト走行制御手段は、上記排気浄化装置温度検出手段による上記排気浄化装置の温度が、該排気浄化装置の触媒の活性化温度以上でかつ該触媒の活性化温度よりも高い所定温度未満であるときには、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されている、ことが望ましい。
この構成によると、排気浄化装置の温度が、該排気浄化装置の触媒の活性化温度以上でかつ所定温度未満であるときには、常にコーストアイドル制御が実行されるので、排気浄化装置の温度が触媒の活性化温度を下回るのを防止することができる。上記所定温度は、コーストアイドルストップ制御を実行すると、排気浄化装置の温度が触媒の活性化温度を下回るような温度の最大値である。
以上説明したように、本発明に係る車両の制御装置によると、コースト走行制御手段が、所定のコースト走行条件の成立時において、オートクルーズ制御手段によるオートクルーズ制御の実行中であるときには、コーストアイドルストップ制御手段に対してコーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、コーストアイドル制御手段に対してコーストアイドル制御を実行させるように構成されているため、オートクルーズ制御を実行可能な車両において、燃費の改善効果を出来る限り得られるようにしながら、ドライバーによる再加速要求及びエンジンブレーキ要求に対して高い応答性が要求されるような場合には、その高い応答性の要求を満たすことができる。
本発明の実施形態に係る車両の制御装置の制御系の構成及びエンジンからの動力伝達系の構成を示すブロック図である。 所定のコースト走行条件が成立したときにおいて、コーストアイドル制御が実行されたとき、及び、コーストアイドルストップ制御が実行されたときのエンジンの回転数の変化を示すタイミングチャートである。 コントロールユニットによるコースト走行時の制御を示すフローチャートの一部を示す図である。 コントロールユニットによるコースト走行時の制御を示すフローチャートの残部を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の制御装置の制御系の構成及びエンジン1からの動力伝達系の構成を示す。この車両(ここでは、自動車)は、エンジン1と、該エンジン1と前輪6との間の動力伝達経路上に介設された自動変速機2と、各前輪6及び各後輪(図示省略)をそれぞれ制動するブレーキ装置10とを備えている。
エンジン1の出力軸(クランク軸)は、自動変速機2の入力軸と連結されており、エンジン1の出力軸及び自動変速機2の入力軸が車幅方向に延びている。自動変速機2からの動力は差動装置4に伝達され、この差動装置4に伝達された動力が、左右のドライブシャフト5を介して、左右の前輪6(左側の前輪は省略)をそれぞれ駆動するようになっている。
ブレーキ装置10は、後述するコントロールユニット50によって制御される油圧制御弁11の作動によって油圧が供給されることで作動して、各前輪6及び各後輪をそれぞれ制動する。尚、後述するオートクルーズ(以下、Adaptive Cruse Controlを省略してACCという)制御の実行中に制動する車輪は、駆動輪(各前輪6)だけであってもよい。
エンジン1の排気通路8には、触媒を有しかつエンジン1からの排気ガスの浄化を行う排気浄化装置9が設けられており、この排気浄化装置9には、該排気浄化装置9の温度を検出する排気浄化装置温度検出手段としての排気浄化装置温度センサ56が設けられている。
上記車両には、エンジン1及び自動変速機2の作動を制御するコントロールユニット50が設けられている。このコンロトールユニット50は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。
コンロトールユニット50には、上記車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ51からの信号と、上記車両の車速を検出する車速センサ52からの信号と、上記ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキ踏み込みセンサ53からの信号と、上記車両が走行している走行路の勾配を検出する勾配センサ54からの信号と、上記車両のシフトレバーのレンジ位置を検出するレンジ位置センサ55からの信号と、上記排気浄化装置温度センサ56からの信号が入力されるようになっている。また、コントロールユニット50には、上記ドライバーの操作により上記ACC制御を実行させるためのACC制御スイッチ61の操作情報の信号と、上記ドライバーの操作により上記ACC制御を停止させるためのACC制御キャンセルスイッチ65の操作情報の信号と、上記ドライバーの操作により上記ACC制御において車両の目標車速を設定するための目標車速設定スイッチ66の操作情報の信号と、が入力されるようになっている。また、コントロールユニット50には、その他に、上記車両のコースト走行時以外の走行時である通常走行時においてエンジン1の制御に必要な信号が入力される。
コントロールユニット50は、上記入力した信号に基づいて、エンジン1の作動を制御するとともに、自動変速機2(詳細には、クラッチやブレーキといった複数の締結要素(本実施形態では、摩擦締結要素))の作動を制御する。
コントロールユニット50内には、変速制御部50aと、コーストアイドルストップ制御部50bと、コーストアイドル制御部50cと、コースト走行制御部50dと、上記通常走行時にエンジン1を制御するエンジン制御部50eと、上記ACC制御の実行及び停止、並びに、上記ACC制御時にエンジン1及びブレーキ装置10を制御するACC制御部50fと、が設けられている。
変速制御部50aは、上記通常走行時において、シフトレバー21(図2参照)のレンジ位置がDレンジ位置にあるときに、基本的に、上記車両の走行状態(詳細には、アクセル開度センサ51からの信号及び車速センサ52からの信号)から、コントロールユニット50のメモリに予め記憶した変速比マップを用いて変速段を決定して、その決定した変速段になるように、各締結要素の締結及び解放を制御する。
