JP2000032374A - 記録媒体,再生装置,記録装置ならびに仮想表示システム - Google Patents

記録媒体,再生装置,記録装置ならびに仮想表示システム

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JP2000032374A
JP2000032374A JP10194211A JP19421198A JP2000032374A JP 2000032374 A JP2000032374 A JP 2000032374A JP 10194211 A JP10194211 A JP 10194211A JP 19421198 A JP19421198 A JP 19421198A JP 2000032374 A JP2000032374 A JP 2000032374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影された画像データを、撮影位置とを関連
付けて表示できると共に、鑑賞者の指示に基づきより自
由な視点で画像データの表示を行えるようにする。 【解決手段】 カメラ300では、撮影時の絶対位置,
カメラ方位,画角,時刻などの撮影情報が取得される。
撮影された画像データがMD(MD−DATA2)に記
録され、これら撮影情報が画像データと対応付けられて
第1のTOCに記録される。記録媒体には、地図情報も
記録され、地図情報に対応する位置情報が第2のTOC
に記憶される。再生時には、第1及び第2のTOCが読
み出される。画像データの表示に伴い、位置情報が対応
する地図情報を読み出せる。また、地図情報上で指定さ
れた位置に対応した位置情報を有する画像データを読み
出せる。さらに、再生時に、画像データと共に記録され
た撮影情報に基づき、鑑賞者の指示に基づく表示が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影して得られ
た画像情報を撮影した位置を示す位置情報と対応付けて
記録すると共に、記録された画像情報の再生を鑑賞者の
指示に基づき自在に行うことができるようにした記録媒
体,再生装置,記録装置ならびに仮想表示システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影された静止画像をディジタル
記録媒体に記録するようにしたカメラが急速に普及して
きている。このようなカメラは、例えば電子スチルカメ
ラと称され、撮影され記録媒体に記録された画像データ
を、他の情報機器、例えばパーソナルコンピュータに対
して直接的に取り込んで表示ならびに加工できる特徴が
ある。この電子スチルカメラにおいて、画像データを記
録する記録媒体としては、例えば磁気あるいは光磁気デ
ィスクのようなディスク記録媒体や、脱着可能な半導体
メモリなどが用いられる。この記録媒体を、対応するイ
ンターフェイスを有する機器に装着するだけで、記録媒
体に記録された画像データを手軽に利用することができ
いる。
【0003】一方、例えばフレームの辺同士が互いに重
複するように撮影できるようにされた電子スチルカメラ
も提案されている。再生時には、得られた複数枚の画像
データを、自動的に1枚の画像に合成して再生して表示
する。これによれば、カメラの画角よりも広い画角を有
する画像データを、自動的に得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、このような電子
スチルカメラに対して、撮影時の位置情報を記録して、
再生時に、撮影位置と画像データとを関連付けて表示す
ることが求められている。
【0005】ところで、人間の眼そのものはズーム機構
を有していないが、ものを見る際に意識を集中すること
によって、恰もズーム効果を有するかのような視野を得
ることができる。以下、これを「意識ズーム」と呼ぶこ
とにする。この意識ズームによれば、例えば35mmフ
ィルムを用いた一眼レフカメラに換算して、魚眼レンズ
を用いて超広角で見ている場合や、135mm程度の望
遠レンズを用いて狭い画角で集中的に見ているような場
合もある。例えば、景色の良い場所に居るような場合、
この意識ズームを駆使することで、景色を様々な画角で
捕らえることで、その情景に対してより感動を得ること
ができる。
【0006】しかしながら、これをカメラで撮影して再
現しようとすると、撮影時に、撮影者の意図に基づきカ
メラワーク(ズーミングやパンニングなど)が行われ、
再生時には、撮影時のカメラワークが再生画にそのまま
反映される。そのため、従来のカメラシステムでは、再
生画を鑑賞する者に対して、撮影者の意図が押し付けら
れてしまうことになる一方で、再生画を鑑賞する者の意
識は、再生画に全く反映されることはなかったという問
題点があった。
【0007】撮影者と鑑賞者とが同一人物である場合で
も、その時々で気分は違うものであり、再生時に自分の
撮影した画像が不満足である場合がある。ましてや、撮
影者に絵心が無いような場合には、その再生画は、見る
に耐えないものとなってしまう。そこで、画像データの
再生時に、鑑賞者の指示に基づき、より自由な視点で画
像データを見ることができることが求められている。
【0008】したがって、この発明の目的は、撮影され
た画像データと撮影位置とを関連付けて表示できるよう
な記録媒体,再生装置,記録装置ならびに仮想表示シス
テムを提供することにある。
【0009】また、この発明の別の目的は、撮影された
画像データの再生時に、鑑賞者の指示に基づきより自由
な視点で画像データの表示を行えるような記録媒体,再
生装置,記録装置ならびに仮想表示システムを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、画像情報と地図情報とが記録され
る記録媒体において、記録された画像情報に対応した緯
度および経度情報が管理される第1の管理領域と、記録
された地図情報に対応した緯度および経度情報が管理さ
れる第2の管理領域とを有し、第1の管理領域に管理さ
れる緯度および経度情報と、第2の管理領域に管理され
る緯度および経度情報とを用いて、画像情報と地図情報
とを対応付けるようにしたことを特徴とする記録媒体で
ある。
【0011】また、この発明は、画像情報と地図情報と
が記録された記録媒体を再生する再生装置において、記
録媒体に記録された画像情報に対応した緯度および経度
情報が管理される第1の管理領域と、記録媒体に記録さ
れた地図情報に対応した緯度および経度情報が管理され
る第2の管理領域とを読み出す管理領域読み出し手段
と、管理領域読み出し手段によって第1の管理領域から
読み出された緯度および経度情報に基づき地図情報を読
み出す地図情報読み出し手段と、管理領域読み出し手段
によって第2の管理領域から読み出された緯度および経
度情報に基づき画像情報を読み出す画像情報読み出し手
段とを有することを特徴とする再生装置である。
【0012】また、この発明は、被写体を撮影して得ら
れた画像情報を記録媒体に記録するようにした記録装置
において、被写体を撮影して画像情報を得る撮影手段
と、撮影手段によって得られた画像情報を記録媒体に記
録する記録手段と、カメラの絶対位置を検出する位置検
出手段とを備え、記録手段では、撮影手段で撮影された
画像情報と位置検出手段で検出された絶対位置とを関連
付けて記録媒体に記録するようにしたことを特徴とする
記録装置である。
【0013】また、この発明は、撮影され得られた画像
情報を記録し、記録された画像情報を再生して表示する
仮想表示システムにおいて、被写体を撮影して画像情報
を得る撮影手段と、撮影手段で撮影され得られた画像情
報を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録さ
れた画像情報を再生する再生手段と、視野移動の指示を
行う指示手段と、再生手段によって再生された画像情報
をメモリに記憶し、指示手段の指示に基づきメモリに記
憶された画像情報を順次読み出すメモリ制御手段と、メ
