JP2000034686A - セルロ―ス材料の処理方法 - Google Patents

セルロ―ス材料の処理方法

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JP2000034686A
JP2000034686A JP11188056A JP18805699A JP2000034686A JP 2000034686 A JP2000034686 A JP 2000034686A JP 11188056 A JP11188056 A JP 11188056A JP 18805699 A JP18805699 A JP 18805699A JP 2000034686 A JP2000034686 A JP 2000034686A
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stirrer
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J Robert Prough
プロウ ジェイ.ロバート
Jerry R Johanson
アール.ヨハンソン ジェリー
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Ahlstrom Machinery Inc
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C7/00Digesters
    • D21C7/08Discharge devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一直径を有するセルロース材貯蔵または処
理部と、その下に設けられた第一直径より少なくとも2
0%小さい第二直径を有する排出部とを有するセルロー
スパルプ取り扱い槽において、従来技術構造に比較して
セルロース材が圧縮される度合いが軽減され、撹拌機
(用いた場合は)の動力要求値が小さくなることを特徴
とする槽アセンブリと細砕セルロース繊維材取り扱い方
法を提供する。 【解決手段】 第一直径部と第二直径部との間に、第一
遷移部である好ましくは実質的に平滑な内部表面を有す
る実質的に円錐台形の遷移部20が設けられる。第一遷
移部の上には第二の単一先細遷移部14を備えることが
できる。少なくとも二本のアーム41と、これらに関連
する櫂形翼18が付いた撹拌機21を、実質的に垂直な
軸の周りに遷移部に回転可能に取り付け、遷移部のセル
ロース材を撹拌することができる。所望ならば、遷移部
自体を、例えば、揺動装置や振動装置で動かすことがで
きる。本発明は、パルプ蒸解缶および浸透槽に特に好適
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に細砕セルロ
ース繊維材を貯蔵あるいは処理する円筒形の槽に関し、
特に前記槽の円錐台形排出口に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】セルロースパルプの製造の際
に細砕セルロース繊維材を処理する場合、細砕セルロー
ス繊維材を幾つかの円筒形の槽に貯蔵し、処理するのが
普通である。これらの槽から細砕セルロース繊維材を排
出する場合、導管や配管に連なる狭隘部から排出し、後
段の処理に送るのが普通である。普通、液中のチップス
ラリー、あるいは繊維スラリーの形になっているセルロ
ース材を槽の狭隘部から排出口へ移動するのに便利なよ
うに、ある形の撹拌機が排出口の近辺に設けられる。こ
の撹拌機は、普通、回転撹拌機または回転作用を有する
排出装置の形を取り、細砕セルロース繊維材を撹拌し、
移動する細砕セルロース繊維材を槽の出口の方向へ導
き、これを排出口から排出するのを促進する。
【0003】しかし、処理される細砕セルロース繊維材
の流路は、普通、従来の処理槽の底部ヘッド、特に連続
蒸解缶の底部ヘッドの幾何学的形状に起因して、劇的な
変化をする必要がある。すなわち、従来の槽での細砕セ
ルロース繊維材の流れは、先ず実質的に下向きの垂直方
向から実質的に横向きの水平方向へと変化し、次いで中
央に位置する出口へと向かわなければならない。この流
路変化は、普通、処理槽に通常用いられる皿形ヘッドの
「ナックル(曲部;knuckle)」の作用に関連して行わ
