JP2000033214A - 円筒フィルタの成形方法及び成形装置 - Google Patents
円筒フィルタの成形方法及び成形装置Info
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- JP2000033214A JP2000033214A JP10200685A JP20068598A JP2000033214A JP 2000033214 A JP2000033214 A JP 2000033214A JP 10200685 A JP10200685 A JP 10200685A JP 20068598 A JP20068598 A JP 20068598A JP 2000033214 A JP2000033214 A JP 2000033214A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属多孔製の円筒フィルタを均一に、効率良
く作れるようにすることである。 【解決手段】 金属多孔体の素材シートAを芯金2と成
形ロール3、4間に挟み込み、芯金2と成形ロール3、
4を回転させて素材シートAの圧縮と芯金2上への巻き
取りを行う。この方法によれば、従来必要とした巻き取
り後のスエージング加工が不要であり、加工の合理化と
品質の均一化が図れる。
く作れるようにすることである。 【解決手段】 金属多孔体の素材シートAを芯金2と成
形ロール3、4間に挟み込み、芯金2と成形ロール3、
4を回転させて素材シートAの圧縮と芯金2上への巻き
取りを行う。この方法によれば、従来必要とした巻き取
り後のスエージング加工が不要であり、加工の合理化と
品質の均一化が図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒フィルタの
製造過程において、素材である金属多孔体のシートを効
率良く均一に円筒形に成形するための方法と、加工の自
動化を可能ならしめる成形装置に関する。
製造過程において、素材である金属多孔体のシートを効
率良く均一に円筒形に成形するための方法と、加工の自
動化を可能ならしめる成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属多孔体製のフィルタは、各種流体の
濾過に用いられるが、特に最近脚光を浴びているDPF
(ディーゼルエンジン・パティキュレート・フィルタ)
としての用途が大きい。DPFに用いられる金属多孔体
製のフィルタは、ディーゼルエンジンの排気経路に取り
付けられ、主として排気ガス中のPM(パティキュレー
ト・マター)と称する微粒の炭素と燃料の熱分解成分で
構成させる黒煙状の大気汚染物質(煤)を除去するため
に用いられる。
濾過に用いられるが、特に最近脚光を浴びているDPF
(ディーゼルエンジン・パティキュレート・フィルタ)
としての用途が大きい。DPFに用いられる金属多孔体
製のフィルタは、ディーゼルエンジンの排気経路に取り
付けられ、主として排気ガス中のPM(パティキュレー
ト・マター)と称する微粒の炭素と燃料の熱分解成分で
構成させる黒煙状の大気汚染物質(煤)を除去するため
に用いられる。
【0003】PMは、微粒であり、排気ガスのガス流速
とほぼ同等の速度で流れるため、これを除去するには、
フィルタの目の粗さを適切に調整することが極めて重要
であり、且つ、排気流速による圧力損を極力抑えるため
の工夫が必要である。
とほぼ同等の速度で流れるため、これを除去するには、
フィルタの目の粗さを適切に調整することが極めて重要
であり、且つ、排気流速による圧力損を極力抑えるため
の工夫が必要である。
【0004】そこで、DPFは、濾過面積を大きく、且
つフィルタの目を細かく、フィルタの厚みを大きくする
ことが良いとされる。いわゆる濾過操作を面で行うので
はなく、深さを含めた三次元で対処するものである。そ
して濾過面積を大きく取るために、排気ガスの流れ方向
に対し、平行な濾過面を多くし、また、一段で濾過する
のではなく多段で濾過する濾過方法なども検討されてい
る。
つフィルタの目を細かく、フィルタの厚みを大きくする
ことが良いとされる。いわゆる濾過操作を面で行うので
はなく、深さを含めた三次元で対処するものである。そ
して濾過面積を大きく取るために、排気ガスの流れ方向
に対し、平行な濾過面を多くし、また、一段で濾過する
のではなく多段で濾過する濾過方法なども検討されてい
る。
【0005】ここで、金属多孔体がこのような濾過装置
に好都合であるのは、捕捉されたPMを排気ガスの温度
にプラスして加熱する方法で、定期的に燃焼除去する場
合、金属の熱伝導性の良さによりフィルタの一部を局部
加熱することなく、均等に燃焼することが可能だからで
ある。
に好都合であるのは、捕捉されたPMを排気ガスの温度
にプラスして加熱する方法で、定期的に燃焼除去する場
合、金属の熱伝導性の良さによりフィルタの一部を局部
加熱することなく、均等に燃焼することが可能だからで
ある。
【0006】このような用途における金属多孔体に対し
ての要求仕様は以下のようになる。第1にコンパクトで
あること、第2に排気ガスの種々変化するガス流速に対
し、強度及び形状を維持できること、第3に所要の目の
粗さをもつことである。
ての要求仕様は以下のようになる。第1にコンパクトで
あること、第2に排気ガスの種々変化するガス流速に対
