JP2010049313A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
を提供する。
【解決手段】基準画像と、この基準画像の撮像視野から外れたところを撮像している合成用画像とが、その撮像しているところの位置関係に対応するようにして配置された状態で、1つの表示用画像データとして合成する。この表示用画像データの表示としては、その部分領域を表示画面部に表示させることとした上で、移動指示に応じて、上記部分領域が移動されるようにして表示させる。
【選択図】図16
Description
そして、例えば特許文献1には、上記位置情報と地図情報との照合を行って、その位置情報と一致又は近傍するランドマークの情報を得るようにされた構成が記載されている。
つまり、撮像位置を示す位置情報、及び撮像方向を示す方向情報が少なくとも付加情報として付加された撮像画像データであり、基準として選択された基準画像データの位置情報に基づいて、視点範囲を設定する視点範囲設定手段と、上記位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを蓄積する蓄積部から、上記視点範囲内を視点位置にして上記基準画像データの画像枠よりも外の画像を撮像しているとの条件を満たす位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを、合成用画像データとして取得する合成用画像データ取得手段と、上記基準画像データの画像と上記合成用画像データの画像を、上記位置情報と方向情報とに基づいて設定した位置に配置して合成して表示用画像データを生成する表示用画像生成手段と、表示制御として、上記表示用画像データにおける部分領域が表示画面部にて表示されるようにするとともに、表示領域の移動指示に応じて、これまで表示画面部にて表示すべき表示用画像データの部分領域を、上記移動指示により指示された移動方向に対応させて変更する表示制御手段とを備えることとした。
<1.システム概要>
[システム構成・第1例]
[システム構成・第2例]
[システム動作概要]
<2.デジタルスチルカメラ>
[構成]
[撮像記録処理]
<3.写真サーバ>
<4.実施形態のパノラマ画像表示>
[第1の表示例]
[第2の表示例]
<5.画像処理例>
[キャンバスプロット処理]
[移動表示制御]
[処理手順例]
<6.変形例>
[第1の変形例]
[第2の変形例]
[第3の変形例]
[システム構成・第1例]
図1は、本実施形態に対応する画像処理システムの全体的な構成としての第1例を示している。
この図に示される画像処理システムは、デジタルスチルカメラ1と写真サーバ2とがネットワーク3経由で通信可能に接続されて成るものとしている。
また、図2に本実施形態の画像処理システムの第2例を示す。
図1の場合には、デジタルスチルカメラ1がデータインターフェース5によりパーソナルコンピュータ4と接続されている。なお、データインターフェイス5は有線によるものでも、無線によるものでもよい。
そのうえで、パーソナルコンピュータ4と写真サーバ2とがネットワーク3経由で接続されている。つまり、この場合には、デジタルスチルカメラ1が、パーソナルコンピュータ3のネットワーク通信機能を利用するようにして、写真サーバ2と接続している構成となっている。例えば、図1に示す第1例の構成では、デジタルスチルカメラ1自体がネットワーク接続機能を有している必要があるが、図2に示す第2例の構成であれば、デジタルスチルカメラ1がネットワーク接続機能を有していなくともよいことになる。
なお、この第2例のシステム構成の変形として、例えば、デジタルスチルカメラ1と、デジタルスチルカメラ1に対応した、クレードルなどといわれる周辺機器との組み合わせを考えることができる。例えばクレードルにデジタルスチルカメラ1が設置されると、クレードルとデジタルスチルカメラ1とが、有線若しくは無線によるデータインターフェイスにより接続されるようにする。さらに、クレードル自体に対してネットワーク接続機能を設けるようにする。
ここで、図3を参照して、上記図1、図2に示した画像処理システムの動作の概略について述べておく。ここでは、図1に示した第1例の構成を挙げて説明する。また、ここでの説明は、図3に示される[ ]内に示される番号に従って行う。
先ず、デジタルスチルカメラ1を所有しているユーザは、デジタルスチルカメラ1を使用して撮像記録を行う。これにより、デジタルスチルカメラ1に装填されている記憶媒体(メモリカード30)に、撮像により得られた画像データ(撮像画像データ)が、例えばJPEGなどの所定のファイル形式によって記憶され、蓄積されていくことになる。なお、ファイルとしての撮像画像データについては撮像画像ファイルという。
この撮像画像ファイルには、例えばExif(Exchangeable Image File Format)などに代表されるように、撮像記録された日時、そのときの露出などをはじめとするカメラ制御情報などがメタデータ(付加情報)として付加されている。本実施形態では、このようなメタデータとして、その撮像記録時におけるデジタルスチルカメラ1の撮影位置を示す位置情報と、その撮像記録時におけるデジタルスチルカメラ1の撮像方向(撮影方向)を示す方向情報とが含まれるものとする。