れる。細砕セルロース繊維材の方向の変化、および方向
の変化に伴って生じる圧縮によって、流路変化が起こっ
ている近傍の細砕セルロース繊維材の液含有量、すなわ
ち、コンシステンシーに劇的な変化が起こることがあ
る。例えば、コンシステンシーが槽の中央部では10〜
15%とすると、槽の壁面近傍ではコンシステンシーは
30〜40%に変化することがある。このようなコンシ
ステンシーの局部変化があると、その領域やその上の領
域の細砕セルロース繊維材自体の流れに影響するのは勿
論のこと、これらの領域に導入される処理液の流れや分
布にも影響する恐れがある。
【0004】また、製紙用セルロースパルプを製造する
細砕セルロース繊維材の処理では、特にセルロース材が
高温のアルカリ性状態にある場合は(この状態は化学的
蒸解缶で底部では普通である)、セルロース材を機械的
撹拌機で処理するのは望ましくはない。セルロース材へ
の撹拌作用、つまり「機械的作用」は、セルロース材に
与える物理的な障害、つまり、後段で製造される紙の強
度を低下させる恐れのある障害に関連している。このよ
うな理由で、槽からのセルロース材排出を機械的作用な
しに行うことができる考案もなされている。これらの技
術は、例えば、米国特許第5,700,355号、第
5,617,975号、第5,500,083号、第
4,958,741号の各明細書または法令発明登録H
1681号の明細書に開示されており、ニューヨーク州
グレンス フォールズ(Glens Falls)のアールストロ
ーム マシ−ナリー社(Ahlstrom Machinery)がダイア
モンドバック(DIAMONDBACK)という商標で販売してい
る。
【0005】また、回転する撹拌機は細砕セルロース繊
維材のスラリー中で翼を回転するエネルギーが必要であ
る。回転作用を有する排出装置は、普通、電気モーター
で駆動される。電気モーターは、機械的伝動装置、例え
ば、ギアボックス、駆動ベルト、または駆動チェーンな
どで排出装置に結合される。これらの装置の駆動に必要
なエネルギーの量は、撹拌装置の幾何学的形状、槽の形
と高さ、撹拌される材料の状態、例えば、それに含まれ
る液量などによって左右される。
【0006】槽を通過するセルロース材の生産量が増加
するにつれて、槽の高さと直径は、これら多量の生産量
を受け入れるために増大する必要がある。これは、撹拌
装置の荷重と撹拌装置の回転に必要なエネルギーまたは
動力の量とに直接影響する。例えば、槽の直径が増加す
るにつれて、槽の直径の大部分が回転装置で「掃過(ス
ウィープ;sweep)」される必要があるので、回転装置の
直径も大きくなる。回転装置は、普通、櫂型の翼を付け
た「アーム(腕)」を備え、アームは中央に配置された
ハブから外側に延びている。槽の直径が大きくなれば、
アームも長くなる必要がある。しかしアームが長くなる
と、セルロース材の撹拌に必要なトルクのモーメントア
ームも増大する。槽の直径の増大によって必要とされる
トルクが増すと、セルロース材の撹拌に必要な動力消費
量が直接的に増大する。従って、回転装置の所要の動力
を最小限に抑えるには、モーメントアームを出来るだけ
小さくすることが好ましい。
【0007】槽の直径に加えて、槽の高さも、撹拌機を
回転させるのにどのくらい動力が必要になるかについて
影響する。処理槽を通過するセルロース材の生産量が増
大すれば、ある所望の滞留時間に対しては、槽の直径ま
たは高さのいづれかを増加する必要がある。普通、処理
槽の設計は、長さ(高さ)の直径に対する比、すなわち
L/D比または長さ/直径比が一定になるように行われ
る。例えば、連続蒸解缶ではL/D比は、10未満の値
に限定されるのが普通である。今日では設計される槽の
典型的な生産量は、500T/D(一日当たりパルプの
トン数)を超え、普通は1,000T/Dを超え、3,
000T/D以上にも達する。槽の直径は槽がどの位の
面積が必要か、すなわち、槽の「足跡」がどのくらい大
きいかに直接影響するので、生産量が大きくなれば、L
/D比を上記のように一定の範囲に保ちながら、槽の高
さを大きくすることで対処するのが普通である。高さを
大きくした方が普通はパルプ工場にとってコストが小さ
くなるからである。(勿論、所望のL/D比となるよう
に槽の直径を大きくしても構わない。)しかし、槽の高
さが大きくなるにつれて、槽の底部のセルロース材に加