し、強度及び形状を維持できること、第3に所要の目の
粗さをもつことである。
【0007】このうち、1、2の要求仕様に対しては、
フィルタを円筒形にし、さらに、金属多孔体の素材シー
トを幾重にも巻いて固めるのがよい。また、要求仕様3
の目の粗さについては、素材シートを圧縮してフィルタ
の目を細かくする必要がある。
フィルタを円筒形にし、さらに、金属多孔体の素材シー
トを幾重にも巻いて固めるのがよい。また、要求仕様3
の目の粗さについては、素材シートを圧縮してフィルタ
の目を細かくする必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】金属多孔体は、樹脂発
泡体や樹脂或いはその他の可燃性材料で作られた不織
布、フェルト等を母材にしてその母材の骨格表面に、メ
ッキや金属粉の塗布焼結などで金属層を形成し、母材を
焼却除去する方法で作られる。従って、性質的に脆く、
シート状であっても強度が損われる折り曲げ等の加工は
難しい。
泡体や樹脂或いはその他の可燃性材料で作られた不織
布、フェルト等を母材にしてその母材の骨格表面に、メ
ッキや金属粉の塗布焼結などで金属層を形成し、母材を
焼却除去する方法で作られる。従って、性質的に脆く、
シート状であっても強度が損われる折り曲げ等の加工は
難しい。
【0009】従来は、金属多孔体のシートを所定の長
さ、形状に切断した後、人手で補助しながら芯金に巻き
付け、その後、スエージング機で成形、圧縮を行ってい
たが、巻付けと成形、圧縮を別工程で行うこの方法で
は、生産効率を高め難い。また、巻き取り後に成形、圧
縮を行うと、シートの巻回層にゆるみや皺等が生じるこ
とがあり、均一な円筒状フィルタを得るのも難しい。
さ、形状に切断した後、人手で補助しながら芯金に巻き
付け、その後、スエージング機で成形、圧縮を行ってい
たが、巻付けと成形、圧縮を別工程で行うこの方法で
は、生産効率を高め難い。また、巻き取り後に成形、圧
縮を行うと、シートの巻回層にゆるみや皺等が生じるこ
とがあり、均一な円筒状フィルタを得るのも難しい。
【0010】さらに、素材シートが凹凸のある金属であ
るので、引っ掛りが多く、手作業での取扱いでは、怪我
をしないように十分な注意を払う必要があり、これも生
産性を低下させる原因となる。
るので、引っ掛りが多く、手作業での取扱いでは、怪我
をしないように十分な注意を払う必要があり、これも生
産性を低下させる原因となる。
【0011】そこで、この発明は、金属多孔体のシート
を円筒状に仕上げるまでの加工の合理化と自動化及び円
筒の均一化を図れるようにすることを課題としている。
を円筒状に仕上げるまでの加工の合理化と自動化及び円
筒の均一化を図れるようにすることを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決策とし
て、この発明では以下の成形方法と成形装置を開発し
た。
て、この発明では以下の成形方法と成形装置を開発し
た。
【0013】その方法は、金属多孔体のシートを、円筒
状の芯金と成形ロール間に挟み込み、芯金を回転させて
前記金属多孔体のシートを圧縮しつつ芯金の外周に1周
以上巻き付けて円筒状に成形することを特徴とするもの
である。
状の芯金と成形ロール間に挟み込み、芯金を回転させて
前記金属多孔体のシートを圧縮しつつ芯金の外周に1周
以上巻き付けて円筒状に成形することを特徴とするもの
である。
【0014】かかる方法によると、成形と同時に行われ
る圧縮加工によって仕様通りのフィルタ厚みと目の粗さ
を得ることができ、加工の合理化が図れる。また、圧縮
と巻き取りを並行して進めるので、ゆるみや皺が発生し
ない。さらに、成形ロールの位置を変えるだけで円筒の
サイズ変動に対応でき、ロットの変更等も容易になる。
る圧縮加工によって仕様通りのフィルタ厚みと目の粗さ
を得ることができ、加工の合理化が図れる。また、圧縮
と巻き取りを並行して進めるので、ゆるみや皺が発生し
ない。さらに、成形ロールの位置を変えるだけで円筒の
サイズ変動に対応でき、ロットの変更等も容易になる。
【0015】また、DPFは著しい温度変化に晒される
ので、製品の円筒フィルタに大きなストレスが残されて
いるのは好ましくないが、成形ロールを芯金の周りに複
数本設置し、この成形ロールを芯金とは逆回りに回転駆
動することにより、金属多孔体のシートに強度のストレ
スがかかるのを防止でき、完成した円筒フィルタの残留
ストレスも減少させ得る。なお、成形ロールの回転駆動
は、シートの送り速度に同期させるか又は芯金の回転を
助長する速度にするのがよい。その理由は後に述べる。
ので、製品の円筒フィルタに大きなストレスが残されて
いるのは好ましくないが、成形ロールを芯金の周りに複
数本設置し、この成形ロールを芯金とは逆回りに回転駆
動することにより、金属多孔体のシートに強度のストレ
スがかかるのを防止でき、完成した円筒フィルタの残留
ストレスも減少させ得る。なお、成形ロールの回転駆動
は、シートの送り速度に同期させるか又は芯金の回転を
助長する速度にするのがよい。その理由は後に述べる。
【0016】さらに、複数の成形ロールのうち、少なく
とも1本が成形面に凹凸を持ち、そのロールによる成形
で芯金に巻かれた金属多孔体のシートの厚み分布に差を
付けると、圧縮が強く行われた部分が強化されて円筒フ
ィルタの強度が増す。
とも1本が成形面に凹凸を持ち、そのロールによる成形
