JP2000032312A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JP2000032312A
JP2000032312A JP10197123A JP19712398A JP2000032312A JP 2000032312 A JP2000032312 A JP 2000032312A JP 10197123 A JP10197123 A JP 10197123A JP 19712398 A JP19712398 A JP 19712398A JP 2000032312 A JP2000032312 A JP 2000032312A
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video
signal
image
frames
video camera
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JP10197123A
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English (en)
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Satoru Tamura
覚 田村
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部機器が使用するフレーム数や、目的、伝
送可能なフレーム数に応じて、光量やホワイトバランス
の調整速度を変化させ最適な映像を提供する。 【解決手段】 被写体を撮像し、電気信号に変換する映
像撮像手段2と、その電気信号を処理し、映像信号に変
換する映像信号処理手段5と、その映像信号より光量や
ホワイトバランスの調整を行う映像調整手段11,12
と、その映像信号を外部機器に出力する映像信号出力手
段7と、ビデオカメラ全般の制御を行うカメラ制御用マ
イコン10と、外部機器に接続するポートと、外部機器
の画像処理情報の信号により前記カメラ制御用マイコン
10が光量および、またはホワイトバランスの調整を行
う映像調整手段の調整速度を変化させる手段を備えてな
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、コンピュー
タ等の外部機器に接続され、テレビ電話、テレビ会議等
に使用されるビデオカメラの光量調整やホワイトバラン
ス調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータにビデオカメラを接
続して、テレビ会議や、テレビ電話として利用したり、
ビデオカメラからの映像をコンピュータ内に録画、圧縮
して、その映像を電子メールとしてやり取りを行うビデ
オ電子メールなどの活用事例が増加している。
【0003】一般に、ビデオカメラをコンピュータに接
続する場合、アナログのビデオ信号出力を行うビデオカ
メラに、アナログのビデオ信号をディジタル信号に変換
して、コンピュータに入力できる形式に変換を行う装置
を介してコンピュータに映像信号を入力している。
【0004】また、近年、USB(Universal
Serial Bus)や、IEEE1394の規格
に準じたディジタル方式のビデオカメラも発売されてお
り、特別な装置を用いずに直接コンピュータに接続する
ことも可能になってきている。
【0005】一般に、ビデオカメラは、一秒間に、30
フレームの映像を出力しているが、コンピュータに接続
して、ビデオ会議等に利用する場合、コンピュータの処
理速度や、通信回線の容量の関係から、ビデオカメラが
出力しているすべてのフレームを使用することは一部の
高価なシステムを除いてまれであり、ほとんどの場合、
全フレームのうち数枚の映像のみを使用している。
【0006】このようなシステムの場合、被写体の明る
さが変化した場合の光量調整速度や、色温度が変化した
場合のホワイトバランス調整速度は、ビデオカメラ側
が、コンピュータ側で実際に使用しているフレーム数を
知ることができないため、ビデオカメラが本来出力可能
なフレーム数に合わせた速度で調整される。
【0007】この時、ビデオカメラからは、各フレーム
前後の映像に関して、なめらかな変化を行うように調整
を行っても、コンピュータ側では、全フレーム数の内の
一部しか使用しないため、各フレーム前後の映像差が大
きくなる。このことは、映像の明るさや色が急激に変化
するため、そのシステムを使用するユーザが、映像を見
苦しく感じると共に、各フレームの映像差を利用するM
PEG方式等の画像圧縮を使用している場合、映像差が
大きくなり、圧縮率が低下する問題が発生する。
【0008】また、ビデオカメラとコンピュータの接続
をUSBインターフェースのように映像信号の帯域と比
較して伝送帯域が狭く、かつ、2種類以上の解像度、例
えば、CIF(Common Intermediat
