JP2000033059A5 - - Google Patents
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下方に塵埃吸引用の開口を有する吸込室と、掃除機本体に連通接続される吸込継手と、外気を取り入れるバイパス吸気口と、前記バイパス吸気口と吸込室を連通するバイパス通路を備え、前記バイパス通路に、前記バイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材Aと、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材Bを設けた電気掃除機用吸込具。
【請求項2】 吸込室には、回転自在に軸支された回転ブラシが構成された請求項1記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項3】 第二の吸音材Bを不通気性の材料より構成した請求項1又は2記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項4】 第一の吸音材Aと第二の吸音材Bの間に隔壁を構成した請求項1〜3のいずれか1記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項5】 内部に塵埃を捕集する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体に請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実使用時の低騒音化を図った電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機用吸込具を、図5を用いて説明する。
【0003】
近年、電気掃除機用吸込具100において、電気掃除機の高出力を生かした高集塵性能化と、高出力でも安定した軽操作感が求められている。また、実使用時の低騒音化も求められている。従来は、高集塵性能化と軽操作感を実現するため、吸込具100底面側方に設置したバイパス吸気口101からのバイパス通路を設け、床、絨毯への張り付きを抑えると共に、バイパス流を利用し高集塵性能化を目指していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の電気掃除機用吸込具にあっては、絨毯等への張り付きを防止するためバイパス吸気口は底面に対する高さ方向に高く設置する必要があり、結果として、実使用時に吸込具内部で、気流の乱流、急拡大や回転ブラシとの衝突等により発生する騒音が、吸込具外部に前記バイパス吸気口から漏れ、実使用時の吸込具の騒音源の一因となっていた。
【0005】
本発明は、以上のような従来の課題を解決しようとするものであって、効率良く低騒音化を図った電気掃除機用吸込具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、下方に塵埃吸引用の開口を有する吸込室と、掃除機本体に連通接続される吸込継手と、外気を取り入れるバイパス吸気口と、前記バイパス吸気口と吸込室を連通するバイパス通路を備え、前記バイパス通路に、前記バイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材Aと、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材Bを設けたもので、バイパス吸気口から流入する外気がバイパス通路を通過する際に発生する気流音と、吸込継手から吸込室側に漏れる透過音を吸収し、低騒音の電気掃除機用吸込具を提供することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、下方に塵埃吸引用の開口を有する吸込室と、掃除機本体に連通接続される吸込継手と、外気を取り入れるバイパス吸気口と、前記バイパス吸気口と吸込室を連通するバイパス通路を備え、前記バイパス通路に、前記バイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材Aと、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材Bを設けたもので、吸音材Aによる整流効果と遮音効果が得られると同時に吸音材Bによる消音効果による騒音低減の効果が得られる。
【0008】
本発明の請求項2記載の発明は、吸込室内に回転ブラシを回転自在に軸支したもので、バイパス流により回転ブラシに付着した塵芥の剥離の効果が得られる。
【0009】
本発明の請求項3記載の発明は、第二の吸音材Bを不通気性の材料より構成したもので、前記第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができるものである。
【0010】
本発明の請求項4記載の発明は、第一の吸音材Aと第二の吸音材Bの間に隔壁を構成したもので、前記第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができると共に前記第二の吸音材Bを安価で軽量の通気性材料より構成できるものである。
【0011】
本発明の請求項5記載の発明は、内部に塵埃を捕集する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体に請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される電気掃除機で、騒音が低く静かに掃除することができるものである。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例を、図1及び図2を用いて説明する。