で芯金に巻かれた金属多孔体のシートの厚み分布に差を
付けると、圧縮が強く行われた部分が強化されて円筒フ
ィルタの強度が増す。
【0017】このほか、金属多孔体のシートを、フープ
巻きしたドラムから巻き戻して供給し、送りロールによ
り計尺しつつ送り、設定長さでの切断、側部の部分的な
縁取りを行って、成形ロールに送る方法を採ると、端部
厚みが薄くて口金や遮断板などの取付けがし易い円筒フ
ィルタを連続的に作ることができる。
巻きしたドラムから巻き戻して供給し、送りロールによ
り計尺しつつ送り、設定長さでの切断、側部の部分的な
縁取りを行って、成形ロールに送る方法を採ると、端部
厚みが薄くて口金や遮断板などの取付けがし易い円筒フ
ィルタを連続的に作ることができる。
【0018】次に、この発明の成形装置は、上記の方法
を実行するために、回転駆動源を有する円筒状の芯金
と、その芯金と平行配置の成形ロールと、この成形ロー
ルに成形圧を加えるロール位置制御の可能な加圧装置
と、金属多孔体のシートをクランプしてそのシートの先
端部が芯金上に載る位置まで送る送り装置と、芯金上に
移動した前記シートの先端部を芯金との間に挟みつけて
芯金と共に回転する先端押さえ爪とを備えるものにして
いる。この装置は、成形ロールを複数本とし、その中の
少なくとも1本のロールの成形面に凹凸を形成すると、
他の部分よりも高い強度が要求される端部などをより強
く圧縮して強化することができる。
を実行するために、回転駆動源を有する円筒状の芯金
と、その芯金と平行配置の成形ロールと、この成形ロー
ルに成形圧を加えるロール位置制御の可能な加圧装置
と、金属多孔体のシートをクランプしてそのシートの先
端部が芯金上に載る位置まで送る送り装置と、芯金上に
移動した前記シートの先端部を芯金との間に挟みつけて
芯金と共に回転する先端押さえ爪とを備えるものにして
いる。この装置は、成形ロールを複数本とし、その中の
少なくとも1本のロールの成形面に凹凸を形成すると、
他の部分よりも高い強度が要求される端部などをより強
く圧縮して強化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の成形方法の一
例の工程図を示す。図1(a)において、金属多孔体の
素材シートAが成形部の芯金2上に達すると、上部成形
ロール3が下降し、芯金2との間に素材シートAを挾み
込む。その状態で芯金2と上部成形ロール3が回転し、
素材シートAを円筒状に丸めていく。また、芯金2に巻
き付いた素材シートAは、図1(b)の工程で下部成形
ロール4により下方から芯金2に押し付けられ、さら
に、丸められると同時に所定の比率で圧縮される。下部
成形ロール4の成形面には凹凸があり、その凹凸により
素材シートAの各部の圧縮率に差が生じる(図の場合、
シートの両側縁部が幅方向中央部よりも強く圧縮されて
厚みが薄くなる)。
例の工程図を示す。図1(a)において、金属多孔体の
素材シートAが成形部の芯金2上に達すると、上部成形
ロール3が下降し、芯金2との間に素材シートAを挾み
込む。その状態で芯金2と上部成形ロール3が回転し、
素材シートAを円筒状に丸めていく。また、芯金2に巻
き付いた素材シートAは、図1(b)の工程で下部成形
ロール4により下方から芯金2に押し付けられ、さら
に、丸められると同時に所定の比率で圧縮される。下部
成形ロール4の成形面には凹凸があり、その凹凸により
素材シートAの各部の圧縮率に差が生じる(図の場合、
シートの両側縁部が幅方向中央部よりも強く圧縮されて
厚みが薄くなる)。
【0020】芯金2に対する巻き付けが途中まで進んだ
後、更に図1(d)のように、素材シートAの両側を縁
取りした部分の巻き付けがなされ、シートAの終端を巻
き終えたところで巻回層の全体厚みが所要厚みに達して
巻付け成形が完了する。
後、更に図1(d)のように、素材シートAの両側を縁
取りした部分の巻き付けがなされ、シートAの終端を巻
き終えたところで巻回層の全体厚みが所要厚みに達して
巻付け成形が完了する。
【0021】金属多孔体の素材シートAは、表面全域に
無数の突起を保有しており、巻き重ねて成形ロールで加
圧するとその突起が互いにかみ合うため、接着や特別の
接合を行わなくても強固に密着して成形後の形状が保持
される。図1(e)のように、巻き付け完了後、上部成
形ロール3、下部成形ロール4が成形済みシートから離
れ、成形済みシートが芯金2から取外されて金属多孔体
製の円筒フィルタ30が出来る。
無数の突起を保有しており、巻き重ねて成形ロールで加
圧するとその突起が互いにかみ合うため、接着や特別の
接合を行わなくても強固に密着して成形後の形状が保持
される。図1(e)のように、巻き付け完了後、上部成
形ロール3、下部成形ロール4が成形済みシートから離
れ、成形済みシートが芯金2から取外されて金属多孔体
製の円筒フィルタ30が出来る。
【0022】その、円筒フィルタ30の外観を図1
(f)に示す。この円筒フィルタ30は、素材シートA
の両側部の部分的縁取りにより両端の厚みが幅方向中央
部の厚みよりも薄くなっている。但し、両端部は、幅方
向中央部よりもきつく圧縮されているので、強度が不足
することはない。
(f)に示す。この円筒フィルタ30は、素材シートA
の両側部の部分的縁取りにより両端の厚みが幅方向中央
部の厚みよりも薄くなっている。但し、両端部は、幅方
向中央部よりもきつく圧縮されているので、強度が不足
することはない。