e Format)モードとQCIF(Quarter
CIF)モードのように切替え可能なビデオカメラの
場合、解像度によって伝送可能なフレーム数が変化す
る。
【0009】このようなビデオカメラにおいて、解像度
が切替えられても、光量の調整や、ホワイトバランスの
調整にかかるフレーム数は一定のため、解像度が低い
時、つまり、伝送データの量が少なく、単位時間あたり
のフレーム数が多い場合は、適度な速度で調整が行われ
たとしても、解像度が高くなると、単位時間あたりのフ
レーム数が少なくなり、調整に時間がかかる問題が発生
する。
【0010】従来、これらのことを改善する手段として
は、特開平7−298112号公報に記載されているよ
うに、映像のフレームレート変更手段を設けることによ
り、そのフレームレートに応じて、露光制御方法を変更
する動画撮像システムが提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−2
98112号公報に記載の方法では、露光制御方法を変
更すると共に、フレームレート自体も変更するため、単
位時間あたりに得ることのできる光量調整や、ホワイト
バランス調整の基本となるサンプルデータ数が少なくな
る。
【0012】そのため、調整時間を短くすると、調整精
度が悪くなり、調整精度を上げると、調整にかかる時間
が長くなる問題が発生する。また、テレビ会議やテレビ
電話等の利用において、電話回線の伝送速度に合わせて
フレームレートを変更した場合、送り手側コンピュータ
の参照画面のフレームレートも落ちてしまい、被写体の
写り具合や、フォーカスの確認がしづらくなる問題が発
生する。
【0013】本発明は、上記の問題の解決を目的として
おり、コンピュータ等の外部機器に接続して、テレビ会
議やテレビ電話等に使用するビデオカメラにおいて、外
部機器が使用するフレーム数や、目的、伝送可能なフレ
ーム数に応じて、光量やホワイトバランスの調整速度を
変化させ、最適な映像を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラは
上記のような問題を解決したもので、請求項1記載の発
明は、被写体を撮像し、電気信号に変換する映像撮像手
段と、その電気信号を処理し、映像信号に変換する映像
信号処理手段と、その映像信号より光量やホワイトバラ
ンスの調整を行う映像調整手段と、その映像信号を外部
機器に出力する映像信号出力手段と、ビデオカメラ全般
の制御を行うカメラ制御用マイコンと、外部機器に接続
するポートを有するビデオカメラにおいて、外部機器の
画像処理情報の信号により前記カメラ制御用マイコンが
光量及び、またはホワイトバランスの調整を行う映像調
整手段の調整速度を変化させる手段を備えてなるもので
ある。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成に加えて、画像処理情報の信号の入力手
段をコンピュータ等の外部機器に設けてなるものであ
る。
【0016】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明の構成に加えて、画像処理情報の信号の入力
手段をカメラに設けてなるものである。
【0017】そしてまた、請求項4記載の発明は、請求
項1記載の発明の構成の画像処理情報の信号は外部機器
が使用している映像信号のフレーム数に対応した信号で
あるものである。
【0018】さらに、請求項5記載の発明は、請求項2
若しくは請求項3記載の発明の画像処理情報の信号は外
部機器が利用するモード、例えばスルーモード、映像圧
縮モード等のカメラ映像の利用モードに対応した信号で
あるものである。
【0019】さらにまた、請求項6記載の発明は、請求
項2若しくは請求項3記載の発明の画像処理情報の信号
は外部機器類が使用する複数の解像度に対応した信号で
あるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のビデオカメラの実施の形
態として、外部機器としてコンピュータを使用し、テレ
ビ電話システムの一部として使用されるビデオカメラに
実施した場合について説明する。
【0021】<第1の実施の形態>図1は、本発明の実
施の形態を示す構成図であり、図1において、1は、被
写体からの像を集光するための撮像用レンズである。2
は、撮像用レンズ1より集光された像を電気信号に変換
する映像撮像素子である。3は、映像撮像素子2からの
電気信号の前処理、及び、増幅を行うCDS/AGC回
路である。
【0022】4は、CDS/AGC回路3で前処理され
たアナログ信号をディジタル信号に変換を行うA/D変
換回路である。5は、A/D変換回路4でディジタル信
号に変換された信号よりディジタルの映像信号を作成す
る映像信号処理回路である。6は、映像信号処理回路5
で作成されたディジタルの映像信号をアナログの映像信