本実施形態のデジタルスチルカメラ1では、後述する態様によって複数の撮像画像ファイルの画像を利用したパノラマ画像を表示させる。ここで、ユーザがパノラマ画像を表示させたいと思ったときには、先ず、そのときにメモリカードに記憶されている撮像画像データのうちから、デジタルスチルカメラ1のパノラマ画像の基準となる撮像画像データを選択する。以降、この基準となる撮像画像データは、「基準画像」ともいう。
上記のようにして基準画像を選択したうえで、ユーザがパノラマ画像表示を指示する操作を行ったとする.これに応じては、デジタルスチルカメラ1が、基準画像とともにパノラマ画像を形成するのに必要な他の撮像画像データ(以降、「合成用画像」ともいう)を収集する。この収集にあたっては、その合成位置が決められた合成用画像ごとに、先ず、[3−1]の手順を行い、その結果、合成用画像としての条件を満たす撮像画像ファイルが収集されなければ、[3−1]の手順を行うものとする。
先ず、デジタルスチルカメラ1は、ローカルからの検索を行って収集を試みる。つまり、デジタルスチルカメラ1は、自身に装填されるメモリカードに記憶される撮像画像ファイルのうちから合成用画像としての条件を満たすものを検索する。
上記のローカルからの収集を行っても合成用画像としての条件を満たす撮像画像ファイルが取得できなかった場合には、デジタルスチルカメラ1は、ネットワーク3経由で写真サーバ2にアクセスする。
写真サーバ2においては、例えばネットワーク経由で膨大な数のユーザからアップロードされた、膨大な数の撮像画像ファイルを記憶管理している。なお、この場合には、写真サーバ2にて記憶管理されている撮像画像ファイルにも、位置情報、方向情報がメタデータとして含まれているものとする。
そして、デジタルスチルカメラ1は、アクセスした写真サーバ2に対して、上記合成用画像としての条件に対応した検索条件を指定して検索を要求する。この要求に応じて写真サーバ2は、自身が記憶管理するもののうちから、検索条件に該当する撮像画像ファイルを検索してデジタルスチルカメラ1に送信してくる。このようにして、デジタルスチルカメラ1は、ネットワーク3経由で、写真サーバ2からも合成用画像を収集可能とされている。
合成用画像をローカルから収集するにあたっては、特にネットワーク接続機能をはたらかせる必要がないので、短時間で済み、また、手軽である。また、ローカルから収集した場合、基準画像を撮像記録していたときの撮像画像ファイルが検索される可能性が高い。従って、撮像記録時の周囲環境であるとかカメラ設定など共通している可能性が高く、それだけ合成したときの違和感が少ない。
一方、写真サーバ2は、膨大な数の撮像画像ファイルを記憶しているので、写真サーバ2から収集すれば、合成用画像としての条件を満たす撮像画像ファイルが取得できる可能性は非常に高い。
本実施形態では、このような両者の利点を享受するために、ローカルと写真サーバ2の両者から収集することとし、そのうえで、ローカルからの収集を先に行うこととしたものである。
デジタルスチルカメラ1は、例えば必要とされる全ての合成用画像の収集を実行して取得した合成用画像を利用して、デジタルスチルカメラ1の表示部(23)の表示画面部(23A)での表示に利用する表示用パノラマ画像データを生成する。
次に、デジタルスチルカメラ1は、生成した表示用パノラマ画像データを利用して表示画面部に対してパノラマ画像を表示させる。
[構成]
図4は、本実施形態としてのデジタルスチルカメラ1の構成例を示すブロック図である。
この図において、先ず、光学系部11は、例えばズームレンズ、フォーカスレンズなども含む必要枚数の撮像用のレンズ群、絞りなどを備えて成り、入射された光を撮像光としてイメージセンサ12の受光面に結像させる。
また、光学系部11においては、上記のズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りなどを駆動させるための駆動機構部も備えられているものとされる。これらの駆動機構部は、例えば制御部17が実行するとされるズーム(画角)制御、自動焦点調整制御、自動露出制御などのいわゆるカメラ制御によりその動作が制御される。
なお、イメージセンサ12として採用される光電変換素子(撮像素子)としては、特に限定されるものではないが、現状であれば、例えばCMOSセンサやCCD(Charge Coupled Device)などを挙げることができる。また、CMOSセンサを採用する場合には、イメージセンサ12に相当するデバイス(部品)として、次に述べるA/Dコンバータ13に相当するアナログ−デジタル変換器も含めた構造とすることができる。
信号処理部14では、A/Dコンバータ13から出力されるデジタルの撮像信号について、例えば1つの静止画 (フレーム画像)に相当する単位で取り込みを行い、このようにして取り込んだ静止画単位の撮像信号について所要の信号処理を施すことで、1枚の静止画に相当する画像信号データである撮像画像データを生成することができる。
エンコード/デコード部15は、信号処理部14から出力されてくる静止画単位の撮像画像データについて、所定の静止画像圧縮符号化方式により圧縮符号化を実行したうえで、例えば制御部17の制御に応じてヘッダなどを付加して、所定形式に圧縮された撮像画像データの形式に変換する。そして、このようにして生成した撮像画像データを実データとして有する、所定の静止形式による画像ファイルを生成し、メディアコントローラ16に転送する。メディアコントローラ16は、制御部17の制御に従って、メモリカード30に対して、転送されてくる画像ファイルのデータを書き込んで記録させる。
