JPH1189766A - 掃除機用吸口 - Google Patents

掃除機用吸口

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JPH1189766A
JPH1189766A JP25567797A JP25567797A JPH1189766A JP H1189766 A JPH1189766 A JP H1189766A JP 25567797 A JP25567797 A JP 25567797A JP 25567797 A JP25567797 A JP 25567797A JP H1189766 A JPH1189766 A JP H1189766A
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JP
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impeller
suction port
suction
brush
rotating brush
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JP25567797A
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Jiro Ando
二郎 安藤
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ANDO KASEI KK
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ANDO KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ブラシの十分なトルクを得、羽根車の低
速回転による低騒音化、動力伝達機構の簡素化及び配置
の容易化を図り、車輪の駆動により吸口を自動的に前進
させる。 【解決手段】 下面に空気及びゴミ類の吸込口8を備え
かつ後部中央に吸引管2への連通口4を備えた吸口本体
3内に、横軸9回りに回転ブラシ11を軸着し、回転ブ
ラシ11の左右の少なくとも一端部後方に前記ブラシ1
1駆動用の羽根車12を縦軸48回りに回転自在に設
け、羽根車12を吸込み空気流により駆動するように
し、羽根車12の回転力を伝動機構14を介して回転ブ
ラシ11の横軸9に伝達するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機特に真空式
掃除機の吸引管先端に着脱自在に取付けられる回転ブラ
シを備えた吸口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、真空式電気掃除機は、図13に
例示するように、掃除機本体60の吸込口61に吸引ホ
ース62を接続し、さらに、伸縮吸引管63、回転ブラ
シ(図示省略)付の吸口64を順次接続し、掃除機本体
60の回転に伴なう外部空気の吸込みによって生じる空
気流により、前記回転ブラシを回転駆動し、この回転ブ
ラシによって畳やじゅうたんのゴミをしっかりかき出
し、またフローリングを磨けるようになっている。
【0003】従来、吸口64の回転ブラシは、吸口本体
65内に横軸回りに回転自在に設けられ、前記吸口本体
65内に横軸又は縦軸回りに回転可能に設けられ、かつ
掃除機本体60による吸引空気の流れにより回転せられ
る羽根車によって方向転換歯車機構及び/又は伝動機構
を介して回転駆動されるようになっている。そして、前
記羽根車は、吸口本体65の左右方向中央上部に配設さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のうち、羽根車を横軸回りに回転させるものでは、吸
口の高さ制限により羽根車径を大きくできず、羽根の受
圧面が小さいため、大きな回転トルクが得られない。そ
こで、羽根車を高速回転させ歯車減速機構により減速し
て、回転ブラシのトルク確保を行なっているが、羽根車
の高速回転音が騒音源となる。また、回転ブラシのトル
ク確保のために、掃除機による全吸込空気をゴミ等と共
に羽根車に導入することも行なわれているが、大きなゴ
ミを吸込んで羽根車が回転しなくなるという問題があ
る。
【0005】他方、従来技術の羽根車を縦軸回りに回転
させる吸口では、比較的大きな回転トルクが得られ、騒
音発生を抑制できるという利点を有しているが、羽根車