【0023】このような形状の筒状フィルタ(異径フィ
ルタ)を同心上に数個配置し、入り口と出口を交互に遮
断板31で塞ぐと図2(a)の如き濾過面積の大きなフ
ィルタユニット32が出来る。また、図2(b)に示す
ように、入口側は全面に遮蔽板31を付け、出口側では
最小径の筒状フィルタの口を開ける構造にすると、最外
周から内側に流体を通して濾過する濾過率の高い多段フ
ィルタユニット33が出来る。
ルタ)を同心上に数個配置し、入り口と出口を交互に遮
断板31で塞ぐと図2(a)の如き濾過面積の大きなフ
ィルタユニット32が出来る。また、図2(b)に示す
ように、入口側は全面に遮蔽板31を付け、出口側では
最小径の筒状フィルタの口を開ける構造にすると、最外
周から内側に流体を通して濾過する濾過率の高い多段フ
ィルタユニット33が出来る。
【0024】なお、下部成形ロール4は、省略可能であ
るが、ロールを上部成形ロール3のみとし、そのロール
3に凹凸を付け、成形と同時に凹凸を付す方法では加工
品質が低下するので、凹凸付けを行う場合には、下部成
形ロール4を加えた方がよい。また、芯金2上に送り込
んだ素材シートAの先端部を芯金と共に回転する先端押
え爪5(図1(a)参照)で芯金2との間に挾み、素材
シートAが少なくとも1周巻かれるまではその爪5によ
るクランプを継続すると、自動化作業でのシートの巻き
付けが確実になされる。
るが、ロールを上部成形ロール3のみとし、そのロール
3に凹凸を付け、成形と同時に凹凸を付す方法では加工
品質が低下するので、凹凸付けを行う場合には、下部成
形ロール4を加えた方がよい。また、芯金2上に送り込
んだ素材シートAの先端部を芯金と共に回転する先端押
え爪5(図1(a)参照)で芯金2との間に挾み、素材
シートAが少なくとも1周巻かれるまではその爪5によ
るクランプを継続すると、自動化作業でのシートの巻き
付けが確実になされる。
【0025】さらに、素材シートAは、図1(d)に示
すように後端を送り装置6で挟んでおき、その送り装置
6で素材シートAに加えられた張力を保持しながら巻き
付けを行うと、皺及びシート蛇行の防止効果が生じて好
ましい。
すように後端を送り装置6で挟んでおき、その送り装置
6で素材シートAに加えられた張力を保持しながら巻き
付けを行うと、皺及びシート蛇行の防止効果が生じて好
ましい。
【0026】図3乃至図7に、この発明の成形装置の実
施形態を示す。
施形態を示す。
【0027】図3は、円筒フィルタ製造装置全体の概略
図である。同図において、サプライ装置20にセットさ
れたドラム21からフープ巻きされた金属多孔体の素材
シートAが巻き戻されて送り出され、数個のガイドロー
ル22により張力の安定化がなされ、計尺送りロール2
3、形状切断装置24、屑押えロール25、定尺切断装
置26経由で成形装置1に至る。
図である。同図において、サプライ装置20にセットさ
れたドラム21からフープ巻きされた金属多孔体の素材
シートAが巻き戻されて送り出され、数個のガイドロー
ル22により張力の安定化がなされ、計尺送りロール2
3、形状切断装置24、屑押えロール25、定尺切断装
置26経由で成形装置1に至る。
【0028】成形装置1は、図4に示す芯金2、上部成
形ロール3、下部成形ロール4、図7に示す先端押え爪
5、図4の送り装置6、中間押え装置7、図5、図6に
示す上部成形ロール3用の昇降装置8、回転駆動装置
9、下部成形ロール4用の昇降装置10、回転駆動装置
11、図5に示す芯金2の回転駆動装置12によって構
成されている。
形ロール3、下部成形ロール4、図7に示す先端押え爪
5、図4の送り装置6、中間押え装置7、図5、図6に
示す上部成形ロール3用の昇降装置8、回転駆動装置
9、下部成形ロール4用の昇降装置10、回転駆動装置
11、図5に示す芯金2の回転駆動装置12によって構
成されている。
【0029】なお、図4の計尺送りロール23から定尺
切断装置26までの各要素と成形装置1を構成する送り
装置6、中間押え装置7は、図4に示す昇降装置27に
よって高さ位置を調整できる。その高さ位置の調整は、
芯金2に巻かれた素材シートAが巻き太るにつれて巻付
点が変位するので、その変位を吸収するために行われ
る。
切断装置26までの各要素と成形装置1を構成する送り
装置6、中間押え装置7は、図4に示す昇降装置27に
よって高さ位置を調整できる。その高さ位置の調整は、
芯金2に巻かれた素材シートAが巻き太るにつれて巻付
点が変位するので、その変位を吸収するために行われ
る。
【0030】図4に示すように、送り装置6は、クラン
プ6aをガイドレール6bに吊り下げ、そのクランプ6
aで素材シートAの中央部を挾み、駆動源を有する送り
機構(図示せず)でクランプ6aをガイドレール6bに
沿って前進させて素材シートAに送りをかけるようにし
てある。
プ6aをガイドレール6bに吊り下げ、そのクランプ6
aで素材シートAの中央部を挾み、駆動源を有する送り
機構(図示せず)でクランプ6aをガイドレール6bに
沿って前進させて素材シートAに送りをかけるようにし
てある。
【0031】また、中間押え装置7は、押えプレート7
aを、シリンダ7bとシリンダ7cで昇降させ、かつ送
り方向に進退させるようにしてある。
aを、シリンダ7bとシリンダ7cで昇降させ、かつ送
り方向に進退させるようにしてある。
【0032】図5、図6の昇降装置8、10、回転駆動