上記したように、メモリカード30に記録される撮像画像データは、ファイル単位で管理される。このファイル単位による管理は、例えばメモリカード30に対応する装置が実装するファイルシステムにより実現される。
なお、画像ファイルを記憶させる記憶媒体については、例えばディスク状記録媒体をはじめ、上記メモリカード以外の種別、形式などとされてもよい。
このためには、制御部17が画像ファイルを指定して、メディアコントローラ26に対してメモリカード30からのデータ読み出しを命令する。この命令に応答して、メディアコントローラ26は、指定された画像ファイルが記録されているメモリカード30上のアドレスにアクセスしてデータ読み出しを実行し、読み出したデータを、エンコード/デコード部25に対して転送する。
なお、このユーザインターフェイス画像は、例えば特定のメニュー画面などのようにスルー画や撮像画像データの再生画像とは個別に表示部23の表示画面部に表示させることも可能であるし、スルー画や撮像画像データの再生画像上の一部において重畳・合成されるようにして表示させることも可能である。
RAM19は、CPUのための主記憶装置とされる。
また、この場合のフラッシュメモリ20は、例えばユーザ操作や動作履歴などに応じて変更(書き換え)の必要性のある各種の設定情報などを記憶させておくために使用する不揮発性の記憶領域として設けられるものである。
なおROM18について、例えばフラッシュメモリなどをはじめとする不揮発性メモリを採用することとした場合には、フラッシュメモリ20に代えて、このROM18における一部記憶領域を使用することとしてもよい。
制御部17は、操作部21から入力される操作情報信号に応じて所定の処理を実行する。
上記構成によるデジタルスチルカメラ1が実行するとされる撮像画像ファイルの記録のための処理手順例について、図5のフローチャートを参照して説明する。
デジタルスチルカメラ1は、撮像記録モードとされている状態の下で、ステップS101により、レリーズ実行指示が得られるのを待機している。レリーズ実行指示は、撮像画像の記録を指示するもので、例えば、シャッターボタン操作であるとか、セルフタイマーのタイマー時間が経過したタイミングなどに応じて発生する。デジタルスチルカメラ1は、レリーズ実行指示が得られると、ステップS102以降の手順に進む。
ステップS106においては、上記ステップS105により生成した撮像画像ファイルをメモリカード30に書き込んで記憶させる。
この図の撮像画像ファイルは、メタデータ部、ボディ部から成るものとしている。メタデータ部は、例えばヘッダといわれる領域に対応する。本実施形態において、このメタデータ部においては、ステップS102、S103により取得した位置情報、方向情報が格納される。
ボディ部には、レリーズ実行指示の発生タイミングに応じて撮像画像信号から生成した静止画像データが格納される。
図7は写真サーバ2の構成例を示している。写真サーバ2は、いわゆるサーバ対応のコンピュータシステムとして構成されるのであるが、この図に示される写真サーバ2は、制御部41、記憶部42、及び通信部43から成るものとしている。
制御部41は、写真サーバ2における各種の制御、処理を実行する。
記憶部42には、ネットワーク3経由でアップロードされてきた画像ファイル(撮像画像ファイル)が記憶されている。
通信部43は、ネットワーク3経由での通信を可能とするための部位である。
制御部41は、受信された画像ファイルを記憶部42に転送して記憶させ、例えばデータベースなどにより管理する。
また、例えばネットワーク3経由で写真サーバ2に対して検索要求が行われたとき、写真サーバ2の通信部43は、検索要求を受信して制御部41に転送する。
制御部41は、受け取った検索要求が示す検索条件により記憶部42に記憶されている画像ファイルに対する検索を行い、検索条件に該当した画像ファイルを抽出する。そして、このようにして抽出された画像ファイルのデータを、例えば検索要求元に対して送信することができる。
[第1の表示例]
次に、本実施形態のデジタルスチルカメラ1により行うパノラマ画像表示として、第1の表示例について説明する。
図8(a)においては、表示部23の表示画面部23Aにおいて、ユーザ操作により選択された基準画像Istが表示された状態を示している。そして、この基準画像Istを基準として第1の表示例としてのパノラマ画像表示を行うのにあたり、その表示用画像データ(表示用パノラマ画像データ)を図8(b)に示すような概念により生成する。
これは、図9に示すようにして、概念的には、1つの視点位置P(実際の処理では後述するようにして一定の範囲が与えられる)から基準画像Istを撮像したときの方向を中心として、その周囲近傍に撮像方向をずらして撮像された画像を、ほぼ、その撮像方向に対応させて配列させたものとしてみることができる。また、この点からすると、合成用画像は、基準画像の画枠(画像枠:例えば基準画像を撮像したときのカメラの視野範囲が相当する)内から外れた画像部分を持つ画内容を有している画像であるとみることができる。
なお、図8(b)では、単に、撮像方向におおまかに合わせて、基準画像Istの周囲に規則的に合成用画像Icmを配置しているだけであるが、図8(c)を見て分かるように、表示時においては、基準画像Istに対して、各合成用画像Icmの水平及び垂直方向の位置が合わせられている。即ち、表示用パノラマ画像データの生成に際しては、このような画像間の位置調整も行うこととしている。これにより、パノラマ画像として表示されたときにみやすいものとすることができる。
