JP2000033852A - 車両用キー及び車両用キー通信制御装置 - Google Patents

車両用キー及び車両用キー通信制御装置

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JP2000033852A
JP2000033852A JP20307598A JP20307598A JP2000033852A JP 2000033852 A JP2000033852 A JP 2000033852A JP 20307598 A JP20307598 A JP 20307598A JP 20307598 A JP20307598 A JP 20307598A JP 2000033852 A JP2000033852 A JP 2000033852A
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vehicle
key
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request signal
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Katsuhiko Nishiyama
克彦 西山
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数キー混在化の状況下にあっても、正規の
車両用キーを容易に判別する。 【解決手段】 イモビライザ制御装置からの充電用搬送
波を受信してキーでは、充電を開始し、充電が完了する
と、ホッピングコード生成部56でホッピングコードが
生成され、そのホッピングコードに対応する時間遅れの
タイミングでタイミング制御部54がスイッチ部52を
作動させてトランスポンダから識別コードが送信され
る。ホッピングコードは毎回生成コードが異なるので、
時間遅れのタイミングが毎回異なる。これによって、複
数キーから同時に識別コードが送信されることがない。
これによって、複数のキーがまとめられている場合であ
っても、各キーから送信される識別コードのタイミング
は異なり、イモビライザ制御装置では容易に識別コード
を判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用キー及び車
両用キー通信制御装置にかかり、特に、車両のイグニッ
ションキー等の車両用キー、及びこの車両用キーを車両
側で正規のものであることを判別する車両用キー通信制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両では、エンジンの始動
は、正規のイグニッションキーによってのみ可能として
いる。このような車両に対して、類似キーでエンジンを
始動させたときの盗難を防止するために、イグニッショ
ンキーがキーシリンダに装填されたことと連動して、正
規のイグニションキーが使用されないときにエンジンの
始動を禁止する車両用盗難防止装置が知られている(自
動車技術事例集/発行番号95603:日本自動車工業
会知的財産部会1995.12.1発行)。この技術で
は、車両側からの要求によりイグニッションキーから識
別コードを送信させ、その識別コードを受信して、正規
の識別コードのときにのみエンジン始動を許可するもの
である。
【0003】ところで、複数台の車両を有しているオー
ナは、キーホルダ等に複数のイグニッションキーをまと
めて保持している場合がある。この場合、車両側からの
要求は、複数のイグニッションキー全てについてなされ
るので、各イグニッションキーは識別コードを送信す
る。このため、車両側では、識別コードを同時に受信す
る混信が生じることがある。これによって、キーシリン
ダに装填されていないイグニッションキーの識別コード
受信が障害となり、キーシリンダに装填されたイグニッ
ションキーを識別することができなかった。他の送信電
波との混信を防ぐためには、電波シールドされた区画内
で行えばよいが、車両にシールドさせるための構成を追
加する必要があり、実用的ではない。
【0004】このような問題を解消するため、複数の携
帯機がリクエスト信号を受信した後のIDコードの送信
タイミングを各々異ならせる技術が提案されている(実
開平1−90962号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、同一の車両に属するイグニッションキーすな
わち同一車両に対する識別コードを有する複数のイグニ
ッションキーに対しては送信タイミングを変更するの
で、混信を防止することができるが、複数車両の各々の
イグニッションキーをキーホルダ等にまとめて保持して
いる場合、所定タイミングで応答する処理をするため、
混信することがある。
【0006】なお、イグニッションキー毎に、応答タイ
ミングを予め異ならせて作成することも考えられるが、
識別コードの種類及び識別コード送信時間を考慮する
と、遅延時間が膨大になり、実用的ではない。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、複数キー
混在化の状況下にあっても、正規の車両用キーであるこ
とを判別可能とする車両用キー、及び正規の車両用キー
によるエンジン等の機器始動が可能な車両用キー通信制
御装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の車両用キーは、車両に属する
正規の車両用キーであることを表す識別コードを記憶す
る記憶手段と、車両側から送信された前記識別コードの
送信要求を表す要求信号を受信する受信手段と、受信し
た要求信号に基づいて、車両側への送信開始を遅延させ
るための遅延時間を設定する設定手段と、前記遅延時間
を経過した後に、予め記憶した識別コードを車両側へ送
信する送信手段と、を備えている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用キーにおいて、前記設定手段は、乱数によって
遅延時間を設定することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の車両用キーにおいて前記受信手段は、充電用
搬送波を前記要求信号として受信することを特徴とす
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の車両用キーにおいて、前記受信手段は、受信
した充電用搬送波の強度に基づいて遅延時間を設定する
ことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明の車両用キー通信制
御装置は、車両に属する正規の車両用キーであることを
表す識別コードを予め記録した車両用キーから出力され
た識別コードを受信すると共に、前記車両用キーへ向け
て前記識別コードの送信要求を表す要求信号を予め定め
た強度で送信する車両側送受信手段と、前記要求信号の
強度を変更する変更手段と、前記車両側受信手段で受信
する識別コードに基づいて、前記変更手段を制御し前記