わる静圧ヘッドが増大する。上に議論したように、槽の
底部のセルロース材の圧縮程度は、普通、垂直から水平
に変わる底部ヘッド遷移部の近傍で最大になり、この領
域におけるコンシステンシーとセルロース材の流動と液
の流動とに影響が出る。更に、セルロース材のコンシス
テンシーが局所的に高い領域が排出口と排出口撹拌機と
の近傍に生じると、セルロース材の撹拌に対する抵抗が
増大し、セルロース材の撹拌に必要な動力も増大する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のこ
れらの制約に対処するものであって、従来の技術に基づ
いて設計された槽に対比して、セルロース材の圧縮程度
が小さく、動力要求値が小さい槽排出口を提供する。本
発明の広い意味での態様では、第一直径を有する第一断
面部と、第一断面部の下に第一直径より少なくとも20
%小さい第二直径を有する第二断面部とを有し、第一断
面部と第二断面部との間に第一直径から第二直径に至る
遷移部を備えることを特徴とする細砕セルロース繊維材
を貯蔵または処理する円筒形槽が提供される。前記第二
断面部はセルロース材の排出口に用いるのが好ましい。
【0009】槽で行われる処理は、化学パルプ(例え
ば、クラフトパルプ)製造、脱リグニン、洗浄、漂白ま
たは単なる貯蔵などである。この槽は、連続蒸解缶、ま
たは浸透槽のような連続前処理槽であるのが好ましい
が、本発明は、非連続操作の回分式処理、例えば、バッ
チ式蒸解缶にも用いることができる。
【0010】本発明の蒸解缶出口には、出口近傍のセル
ロース材を撹拌し、セルロース材の移動を促進する手段
を備えるのが好ましいが、遷移部の幾何学的形状および
遷移部を通過するセルロース材の輸送効率次第では撹拌
装置が要らないこともある。遷移部の幾何学的形状に起
因して撹拌機が必要となる場合でも、撹拌機の回転に必
要な動力は、対比出来る従来の出口と撹拌機に比較して
少なくとも10%(例えば少なくとも20%)は小さく
できる。
【0011】第一直径は、普通は少なくとも10フィー
ト(約3.05m)、好ましくは少なくとも約20フィ
ート(約6.1m)で、最も好ましくは少なくとも約3
0フィート(約9.2m)である。第二直径は、普通は
少なくとも1フィート(約0.30m)、好ましくは少
なくとも約3フィート(約0.9m)で、最も好ましく
は少なくとも約5フィート(約1.5m)である。
【0012】最も好ましい遷移部は、単純な円錐台形の
遷移部であるが、他の形の遷移部も用いることができ
る。例えば、上記の米国特許明細書に開示されているよ
うな単一縮小部が一個もしくは複数個ある遷移部などで
ある。またはこの遷移部は、単一縮小部の遷移部と一個
または複数個の円錐台形遷移部とを組み合わせたもので
もよい。用いられる典型的な遷移部を一つ挙げると、そ
れは、遷移部を幾つか組み合わせたものであって、第一
直径を有する第一円形断面部からレーストラックのよう
な楕円形状の第二断面部へ縮小する第一単一縮小部と、
レーストラックのような楕円形状の第二断面部から第三
直径を有する第三円形断面部へ縮小する第二単一縮小部
と、第三円形断面部から第二直径に等しい直径を有する
第四円形断面部へ縮小する円錐台形遷移部とを順次に備
えたものである。第三直径は第二直径より大きいのが好
ましい。
【0013】セルロース材用の撹拌機は、出口に配置さ
れた装置であって、駆動機構に接続された中央ハブを有
するのが好ましい。撹拌装置は、このハブに取り付けら
れたアームを少なくとも二本有するのが好ましく、アー
ムは円錐出口部に沿って延び、撹拌装置が回転するにつ
れて円錐出口部がアームで掃過されるようになってい
る。アームには、普通、一本または複数本の櫂形翼が取
り付けられ、これらは撹拌を行うとともに、槽の出口へ
セルロース材を移送する役目を果たす。アームが掃過す
る立体が規定する直径は普通は上記の第三直径より小さ
い。
【0014】ノズルやスクリーンを用いて液を遷移部へ
導入し、セルロース材を排出し易くしたり、排出前にセ
ルロース材を処理、例えば、冷却または希釈したりする
こともできる。
【0015】また、本発明は、第一直径を有する胴部
と、第一直径より少なくとも20%小さい第二直径を有
する排出部と、ある動力要求値を有する排出用撹拌機と
を備える円筒形槽においてセルロース材(例えば、コン