が吸口本体の左右方向中央に位置していることもあり、
回転ブラシの軸心に対して方向転換機構の出力軸心が高
い位置にあるため、前記回転伝動機構が大型化し、かつ
配置上の制約が多いなどの問題がある。
【0006】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、回転ブラシの十
分な回転トルクが得られ、羽根車の低速回転による低騒
音化が図れ、動力伝達機構の簡素化とその配置の容易化
を図ることができ、しかも吸口を自動的に前進駆動させ
うる掃除機用吸口を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、下面に空気及びゴミ類の吸込口を備えかつ後部中
央に吸引管への連通口を備えた吸口本体内に、横軸回り
に回転ブラシを軸着し、回転ブラシの左右の少なくとも
一端部上方に前記ブラシ駆動用の羽根車を縦軸回りに回
転自在に設け、該羽根車を吸込み空気流により駆動する
ようにし、前記羽根車の回転力を伝動機構を介して前記
回転ブラシに伝達するようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】したがって、羽根車室を若干後方に張出す
ことができ、これにより羽根車の羽根の受圧面が吸口本
体の高さ制限内において大きくなり、羽根車を低速回転
させて低騒音化できるうえ、回転ブラシを高トルクで回
転させることができる。そして、羽根車の縦軸は、吸口
本体の左右方向端部でかつ回転ブラシの後側に配置され
るので、前記連通口への通路を狭めることなく、伝動機
構の配置がし易いうえ、その構造が簡単になる。
【0009】また、下面に空気及びゴミ類の吸込口を備
えかつ後部中央に吸引管への連通口を備えた吸口本体内
に、横軸回りに回転ブラシを軸着し、該回転ブラシの左
右両端部後方に駆動車輪を横軸回りに軸着し、回転ブラ
シの左右の少なくとも一端部上方に前記ブラシ及び車輪
駆動用の羽根車を縦軸回りに回転自在に設け、該羽根車
を吸込み空気流により駆動するようにし、前記羽根車の
回転力を方向転換歯車機構を介して駆動車輪に伝達する
と共にさらに伝動機構を介して前記回転ブラシに伝達す
るように構成したことを特徴としている。
【0010】したがって、羽根車室を若干後方に張出す
ことができ、羽根車の羽根の受圧面が吸口本体の高さ制
限内において大きくなり、羽根車を低速回転させて低騒
音化できるうえ、羽根車の縦軸は、吸口本体の左右両端
部でかつ回転ブラシの後側に配されるので、前記連通口
への通路を狭めることなく、方向転換歯車機構の配置が
し易いうえその構造が簡単になる。
【0011】そして、方向転換歯車機構の出力軸即ち横
軸を、吸口本体の左右方向端に延長して車輪軸及び回転
ブラシへの伝動軸とすることができ、しかも配置が容易
でかつコンパクトになり、動力損失を少なくできるう
え、変速も容易である。さらに、羽根車を吸口本体の左
右両部に配置し、かつ左右独立して空気吸込み可能にし
たことを特徴としている。
【0012】したがって、回転ブラシを左右両端で駆動
するので、大きなトルクで回転させることが可能であ
る。2つの羽根車の回転力によって、吸口自体を前進駆
動させると共に、変速により車輪の周速よりも回転ブラ
シの周速を大きくして、効率よくゴミ類のかき込みがで
きるようにすることが可能であるほか、吸口の前進操作
が軽くなる。
【0013】さらにまた、本発明は、前記羽根車のケー
シングを吸口本体上部に設けると共に羽根車室を設け、
該羽根車室の周壁に外部空気の一次吸込口を、羽根車室
底板に前記連通口に通じる二次吸込口を夫々配設したの
で、ケーシングの一部を後方に張り出して、羽根車室の
径即ち羽根車の径を大きくでき、しかも外部空気を羽根
車室内に効率よく取り込むと共に二次吸込口から排出で
き、吸込空気流を羽根車の回転に有効利用可能であり、
外部空気を単独に吸引するため、ゴミ等により羽根車が
回転しなくなるといったトラブルを解消できる。
【0014】なお、前記羽根車は、吸口本体の左右両端
部に配設して、回転ブラシを左右両端で駆動するように
構成することができ、高トルクで回転させることが可能
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図9は、本発明の実施形態
を示している。掃除機用吸口1は、吸引管2の先端に着
脱自在に嵌着されるもので、吸口本体3と、該本体3後