要求信号の強度を変更する変更手段と、前記車両に属す
る正規の車両用キーであることを表す識別コードを記憶
するコード記憶手段と、前記コード入力手段から入力さ
れた識別コードが前記コード記憶手段に記憶された識別
コードに含まれているか否かを判断し、判断結果に基づ
いて、車両側機器の始動の許可・不許可を制御する許可
手段と、を備えている。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の車両用キー通信制御装置において、前記変更手段は、
前記車両側受信手段で識別コードを未受信のとき、前記
要求信号の強度を大きくさせ、前記車両側受信手段で識
別コードを複数受信したとき、前記要求信号の強度を小
さくさせることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の車両用キー通信制御装置において、前記電界強度を検
出する検出手段を前記車両側送受信手段近傍にさらに設
け、前記変更手段は、前記検出手段の検出結果に基づい
て前記要求信号の強度を変更することを特徴とする。
【0015】請求項1の車両用キーは、記憶手段を備え
ており、記憶手段が車両に属する正規の車両用キーであ
ることを表すIDコード等の識別コードを記憶してい
る。車両用キーには、イグニッションキーがある。車両
用キーは、車両側から送信された識別コードの送信要求
を表す要求信号を受信手段によって、受信する。車両側
からの識別コードの送信要求は、車両側で、その車両用
キーが正規のキーであるかを判別するためになされるも
のである。この要求信号を受信すると、設定手段は、受
信手段で受信した要求信号に基づいて、車両側への送信
開始を遅延させるための遅延時間を設定する。この遅延
時間は、車両用キーで受信の毎に異なる遅延時間となる
ように設定されたり、要求信号の受信状態毎に異なる遅
延時間となるようにで設定されたりする。この受信状態
とは、車両に対する位置や送信側からの位置で定まる車
両用キーの状態である。すなわち、複数の車両用キーが
あっても、各距離すなわち車両に対する位置や送信側か
らの位置は各々異なる。従って、要求信号の受信はその
距離に応じて異なることになる。
【0016】従って、複数の車両用キーが要求信号を受
信すると、各車両用キーは、異なる遅延時間が設定され
る。車両用キーでは、送信手段が、遅延時間を経過した
後に、予め記憶した識別コードを車両側へ送信する。こ
れら記憶手段、送信手段及び受信手段として、車両用キ
ーに取り付け可能なものに、例えば、要求信号を受信
し、かつ識別コードを記憶すると共に識別コードを送信
するものとして、トランスポンダがある。このトランス
ポンダを用いた場合には、トランスポンダから識別コー
ドを送信するときの遅延時間を各々異ならせることにな
る。これによって、複数車両を有するオーナがキーホル
ダー等に複数の車両用キーをまとめて所持した場合、各
車両用キーには異なる遅延時間が設定され、複数車両用
キーから同時に識別コードが送信されることがないの
で、混信状態が発生することがない。このため、車両側
では、正規の車両用キーであることの判別が容易とな
る。
【0017】上記の遅延時間について、車両用キーで受
信の毎に異なる遅延時間となるような設定には、請求項
2にも記載したように、設定手段において、乱数によっ
て遅延時間を設定することができる。これによって、遅
延時間は、車両用キーで要求信号を受信毎に異なること
になり、複数の車両用キーが存在する場合であっても、
各車両用キーには異なる遅延時間が設定され、複数車両
用キーから同時に識別コードが送信されずに混信状態が
発生することがないので、車両側では、正規の車両用キ
ーであることの判別が容易となる。
【0018】ここで、トランスポンダ等を有する車両用
キーには、車両側から充電用信号が送出される。そこ
で、請求項3にも記載したように、受信手段は、充電用
搬送波を要求信号として受信することができる。遅延時
間の設定は、要求信号の受信状態すなわち充電用搬送波
の状態でなされる。車両用キーが複数ある場合には車両
に対する位置や送信側からの位置が各々異なる。従っ
て、要求信号の受信すなわち充電用搬送波の強度はその
距離に応じて異なる。このため、充電用搬送波の強度に
より充電時間が異なることになる。そこで、請求項4に
も記載したように、受信手段が、受信した充電用搬送波
の強度に基づいて遅延時間を設定することもできる。従
って、充電用搬送波による充電完了の後に識別コードを
送信する車両用キーは、その充電用搬送波の強度に応じ
て異なる遅延時間で識別コードを送信する。これによっ
て、複数の車両用キーが存在する場合であっても、各車
両用キーには異なる遅延時間が設定され、複数車両用キ
ーから同時に識別コードが送信されずに混信状態が発生
することがないので、車両側では、正規の車両用キーで
あることの判別が容易となる。
【0019】請求項5の車両用キー通信制御装置では、
車両側送受信手段は、車両用キーから出力された識別コ
ードを受信すると共に、車両用キーへ向けて識別コード
の送信要求を表す要求信号を予め定めた強度で送信す
る。車両用キーは、車両に属する正規の車両用キーであ
ることを表す識別コードを予め記録している。複数の車
両用キーが存在する場合、要求信号を送信した結果、略
同時に複数の識別コードが受信されると、混信している
ことになるので、受信した識別コードを判別することが
できない。また、送信した要求信号の強度では車両用キ
ーが識別コードの送信が困難な場合、車両側では識別コ
ードを受信することができない。
【0020】そこで、変更手段は、車両側受信手段で受
信する識別コードに基づいて、変更手段を制御し要求信
号の強度を大きくしたり小さくしたりして変更する。こ
れによって、車両側では要求信号の強度に合致した唯一
の車両用キーの識別コードを受信することができる。こ
の受信した識別コードについて、許可手段では、コード
記憶手段を参照して記憶された識別コードに含まれてい
るか否かを判断する。この判断結果に基づいて、許可手
段は、車両側機器の始動の許可・不許可を制御する。す
なわち、受信した識別コードが、記憶されている識別コ
ードに含まれているときに、車両側機器の始動の許可す
る。
【0021】一方、識別コードが記憶されている識別コ
ードに含まれないときには不許可とする。このように、
要求信号の強度を変更することができるので、車両側で
要求信号の強度に合致した唯一の車両用キーの識別コー
ドを受信することができ、複数の車両用キーが存在する
場合であっても、唯一かつ正規の車両用キーからの識別
コードを受信して、エンジン等の機器の始動を許可でき
るため、盗難防止等の安全性を確保しつつ、正規の車両
用キーであることの判別が容易となる。
【0022】前記変更手段は、請求項6にも記載したよ
うに、前記車両側受信手段で識別コードを未受信のと
き、前記要求信号の強度を大きくさせ、前記車両側受信
手段で識別コードを複数受信したとき、前記要求信号の
強度を小さくさせることができる。このようにすること
によって、要求信号の強度に合致した唯一の車両用キー
の識別コードを容易に車両用キーから送信させることが