尚、変速制御部50aは、上記通常走行時において、自動変速機2を、上記のように車両の走行状態に応じて該自動変速機2の変速段を自動的に切り換える自動変速モードと、上記車両のドライバーの操作により変速段を手動で切り換える手動変速モードとに切り換えて制御することが可能に構成されていてもよい。この場合、上記シフトレバーのレンジ位置として、ドライバーが上記自動変速モードを選択するためのDレンジ位置に加えて、上記手動変速モードを選択するためのMレンジ位置が設定される。上記シフトレバーがMレンジ位置にあるときに、ドライバーは、そのシフトレバーによるシフトダウン操作又はシフトアップ操作によって、自動変速機2の変速段を、該操作の直前に設定された変速段(現時点の変速段)からシフトアップすることが可能になる。
上記自動変速モードと上記手動変速モードとに切り換え可能な構成の場合、上記シフトレバーをDレンジ位置にしたまま一時的に上記手動変速モードに切り換えるようにすることも可能である。この場合、例えば上記車両のステアリングホイールに、上記シフトレバーとは別に手動変速操作部材(シフトダウン操作可能なシフトダウン操作部材、及び、シフトアップ操作可能なシフトアップ操作部材)が設けられる。そして、変速制御部50aは、上記手動変速操作部材を検出するスイッチのONにより、シフトレバーがDレンジ位置であっても、自動変速モードから手動変速モードに一時的に(そのONから、予め設定された設定時間(例えば2秒〜5秒)の間だけ)切り換えて、上記シフトアップ操作部材又はシフトダウン操作部材の操作に応じて変速段を切り換える。
また、上記自動変速モードと上記手動変速モードとに切り換え可能な構成の場合、後述のコーストアイドルストップ制御又はコーストアイドル制御が実行されているときにも、自動変速モードと手動変速モードとの切り換えを行うとともに、手動変速モードでは、ドライバーのシフトダウン操作及びシフトアップ操作を検出するが、コーストアイドルストップ制御又はコーストアイドル制御の実行中は、後述の如くニュートラル状態にあるので、自動変速機2での実際の変速は行われない。
コーストアイドルストップ制御部50bは、上記車両の走行中にエンジン1を自動停止するとともに自動変速機2をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行する。すなわち、コーストアイドルストップ制御部50bは、コーストアイドルストップ制御手段を構成する。
コーストアイドル制御部50cは、上記車両の走行中にエンジン1をアイドル運転するとともに自動変速機2をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行する。すなわち、コーストアイドル制御部50cは、コーストアイドル制御手段を構成する。上記アイドル運転には、エンジン1の補機(例えば空調装置のコンプレッサ)を駆動するために、エンジン1を通常のアイドル回転数よりも少し高い回転数で運転する場合も含む。
コースト走行制御部50dは、所定のコースト走行条件の成立時に、上記車両をコースト走行させるために、コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる(コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させるためのコーストアイドルストップ制御実行指令を出力する)か、又は、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させる(コーストアイドル制御部50bに対して上記コーストアイドル制御を実行させるためのコーストアイドル制御実行指令を出力する)。すなわち、コースト走行制御部50dは、コースト走行制御手段を構成する。
上記所定のコースト走行条件は、車速センサ52による車両の車速が所定車速以上でありかつアクセル開度センサ51によるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつブレーキ踏込センサ53によるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件である。
上記所定車速は、ドライバーが車両をコースト走行させるような車速の最小値(例えば数十km/h)である。また、上記第1所定量は、アクセルペダルの踏み込み量が0に近い値であって、実質的に踏み込んでいないと判断できるような量である。上記第2所定量は、ブレーキペダルの踏み込み量が0に近い値であって、実質的に踏み込んでいないと判断できるような量である。
本実施形態では、上記所定のコースト走行条件は、排気浄化装置温度センサ56による排気浄化装置9の温度が、該排気浄化装置9の触媒の活性化温度以上であるという条件をさらに含む。
また、本実施形態では、上記車両が所定車速以上で走行しているときには、シフトレバー21がDレンジ位置(自動変速モードと手動変速モードとに切り換え可能な場合には、Dレンジ位置又はMレンジ位置)にあるものとするが、Nレンジ位置にある可能性もあることも考慮して、上記所定のコースト走行条件は、シフトレバー21がDレンジ位置(Dレンジ位置又はMレンジ位置)にあるという条件を更に含んでいてもよい。
ACC制御部50fは、ドライバーによってACC制御スイッチ61が押されたとき(ACC制御開始要求があったとき)に、ACC制御を実行させる。すなわち、ACC制御部50fは、オートクルーズ制御手段を構成する。
本実施形態では、上記ACC制御は、上記車両(以下、ACC制御に関する説明では自車両ということがある)の前方に先行車両が存在するときには、自車両との該先行車両との間の車間距離が、予め設定された目標車間距離となるように、エンジン1及びブレーキ装置10を制御する追従走行制御を実行し、上記先行車両が存在しないときには、自車両の車速が目標車速となるようにエンジン1及びブレーキ装置10を制御する定速走行制御を実行する制御である。尚、上記追従走行制御では、不図示の撮像装置(カメラなど)やレーダー装置等の検出結果に基づいて、先行車両の位置を特定するようになっている。
