JP2010147637A - 動画再生装置、動画再生方法、および、動画再生プログラム - Google Patents

動画再生装置、動画再生方法、および、動画再生プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像された動画の角度を補正して再生することができる動画再生装置を提供する。
【解決手段】動画再生装置が、取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する角度検出部と、角度検出部が検出したフレーム毎の角度に基づいて、取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として出力する変換部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画再生装置、動画再生方法、および、動画再生プログラムに関する。
従来、縦横混在して撮影した静止画を連続的に閲覧する際、自動的に画像を回転させるデジタルカメラが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−252797号公報
ところで、近年、デジタルカメラについて、静止画のみならず、動画を撮影することが望まれている。しかしながら、デジタルカメラを用いて手持ちで動画を撮影する場合、デジタルカメラの角度を一定とすることは難しい。ここでいう角度とは、たとえば、水平方向または鉛直方向に対する角度である。
このようにデジタルカメラの角度を一定とすることができないで撮影された動画を再生する場合には、この動画には角度の変動が生じている。そのため、この動画を見た人は画面酔いする可能性がある。また、デジタルカメラは、縦位置から横位置、または、横位置から縦位置などに、撮影位置を変更しつつ、動画が撮影される場合もある。このように撮影位置が変更される場合においても、撮影された動画の角度には変動が生じる。よって、この動画を見た人は画面酔いする可能性がある。
このような画面酔いする可能性があるという問題に対して、従来のデジタルカメラでは、静止画のみを対象としており、また、縦方向と横方向との角度の回転しかないため、撮像された動画の角度を補正して再生することはできない、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、撮像された動画の角度を補正して再生することができる動画再生装置、動画再生方法、および、動画再生プログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する角度検出部と、前記角度検出部が検出したフレーム毎の角度に基づいて、前記取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として出力する変換部と、を有することを特徴とする動画再生装置である。
この発明によれば、動画再生装置が、取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出し、この検出したフレーム毎の角度に基づいて、取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として出力することができる。
このようにして、撮像された動画の角度を補正して再生することができるために、角度を一定とすることができないで撮影された動画を再生する場合であっても、また、撮影中に撮影位置を変更して撮影された動画を再生する場合であっても、再生する画像の角度は一定となる。よって、この動画を見た人が画面酔いする可能性を減じる効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による動画再生装置1の構成を示す概略ブロック図である。この図1を用いて、動画再生装置1の構成を説明する。また、各構成で実行される一例としての処理について、図2と図3とを用いつつ説明する。
動画再生装置1は、角度検出部2と、変換部3とを、有している。また、動画再生装置1は、周辺装置として、動画記憶部4と、動画出力部5と、を有している。
動画記憶部4には、動画が予め記憶されている。たとえば、この動画記憶部4には、図2(1)から図2(3)に示すような、複数の画像が連続する動画が予め記憶されている。ここでは、空と地面、および、建物と人とが、動画として撮影されているものとして説明する。なお、この動画においては、たとえば、図2(1)の横位置、すなわち、水平位置からの撮影から、図2(3)の縦位置、すなわち、鉛直位置からの撮影に、回転されて撮影されている。この場合には、図2(2)が、回転において回転している画像となり、たとえば、画面酔いする可能性を高める画像である。
なお、この動画の記録方式は、たとえば、Motion JPEG(Motion Joint Photographic Experts Group)であてもよいし、MPEG(Moving Picture Experts Group)であってもよいし、他の動画形式であってもよい。ここでは、それぞれのフレームは、1枚の画像となっているものとして説明する。
動画再生装置1は、動画記憶部4に記憶されている動画を読み出して、読み出した動画における画像の角度をフレーム毎に変換した後、この変換した動画を動画出力部5に出力する。動画出力部5は、たとえば、表示装置または記憶部である。たとえば、動画出力部5が表示装置である場合には、動画再生装置1は、変換した動画を、表示装置である動画出力部5に表示させる。また、動画出力部5が記憶装置である場合には、動画再生装置1は、変換した動画を、記憶装置である動画出力部5に記憶させる。