システンシー約10〜15%のセルロース材)を貯蔵ま
たは処理する方法を包含する。本方法は、より詳しくは
(a)槽の第一直径の箇所でセルロース材を貯蔵または
処理し、(b)第一直径から第二直径へと変わる遷移部
(例えば、実質的に円滑で実質的に円錐台形の遷移部)
にセルロース材を通過させ、(c)排出用撹拌機でセル
ロース材を撹拌し、(d)槽の排出口からセルロース材
を排出する諸ステップを包含し、その際、排出用の撹拌
機の動力要求値が、上記遷移部がない場合の動力要求値
より少なくとも10〜20%は小さいことを特徴とす
る。
【0016】本発明の態様の一つによれば、第一直径を
有する胴部と、第一直径より少なくとも20%小さい第
二直径を有する排出部と、ある動力要求値を有する排出
用撹拌機とを備える円筒形槽において細砕セルロース繊
維材を取り扱う方法が提供される。本方法は、(a)槽
の第一直径の箇所で細砕セルロース繊維材を貯蔵または
処理し、(b)第一直径から第二直径へと変わる遷移部
にセルロース材を通過させ、(c)遷移部を流れている
間に排出用撹拌機でセルロース材を撹拌し、(d)槽の
排出口からセルロース材を排出する諸ステップを包含す
る。(b)と(c)とは、排出用の撹拌機の動力要求値
が、上記遷移部がない場合の動力要求値より少なくとも
10%は小さくなるように行われる。
【0017】好ましくは、(b)は、実質的に平滑な内
表面を備えた実質的に円錐台形の遷移部を用いて行われ
る。また、(b)は、更に、遷移部を通過するセルロー
ス材の流れ方向に実質的に直角の仮想線に約40〜50
°の傾斜角を有する内部表面を備えた実質的に円錐台形
の遷移部を用いて行うことができる。本方法では、遷移
部は第一遷移部を含み、従って本方法は、更にセルロー
ス材を上記第一遷移部を通過させる前に単一縮小部を有
する第二遷移部を通過させて行うステップ(e)を更に
含み、その際(b)と(c)とは、動力要求値が少なく
とも20%は小さくなるように行われる。本方法の実際
では、(e)は、断面変化が実質的円形から実質的レー
ストラック様楕円形へ、再び実質的レーストラック様楕
円形から実質的円形へと戻るようにしてセルロース材を
通過させて行うことができる。
【0018】(c)は、櫂形翼付のアームを少なくとも
二本備えた撹拌機を軸の周りに回転させて行うのが好ま
しい。該軸は、遷移部を通過するセルロース材の流れの
方向に対して実質的に平行であり、これと実質的に同心
円状である。その際(b)と(c)とは、撹拌動力要求
値が少なくとも20%は小さくなるように行われる。更
に、普通(c)は、デフレクターコーン(反らせ円錐
体)を備える撹拌機を回転させて行われる。
【0019】本発明は、既存の槽、例えば、蒸解缶や浸
透槽に即座に応用できる。すなわち、普通は上記のよう
な槽は最初は遷移部を備えていないので、本方法として
は、(b)と(c)とを行う前に槽へ遷移部を後から取
り付けるという更なるステップを含む。
【0020】本方法では普通(a)はセルロース材を蒸
解または浸透することによって行われる。本方法として
は、(b)を行う際に、遷移部を動かす、例えば、振動
させる、動揺させる、あるいは往復動させるという機能
を果たすことができる従来の構造を用いる更なるステッ
プを含む。
【0021】本発明の別の態様に従えば、細砕セルロー
ス繊維材を取り扱う槽アセンブリが提供される。このア
センブリは、第一直径のセルロース材貯蔵または処理部
分と、その下の第二直径の排出口と、第一直径と第二直
径との間に配置され実質的に円滑な内部表面を有する実
質的に円錐台形の遷移部とを備え、第二直径が第一直径
より少なくとも20%小さいものである。
【0022】好ましい態様では、遷移部の内部表面は、
磨かれたステンレス鋼で製造され、遷移部の内部表面
は、垂直に対する傾斜角約5〜70°、好ましくは20
〜60°、最も好ましくは30〜50°となるように配
置される。第一直径は少なくとも約10フィート(約
3.05m)で、第二直径は少なくとも約2フィート
(約0.61m)である。
【0023】本発明のアセンブリは、更に、排出部と遷
移部とに配置された撹拌機を備えることができる。この
撹拌機は遷移部のセルロース材を撹拌する。例えば、こ
の撹拌機は、櫂形翼が付いたアームを少なくとも二本備
え、実質的に垂直な軸の周りに回転可能に取り付けられ