ACC制御部50fは、上記ACC制御の実行時における目標車速を設定する。上記ACC制御の実行時における目標車速は、上記追従走行制御と上記定速走行制御とで異なる方法で設定される。詳しくは、上記追従走行制御の場合は、自車両と先行車両との間の車間距離が上記目標車間距離となるように、上記先行車両との車間距離に基づいて上記目標車速が設定される。一方で、上記定速走行制御の場合は、上記ACC制御の開始時(ACC制御スイッチ61が押された時)の車速が一時的に目標車速として設定され、その後、自車両のドライバーによって目標車速設定スイッチ66の操作が行われたときには、該ドライバーによる目標車速設定スイッチ66の操作に応じた値が、目標車速として設定される。
ACC制御部50fは、上記ACC制御の実行中に上記車両のドライバーによってアクセル操作(アクセルペダルの踏み込み)があったとしても、上記ACC制御の実行を継続させる。例えば、先行車両を追い越す際には、該追い越しのためのアクセル操作を行って、自車両を一時的に加速させる必要がある。また、一般的に、上記先行車両を追い越した後には、運転の快適性を維持するために、再度ACC制御が実行されることが多い。そこで上記車両のドライバーによって、アクセル操作が行われたとしても、上記ACC制御の実行を継続させて、上記先行車両を追い越した後にも、引き続き上記ACC制御が実行されるようにしている。
ACC制御部50fは、所定のオートクルーズ制御解除条件(以下、ACC制御解除条件という)が成立したときには、上記ACC制御を停止する。上記所定のACC制御解除条件は、ドライバーによってブレーキ操作がされる(ブレーキペダルが踏み込まれる)という条件、及び、ドライバーによって、ACC制御キャンセルスイッチ65が操作される(押される)という条件のうちの少なくとも一方が成立するという条件である。ACC制御部50fは、上記ACC制御解除条件が成立したときに上記ACC制御を停止させる。すなわち、ACC制御キャンセルスイッチ65はオートクルーズ制御解除手段を構成する。尚、ACC制御キャンセルスイッチ65を設けずに、上記ACC制御の実行中に再度ACC制御スイッチ61を押したときに、上記ACC制御が停止されるように構成されていてもよい。この場合は、ACC制御スイッチ61がオートクルーズ制御解除手段を構成することになる。
尚、上記のACC制御スイッチ61、ACC制御キャンセルスイッチ65及び目標車速設定スイッチ66は、それぞれ、上記車両のハンドルや上記車両のインストルメントパネル等に設けられている。目標車速設定スイッチ66は、例えば回転操作するつまみ式のスイッチであって、目標車速設定スイッチ66の周囲に記載された目標車速を示すレンジに対して、目標車速設定スイッチ66の位置を設定したい目標車速に合わせることで、目標車速が設定されるものである。また、目標車速設定スイッチ66は、上記つまみ式のスイッチではなく、上記目標車速を、上昇させるための押しボタンと低下させるための押しボタンとで構成された押しボタン式のものであってもよい。この場合は、例えば、上記押しボタンを1回押す度に上記目標車速が、5km/hずつ上昇又は低下するように構成することができる。
上記コースト走行制御部50dは、上記所定のコースト走行条件の成立時において、ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行されている(実行中である)ときには、コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行されていない(実行中でない)ときには、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させる。
図2に示すように、上記所定のコースト走行条件が成立したときにおいて、上記コーストアイドル制御が実行されたときには、エンジン1の回転数が、上記所定のコースト走行条件の成立前の回転数から徐々に低下して、アイドル回転数にまで低下する。
一方で、上記所定のコースト走行条件が成立したときにおいて、上記コーストアイドルストップ制御が実行されたときには、自動変速機2がニュートラル状態になるまでは、エンジン1の回転数が、上記コーストアイドル制御の実行時と略同じ低下度合いで低下し、その後は、上記コーストアイドル制御の実行時よりも大きな低下度合いで低下して、やがて0になる。
コースト走行制御部50dは、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、ACC制御部50fが上記目標車速を変更し、その変更量が、予め設定された第1基準車速以上であるときには、ACC制御部50fによる上記ACC制御の実行中であっても、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御の実行に移行させる。上記第1基準車速は、再加速又はエンジンブレーキが必要となる可能性が高くなる程度の変更量であって、例えば10km/h程度の変更量である。
また、コースト走行制御部50dは、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中、又は、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御の実行中かつACC制御部50fによる上記ACC制御の実行中に、ACC制御部50fが上記目標車速を変更し、その変更量が、予め上記第1基準車速よりも大きい値に設定された第2基準車速以上であるときには、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御を停止させる。上記第2基準車速は、再加速又はエンジンブレーキが必要がとなる程度の変更量であって、例えば20km/h程度の変更量である。