角度検出部2は、動画記憶部4から読み出して取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する。
たとえば、この角度検出部2は、動画を取得する場合に、当該動画のフレームとともに、当該フレームに撮影されている画像が撮影された場合の角度を示す角度情報を取得し、当該取得した角度情報に基づいて角度を検出する。この場合には、動画記憶部4には、たとえば、動画のフレームと、当該フレームに撮影されている画像が撮影された場合の角度を示す角度情報とが、関連付けられて予め記憶されている。たとえば、水準器を有している撮像装置により動画が撮影された場合に、この水準器により検出された角度情報が、動画とともに動画記憶部4に記憶される。
また、角度検出部2は、フレームに撮影されている画像を二次元フーリエ変換したスペクトルの成分に基づいて、角度を検出する。たとえば、図2(1)から図2(3)に示すように、建物などの人工物を撮影した場合には、人工物は鉛直方向に設置された柱、窓または柵などを有していることが多いため、人工物を撮影した画像には、鉛直方向の画像成分が多い。また、建物などは窓などを有しているために、建物の画像には水平な成分も多い。また、自然物であっても、樹木は鉛直上向きに生長しているため、その成分としては、垂直成分が多い。
よって、画像について、鉛直成分または水平成分に基づいて、鉛直方向または水平方向からの角度を検出することができる。そのため、角度検出部2は、フレームに撮影されている画像を二次元フーリエ変換したスペクトルの成分に基づいて、角度を検出することができる。このようにして角度を検出する場合には、動画そのものから画像の角度を検出するため、水準器を有していない撮像装置によりより動画が撮影された場合であっても、画像の角度を検出することができる。なお、この二次元フーリエ変換は、連続二次元フーリエ変換であってもよいし、演算速度を早くするために離散二次元フーリエ変換を用いてもよい。
なお、動画が記録される場合には、動画の容量を減じるために、MPEGなどの動画形式で保存される。このような動画形式においては、格子状の画像に対して離散コサイン変換が行われていることがある。この離散コサイン変換も、上述した二次元フーリエ変換と同様の変換である。よって、MPEGなどの動画形式で保存され、すなわち、二次元フーリエ変換と同様の方式で動画が記録されている場合には、角度検出部2は、画像に対して新たに二次元フーリエ変換を演算すること無しに、動画が保存される場合の動画形式による変換に基づいて、角度を検出することも可能である。この場合、角度検出部2では、新たに二次元フーリエ変換の演算を行わなくてよいため、演算を減じることができる。
また、角度検出部2は、フレームに撮影されている画像の色成分に基づいて、当該フレームに撮影されている画像に含まれている空が撮像されている領域を検出し、フレームに撮影されている画像における検出した空が撮像されている領域の位置に基づいて、角度を検出する。たとえば、図2(1)から図2(3)に示すように、動画には、空が撮影されることがある。この場合、空は鉛直方向の上側にあるため、画像における検出した空が撮像されている領域の位置により、画像の上方向を検出することが可能である。このようにして角度を検出する場合でも、動画そのものから画像の角度を検出するため、水準器を有していない撮像装置によりより動画が撮影された場合であっても、画像の角度を検出することができる。
変換部3は、角度検出部2が検出したフレーム毎の角度に基づいて、取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として、動画出力部5に出力する。
たとえば、変換部3は、この場合は、図2(2)のフレームに撮影されている画像を、図3(2)に示すように回転させて、出力する。そのため、たとえば、変換部3により出力される動画は、図3(1)から図3(3)に示すようになる。
また、変換部3は、角度検出部2が検出したフレーム毎の角度に基づいて、取得した動画のフレームに撮影されている画像を回転させた場合に、当該回転により当該フレームの画像に欠損が生じる領域を、当該回転させたフレームよりも前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像に基づいて補間する。
たとえば、画像を単に回転させた場合には、図3(2)の符号A1からA4に示すように、画像の4隅に、画像が表示されない領域、すなわち、欠損が生じる領域が生じる可能性がある。この場合、たとえば、図2(1)または図3(1)には、この欠損が生じる領域を補間できる画像が含まれている。そのため、変換部3は、図2(1)または図3(1)に基づいて、欠損が生じる領域を補間する。これにより、画像が表示されない領域がなく、全体として、見やすい画像となる。
また、変換部3は、回転させたフレームよりも前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像に基づいて補間する場合に、前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像の中から、回転させたフレームについて角度検出部2が検出した角度に対して相補的となる角度を有するフレームに撮影されている画像を選択し、選択したフレームに撮影されている画像に基づいて、回転によりフレームの画像に欠損が生じる領域を補間する。なお、この前となるフレームとは、複数の前となるフレームであってもよく、また、この後となるフレームとは、複数の後となるフレームであってもよい。