できる。
【0023】ところで、前記車両用キー通信制御装置を
取り付ける車両は、同一車種とは限らない。このため、
前記要求信号の強度は、取り付け時に調整する必要があ
る。従って、調整作業が伴い、作業性の煩雑さが増大す
る。そこで、請求項7に記載したように、前記電界強度
を検出する検出手段を前記車両側送受信手段近傍にさら
に設ける。そして、前記変更手段は、前記検出手段の検
出結果に基づいて前記要求信号の強度を変更する。要求
信号の強度変更は、基準となる車両用キーをキーシリン
ダ挿入等のように設置して、この基準車両用キーに対し
て合致した強度となるように変更することができる。こ
のようにすることによって、取り付ける車種等に限定さ
れることなく、かつ調整作業を伴うことなく、一定強度
で要求信号を送信することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は正規
のイグニションキーが使用されないときにエンジン等の
機関始動を禁止するイモビライザ(Imobilizer)制御装
置を備えた車両用盗難防止装置に本発明を適用したもの
である。
【0025】〔第1実施の形態〕図1に示すように、車
両には、イグニッションスイッチを内蔵したキーシリン
ダ10が搭載されている。キーシリンダ10のキー挿入
口側端部には、コイルで構成されたアンテナ12がキー
シリンダ10と同心円状に取り付けられている。アンテ
ナ12は、アンテナ12で受信した信号を増幅するアン
プ28を介して、中央処理装置(CPU)、RAM、及
びROMを含んで構成されたマイクロコンピュータから
なるイモビライザ制御装置16に接続されている。
【0026】また、キーシリンダ10には、キー30が
キーシリンダ10に挿入されたときにオンし、キー30
がキーシリンダ10から引き抜かれたときにオフするキ
ーアンロックウォーニングスイッチ(以下、ウォーニン
グスイッチという)14が取り付けられている。
【0027】このイモビライザ制御装置16には、ウォ
ーニングスイッチ14、ドアが開かれたときにオンし、
かつドアが閉じられたときにオフするカーテシスイッチ
20が更に接続されると共に、登録コードを記憶するメ
モリーが内蔵されている。
【0028】このイモビライザ制御装置16は、マイク
ロコンピュータを含んで構成されたエンジン制御装置
(EFI)22に接続されている。このエンジン制御装
置22には、点火装置24及び燃料噴射装置26が接続
されており、エンジン制御装置22によってエンジンの
点火時期及びエンジンに供給する燃料噴射量が制御され
る。
【0029】なお、キーシリンダ10には、キー30が
挿入されているが、このキー30には、リング40によ
ってキー42、44がまとめられている。キー30、4
2、44は、各々異なる車両のキーであり、各キーには
トランスポンダが埋め込まれており埋め込まれたトラン
スポンダには異なる識別コードが記憶されている。
【0030】また、キー30には、複数のマスターキー
(マスタートランスポンダキー)、複数のサブキー(サ
ブトランスポンダキー)の2種類が用意されており、各
キーに埋め込まれたトランスポンダには識別コードが記
憶されている。
【0031】図2に示すように、キー30には、トラン
スポンダ32が埋め込まれている。トランスポンダ32
の基本構成は、コイルで構成された送受信アンテナ3
4、送受信アンテナ34と共に発振回路を構成するコン
デンサC1、キー30の識別コード(IDコード)を記
憶し、電力が供給されたときにこの識別コードをアンテ
ナ34から送信するICチップ36、及び電磁波エネル
ギーを蓄積するコンデンサC2である。
【0032】このトランスポンダ32によれば、アンテ
ナ12から送信された電磁波エネルギーがアンテナ34
で受信されると、この受信された電磁波エネルギーがコ
ンデンサC2に蓄積され、この蓄積されたエネルギーに
よってICチップ36が起動され、アンテナ34を介し
てアンテナ12側に識別コードが送信される。
【0033】なお、イモビライザ制御装置16には、図
示を省略したアクセサリー(ACC)端子、イグニッシ
ョン端子、スタート端子、及び共通端子を備えたイグニ
ッションスイッチが接続されている。これにより、イグ
ニッションスイッチオンのときにイモビライザ制御装置
16にオン信号が入力される。また、常時車載バッテリ
からイモビライザ制御装置16に電力が供給される構成
とされている。
【0034】図3に示すように、キー30のトランスポ
ンダ32を構成するICチップ36は、識別コードを記
憶したE2 PROM等のコード記憶部50、スイッチ部
52、タイミング制御部54、ホッピングコード生成部
56、及び充電完了検出部58の各機能部から構成され
ている。充電完了検出部58は、コンデンサC2で蓄積
された電磁波エネルギーが予め定めた所定エネルギーに
達したときに充電完了信号を出力するものである。ホッ
ピングコード生成部56は、入力側が充電完了検出部5
8に接続されかつ出力側がタイミング制御部54に接続
されている。このホッピングコード生成部56は、毎回
コードが変化するホッピングコードを、充電完了信号が
入力されたときに生成しかつ出力するものである。
【0035】タイミング制御部54は、入力側がホッピ
ングコード生成部56に接続されかつ出力側がスイッチ
部52の制御側に接続されている。このタイミング制御
部54は、入力されたホッピングコードに対応して遅延
時間を設定し、遅延時間を経過した後にスイッチ部52
の入出力を接続させるものである。スイッチ部52の入
力側は、コード記憶部50に接続されかつ出力側はアン
テナ34に接続されている。従って、タイミング制御部
54によりスイッチ部52の入出力を接続されると、識
別コードをアンテナ34から送信する。
【0036】なお、キー42、44の構成は、キー30
の構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0037】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0038】イグニッションキー30がキーシリンダ1
0へ挿入されると、ウォーニングスイッチ14がオンさ
れ、イモビライザ制御装置16では、図4の処理ルーチ
ンが実行され、ステップ100へ進む。ステップ100
では、イグニッションキー等のキーを充電させるための
充電用信号を出力する。これによって、アンテナ12か
ら充電用搬送波が送信される。キーは、充電用搬送波を
受信して充電を開始する。キーは、充電が完了すると、
識別コードを送信する。次のステップ102では、キー
から送信された識別コードを受信する。このとき、複数
のキーから略同時に識別コードが送信されると、車両側
では信号受信するが、混信により受信した信号から識別
コードを判別するこができない。そこで、次のステップ
104では、識別コードを判別できるか否かを判別する
ことによって、混信しているか否かを判断する。
【0039】混信の場合には、ステップ104で肯定さ
れ、ステップ100へ戻り再度充電用信号を出力する。
一方、ステップ104否定されたときは、唯一の識別コ