ている。この軸は、上記第二直径に実質的に同心円状に
配置される。このような場合、遷移部の内部表面の傾斜
角は、水平に対して約40〜50°である。具体的な構
造の一つでは、この槽は蒸解缶または浸透槽であり、該
アセンブリは、更に、遷移部の直上の箇所で槽に設けら
れた抜き出しスクリーンアセンブリを含む。第二の単一
先細遷移部を第一遷移部の直上に配置するように設ける
こともできる。この第二遷移部の断面は、第一遷移部か
ら最も遠い箇所から第一遷移部の方向で、実質的円形か
ら実質的レーストラック様楕円形へ、再び実質的レース
トラック様楕円形から実質的円形へと戻るように変化さ
せることができる。
【0024】本発明の更に別の態様によれば、第一直径
を有する胴部と、第一直径より少なくとも20%小さい
第二直径を有する排出部とを備える円筒形槽で細砕セル
ロース繊維材を取り扱う方法が提供される。本方法は、
(a)槽の第一直径の箇所でセルロース材を貯蔵または
処理し、(b)第一直径部から第二直径部へと実質的に
円滑な内部表面を有する実質的に円錐台形の遷移部にセ
ルロース材を流し、(c)槽の排出口からセルロース材
を排出することを包含する。
【0025】例えば、(b)は、更に、遷移部内でセル
ロース材を撹拌せずに、遷移部を通過するセルロース材
の流れ方向に実質的に直角の仮想線に約40〜50°の
傾斜角を有する内部表面を備えた実質的に円錐台形の遷
移部を用いて行うことができる。第二遷移部を用いるこ
とも、前に説明したように、行うことができる。
【0026】本発明の主な目的は、従来の槽に比較し
て、セルロース材が圧縮される度合いを軽減し、槽内の
撹拌機の動力要求値を小さくした槽を提供することであ
る。本発明のこの目的および他の目的は、図面の詳細な
説明を吟味し、前記の特許請求の範囲を読めば、より明
快になろう。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、典型的な従来技術の連続
蒸解缶の底部10の立面図であり、一部は断面を示す。
従来技術に従ってパルプ出口11が備えられている。典
型であるが、蒸解缶胴部12は遷移部13を備え、ここ
にスクリーンアセンブリ14を収めている。胴部の下部
には典型的な皿形ヘッド15がある。また、典型的であ
るが、出口には回転作用を有する従来的な「出口装置」
16が備えられ、これには少なくとも二本の半径方向ア
ーム17が櫂形翼18を備えて取り付けられており、セ
ルロース材は、撹拌機で撹拌され、中央の出口に向かっ
て移動される。また、出口装置16には、円錐形の邪魔
板が取り付けられており、出口装置と共に回転する。出
口装置16は、駆動電気モーター17’とギアボックス
18’で直接駆動される。典型であるが、多種多様な液
を蒸解缶の下部とその出口に導入することによって、セ
ルロース材の排出に先立って冷却、希釈することが可能
である。
【0028】図2は、図1に示される出口の断面図の略
図を示す。図2は、従来的な蒸解缶10の底部と、出口
装置16の回転スクレーパーアーム17に対して底部1
0がどのような関係にあるかを、より明快に示してい
る。
【0029】図3は、本発明の槽の態様の一つを本発明
の方法を行うのに用いるのを示す概略図である。ここで
は、図2の楕円表面を有するヘッド15が、実質的に平
滑な円錐台表面20で置き換えられている。その他の箇
所では、図3に示される蒸解缶の下部は、胴部12、遷
移部13、スクリーン14、下部ヘッド15を含めて、
図2に示される下部と本質的に同一である。その結果、
図3に示される下部出口15を通過するセルロース繊維
材(パルプ)は、従来の皿形ヘッドの出口の場合に較べ
て、圧縮を受ける度合いが少なく、その結果としてコン
システンシー変化も少ない。
【0030】図3の出口には、少なくとも二本のアーム
22に櫂形翼23が付いている撹拌装置21を備えるこ
とができる。これらのアーム22は、電気モーターなど
で駆動され、実質的に垂直な軸の周りに回転する。アー
ム22は、実質的に円錐台形の遷移部20の輪郭線をな
ぞるようにするのが好ましく、また、スクリーンアセン
ブリ14の「張り出し部」24の直ぐ下まで延びている
のが好ましい。撹拌装置21には、円錐形のデフレクタ
ーコーン26を備えることができるが、これは必須とい
うわけではない。
【0031】実質的に円錐台形の遷移部20は、ステン