たとえば、上述したように、図3(2)の符号A1からA4に示すような4隅を補間する場合、この場合には、図3(2)の前または後のフレームとなる図3(1)または図3(3)に基づいて、補間することができる。この場合、変換部3は、図3(2)の角度と、図3(1)と図3(3)との角度とを比較して、図3(1)と図3(3)との中から、補間に適した画像を選択する。この場合、変換部3は、図3(2)を水平方向となるように回転させているため、角度が水平方向に近い図3(1)を、補間に用いる画像として選択している。
ここで、変換部3は、たとえば、回転させたフレームに撮影されている画像に対して検出した角度に対して、この角度と水平方向に対して逆の角度となる画像が含まれているフレームを、前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像の中から、選択する。この水平方向に対して逆の角度とは、たとえば、検出した角度が20度の場合、−20度である。
また、変換部3は、前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像の中から、パターンマッチングにより、回転させたフレームと似ている画像を含むフレームを選択し、当該選択したフレームに含まれている画像に基づいて、回転によりフレームの画像に欠損が生じる領域を補間する。
また、変換部3は、角度検出部2が検出したフレーム毎の角度の変化値が予め定められた値よりも大きいフレームを削除し、当該削除したフレームの前後となるフレームをつなぎ合わせて動画として出力する。この削除するフレームとは、複数のフレームであってもよい。
なお、変換部3は、削除したフレームの前後となるフレームをつなぎ合わせる場合に、削除したフレームの前となるフレームから、削除したフレームの後となるフレームに、徐々に変化するようにして、つなぎ合わせてもよい。また、変換部3は、削除したフレームの前後となるフレームをつなぎ合わせる場合に、削除したフレームの前となるフレームから、削除したフレームの後となるフレームに、予め定められた画像、たとえば、削除された場合の画像を挿入するようにして、つなぎ合わせてもよい。
このように、フレーム毎の角度の変化値が予め定められた値よりも大きいフレーム、すなわち、角度の変化が激しいフレームを、削除しておく。これにより、この動画を見た場合には、角度の変化が少ない。よって、画面酔いとなる可能性を低減することができる。
次に、図4を用いて、撮像装置が、図1の動画再生装置1を有する場合の構成について説明する。動画再生装置1は、撮像素子10、撮像素子制御部11、画像処理部12、
内部メモリ13、CPU(Central Processing Unit)14、顔検出部15、水平センサ部16、外部メモリ17、アフィン変換部18、ビデオコーデック部19、画面用画像出力部20、表示装置21、画面角度制御部22、および、画面角度制御用モータ23を有する。
なお、図1の動画記憶部4が図4の外部メモリ17に対応し、図1の動画出力部5が図4の表示装置21および画面角度制御部22に対応する。また、図1の変換部3が図4のアフィン変換部18に対応する。また、図1で説明した角度検出部2(または水準器)が、図4の水平センサ部16(および、CPU14)に対応する。
撮像素子10は、レンズなどを介してから入力された光を電気信号に変換する。撮像素子制御部11は、撮像素子10が変換した電気信号を、アナログデジタル変換して、1フレーム分のデジタル画像信号として画像処理部12に出力する。
画像処理部12は、撮像素子制御部11からの1フレーム分のデジタル画像信号に対して、各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整など)を施す。内部メモリ13は、画像処理部12による画像処理の前工程や後工程で画像のデータを一時的に記憶する。
ビデオコーデック部19は、画像処理部12が画像処理した1フレーム分のデジタル画像信号を、予め定められている動画形式にエンコードして、動画に変換する。たとえば、ビデオコーデック部19は、変換した動画を、外部メモリ17に記憶させる。または、ビデオコーデック部19は、変換した動画を、画面用画像出力部20を介して表示装置21に表示させる。また、ビデオコーデック部19は、エンコードされている動画を、デコードする。
顔検出部15は、画像処理部12が画像処理した1フレーム分のデジタル画像信号に対して、または、ビデオコーデック部19が外部メモリ17に記録されている動画をデコードした画像に対して、人物の顔を検出し、当該検出した顔の画像のフレーム全体の画像における角度を、検出した顔の上下方向を示す情報(顔上下方向情報)として検出する。
水平センサ部16は、画像処理部12が画像処理した1フレーム分のデジタル画像信号に対して、または、ビデオコーデック部19が外部メモリ17に記録されている動画をデコードした画像に対して、すなわち、当該動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する。なお、水平センサ部16は、上述した角度検出部2と同様に、この角度を検出する。
表示装置21は、撮像装置が有する表示装置であり、たとえば、液晶表示装置である。画面用画像出力部20は、表示装置21に静止画または動画を表示する制御をする装置である。