号に変換するD/A変換回路である。
【0023】7は、D/A変換回路6で作成されたアナ
ログの映像信号を外部機器へ出力するための映像信号出
力回路である。8は、映像撮像素子2を駆動するための
タイミング信号を発生させるための撮像素子タイミング
発生回路である。9は、撮像素子タイミング発生回路8
で発生させた信号より映像撮像素子2を駆動するための
撮像素子駆動回路である。
【0024】10は、光量や、ホワイトバランスの制御
などビデオカメラ全般の制御を行うカメラ制御用マイコ
ンである。11は、カメラ制御用マイコン10からの制
御により、映像信号処理回路5を操作してホワイトバラ
ンスの調整を行うホワイトバランス調整回路である。
【0025】12は、カメラ制御用マイコン10からの
制御により、CDS/AGC回路3や、撮像素子タイミ
ング発生回路8を操作して光量の調整を行う映像光量調
整回路である。13は、コンピュータ等の外部機器よ
り、実際に使用しているフレーム数をビデオカメラに入
力するためのフレーム数入力回路である。14は、本実
施例であるビデオカメラである。
【0026】15は、ビデオカメラ14より出力された
アナログの映像信号を、コンピュータで扱えるようにデ
ィジタル信号に変換を行う映像取り込み装置である。1
6は、映像取り込み装置15から入力された映像信号の
処理や、使用フレーム数をビデオカメラ14に通知した
り、LAN回線や、電話回線を通じて相手先と映像、音
声のやり取りを行うなど、テレビ電話システムとして動
作させるためのコンピュータである。
【0027】次に、本発明の実施の形態であるコンピュ
ータを利用したテレビ電話システムに使用されるビデオ
カメラの詳細な説明を行う。
【0028】本発明の実施の形態であるビデオカメラ
は、図1の構成図に示したように、LAN回線や電話回
線に接続されたコンピュータ16をホストコンピュータ
として使用する。
【0029】このコンピュータ16には、ビデオカメラ
14からの映像信号を取り込むため、映像取り込み装置
15がコンピュータ16の拡張バスを通じて接続されて
おり、この装置によって、ビデオカメラ14からのアナ
ログの映像信号を、コンピュータで扱いやすいディジタ
ルの映像信号に変換して取り込み、コンピュータ16で
映像表示、画像圧縮、外部回線への映像送信など各種処
理を行う。また、コンピュータ16には、テレビ電話シ
ステムが使用するフレーム数をビデオカメラ14に通知
するための接続がされている。この接続には、汎用のシ
リアル入出力ポートを使用する。
【0030】次に、コンピュータ16側の動作について
説明を行う。
【0031】図2は、コンピュータ16が、テレビ電話
システムで使用するフレーム数を測定、送信する部分の
フローチャートである。コンピュータ16は、テレビ電
話システムのソフトウェアが起動し、各種初期設定を行
った後、映像取り込み装置15が、正常に接続されてい
るかの確認を行う。この時、正常に接続されていない場
合は、エラー処理を行い、ソフトウェアの起動を中止す
る。
【0032】映像取り込み装置が、正常に認識できた場
合は、フレーム数入力回路13、及び、映像取り込み装
置15を介して、ビデオカメラ14が正常に接続されて
いるかの確認を行う。この時、正常に接続されていない
場合は、エラー処理を行い、ソフトウェアの起動を中止
する。正常に接続されている場合は、通信回線の確認を
行い、通信回線の種類を確認する。
【0033】次に、前回以降の起動時において、本シス
テムが1秒あたりに使用するフレーム数測定結果が記憶
装置に記録されているかの確認を行う。この時、記憶装
置に使用フレーム数が記録されていれば、シリアルポー
トを介して、ビデオカメラ14に1秒あたりに使用する
フレーム数を通知する。記憶装置に使用フレーム数が記
録されていない場合は、使用できるフレーム数の測定を
行う。
【0034】テレビ電話システムの場合、通信回線を使
用して相手先に映像を送信するのが主な目的になるた
め、映像取り込み装置15、及び、コンピュータ16で
取り扱い可能な1秒あたりのフレーム数と、通信回線を
使用して相手先に送付可能な1秒あたりのフレーム数の
うち、少ないフレーム数をシステムで実際に使用するフ
レーム数として決定する。
【0035】ここで決定されたフレーム数は、次回起動
時に、再び測定しなくてもよいように、コンピュータ1
6内の記憶装置に書き込まれる。以後は、記憶装置にフ
レーム数が記録されていた場合と同様に、使用フレーム
数を記憶装置より読み出し、シリアルポートを通じて、
ビデオカメラ14へフレーム数を通知する。
【0036】以後、コンピュータ16は、映像取り込み
装置15から取り込んだ映像を、コンピュータ16に付
属するディスプレイに表示したり、映像データを圧縮し
て、通信回線を通じて相手先に送信したり、相手先から
送られてきた圧縮された映像データを伸張して、ディス
プレイに表示するなどの動作を行うが、これらは、一般