モリ制御手段によって読み出された画像情報を表示する
表示手段と、を備えたことを特徴とする仮想表示システ
ムである。
【0014】請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像
情報および地図情報とが記録され、第1の管理領域に、
記録された画像情報に対応した緯度および経度情報が管
理され、第2の管理領域に、記録された地図情報に対応
した緯度および経度情報が管理され、第1の管理領域に
管理される緯度および経度情報と、第2の管理領域に管
理される緯度および経度情報とを用いて、画像情報と地
図情報とを対応付けるようにしているため、画像情報か
ら対応する地図情報を引き出すことができる共に、地図
情報から対応する画像情報を引き出すことができる。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、画像情報
と地図情報とが記録された記録媒体を再生する際に、管
理領域読み出し手段によって、第1の管理領域から、記
録された画像情報に対応した緯度および経度情報を読み
出し、第2の管理領域から、記録された地図情報に対応
した緯度および経度情報を読み出すと共に、地図情報読
み出し手段によって、第1の管理領域から読み出された
緯度および経度情報に基づき地図情報を読み出し、画像
情報読み出し手段によって、第2の管理領域から読み出
された緯度および経度情報に基づき画像情報を読み出す
ようにされているため、画像情報から対応する地図情報
を引き出すことができる共に、地図情報から対応する画
像情報を引き出すことができる。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明は、被写体
を撮影して得られた画像情報を記録媒体に記録する際
に、撮影手段によって被写体を撮影することで得られた
画像情報と、位置検出手段によって検出されたカメラの
絶対位置とが関連付けられて記録媒体に記録されるた
め、再生時に、画像情報から対応する地図情報を引き出
すことができる共に、地図情報から対応する画像情報を
引き出すことができる。
【0017】さらにまた、請求項4に記載の発明は、記
録媒体に対して、撮影部で撮影され得られた画像情報が
記録され、再生の際には、再生された画像情報がメモリ
に記憶され、指示手段による視野移動の指示に基づき、
画像情報が順次メモリから読み出され表示されるため、
再生時に、撮影時の情景を視野移動の指示に基づき表示
させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。先ず、理解を容易とするために、この
発明に適用できる記録再生装置および記録媒体について
説明する。図1は、この発明の実施の一形態に適用でき
る記録再生装置としてのディジタルカメラの構成の一例
を示す。
【0019】図1において、撮影光が撮影レンズ101
を通ってカメラブロック103内のCCD(Charge Coup
led Device) 31に入射する。CCD31は撮影光に基
づいて撮影信号を生成し、撮影信号をサンプルホールド
およびAGC回路(以下、S/HおよびAGC回路と表
記する)32を介してA/D変換器(以下ADCと表記
する)33に供給する。ADC33は、供給される信号
を量子化処理してディジタル信号に変換し、この信号を
信号処理ブロック104内のデータ処理部42に供給す
る。
【0020】また、カメラブロック103内にはタイミ
ングジェネレータ34およびマイコン35が設けられて
いる。タイミングジェネレータ34がCCD31、S/
HおよびAGC回路32およびADC33に対して必要
なクロック信号および動作タイミングを供給する。ま
た、マイコン35は、カメラブロック103全体に係る
動作制御を行うと共に、フォーカス、アイリス等を制御
するためにモータ102を駆動して撮影レンズ101の
位置を制御する。
【0021】ビデオ信号処理ブロック104は、データ
処理部42と共に、メモリ41、動き予測コントローラ
43およびそれに付随するメモリ44、MPEGビデオ
プロセッサ45およびそれに付随するメモリ46、並び
にATRAC2エンコーダ/デコーダ、マイコン48を
有する。データ処理部42は、動き予測コントローラ4
3、MPEGビデオプロセッサ45等と交信しながら、
ADC33の出力に基づいて、MPEGの規定に従う動
き予測画像間圧縮符号化を施す。
【0022】動き予測コントローラ43は動きベクトル
を検出する。また、MPEGビデオプロセッサ45は、
DCT処理における発生データ量の制御等の処理を行
う。また、このディジタルカメラは、後述するようにオ
ーディオ信号を記録する機能をも有する。すなわち、A
TRAC2エンコーダ/デコーダ47を有しており、こ
のATRAC2エンコーダ/デコーダ47がLCD/ビ
デオ/オーディオインターフェイスブロック106から
供給されるA/D変換されたオーディオ信号に対してA
TRAC2圧縮符号化処理を施す。ここで、ATRAC
(Adapyive TRansform Acoustic Coding)方式は人間の聴
覚特性を利用したオーディオデータの圧縮符号化方式で
あり、この実施の一形態では、ATRAC方式の一種で
あるATRAC2方式が用いられている。
【0023】このようにして生成される圧縮符号化され
たオーディオ信号がデータ処理部42に供給される。デ
ータ処理部42は、この圧縮符号化されたオーディオ信
号と、上述したようにして圧縮符号化されたビデオ信号
とをメディアドライブブロック108内のMD2エンコ
ーダ/デコーダ82に供給する。また、マイコン48は
ビデオ信号処理ブロック104についての全体的な制
御、例えば圧縮符号化によって出力されるビットストリ
ームのデータ量の制御等を行う。
【0024】メディアドライブブロック108は、MD
2エンコーダ/デコーダ82と共に、メモリ81、RF
演算部84、ADC83,MD1エンコーダ/デコーダ
およびディジタルサーボ回路85およびマイコン86を
有する。MD2エンコーダ/デコーダ82と、MD1エ
ンコーダ/デコーダおよびディジタルサーボ回路85
は、異なるフォーマットのMDに対してディジタル信号
を記録し、また、異なるフォーマットのMD(MD1お
よびMD2)からディジタル信号を再生するために設け
られている。
【0025】この実施の一形態では、ビデオ信号処理ブ
ロック104からの撮影信号を記録する時は、MD2エ
ンコーダ/デコーダ82によって、ビデオ信号処理ブロ
ック104のデータ処理部42の出力に、MD−DAT
A2のフォ−マット(これについては後述する)に従う
エンコードを施す。すなわち、スクランブル処理、ED
C符号化、ECC符号化としてのRS−PC(Reed Solo
mon -Product Code)符号の符号化、RLL(1,7)符
号化等の処理を行う。そして、生成した符号化データを
メカデッキおよび光ピックアップ部109に供給する。
【0026】なお、MD1エンコーダ/デコーダおよび
ディジタルサーボ回路85は、他のフォーマットのMD
に対してディジタル信号(ディジタルデータ、ディジタ
ルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号)を記録し、
ディジタル信号を再生する場合に使用される。図1で
は、MD1エンコーダ/デコーダおよびディジタルサー
ボ回路85に対してADC64の出力ディジタルオーデ
ィオ信号を供給して記録処理を行い、MD1エンコーダ
/デコーダおよびディジタルサーボ回路85で再生処理
された信号をD/A変換器(以下、DACと表記する)
65に供給する構成とされている。
【0027】メカデッキおよび光ピックアップ部109
においては、メディアドライブブロック108から供給
される符号化データを、光ピックアップ2および磁気ヘ
ッド17がMDからなる光磁気ディスク1に対して記録
する。それと共に、光ピックアップ2はディスク1から
の反射光に基づいて再生信号を生成し、RF演算部84