画面角度制御部22は、撮像装置の外部にある表示機の表示画面を回転させる制御をする。なお、画面角度制御部22は、画面角度制御用モータ23を制御することにより、表示機の表示画面を回転させる。なお、この画面角度制御用モータ23は、撮像装置が有していてもよいし、表示機が有していてもよい。
アフィン変換部18は、上述した変換部3と同様に、検出したフレーム毎の角度に基づいて、取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として、出力する。たとえば、アフィン変換部18は、回転させた動画を、画面用画像出力部20を介して表示装置21に表示させる。
また、アフィン変換部18は、上述した変換部3と同様に、検出したフレーム毎の角度に基づいて、取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させるのと同様に、画面角度制御部22を介して画面角度制御用モータ23を制御して、表示機の表示画面を回転させる。
CPU14は、撮像装置の全体で実行される処理を制御する。たとえば、CPU14は、撮像装置が有する撮像素子制御部11、画像処理部12、内部メモリ13、顔検出部15、水平センサ部16、外部メモリ17、アフィン変換部18、ビデオコーデック部19、画面用画像出力部20、表示装置21、画面角度制御部22、および、画面角度制御用モータ23を、制御する。
次に、図5から図16を用いて、図4を用いて説明した撮像装置の一例としての動作について説明する。
まず、図5から図8を用いて、保存(すなわち、記録または録画)の場合の動作について説明する。最初に、図5を用いて、動画撮影中にカメラの水平に対する傾きを各フレームに付加して保存する場合の動作について説明する。
動画撮影が開始されると、CPU14が、レリーズボタンがONであるか否かを判定する(ステップS51)。このステップS51の判定結果が、レリーズボタンがONでない場合には、CPU14は、動画撮影を終了する。
一方、ステップS51の判定結果が、レリーズボタンがONである場合には、CPU14は、撮像素子10、撮像素子制御部11、画像処理部12、内部メモリ13、および、ビデオコーデック部19を用いて、動画撮影の処理を実行する(ステップS52)。
次に、CPU14は、水平センサ部16から水平センサ情報を取得する(ステップS53)。次に、CPU14は、外部メモリ17に、ビデオコーデック部19を用いて、水平センサ情報と共に動画を保存する処理を実行する(ステップS54)。以降、ステップS51からの処理が繰り返される。上述した図5の動作により、水平センサ情報と共に動画が外部メモリ17に保存される。
次に、図6用いて、動画撮影中に顔検出を行って顔の上下の向きを各フレームに付加して保存する場合の動作について説明する。
動画撮影が開始されると、CPU14が、レリーズボタンがONであるか否かを判定する(ステップS61)。このステップS61の判定結果が、レリーズボタンがONでない場合には、CPU14は、動画撮影を終了する。
一方、ステップS61の判定結果が、レリーズボタンがONである場合には、CPU14は、撮像素子10、撮像素子制御部11、画像処理部12、内部メモリ13、および、ビデオコーデック部19を用いて、動画撮影の処理を実行する(ステップS62)。
次に、CPU14は、顔検出部15から、検出した顔の上下方向を示す情報(顔上下方向情報)を取得する(ステップS63)。次に、CPU14は、外部メモリ17に、取得した顔上下方向情報と共に動画を保存する処理を実行する(ステップS64)。以降、ステップS61からの処理が繰り返される。上述した図6の動作により、顔の上下方向を示す情報と共に動画が外部メモリ17に保存される。
次に、図7を用いて、動画撮影中にカメラの水平に対する傾きを吸収するように回転して保存する場合の動作について説明する。
動画撮影が開始されると、CPU14が、レリーズボタンがONであるか否かを判定する(ステップS71)。このステップS71の判定結果が、レリーズボタンがONでない場合には、CPU14は、動画撮影を終了する。
一方、ステップS71の判定結果が、レリーズボタンがONである場合には、CPU14は、撮像素子10、撮像素子制御部11、画像処理部12、内部メモリ13、および、ビデオコーデック部19を用いて、動画撮影の処理を実行する(ステップS72)。この動画撮影の処理において、画面用画像出力部20は、撮影している動画を、表示装置21に表示している。
次に、CPU14は、顔検出部15から水平センサ情報を取得する(ステップS73)。次に、アフィン変換部18が、水平センサ情報からカメラの傾き分だけ画像を回転した後、CPU14が、外部メモリ17に、ビデオコーデック部19を用いて、動画保存処理を実行する(ステップS74)。以降、ステップS71からの処理が繰り返される。
上述した図7の動作により、カメラの水平に対する傾きを吸収した動画を保存することができる。そのため、再生する段階では、保存された画像を単に再生するのみで、カメラの水平に対する傾きを吸収した動画を再生することができる。
次に、図8を用いて、動画撮影中に顔検出を行って顔の上下の向きが一定となるように回転して保存する場合の動作について説明する。
動画撮影が開始されると、CPU14が、レリーズボタンがONであるか否かを判定する(ステップS81)。このステップS81の判定結果が、レリーズボタンがONでない場合には、CPU14は、動画撮影を終了する。
