JP2006270346A - 映像配信システムおよびネットワークカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】同じネットワーク帯域で、より多くのネットワークカメラを利用するための技術を提供する。
【解決手段】ネットワークカメラ1において、撮像した映像データを表示用データ処理部4、認識用データ処理部5および記録用データ処理部6の各処理部に入力して、予め、制御装置3の表示処理部9、認識処理部10およびファイル管理部11で行う処理目的に応じて求められる仕様に変換した画像データを出力することで、データ送信部7から送信する画像データのデータ容量を抑制し、ネットワーク2にかかる負荷を軽減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数のネットワークカメラを利用する技術に関する。
所定の対象物を監視するために、複数台のネットワークカメラを用い、各カメラで撮像した映像をネットワークを介して一の制御装置に集約し利用することがある。このような技術に、例えば、特許文献1がある。特許文献1では、ネットワークカメラの一つである監視カメラを複数台利用して、撮像した映像をネットワークを介して集め、一のモニタ装置上に表示して監視活動を行っている。
特開2004−165804号公報
しかし、利用するネットワーク帯域は限られているため、ネットワークを介して送受信する映像データの容量によって、利用できるネットワークカメラの台数が制限されるという問題があった。
このような問題を回避するためにネットワーク帯域を広げる方法がある。
しかし、これには既存のネットワーク設備の変更に伴うコストが発生するという問題がある。そのため、同じ帯域容量のネットワークを利用しながら、より多くのネットワークカメラを利用できる技術が望まれる。
また、監視カメラ等のネットワークカメラで撮像する映像データには、モニタ装置等に表示して閲覧するための表示用データ、動き検出等の技術により移動物体を認識し監視活動を行うための認識用データ、または監視映像をハードディスクや光ディスク等の記憶装置に記録保存しておくための記録用データ、としての利用方法がある。そして、各利用目的によって、要求される映像の仕様は異なっている。具体的には、表示用データであれば高解像度、高フレームレートでカラーの映像が望まれるのに対し、認識用データであれば輝度情報のみでフレームレートも低くても構わないとか、記録用データであればカラーであることが望ましいがフレームレートは低くても構わない、といった具合である。
よって、各目的に応じて、解像度やフレームレートを低く抑えたり、または圧縮率を高くすれば、映像データのデータ容量を抑制することができ、ネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
これを利用して、例えば記録用データとしての仕様を考慮し、予めネットワークカメラ1内で、撮像した映像データを低解像度、高圧縮の映像データに変換してから送信すれば、送信データの容量を抑制することはできる。
しかし、受信後に行う処理において、送信された映像データは記録目的には問題ないが、動き検出等の認識処理の精度が低下したり、閲覧に絶えず表示目的に利用できないといった問題が起こる可能性がある。そのため、各監視カメラで撮像した映像データを制御装置等に集めた後に各目的に応じて処理する方法では、後処理に耐えうるように、高解像度、高フレームレート、カラーといった求められる最高仕様の映像データを送受信する必要がある。よって、データ容量が大きくなりネットワークにかかる負荷が高くなるという問題があった。
これに対し、例えば、監視カメラ内部に低圧縮の映像データを蓄積しながら高圧縮の映像データのみを送信し、必要なときにのみ低圧縮の画像データを利用するといった方法が考えられる。
しかし、例えば、高圧縮の映像データを閲覧し、必要が生じたときに低圧縮の映像データを監視カメラから制御装置に受信して動き検出等の処理を行っていたのではリアルタイムな処理ができない。そのため、例えば撮像から異常検知までのリアルタイム性を要求する監視活動等の目的には適さないという問題があった。
これに対し、例えば、監視カメラ内部に動き検出を実現する機能を追加し、動きを検出した時にのみ必要な映像データを送信する方法も考えられる。
しかし、監視カメラに動き検出のような高度な処理を実現する機能を追加することは、監視カメラのコスト上昇の原因となる。特に、複数の監視カメラを利用するシステムでは、コストが大きく上昇するという問題があった。