ードを判別可能であるため、次のステップ106で、予
め記憶されている識別コードを読み取る。この読み取り
と共に、ステップ106では、読み取った識別コード
と、ステップ102で受信した識別コードとを照合する
照合処理が実行される。すなわち、ステップ106で読
み取った識別コードに、ステップ102で受信した識別
コードが含まれているか否かを検査する。読み取った識
別コードに、受信した識別コードが含まれているとき
は、照合が正しくなされたものとして認証し、含まれて
いないときは照合が不成立として認証しない。
【0040】次のステップ108ではステップ106の
照合結果に基づいて、すなわち認証されたか否かを判断
することによって、キーシリンダにキーが挿入されてい
るか否かを判断する。ステップ106で認証されなかっ
たときはステップ108で否定され、エンジン始動許可
することなく本ルーチンを終了する。一方、ステップ1
06で認証されたときはステップ110へ進む。ステッ
プ110では、キーシリンダに挿入されているキーによ
るエンジン始動を可能とするため、エンジン始動を許可
する。
【0041】次に、複数キーの識別コード送信における
作動を説明する。なお、以下、説明を簡単にするため、
同一構成のキー30とキー42がまとめて保持されてい
る場合について説明する。
【0042】図5(A)に示すように、まずイモビライ
ザ制御装置16は、充電用信号を出力することによりア
ンテナ12から充電用搬送波P1を送信する。この充電
用搬送波P1によって、キー30は、充電を開始し、充
電が完了すると、ホッピングコードが生成され、そのホ
ッピングコードに対応する時間遅れでトランスポンダ3
2から識別コードが送信される(図3参照)。キー30
では、図5(B)に示すように、時間t1の時間遅れで
識別コードの信号Q1を送信する。同様に、キー42も
充電が完了すると、生成されたホッピングコードに対応
する時間遅れで識別コードが送信される。このキー42
では、図5(C)に示すように、時間t2の時間遅れで
識別コードの信号Q2を送信する。
【0043】キー30とキー42とは、時間遅れt1,
t2で識別コード送信するが、時間t1,t2の時間差
が小さいときには、略同時期に識別コードを送信するこ
とになり、イモビライザ制御装置16は、識別コードを
判別することができない(図4のステップ104で否
定)。そこで、再度イモビライザ制御装置16は、充電
用信号を出力することによりアンテナ12から充電用搬
送波P2を送信する。
【0044】この充電用搬送波P2によって、キー30
は、充電が完了すると、前回と異なるホッピングコード
が生成され、そのホッピングコードに対応する時間t3
の時間遅れでトランスポンダ32から識別コードが送信
される。同様に、キー42も充電完了で、前回と異なる
ホッピングコードが生成され、そのホッピングコードに
対応する時間t4の時間遅れで識別コードが送信され
る。図5の例ではt3>>t4であり、識別コード送信
に重複がないので、イモビライザ制御装置16は、識別
コードを判別することができる(図4のステップ104
で肯定)。
【0045】このように、本実施の形態では、識別コー
ドが記録されたトランスポンダを備えている各キーは、
イモビライザ制御装置16からの充電用信号による充電
完了で異なるホッピングコードが生成され、そのホッピ
ングコードに対応する時間遅れで識別コードを送信す
る。これによって、複数のキーがまとめられている場合
であっても、各キーから送信される識別コードのタイミ
ングは異なることになり、イモビライザ制御装置16で
は唯一の識別コードを判別することができる。
【0046】なお、上記実施の形態では、毎回コードが
変化するホッピングコードを生成するホッピングコード
生成部を用いた場合を説明したが、ホッピングコード生
成部に限定されるものではなく、コードが変化すればよ
い。例えば、乱数発生部をホッピングコード生成部に代
えて構成し、毎回異なるコードを生成するようにしても
よい。
【0047】また、上記実施の形態では、ホッピングコ
ードをそのまま用いた場合を説明したが、次の(1)式
が成立する場合には、ホッピングコードの送信時間が大
幅に遅延することが生じるため、ホッピングコードの一
部(例えば、下位4ビット部分)を使用することが好ま
しい。
【0048】 2a ・Tb≧Tc ・・・(1) 但し、a :ホッピングコードのビット数 Tb:ホッピングコードの送信時間 Tc:応答遅れ許容時間
【0049】〔第2実施の形態〕次に、第2実施の形態
を説明する。本実施の形態は、上記実施の形態と略同様
の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。本実施の形態は、通信エラー検出に広く
用いられているエラーチェックパリティを用いて応答タ
イミングを変化させ、混信を回避するものである。
【0050】図6に示すように、本実施の形態では、キ
ー30のトランスポンダ32を構成するICチップ36
は、識別コードを記憶するコード記憶部60B及びカウ
ント数を記憶する応答回数カウンタ60AからなるE2
PROM等の記憶部60、スイッチ部62、CRC−1
6計算回路64、スイッチ部66、タイミング制御部6
8、送信コード生成出力部69、及び充電完了検出部5
8の各機能部から構成されている。
【0051】タイミング制御部68は、入力側が充電完
了検出部58に接続されると共に、スイッチ部66の出
力側に接続されている。タイミング制御部68の出力側
は、スイッチ部62、66の制御側に接続されると共
に、応答回数カウンタ60Aの入力側に接続されてい
る。応答回数カウンタ60Aの出力側はコード記憶部6
0Bの出力側と共に、スイッチ部62の一方の入力側に
接続されている。スイッチ部62の他方の入力側は、コ
ード記憶部60Bの出力側が接続されている。
【0052】スイッチ部62の出力側は、CRC−16
計算回路64の入力側に接続され、CRC−16計算回
路64の出力側は、スイッチ部66の入力側に接続され
ている。スイッチ部66の出力側の一方は、送信コード
生成出力部69に接続され、他方は、タイミング制御部
68の入力側に接続されている。
【0053】スイッチ部62は、タイミング制御部68
からの制御信号によって、コード記憶部60Bの出力側
とCRC−16計算回路64との接続を、応答回数カウ
ンタ60Aの出力側及びコード記憶部60Bの出力側と
CRC−16計算回路64との接続に切り替えるもので
ある。また、スイッチ部66は、タイミング制御部68
からの制御信号によって、CRC−16計算回路64と
送信コード生成出力部69との接続を、CRC−16計
算回路64とタイミング制御部68との接続に切り替え
るものである。
【0054】CRC−16計算回路64は、CRC−1
6演算を行うものであり、スイッチ部62により、コー
ド記憶部60Bの出力側のみが接続されているときは、
識別コードによりCRC−16演算を行い、応答回数カ
ウンタ60Aの出力側及びコード記憶部60Bの出力側
が接続されているときは、識別コードと応答回数(カウ