に供給する。RF演算部84において、フォーカスエラ
ー、トラッキングエラーが演算される。求められたエラ
ー信号がMD1エンコーダ/デコーダおよびディジタル
サーボ回路85に供給される。それによって、フォーカ
スエラー、トラッキングエラー等が所定の範囲に収まる
ようにサーボ動作がなされ、適正な記録動作が可能とさ
れる。さらに、スピンドルサーボ、光ピックアップ2の
送り等の制御に係る信号を生成し、メカデッキおよび光
ピックアップ部109に供給する。
【0028】次に、再生側について説明する。光ピック
アップ2がディスク1からの反射光に基づいて再生する
再生信号がRF演算部84に供給される。RF演算部8
4は、供給される信号に基づいて、記録時等と同様にフ
ォーカスエラー,トラッキングエラー等の情報を含む信
号を生成すると共に、再生時には、ディスク1に記録さ
れたビデオ情報およびオーディオ情報に係る信号をも出
力する。再生信号がADC83によってA/D変換さ
れ、MD2エンコーダ/デコーダ82と、MD1エンコ
ーダ/デコーダおよびディジタルサーボ回路85とに供
給される。
【0029】MD2エンコーダ/デコーダ82と、MD
1エンコーダ/デコーダおよびディジタルサーボ回路8
5との一方が再生するMDのフォーマットに対応して動
作する。また、フォーカスエラー,トラッキングエラー
等の制御に係る信号を生成し、メカデッキおよび光ピッ
クアップ部109に供給する。MD2エンコーダ/デコ
ーダ82、またはMD1エンコーダ/デコーダおよびデ
ィジタルサーボ回路85は、上述した、ディスク1に記
録されたビデオ情報およびオーディオ情報を含む信号に
復号処理を施す。そして、MD2エンコーダ/デコーダ
82は、MPEGの規定に従う圧縮符号化されたビデオ
信号、およびATRAC2の規定に従う圧縮符号化され
たオーディオ信号を生成して、これらの再生信号をデー
タ処理部42に供給する。
【0030】データ処理部42は、メモリ41、動き予
測コントローラ43およびMPEGビデオプロセッサ4
5等と交信しながら、MPEGの規定に従う圧縮符号化
に対応する復号化処理を施して、ビデオ信号を復号す
る。また、ATRAC2エンコーダ/デコーダ47がA
TRAC2の規定に従う圧縮符号化されたオーディオ信
号に復号化処理を施すことにより、オーディオ信号が復
号される。
【0031】復号されたビデオ信号がデータ処理部42
からLCD/Video/Audio/インターフェイ
スブロック106内のDAC62に供給される。DAC
62は、供給される信号をD/A変換してLCDコント
ローラ61およびコンポジット回路63に供給する。L
CDコントローラ61は、供給される信号に基づいてL
CD107を駆動し、再生された画像を表示する。一
方、コンポジット回路63は、供給される信号に所定の
処理を施してコンポジット信号に変換し、コンポジット
信号をビデオ出力端子204に出力する。ビデオ出力端
子204には、例えばテレビ受像機、プリンタ等の画像
出力装置に接続され、このような画像出力装置を介して
再生される画像信号に対応する静止画像や動画像の画像
出力がなされる。
【0032】また、復号されたオーディオ信号がDAC
64に供給される。DAC64は、復号されたオーディ
オ信号をD/A変換してHP(ヘッドフォン)/LIN
E端子203に出力する。このようにして、HP/LI
NE端子に再生されたオーディオ信号が取り出される。
【0033】一方、ビデオ信号およびオーディオ信号以
外の外部との交信、例えばユーザによる操作に係る信
号、装置の動作状態の表示に係る信号等の入/出力は、
例えば操作パネル、リモートコントローラ等の操作部1
10およびインターフェイス111を介して行われる。
また、電源ブロック112は、直流電圧の電圧等を変化
させ装置が動作するために適正な電源を供給するD/D
コンバータ、二次電池等に対する充電を行うためのバッ
テリーチャージャー等を有する。インターフェイス11
1を介してビデオ信号、オーディオ信号を入出力するこ
とも可能である。
【0034】ところで、この実施の一形態に適用できる
ディジタルカメラには、GPS受信機200が内蔵ある
いは接続されると共に、角速度センサ(ジャイロ)20
1が内蔵される。GPS受信機200では、図示されな
いアンテナにより、GPS(Global Positioning Syste
m) による複数の測位衛星からの電波を受信し、測位演
算を行う。演算の結果求められた位置情報、すなわち緯
度/経度情報は、例えばメディアドライブブロック10
8に供給され、マイコン86に取り込まれる。GPS受
信機200からは、測位を行った時刻情報も得られる。
この時刻情報も、位置情報と共にメディアドライブブロ
ック108に供給される。同様に、センサ201で得ら
れた角速度情報が例えばメディアドライブブロック10
8に供給され、マイコン86に取り込まれる。
【0035】ところで、ディスク1に記録されたデータ
は、TOC(Table Of Contents) によって管理される。
TOCは、ディスク1において、最内周側に設けられた
TOC領域に記録される。TOCは、ディスク1の装填
時に最初に読み出され、メモリ81に記憶される。マイ
コン86によってメモリ81に記憶されたTOCが読み
出され、ディスク1のアドレス制御などが行われる。ま
た、例えば編集などによりTOCが変更された場合は、
メモリ81上のTOCのみが書き替えられ、ディスク1
の排出時にディスク1のTOCに反映される。
【0036】次に、この実施の一形態における撮影信号
の記録/再生についてより詳細に説明する。この実施の
一形態では、記録フォ−マットとしてMD−DATA2
を採用したディスク1を記録媒体として備えている。M
D−DATAは、民生用オーディオ規格のMDに対し
て、ディジタルデータの記録/再生用のMDとして規定
されたものである。既に規格化されているMD−DAT
AをMD−DATA1と称する。MD−DATA1規格
では、データ用のセクタ構造としてCD−ROMモード
2 フォーム1に類似したモード4が追加されている。
さらに、オーディオデータの圧縮方式としては、ATR
AC1、ATRAC2をサポートしている。
【0037】MD−DATA2は、MD−DATA1の
規格をより発展させ、記録容量を増大させたデータ用途
向けの規格である。MD−DATA2の仕様を図2に示
す。ここで、比較のためにMD−DATA1の仕様をも
示した。MD−DATA2では、MD−DATA1と比
較してトラックピッチおよびピット長が縮小されてい
る。また、アドレス方式として、予めディスク上にウォ
ブリンググルーブを形成し、ウォブリンググルーブのウ
ォブリング情報としてアドレスを記録する方法を使用し
ている。MD−DATA1では、シングルスパイラルの
両側ウォブルのグルーブが形成され、グルーブ内にデー
タが記録される。一方、MD−DATA2では、一方の
グルーブがウォブリングされ、隣接する他方のグルーブ
がウォブリングされない構成のダブルスパイラル構成と
され、その結果形成された片側ウォブルのランド(トラ
ック)にデータを記録する方式を採用している。
【0038】さらに、変調方式として、MD−DATA
1におけるEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調
に対し、MD−DATA2では、RLL(1,7)が採
用されている。また、誤り訂正方式として、MD−DA
TA1におけるACIRC(Advanced Cross Interleave
d Reed-Solomon Code)符号化に対し、MD−DATA2
では、RS−PC(Reed-Solomon Product Code)符号化
が採用されている。一方、MD−DATA1では畳み込
みによってインターリーブがなされるのに対し、MD−
DATA2ではブロック完結のインターリーブがなされ
る。符号化による冗長度は、MD−DATA1では4
6.3%であるのに対し、MD−DATA2では19.