装置10、11はいずれも、サーボモータを駆動源とす
る装置である。
装置10、11はいずれも、サーボモータを駆動源とす
る装置である。
【0033】芯金2の回転駆動装置12も、サーボモー
タを駆動源にしている。この装置12は、図5、図7に
示すように、サーボモータ12aからの駆動力をクラッ
チ12b、駆動軸12cを介して支軸12dに伝え、そ
の支軸12dで支えた芯金2を回転させる。支軸12d
の図中右端は、可動軸受12eに支えられている。可動
軸受12eは2軸方向(支軸長手方向及び紙面と垂直方
向)に動く図5のスライドテーブル12fに取付けてあ
り、その可動軸受12eを支軸12dの右端がソケット
12gから外れる図5の鎖線位置及び図6の鎖線位置に
退避させて芯金2からの完成円筒フィルタの取外しや芯
金2のサイズ交換を行なう。図7の12hはソケット1
2gに設けたトルク伝達ピンであり、支軸12dの右端
のスリットに嵌まる。
タを駆動源にしている。この装置12は、図5、図7に
示すように、サーボモータ12aからの駆動力をクラッ
チ12b、駆動軸12cを介して支軸12dに伝え、そ
の支軸12dで支えた芯金2を回転させる。支軸12d
の図中右端は、可動軸受12eに支えられている。可動
軸受12eは2軸方向(支軸長手方向及び紙面と垂直方
向)に動く図5のスライドテーブル12fに取付けてあ
り、その可動軸受12eを支軸12dの右端がソケット
12gから外れる図5の鎖線位置及び図6の鎖線位置に
退避させて芯金2からの完成円筒フィルタの取外しや芯
金2のサイズ交換を行なう。図7の12hはソケット1
2gに設けたトルク伝達ピンであり、支軸12dの右端
のスリットに嵌まる。
【0034】先端押え爪5は、図7に示すように2個あ
り、その2個の爪を芯金2の両端部に配置している。図
中左側の先端押え爪5は、駆動軸12cの外周にプレー
ト5aを軸方向スライド可能かつ相対回転不可に取付
け、そのプレート5aに径方向スライド自在に取付けて
おり、ばね(図示せず)の力で芯金2の外周に押し当て
られる。その爪5を爪上下シリンダ5bで押し上げると
爪5が芯金2から離れ、芯金2との間に素材シートを挟
むことができる。また、プレート5aを前後シリンダ5
cとばね5dで押し引きして爪5を退避点からクランプ
点に、或はその逆に動かす。
り、その2個の爪を芯金2の両端部に配置している。図
中左側の先端押え爪5は、駆動軸12cの外周にプレー
ト5aを軸方向スライド可能かつ相対回転不可に取付
け、そのプレート5aに径方向スライド自在に取付けて
おり、ばね(図示せず)の力で芯金2の外周に押し当て
られる。その爪5を爪上下シリンダ5bで押し上げると
爪5が芯金2から離れ、芯金2との間に素材シートを挟
むことができる。また、プレート5aを前後シリンダ5
cとばね5dで押し引きして爪5を退避点からクランプ
点に、或はその逆に動かす。
【0035】図中右側の先端押え爪5は、ソケット12
gに取付けたプレート5eで径方向スライド自在に支持
している。この右側の爪5も、ばね5fの力で引き下
げ、爪上下シリンダ5bで押し上げるが、退避は左側の
爪と違って可動軸受12eを一定量図の右方に引き動か
す方法でなされる。
gに取付けたプレート5eで径方向スライド自在に支持
している。この右側の爪5も、ばね5fの力で引き下
げ、爪上下シリンダ5bで押し上げるが、退避は左側の
爪と違って可動軸受12eを一定量図の右方に引き動か
す方法でなされる。
【0036】以上の如く構成した成形装置1は、途中ま
で送り込まれた素材シートAを図4の送り装置6が掴ん
で成形部に送り込む。その送りにより、素材シートAの
先端が芯金2上に載ると、図7の爪上下シリンダ5bに
よって押し上げた先端押え爪5が退避点から前進し、シ
リンダ5bの押し上げ解除により素材シートAの先端両
側部を芯金2との間に挟む。また、上部成形ロール3も
下降して芯金2との間に素材シートAを挾み、送り装置
6がクランプを解いて戻され、代わりに中間押え装置7
が上昇、前進して芯金2の近くで素材シートAを下から
支え、ロールと芯金が回転駆動されて成形加工が開始さ
れる。
で送り込まれた素材シートAを図4の送り装置6が掴ん
で成形部に送り込む。その送りにより、素材シートAの
先端が芯金2上に載ると、図7の爪上下シリンダ5bに
よって押し上げた先端押え爪5が退避点から前進し、シ
リンダ5bの押し上げ解除により素材シートAの先端両
側部を芯金2との間に挟む。また、上部成形ロール3も
下降して芯金2との間に素材シートAを挾み、送り装置
6がクランプを解いて戻され、代わりに中間押え装置7
が上昇、前進して芯金2の近くで素材シートAを下から
支え、ロールと芯金が回転駆動されて成形加工が開始さ
れる。
【0037】加工が始まって素材シートAが芯金2の外
周にほぼ1周巻かれると1層目の巻き付け層上に2層目
の素材シートAが重なる。その際、素材シートAの先端
中央部を中間押え装置7が押さえて先端中央部の浮き上
りを防止し、それにより、素材シートAの先端が2層目
のシートの下に確実に敷き込まれてシートの重ねが正確
になされる。この状態になると、下部成形ロール4が上
昇して素材シートAを芯金2に押し付け、シートを圧縮
し出す。また、先端押え爪5は役目をほぼ果たし、引き
外されて退避点に戻る。以後、巻付け層数が1層増加す
る毎に上部成形ロール3、下部成形ロール4を芯金2か
ら所定量引き離し、かつ、昇降装置27で素材シートA
