JP2000035023A - ブラインドナット - Google Patents
ブラインドナットInfo
- Publication number
- JP2000035023A JP2000035023A JP10204980A JP20498098A JP2000035023A JP 2000035023 A JP2000035023 A JP 2000035023A JP 10204980 A JP10204980 A JP 10204980A JP 20498098 A JP20498098 A JP 20498098A JP 2000035023 A JP2000035023 A JP 2000035023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- blind nut
- collar
- plate body
- blind
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Dowels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、取付の信頼性を高めることができ
るブラインドナットを提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するため、板体の一方の
側からのみの作業で取り付けが可能なブラインドナット
において、筒部とその一端外周に膨出するフランジ部と
よりなるカラ−と、外径が前記筒部の内径より大きいナ
ットとよりなり、板体に設けた嵌合孔に前記カラ−を嵌
め込み、その筒部内に前記ナットを圧入して筒部を拡張
させ、この拡張した筒部とフランジ部とにより板体を挟
持して取り付けるよう構成したことを特徴とする、ブラ
インドナットを提供する。
るブラインドナットを提供することを課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するため、板体の一方の
側からのみの作業で取り付けが可能なブラインドナット
において、筒部とその一端外周に膨出するフランジ部と
よりなるカラ−と、外径が前記筒部の内径より大きいナ
ットとよりなり、板体に設けた嵌合孔に前記カラ−を嵌
め込み、その筒部内に前記ナットを圧入して筒部を拡張
させ、この拡張した筒部とフランジ部とにより板体を挟
持して取り付けるよう構成したことを特徴とする、ブラ
インドナットを提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラインドナットに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6、7に従来のブラインドナットを示
す。このブラインドナット7は、筒部71、フランジ部
72、雌ねじ部73とよりなる。このブラインドナット
7を板体8の嵌合穴に嵌め込んだ後、マンドレル9の雄
ねじ部91を雌ねじ部73に螺合し、上方に押し上げて
かしめ部74を形成する。これによって、かしめ部74
とフランジ部72とで板体8を挟持して取付を行う。
す。このブラインドナット7は、筒部71、フランジ部
72、雌ねじ部73とよりなる。このブラインドナット
7を板体8の嵌合穴に嵌め込んだ後、マンドレル9の雄
ねじ部91を雌ねじ部73に螺合し、上方に押し上げて
かしめ部74を形成する。これによって、かしめ部74
とフランジ部72とで板体8を挟持して取付を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のブライン
ドナットは、板材の一方からの挿入、圧着が可能である
ことを特徴としている。例えば、閉構造の板材による構
造体又はパイプにおいて、開放方向からナットを取り付
けることができる。しかし、締結機能を高めるために雌
ねじ部73の強度を高めると、かしめ部74のかしめが
不十分であったり、割れが発生したりするおそれがあ
る。そのため、ナットとしての機能の信頼性が損なわれ
ることになる。強度も4Tまでが限界であった。
ドナットは、板材の一方からの挿入、圧着が可能である
ことを特徴としている。例えば、閉構造の板材による構
造体又はパイプにおいて、開放方向からナットを取り付
けることができる。しかし、締結機能を高めるために雌
ねじ部73の強度を高めると、かしめ部74のかしめが
不十分であったり、割れが発生したりするおそれがあ
る。そのため、ナットとしての機能の信頼性が損なわれ
ることになる。強度も4Tまでが限界であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、取付の信頼性を高めることが
できるブラインドナットを提供することを目的とする。
るためになされたもので、取付の信頼性を高めることが
できるブラインドナットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1として、板体の一方の側からのみの作業で
取り付けが可能なブラインドナットにおいて、筒部とそ
の一端外周に膨出するフランジ部とよりなるカラ−と、
外径が前記筒部の内径より大きいナットとよりなり、板
体に設けた嵌合孔に前記カラ−を嵌め込み、その筒部内
に前記ナットを圧入して筒部を拡張させ、この拡張した
筒部とフランジ部とにより板体を挟持して取り付けるよ
う構成したことを特徴とする、ブラインドナットを提供
する。
め、請求項1として、板体の一方の側からのみの作業で
取り付けが可能なブラインドナットにおいて、筒部とそ
の一端外周に膨出するフランジ部とよりなるカラ−と、
外径が前記筒部の内径より大きいナットとよりなり、板
体に設けた嵌合孔に前記カラ−を嵌め込み、その筒部内