7%である。このように、MD−DATA2は、線速
度、データレートおよび記録容量においてMD−DAT
A1に比べて性能の向上がなされたものである。
【0039】MD−DATA2におけるインターバルア
ドレッシング方式について、図3を参照して説明する。
図3Aにインターバルアドレッシング方式において形成
されるMDにおけるグルーブの一例を模式的に図示し
た。ここで、実線がウォブリングされずに螺旋状に形成
されたグルーブを示し、点線がウォブリングされて螺旋
状に形成されたグルーブを示している。さらに、図3A
で点線で囲んで示す部分151をより詳細に図示したも
のが図3Bである。図3Bには、ディスク径方向の断面
152をも図示した。ウォブリングされていないグルー
ブ161、163と、ウォブリングされたグルーブ16
2、164とがディスク径方向に交互に形成されてい
る。
【0040】さらに、グルーブ間のランド153、15
4、155、156等にデータ記録用のトラックが形成
され、データが記録される。従って、トラックは、片側
ウォブルのものとなる。隣接するトラックの中心間の距
離がトラックピッチである。また、この発明の実施の一
形態では3個のスポット157、158および159を
照射する3ビーム法が用いられる。また、ウォブリング
されたグルーブは、FM変調およびバイフェーズ変調を
施された絶対アドレスを表現するように形成されてい
る。さらに、ウォブリングされたグルーブは、CLV(C
onstant Linear Velocity)動作のための情報、トラッキ
ング動作のための情報等をも含むように形成されてい
る。
【0041】インターバルアドレッシング方式によるグ
ルーブの形成により、以下のような理由で隣接するウォ
ブル間のクロストークが抑えられる。若し、隣接するグ
ルーブが両方ともウォブリングされている場合には、そ
れらのグルーブ間のディスク径方向の距離が各々に施さ
れているウォブリングの位相の関係によって大きく変動
する。具体的には、ウォブリングの位相が互いに180
°ずれている時に、隣接するグルーブの間隔が最小とな
る。この時にクロストークが生じる可能性が高い。
【0042】これに対し、インターバルアドレッシング
方式によるグルーブを形成する場合には、隣接するグル
ーブの平均的な間隔が同じ場合に、隣接するグルーブが
両方ともウォブリングされている場合に比較して、最小
の間隔が略2倍となる。このため、隣接するウォブル間
のクロストークを抑えながらトラックピッチ(隣接する
グルーブの平均的な間隔に略比例する)を詰めることが
可能となる。
【0043】また、図3Bにおいては、メインビームス
ポットであるスポット158がランド154上のトラッ
クに対してアクセスする場合を図示している。この場合
には、ウォブリングされていないグルーブが内周側に位
置し、ウォブリングされているグルーブが外周側に位置
することになる。一方、ランド154に隣接するランド
153またはランド155上のトラックに対してアクセ
スする場合には、反対に、ウォブリングされていないグ
ルーブが外周側に位置し、ウォブリングされているグル
ーブが内周側に位置することになる。このように、両側
のグルーブのウォブリングの有/無を検知することによ
って隣接するランド上のトラックを判別できるので、ト
ラックピッチを詰めても、隣接するトラックに誤ってア
クセスするおそれを小さくすることができる。
【0044】上述したようなMD(MD−DATA2)
に対して記録/再生を行うための構成(図1中のメディ
アドライブブロックおよびメカデッキおよび光ピックア
ップ部109に相当する)について図4を参照してより
詳細に説明する。まず、記録系について説明する。記録
すべきデータが転送クロックに同期してスクランブラお
よびEDC(Error Detecting Code)エンコーダ13に供
給される。スクランブラおよびEDCエンコーダ13
は、供給される信号にスクランブラ処理およびEDCエ
ンコード処理を施し、これらの処理によって生成される
信号をバス線を介してメモリ10に書込む。書込まれた
信号は、オーバーフロー等を生じないように調整された
タイミングでECC(Error Correcting Code) エンコー
ダ/デコーダ9に供給される。
【0045】ECCエンコーダ/デコーダ9は、供給さ
れる信号にエラー訂正符号化を施す。この処理によって
生成される信号がRLL(1,7)エンコーダ14に供
給される。RLL(1,7)エンコーダ14は、供給さ
れる信号にRLL(1,7)符号化処理を施し、生成し
た信号を磁気ヘッドドライバ15およびに供給する。磁
気ヘッドドライバ15は、供給される信号に基づいて磁
気ヘッド17を駆動する。一方、また、RLL(1,
7)エンコーダ14は、レーザストローブ変調クロック
を生成してレーザAPC回路およびドライバ16に供給
する。レーザAPC回路およびドライバ16は、供給さ
れる信号に基づいて光ピックアップ2が出力するレーザ
光の強度を制御する。
【0046】次に、再生系について説明する。光ピック
アップ2がディスク1にレーザ光を照射し、反射光を受
光して光電変換を行って再生信号を生成する。この再生
信号がRFアンプ3およびマトリクスアンプ18に供給
される。RFアンプ3は再生信号の振幅を後段の処理の
ために適切なものとする処理等を行い、生成した信号を
ADC4に供給する。ADC4は、供給される信号を量
子化してAGC(Automatic Gain Control)回路5に供給
する。AGC回路5は、供給される信号をAGC処理し
て、等化およびPLL回路6に供給する。等化およびP
LL回路6は、供給される信号をイコライジング処理す
ると共に、供給される信号に基づいて抜き取りクロック
を生成する。そして、イコライジング処理した信号をビ
タビデコーダ7に供給し、また、抜き取りクロックをC
LVプロセッサ26に供給する。
【0047】ビタビデコーダ7は、供給される信号にビ
タビ復号を施し、RLL(1,7)信号を生成する。こ
のRLL(1,7)信号がRLL(1,7)デコーダ8
に供給される。RLL(1,7)デコーダ8は、供給さ
れる信号にRLL(1,7)符号化に対応する復号化を
行い、この復号化によって生成したデータをバス線を介
して一旦メモリ10に供給する。メモリ10上に展開さ
れたデータは、オーバーフロー等を生じないように調整
されたタイミングでECCエンコーダ/デコーダ9に供
給される。
【0048】ECCエンコーダ/デコーダ9は、再生時
には、供給される信号を誤り訂正ブロック単位でエラー
訂正処理し、かかる処理によって生成される信号をバス
を介してデスクランブラおよびEDCデコーダ11に供
給する。デスクランブラおよびEDCデコーダ11は、
供給される信号に、記録の際に施されたスクランブル処
理に対応するデスクランブル処理を施してデータの配列
を元に戻すと共に、EDC符号化に対応する復号化を行
って再生データを得る。再生データは、転送クロック生
成回路12が生成する転送クロックと共に例えばパソコ
ン等のデータ処理装置に出力される。
【0049】次に、サーボ系について説明する。マトリ
ックスアンプ18は、上述したようにして光ピックアッ
プ2から供給される再生信号から、RF信号と共に、フ
ォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号およびウ
ォブリング信号を抽出する。そして、フォーカスエラー
信号、トラッキングエラー信号をディジタルサーボプロ
セッサ19に供給し、また、ウォブリング信号をバンド
パスフィルタ22に供給する。
【0050】一方、バンドパスフィルタ22は、供給さ
れるウォブリング信号から所定の周波数成分を抽出し、
抽出される成分をADIP(ADress Information Provid
er)デコーダ23、A/Bトラック判別回路24および
CLVプロセッサ26に供給する。ADIPデコーダ2
3は、供給される信号からアドレス情報を復号化し、復
号化したアドレス情報をシステムコントローラ25に供
給する。また、A/Bトラック判別回路24は、供給さ
れる信号に基づいてA/Bトラック判別を行い、判別結
果をシステムコントローラ25に転送する。
【0051】CLVプロセッサ26は、バンドパスフィ
ルタ22の出力と共に、等化およびPLL回路6からの