すなわち、コースト走行制御部50dは、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、上記目標車速の変更量が、上記第1基準車速以上かつ上記第2基準車速未満であったときには、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御の実行に移行させた後、該コーストアイドル制御を維持させる。その後、ACC制御部50fがさらに上記目標車速を変更して、該目標車速の変更量が上記第2基準車速以上であったときには、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御を停止させる。また、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、上記目標車速の変更量が、上記第2基準車速以上であったときには、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御の実行に移行させた後、該コーストアイドル制御を停止させる。
尚、上記目標車速の変更は、加速側への変更と減速側への変更の両方を含んでいる。また、上記目標車速は、上記追従走行制御を実行中の時には、先行車両が加速又は減速したときに変更されるものであり、上記定速走行制御を実行中の時には、ドライバーによって目標車速設定スイッチ66が操作されたときに変更されるものである。
さらに、コースト走行制御部50dは、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中に、ドライバーにより追い越しのためのアクセル操作が行われたとき(アクセルペダルが踏み込まれたとき)には、コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を停止させて、その後、上記アクセル操作が解除されかつ上記所定のコースト走行条件が成立したときには、ACC制御部50fによる上記ACC制御の実行中であっても、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されている。追い越しのためのアクセル操作が行われたか否かは、アクセル開度センサ51によるアクセルペダルの踏み込み量が上記第1所定量以上になることに加えて、例えば、ドライバーによってハンドル操作がなされたか否かを検出することによって、判定することができる。
また、コースト走行制御部50dは、上記追い越しのためのアクセル操作が解除されかつ上記所定のコースト走行条件の成立時の、上記コーストアイドル制御の実行中において、上記所定のACC制御解除条件が成立するとともに上記所定のコースト走行条件が非成立となったときには、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を停止させ、その後、上記所定のコースト走行条件の成立時において、ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行中であるときには、コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させるように構成されている。
さらに、コースト走行制御部50dは、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中に、上記所定のACC解除条件が成立して、ACC制御部50fにより上記ACC制御が解除されたときには、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御に移行させるように構成されている。
また、コースト走行制御部50dは、上記所定のコースト走行条件の成立時において、ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行中でなく、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させたときにおいて、ドライバーからACC制御開始要求があったとき(ACC制御スイッチ61が押されたとき)には、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御に移行させるように構成されている。
さらに、コースト走行制御部50dは、上記所定のコースト走行条件の成立時において、ACC制御部50fによる上記追従走行制御の実行中でありかつ上記車両の実車速と上記目標車速との差が、予め設定された設定量未満であるときには、コーストアイドルストップ制御部50bに対してコーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記車両の実車速と上記目標車速との差が、上記設定量以上であるときには、ACC制御部50fによる上記追従走行制御の実行中であっても、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されていることが望ましい(この構成については、後述のフローチャートには含まれていない)。上記設定量は、再加速やエンジンブレーキが必要となる可能性がある程度の量であり、例えば10km/h程度である。
さらにまた、コースト走行制御部50dは、排気浄化装置温度センサ56によって検出される排気装置9の温度が、該排気浄化装置9の触媒の活性化温度以上でかつ該触媒の活性化温度よりも高い所定温度未満であるときには、上記所定のコースト走行条件の成立時において、ACC制御部50fによる上記ACC制御の実行中であっても、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されていることが望ましい(この構成については、後述のフローチャートには含まれていない)。上記所定温度は、上記コーストアイドルストップ制御を実行すると、排気浄化装置9の温度が上記触媒の活性化温度を下回るような温度の最大値である。