一方、ステップS81の判定結果が、レリーズボタンがONである場合には、CPU14は、撮像素子10、撮像素子制御部11、画像処理部12、内部メモリ13、および、ビデオコーデック部19を用いて、動画撮影の処理を実行する(ステップS82)。
次に、CPU14は、顔検出部15から、検出した顔の上下方向を示す情報(顔上下方向情報)を取得する(ステップS83)。次に、CPU14は、取得した顔上下方向情報に基づいて、顔上下方向が画面に対して一定になるように画像を回転して、外部メモリ17に、動画を保存する処理を実行する(ステップS84)。以降、ステップS81からの処理が繰り返される。
上述した図8の動作により、動画撮影中に顔検出を行って顔の上下の向きが一定となるように回転して保存される。そのため、再生する段階では、保存された画像を単に再生するのみで、顔の上下の向きが一定となるように回転された動画を再生することができる。
次に、図9から図14を用いて、再生の場合の動作について説明する。
最初に図9を用いて、再生時に表示画面の枠に対して水平を取るようにして表示画像を回転させて表示する場合の動作について説明する。なお、ここでは、上述した図5の動作により、外部メモリ17には、水平センサ情報と共に動画が保存されているものとして説明する。
まず、CPU14は、最終フレームを表示完了したか否かを判定する(ステップS91)。このステップS91の判定結果が、最終フレームを表示完了した場合には、CPU14は、動画再生を終了する。
一方、ステップS91の判定結果が、最終フレームを表示完了していない場合には、CPU14は、外部メモリ17に記憶されている動画をビデオコーデック部19によりデコードして再生する(ステップS92)。
なお、このステップS92において再生する場合に、当該動画と共に記憶されている水平センサ情報に基づいて、アフィン変換部18は、表示画面を回転させる。すなわち、フレームの水平情報を基に、アフィン変換部18は、表示画面の枠に対して水平を取るようにして画像を回転させる。以降、ステップS91からの処理が繰り返される。
上述した図9の動作により、再生時に表示画面の枠に対して水平を取るようにして表示画像を回転させて表示することができる。
次に、図10を用いて、再生時に表示画面の枠に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画像を回転させて表示する場合の動作について説明する。なお、ここでは、上述した図6の動作により、外部メモリ17には、顔の上下方向を示す情報と共に動画が保存されているものとして説明する。
まず、CPU14は、最終フレームを表示完了したか否かを判定する(ステップS101)。このステップS101の判定結果が、最終フレームを表示完了した場合には、CPU14は、動画再生を終了する。
一方、ステップS101の判定結果が、最終フレームを表示完了していない場合には、CPU14は、外部メモリ17に記憶されている動画をビデオコーデック部19によりデコードして再生する(ステップS102)。
なお、このステップS102において再生する場合に、当該動画と共に記憶されている顔の上下方向を示す情報に基づいて、アフィン変換部18は、表示画面を回転させる。すなわち、アフィン変換部18は、顔の上下の向きが表示画面の枠に対して一定になるように、表示画像を回転させて表示する。以降、ステップS101からの処理が繰り返される。
上述した図10の動作により、再生時に、表示画面の枠に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画像を回転させて表示することができる。
次に、図11を用いて、再生時に表示機の水平情報を取得して、地面に対して水平を取るようにして表示画面を回転させて表示する場合の動作について説明する。なお、ここでは、上述した図5の動作により、外部メモリ17には、水平センサ情報と共に動画が保存されているものとして説明する。
まず、CPU14は、最終フレームを表示完了したか否かを判定する(ステップS111)。このステップS111の判定結果が、最終フレームを表示完了した場合には、CPU14は、動画再生を終了する。
一方、ステップS111の判定結果が、最終フレームを表示完了していない場合には、CPU14は、水平センサ部16により水平センサ情報を取得する(ステップS112)。次に、CPU14は、外部メモリ17に記憶されている動画をビデオコーデック部19によりデコードして再生する(ステップS113)。
なお、このステップS113において再生する場合に、当該動画と共に記憶されている水平センサ情報と、水平センサ部16により取得した水平センサ情報とに基づいて、アフィン変換部18は、地面に対して水平を取るよう画像を回転させて表示する。以降、ステップS111からの処理が繰り返される。
上述した図11の動作により、再生時に、表示機の水平情報を取得して、地面に対して水平を取るようにして表示画面を回転させて表示することができる。
次に、図12を用いて、再生時に表示機の水平情報を取得して、地面に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画像を回転させて表示する場合の動作について説明する。なお、ここでは、上述した図6の動作により、外部メモリ17には、顔の上下方向を示す情報と共に動画が保存されているものとして説明する。
まず、CPU14は、最終フレームを表示完了したか否かを判定する(ステップS121)。このステップS121の判定結果が、最終フレームを表示完了した場合には、CPU14は、動画再生を終了する。