部中央の連通口4に上下方向回動可能に接続される接続
パイプ5と、吸口本体3の前部左右及び後部中央左右に
設けた移動用の前後車輪6A,6Bと、左右両端後部に
設けた駆動車輪7と、吸口本体3下面に設けた吸込口8
の上方内に横軸9回りに軸受10を介して軸支された回
転ブラシ11と、回転ブラシ駆動用羽根車12と、方向
転換歯車機構13及び伝動機構14とにより主構成され
ている。
【0016】前記吸口本体3は、後部を除く大部分が前
記横軸9及び駆動車輪7の軸芯を通る平面で上下に分割
され、かつ接続パイプ5の回転中心を通る平面で上下に
分割された上部材3Aと下部材3Bとから成っている。
該下部材3Bには、下面に空気及びゴミ類の前記主吸込
口8が、若干前方寄りに長方形に開口されると共に、該
吸込口8と同じ大きさの回転ブラシ収容室15を形成す
る隔壁15Bが四周に形成され、中央部後方左右両側に
空気及びゴミ類の通路16を構成する通路壁16Bが形
成されている。そして、該通路16は前側が回転ブラシ
収容室15に連通し、後側が前記連通口4に連通してい
る。
【0017】さらに、通路壁16Bの後端部に、接続パ
イプ5の接続部17Bが後方に突出状に形成され、該接
続部17B下部に左右両側に前記後車輪6Bが軸着され
ている。前記上部材3Aには、上部に前方を除いて羽根
車ケーシング18が設けられ、該ケーシング18の左右
両端部は後側が後方に突出せられると共に羽根車室19
が夫々独立して形成され、下側前寄りに前記下部材3B
の隔壁15B、及び通路壁16Bに対応して夫々隔壁1
5A及び通路壁16Aが形成されており、通路壁16A
の後端部に接続パイプ5の接続部17Aが後方に突出状
に形成されている。なお、ケーシング18の左右羽根車
室19間は、回転ブラシ収容室15の天板となってい
る。
【0018】そして、上下両部材3A,3Bの接続面
(即ち分割面)には、隔壁15A,15Bの左右両壁に
夫々半円状のブラシ端部挿通孔20が上下対向状にかつ
貫通状に設けられると共に、その端部寄りの部材側壁内
側に夫々半円筒状の支持面をもつ軸受支持部21が上下
対向状に設けられ、さらに、吸口本体後壁と前記隔壁1
5A,15Bの間に位置して、駆動車輪軸兼用の伝動軸
22を支持する夫々半円筒状支持面をもつ軸受支持部2
3,24が上下対向状に設けられており、前記接続パイ
プ5の接続部17A,17B側壁に夫々半円状の軸孔2
5が上下対向状にかつ左右貫通状に設けられている。
【0019】また、内側の前記軸受支持部24は、通路
壁16A,16B寄りでかつ両車室19の内端部直下に
位置して設けられ、該軸受支持部24の前記軸受支持部
23側に、方向転換歯車機構13の収容室を区画する壁
26が夫々設けられている。前記ケーシング18内に形
成された羽根車室19は、左右対称状とせられ、その円
筒状周壁19Aには、各外側面前方に位置して羽根車駆
動用の外部空気一次吸込口27が設けられ、羽根車12
をロックさせる恐れのある固形物等を吸い込まないよう
にするための除塵格子28が形成されている。
【0020】また、前記羽根車室19を区画する底板2
9は、平面視略円板状でその中央に上下方向に貫通する
軸孔30を有する軸支部31が下方突出状に設けられ、
前記上部材3Aに着脱可能に取付けられており、該底板
29には、軸孔30寄りでかつ前記隔壁15Aの後側の
前記壁26の通路壁16A側に位置して二次吸込口32
(車室排気口)が設けられている。
【0021】したがって、外部空気は、羽根車室19内
に羽根車12の接線方向から吸い込まれ、羽根車12の
軸線方向に排出され、その空気流によって羽根車12が
効率よく回転せられる。なお、羽根車室19の二次吸込
口32から出た空気は、上部材3Aの左右通路壁16A
に設けた通気孔33から前記通路16内に吸い込まれる
ようになっている。
【0022】前記接続パイプ5は、先端上下部に吸口本
体3の接続部17A,17B間に上下方向に回動可能に
嵌合される可動接続部34を有し、先端左右両側面に、
吸口本体3の前記軸孔25に回動可能に嵌合される連結
軸部35を有しており、後端部が吸引管接続部36とさ
れ、前記吸引管2が着脱自在に接続されるようになって
いる。したがって、前記吸口本体3は、接続パイプ5及
び吸引管2に対して、上下首振り運動ができる。
【0023】そして、上・下部材3A,3Bは、両者間
に(駆動車輪7,7間を除き)ゴム又は軟質合成樹脂か