この図8(c)に示されているパノラマ画像は、表示開始時において表示された画内容とされ、先ず、基準画像Istに対してカーソルCRが配置されている。そのうえで、このパノラマ画像を対象としては、上下左右の各方向に対する表示領域の移動を指示する操作を行うことが可能とされている。この操作は、操作部21に対する操作として、例えば、上下左右に対応させたキーに対する操作などとされてもよいし、また、表示画面部23Aに対するタッチパネル操作などとされてもよい。
このようにして、例えば上下左右(斜め方向を加えてもよい)方向への移動指示に応じて、パノラマ画像における表示領域を段階的に移動させることが可能とされている。これにより、例えば模式的には図8(b)のようにして形成されたパノラマ画像の全体をみることが可能となっている。
続いて第2の表示例について、図10、図11により説明する。
図10(a)には、図8(a)と同様にして、表示画面部23Aにおいて基準画像Istが選択されて表示されている状態が示されている。そして、ここから、第2例としての画像表示を行おうとした場合には、表示用パノラマ画像データの生成にあたり、概念的には、図8(b)に示すような合成が行われる。
これに対して、第2例の場合には、基準画像Istに対して合成用画像Icmをつなぎ合わせるようにして配置している。即ち、例えば基準画像Istを核の画像として、その周囲の画像を、合成用画像Icmの画像を利用して足しつないでいくようにして画像合成を行うことで、1つの表示用パノラマ画像データを生成する。
基準画像Istを元にして、例えば図3にて説明したように、その周囲を撮像した撮像画像ファイル(合成用画像)を収集して取得したとしても、これらの画像を、上記のこれまでのビューワ機能により見たのでは、あまり、臨場感のあるものにはならない。
[キャンバスプロット処理]
続いては、本実施形態としてのパノラマ画像表示のための画像処理についての、より具体的な態様例について述べていく。なお、ここでの説明にあたっては、図8に示した第1の表示例に対応させた画像処理例を挙げる。
キャンバス40は、仮想的に、基準画像Ist及び合成用画像Icmを貼り付けていく台紙といえる。
なお、これは図示の都合により決めたブロック数及び配列であり、実際においては、異なるブロック数、配列態様とされてよい。
以降は、図13に示すようにして、残りのブロックのそれぞれに対して、1つの合成用画像Icmの中心点を配置していくようにする。図13においては、ブロック(L3,C2)に対して合成用画像Icm1の中心点Ccm1をプロットし、ブロック(L3,C5)に対して合成用画像Icm2の中心点Ccm2をプロットし、ブロック(L1,C6)に対して合成用画像Icm3の中心点Ccm3をプロットしている。以降、同じ要領により、1つのブロックに対して1つの合成用画像Icmの中心点Ccmをプロットしていき、最終的には、全てのブロックにおいて1つの合成用画像Icmの中心点Ccmがプロットされる状態とする。このようにして、1つの基準画像Istと34の合成用画像Icmの中心点Cst、Ccmについてのキャンバス上でのプロット位置を決定する。
図14(a)は、図12に対応している。つまり、キャンバス40に対して基準画像Istのみをプロットさせた状態である。
本実施形態では、基準画像Istがメタデータとして持つ位置情報Pstを、基準視点位置として設定する。なお、位置情報は、緯度、経度により示されるものとする。そのうえで、この基準視点位置Pstを基点として定めた一定範囲を視点範囲50として設定する。このようにして設定される視点範囲50は、基準視点位置Pstを面積的に拡張したものとしてみることができる。
ここで、合成用画像Icm1を見てみると、これに対応する視点位置P1は、視点範囲50内に存在している。つまり、合成用画像Icm1としての撮像画像ファイルがメタデータとして持つ位置情報は、視点範囲50内に含まれている。
また、視点位置P1からキャンバス40における合成用画像Icm1の中心位置Ccm1までに至る矢印付きの線(撮像方向線)は、そのときの撮像方向を示していることになる。つまり、合成用画像Icm1としての撮像画像ファイルがメタデータとして持つ方向情報D1を表している。
同様にして、視点位置P2,P3が対応する合成用画像Icm2,Icm3の位置情報視点範囲50内に存在している。かつ、視点位置P2,P3からキャンバス40における合成用画像Icm2,Icm3の中心位置Ccm2,Ccm3までに至る矢印も、合成用画像Icm2,Icm3としての撮像画像ファイルがメタデータとして持つ方向情報D2,D3を表している。
続いては、第1の表示例に対応した、パノラマ画像の移動表示のための制御例について述べる。確認のために述べておくと、第1の表示例に対応した移動表示の態様は、先に図8(c)により説明したとおりである。
また、ここで「表示対象ブロック」を定義する。対象ブロックは、そのときにパノラマ画像上でカーソルCRが配置されて表示されている画像の中心点がプロットされているブロックである。
このようにして、例えば第1の表示例におけるパノラマ画像の移動表示は、ブロックに基づいて行うことができる。