一方、ステップS121の判定結果が、最終フレームを表示完了していない場合には、CPU14は、水平センサ部16により水平センサ情報を取得する(ステップS122)。次に、CPU14は、外部メモリ17に記憶されている動画をビデオコーデック部19によりデコードして再生する(ステップS123)。
なお、このステップS123において再生する場合に、当該動画と共に記憶されている顔の上下方向を示す情報と、水平センサ部16により取得した水平センサ情報とに基づいて、アフィン変換部18は、地面に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画像を回転させて表示する。以降、ステップS121からの処理が繰り返される。
上述した図12の動作により、再生時に、表示機の水平情報を取得して、地面に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画像を回転させて表示することができる。
次に、図13を用いて、再生時に撮影時の傾きと同様に表示画面を傾ける場合の動作について説明する。なお、ここでは、上述した図5の動作により、外部メモリ17には、水平センサ情報と共に動画が保存されているものとして説明する。
まず、CPU14は、最終フレームを表示完了したか否かを判定する(ステップS131)。このステップS131の判定結果が、最終フレームを表示完了した場合には、CPU14は、動画再生を終了する。
一方、ステップS131の判定結果が、最終フレームを表示完了していない場合には、CPU14は、表示機から、当該表示機の水平センサ情報を取得する(ステップS132)。この表示機の水平センサ情報とは、表示機の回転する表示画面の水平位置からの角度を示す情報である。次に、CPU14は、外部メモリ17に記憶されている動画をビデオコーデック部19によりデコードして再生する(ステップS133とS134)。
なお、このステップステップS133とS134とにおいて動画を再生する場合に、表示機から取得した水平センサ情報と、動画と共に外部メモリ17から読み出した水平センサ情報とに基づいて、撮影時にカメラの傾きと同様になるように、画面角度制御部22は画面角度制御用モータ23を用いて、表示機の表示画面を回転させる(ステップS133参照)。そして、CPU14は、回転させた表示機の表示画面に、動画の画面表示をする(ステップS134参照)。以降、ステップS131からの処理が繰り返される。
上述した図12の動作により、再生時に撮影時の傾きと同様に表示画面を傾けて再生することができる。
次に、図14を用いて、再生時に地面に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画面を傾ける場合の動作について説明する。なお、ここでは、上述した図6の動作により、外部メモリ17には、顔の上下方向を示す情報と共に動画が保存されているものとして説明する。
まず、CPU14は、最終フレームを表示完了したか否かを判定する(ステップS141)。このステップS141の判定結果が、最終フレームを表示完了した場合には、CPU14は、動画再生を終了する。
一方、ステップS141の判定結果が、最終フレームを表示完了していない場合には、CPU14は、表示機から、当該表示機の水平センサ情報を取得する(ステップS142)。次に、CPU14は、外部メモリ17に記憶されている動画をビデオコーデック部19によりデコードして再生する(ステップS143とS144)。
なお、このステップステップS143とS144とにおいて動画を再生する場合に、表示機から取得した水平センサ情報と、動画と共に外部メモリ17から読み出した顔の上下方向を示す情報とに基づいて、地面に対して顔の上下の向きが一定となるように、画面角度制御部22は画面角度制御用モータ23を用いて、表示画面を回転させる(ステップS143参照)。そして、CPU14は、動画の画面表示をする(ステップS144参照)。以降、ステップS141からの処理が繰り返される。
上述した図14の動作により、再生時に、地面に対して顔の上下の向きが一定となるように表示画面を傾けて再生することができる。
次に、図15を用いて、アスペクト比のズレから生じる空き部分を前後のフレームから補間する場合の動作について説明する。
まず、CPU14は、先頭フレームを注目フレームとする(ステップS151)。次に、CPU14は、全てのフレームの処理が完了したか否かを判定する(ステップS152)。
このステップS152の判定結果が、全てのフレームの処理が完了した場合には、CPU14は、動画の空き領域補間の処理を終了する。
一方、ステップS152の判定結果が、全てのフレームの処理が完了していない場合には、CPU14は、アフィン変換部18を用いて、注目フレームの水平情報を基に、表示画面の枠に対して水平を取るように回転させる(ステップS153)。
次に、CPU14は、回転させた注目フレームと注目フレームの前後となるフレーム(前後フレーム)でパターンマッチングを行い、似ている画像を検索する(ステップS154)。次に、CPU14は、検索して似ている画像から注目フレームの空いている部分を補える箇所を探し、画像合成を行う(ステップS155)。
次に、CPU14は、画像合成を行った画像を、注目フレームとして更新する(ステップS156)。次に、CPU14は、次のフレームを注目フレームとして、ステップS152からの処理を繰り返す。
上述した図15の動作により、アスペクト比のズレから生じる空き部分を前後のフレームから補間することができる。