【0013】
図1において、1は吸込具本体で、外郭部材上部2と外郭部材下部3の間に軟性材で形成された緩衝材であるバンパー4を介して構成したものである。また、吸込具本体1の略中央には、外郭部材上部2と外郭部材下部3に回動自在に狭持されている吸込継手5があり、吸込継手5には電気掃除機に接続される接続パイプ6が回転自在に設けられている。吸込継手5から接続パイプ6には一連の連通孔があり、この連通孔を塵埃が通過して電気掃除機に集塵される。
【0014】
吸込具本体1の前方には、下方開口の塵埃を吸引する入口である吸込室12があり、吸込室12内部には被掃除面上に存在する塵埃を収集する目的の回転ブラシ13が回転自在に設けられている。また、吸込室12と前記吸込継手5及び接続パイプ6を連通する吸込口7が設けられている。
【0015】
また、外郭部材上部2は外気と吸込室12内を連通するバイパス通路22を回転ブラシ13の上部近傍に有し、バイパス通路22内にバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材A24と吸込継手5から吸込室12へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材B25を設けている。第一の吸音材A24は通気性の材料より、第二の吸音材B25は不通気性の材料より構成されている。
【0016】
図2において、吸込具本体1の後方には、吸込継手5により左右に分離された部屋状の空間が設けられ、その一方に回転ブラシ13を回転させるための駆動装置であるモーター10が設けられている駆動室8がある。また、モーター10を制御するための制御回路11は、駆動室8と対の方向にある制御室9に設けられている。また、モーター10の駆動力が伝達されることで、回転ブラシ13を回転駆動させている。
【0017】
モーター10によって回転駆動される回転ブラシ13において、回転ブラシ13の回転中心軸として略棒状の基材21がある。基材21の表面には、基材21の表面に向かって開口する整数倍の数で複数の溝帯75が長手方向に設けられ、基材21は溝帯75ともに螺旋状に捻られている。
【0018】
また、フロアー上などで拭き機能の役割を持つ毛ブラシ18とじゅうたんパイル上から塵埃を剥離させる機能の役割を持つ周ブレード17とが交互に基材21に設けられるように、前記毛ブラシ18と前記周ブレード17の一方の端部に溝帯75に差し通し、基材21に固定する基体76が設けられている。更に前記回転ブラシ13の回転方向に対して少なくとも前記周ブレード17の回転方向に対する前面部分と隣接する前記毛ブラシ18の後面の間に挟まれる基材21の表面部に接着固定された補助ブレードが、前記毛ブラシ18の後面に向かって伸びるように設けてある。
【0019】
基材21の一方の端部には、モーター10の回転駆動を伝達するためのギアが設けられた台座であるプーリーダイ15が圧入して固定されている。また、プーリーダイ15の端部には、回転ブラシ13が吸込室12内において自在に回転できるように軸支する軸受a14が設けられている。同様に、プーリーダイ15の逆端にも、回転ブラシ13が自在に回転するように軸支する軸受b20を軸支する台座として、軸受支え19がプーリーダイ15の逆端に設けられている。
【0020】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0021】
第一の吸音材A24はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音するが、第二の吸音材B25はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手5から吸込室12へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができる。
【0022】
上記説明では回転ブラシ13の回転駆動源としてモーター10を構成した内容で行ったが、他の方法として吸込口7、吸込室12に発生する吸込気流を回転ブラシ13に設けられた周ブレード17に噴射作用されることにより回転ブラシ13を回転駆動されることも考えられるものであり、同等の低騒音化を図ることができるものである。
【0023】
さらに、吸込室12に回転ブラシ13を構成しない吸込具本体1も考えられるものであり、同等の低騒音化を図ることができるものである。
【0024】
(実施例2)
次に本発明の第2の実施例を図3を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0025】
外郭部材上部2は外気と吸込室12内を連通するバイパス通路22を回転ブラシ13の上部近傍に有し、バイパス通路22内で第一の吸音材A24と第二の吸音材B25の間に隔壁26が構成されている。
【0026】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0027】
第一の吸音材A24はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音するが、第二の吸音材B25はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手5から吸込室12へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができる。