のテレビ電話システムの動作を同等であり、本発明とは
直接関係しないので省略する。
【0037】次に、ビデオカメラ14側の主に光量調整
動作の説明を行う。
【0038】ビデオカメラ14は、1秒間に30フレー
ムの映像信号を出力する能力がある。電源投入時、光量
調整に関しては、映像信号処理回路5から得られた輝度
信号のデータより、カメラ制御用マイコン10が30フ
レーム出力に最適なスピードで映像光量調整回路12を
介して撮像素子タイミング発生回路8、CDS/AGC
回路3を操作することにより光量の調整を行う。
【0039】また、ホワイトバランス調整に関しては、
映像信号処理回路5から得られた色信号データをもと
に、カメラ制御用マイコン10が映像の色温度を計算
し、ホワイトバランス調整回路11を介して、映像信号
処理回路5を操作することによって、30フレーム出力
に最適なスピードで白色の被写体が、白色の映像になる
ようにホワイトバランスの調整を行う。
【0040】次に、コンピュータ16でテレビ電話シス
テムのソフトウェアが起動し、単位時間あたりに使用す
るフレーム数を通知してきた場合、フレーム数入力回路
13を介して、カメラ制御用マイコン10にテレビ電話
システムが1秒あたりに使用するフレーム数が伝えられ
る。
【0041】ここで、例としてコンピュータ16がテレ
ビ電話システムとして、1秒間あたり10フレームの映
像を使用すると通知した場合の動作について説明を行
う。
【0042】図3にフレーム数30枚/秒の場合の最適
な光量調整例を、図4に従来のカメラにおけるフレーム
数10枚/秒を利用した光量調整例を、図5に本発明の
実施の形態におけるフレーム数10枚/秒を利用した場
合の光量調整例を示す。
【0043】一般に、ビデオカメラが光量の調整を行う
場合、さまざまな方法があるが、本実施の形態では、映
像信号処理回路5から得られる輝度情報を積算すること
により、映像の明るさを検知し、明るすぎる場合や暗す
ぎる場合は、一定の割合で光量の増減を行い、最適な光
量値に合わせるものとする。
【0044】図3は、1秒間に30フレームの出力を行
うビデオカメラにおいて、ある被写体を撮像した場合、
映像が明るすぎたため、光量を減らしていき、2秒後に
最適な光量に調整される様子を示している。
【0045】図4は、従来のビデオカメラにおいて、1
秒間に30フレーム出力される映像のうち、テレビ電話
システムで10フレームのみ使用した場合の光量調整の
様子を示している。図4で示したように、従来のビデオ
カメラでは、テレビ電話システムが、実際に何フレーム
を使用しているかわからないため、1秒間に30フレー
ム出力した場合に最適な速度で光量の調整を行う。
【0046】そのため10フレームしか使用しないテレ
ビ電話システムにおいては、前後のフレームの映像差
が、30フレームに比較して3倍になり、ユーザにとっ
て映像が見づらいばかりでなく、MPEGのように、前
後のフレームの映像差を画像圧縮に使用するシステムに
おいては、圧縮率が悪くなりテレビ電話システムとして
の性能が低下する。
【0047】図5は、本発明の実施の形態であるビデオ
カメラの光量調整の様子を示している。図5では、コン
ピュータ15から、1秒間に10フレームを使用するこ
とを通知されているため、カメラ制御用マイコン10
は、30フレーム/秒の時と比較して、フレーム前後で
の光量差が等しくなるように、光量の調整速度を1/3
にしている。
【0048】そのため、ユーザに見やすい映像を提供
し、かつ、画像圧縮を行う場合においても、圧縮率を向
上させることができる。これらのことは、ホワイトバラ
ンス調整に関しても同様である。また、本発明の実施の
形態では、30フレーム/秒の光量変化の割合と、10
フレーム/秒の光量変化の割合が同じになるように調整
を行ったが、他の方法としてカメラ制御用マイコン内に
使用フレーム数に対応した、光量調整速度や、ホワイト
バランス調整速度のテーブルを持たせることによって任
意の調整速度に対応させることも可能である。
【0049】本発明の実施の形態では、コンピュータ1
6よりアプリケーションが使用するフレーム数をビデオ
カメラ14に通知していたが、フレーム数ではなく、ビ
デオカメラを利用する用途を通知することによって、光
量やホワイトバランスの調整速度を変化させることも可
能である。
【0050】例えば、30フレームをすべて利用するス
ルーモード、画像圧縮を行う為の映像圧縮モード、全フ
レーム中の一部のフレームしか使用しない低フレームレ
ートモード等の複数のモードを設定し、各モードに合わ
せた調整速度のテーブルをカメラ制御用マイコンに持た
せて制御するものである。
【0051】また、別の方法としてコンピュータからこ
れらのモードを通知するのではなく、ビデオカメラ14
自身に切替えスイッチを付加してユーザーが手動で切替
える方法もある。この場合、コンピュータ側に特別なソ
フトウェアを必要としない利点がある。