レス鋼で製造するのが好ましく、遷移部20の実質的に
平滑な表面は、磨いて摩擦を少なくするのが好ましい。
遷移部20の角度は、垂直に対して普通は約45°、す
なわち、垂直に対して約40°〜50°である。しか
し、円錐形の遷移部20の角度は約10°、すなわち、
約5°〜20°と小さくすることもできる。このような
狭い角度を用いる時は撹拌装置21は必ずしも必要では
ない。
【0032】円錐台形の遷移部20それ自体は、非静止
形でも良く、その目的のために通常の構造を用いて、回
転、攪拌又は振動させることができる。遷移部20が非
静止形であるとき、別の攪拌装置21は必要の場合もあ
り、また不要の場合もある。
【0033】図4は、本発明の別の態様を概略示す図で
ある。出口の遷移部は単一先細の遷移部30と実質的に
円錐台形の遷移部31とを備える。胴部12、遷移部1
3、スクリーン14、皿形ヘッド15は、従来と同じも
のである。遷移部30は、前記に参考文献として挙げた
米国特許明細書に開示されている単一先細の遷移部に類
似である。遷移部30は、円形断面部分33からレース
トラック様楕円形断面部分34へ変化する第一遷移部分
32を備える。遷移部30の第二遷移部分35は、レー
ストラック様楕円形断面部分34から円形断面部分36
へ変化する遷移部分を備える。円錐台形の遷移部31
は、円形断面部分36から円形断面部分37へ変化する
遷移部である。断面部37は槽12の出口であることが
好ましい。遷移部30には、二個以上の単一先細の遷移
部、すなわち、図示の遷移部30を二個以上設けること
ができる。
【0034】必要ならば、図4に示す出口37には、少
なくとも二本のアーム41、ハブ42、円錐形邪魔板4
3を備えることができる。アーム41には、図2と3と
の撹拌機のように一個以上の櫂形翼(図示せず)を設け
ることができる。必要に応じて、クロスビーム44で概
略示しているように、一個以上のブラケットまたは筋違
い部材でアーム41を支持することができる。
【0035】従って分かることは、本発明に従えば、従
来の槽に比較して、セルロース材が排出される際に圧縮
される度合いが軽減され、撹拌機を用いた場合は、動力
要求値が小さくなることを特徴とする槽アセンブリと細
砕セルロース繊維材取り扱い方法が提供される。以上、
本発明については、最も実際的かつ好ましい態様である
と現在考えられたものについて本明細書に示し、かつ説
明したものであるので、本発明の範囲内で多くの部分的
改変を行うことができることは当業者には明白であろ
う。従って、本発明の特許請求の範囲については、すべ
ての等価のアセンブリおよび方法を含むように最も広く
解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の連続蒸解缶の概略立面図であり、
一部は断面を示す図である。
【図2】 図1の従来技術構造の排出口領域の断面図の
概略一線描画図である。
【図3】 図2と同じような図で、本発明の方法の実施
に用いる本発明の槽排出口を示す図である。
【図4】 図3と同じような図で、本発明の第二の態様
を示す図である。
【符号の説明】
10…蒸解缶底部、11…パルプ出口、12…蒸解缶胴
部、13…遷移部、14…スクリーンアセンブリ、15
…皿形ヘッド、16,37…出口装置、17,22,4
1…撹拌翼アーム、18,23…櫂形翼、17’…モー
ター、18’…ギアボックス、20,31…円錐台形遷
移部、21…撹拌装置、24…張り出し部、26…デフ
レクターコーン、30…単一先細遷移部、33,36,
37…円形断面部、34…レーストラック様断面部、4
2…ハブ、43…円錐形邪魔板、44…クロスビーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェリー アール.ヨハンソン アメリカ合衆国、93401 カルフォルニア 州、サン ルイス オビスポ、アーチャー ストリート 1237

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一直径を有する胴部と、第一直径より
    少なくとも20%小さい第二直径を有する排出部と、あ
    る動力要求値を有する排出用撹拌機とを備えた円筒形槽
    において細砕セルロース繊維材を取り扱う方法であっ
    て、 (a)槽の第一直径部の箇所でセルロース材を貯蔵また