【0028】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を図4を用いて説明する。なお上記第1または第2の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0029】
電気掃除機本体51に実施例1または2記載の吸込具本体1を集塵口52と連通して接続するために、軟性材にて構成されるホース53とホース53の一方端面に設けられた接続体54が、集塵口52に接続されるように設けられている。
【0030】
また、ホース53の逆端面には電気掃除機本体51を制御する手元部55が設けられている。更に手元部55から吸込具本体1を接続するために延長管56が設けられている。
【0031】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0032】
吸込具本体1をセットした電気掃除機では、騒音が低く静かに掃除することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、第一の吸音材Aによる整流効果と遮音効果が得られると同時に第二の吸音材Bによる消音効果による騒音低減の効果を得ることができる。
【0034】
本発明の請求項2記載の発明によれば、第一の吸音材Aによる整流効果と遮音効果が得られると同時に第二の吸音材Bによる消音効果による騒音低減の効果を得ることができる。さらに、バイパス流により回転ブラシに付着した塵芥の剥離の効果を得ることができる。
【0035】
本発明の請求項3記載の発明によれば、第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができる。
【0036】
本発明の請求項4記載の発明によれば、第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができると共に前記第二の吸音材Bを安価で軽量の通気性材料より構成することができる。
【0037】
本発明の請求項5記載の発明によれば、低騒音の電気掃除機用吸込具を備えているので、静かに掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1の実施例を示す電気掃除機用吸込具の中央縦断面図
【図2】
同電気掃除機用吸込具の内部構成を示す平面図
【図3】
本発明の第2の実施例を示す電気掃除機用吸込具の中央縦断面図
【図4】
本発明の第3の実施例を示す電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機の全体斜視図
【図5】
従来の電気掃除機用吸込具の全体斜視図
【符号の説明】
2 外郭部材上部
5 吸込継手
6 接続パイプ
12 吸込室
13 回転ブラシ
22 バイパス通路
23 バイパス吸気口
24 第一の吸音材A
25 第二の吸音材B
26 隔壁
【発明の名称】 電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下方に塵埃吸引用の開口を有する吸込室と、掃除機本体に連通接続される吸込継手と、外気を取り入れるバイパス吸気口と、前記バイパス吸気口と吸込室を連通するバイパス通路を備え、前記バイパス通路に、前記バイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材Aと、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材Bを設けた電気掃除機用吸込具。
【請求項2】 吸込室には、回転自在に軸支された回転ブラシが構成された請求項1記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項3】 第二の吸音材Bを不通気性の材料より構成した請求項1又は2記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項4】 第一の吸音材Aと第二の吸音材Bの間に隔壁を構成した請求項1〜3のいずれか1記載の電気掃除機用吸込具。
【請求項5】 内部に塵埃を捕集する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体に請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、実使用時の低騒音化を図った電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機用吸込具を、図5を用いて説明する。
【0003】
近年、電気掃除機用吸込具100において、電気掃除機の高出力を生かした高集塵性能化と、高出力でも安定した軽操作感が求められている。また、実使用時の低騒音化も求められている。従来は、高集塵性能化と軽操作感を実現するため、吸込具100底面側方に設置したバイパス吸気口101からのバイパス通路を設け、床、絨毯への張り付きを抑えると共に、バイパス流を利用し高集塵性能化を目指していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の電気掃除機用吸込具にあっては、絨毯等への張り付きを防止するためバイパス吸気口は底面に対する高さ方向に高く設置する必要があり、結果として、実使用時に吸込具内部で、気流の乱流、急拡大や回転ブラシとの衝突等により発生する騒音が、吸込具外部に前記バイパス吸気口から漏れ、実使用時の吸込具の騒音源の一因となっていた。
【0005】