の位置を上方に移しながら巻き付け成形が進められる。
周にほぼ1周巻かれると1層目の巻き付け層上に2層目
の素材シートAが重なる。その際、素材シートAの先端
中央部を中間押え装置7が押さえて先端中央部の浮き上
りを防止し、それにより、素材シートAの先端が2層目
のシートの下に確実に敷き込まれてシートの重ねが正確
になされる。この状態になると、下部成形ロール4が上
昇して素材シートAを芯金2に押し付け、シートを圧縮
し出す。また、先端押え爪5は役目をほぼ果たし、引き
外されて退避点に戻る。以後、巻付け層数が1層増加す
る毎に上部成形ロール3、下部成形ロール4を芯金2か
ら所定量引き離し、かつ、昇降装置27で素材シートA
の位置を上方に移しながら巻き付け成形が進められる。
【0038】計尺送りロール23と、成形ロール3、4
と、芯金2は、ここではサーボモータを駆動源とする計
尺送りロール23を基準にして同期運転するようにし
た。その理由は以下による。即ち、芯金2に巻かれた素
材シートAが巻き太るにつれてシートの巻き取り速度が
早くなり、それに伴い、計尺送りロール23の回転も早
くなる。そこで、巻き取り速度の増加に合わせて成形ロ
ール3、4の回転を早くする(芯金2の回転を下げるこ
とも可)。こうすると、成形ロール3、4の回転速度と
素材シートAの巻き取り速度をほぼ一致させることがで
き、素材シートAに強度のストレスが加わらない。
と、芯金2は、ここではサーボモータを駆動源とする計
尺送りロール23を基準にして同期運転するようにし
た。その理由は以下による。即ち、芯金2に巻かれた素
材シートAが巻き太るにつれてシートの巻き取り速度が
早くなり、それに伴い、計尺送りロール23の回転も早
くなる。そこで、巻き取り速度の増加に合わせて成形ロ
ール3、4の回転を早くする(芯金2の回転を下げるこ
とも可)。こうすると、成形ロール3、4の回転速度と
素材シートAの巻き取り速度をほぼ一致させることがで
き、素材シートAに強度のストレスが加わらない。
【0039】成形ロール3、4の速度を芯金2の回転を
助長する速さに制御する方法でもシートの巻き太りによ
る成形ロール速度の相対的な遅れを防止して素材シート
Aに加わるストレスを低減できる。
助長する速さに制御する方法でもシートの巻き太りによ
る成形ロール速度の相対的な遅れを防止して素材シート
Aに加わるストレスを低減できる。
【0040】素材シートAをある長さを送り込んだとこ
ろで、形状切断装置24(図4)による素材シートAの
両側の部分的縁取りがなされる。その作業は、切断装置
24が素材シートAの余縁部に切り込みを入れ、屑押え
ロール25が降下し、切り外された余縁を押し下げて回
収部に向かわせる。厚肉フィルタの場合、両端が薄く、
中央部が厚い形状に設計されることがあるので、部分的
な縁取りで両端のシート巻き付け数を減らしてその部分
を薄肉にすることを可能ならしめている。両端の厚みを
変える必要がなければ、形状切断装置24は休止させ
る。
ろで、形状切断装置24(図4)による素材シートAの
両側の部分的縁取りがなされる。その作業は、切断装置
24が素材シートAの余縁部に切り込みを入れ、屑押え
ロール25が降下し、切り外された余縁を押し下げて回
収部に向かわせる。厚肉フィルタの場合、両端が薄く、
中央部が厚い形状に設計されることがあるので、部分的
な縁取りで両端のシート巻き付け数を減らしてその部分
を薄肉にすることを可能ならしめている。両端の厚みを
変える必要がなければ、形状切断装置24は休止させ
る。
【0041】素材シートAの送り長さが設定値に達した
ら計尺送りロール23からの信号で送り装置8が素材シ
ートAの後端になる部分をクランプし、定尺切断装置2
6が素材シートAを長手方向に切断する。送り装置6は
素材シートAを掴んだままシートAの移動に合わせて送
り込まれ(それに先行して中間押え装置7の復帰がなさ
れる)、そのために、定尺切断後も切断前にシートに加
えた張力が保持され、素材シートAが皺や蛇行を生じる
ことなく後端まできれいに巻き取られて均等な円筒フィ
ルタが出来る。そこで、成形ロール3、4を元に戻し、
可動軸受12e(図7)を退避させて芯金2から完成し
た円筒フィルタを外す。そして各要素を全て元の位置に
戻し、以上で成形作業の一連の工程が完了する。
ら計尺送りロール23からの信号で送り装置8が素材シ
ートAの後端になる部分をクランプし、定尺切断装置2
6が素材シートAを長手方向に切断する。送り装置6は
素材シートAを掴んだままシートAの移動に合わせて送
り込まれ(それに先行して中間押え装置7の復帰がなさ
れる)、そのために、定尺切断後も切断前にシートに加
えた張力が保持され、素材シートAが皺や蛇行を生じる
ことなく後端まできれいに巻き取られて均等な円筒フィ
ルタが出来る。そこで、成形ロール3、4を元に戻し、
可動軸受12e(図7)を退避させて芯金2から完成し
た円筒フィルタを外す。そして各要素を全て元の位置に
戻し、以上で成形作業の一連の工程が完了する。
【0042】なお、径の異なる円筒フィルタを作るとき
には、芯金2が異サイズのものと交換される。
には、芯金2が異サイズのものと交換される。
【0043】また、フィルタの目の粗さの調整は昇降装
置8、10により成形ロール3、4の加圧力(シートの
圧縮率)を制御して行われ、フィルタの厚み調整は、素
材シートの巻回数及び芯金2と成形ロール3、4の距離