らなる断面U字状のバンパー37を上下から挟んだ状態
で、しかも各軸受支持部21,23,24に夫々軸受ホ
ルダー38,39,40を挟着するように、下部材3B
下面側から複数本のねじ41により分解可能に組立てら
れ、上下隔壁15A,15Bにより回転ブラシ収容室1
5が、また上下通路壁16A,16Bにより通路16が
区画形成される。
【0024】前記回転ブラシ11は、そのボス部42の
外周面に複数本のゴム又は軟質樹脂等の弾性材からなる
ブレード43を備え、ボス部42の両端に前記横軸9が
夫々嵌着され、左右両横軸9には、回転伝動機構14を
構成する小タイミングギヤ44が夫々固着され、該ギヤ
44のブラシ中央側に夫々円形フランジ状のシール部4
5が形成されて、このシール部45が前記隔壁15A,
15Bのブラシ端部挿通孔20に回転自在に嵌合されて
いる。
【0025】そして、前記横軸9には、タイミングギヤ
44に続いて端部側に軸受カバー46及び前記軸受10
が外嵌固着され、該軸受10に前記軸受ホルダー38が
外嵌されており、軸受ホルダー38が前記上・下部材3
A,3Bの軸受支持部21により挟着状に保持され、横
軸9と共に回転ブラシ11が吸口本体3に対して回転自
在となっている。
【0026】前記羽根車12は、外周部に羽根12Aを
有すると共にボス部47を有し、該ボス部47に嵌着し
た縦軸48が羽根車室底板29の軸孔30に軸受49を
介して枢着されている。そして、前記軸支部31から下
方に突出した縦軸48の軸端部48Aに、前記横軸9中
心と前記伝動軸22中心を結ぶ直線上に中央部が位置す
るように、前記方向転換歯車機構13の一方を構成する
ねじ歯車(又ははすば歯車50が固着されている。
【0027】該ねじ歯車50には、前記伝動軸22に外
嵌固着された方向転換歯車機構13の他方を構成するね
じ歯車(又ははずば歯車)51が噛合せられている。前
記伝動軸22は、その両端が夫々軸受52,53及び軸
受ホルダー39,40を介して、前記吸口本体3の軸受
支持部23,24に、軸支されている。また、該伝動軸
22には、前記横軸9に固着された小タイミングギヤ4
4に対応して、伝動機構14を構成する若干大径の大タ
イミングギヤ56が固着されており、該ギヤ56と前記
ねじ歯車51との間に駆動車輪7が外嵌固着されてい
る。
【0028】したがって、前記伝動軸22は、伝動機構
14の伝動軸と駆動車輪軸及び方向転換歯車機構13の
出力軸の3役を担っており、構造を大幅に簡単にしうる
と共に配置上の制約もなく、動力損失を少なくできる。
前記両タイミングギヤ44,56には、無端状のタイミ
ングベルト57が巻掛けられて伝動機構14が構成され
ている。なお、この伝動機構14は、増速となってお
り、回転ブラシ11が駆動車輪7よりも若干早く回転さ
れる。
【0029】上記実施形態において、吸口1を吸引管2
に接続し、掃除機本体の運転を開始すると、掃除機本体
の回転に伴なって、外部空気が前記吸込口8,27から
吸い込まれる。そして、下側の吸込口8からは、ゴミ類
が空気と共に吸い込まれ、回転ブラシ収容室15から通
路16、連通口4を通り、接続パイプ5、吸引管2及び
吸引ホース(図示省略)を経て掃除機本体内に至り、ゴ
ミ類が補集され空気は大気中に放出される。
【0030】他方、一次吸込口27から吸い込まれた空
気流は、羽根車室19内を流れる間に羽根車12に動力
を与えてこれを回転させた後、二次吸込口32から出て
通気孔33を通り通路16内に至り、ここで吸込口8か
らゴミ類と共に吸い込まれた空気流と合流し、吸引管2
等を経て掃除機本体内に流入する。ところで、前記羽根
車12の回転は、縦軸48からねじ歯車50,51から
なる方向転換歯車機構13により横軸である伝動軸22
に伝達されて方向転換され、駆動車輪7を強制的に前進
駆動させて吸口1を前進させると共に、タイミングギヤ
56,44及びタイミングベルト57からなる回転伝動
機構14及び横軸9を介して回転ブラシ11に伝達され
る。
【0031】したがって、回転ブラシ11は、図3,図
4に矢印で示すように、後車輪7と同方向にかつ駆動車
輪7よりも若干速い速度の高トルクで回転し、特にじゅ
うたん上のゴミ類のかき上げ効果が向上するため、掃除
の大幅な作業改善を図ることができる。上記実施形態に
よれば、羽根車12を左右両側に配置したので、羽根車
12の直径を大きくでき、羽根車12の回転を低速とし
てその回転音を小さくして騒音を防止できる。しかも、