本発明は、以上のような従来の課題を解決しようとするものであって、効率良く低騒音化を図った電気掃除機用吸込具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、下方に塵埃吸引用の開口を有する吸込室と、掃除機本体に連通接続される吸込継手と、外気を取り入れるバイパス吸気口と、前記バイパス吸気口と吸込室を連通するバイパス通路を備え、前記バイパス通路に、前記バイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材Aと、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材Bを設けたもので、バイパス吸気口から流入する外気がバイパス通路を通過する際に発生する気流音と、吸込継手から吸込室側に漏れる透過音を吸収し、低騒音の電気掃除機用吸込具を提供することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、下方に塵埃吸引用の開口を有する吸込室と、掃除機本体に連通接続される吸込継手と、外気を取り入れるバイパス吸気口と、前記バイパス吸気口と吸込室を連通するバイパス通路を備え、前記バイパス通路に、前記バイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材Aと、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材Bを設けたもので、吸音材Aによる整流効果と遮音効果が得られると同時に吸音材Bによる消音効果による騒音低減の効果が得られる。
【0008】
本発明の請求項2記載の発明は、吸込室内に回転ブラシを回転自在に軸支したもので、バイパス流により回転ブラシに付着した塵芥の剥離の効果が得られる。
【0009】
本発明の請求項3記載の発明は、第二の吸音材Bを不通気性の材料より構成したもので、前記第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができるものである。
【0010】
本発明の請求項4記載の発明は、第一の吸音材Aと第二の吸音材Bの間に隔壁を構成したもので、前記第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができると共に前記第二の吸音材Bを安価で軽量の通気性材料より構成できるものである。
【0011】
本発明の請求項5記載の発明は、内部に塵埃を捕集する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機本体に請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される電気掃除機で、騒音が低く静かに掃除することができるものである。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例を、図1及び図2を用いて説明する。
【0013】
図1において、1は吸込具本体で、外郭部材上部2と外郭部材下部3の間に軟性材で形成された緩衝材であるバンパー4を介して構成したものである。また、吸込具本体1の略中央には、外郭部材上部2と外郭部材下部3に回動自在に狭持されている吸込継手5があり、吸込継手5には電気掃除機に接続される接続パイプ6が回転自在に設けられている。吸込継手5から接続パイプ6には一連の連通孔があり、この連通孔を塵埃が通過して電気掃除機に集塵される。
【0014】
吸込具本体1の前方には、下方開口の塵埃を吸引する入口である吸込室12があり、吸込室12内部には被掃除面上に存在する塵埃を収集する目的の回転ブラシ13が回転自在に設けられている。また、吸込室12と前記吸込継手5及び接続パイプ6を連通する吸込口7が設けられている。
【0015】
また、外郭部材上部2は外気と吸込室12内を連通するバイパス通路22を回転ブラシ13の上部近傍に有し、バイパス通路22内にバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音する第一の吸音材A24と吸込継手5から吸込室12へ漏れる透過音を吸音する第二の吸音材B25を設けている。第一の吸音材A24は通気性の材料より、第二の吸音材B25は不通気性の材料より構成されている。
【0016】
図2において、吸込具本体1の後方には、吸込継手5により左右に分離された部屋状の空間が設けられ、その一方に回転ブラシ13を回転させるための駆動装置であるモーター10が設けられている駆動室8がある。また、モーター10を制御するための制御回路11は、駆動室8と対の方向にある制御室9に設けられている。また、モーター10の駆動力が伝達されることで、回転ブラシ13を回転駆動させている。
【0017】
モーター10によって回転駆動される回転ブラシ13において、回転ブラシ13の回転中心軸として略棒状の基材21がある。基材21の表面には、基材21の表面に向かって開口する整数倍の数で複数の溝帯75が長手方向に設けられ、基材21は溝帯75ともに螺旋状に捻られている。
【0018】
また、フロアー上などで拭き機能の役割を持つ毛ブラシ18とじゅうたんパイル上から塵埃を剥離させる機能の役割を持つ周ブレード17とが交互に基材21に設けられるように、前記毛ブラシ18と前記周ブレード17の一方の端部に溝帯75に差し通し、基材21に固定する基体76が設けられている。更に前記回転ブラシ13の回転方向に対して少なくとも前記周ブレード17の回転方向に対する前面部分と隣接する前記毛ブラシ18の後面の間に挟まれる基材21の表面部に接着固定された補助ブレードが、前記毛ブラシ18の後面に向かって伸びるように設けてある。
【0019】