そこで、この発明の課題は、限られたネットワーク帯域においてより多くのネットワークカメラを利用することができる技術を提供することにある。また、撮像した映像を閲覧、画像処理、記録の複数用途にリアルタイムに利用可能な技術を提供することをも目的とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、ネットワークカメラの出力する画像データをネットワークを介して制御装置に配信する映像配信システムであって、一の前記ネットワークカメラから複数の画像データを受信して、前記画像データ毎に異なる目的に利用する制御装置と、撮像した同一の映像データに基づき、前記目的に応じて、色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち少なくとも一つが異なる前記複数の画像データを同時に出力するネットワークカメラとを備える映像配信システム。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る映像配信システムであって、前記複数の画像データは、前記制御装置での閲覧表示を目的とする表示用データ、前記制御装置での動き検出を目的とする認識用データ、および前記制御装置での記録保存を目的とする記録用データ、であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る映像配信システムであって、前記制御装置は、前記ネットワークカメラが出力する前記複数の画像データの前記仕様を制御することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1または請求項3の発明に係る映像配信システムであって、前記制御装置は、前記ネットワークカメラが前記複数の画像データのそれぞれを出力するか否かを制御することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、複数の画像データをネットワークを介して送信するネットワークカメラであって、撮像した同一の映像データに基づき、色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち、少なくとも一つが異なる前記複数の画像データを同時に送信することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明に係るネットワークカメラであって、表示用データを出力する表示用データ生成部と、認識用データを出力する認識用データ生成部と、記録用データを出力する記録用データ生成部とを備え、色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち少なくとも一つが異なる前記表示用データ、前記認識用データ、および前記記録用データを生成し、送信することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項5または請求項6の発明に係るネットワークカメラであって、外部からの制御に応じて前記各データの前記仕様を変更することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかの発明に係るネットワークカメラであって、外部からの制御に応じて前記各データの生成を停止することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、複数の画像データをネットワークを介して送信するネットワークカメラであって、表示用データを出力する表示用データ生成部と、認識用データを出力する認識用データ生成部と、記録用データを出力する記録用データ生成部と、を備え、色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち少なくとも一つが異なる前記表示用データ、前記認識用データ、および前記記録用データを生成し、前記記録用データは前記ネットワークカメラ内にバッファリングされて、前記表示用データの送信を停止したときにのみ送信されることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項9の発明に係るネットワークカメラであって、前記記録用データは前記ネットワークカメラ内にバッファリングされて、他のネットワークカメラからの前記記録用データと同時に送信されることのないよう時間差をもって送信されることを特徴とする。
請求項1、請求項2、請求項5または請求項6のいずれかに記載の発明によれば、各利用目的に応じて予めデータ容量を抑制したデータを送信することでネットワークにかかる負荷が軽減されるため、複数のデータを同時に、かつネットワークカメラによる撮像後遅延なく送信することができる。
請求項3または請求項7に記載の発明によれば、ネットワークを介して制御装置から、ネットワークカメラを遠隔制御して、常に利用目的に応じた必要最低限の仕様から成る画像データを送信させることで、ネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
請求項4または請求項8に記載の発明によれば、必要のないデータの出力を停止させることで、ネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、表示用データの送信がないときに記録用データが送信されるため、同時に送信される場合に比べてネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