位相誤差の積分値を受取る。さらに、CLVプロセッサ
26は、システムコントローラ25から制御信号を供給
される。CLVプロセッサ26は、供給されるこれらの
信号に基づいてCLV制御のための信号を生成し、生成
した信号をディジタルサーボプロセッサ19に供給す
る。
【0052】ディジタルサーボプロセッサ19は、マト
リクスアンプ18から供給されるフォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号に位相およびゲイン補償、
目標値設定処理を施し、かかる処理の結果に基づいてド
ライバ20を制御する。また、ディジタルサーボプロセ
ッサ19は、CLVプロセッサ26から供給されるCL
V制御のための信号に基づいてドライバ20を制御す
る。ドライバ20は、ディジタルサーボプロセッサ19
による制御の下に、スレッドモータ21、光ピックアッ
プ2内のアクチュエータおよびスピンドルモータ27と
を駆動する。
【0053】ここで、アクチュエータは、光ピックアッ
プ2内の対物レンズの位置を変位させることによってフ
ォーカス制御、およびトラッキングについての微調整を
行う。また、スレッドモータ21は、光ピックアップ2
自体の位置をディスク径方向で変位させることによっ
て、トラッキングについて比較的大きな幅での調整を行
う。以上のようにして、適正なフォーカス制御、トラッ
キング制御およびCLV制御がなされる。
【0054】図5は、上述したディジタルカメラの構成
を機能ブロック的に示し、この実施の一形態によるデー
タの流れを概略的に説明する。カメラ部212におい
て、光学系220に入射された被写体像がCCD221
によって撮影信号に変換される。撮影信号に基づき図示
されないビデオ処理部により生成された画像データ23
3がMD記録/再生部211に供給される。また、CC
D221の撮影信号によりMPEG処理部222で動き
ベクトルが検出され、検出された動きベクトル情報がシ
ステムコントローラ210に供給される。なお、モニタ
224は、撮影のためのファインダとして用いられ、C
CD221の撮影信号に基づき撮影画像が表示される。
【0055】光学系220の画角は、ズーム操作部22
3の操作により可変とされる。ズーム操作部223の操
作に基づく画角情報239がシステムコントローラ21
0に供給される。ジャイロ201で得られた角速度情報
230がシステムコントローラ210に供給される。こ
の角速度情報230に基づき、カメラ方位が検出でき
る。このジャイロ201は、撮影中の手ブレ修正用のも
のを利用することができる。
【0056】GPS受信機200による測位で得られた
緯度/経度情報がシステムコントローラ210に供給さ
れる。緯度/経度情報232と共に、測位時刻情報をシ
ステムコントローラ210に供給するようにしてもよ
い。また、タイマ213で得られた時刻情報がシステム
コントローラ210に供給される。
【0057】システムコントローラ210は、例えばC
PUやRAM,ROMなどを有し、供給された各情報に
基づきTOCを生成する。生成されたTOCは、MD記
録/再生部211に供給される。すなわち、画角情報2
35,緯度/経度情報236,時刻情報237,および
カメラ方位情報238の各情報からなるTOCがMD記
録/再生部211に供給される。
【0058】MD記録/再生部211には、上述のMD
−DATA2のフォーマットによるディスク1が装填さ
れ、ディスク1の記録/再生が行われる。カメラ部21
2から供給された画像データ233がディスク1に記録
されると共に、この画像データ233に関連付けられ
て、システムコントローラ210から供給された、画角
情報235,緯度/経度情報236,時刻情報237,
およびカメラ方位情報238からなるTOCがディスク
1のTOC領域に記録される。このように、この実施の
一形態では、TOCに対して、撮影時に取得される客観
的な情報が画像データに関連付けられて記録される。
【0059】MD記録/再生部211では、TOCに基
づき所定の画像データを指定し、指定された画像データ
をディスク1から再生することができる。再生された画
像データは、ビデオ出力としてカメラ部212を介して
モニタ224に表示させることができる。勿論、ディス
ク1から再生された画像データおよびTOCは、図示さ
れない外部の情報機器などに対して出力することも可能
である。
【0060】このように構成されたディジタルカメラに
おいて、図6Aに一例が示されるように、複数枚の静止
画像をそれぞれの撮影範囲が互いに連続するようにして
撮影する。このとき、隣接する静止画像の間に、若干の
重複部分を持たせるようにすると、より好ましい。すな
わち、最初に、例えば最終的に撮影範囲の左上隅とした
い部分を撮影して画像データ400を得る。次に撮影範
囲を画像データ400の撮影範囲より右にずらして撮影
し、画像データ401を得る。図中の斜線部分は、撮影
範囲の重複部分を示す。このように、所望の範囲をカバ
ーできるように、撮影範囲をずらしながら次々に撮影を
行い、複数の画像データ401,402,・・・,40
8を得る。
【0061】なお、この撮影の際に、撮影信号の処理の
際に検出される動きベクトル情報を利用してカメラの移
動および停止を検出し、自動的にシャッタが押されるよ
うにすると、より好ましい。すなわち、動きベクトルに
基づきカメラが静止するのを待ち、カメラの静止が検出
されたら自動的にシャッタが押され撮影が行われる。撮
影が行われると、撮影者により次の撮影範囲へカメラ方
位が移動され再びカメラが静止するのが待たれる。これ
によれば、撮影者が一々シャッタを押さなくても、カメ
ラ方位を次々に移動させていくだけで、所望の範囲の画
像データを連続的に得ることができる。
【0062】こうして得られた画像データ401,40
2,・・・,408は、撮影位置,カメラ方位,撮影時
刻,画角および露光条件などの撮影情報と共に、ディス
ク1に記録される。
【0063】再生時には、例えばディジタルカメラ30
0本体において、一連の画像データ401,402,・
・・,408が連続的に読み出される。これは、1枚ず
つ手動で読み出してもよいし、TOCに記録された例え
ば撮影位置や撮影時刻などの撮影情報に基づき一連の画
像データを判別し、自動的に読み出すようにもできる。
【0064】読み出された一連の画像データ401,4
02,・・・,408は、図6Bに一例が示されるよう
に、互いの重複部分を自動的に検出されて1つの画像デ
ータとなるように処理される。これは、範囲が隣接する
画像データ同士で画像データの共通部分を割り出すよう
にしてもよいし、TOC中のカメラ方位情報や動きベク
トル情報などに基づき重複部分を検出することもでき
る。こうすることにより、ディジタルカメラ300の光
学系220が本来有する画角よりも広い画角の静止画像
を得ることができる。
【0065】なお、上述したように、画像データのそれ
ぞれに対して、撮影時の客観的情報が関連付けられてい
るため、例えば一連の画像データ401,402,・・
・,408において撮影条件にばらつきがあっても、再
生時に補正して、複数枚の画像データを合成した際の違
和感を抑えることができる。
【0066】一例として、画像データ401,402,
・・・,408において画角がそれぞれ異なる場合、画
像データ401の画角に画角を合わせるように、画像デ
ータ402〜408の拡大/縮小をそれぞれ行う。ま
た、他の例として、それぞれの画像データ間での露光条
件が異なるような場合も、露光条件に基づき画像データ
毎に明るさの補正を行う。
【0067】また、上述では、範囲が隣接する複数枚の
静止画像を1枚ずつ手動で撮影するように説明したが、
これは一例であって、この例に限定されない。すなわ
ち、実際には、例えば35mmフィルムを用いたスチル
カメラに換算して、焦点距離が例えば135mmの望遠
レンズで撮影した程度の画角の静止画を複数枚集合させ
て、焦点距離が例えば13.5mmの超広角レンズで撮
影した程度の画角の静止画を構成する。したがって、1
00枚程度の画像データが必要とされるため、撮影は自
動的に行われるようにすると、より好ましい。
【0068】この場合には、ディジタルカメラ300の
光学系220に対して、撮影範囲を自動的に制御できる
ような可動機構が設けられる。例えば、光学系220に