を変えて行われる。
置8、10により成形ロール3、4の加圧力(シートの
圧縮率)を制御して行われ、フィルタの厚み調整は、素
材シートの巻回数及び芯金2と成形ロール3、4の距離
を変えて行われる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の方法及び
装置によれば、巻き取りと同時に圧縮、成形を行うの
で、従来必要としたスエージング加工を省くことがで
き、作業の合理化による生産性の向上が図れる。
装置によれば、巻き取りと同時に圧縮、成形を行うの
で、従来必要としたスエージング加工を省くことがで
き、作業の合理化による生産性の向上が図れる。
【0045】また、巻き取りと圧縮を並行して行うの
で、ゆるみや皺ができず、均等な円筒が得られる。
で、ゆるみや皺ができず、均等な円筒が得られる。
【0046】さらに、成形面に凹凸を有する成形ロール
を用いて素材シートの圧縮率を部分的に高めることがで
き、円筒フィルタの強度向上も図れる。
を用いて素材シートの圧縮率を部分的に高めることがで
き、円筒フィルタの強度向上も図れる。
【0047】また、芯金や成形ロールを交換することに
よってサイズ変更、形状変更等にも対応できる。
よってサイズ変更、形状変更等にも対応できる。
【0048】このほか、素材シートの部分的な縁取りに
より円筒の端部の肉厚を薄くすることができ、また、成
形ロールと芯金を計尺ロールに同期させて円筒フィルタ
に強度のストレスが加わることを回避することもでき
る。
より円筒の端部の肉厚を薄くすることができ、また、成
形ロールと芯金を計尺ロールに同期させて円筒フィルタ
に強度のストレスが加わることを回避することもでき
る。
【図1】この発明の方法の一例を示す工程図
【図2】(a)円筒フィルタを用いて作られたDPF用
フィルタユニットの断面図 (b)円筒フィルタを用いて作られたDPF用多段フィ
ルタユニットの断面図
フィルタユニットの断面図 (b)円筒フィルタを用いて作られたDPF用多段フィ
ルタユニットの断面図
【図3】円筒フィルタ製造装置の概略を示す側面図
【図4】計尺送りローラから成形部に至る部分の詳細図
【図5】成形装置の正面図
【図6】同上の装置の側面図
【図7】芯金の部分の拡大断面図
1 成形装置 2 芯金 3 上部成形ロール 4 下部成形ロール 5 先端押え爪 5a、5e プレート 5b 爪上下シリンダ 5d、5f ばね 6 送り装置 6a クランプ 6b ガイドレール 7 中間押え装置 7a 押えプレート 7b、7c シリンダ 8、10 昇降装置 9、11、12 回転駆動装置 12a サーボモータ 12b クラッチ 12c 駆動軸 12d 支軸 12e 可動軸受 12f スライドテーブル 12g ソケット 12h トルク伝達ピン 20 サプライ装置 21 ドラム 22 ガイドロール 23 計尺送りロール 24 形状切断装置 25 屑押えロール 26 定尺切断装置 27 昇降装置 A 金属多孔体の素材シート 30 円筒フィルタ 31 遮蔽板 32 フィルタユニット 33 多段フィルタユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏瀬 雅一 伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友電気工 業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 大路 正隆 伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友電気工 業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 玉重 宏明 伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友電気工 業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA02 BB06 BD01 CA03 CB06 CB07 4D058 JA02 JB03 JB22 MA41 SA08
Claims (6)
- 【請求項1】 金属多孔体のシートを、円筒状の芯金と
成形ロール間に挟み込み、芯金を回転させて前記金属多
孔体のシートを圧縮しつつ芯金の外周に1周以上巻き付
けて円筒状に成形することを特徴とする円筒フィルタの
成形方法。 - 【請求項2】 前記成形ロールを芯金の周りに複数本設
置し、この成形ロールをシートの巻き取り速度に応じた
速度で芯金とは逆回りに回転駆動することを特徴とする
請求項1に記載の円筒フィルタの成形方法。 - 【請求項3】 前記複数の成形ロールのうち、少なくと
も1本が成形面に凹凸を持ち、そのロールによる成形で
芯金に巻かれた金属多孔体のシートの厚み分布に差を付
けることを特徴とする請求項2に記載の円筒フィルタの
成形方法。 - 【請求項4】 前記金属多孔体のシートを、フープ巻き
したドラムから巻き戻して供給し、送りロールにより計
尺しつつ送り、設定長さでの切断、側部の部分的な縁取
りを行って、成形ロールに送るようにした請求項1乃至
3のいずれかに記載の円筒フィルタの成形方法。 - 【請求項5】 回転駆動源を有する円筒状の芯金と、そ
の芯金と平行配置の成形ロールと、この成形ロールに成
形圧を加えるロール位置制御の可能な加圧装置と、金属