ント値)によりCRC−16演算を行う。
【0055】タイミング制御部68は、入力されたCR
C−16計算回路64からの演算値に対応して遅延時間
を設定し、遅延時間を経過した後にスイッチ部62をコ
ード記憶部60Bの出力側とCRC−16計算回路64
の入力側とを接続させると共に、CRC−16計算回路
64の出力側と送信コード生成出力部69とを接続させ
るものである。なお、タイミング制御部68から応答回
数カウンタ60Aへ出力する制御信号は、カウントアッ
プ信号として機能し、応答回数カウンタ60Aではこの
信号によりカウント値を増加させる。
【0056】次に、本実施の形態の作用を説明する。以
下、CRC−16計算機能を有するキーを含む、複数キ
ーの識別コード送信における作動を説明する。
【0057】まずイモビライザ制御装置16から充電用
搬送波P1(図5参照)が送信されると、キー30は充
電を開始する。充電が完了すると、タイミング制御部6
8は制御信号を出力する。制御信号はカウントアップ信
号として応答回数カウンタ60Aに入力され、CRC−
16計算回路64にカウントアップされたカウント値及
び識別コードが入力される。
【0058】CRC−16計算回路64は、カウント値
及び識別コードによるCRC−16演算がなされ、遅れ
時間設定のためのコードがタイミング制御部68へ出力
される。タイミング制御部68は、そのコードに対応す
る時間経過(時間遅れ)の後にスイッチ部62、66を
切り替える。このとき、送信コード生成出力部69に
は、識別コードが入力されると共に、CRC−16計算
回路64の計算結果が入力される。この計算結果は、識
別コードのみから生成されるものであり、エラーチェッ
クパリティとして用いられるデータである。
【0059】送信コード生成出力部69では、エラーチ
ェックパリティが付与された識別コードが送信コードと
して生成され、出力される。これによって、トランスポ
ンダ32からエラーチェックパリティが付与された識別
コード(送信コード)が送信される。
【0060】従って、充電完了によりキーでは、応答回
数カウンタのカウント値が増加し、CRC−16の計算
値が毎回異なることになる。これによって、充電完了時
間かたっ送信までのタイミングは、毎回異なることにな
る。
【0061】このように、本実施の形態では、識別コー
ドが記録されたトランスポンダを備えている各キーは、
イモビライザ制御装置16からの充電用信号による充電
完了で異なるコードが生成され、そのコードに対応する
時間遅れで送信コード(エラーチェックパリティが付与
された識別コード)を送信する。これによって、複数の
キーがまとめられている場合であっても、各キーから送
信される識別コードのタイミングは異なることになり、
イモビライザ制御装置16では唯一の識別コードを判別
することができる。
【0062】〔第3実施の形態〕次に、第3実施の形態
を説明する。本実施の形態は、上記実施の形態と略同様
の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。本実施の形態は、充電用搬送波の強度を
用いて応答タイミングを変化させ、混信を回避するもの
である。
【0063】図7に示すように、本実施の形態では、キ
ー30のトランスポンダ32は、充電用搬送波を受信す
るためのコイル72、整流回路74、充電用2次電池7
6、基準電圧発生回路78、コンパレータCP1,CP
2、カウンタCT、充電完了検出部58、及び送信回路
70の各機能部から構成されている。
【0064】コイル72の一端は、整流回路74を介し
て充電用2次電池76の一端に接続され、コイル72の
他端は、整流回路74を介して充電用2次電池76の他
端に接続されている。この充電用2次電池76の他端は
基準電圧発生回路78の負電源側に接続されかつ接地さ
れている。基準電圧発生回路78は、所定電圧Va,V
bを発生する回路である。また、コイル72の他端は、
充電完了検出部58を介して送信回路70の入力側に接
続されている。
【0065】充電用2次電池76の一端は基準電圧発生
回路78の正電源側に接続されると共に、コンパレータ
CP1,CP2の各々の第1入力側に接続されている。
コンパレータCP1の第2入力側は基準電圧発生回路7
8の所定電圧Vaを出力する第1基準電圧出力側に接続
されている。コンパレータCP2の第2入力側は基準電
圧発生回路78の所定電圧Vb(Va<Vb)を出力す
る第2基準電圧出力側に接続されている。
【0066】コンパレータCP1は、第2入力側を基準
として第1入力側の電圧がVa以上でハイレベルの信号
を出力する。コンパレータCP2は、第2入力側を基準
として第1入力側の電圧がVb以上でハイレベルの信号
を出力する。コンパレータCP1の出力側はカウンタC
Tのスタート端に接続され、コンパレータCP2の出力
側はカウンタCTのストップ端に接続されされている。
カウンタCTは、スタート端にハイレベル信号が入力さ
れてからストップ端にハイレベル信号が入力されるまで
フリーカウントするものであり、出力側は、送信回路7
0の制御側に接続されている。
【0067】送信回路70は、識別コードを記憶し、充
電完了検出部58からの信号を入力してから、カウンタ
CTからのカウント値だけの時間を経過した後(時間遅
れ)、識別コードを出力する。この識別コードが送信さ
れる。次に、本実施の形態の作用を説明する。なお、以
下の説明では、キー30がキーシリンダに挿入されて、
アンテナ12最も近い位置にある場合を説明する。
【0068】図8(A)に示すように、まずイモビライ
ザ制御装置16は、充電用信号を出力することによりア
ンテナ12から充電用搬送波P1を送信する。図8
(B)に示すように、キー30は、充電用搬送波P1の
受信開始(時刻ta)によって、充電を開始する。キー
30の充電用2次電池76の電圧は徐々に増加し、電圧
Vaに到達するとコンパレータCP1がハイレベル信号
を出力し、カウンタCTはカウントを開始する。そし
て、充電用2次電池76の電圧が電圧Vbに到達すると
コンパレータCP2がハイレベル信号を出力し、カウン
タCTはカウントを停止する。従って、カウンタCTは
時間t5の間カウントすることになる。これにより、図
8(C)に示すように、送信回路70は、時間t5の間
のカウント値に対応する時間t6だけ時間遅れをもって
識別コードの信号Q1を送信する。
【0069】図8(D)に示すように、キー42は、充
電用搬送波P1の受信開始(時刻ta)によって、充電
を開始する。キー42の充電用2次電池76の電圧は徐
々に増加し、電圧Vaに到達するとカウントを開始し
て、充電用2次電池76の電圧が電圧Vbに到達すると
カウントを停止する。ここで、キー42は、キー30よ
りアンテナ12から離れた位置に位置している。従っ
て、キー42は、キー30より弱い電界で充電されるこ
とになるので、充電中の電圧変化の勾配はなだらかにな
る。従って、キー42のカウンタCTは、キー30のカ
ウンタでカウントする時間t5より長い時間t7(t5
<t7)の間カウントすることになる。これにより、図
8(E)に示すように、送信回路70は、時間t7の間