可動のプリズム機構やミラー機構を設け、システムコン
トローラ210の制御により、カメラ方位を所定の範囲
で自在に変化可能とする。
【0069】このような構成で以て、4点を指定するこ
とで所望の撮影範囲の指定を行い、それぞれの点でのカ
メラ方位を取得する。4点のカメラ方位は、図6の例で
いえば、画像データ400,402,406および40
8を例えば撮影することで取得する。そして、この4点
のカメラ方位に基づき、指定された撮影範囲を上述の可
動機構で以て自動的にスキャンして所定のタイミングで
シャッタ制御を行い撮影する。スキャンの速度が速けれ
ば、動画として画像データを得ることも可能である。こ
のとき、撮影を自動的に行わずに、例えば次の撮影範囲
をファインダとしてのモニタ224に表示し、この表示
に従い撮影者が手動で撮影するようにしてもよい。
【0070】なお、スキャンを自動的に行って撮影する
場合、撮影範囲の重なりが最小になるようにカメラ方位
を制御することで、画像データの量をより小さく抑える
ことができる。
【0071】図7は、この発明の実施の一形態によるカ
メラシステムの構成の一例を概略的に示す。ディジタル
カメラ300は、例えば上述の図1あるいは図5に示さ
れる構成を有し、光学系を介してCCDに入射された被
写体像をディジタル画像データに変換して記録媒体30
3に記録する。この実施の一形態では、記録媒体303
として、上述の、MD−DATA2に対応したディスク
1が用いられる。
【0072】撮影で得られた静止画像データは、所定の
方式で以て圧縮符号化されて、記録媒体303に記録さ
れる。この実施の一形態では、静止画像の圧縮符号化に
は、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Grou
p)方式が用いられる。また、ディジタルカメラ300
は、静止画を連続的に撮影することで動画を撮影し記録
することも可能である。動画データは、例えばMPEG
2(Moving Picture Experts Group 2)方式で圧縮符号化
され、記録媒体303に記録される。
【0073】なお、記録媒体303としては、これに限
らず、磁気テープ,光学式あるいは磁気によるディスク
状記録媒体,半導体メモリなど、書き替え可能な様々な
種類のものを利用することができる。
【0074】ディジタルカメラ300は、上述したよう
に、GPS受信機200とセンサ201とを備え、測位
機能と撮影方位検出機能を有する。撮影位置や方位の情
報は、撮影され得られた画像データに関連付けられディ
スク1のTOCとして記録される。
【0075】記録された画像データは、ディジタルカメ
ラ300で再生して付随するモニタ302に表示するこ
とができる。また、記録媒体303を介して、他の情報
機器、例えばパーソナルコンピュータ301において表
示させることもできる。
【0076】図8は、パーソナルコンピュータ301の
構成の一例を示す。このパーソナルコンピュータ301
は、一般的なパーソナルコンピュータとしての構成を有
し、バス250に対してCPU251,ROM252,
RAM253,ハードディスク254,入出力コントロ
ーラ255などが接続される。また、バス250には、
図示されないディスプレイアダプタを介してモニタ26
0が接続される。バス250は、複数の階層から構成さ
れるようにしてもよい。
【0077】ROM252は、パーソナルコンピュータ
301の動作に必要な所定のプログラムや固有情報など
が予め記憶されるメモリである。RAM253は、CP
U253のワークメモリである。ハードディスク254
には、アプリケーションプログラムやデータなどが格納
される。
【0078】入出力コントローラ255は、CPU25
1と外部とのデータのやり取りを制御する。ユーザは、
入出力コントローラ255に接続されたキーボード25
8やマウス259などの入力デバイスを用いて文字の入
力や座標の指定などを行うことができる。また、入出力
コントローラ255には、外部の機器とデータ通信を行
うためのインターフェイス257が接続されている。さ
らに、入出力コントローラ255に対してMDドライブ
256が接続される。このMDドライブ256は、上述
したMD−DATA2に対応しており、MD−DATA
2形式のMD(すなわちディスク1)の記録/再生を行
うことができる。
【0079】撮影位置や方位情報、撮影時の画角や露光
情報などがTOCとして記録画像データに関連付けられ
て記録されているため、上述したように、撮影範囲が互
いに少しずつ重複するようにカメラ方位あるいは位置を
変えながら、複数枚の撮影を連続的に行い記録し、再生
時に、撮影位置やカメラ方位などの情報に基づき画像デ
ータを再構成することで、カメラの画角よりも大きなサ
イズの画像データを得ることができる。この処理は、カ
メラ300本体で行ってもよいし、記録媒体303を介
してパーソナルコンピュータ301などの、他の情報機
器で行うようにしてもよい。
【0080】このカメラシステムでは、記録画像データ
の表示を、パーソナルコンピュータ301上において様
々な方法で行うことができる。その際に、TOCに記録
された、撮影時の客観的情報を用いることで、鑑賞者の
意図に従い視野の移動などを行い、より臨場感のある表
示を行うことができる。
【0081】第1の表示方法としては、マウス259な
どのポインティングデバイスを用いて、見たい方向や画
角を指定する。例えば、パーソナルコンピュータ301
のモニタ260に、複数枚の画像データが上述のように
合成されてなる、画角の大きな画像データを、範囲を限
定して表示させる。すなわち、所定の大きさのウィンド
ウ内に、複数枚の画像データから成る画像データの一部
分が表示される。
【0082】例えば、マウス259で以てその画像の中
心以外の任意の点が指定されると、その方向へ向けて表
示画像がスクロールされる。指定された点の、ウィンド
ウの中心点からの距離に伴いスクロール速度を変えるよ
うにもできる。また、指定された点を新たな中心点とし
て、ウィンドウ内の画像を更新するだけでもよい。
【0083】また、この第1の表示方法において、指定
を行う毎に撮影時の時刻を反映させるようにできる。例
えば、マウス259のクリック毎に時間が進む(あるい
は戻る)ように、第1TOCの情報に基づき画像データ
を順次読み出し、表示させる。
【0084】第2の表示方法としては、頭部装着型のメ
ガネ型ディスプレイを用いる方法がある。このディスプ
レイは、メガネ状の形状を有し、メガネ様に頭部に装着
して用いられる。メガネのレンズに相当する部分に、例
えばLCD(Liquid CrystalDisplay)による左右1対の
表示装置が設けられる。鑑賞者は、このディスプレイを
頭部に装着して、表示装置に映出された画像を楽しむこ
とができる。外部の視野が遮断されるため、鑑賞者は、
より臨場感のある表示を楽しむことができる。
【0085】この頭部装着型のメガネ型ディスプレイに
対して方向センサを設ける。この方向センサにより、鑑
賞者の頭部の回転を検出し、表示をユーザの視点の移動
に対応させて更新していく。この場合には、画像データ
を例えば複数枚の画像データによる90°,180°乃
至は360°視野のパノラマ画像、あるいは全天対応の
半球状画像などとすると、より効果的である。
【0086】第3の表示方法としては、上述の第2の表
示方法に加え、頭部装着型のメガネ型ディスプレイに対
してユーザの視点を検出する視点センサをさらに設け、
ユーザの頭部の回転に加え、視点の移動にも対応させ
る。視点センサは、例えば眼球に微弱な光を照射してそ
の反射光を検出し、反射光の強弱によって瞳の位置を検
出する。表示を、視点センサで検出された視点の移動に
対応させて更新する。
【0087】また、視点が一定時間以上動かない場合に
は、その部分を中心に、表示画像を拡大させるようにで
きる。拡大表示は、例えば線型補間を用い、表示サイズ
に対して表示される画像データの範囲を狭めていくこと
でなされる。
【0088】第4の方法としては、上述の第1〜第3の
表示方法に加え、所定の操作によって画像データの再生
速度の変更や逆戻し再生の制御を行う。これは、例えば
入出力コントローラ255に対してダイヤル操作による
入力デバイスを接続して行うようにできる。キーボード
258の所定のキーに機能を割り当てるようにしてもよ