図16のフローチャートは、デジタルスチルカメラ1が、上記図12〜図14による説明に従って表示用パノラマ画像データ生成して、パノラマ画像を表示開始させるまでの処理手順例を示している。この図に示される処理は、デジタルスチルカメラ1における制御部17(CPU)がプログラムに従って実行する処理としてみることができる。ここでは、図に示される各ステップの処理を実行する主体が制御部17であることとして説明する。また、ここでの処理手順例は、第1の表示例としてのパノラマ画像の表示に対応したものである。
ステップS203においては、視点範囲50(図14参照)を設定する。即ち制御部17は、上記ステップS202により取得した位置情報(基準視点位置)Pstが示す位置を基準点として予め定められた一定距離の範囲を設定する。これが視点範囲50となる。なお、最も簡単な例の1つは、位置情報Pstが示す位置を中心とした一定の半径距離を有する円形状の範囲を視点範囲50とするものである。もちろん、これは一例であって、例えば所定の条件によって求められる楕円形状、四角形状などとされてもよい。
ここで、ステップS205以降の処理を実行するのにあたって、キャンバスにおけるブロックに対しては番号を付すこととする。この番号を付す規則としては特に限定されないが、ここでは、図12のキャンバスであれば、1行目から5行目にかけて、順次、左から右の列となる順で0〜34の番号を付していくものとする。
この検索条件は、位置情報と方向情報との組み合わせとなる。
先ず、位置情報としては、ステップS203により設定された視点範囲50に含まれるべきものとなる。また、方向情報としては、上記の位置情報に対応する視点位置Pを起点として、撮像方向線がブロックn内の領域を通過できる範囲にあることが必要になる。上記検索条件としては、このような位置情報の範囲と方向情報の範囲の論理積となる。この方向範囲の情報については、視点位置範囲50に対応する位置情報の範囲と、視点位置範囲50(基準視点位置Pst)からのブロックnの方向の情報などを利用した所定の演算により求めることができる。
このためには、制御部17は、通信部27を制御してデジタルスチルカメラ1を写真サーバと接続させたうえで、ステップS206により生成した検索条件を、必要に応じて写真サーバ2が解釈可能な形式に変換した上で、写真サーバ2に送信する。つまり写真サーバ2に対して検索要求を行う。
ステップS211に至った場合、検索された撮像画像ファイルは複数存在する可能性がある。しかし、1つのブロック41に対してプロットできる中心点、即ち撮像画像ファイルは1つのみとされている。そこで、ステップS211においては、条件を与えて、最終的に最も適切とされる1つの撮像画像ファイルに絞り込むための絞り込み処理を行う。この絞り込み処理により残った1つの撮像画像ファイルが、即ち、ブロックnに対応する合成用画像となる。
ステップS213においておいては、ブロック番号を示す変数nについて最大値であるか否かについて判別する。ここで否定の判別結果が得られた場合には、未だプロットの処理が完了していないブロックがあることになる。そこで、ステップS214により変数nについてインクリメントしてステップS206に戻る。
これに対してステップS213にて肯定の判別結果が得られた場合には、ステップS215、S216の処理を実行する。
ステップS215においては、先の説明のようにして、第1の表示例としての態様の表示に対応する表示用パノラマ画像データを生成する。次に、ステップS216により、生成した表示用パノラマ画像データを利用して表示画面部23Aに対してパノラマ画像を表示させる。
図17において、先ず、ステップS301においては、図16のステップS207若しくはステップS209により検索された撮像画像データが1つ(1枚)であるか否かについて判別する。
ここで肯定の判別結果が得られた場合には、この1つの撮像画像データを合成用画像とすればよく、実質的な絞り込み処理を行う必要はない。そこで、この場合には、ステップS302〜S309までの処理をスキップしてステップS212に進む。
これに対して、ステップS310にて否定の判別結果が得られた場合には、複数の撮像画像ファイルが検索されていることになる。そこで、この場合にはステップS302以降の手順に進む。
ステップS302以降の絞り込み処理は、以降の説明から分かるように、この考え方に従ったものとなっている。
また、ステップS302においては、検索された撮像画像ファイルと基準画像としての撮像画像ファイルから、位置情報のメタデータも読み込んで取得しておく。この位置情報は、ステップS309にて利用する。
ここでの絞り込み処理としては、例えば、基準画像の時刻に対して、差分が最も少ないとされる時刻の撮像画像ファイルを候補として抽出する。
例えば、差分について「30分以内」、「1時間以内」、「3時間以内」「6時間以内」・・・のようにしてグループ化して、このグループに対して候補の撮像画像ファイルを当て嵌めていく。そして、これらのうちで最も小さな差分に属している撮像画像ファイルを候補として抽出する。
そこで、時刻による絞り込みを行うこととすれば、基準画像が撮像された時刻と合成用画像が撮像された時刻が近くなる。即ち、合成用画像としては、基準画像と同じ時間帯に撮像されたものが抽出される可能性が高くなり、同じような日照、照明の状態が得られることになる。
これに対して否定の判別結果が得られた場合には、ステップS305に進む。
例えば同じ位置、方向から撮像した画像であっても、季節が異なれば、相当に異なる雰囲気となる可能性は相応に高い。そこで、ステップS305においては、上記候補として残ったもののうちから、基準画像の季節に最も近いとされる季節の撮像画像ファイルを候補として抽出する。