【0052】また、本発明の実施の形態では、ビデオカ
メラ14に映像信号出力(アナログ信号)と使用フレー
ム数入力(ディジタル信号)のために2つのポートを使
用しているが、近年使用されているUSBインターフェ
ースや、IEEE1394のように双方向のディジタル
インターフェースを使用すれば、映像信号の送付とフレ
ーム数の通知が同じポートで行えるため、1つのポート
で本発明を実現することも可能である。
【0053】<第2の実施の形態>本発明の第2の実施
の形態の構成図を図6に示し、図6において、17は、
被写体からの像を集光するための撮像用レンズである。
18は、撮像用レンズ17より集光された像を電気信号
に変換する映像撮像素子である。19は、映像撮像素子
18からの電気信号の前処理、及び、増幅を行うCDS
/AGC回路である。20は、CDS/AGC回路19
で前処理されたアナログ信号をディジタル信号に変換を
行うA/D変換回路である。
【0054】21は、A/D変換回路19でディジタル
信号に変換された信号よりディジタルの映像信号を作成
する映像信号処理回路である。22は、映像信号処理回
路21で作成されたディジタルの映像信号を外部機器へ
出力するための映像信号出力回路である。23は、映像
撮像素子18を駆動するためのタイミング信号を発生さ
せるための撮像素子タイミング発生回路である。
【0055】24は、撮像素子タイミング発生回路23
で発生させた信号より映像撮像素子18を駆動するため
の撮像素子駆動回路である。25は、光量や、ホワイト
バランスの制御、解像度の変更などビデオカメラ全般の
制御を行うカメラ制御用マイコンである。26は、カメ
ラ制御用マイコン25からの制御により、映像信号処理
回路21を操作してホワイトバランスの調整を行うホワ
イトバランス調整回路である。
【0056】27は、カメラ制御用マイコン25からの
制御により、CDS/AGC回路19や、撮像素子タイ
ミング発生回路23を操作して光量の調整を行う映像光
量調整回路である。28は、ビデオカメラの解像度を切
替えるためのスイッチである。29は、本発明の実施の
形態であるビデオカメラである。30は、ビデオカメラ
29からの映像信号処理や、LAN回線や電話回線を通
じて相手先と映像、音声のやり取りを行うなど、テレビ
電話システムとして動作させるためのコンピュータであ
る。
【0057】ビデオカメラ29は、解像度切り替えスイ
ッチ28を操作することにより、CIFモードとQCI
Fモードに切替えられるものとする。この動作は、解像
度切り替えスイッチ28からの入力をカメラ制御用マイ
コン25に伝え、カメラ制御用マイコン25は、映像信
号処理回路21を操作することにより、映像出力データ
を水平ラインで1画素ごと、垂直ラインで1水平ライン
ごとに間引き、1フレームにおけるデータの量を変更す
る。QCIFモードは、CIFモードと比較してデータ
量は1/4になる。
【0058】また、ビデオカメラ29とコンピュータ3
0は、ディジタルインターフェースで接続されている
が、伝送帯域が狭く、CIFモードの映像で1秒間に4
枚、QCIFモードの映像で1秒間に16枚の伝送能力
しかないものとする。
【0059】図7にQCIFモード時の光量調整例を、
図8に従来のCIFモード時の光量調整例を、図8に本
発明の実施の形態の光量調整例を示す。
【0060】図7は、1秒間に16フレームの出力を行
うQCIFモード時に、ある被写体を撮像した場合、映
像が明るすぎたため、光量を減らしていき、1秒後に最
適な光量に調整される様子を示している。
【0061】図8は、従来のビデオカメラにおいて、図
7と同様の条件にてCIFモードにした場合の光量調整
例を示す。この場合、1秒間のフレーム数がQCIFモ
ードと比較して1/4になるため、光量の調整にQCI
Fモード時の4倍かかっている。このことは、使用する
ユーザーにとってなかなか映像が安定しないため調整し
づらく、使用しにくいものとなる。
【0062】図9の本発明におけるCIFモードの光量
調整例は、CIFモード時に光量の調整スピードを4倍
にすることにより、QCIFモードの時と同じ時間で光
量調整が収束する様子を示している。このようにするこ
とにより、ビデオカメラの解像度を変更した際に、単位
時間あたりのフレーム数が、増減しても最適な光量調整
を行うことができる。
【0063】また、本発明の実施の形態では、QCIF
とCIFモード時に同じ時間で光量調整が終わるように
調整速度を変化させているが、カメラ制御用マイコン2
5に各モードに対応した調整速度のテーブルを持たせる
ことにより、自由に調整速度を変更することも可能であ
る。
【0064】また、本発明の実施の形態では、解像度の
切り替えをビデオカメラ29の解像度切り替えスイッチ
28によって行っているが、ビデオカメラとコンピュー
タが双方向ディジタルインターフェースで接続されてい
る場合、解像度の変更をコンピュータ側からの命令で変