基材21の一方の端部には、モーター10の回転駆動を伝達するためのギアが設けられた台座であるプーリーダイ15が圧入して固定されている。また、プーリーダイ15の端部には、回転ブラシ13が吸込室12内において自在に回転できるように軸支する軸受a14が設けられている。同様に、プーリーダイ15の逆端にも、回転ブラシ13が自在に回転するように軸支する軸受b20を軸支する台座として、軸受支え19がプーリーダイ15の逆端に設けられている。
【0020】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0021】
第一の吸音材A24はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音するが、第二の吸音材B25はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手5から吸込室12へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができる。
【0022】
上記説明では回転ブラシ13の回転駆動源としてモーター10を構成した内容で行ったが、他の方法として吸込口7、吸込室12に発生する吸込気流を回転ブラシ13に設けられた周ブレード17に噴射作用されることにより回転ブラシ13を回転駆動されることも考えられるものであり、同等の低騒音化を図ることができるものである。
【0023】
さらに、吸込室12に回転ブラシ13を構成しない吸込具本体1も考えられるものであり、同等の低騒音化を図ることができるものである。
【0024】
(実施例2)
次に本発明の第2の実施例を図3を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0025】
外郭部材上部2は外気と吸込室12内を連通するバイパス通路22を回転ブラシ13の上部近傍に有し、バイパス通路22内で第一の吸音材A24と第二の吸音材B25の間に隔壁26が構成されている。
【0026】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0027】
第一の吸音材A24はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音するが、第二の吸音材B25はバイパス吸気口23から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手5から吸込室12へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができる。
【0028】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を図4を用いて説明する。なお上記第1または第2の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0029】
電気掃除機本体51に実施例1または2記載の吸込具本体1を集塵口52と連通して接続するために、軟性材にて構成されるホース53とホース53の一方端面に設けられた接続体54が、集塵口52に接続されるように設けられている。
【0030】
また、ホース53の逆端面には電気掃除機本体51を制御する手元部55が設けられている。更に手元部55から吸込具本体1を接続するために延長管56が設けられている。
【0031】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0032】
吸込具本体1をセットした電気掃除機では、騒音が低く静かに掃除することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、第一の吸音材Aによる整流効果と遮音効果が得られると同時に第二の吸音材Bによる消音効果による騒音低減の効果を得ることができる。
【0034】
本発明の請求項2記載の発明によれば、第一の吸音材Aによる整流効果と遮音効果が得られると同時に第二の吸音材Bによる消音効果による騒音低減の効果を得ることができる。さらに、バイパス流により回転ブラシに付着した塵芥の剥離の効果を得ることができる。
【0035】
本発明の請求項3記載の発明によれば、第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができる。
【0036】
本発明の請求項4記載の発明によれば、第二の吸音材Bはバイパス吸気口から流入するバイパス気流を吸音することなく、吸込継手から吸込室へ漏れる透過音を吸音するので、効率的に低騒音化を図ることができると共に前記第二の吸音材Bを安価で軽量の通気性材料より構成することができる。
【0037】
本発明の請求項5記載の発明によれば、低騒音の電気掃除機用吸込具を備えているので、静かに掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1の実施例を示す電気掃除機用吸込具の中央縦断面図
【図2】
同電気掃除機用吸込具の内部構成を示す平面図
【図3】
本発明の第2の実施例を示す電気掃除機用吸込具の中央縦断面図
【図4】
本発明の第3の実施例を示す電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機の全体斜視図
【図5】
従来の電気掃除機用吸込具の全体斜視図
【符号の説明】
2 外郭部材上部
5 吸込継手
6 接続パイプ
12 吸込室
13 回転ブラシ
22 バイパス通路
23 バイパス吸気口
24 第一の吸音材A
25 第二の吸音材B
26 隔壁
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