ここで、コンロトールユニット50によるコースト走行時の制御(コースト走行に関する制御はコースト走行制御部50dにより実行され、上記ACC制御に関する制御はACC制御部50fにより実行される)について、図3及び図4のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS101で、各種センサからの入力信号を読み込み、次のステップS102で、上記所定のコースト走行条件が成立したか否かを判定する。このステップS102の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、ステップS102の判定がYESであるときには、ステップS103に進む。
上記ステップS103では、上記ACC制御が実行中であるか否かを判定する。このステップS103の判定がYESであるときには、ステップS104に進む一方、ステップS103の判定がNOであるときには、ステップS112に進む。
上記ステップS104では、フラグFが0であるか否かを判定する。このステップS104の判定がYESであるときには、ステップS105に進む一方、ステップS104の判定がNOであるときには、ステップS112に進む。
次のステップS105では、コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる(コーストアイドルストップ制御部50bに対してコーストアイドルストップ制御実行指令を出力する)。これにより、コーストアイドルストップ制御部50bが、エンジン1を自動停止するとともに自動変速機2をニュートラル状態にする。
次のステップS106では、追い越しのためのアクセル操作がないか否かを判定する。このステップS106において、追い越しのためのアクセル操作がされていないYESであるときには、ステップS107に進む一方、追い越しのためのアクセル操作がされたNOであるときには、ステップS118に進む。
上記ステップS107では、上記所定のACC制御解除条件が非成立であるか否かについて判定する。このステップS107において、上記所定のACC制御解除条件が成立していないYESであるときには、ステップS108に進む一方、上記所定のACC制御解除条件が成立したNOであるときには、ステップS109において、ACC制御部50fによって上記ACC制御を停止させてからステップS112に進む。
上記ステップS108では、上記目標車速が変更され、該目標車速の変更量が上記第1基準車速未満であるか否かについて判定する。このステップS108において、上記目標車速の変更量が上記第1基準車速未満であるYESであるときには、ステップS110に進む一方、上記目標車速の変更量が上記第1基準車速以上であるNOであるときには、ステップS112に進む。
上記ステップS110では、復帰条件が成立したか否かについて判定する。この復帰条件は、上記所定のコースト走行条件が非成立であるという条件である。このステップS110の判定がNOであるときには、上記ステップS106に戻る一方、ステップS110の判定がYESであるときには、ステップS111に進んで、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行を停止させ(コーストアイドルストップ制御部50bに対してコーストアイドルストップ制御停止指令を出力し)、しかる後にリターンする。
上記ステップS103の判定がNOであるとき、上記ステップS104の判定がNOであるとき、上記ステップS107の判定がNOであるとき、及び 上記ステップS108の判定がNOであるとき、のいずれか1つのときに進むステップS112では、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させる(コーストアイドル制御部50cに対してコーストアイドル制御実行指令を出力する)。これにより、コーストアイドル制御部50cが、エンジン1をアイドル運転するとともに自動変速機2をニュートラル状態にする。尚、上記ステップS107及び上記ステップS108から進んできたときには、既に自動変速機2がニュートラル状態になっているので、エンジン1をアイドル運転するとともに自動変速機2をニュートラル状態のままにする。
次のステップS113では、上記ACC制御を実行中であるか否かについて判定する。このステップS113の判定では、ステップS104又はステップS108から上記ステップS112に進んできたときには、上記ACC制御が実行されているためYESとなる一方、ステップS103又はステップS107から上記ステップS112に進んできたときには、上記ACC制御が実行されていないためNOとなる。ステップS113の判定がYESであるときには、ステップS120に進む一方、ステップS113の判定がNOであるときには、ステップS114に進む。
上記ステップS114では、ACC制御開始要求がないか否かについて判定する。このステップS114において、ACC制御開始要求がないYESであるときには、ステップS115に進む一方、ACC制御開始要求があるNOであるときには、ステップS116に進んで上記ACC制御を開始した後、ステップS105に進む。
上記ステップS115では、復帰条件が成立したか否かについて判定する。この復帰条件は、上記所定のコースト走行条件が非成立であるという条件、及び、上記目標車速の変更量が上記第2基準車速以上であるという条件であり、上記条件のうちの少なくとも一方が成立したときに、復帰条件が成立したと判定される。このステップS115の判定がNOであるときには、ステップS113に戻る一方、ステップS115の判定がNOであるときには、ステップS117に進んで、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御の実行を停止させ(コーストアイドル制御部50cに対してコーストアイドル制御停止指令を出力し)、しかる後にリターンする。
上記ステップS106の判定がNOであるときに進むステップS118では、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行を停止させ(コーストアイドルストップ制御部50bに対してコーストアイドルストップ制御停止指令を出力し)、次のステップS119において、フラグFを1にセットする。ステップS119の後は、しかる後にリターンする。