に前記ナットを圧入して筒部を拡張させ、この拡張した
筒部とフランジ部とにより板体を挟持して取り付けるよ
う構成したことを特徴とする、ブラインドナットを提供
する。
【0006】また、請求項2として、上記請求項1に記
載のブラインドナットにおいて、ナットの一端の周縁部
にテ−パ−部を設けたことを特徴とする、ブラインドナ
ットを提供する。
載のブラインドナットにおいて、ナットの一端の周縁部
にテ−パ−部を設けたことを特徴とする、ブラインドナ
ットを提供する。
【0007】また、請求項3として、上記請求項1又は
請求項2に記載のブラインドナットにおいて、ナットの
外周面に段差状の引抜き抵抗部を設けたことを特徴とす
る、ブラインドナットを提供する。
請求項2に記載のブラインドナットにおいて、ナットの
外周面に段差状の引抜き抵抗部を設けたことを特徴とす
る、ブラインドナットを提供する。
【0008】さらに、請求項4として、上記請求項3に
記載のブラインドナットにおいて、ナットの外周面に設
けた引抜き抵抗部は曲面状に形成したことを特徴とす
る、ブラインドナットを提供する。以下、図面を参照し
ながら、本発明の実施の形態について説明する。
記載のブラインドナットにおいて、ナットの外周面に設
けた引抜き抵抗部は曲面状に形成したことを特徴とす
る、ブラインドナットを提供する。以下、図面を参照し
ながら、本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のブラインドナットは、図
1に示すカラ−1と、図2に示すナット2よりなる。
1に示すカラ−1と、図2に示すナット2よりなる。
【0010】<イ>カラ− カラ−1は、筒部11と、その一端外周に膨出するフラ
ンジ部12とよりなる。筒部11の肉厚は、所定の力で
ナット2を圧入した時に拡張できるよう設計する。ま
た、図3に示す板体3の嵌合孔31よりも小さい外径に
形成する。
ンジ部12とよりなる。筒部11の肉厚は、所定の力で
ナット2を圧入した時に拡張できるよう設計する。ま
た、図3に示す板体3の嵌合孔31よりも小さい外径に
形成する。
【0011】フランジ部12は、図4に示すように、筒
部11の拡張部13とで板体3を挟持して、ブラインド
ナットを強固に固着できるだけの厚さ及び面積を有す
る。またカラ−1は、拡張時の弾性・塑性変形を考慮
し、十分強度を柔らかく調整したものを用いる。
部11の拡張部13とで板体3を挟持して、ブラインド
ナットを強固に固着できるだけの厚さ及び面積を有す
る。またカラ−1は、拡張時の弾性・塑性変形を考慮
し、十分強度を柔らかく調整したものを用いる。
【0012】<ロ>ナット ナット2は雌ねじ部21を有し、またナット2の外径
は、図3に示す板体3の嵌合孔31よりも小さく、かつ
カラ−1の筒部11内に圧入が可能な範囲内で、筒部1
1の内径より大きく形成する。また、ナット2の外径は
十分な引き抜き耐力が得られるよう筒部11の外径とほ
ぼ等しく形成する。さらに、ナット2の肉厚及び材質
は、雌ねじ部21の十分な締結強度を確保できるよう設
計する。
は、図3に示す板体3の嵌合孔31よりも小さく、かつ
カラ−1の筒部11内に圧入が可能な範囲内で、筒部1
1の内径より大きく形成する。また、ナット2の外径は
十分な引き抜き耐力が得られるよう筒部11の外径とほ
ぼ等しく形成する。さらに、ナット2の肉厚及び材質
は、雌ねじ部21の十分な締結強度を確保できるよう設
計する。
【0013】ナット2の圧入先端部の周縁には、テ−パ
−部22を設ける。このテ−パ−部22を設けることに
よって、ナット2をカラ−1の筒部11内に圧入する際
に容易に行える。
−部22を設ける。このテ−パ−部22を設けることに
よって、ナット2をカラ−1の筒部11内に圧入する際
に容易に行える。
【0014】ナット2の外周面には、段差状の引抜き抵
抗部23を設ける。この引抜き抵抗部23は、圧入先端
部であるテ−パ−部22側を小径に形成した段差部であ
り、ナット2がテ−パ−部22側に引き抜けるのを防止
するためのものである。
抗部23を設ける。この引抜き抵抗部23は、圧入先端
部であるテ−パ−部22側を小径に形成した段差部であ
り、ナット2がテ−パ−部22側に引き抜けるのを防止
するためのものである。
【0015】引抜き抵抗部23は直角の段差面でもよい
が、カラ−1の筒部11内への圧入が困難になるおそれ
があるため、所定のRを有する曲面状に形成するとよ
い。なお、外周面にセレ−ション等の凹凸部24を形成
して耐回転力を確保するとよい。
が、カラ−1の筒部11内への圧入が困難になるおそれ
があるため、所定のRを有する曲面状に形成するとよ
い。なお、外周面にセレ−ション等の凹凸部24を形成
して耐回転力を確保するとよい。
【0016】
【取付方法】先ず、図3に示すように、板体3に設けた
嵌合孔31にカラ−1を嵌め込む。次に、カラ−1内に
マンドレル4を貫通させ、その先端の雄ねじ部41にナ
ット2を螺着する。
嵌合孔31にカラ−1を嵌め込む。次に、カラ−1内に
マンドレル4を貫通させ、その先端の雄ねじ部41にナ
ット2を螺着する。
【0017】そして、カラ−1のフランジ部12を押え
具5で固定した状態で、マンドレル4を上方に引き上げ
る。すると、図4に示すように、ナット2がカラ−1の
筒部11内に圧入され、筒部11が拡張して拡張部13
が形成されると共に、ナット2のテ−パ−部22が板体
3の嵌合孔31内まで侵入するため、嵌合孔31が押し
広げられる。
具5で固定した状態で、マンドレル4を上方に引き上げ
る。すると、図4に示すように、ナット2がカラ−1の
筒部11内に圧入され、筒部11が拡張して拡張部13
が形成されると共に、ナット2のテ−パ−部22が板体
3の嵌合孔31内まで侵入するため、嵌合孔31が押し