次に、図16を用いて、傾きが急激に変化しているフレームをシーンの切れ目と判断して、傾きの安定している区間を繋ぎ合わせて動画として編集する場合の動作について説明する。すなわち、傾きの変化を前フレームとの差で見る場合について、説明する。
まず、CPU14は、先頭フレームを注目フレームとする(ステップS161)。このS161で、CPU14は、変数M=0および変数N=0とする。次に、CPU14は、全てのフレームの処理が完了したか否かを判定する(ステップS162)。
このステップS162の判定結果が、全てのフレームの処理が完了した場合には、CPU14は、M個のシーンをつなぎ合わせて一つの動画に編集して(ステップS163)、傾きの安定している区間のつなぎ合わせをする処理を終了する。
一方、ステップS162の判定結果が、全てのフレームの処理が完了していない場合には、CPU14は、注目フレームと前フレームとの傾きが大きいか否かを判定する(ステップS164)。
このステップS164の判定結果が、注目フレームと前フレームとの傾きが大きい場合には、CPU14は、変数N=0として(ステップS165)、処理を後述するステップS170に進める。
一方、ステップS164の判定結果が、注目フレームと前フレームとの傾きが大きくない場合には、CPU14は、変数Nの値が0であるか否か(N=0?)を判定する(ステップS166)。
このステップS166の判定結果が、変数Nの値が0である場合には、CPU14は、変数Mの値に1を加算した値を、変数Nの値として(N=M+1)(ステップS167)、処理を、後述するステップS168に進める。
一方、ステップS166の判定結果が、変数Nの値が0でない場合には、CPU14は、Nフレーム目としてシーンMに注目フレームを追加する(ステップS168)。次に、CPU14は、変数Mの値に1を加算した値を、変数Nの値とする(N=M+1)(ステップS169)。次に、CPU14は、注目フレームを次フレームに更新する(ステップS170)。以降、ステップS162からの処理が繰り返される。
上述した図14の動作により、傾きが急激に変化しているフレームをシーンの切れ目と判断して、傾きの安定している区間を繋ぎ合わせて動画として編集することができる。
以上、図1から図3を用いて説明した動画再生装置1、および、図4から図16を用いて説明した動画再生装置1を有する撮像装置により、次のような作用と効果が生じる。まず、水平センサや顔検出により表示する際に、固定するべき方向を取得して、動画撮影中に各フレームにその情報を付加しておく。その付加された情報から、再生側では、水平位置、または、被写体の角度が変化しないように、表示画面を回転させて表示する。よって、動画撮影中に横位置から縦位置に変化させるなど、カメラを回転させながら撮影しても、撮影の際には水平のとれた画像を見ることができ、画面酔いなどの発生を減じることができる。
また、画像を回転して保存あるいは表示すると、表示画面の外枠に画像データがない空き領域が生じる可能性があるが、この場合でも、前後フレームから空き領域を補間することができる。さらに、撮影中の角度の変化を1つのシーンの区切りとして判断することで、角度の安定しているシーンをつなぎ合わせた動画を生成することもできる。
以上説明したように、本実形態によれば、撮像された動画の角度を補正して再生することができる。そのため、動画撮影中にカメラの角度を変化させて撮影した場合であっても、再生画面を見て画面酔いするようなことを減じることができる。
なお、図1の動画記憶部4は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
なお、図1の角度検出部2または変換部3は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この角度検出部2または変換部3はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、角度検出部2または変換部3の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、図1における角度検出部2または変換部3の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより角度検出部2または変換部3による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
この発明の一実施形態による動画再生装置の構成を示すブロック図である。 一例としての撮像した動画のフレームに含まれている画像を示すフレーム図である。 一例としての再生する動画のフレームに含まれている画像を示すフレーム図である。 この発明の一実施形態による動画撮影装置の構成を示すブロック図である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその1である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその2である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその3である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその4である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその5である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその6である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその7である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその8である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその9である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその10である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその11である。 図4の動画撮影装置の動作を示すフローチャートその12である。