上記ステップS119を経由してリターンした場合、フラグFが1の状態でリターンすることとなるため、上記ステップS104の判定がNOとなり、ACC制御部50fによる上記ACC制御の実行が継続されたままステップS112に進む。そして、次のステップS113の判定でYESとなり、ステップS120に進む。
上記ステップS120では、フラグFが1であるか否かについて判定する。このステップS120の判定では、ステップS104からステップS112に進んだときにはYESとなり、ステップS108からステップS112に進んだときにはNOとなる。このステップS120の判定がYESであるときには、ステップS121に進む一方、ステップS120の判定がNOであるときには、ステップS115に進む。
上記ステップS121では、上記所定のACC解除条件が非成立であるか否かについて判定する。このステップS121において、上記所定のACC制御解除条件が成立していないYESであるときには、ステップS115に進む一方、上記所定のACC制御解除条件が成立したNOであるときには、ステップS122において、ACC制御部50fによって上記ACC制御を解除させて、次のステップS123において、フラグFを0にリセットしてからステップS115に進む。
したがって、本実施形態では、コースト走行制御部50dは、上記所定のコースト走行条件成立時において、ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行されているときには、コーストアイドルストップ制御部50bに対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させるように構成されているため、燃費の改善効果を十分に得られるようになる。
そして、コーストアイドルストップ制御50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、特に、アクセル開度センサ51によるアクセルペダルの踏み込みが上記第1所定量以上になる(ドライバーが再加速要求をしている)か、又は、ブレーキ踏込センサ53によるブレーキペダルの踏み込み量が上記第2所定量以上になる(ドライバーがエンジンブレーキを要求している)ことで、上記所定のコースト走行条件が非成立(復帰条件が成立)となったときには、エンジン1を始動しかつ自動変速機2を非ニュートラル状態にして、そのような要求に対する応答性が低くなる。
一方、上記所定のコースト走行条件の成立時において、ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行されていないときには、ドライバーが再加速要求やエンジンブレーキ要求を行う可能性が高く、再加速要求やエンジンブレーキ要求に対して高い応答性が要求されることになるが、コースト走行制御部50dは、ACC制御部50fによる上記ACC制御が実行されていないときには、コーストアイドル制御部50cに対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されているので、ドライバーからの再加速要求やエンジンブレーキ要求があったときには、エンジン1は既に運転状態にあるため、その高い応答性の要求を満たすことができるようになる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中に、上記目標車速が変更され、その変更量が、上記第2基準車速以上であるときには、先ず、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御に移行し、その後、該コーストアイドル制御の実行を停止させるようにしていたが、これに限らず、上記目標車速の変更量が上記第2基準車速以上であるときには、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行を直接停止させるようにしてもよい。このようにすれば、複数のステップを省略することができるため、ドライバーからの再加速要求やエンジンブレーキ要求に対する高い応答性の要求を一層満たすことができる。
また、コースト走行制御部50dが、コーストアイドルストップ制御部50bによる上記コーストアイドルストップ制御の実行中における、上記目標車速の変更量と、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御に移行した後における、上記目標車速の変更量とを合計した変更量が、上記第2基準車速以上であるときに、コーストアイドル制御部50cによる上記コーストアイドル制御の実行を停止させるように構成されていてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、車両の走行中にエンジンを自動停止するとともに該車両の自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記目標車速を設定して、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段とを備えた、車両の制御装置に有用である。
1 エンジン
2 自動変速機
6 前輪(車輪)
9 排気浄化装置
10 ブレーキ装置
50 コントロールユニット
50b コーストアイドルストップ制御部(コーストアイドルストップ制御手段)
50c コーストアイドル制御部(コーストアイドル制御手段)
50d コースト走行制御部(コースト走行制御手段)
50f ACC制御部(オートクルーズ制御手段)
56 排気浄化装置温度センサ(排気浄化装置温度検出手段)
65 ACC制御キャンセルスイッチ(オートクルーズ制御解除手段)

Claims (7)

  1. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置であって、