広げられる。
【0018】これによって、拡張部13とフランジ部1
2とで板体3が強固に挟持されると共に、押し広げられ
た嵌合孔31によってカラ−1が強固に拘束される。ブ
ラインドナットの取付けを完了したら、マンドレル4を
回して取り外す。
2とで板体3が強固に挟持されると共に、押し広げられ
た嵌合孔31によってカラ−1が強固に拘束される。ブ
ラインドナットの取付けを完了したら、マンドレル4を
回して取り外す。
【0019】
【使用方法】図5に示すように、板体3に取り付けられ
たブラインドナットにボルト6を締結して、板体7等の
締結を行う。この場合、ボルト6に発生する締結力はナ
ット2に負荷されるが、ナット2の引き抜き方向には板
体3とカラ−1が介在するため、強固な締付保持力を発
生させることができる。
たブラインドナットにボルト6を締結して、板体7等の
締結を行う。この場合、ボルト6に発生する締結力はナ
ット2に負荷されるが、ナット2の引き抜き方向には板
体3とカラ−1が介在するため、強固な締付保持力を発
生させることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ブライン
ドナットをカラ−とナットの2部材で構成したため、ナ
ットの締結強度を高めることができると共に、締結構造
体として、被締結材に対し高強度な保持信頼性を有する
構造を可能とした。
ドナットをカラ−とナットの2部材で構成したため、ナ
ットの締結強度を高めることができると共に、締結構造
体として、被締結材に対し高強度な保持信頼性を有する
構造を可能とした。
【図1】 本発明のブラインドナットのカラ−の説明図
【図2】 本発明のブラインドナットのナットの説明図
【図3】 ブラインドナットの取付方法を示す説明図
【図4】 ブラインドナットの取付方法を示す説明図
【図5】 ブラインドナットの使用方法を示す説明図
【図6】 従来技術の説明図
【図7】 従来技術の説明図
Claims (4)
- 【請求項1】 板体の一方の側からのみの作業で取り付
けが可能なブラインドナットにおいて、 筒部とその一端外周に膨出するフランジ部とよりなるカ
ラ−と、 外径が前記筒部の内径より大きいナットとよりなり、 板体に設けた嵌合孔に前記カラ−を嵌め込み、その筒部
内に前記ナットを圧入して筒部を拡張させ、この拡張し
た筒部とフランジ部とにより板体を挟持して取り付ける
よう構成したことを特徴とする、ブラインドナット。 - 【請求項2】 請求項1に記載のブラインドナットにお
いて、ナットの一端の周縁部にテ−パ−部を設けたこと
を特徴とする、ブラインドナット。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブライン
ドナットにおいて、ナットの外周面に段差状の引抜き抵
抗部を設けたことを特徴とする、ブラインドナット。 - 【請求項4】 請求項3に記載のブラインドナットにお
いて、ナットの外周面に設けた引抜き抵抗部は曲面状に
形成したことを特徴とする、ブラインドナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204980A JP2000035023A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | ブラインドナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204980A JP2000035023A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | ブラインドナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000035023A true JP2000035023A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16499489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204980A Pending JP2000035023A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | ブラインドナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000035023A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102837286A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 纽弗雷公司 | 金属套环及其安装方法 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204980A patent/JP2000035023A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102837286A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 纽弗雷公司 | 金属套环及其安装方法 |
KR101408753B1 (ko) | 2011-06-21 | 2014-06-17 | 뉴프리 엘엘씨 | 금속 칼라 및 금속 칼라의 장착 방법 |
CN102837286B (zh) * | 2011-06-21 | 2014-10-08 | 纽弗雷公司 | 金属套环及其安装方法 |
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