符号の説明
1…動画再生装置、2…角度検出部、3…変換部、4…動画記憶部、5…動画出力部、10…撮像素子、11…撮像素子制御部、12…画像処理部、13…内部メモリ、14…CPU、15…顔検出部、16…水平センサ部、17…外部メモリ、18…アフィン変換部、19…ビデオコーデック部、20…画面用画像出力部、21…表示装置、22…画面角度制御部、23…画面角度制御用モータ

Claims (9)

  1. 取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する角度検出部と、
    前記角度検出部が検出したフレーム毎の角度に基づいて、前記取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として出力する変換部と、
    を有することを特徴とする動画再生装置。
  2. 請求項1に記載の動画再生装置において、
    前記角度検出部は、
    前記動画を取得する場合に、当該動画のフレームとともに、当該フレームに撮影されている画像が撮影された場合の前記角度を示す角度情報を取得し、当該取得した角度情報に基づいて前記角度を検出する、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の動画再生装置において、
    前記角度検出部が、
    前記フレームに撮影されている画像を二次元フーリエ変換したスペクトルの成分に基づいて、前記角度を検出する、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の動画再生装置において、
    前記角度検出部が、
    前記フレームに撮影されている画像の色成分に基づいて、当該フレームに撮影されている画像に含まれている空が撮像されている領域を検出し、前記フレームに撮影されている画像における前記検出した空が撮像されている領域の位置に基づいて、前記角度を検出する、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の動画再生装置において、
    前記変換部が、
    前記角度検出部が検出したフレーム毎の角度に基づいて、前記取得した動画のフレームに撮影されている画像を回転させた場合に、当該回転により当該フレームの画像に欠損が生じる領域を、当該回転させたフレームよりも前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像に基づいて補間する、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  6. 請求項5に記載の動画再生装置において、
    前記変換部が、
    前記回転させたフレームよりも前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像に基づいて補間する場合に、
    前記前となるフレームまたは後となるフレームに撮影されている画像の中から、前記回転させたフレームについて前記角度検出部が検出した角度に対して相補的となる角度を有するフレームに撮影されている画像を選択し、
    前記選択したフレームに撮影されている画像に基づいて、前記回転によりフレームの画像に欠損が生じる領域を補間する、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  7. 請求項1から請求項6に記載の動画再生装置において、
    前記変換部が、
    前記角度検出部が検出したフレーム毎の角度の変化値が予め定められた値よりも大きいフレームを削除し、当該削除したフレームの前後となるフレームをつなぎ合わせて動画として出力する、
    ことを特徴とする動画再生装置。
  8. 取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する角度検出手順と、
    前記角度検出手順で検出したフレーム毎の角度に基づいて、前記取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として出力する変換手順と、
    を有することを特徴とする動画再生方法。
  9. 動画再生装置としてのコンピュータに、
    取得した動画のフレーム毎に、当該フレームに撮影されている画像の水平方向または鉛直方向を基準とした角度を検出する角度検出手順と、
    前記角度検出手順で検出したフレーム毎の角度に基づいて、前記取得した動画のフレームに撮影されている画像をフレーム毎に回転させて動画として出力する変換手順と、
    を実行させるための動画再生プログラム。
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