    上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、
    上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、
    所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、
    上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、
    上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御は、上記車両と上記車両の前方に存在する先行車両との車間距離が予め設定された目標距離になるように、上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御する追従走行制御と、上記車両の乗員による操作に応じて上記目標車速を変更可能でありかつ上記車両の車速が設定された目標車速となるように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御する定速走行制御とを含む制御であり、
    上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、
    上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による、上記追従走行制御又は上記定速走行制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による、上記追従走行制御及び上記定速走行制御がどちらも実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  2. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置であって、
    上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、
    上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、
    所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、
    上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、
    上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、
    上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、
    上記オートクルーズ制御手段は、上記車両の乗員による操作に応じて上記目標車速を変更可能に構成されており、
    さらに上記コースト走行制御手段は、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中において、上記オートクルーズ制御手段が上記目標車速を変更し、該目標車速の変更量が、予め設定された第1基準車速以上であるときには、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行に移行させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両の制御装置において、
    上記コースト走行制御手段は、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中、又は、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御に移行した後に、上記オートクルーズ制御手段が上記目標車速を変更し、該目標車速の変更量が、予め上記第1基準車速よりも大きい値に設定された第2基準車速以上であるときには、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行を停止させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  4. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置であって、
    上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、
    上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、
    所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、
    上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、
    上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、
    上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、
    上記オートクルーズ制御手段は、上記オートクルーズ制御の実行中に上記車両のドライバーによってアクセル操作がされたとしても、上記オートクルーズ制御の実行を継続させるように構成されており、
    さらに上記コースト走行制御手段は、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行中に、上記車両の前方に存在する先行車両を追い越すためのアクセル操作が行われたときには、上記コーストアイドルストップ制御手段による上記コーストアイドルストップ制御の実行を停止させて、その後、上記アクセル操作が解除されかつ上記所定のコースト走行条件が成立したときには、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両の制御装置において、