このためには、ステップS302にて取得した日時情報における月の情報を用いる。例えば、春については3月〜5月、夏については6月〜8月、秋については9月から11月、冬については12月から2月、のようにして設定する。そして、先ずは、基準画像の季節と同じ季節の撮像画像ファイルがあれば、これらの撮像画像ファイルを新たな候補とし、無ければ、基準画像の季節に対して、その次(若しくはその前)となる季節の撮像画像ファイルを探していく。このような手順で、季節による絞り込みを行う。
同じ位置、方向により撮像しても、年代が離れるほど、例えば建物の様子であるとか周囲の環境が変化している可能性が高くなる。従って、年代が近いほど、合成用画像としては好適であることになる。
そこで、ステップS307においては、ステップS305により候補として残ったもののうちから、基準画像の年代にできるだけ近い撮像画像ファイルを候補として抽出する。
この年代による絞り込みでは、ステップS302にて取得した日時情報における年の情報を用いる。そのうえで、時刻に準じて、基準画像との年代の差分について「1年以内」、「5年以内」、「10年以内」、「30年以内」・・・のようにしてグループ化して、このグループに対して候補の撮像画像ファイルを当て嵌めていく。そして、これらのうちで最も小さな差分に属している撮像画像ファイルを候補として抽出する。
つまり、基準画像を撮像したときの天気と、合成用画像の天気とが異なっていれば、異なる雰囲気の画像になってしまう。例えば基準画像が晴天時のものならば、合成用画像も晴天時のものとしたほうが、同じような雰囲気になって好ましい。
このために、基準画像と、現段階において候補として残っている複数の撮像画像ファイルのそれぞれについての天候を、ネットワーク3経由で、天候情報サーバ(図示せず)に問い合わせる。この問い合わせに際して、画像ごとに、日時情報と位置情報とを天候情報サーバに対して送信する。
ステップS310による処理を完了するとステップS212に進む。
しかし、これとは別に、娯楽性を高めるために、基準画像の雰囲気からはかけ離れた合成用画像を敢えて合成させることで、パノラマ画像のちぐはぐさであるとか意外性などを楽しんでもらうという考え方をとることもできる。この場合には、例えば図17の絞り込み処理として、時刻、季節、年代、天候の少なくとも1つについて、基準画像に対してできるだけかけ離れた撮像画像ファイルをほう補として抽出するようなアルゴリズムとすることも考えられる。
ここでは、はじめのステップS401、及びステップS402が、ステップS216の表示開始の処理に対応する。
次に、ステップS402により、表示対象ブロックにその中心点がプロットされている画像が主画像として表示されるようにして制御を実行する。
つまり、表示対象ブロックに対応する画像が表示画面部23Aのほぼ中心に位置して最前面で表示されるようにする。また、この画像に対してカーソルCRを配置表示させる。
初期表示では、ステップS401によって基準画像が表示対象ブロックに対応付けられているので、基準画像が主画像として表示される。
これに対して、ステップS403にて否定の判別結果が得られた場合には、ステップS404に進む。
ステップS404において記録指示操作は行われなかったとして否定の判別結果が得られた場合には、ステップS405をスキップしてステップS406に進む。
ステップS405においては、記録指示操作が行われたときに表示画面部23Aに表示させていたパノラマ画像を、1つの撮像画像ファイルとして、メモリカード30に記録するための処理を実行する。
これに対してステップS406において肯定の判別結果が得られたのであれば、ステップS407に進む。
上であると判別した場合には、ステップS408に進んで、これまで表示対象ブロックとして設定されていたブロックに隣接する上のブロックを、新規の表示対象ブロックとして設定する。つまり、1つ上のブロックに表示対象ブロックを移動させる。そのうえで、ステップS402に戻る。これにより、パノラマ画像としては、これまでの画像に対して1つ上に配置されていた画像が主画像として表示されることになる。
同様に、ステップS407にて、左であると判別した場合には、ステップS410に進んで、一つ左のブロックに対して表示対象ブロックを移動させる設定を行った後、ステップS402に戻る。
ステップS407にて、右であると判別した場合には、ステップS411に進んで、一つ右のブロックに対して表示対象ブロックを移動させる設定を行った後、ステップS402に戻る。
なお、上記ステップS408〜S411に至った場合において、これまでの表示対象ブロックが上、下、左、右の端のブロックとされていることで、それ以上移動させることができないときには、特に表示対象ブロックを移動させる処理を実行させることなく、ステップS402に戻ればよい。
このようなプログラムは、例えば制御部17としてのCPUが記憶装置として利用するROMやフラッシュメモリに対して製造時などに書き込んで記憶させるほか、リムーバブルの記憶媒体に記憶させておいたうえで、この記憶媒体からインストール(アップデートも含む)させるようにしてフラッシュメモリなどに記憶させることが考えられる。また、所定のデータインターフェースを経由させるなどして、他のホストとなる機器からの制御によってプログラムのインストールを行えるようにすることも考えられる。さらに、ネットワーク上のサーバなどにおける記憶装置に記憶させておいたうえで、デジタルスチルカメラ1にネットワーク機能を持たせることとし、サーバからダウンロードして取得してインストールできるように構成することも考えられる