請求項10に記載の発明によれば、複数台のネットワークカメラから記録用データが同時に送信されることがないため、ネットワークにかかる負荷を軽減することができる。
図1は、この発明の一の実施の形態に係る映像配信システムの構成を示す図である。図1のように、映像配信システムは、複数台のネットワークカメラ1a〜1p(総称するときはネットワークカメラ1と記す)と、制御装置3と、がネットワーク2に接続された構成を有する。
映像配信システムは、例えば監視用のシステムとして利用され、複数台のネットワークカメラ1で撮像した映像データを、ネットワーク2を介して制御装置3に集め、制御装置3において、映像データを表示装置に表示したり、画像認識技術を適用して監視活動に利用したり、記憶装置に記録保存する機能を有する。
尚、ここで、16台のネットワークカメラ1を利用する態様を示しているのは一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。後述するように、ネットワークカメラ1の利用目的によって利用可能な台数の上限は変化する。
次に、ネットワークカメラ1および制御装置3について、図2を用いて説明する。
ネットワークカメラ1は、レンズ等の光学部品やCCDやCMOS等の撮像素子等を備え(図示せず)、撮像した映像をJPEG等の所定形式の画像データとして出力する機能を有する点は従来のネットワークカメラと同様である。そして、本発明のネットワークカメラ1は、これに加えて、図2に示すように、表示用データ生成部4、認識用データ生成部5および記録用データ生成部6の3つのデータ生成部を備えることを特徴としている。
各生成部4〜6は、入力された映像データを目的に応じた形式の画像データに変換して出力する機能を有する。表示用データ生成部4は、表示装置等に表示して閲覧することを目的とした表示用データを生成する。認識用データ生成部5は、動き検出等の技術を利用して画像中の移動物体を認識し監視活動に利用することを目的とした認識用データを生成する。記録用データ生成部6は、ハードディスク等の記憶装置に記録保存することを目的とした記録用データを生成する。
各生成部4〜6では、それぞれの目的に応じた形式の画像データに変換するために、図3に示したように、画像データの色、解像度、圧縮率、フレームレート等の画像データの仕様を設定することができる。即ち、各生成部4〜6の行うデータの生成とは、入力された映像データを、設定された色、解像度、圧縮率、フレームレート等を有する画像データに変換することをいう。また、例えば監視活動のために認識用データと記録用データのみを利用し表示用データを利用しないといった場合には、不要なデータが出力されることのないように、各生成部4〜6からのデータを配信するか否かを設定することも可能である。これらの設定は、ネットワークカメラ1側で設定することも可能であるし、ネットワーク2を介して、制御装置3側から設定することもできる。
これらの3つのデータ生成部4〜6で生成された画像データは、データ送信部7からネットワーク2を介して制御装置3へ送信される。3つのデータ生成部4〜6は独立して動作することが可能であるため、仕様の異なる3つの画像データを同時に生成することができる。よって、データ送信部7では、各データ生成部4〜6で生成されたデータの送信動作を同時に開始することができる。即ち、これらのデータは、ネットワークカメラ1で撮像された後、遅延なくリアルタイムに送信される。
尚、データ送信部7のデータ送信は、有線で行う態様に限らず、無線で行う態様であっても構わない。
制御装置3は、ネットワーク2を介してネットワークカメラ1から送信された画像データを受信するデータ受信部8と、受信したデータを処理する表示処理部9、認識処理部10およびファイル管理部11と、から構成される。
表示処理部9は、表示用データ生成部4で生成された表示用データをディスプレイやテレビ等の表示装置12に表示するための信号に変換する機能を有する。具体的には、例えば、圧縮されたデジタルデータを伸張してRGB信号等のアナログ信号に変換して表示装置に出力表示する。また、一の表示装置12上に多数のネットワークカメラ1で撮像した映像を表示する多画面表示を行う場合に、各ネットワークカメラ1から受信した表示用データを一の画像データに合成して出力する機能も有する。これにより、利用者は、閲覧したい一のネットワークカメラ1を指定してその映像を表示装置12上に表示する他、選択した複数台のネットワークカメラ1で撮像した映像を一台の表示装置12上に多画面表示させて閲覧することもできる。
認識処理部10は、認識用データ生成部5で生成された認識用データを利用して、動き検出を行う機能を有する。具体的には、例えば、動きベクトルを算出して画像データ中の移動物体を検出し監視活動に利用する。移動物体を検出したときは、例えば、これを報知する情報を表示処理部9に入力し、表示処理部9が表示装置上12に当該情報を表示することで、移動物体を検出したことを利用者に知らせることができる。また、移動物体を検出したネットワークカメラ1の識別情報やや検出時刻等をファイル管理部11に入力し、ファイル管理部11がこれらの情報を記憶装置13に記録保存することもできる。