    上記オートクルーズ制御手段は、上記オートクルーズ制御の実行中において、所定のオートクルーズ制御解除条件が成立したときには、上記オートクルーズ制御を停止させるように構成されており、
    上記所定のオートクルーズ制御解除条件は、上記車両のドライバーによってブレーキ操作がされるという条件、及び、上記車両の乗員によって、上記オートクルーズ制御を停止させるためのオートクルーズ制御解除手段の操作がされるという条件のうちの少なくとも一方が成立するという条件であって、
    上記コースト走行制御手段は、上記アクセル操作が解除されかつ上記所定のコースト走行条件の成立時の、上記コーストアイドル制御の実行中に、上記所定のオートクルーズ制御解除条件が成立するとともに上記所定のコースト走行条件が非成立となったときには、上記コーストアイドル制御手段による上記コーストアイドル制御の実行を停止させ、その後、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  6. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置であって、
    上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、
    上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、
    所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、
    上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、
    上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、
    上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、
    上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御は、上記車両と上記車両の前方に存在する先行車両との車間距離が予め設定された目標距離になるように、上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御する追従走行制御を含む制御であって、
    上記オートクルーズ制御手段は、上記追従走行制御を実行可能であるとともに、上記追従走行制御の実行中は、上記目標車速を上記車両と上記先行車両との車間距離に基づいて設定するように構成されており、
    さらに上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中でありかつ上記車両の実車速と上記目標車速との差が、予め設定された設定量未満であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中でありかつ上記車両の実車速と上記目標車速との差が、上記設定量以上であるときには、上記オートクルーズ制御手段による上記追従走行制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  7. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に設けられた自動変速機と、上記車輪を制動するブレーキ装置とを備えた車両の制御装置であって、
    上記車両の走行中に上記エンジンを自動停止するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドルストップ制御を実行するコーストアイドルストップ制御手段と、
    上記車両の走行中に上記エンジンをアイドル運転するとともに上記自動変速機をニュートラル状態にするコーストアイドル制御を実行するコーストアイドル制御手段と、
    所定のコースト走行条件の成立時に、上記コーストアイドルストップ制御手段により上記コーストアイドルストップ制御を実行させるか、又は、上記コーストアイドル制御手段により上記コーストアイドル制御を実行させるコースト走行制御手段と、
    上記車両の乗員から、上記車両の車速を目標車速にするように上記エンジン及び上記ブレーキ装置を制御するオートクルーズ制御を実行する要求があった時に、上記オートクルーズ制御を実行するオートクルーズ制御手段と、を備え、
    上記所定のコースト走行条件は、上記車両の車速が所定車速以上でありかつ該車両のドライバーによるアクセルペダルの踏み込み量が第1所定量未満でありかつ該ドライバーによるブレーキペダルの踏み込み量が第2所定量未満であるという条件であり、
    上記コースト走行制御手段は、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中であるときには、上記コーストアイドルストップ制御手段に対して上記コーストアイドルストップ制御を実行させる一方、上記オートクルーズ制御手段による上記オートクルーズ制御の実行中でないときには、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されており、
    上記エンジンの排気通路に排気浄化装置が設けられており、
    上記排気浄化装置の温度を検出する排気浄化装置温度検出手段を更に備え、
    さらに上記コースト走行制御手段は、上記排気浄化装置温度検出手段による上記排気浄化装置の温度が、該排気浄化装置の触媒の活性化温度以上でかつ該触媒の活性化温度よりも高い所定温度未満であるときには、上記所定のコースト走行条件の成立時において、上記オートクルーズ制御の実行中であっても、上記コーストアイドル制御手段に対して上記コーストアイドル制御を実行させるように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
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