    は処理し、 (b)第一直径から第二直径へと変化する遷移部にセル
    ロース材を通過させ、 (c)遷移部を流れている間に排出用撹拌機でセルロー
    ス材を撹拌し、 (d)槽の排出口からセルロース材を排出する、諸ステ
    ップを包含し、 ステップ(b)と(c)とは、前記排出用撹拌機の動力
    要求値が、上記遷移部がない場合の動力要求値より少な
    くとも10%は小さくなるように行われることを特徴と
    する細砕セルロース繊維材取り扱い方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)が、実質的に平滑な内表
    面を備えた実質的に円錐台形の遷移部を用いて行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ステップ(b)が、遷移部を通過するセ
    ルロース材の流れ方向に実質的に直角の仮想線に対して
    約40〜50°の傾斜角を有する内部表面を備えた実質
    的に円錐台形の遷移部を用いて更に行われることを特徴
    とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記遷移部が第一遷移部を備え、更にセ
    ルロース材を上記第一遷移部を通過させる前に単一縮小
    部を有する第二遷移部を通過させるステップ(e)を更
    に含み、その際ステップ(b)と(c)とは、動力要求
    値が少なくとも20%は小さくなるように行われること
    を特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 ステップ(e)が、断面変化が実質的円
    形から実質的レーストラック様楕円形へ、そして実質的
    レーストラック様楕円形から実質的円形へと戻るように
    してセルロース材を通過させて行われることを特徴とす
    る請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ステップ(c)が、櫂形翼付のアームを
    少なくとも二本備えた撹拌機を、遷移部を通過するセル
    ロース材の流れの方向に対して実質的に平行かつ実質的
    に同心円状である軸の周りに回転させて行われ、その際
    ステップ(b)と(c)とは、動力要求値が少なくとも
    20%は小さくなるように行われることを特徴とする請
    求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 ステップ(c)が、更に、デフレクター
    コーンを備える撹拌機を回転させることによって行われ
    ることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 槽が最初に遷移部を備えていない場合
    に、ステップ(b)と(c)とを行う前に槽へ遷移部を
    後から取り付けるという更なるステップ(e)を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 ステップ(a)が、セルロース材を蒸解
    または浸透することによって行われることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 ステップ(a)が、遷移部の直前の槽
    のスクリーンアセンブリからセルロース材の排出方向へ
    液を取り出すことによって行われることを特徴とする請
    求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ステップ(b)を行う際に遷移部を動
    かすというステップ(e)を更に含むことを特徴とする
    請求項2記載の方法。
  12. 【請求項12】 細砕セルロース繊維材を取り扱う槽ア
    センブリにおいて、 第一直径のセルロース材貯蔵または処理部分とその下の
    第二直径の排出口と、 第一直径と第二直径との間に配置され実質的に円滑な内
    部表面を有する実質的に円錐台形の遷移部とを備え、 第二直径が第一直径より少なくとも20%小さいことを
    特徴とする細砕セルロース繊維材を取り扱う槽アセンブ
    リ。