のカウント値に対応する時間t8だけ時間遅れをもって
識別コードの信号Q2を送信する。このキー42の時間
t8の時間遅れは、キー30の時間t6の時間遅れより
長くなる。
【0070】このように、本実施の形態では、充電用搬
送波の強度に応じて充電完了に必要とする時間が異な
り、すなわちキー位置により充電用搬送波の強度が異な
り、その異なる時間におけるカウント値に応じた時間遅
れで識別コードを送信する。これによって、複数のキー
がまとめられている場合であっても、各キーから送信さ
れる識別コードのタイミングは異なることになり、イモ
ビライザ制御装置16では唯一の識別コードを判別する
ことができる。
【0071】なお、本実施の形態では、最も近い位置す
なわちキーシリンダに挿入したキーの充電完了時間が最
短であることを想定している。すなわち充電中の電圧変
化の勾配はキーシリンダに挿入したキーのものが最も急
勾配になるはずである。ところが、充電用2次電池が劣
化している場合、充電しても、電圧変化の立ち上がりが
遅くなる。このため、キーシリンダに差し込んだ同位置
においても電池劣化していないキーよりも電池劣化した
キーの応答が遅くなる。この応答の遅れの変動を使用当
初から長期間イモビライザ制御装置16で監視すること
によって、劣化度合いを推定することができる。これに
よって、トランスポンダ内の充電用2次電池の劣化状態
を把握することができ、電池寿命に到達する以前にユー
ザに電池交換を促すことができる。
【0072】〔第4実施の形態〕次に、第4実施の形態
を説明する。本実施の形態は、上記実施の形態と略同様
の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。本実施の形態は、イモビライザ制御装置
において充電用搬送波の強度を変化させることで最も近
いキーのみからの応答を可能とし、混信を回避するもの
である。
【0073】図9に示すように、本実施の形態では、イ
モビライザ制御装置16は、充電用搬送波を発生する発
振器80、利得可変のアンプ82(アンプ28に相
当)、演算器84、及び波形成形器86の各機能部から
構成されている。発振器80は、アンプ82を介してキ
ーシリンダ10と同心円状に取り付けられているコイル
で構成されたアンテナ12に接続されている。アンテナ
12は、アンテナ12で受信した信号波形を成形するた
めの波形成形器86を介して演算器84の入力側にに接
続されており、演算器84の出力側は、アンプ82の利
得制御端82Gに接続されている。演算器84では、以
下の処理ルーチンが予め記憶されている。次に、本実施
の形態の作用を説明する。
【0074】イグニッションキー30がキーシリンダ1
0へ挿入されると、ウォーニングスイッチ14がオンさ
れ、イモビライザ制御装置16では、図10の処理ルー
チンが実行され、ステップ120へ進む。ステップ12
0では、キーシリンダ10にキーが挿入されているか否
かを判断し、キーが挿入されているときステップ122
へ進み、キーが挿入されていないとき判断を繰り返す。
【0075】次のステップ122では、アンプ82の利
得を設定することによって、通信時の利得すなわち発信
の電界強度を設定する。この設定は、初回の通信である
ときは予め定めた初期値を設定する。2回目以降の通信
であるときは前回設定した利得を設定する。次のステッ
プ124では、予め定めた所定時間を経過したか否かを
判断する。この所定時間は、所謂タイムアウトであり、
以下に説明する利得の増減を行うことを許容する最大の
所要時間が予め設定されている。
【0076】所定時間を経過したときはステップ124
で肯定され、本ルーチンを終了する。一方、所定時間内
のときは、ステップ124で否定され、次のステップ1
26においてイグニッションキー等のキーを充電させる
ための充電用信号を、設定した利得による強度で出力す
る。これによって、アンテナ12から所定強度の充電用
搬送波が送信される。これに伴ってキーは、充電用搬送
波を受信して充電を開始する。キーは、充電が完了する
と、識別コードを送信する。次のステップ128では、
キーから送信された識別コードの受信の有無を判別する
ことによってキーからの応答があったか否かを判断す
る。応答がないときは、ステップ128で否定され、充
電用搬送波の強度が微弱すぎてキーで充電が困難である
として、次のステップ130において利得の設定値をす
でに設定されている設定値より大きく設定し、ステップ
124へ戻る。
【0077】一方、キーからの応答はあったが(ステッ
プ128で肯定)、複数のキーから略同時に識別コード
が送信された場合、車両側では混信により識別コードを
判別するこができない。例えば、複数のトランスポンダ
から同時応答があった場合には、応答波形に乱れが生じ
る。この乱れを検出することによって複数の応答か否か
を判断することができる。そこで、次のステップ132
では、識別コードを判別できるか否かを判別することに
よって(混信か否か)、複数の応答であるか否かを判断
する。複数の応答であるときは、ステップ132で肯定
され、充電用搬送波の強度が強すぎて複数キーからの応
答を可能としているとして、次のステップ134におい
て利得の設定値をすでに設定されている設定値より小さ
く設定し、ステップ124へ戻る。
【0078】このようにして、アンプの利得を強めたり
弱めたりすることによって、キーシリンダ周辺の充電の
ための電界強度を調整し、キーシリンダに挿入されてい
るキーのみからの応答が可能なように利得に設定する。
【0079】ステップ132で否定されたときは、唯一
の識別コードを判別可能であるため、次のステップ13
6へ進み、イモビライザ制御装置16に予め記憶されて
いる識別コードを読み取る。この読み取りと共に、ステ
ップ136では、読み取った識別コードと、受信した識
別コードとを照合する照合処理が実行される。すなわ
ち、ステップ136で読み取った識別コードに、受信し
たすなわち応答時の識別コードが含まれているか否かを
検査する。読み取った識別コードに、受信した識別コー
ドが含まれているときは、照合が正しくなされたものと
して認証し、含まれていないときは照合が不成立として
認証しない。
【0080】次のステップ138ではステップ136の
照合結果に基づいて、すなわち認証されたか否かを判断
する。ステップ136で認証されなかったときはステッ
プ138で否定され、エンジン始動許可することなく本
ルーチンを終了する。一方、ステップ136で認証され
たときはステップ140へ進む。ステップ140では、
キーシリンダに挿入されているキーによるエンジン始動
を可能とするため、エンジン始動を許可する。
【0081】このように、本実施の形態では、充電用搬
送波の強度を調整することによって、キーシリンダに挿
入されている唯一のキーからの応答を可能としている。
これによって、複数のキーがまとめられている場合であ
っても、キーシリンダに挿入されていない他の各キーで
は充電用搬送波の強度が微弱であり十分な充電が困難で
あることから識別コードが同時に送信されることはな
い。従って、イモビライザ制御装置16ではキーシリン