羽根車12の動力伝達手段は、配置上の制約がなく伝動
軸を一体化してコンパクトに配置できると共に簡単化で
きるうえ、動力損失を少なくでき、駆動車輪7の駆動に
動力を要しても左右2つの羽根車12により駆動するの
で、回転ブラシ11を高トルクで回転させることができ
る。
【0032】さらに、羽根車12のケーシング18は、
左右対称に形成されているので、外観を損ねることな
く、また意匠的効果を高めることができる。そして、羽
根車室19への外部空気の一次吸込口27は側部に、二
次吸込口32は底板29に設けているので、外部空気を
効率よく取り込むことができると共に空気流を羽根車1
2の回転に効果的に利用できる。
【0033】図10〜図12は、本発明の第2実施形態
を示している。この実施形態の吸口101は、駆動車輪
7を備えず、しかも、羽根車12が吸口本体2の左側端
部に設けられていない点で、図1〜図9に示す実施形態
と異なっており、吸口101を前進駆動しないだけで、
その他の構成及び作用効果は前記実施形態と略同じであ
る。したがって、図10〜図12には、前記実施形態と
同じ構成部分については、図1〜図9に付した符号と同
符号を付し、詳細説明は省略する。
【0034】即ち、この実施形態の吸口101は、下面
に吸込口8を備え、かつ後部中央に吸引管2への連通口
4を備えた吸口本体3内に、横軸9回りに回転ブラシ1
1を軸着し、回転ブラシ11の右側端部上方に、前記ブ
ラシ駆動用の羽根車12を縦軸48回りに回転自在に設
け、該羽根車12をを吸込み空気流により駆動するよう
にし、羽根車12の回転力を、方向転換歯車機構13及
び伝動機構14を介して回転ブラシ11に伝達するよう
に構成されている。
【0035】そして、吸口本体3の外観形状は、前記実
施形態の図2〜図6に示す形状と殆んど同じで、駆動車
輪がないだけであり、上・下部材3A,3Bとから成
り、上部材3Aの上部には左右対称の羽根車ケーシング
18が設けられ、該ケーシング18の左側を羽根車が嵌
装されない車室空間とし、回転ブラシ収容室15が区画
されるようにしてあり、右側の通路壁16Aにのみ通気
孔33を設けてある。
【0036】また、前記ケーシング18の右側に形成さ
れた羽根車室19には、その周壁19Aに外部空気を取
り込む一次吸込口27が形成されると共に除塵格子28
が形成されており、底板29に二次吸込口32が設けら
れており、羽根車12が縦軸48を介して回転自在に嵌
装されている。なお、回転ブラシ11の左側に横軸9に
は、伝動機構14を構成するタイミングギヤを設けてい
ない。さらに、伝動軸22には、駆動車輪が外嵌されて
いない。
【0037】この実施形態の吸口101によれば、羽根
車12を右側端部に配置したので、羽根車12の直径を
大きくでき、羽根車12の回転を低速としてその回転音
を小さくして騒音を防止できる。しかも、羽根車12の
動力伝達手段は、配置上の制約がなく伝動軸22を一体
化してコンパクトに配置できると共に簡単化できるう
え、動力損失を少なくして回転ブラシ11を高トルクで
回転させることができる。
【0038】また、羽根車ケーシング18は、羽根車1
2の有無にかかわらず左右対称に形成されているので、
外観を損ねることなく、意匠的効果を高めることができ
る。さらに、羽根車室19への外部空気の一次吸入口2
7は側部に設け、二次吸込口32は底板29に設けてい
るので、外部空気を効率よく取り込むことができると共
に、空気流を羽根車12の回転に効果的に利用できる。
【0039】なお、この実施形態の吸口101は、前記
吸口1と同様に左右羽根車室19内に夫々羽根車12を
嵌装して、回転ブラシ11の左右の横軸9に回転力を伝
達し、高トルクで回転ブラシ11を回転させることがで
きる。この場合、ケーシング18の左右両端部を後方に
突出させない形状とすることが可能である。本発明は、
上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、二次
吸込口32は前記羽根車室19の周壁19Aに対向内側
に位置して設けることができ、方向転換歯車機構13は
傘歯車、ウォーム歯車機構等を採用でき、さらに、前記
伝動機構14も他のベルト伝動或いはチェン伝動等を採
用できるほか、適宜設計変更可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸口本