  13. 【請求項13】 前記遷移部の内部表面が、磨かれたス
    テンレス鋼で製造されることを特徴とする請求項12記
    載のアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記遷移部の内部表面が、垂直に対す
    る傾斜角約5〜50°を有し、第一直径が、少なくとも
    約10フィート(約3.05m)で、第二直径が少なく
    とも約2フィート(約0.61m)であることを特徴と
    する請求項12記載のアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記排出部と遷移部に配設された撹拌
    機を更に備え、前記遷移部のセルロース材を撹拌するこ
    とを特徴とする請求項12記載のアセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記遷移部内部表面の傾斜角が、水平
    に対して約40〜50°であることを特徴とする請求項
    15記載のアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記槽が、蒸解缶または浸透槽であ
    り、前記遷移部の直上の箇所で前記槽に配置された抜き
    出しスクリーンアセンブリを更に備えることを特徴とす
    る請求項15記載のアセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記遷移部が第一遷移部を備え、第二
    の単一先細遷移部を前記第一遷移部の直上に配置して備
    えることを特徴とする請求項12記載のアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記第二遷移部の断面が、前記第一遷
    移部から最も遠い箇所から前記第一遷移部の方向で、実
    質的円形から実質的レーストラック様楕円形へ、そして
    実質的レーストラック様楕円形から実質的円形へと戻る
    ように変化させることことを特徴とする請求項18記載
    のアセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記撹拌機が、櫂形翼が付いた少なく
    とも二本のアームを備え、実質的に垂直で、前記台に直
    径と同心円状である軸の周りに回転可能に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項15記載のアセンブリ。
  21. 【請求項21】 第一直径を有する胴部と、第一直径よ
    り少なくとも20%小さい第二直径を有する排出口とを
    備える円筒形槽において細砕セルロース繊維材を取り扱
    う方法において、 (a)槽の第一直径の箇所でセルロース材を貯蔵または
    処理し、 (b)第一直径部から第二直径部へと変化する実質的に
    円滑な内部表面を有する実質的に円錐台形の遷移部にセ
    ルロース材を流し、 (c)槽の排出口からセルロース材を排出することを特
    徴とする細砕セルロース繊維材取り扱い方法。
  22. 【請求項22】 ステップ(b)が、遷移部内でセルロ
    ース材を撹拌せずに、遷移部を通過するセルロース材の
    流れ方向に実質的に直角の仮想線に約5〜20°の傾斜
    角を有する内部表面を備えた実質的に円錐台形の遷移部
    を用いて更に行われることを特徴とする請求項21記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 前記遷移部が第一遷移部を備え、更に
    第一遷移部にセルロース材を通過させる前にセルロース
    材を第二の単一先細遷移部に通過させるステップ(d)
    を更に含むことを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 ステップ(d)が、断面変化が実質的
    円形から実質的レーストラック様楕円形へ、そして実質
    的レーストラック様楕円形から実質的円形へと戻るよう
    にしてセルロース材を通過させることによって行われる
    ことを特徴とする請求項23記載の方法。
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