多孔体のシートをクランプしてそのシートの先端部が芯
金上に載る位置まで送る送り装置と、芯金上に移動した
前記シートの先端部を芯金との間に挟みつけて芯金と共
に回転する先端押さえ爪とを備えた円筒フィルタの成形
装置。 - 【請求項6】 前記成形ロールを芯金の周りに複数本設
置し、そのうちの少なくとも1本のロールの成形面に凹
凸を付けた請求項5記載の円筒フィルタの成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10200685A JP2000033214A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 円筒フィルタの成形方法及び成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10200685A JP2000033214A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 円筒フィルタの成形方法及び成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000033214A true JP2000033214A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16428558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10200685A Pending JP2000033214A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 円筒フィルタの成形方法及び成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000033214A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101120425B1 (ko) | 2010-06-22 | 2012-03-16 | (주) 태현테크원 | 와이어 메시 필터 제조 장치 |
KR101206733B1 (ko) | 2010-12-15 | 2012-11-30 | 한국폴리텍7대학 산학협력단 | 와이어 메시 필터의 제조 방법 |
JP2014057938A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Fuji Filter Kogyo Kk | 筒形フィルターの製造方法及び筒形フィルター |
JP2014104462A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Nippon Seisen Co Ltd | 高純度ガス用の金属製筒状濾過体 |
WO2014112587A1 (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-24 | 富士フィルター工業株式会社 | ファイバー焼結体の製造方法及びファイバー焼結体のアッセンブリーの製造方法 |
KR20160131593A (ko) * | 2015-05-08 | 2016-11-16 | (주)에어릭스 | 집진기용 필터체 제조장치 |
JP2016221523A (ja) * | 2016-10-05 | 2016-12-28 | 富士フィルター工業株式会社 | 筒形フィルターの製造方法及び筒形フィルター |
CN112659563A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-04-16 | 常州安一智能科技有限公司 | 圆桶滤网热压拼接设备及其工作方法 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP10200685A patent/JP2000033214A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101120425B1 (ko) | 2010-06-22 | 2012-03-16 | (주) 태현테크원 | 와이어 메시 필터 제조 장치 |
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JPWO2014112587A1 (ja) * | 2013-01-18 | 2017-01-19 | 富士フィルター工業株式会社 | ファイバー焼結体の製造方法及びファイバー焼結体のアッセンブリーの製造方法 |
KR20160131593A (ko) * | 2015-05-08 | 2016-11-16 | (주)에어릭스 | 집진기용 필터체 제조장치 |
KR101690875B1 (ko) | 2015-05-08 | 2016-12-28 | (주)에어릭스 | 집진기용 필터체 제조장치 |
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CN112659563A (zh) * | 2020-11-27 | 2021-04-16 | 常州安一智能科技有限公司 | 圆桶滤网热压拼接设备及其工作方法 |
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