い。
【0089】なお、視野を移動させての表示の際には、
例えばパーソナルコンピュータ301においては、移動
先の画像データが順次MDドライブ256に装填された
ディスク1から読み出され、RAM253に記憶され
る。そして、RAM253に記憶された画像データが視
野の移動に伴い順次展開され表示される。この例では、
画像データがJPEG方式で圧縮符号化されているた
め、表示に係わる画像データがRAM253上で展開さ
れ、CPU251の指示に従い、表示される範囲に応じ
て読み出される。
【0090】この実施の一形態では、さらに、例えば記
録媒体303に地図情報を格納して、カメラ300で記
録された画像データの撮影位置情報と地図情報における
位置情報とを関連付ける。これによれば、例えば記録媒
体303をパーソナルコンピュータ301などで再生す
るときに、先に画像データを表示させ、この画像データ
に対応する位置近辺の地図画像を表示させることができ
る。また逆に、最初に記録媒体303に格納された地図
情報に基づき地図画像を表示させ、所定の方法で地図画
像上の所望の位置を指定することで、指定された位置に
対応した位置情報を持つ画像データを選択的に表示させ
ることができる。以下に、その方法について説明する。
【0091】上述したように、この実施の一形態では、
記録媒体303に対する記録方式として、MD−DAT
A2におけるインターバルアドレッシング方式が用いら
れる。この方式では、それぞれ独立した2本の螺旋状の
トラックにデータの記録がなされる。したがって、TO
C領域を、これら2本の螺旋状のトラックのそれぞれに
持つことができる。
【0092】図9は、この実施の一形態における、ディ
スク上のTOC領域ならびにデータ領域の配置の一例を
示す。実線および破線で2本の螺旋上のトラックがそれ
ぞれ示されている。実線で示されるトラックには、撮影
され得られた画像データが記録される。一方、破線で示
されるトラックには、地図情報が記録される。2本のト
ラックの先頭に、それぞれ独立してTOC領域が設けら
れる。ここでは便宜上、実線で示されるトラックの管理
情報が記録されるTOCを第1TOCと称し、破線で示
されるトラックの管理情報が記録されるTOCを第2T
OCと称する。すなわち撮影による画像データは、第1
TOCで管理され、地図情報は、第2TOCで管理され
る。
【0093】図10は、このディスク1に画像データが
記録された様子を概略的に示す。図10Aに一例が示さ
れるように、実線で示されるトラックに対して、連続的
に撮影された画像データA〜Eと、画像データA〜Eと
は別途に連続的に撮影された画像データa〜dとが記録
されている。
【0094】図10Bは、図10Aに対応した第1TO
Cの内容の一例を示す。このように、第1TOCには、
各画像データそれぞれの、撮影時の情報が記録される。
緯度および経度は、GPS受信機200によって得られ
た、撮影位置の絶対座標である。方向Xおよび方向Y
は、センサ201で得られたカメラ方位である。方向X
は、最初に向いていた方向から水平方向に何度回転した
かが記録される。方向Yは、上下方向の角度であるチル
ト角である。これらの他に、撮影情報として、画角,撮
影時刻などによる記録データ,露光条件などが第1TO
Cに記録される。
【0095】なお、この図10Bから分かるように、緯
度/経度や記録データに基づき、画像データ同士の関連
を知ることができる。これにより、一連の撮影で得られ
た複数の画像データを抽出することができる。
【0096】図11は、地図情報の記録の例を示す。地
図情報は、地図画像として表示可能な形式で記録され
る。例えば、地図情報は、ベクタ形式やラスタ形式、あ
るいは両形式を併用したデータ形式の地図画像データと
して記録される。そして、例えば図11Aに一例が示さ
れるように、1つの地図画像データに対して点(xi
i )をそれぞれ代表点とする複数の範囲が設定され
る。この地図画像データは、例えば各範囲毎にアドレス
を設定されて、図9ならびに図10Aを用いて上述した
ディスクの破線で示したトラックに記録される。
【0097】図11Bは、第2TOCに記録されるデー
タの一例を示す。このように、各範囲毎のアドレスと各
代表点の絶対座標とが関連付けられて記録される。例え
ば代表点の絶対座標を指定することで、対応する範囲の
地図画像データが読み出される。一つの地図画像データ
について代表点を全て指定することで、その地図画像デ
ータの全体を読み出すことができる。
【0098】地図情報は、ディスク1に予め記録してお
いてもよいし、画像データが既に記録されたディスク1
に対して後から地図情報を記録してもよい。また、第1
TOCの情報を編集することで、既に記録された画像デ
ータを、撮影時の絶対位置情報とは関係無く、新たに地
図情報に関連付けることができる。
【0099】図12は、画像データから対応する位置近
辺の地図画像を表示させる場合の一例のフローチャート
である。このフローチャートの処理に先立ち、画像デー
タおよび地図情報が記録されたディスク1がMDドライ
ブ256に装填される。そして、ディスク1から第1お
よび第2TOCがそれぞれ読み出され、RAM253に
記憶される。
【0100】最初のステップS10で、画像データが選
択される。例えば、ディスク1に記録されている画像デ
ータが一旦全て読み出され、画素データの間引きなどに
よりサイズを縮小されて一覧表示される。この一覧表示
に基づき、所望の画像データを選択する。第1TOCに
基づく一覧を表示して選択するようにしてもよい。
【0101】画像データが選択されると、ステップS1
1で、第1TOCから選択された画像データに対応する
緯度/経度情報が読み出される。そして、次のステップ
S12では、第2TOCに基づき、ステップS11で得
られた緯度/経度情報を範囲に含む地図画像データのア
ドレスが検索される。検索されたアドレスに基づき地図
画像データが読み出され、モニタ260に対して表示さ
れる。
【0102】地図画像データが表示されると、次のステ
ップS13で、第1TOCに記録されている、選択され
た画像データのアドレスに基づき、該当する画像データ
が読み出される。読み出された画像データは、モニタ2
60に対して表示される。図13は、このようにして画
像データ311と対応する地図情報310とが表示され
た例を示す。
【0103】図14は、地図画像から対応する画像デー
タを表示させる場合の一例のフローチャートである。こ
の場合も、上述と同様に、このフローチャートの処理に
先立ちディスクから第1および第2TOCがそれぞれ読
み出される。そして、地図画像データが全体的に読み出
され、モニタ260に対して地図画像が表示される。
【0104】最初のステップS20で、表示された地図
画像上における任意の位置が指定される。例えば、図1
5Aに一例が示されるように、例えばマウス259を用
いて、マウス259の動作に対応するカーソル313に
よって点Pを指定する。すると、次のステップS21
で、指定された位置に対応する代表点の絶対座標が第2
TOCから読み出される。例えば、図15Bに示される
ように、指定された点Pが含まれる範囲aが求められ、
その代表点(x4 ,y4 )が検索される。
【0105】次のステップS22では、ステップS21
で第2TOCから読み出された代表点(x4 ,y4 )の
座標に基づき、第1TOCが検索される。そして、ステ
ップS23で、代表点の座標に対応する、撮影位置の絶
対座標を有する画像データが読み出される。例えば、撮
影位置の絶対座標が代表点(x4 ,y4 )に対応する範
囲aに含まれる画像データが検索される。検索された画
像データは、地図画像データと共にモニタ260に表示
される。
【0106】図15Cに示されるように、検索された画
像データが1つである場合には、例えば画像314のよ
うに表示される。一方、一つの範囲に対して複数の画像
データが検索される場合もある。この場合には、例えば
画像315A〜315Dのように、複数画像がオーバー
ラップして表示される。所望の画像データを指定する
と、その画像が最上面に表示される。勿論、これらの表
示は一例であって、これに限定されるものではない。
【0107】なお、上述の図13における画像311
や、図15Cにおける画像314,315A〜315D