ダに挿入されている唯一のキーによる識別コードを判別
することができる。
【0082】また、本実施の形態では、キーシリンダに
挿入されている唯一のキーに対して通信が成立する最小
の強度の搬送波を用いるので、トランスポンダが受信す
る搬送波の強度のバラツキが大きくなることがない。こ
のため、トランスポンダの充電後の電圧は略一定にな
る。すなわち、トランスポンダからの応答時の識別コー
ドの伝送速度が一定になる。この伝送速度は、トランス
ポンダ内の発信器により決定されるが、電圧依存性があ
るため、略一定になる電圧による応答で識別コードの伝
送速度は一定になる。これにより、イモビライザ制御装
置側では応答時の識別コードの誤った読み取りが抑制さ
れる。
【0083】〔第5実施の形態〕次に、第5実施の形態
を説明する。本実施の形態は、上記実施の形態と略同様
の構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。本実施の形態は、イモビライザ制御装置
とキーとの共振状態を監視することによって、安定的に
イモビライザ制御装置とキーとの間で通信させるもので
ある。
【0084】図11に示すように、本実施の形態では、
イモビライザ制御装置16は、充電用搬送波を発生する
発振器80、アンプ28、共振制御器91、整流回路9
2、アナログデジタル(A/D)変換器94、制御電圧
発生演算器96、及びデジタルアナログ(D/A)変換
器98の各機能部から構成されている。発振器80は、
アンプ28及び共振制御器91を介してキーシリンダ1
0と同心円状に取り付けられているコイルで構成された
アンテナ12に接続されている。
【0085】共振制御器91は、コイルL1、コンデン
サC3、及び可変容量コンデンサC4から構成されてい
る。アンプ28の出力側にはコンデンサC3の一端が接
続されかつ他端が接地されたアンテナ12の一端が接続
され、コンデンサC3の他端がコイルL1を介してD/
A変換器98に接続されかつ可変容量コンデンサC4を
介して接地されている。
【0086】アンテナ12の近傍には2次捲線90が設
けられている。2次捲線90はアンテナ12を構成する
コイルと同軸状の位置に設置することが好ましく、特に
アンテナ12を構成するコイルに重ねて巻き付けること
が好ましい。2次捲線90の他端は接地され、2次捲線
90の一端は整流回路92を介してA/D変換器94の
入力側に接続されている。整流回路92は、ダイオード
D1、コンデンサC5、及び抵抗R1から構成されてい
る。そして、2次捲線90の一端がダイオードD1を介
してA/D変換器94の入力側に接続されている。この
A/D変換器94の入力側には、コンデンサC5を介し
て接地されかつ抵抗R1を介して接地されている。
【0087】A/D変換器94の出力側は、制御電圧発
生演算器96の入力側に接続され、制御電圧発生演算器
96の出力側はD/A変換器98の入力側に接続されて
いる。なお、制御電圧発生演算器96には、以下の処理
ルーチンが予め記憶されている。
【0088】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0089】イグニッションキー30がキーシリンダ1
0へ挿入されると、ウォーニングスイッチ14がオンさ
れ、イモビライザ制御装置16では、図12の処理ルー
チンが実行され、ステップ150へ進む。ステップ15
0では、キーシリンダ10にキーが挿入されているか否
かを判断し、キーが挿入されているときステップ152
へ進み、キーが挿入されていないとき判断を繰り返す。
【0090】次のステップ152では、制御電圧を発生
する。この制御電圧は、装置そのものの実行が初回の通
信であるときは予め定めた初期値を設定する。2回目以
降すなわち前回制御した結果が記憶されているときは前
回の記憶した制御電圧を読み取ると共にその電圧を発生
させる。これと共に、ステップ152では、アンテナ1
2に発生される電圧による相互誘導で誘起される2次捲
線90の発生電圧Vx1を読み取る。次のステップ15
4では、上記ステップ152で発生させた制御電圧を所
定電圧(微量)だけ増加させ、その電圧を発生させると
共に、このときに、アンテナ12に発生される電圧によ
る相互誘導で誘起される2次捲線90の発生電圧Vy1
を読み取る。
【0091】次のステップ156では、Vx1>Vy1
か否かを判断する。否定判断の場合にはステップ158
へ進み、再度2次捲線90の発生電圧を読み取り、発生
電圧Vx2とする。次のステップ160では、制御電圧
をさらに所定電圧(微量)だけ増加させ、その電圧を発
生させると共に、このときに、アンテナ12に発生され
る電圧による相互誘導で誘起される2次捲線90の発生
電圧Vy2を読み取る。次のステップ162では、Vx
2>Vy2か否かを判断する。肯定判断の場合にはステ
ップ170へ進み、否定判断の場合にはステップ158
へ戻る。
【0092】Vx1≦Vy1の場合には、ステップ15
6で肯定され、ステップ164へ進む。ステップ164
では、再度2次捲線90の発生電圧を読み取り、発生電
圧Vx3とする。次のステップ166では、制御電圧を
所定電圧(微量)だけ減少させ、その電圧を発生させる
と共に、このときに、アンテナ12に発生される電圧に
よる相互誘導で誘起される2次捲線90の発生電圧Vy
3を読み取る。次のステップ168では、Vx3>Vy
3か否かを判断する。肯定判断の場合にはステップ17
0へ進み、否定判断の場合にはステップ164へ戻る。
【0093】このようにして、2次捲線90の発生電圧
が最大すなわち最適に共振している状態となるように、
制御電圧を変更する。
【0094】次のステップ170では、2次捲線90の
発生電圧が最大すなわち最適に共振している制御電圧を
記憶し、次のステップ172へ進む。このステップ17
2はイモビライザ制御装置とトランスポンダとの間の通
信処理であり、例えば上記実施の形態の図4の処理や図
10の処理を実行してもよい。
【0095】このように、本実施の形態では、キーシリ
ンダに設けるアンテナ(コイル)に2次捲線を設けてア
ンテナに発生される電圧による相互誘導で誘起される2
次捲線の発生電圧を監視している。そして、2次捲線の
発生電圧(通信周波数の交流部分の波高値)を最大値に
している。この2次捲線の発生電圧の最大化によって、
アンテナは共振状態すなわち同調されたことになり、ア
ンテナ周辺の金属等の材質にばらつきがあっても、容易
に共振させることができる。従って、従来必要であった
車種毎に異なるコイルインダクタンスの調整が不要とな
り、また、調整のための高精度コンデンサ部品が不要と
なり、簡単な作業でかつ低精度の部品を用いて最適な共
振状態を得ることができる。
【0096】また、本実施の形態では、キーシリンダに
設けるアンテナ(コイル)に2次捲線を設けてアンテナ
に発生される電圧による相互誘導で誘起される2次捲線
の発生電圧を監視しているので、2次捲線の発生電圧の
電圧値が異常(例えば略0)であることを検知すること
によって、アンプの不調やコイル断線等の不具合発生を
容易に検出することができる。