[第1の変形例]
図19を参照して、本実施形態としての第1の変形例について説明する。
例えば図12に示したキャンバス40は二次元平面とされていた。これに対して、第1の変形例では、図19に示すようにして円筒型キャンバス40Aを定義している。
この円筒型キャンバス40Aは、図示するようにして円筒形状とされている。そのうえで、その内壁側に対して、ブロック41を設定している。また、この円筒型キャンバス40Aのブロック41は、東西南北(NEWS)の方位と絶対的な関係が与えられている。
この場合において、ブロック41に対する基準画像及び合成用画像の中心点のプロットは、図12〜図14による説明に準じて実行すればよい。各ブロックに対する中心点のプロットが完了した状態を図19(b)に示している。
図20は第2の変形例を示している。
この第2の変形例では、キャンバスとして、ドーム形状のドーム型キャンバス40Bを定義することとしている。
このドーム型キャンバスにおける視点位置Pは、ドーム内の底面において設定される。例えば基準視点位置Pstは、円形のドーム底面の中心位置に設定されている。
そのうえで、この場合にも、図12〜図14による説明と同様の要領で画像の中心点をプロットしていく。
図21は、第3の変形例を示している。
第3の変形例では、キャンバスとして円筒型キャンバス40Cを定義する。この円筒型キャンバス40Cは、円筒形状である点では、第1の変形例と同様である。ただし、ブロック41は、内壁側ではなく外壁に対して設定される。
また、基準視点位置Pstは円筒型キャンバス40Cの外側となる。そして、この基準視点位置Pstから、基準画像が持つ方向情報Dstにより1つのブロックに対するプロットが行われていることになる。
つまり、先ずは、基準画像を選択してパノラマ画像を表示画面部23Aに対して表示させ、この状態で、例えば左右方向に移動させる操作を行うと、基準画像を撮像した基準視点位置からの360°の画像を見ることができる。そのうえで、移動操作として、例えばそのときに向いている方向に対して前進していく操作も行えるようにする。すると、その移動操作に応じては、視点位置が移動する。そして、この移動した視点位置において、また左右方向に沿った移動操作を行うと、この移動後の視点位置からの360°の画像を見ることができる。以降同様にして、視点位置を、そのときに向いている方向に対して前進させるようにして移動させると、またその移動後の視点位置にて周囲360°の画像を見ることができる、というものである。
例えばこのための表示制御としては、視点の移動操作に応じて、基準視点位置を変更し、この変更された基準視点位置に基づいて、例えば円筒型キャンバス40Aに対するプロットを行う、という処理を行うようにされる。
例えば、本実施形態に対応するデジタルスチルカメラをクレードルに設置しておくなど、電源供給が可能な状態で放置しておくとする。すると、そのときに装填されているメモリカードに記憶されている撮像画像ファイルの全て又はその一部を基本画像として、自動的にパノラマ画像を生成するような構成とすることが考えられる。
Claims (13)
- 撮影位置を示す位置情報、及び撮影方向を示す方向情報が少なくとも付加情報として付加された撮像画像データであり、基準として選択された基準画像データの位置情報に基づいて、視点範囲を設定する視点範囲設定手段と、
上記位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを蓄積する蓄積部から、上記視点範囲内を視点位置にして上記基準画像データの画像枠よりも外の画像を撮像しているとの条件を満たす位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを、合成用画像データとして取得する合成用画像データ取得手段と、
上記基準画像データの画像と上記合成用画像データの画像を、上記位置情報と方向情報とに基づいて設定した位置に配置して合成して表示用画像データを生成する表示用画像生成手段と、
表示制御として、上記表示用画像データにおける部分領域が表示画面部にて表示されるようにするとともに、表示領域の移動指示に応じて、これまで表示画面部にて表示すべき表示用画像データの部分領域を、上記移動指示により指示された移動方向に対応させて変更する表示制御手段と、
を備える画像処理装置。 - 基準画像及び合成用画像の合成位置設定に利用するための面であり、この面全体が画像の配置されるべき配置領域ごとに分割された仮想画像配置面を設定するもので、基準として定めた基準配置領域に対して、上記基準画像データの位置情報及び方向情報により決まる撮像方向線が通過する中心点が配置されるべき仮想画像配置面設定手段をさらに備え、
上記合成用画像データ取得手段は、上記基準配置領域以外の配置領域ごとに、上記中心点が配置されることとなる位置情報及び方向情報を有する合成用画像データを取得するようにされ、