更することも可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明のビデオカメラは上記のような構
成であるから、ビデオカメラを利用しているアプリケー
ションが、実際に使用している単位時間あたりのフレー
ム数をビデオカメラ側に通知し、そのフレーム数に応じ
て、映像の光量調整速度や、ホワイトバランスの調整速
度を変更することによって、ユーザにとって見やすい映
像を提供すると共に、フレーム前後の映像差を少なくす
ることによって画像圧縮を行う場合においても、効率よ
く画像圧縮を行うことができる。
【0066】また、映像信号を利用する外部機器が同じ
であれば最初に入力設定すれば、以降自動的に入力可能
とすることができ、そして、コンピュータ等の外部機器
から入力するのに比べ、特別なソフトを必要としない等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】使用フレーム数測定、送信時のフローチャート
である。
【図3】フレーム数30枚/秒の時の最適な光量調整例
の説明図である。
【図4】従来のカメラにおけるフレーム数10枚/秒を
利用した光量調整例の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるフレーム数10枚
/秒を利用した光量調整例の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図7】QCIFモード時の最適な光量調整例の説明図
である。
【図8】従来のカメラにおけるCIFモードの光量調整
例の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるCIFモードの光
量調整例の説明図である。
【符号の説明】
1 撮像用レンズ 2 映像撮像素子 3 CDS/AGC回路 4 A/D変換回路 5 映像信号処理回路 6 D/A変換回路 7 映像信号出力回路 8 撮像素子タイミング発生回路 9 撮像素子駆動回路 10 カメラ制御用マイコン 11 ホワイトバランス調整回路 12 映像光量調整回路 13 フレーム数入力回路 14 ビデオカメラ部 15 映像取り込み装置 16 コンピュータ 17 撮像用レンズ 18 映像撮像素子 19 CDS/AGC回路 20 A/D変換回路 21 映像信号処理回路 22 映像信号出力回路 23 撮像素子タイミング発生回路 24 撮像素子駆動回路 25 カメラ制御用マイコン 26 ホワイトバランス調整回路 27 映像光量調整回路 28 解像度切り替えスイッチ 29 ビデオカメラ部 30 コンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像し、電気信号に変換する映
    像撮像手段と、その電気信号を処理し、映像信号に変換
    する映像信号処理手段と、その映像信号より光量やホワ
    イトバランスの調整を行う映像調整手段と、その映像信
    号を外部機器に出力する映像信号出力手段と、ビデオカ
    メラ全般の制御を行うカメラ制御用マイコンと、外部機
    器に接続するポートを有するビデオカメラにおいて、外
    部機器の画像処理情報の信号により前記カメラ制御用マ
    イコンが光量及び、またはホワイトバランスの調整を行
    う映像調整手段の調整速度を変化させる手段を備えてな
    ることを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記画像処理情報の信号の入力手段をコ
    ンピュータ等の外部機器に設けたことを特徴とする請求
    項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 上記画像処理情報の信号の入力手段をカ
    メラに設けたことを特徴とする請求項1記載のビデオカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 上記画像処理情報の信号は外部機器が使
    用している映像信号のフレーム数に対応した信号である
    ことを特徴とする請求項2若しくは請求項3記載のビデ
    オカメラ。
  5. 【請求項5】 上記画像処理情報の信号は外部機器が利
    用するモード、例えばスルーモード、映像圧縮モード等
    のカメラ映像の利用モードに対応した信号であることを
    特徴とする請求項2若しくは請求項3記載のビデオカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 上記画像処理情報の信号は外部機器類が
    使用する複数の解像度に対応した信号であることを特徴
    とする請求項2若しくは請求項3記載のビデオカメラ。
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