体の左及び/又は右端部に回転ブラシの上方に位置して
羽根車を縦軸回りに回転自在に設けたので、羽根車の直
径を大きくして羽根車の受圧面を大きくでき、低速回転
により低速音化できると共に、大きなトルクで回転ブラ
シを回転させることができ、しかも動力伝達機構が簡単
でコンパクトにかつ容易に配置でき、動力損失を少なく
できる。
【0041】また、羽根車の回転力で駆動車輪を前進駆
動させることにより、吸口移動が軽くなり、掃除作業の
労力軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す横断平面(図9のA−
A線断面相当)図である。
【図2】同実施形態の平面図である。
【図3】図2の底面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】図2の背面図である。
【図6】図2の右側面図である。
【図7】図4のB−B線断面拡大図である。
【図8】図1のC−C線断面拡大図である。
【図9】図1のD−D線断面拡大図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す横断平面図であ
る。
【図11】同実施形態の一部破断平面図である。
【図12】図10のE−E線断面拡大図である。
【図13】真空式電気掃除機の全体概略斜視図である。
【符号の説明】
1 掃除機用吸口 2 吸引管 3 吸口本体 4 連通口 7 駆動車輪 8 吸込口 9 横軸 11 回転ブラシ 12 羽根車 13 方向転換歯車機構 14 伝動機構 18 羽根車ケーシング 19 羽根車室 19A 周壁 22 伝動軸 27 一次吸込口 29 底板 32 二次吸込口 44 小タイミングギヤ 48 縦軸 50 ねじ歯車 51 ねじ歯車 56 大タイミングギヤ 57 タイミングベルト 101 吸口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に空気及びゴミ類の吸込口を備えか
    つ後部中央に吸引管への連通口を備えた吸口本体内に、
    横軸回りに回転ブラシを軸着し、回転ブラシの左右の少
    なくとも一端部上方に前記ブラシ駆動用の羽根車を縦軸
    回りに回転自在に設け、該羽根車を吸込み空気流により
    駆動するようにし、前記羽根車の回転力を伝動機構を介
    して前記回転ブラシに伝達するようにしたことを特徴と
    する掃除機用吸口。
  2. 【請求項2】 下面に空気及びゴミ類の吸込口を備えか
    つ後部中央に吸引管への連通口を備えた吸口本体内に、
    横軸回りに回転ブラシを軸着し、該回転ブラシの左右両
    端部後方に駆動車輪を横軸回りに軸着し、回転ブラシの
    左右の少なくとも一端部上方に前記ブラシ及び車輪駆動
    用の羽根車を縦軸回りに回転自在に設け、該羽根車を吸
    込み空気流により駆動するようにし、前記羽根車の回転
    力を方向転換歯車機構を介して駆動車輪に伝達すると共
    にさらに伝動機構を介して前記回転ブラシに伝達するよ
    うに構成したことを特徴とする掃除機用吸口。
  3. 【請求項3】 前記羽根車を吸口本体の左右両部に配置
    し、かつ左右独立して空気吸込み可能にしたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の掃除機用吸口。
  4. 【請求項4】 前記羽根車のケーシングを吸口本体上部
    に設けると共に羽根車室を設け、該羽根車室の周壁に外
    部空気の一次吸込口を、羽根車室底板に前記連通口に通
    じる二次吸込口を夫々配設したことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の掃除機用吸口。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009066346A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Sharp Corp 電気掃除機用吸口体およびこれを備える電気掃除機
JP2013212330A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機の吸込具及びこれを備えた電気掃除機

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