【0097】なお、上記実施の形態では、各々のキーに
おいて識別コード送信のタイミングを変更した場合を説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2
つ以上の複数のキーについてイモビライザ制御装置側で
受信する識別コードのタイミングが異なればよい。すな
わち、2つのキーの場合には、一方のキーでのみ識別コ
ード送信のタイミングを変更すればよいので、従来のキ
ーとの混在も可能である。また、3つ以上の複数キーで
も、1つのキーの識別コード送信のタイミングは固定的
であってもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、車両側からの要求信号に基づいて、車両
側への送信開始を遅延させるための遅延時間を設定する
ことができ、複数車両を有するオーナがキーホルダー等
に複数の車両用キーをまとめて所持した場合であって
も、各車両用キーは異なる遅延時間が設定されるので、
同時に識別コードが送信されることなく、混信状態を発
生させることがない、という効果がある。
【0099】請求項5に記載した発明によれば、車両側
受信手段で受信する識別コードにより要求信号の強度を
大きくしたり小さくしたりして変更手段が変更すること
によって、車両側では要求信号の強度に合致した唯一の
車両用キーの識別コードを受信することができるので、
複数の車両用キーが存在する場合であっても、唯一かつ
正規の車両用キーからの識別コードを受信して、エンジ
ン等の機器の始動を許可できるため、盗難防止等の安全
性を確保しつつ、正規の車両用キーであることの判別が
容易となる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかるイモビライザ
制御装置及びキーの概略構成を示すブロック図である。
【図2】トランスポンダの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図3】第1実施の形態にかかり、キーに設けられたト
ランスポンダ周辺の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施の形態のイモビライザ制御装置の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】第1実施の形態にかかり、複数キーから異なる
タイミングでコード送信することを説明するための説明
図である。
【図6】第2実施の形態にかかり、キーに設けられたト
ランスポンダ周辺の概略構成を示すブロック図である。
【図7】第3実施の形態にかかり、キーに設けられたト
ランスポンダ周辺の概略構成を示すブロック図である。
【図8】第3実施の形態にかかり、キーにおける充電過
程及び複数キーから異なるタイミングでコード送信する
ことを説明するための説明図である。
【図9】第4実施の形態のイモビライザ制御装置周辺の
概略構成を示すブロック図である。
【図10】第4実施の形態のイモビライザ制御装置の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図11】第5実施の形態のイモビライザ制御装置周辺
の概略構成を示すブロック図である。
【図12】第5実施の形態のイモビライザ制御装置の処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 キーシリンダ 12 アンテナ 16 イモビライザ制御装置 28 アンプ 30 キー 32 トランスポンダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に属する正規の車両用キーであるこ
    とを表す識別コードを記憶する記憶手段と、 車両側から送信された前記識別コードの送信要求を表す
    要求信号を受信する受信手段と、 受信した要求信号に基づいて、車両側への送信開始を遅
    延させるための遅延時間を設定する設定手段と、 前記遅延時間を経過した後に、予め記憶した識別コード
    を車両側へ送信する送信手段と、 を備えた車両用キー。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、乱数によって遅延時間
    を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用キ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、充電用搬送波を前記要
    求信号として受信することを特徴とする請求項1または
    2に記載の車両用キー。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、受信した充電用搬送波
    の強度に基づいて遅延時間を設定することを特徴とする
    請求項1または2に記載の車両用キー。
  5. 【請求項5】 車両に属する正規の車両用キーであるこ
    とを表す識別コードを予め記録した車両用キーから出力
    された識別コードを受信すると共に、前記車両用キーへ
    向けて前記識別コードの送信要求を表す要求信号を予め
    定めた強度で送信する車両側送受信手段と、 前記要求信号の強度を変更する変更手段と、 前記車両側受信手段で受信する識別コードに基づいて、
    前記変更手段を制御し前記要求信号の強度を変更する変
    更手段と、 前記車両に属する正規の車両用キーであることを表す識
    別コードを記憶するコード記憶手段と、 前記コード入力手段から入力された識別コードが前記コ
    ード記憶手段に記憶された識別コードに含まれているか
    否かを判断し、判断結果に基づいて、車両側機器の始動
    の許可・不許可を制御する許可手段と、 を備えた車両用キー通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記変更手段は、前記車両側受信手段で
    識別コードを未受信のとき、前記要求信号の強度を大き
    くさせ、前記車両側受信手段で識別コードを複数受信し
    たとき、前記要求信号の強度を小さくさせることを特徴
    とする請求項5に記載の車両用キー通信制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電界強度を検出する検出手段を前記
    車両側送受信手段近傍にさらに設け、前記変更手段は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記要求信号の強度
    を変更することを特徴とする請求項5に記載の車両用キ
    ー通信制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN115042744A (zh) * 2022-03-30 2022-09-13 东风汽车集团股份有限公司 一种介入无线充电功能的钥匙不在车内提示功能控制方法

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