上記表示用画像生成手段は、上記仮想画像配置面の基準配置領域に対して上記基準画像データの中心点を配置するようにして基準画像の合成位置を設定するとともに、上記基準配置領域以外の配置領域ごとに、上記上記合成用画像データ取得手段が取得した合成用画像データの中心点を配置して合成用画像の合成位置を設定し、これらの合成位置が設定された基準画像及び合成用画像を合成して上記表示用画像を生成する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 上記表示制御手段は、
表示対象として設定された上記配置領域である表示対象配置領域に配置された画像が上記部分領域にて主画像として表示されるように制御するものとされ、画像の移動指示に応じて、上記表示対象配置領域を移動させる設定を行うようにされている、
請求項2に記載の画像処理装置。 - 記録指示に応じて、そのときに表示画面部にて表示されている表示用画像データの部分領域から成る1つの画像データを、記録媒体に記録させる記録制御手段をさらに備える、
請求項1から請求項3の少なくともいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 上記合成用画像データ取得手段は、
1つの配置領域に中心点が配置される撮像画像データが複数であるときには、合成用画像データに付加される付加情報に基づいて合成用画像データとすべき撮像画像データの絞り込みを実行する、
請求項1から請求項4の少なくともいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 上記合成用画像データ取得手段は、上記付加情報により示される撮像が行われた時刻に基づいて上記絞り込みを実行する、
請求項5に記載の画像処理装置。 - 上記合成用画像データ取得手段は、付加情報により示される撮像が行われた季節に基づいて上記絞り込みを実行する、
請求項5又は請求項6に記載の画像処理装置。 - 上記合成用画像データ取得手段は、付加情報により示される撮像が行われた年代に基づいて上記絞り込みを実行する、
請求項5から請求項7の少なくともいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 上記合成用画像データ取得手段は、付加情報である位置情報及び撮像した日時を示す情報に基づいて取得した、撮像が行われたときの天候情報に基づいて、上記絞り込みを実行する、
請求項5から請求項8の少なくともいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 上記蓄積部は、撮像装置が撮像を行って上記撮像画像ファイルを記録する記憶媒体である、
請求項1から請求項9の少なくともいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 上記蓄積部は、ネットワーク上に存在し、上記撮像画像ファイルを記憶管理するサーバである
請求項1から請求項10の少なくともいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 撮影位置を示す位置情報、及び撮影方向を示す方向情報が少なくとも付加情報として付加された撮像画像データであり、基準として選択された基準画像データの位置情報に基づいて、視点範囲を設定する視点範囲設定手順と、
上記位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを蓄積する蓄積部から、上記視点範囲内を視点位置にして上記基準画像データの画像枠よりも外の画像を撮像しているとの条件を満たす位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを、合成用画像データとして取得する合成用画像データ取得手順と、
上記基準画像データの画像と上記合成用画像データの画像を、上記位置情報と方向情報とに基づいて設定した位置に配置して合成して表示用画像データを生成する表示用画像生成手順と、
表示制御として、上記表示用画像データにおける部分領域が表示画面部にて表示されるようにするとともに、表示領域の移動指示に応じて、これまで表示画面部にて表示すべき表示用画像データの部分領域を、上記移動指示により指示された移動方向に対応させて変更する表示制御手順と、
を実行する画像処理方法。 - 撮影位置を示す位置情報、及び撮影方向を示す方向情報が少なくとも付加情報として付加された撮像画像データであり、基準として選択された基準画像データの位置情報に基づいて、視点範囲を設定する視点範囲設定手順と、
上記位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを蓄積する蓄積部から、上記視点範囲内を視点位置にして上記基準画像データの画像枠よりも外の画像を撮像しているとの条件を満たす位置情報及び方向情報が付加情報として付加された撮像画像データを、合成用画像データとして取得する合成用画像データ取得手順と、
上記基準画像データの画像と上記合成用画像データの画像を、上記位置情報と方向情報とに基づいて設定した位置に配置して合成して表示用画像データを生成する表示用画像生成手順と、
表示制御として、上記表示用画像データにおける部分領域が表示画面部にて表示されるようにするとともに、表示領域の移動指示に応じて、これまで表示画面部にて表示すべき表示用画像データの部分領域を、上記移動指示により指示された移動方向に対応させて変更する表示制御手順と、
を画像処理装置に実行させるプログラム。
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