の表示と、上述した第1〜第4の表示方法とを組み合わ
せることができる。例えば、図15Cにおける画像31
4や315A〜315Dが一連の撮影によって得られた
複数の画像データを合成してなる大きな画像データの一
部であって、所定の操作によって、表示範囲を変更す
る。
【0108】画像314や315A〜315Dを表示す
る画像データとして、例えば複数の画像データからなる
360°視野のパノラマ画像を用いる。すると、ユーザ
は、恰も自分がその場にいて周囲を見渡しているような
気分を味わうことができる。このとき、画像データの撮
影絶対位置に対応する、地図画像上の緯度/経度の点に
マーカなどを表示することも可能である。観光案内など
の目的に効果的に利用することができる。
【0109】なお、上述では、画像データを1台のカメ
ラ300で撮影するように説明したが、これはこの例に
限られるものではない。すなわち、複数台のカメラで撮
影した画像データを1枚のディスク1に記録することが
できる。例えば、上述の図6に示した画像データ400
〜408を、それぞれ別のカメラで撮影して得てもよ
い。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、撮影時に取得された客観的情報が画像データと関連
付けられてTOCに記録されるため、再生時に、ユーザ
の意図に基づいた表示を行うことができる効果がある。
これにより、再生時に、ユーザに対して臨場感を提供す
ることができる効果がある。
【0111】また、この発明の実施の一形態によれば、
1枚のMDに、画像データと地図情報とが位置情報で互
いに関連付けられて記録されるため、ユーザに対して、
恰も地図上のその場に居るような、仮想現実的な表示を
行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に適用できる記録再生
装置としてのディジタルカメラの構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】MD−DATA2の仕様をMD−DATA1の
仕様と対比させて示す略線図である。
【図3】MD−DATA2におけるインターバルアドレ
ッシング方式を説明するための略線図である。
【図4】MD−DATA2に対して記録/再生を行うた
めの構成を示すブロック図である。
【図5】実施の一形態によるディジタルカメラの機能ブ
ロック図である。
【図6】実施の一形態による撮影方法の一例を示す略線
図である。
【図7】この発明の実施の一形態によるカメラシステム
の構成の一例を概略的に示す図である。
【図8】パーソナルコンピュータの構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図9】実施の一形態によるディスク上のTOC領域な
らびにデータ領域の配置の一例を示す略線図である。
【図10】ディスク1に画像データが記録された様子を
概略的に示す略線図である。
【図11】地図情報の記録の例を示す略線図である。
【図12】画像データから対応する位置近辺の地図画像
を表示させる場合の一例のフローチャートである。
【図13】画像データと対応する地図情報とが表示され
た例を示す略線図である。
【図14】地図画像から対応する画像データを表示させ
る場合の一例のフローチャートである。
【図15】地図画像と対応する画像データとが表示され
る例を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・ミニディスク、200・・・GPS受信機、2
01・・・センサ、210・・・システムコントロー
ラ、211・・・MD記録/再生部、212・・・カメ
ラ部、230・・・角速度情報、231・・・動きベク
トル情報、232・・・緯度/経度情報、233・・・
画像データ、235・・・画角情報、236・・・緯度
/経度情報、237・・・時刻情報、238・・・カメ
ラ方位情報、256・・・MDドライブ、259・・マ
ウス、300・・・ディジタルカメラ、301・・・パ
ーソナルコンピュータ、303・・・記録媒体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報と地図情報とが記録される記録
    媒体において、 記録された画像情報に対応した緯度および経度情報が管
    理される第1の管理領域と、 記録された地図情報に対応した緯度および経度情報が管
    理される第2の管理領域とを有し、 上記第1の管理領域に管理される上記緯度および経度情
    報と、上記第2の管理領域に管理される上記緯度および
    経度情報とを用いて、上記画像情報と上記地図情報とを
    対応付けるようにしたことを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 画像情報と地図情報とが記録された記録
    媒体を再生する再生装置において、 記録媒体に記録された画像情報に対応した緯度および経
    度情報が管理される第1の管理領域と、上記記録媒体に
    記録された地図情報に対応した緯度および経度情報が管
    理される第2の管理領域とを読み出す管理領域読み出し
    手段と、 上記管理領域読み出し手段によって上記第1の管理領域
    から読み出された上記緯度および経度情報に基づき上記
    地図情報を読み出す地図情報読み出し手段と、 上記管理領域読み出し手段によって上記第2の管理領域
    から読み出された上記緯度および経度情報に基づき上記
    画像情報を読み出す画像情報読み出し手段とを有するこ
    とを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 被写体を撮影して得られた画像情報を記
    録媒体に記録するようにした記録装置において、 被写体を撮影して画像情報を得る撮影手段と、 上記撮影手段によって得られた上記画像情報を記録媒体
    に記録する記録手段と、 カメラの絶対位置を検出する位置検出手段とを備え、 上記記録手段では、上記撮影手段で撮影された画像情報
    と上記位置検出手段で検出された上記絶対位置とを関連
    付けて上記記録媒体に記録するようにしたことを特徴と
    する記録装置。
  4. 【請求項4】 撮影され得られた画像情報を記録し、記
    録された上記画像情報を再生して表示する仮想表示シス
    テムにおいて、 被写体を撮影して画像情報を得る撮影手段と、 上記撮影手段で撮影され得られた上記画像情報を記録媒
    体に記録する記録手段と、 上記記録媒体に記録された上記画像情報を再生する再生
    手段と、 視野移動の指示を行う指示手段と、 上記再生手段によって再生された上記画像情報をメモリ
    に記憶し、上記指示手段の指示に基づき上記メモリに記
    憶された上記画像情報を順次読み出すメモリ制御手段
    と、 上記メモリ制御手段によって読み出された上記画像情報
    を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする仮想
    表示システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の仮想表示システムにお
    いて、 上記撮影手段は、撮影範囲を、互いの上記撮影範囲が連
    続的となるように移動させながら撮影することを特徴と
    する仮想表示システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の仮想表示システムにお
    いて、 上記撮影手段による撮影の際の撮影情報を上記記録媒体
    に記録する撮影情報記録手段をさらに備えることを特徴
    とする仮想表示システム。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の仮想表示システムにお
    いて、 上記撮影手段による撮影の際の動き情報を検出する動き
    検出手段と、 上記動き検出手段によって検出された上記動き情報を上
    記記録媒体に記録する動き記録情報とをさらに備えたこ
    とを特徴とする仮想表示システム。
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