ファイル管理部11は、記録用データ生成部6で生成された記録用データを、ハードディスク等の記憶装置13に記録保存する機能を有する。記録保存されたデータは、利用者の操作によって記憶装置13から読み出され、表示処理部9を介して表示装置12上に表示して閲覧するといった利用も可能である。
また、制御装置3は、上述のように、利用者の操作によりネットワーク2を介してネットワークカメラ1内の各生成部4〜6の設定を変更する機能も有している。
次に、画像配信システムとしての動作について、図2を用いて説明する。
まず、ネットワークカメラ1において、撮像された映像データが、表示用データ生成部4、認識用データ生成部5および記録用データ生成部6に入力される。ここで、入力される映像データは、横640×縦480画素の解像度を有するカラーの映像データであり、そのフレームレートは30fpsであるとし以下の説明を行う。
各生成部4〜6は、例えば、予め設定された図3に示した条件に従って、入力された映像データを変換する。
表示用データ生成部4は、入力された映像データの色情報、解像度およびフレームレートはそのままに、これを高い圧縮率で圧縮して出力する。ここで圧縮率とは、例えば、映像データを構成する各フレームデータをJPEG形式の画像データとして出力するときのJPEGデータの圧縮率をいう。表示用データとしては、高解像度、高フレームレートの映像をカラーで閲覧することを希望されることが多いが、圧縮による圧縮ひずみがあっても閲覧することに対する影響は小さいため、データ容量の抑制を目的として圧縮率を高めることができる。
ただし、これらの設定は一例であって、生成する画像データの仕様は、利用者の目的に応じて変更することができる。例えば、横640×縦480画素の表示領域を有する表示装置12上で、4つのネットワークカメラ1からの映像を同時に表示する多画面表示を行う場合には、利用者が制御装置3側で多画面表示の指示を行うと、これがネットワーク2を介して閲覧対象となるネットワークカメラ1の表示用データ生成部4の設定に反映される。そして、表示用データ生成部4では、解像度を横320×縦240画素に縮小したものを表示用データとして出力する。このように予め縮小された表示用データが入力されるため、表示処理部9では、これらの画像の解像度を変換する処理を行う必要はなく、これらの画像を合成して容易に多画面表示を実現することができる。また、制御装置3側で、表示装置12上での閲覧が行われていないときは、これが該当するネットワークカメラ1の表示用データ生成部4の設定に反映され、表示用データ生成部4は表示用データの出力を停止することもできる。
このように、利用者の利用態様を反映して、必要最低限のデータのみを出力することで、ネットワーク2を介して送信するデータ容量を抑制することができる。
認識用データ生成部5は、入力された映像データの解像度はそのままに、圧縮せずに輝度情報のみを有する白黒の画像データに変換し、1fpsのフレームレートで出力する。認識用データとしては、表示用データのように色情報は必要なく、監視用途に利用できれば滑らかに動く必要もないためフレームレートも低くて構わない。そのため、色情報および解像度の面からデータ容量を抑制することができる。圧縮率については、画像データに圧縮ひずみが発生すると、動き検出の認識精度を低下させる原因となるため、非圧縮で利用する。ただし、これらの設定も一例であって、利用者の目的に応じて各種設定を変更することが可能である。
このように、必要最低限のデータのみを出力することで、ネットワーク2を介して送信するデータ容量を抑制することができる。また、動き検出等の画像認識を行うと処理部にかかる負荷が高くなるが、予め解像度やフレームレートを抑制し輝度情報のみのデータにしておくことで処理するデータが必要以上の情報を有することがなく、制御装置3における画像認識処理にかかる負荷を軽減することもできる。
記録用データ生成部6は、入力された映像データを色情報はそのままに、解像度を横320×縦240画素に縮小し、圧縮した後に、フレームレート2fpsで出力する。記録用データとしては、後に閲覧される可能性があるためカラーである方がよいが、解像度やフレームレートは低くても構わないため、これらの面からデータ容量を抑制することができる。ただし、これらの設定も一例であって、利用者の目的に応じて各種設定は変更可能である。
このように、必要最低限のデータのみを出力することで、ネットワーク2を介して送信するデータ容量を抑制することができる。また、予め解像度やフレームレートを抑制しておくことで、記憶装置13への記録保存時に画像データを処理する必要がないため、制御装置3におけるデータの記録保存にかかる負荷を軽減することもできる。
尚、記録用データは、表示用データのように利用者が表示装置12上にリアルタイムに表示して閲覧する必要がない。そのため、記録用データ生成部6は、所定時間分の記録用データを内部にバッファリングする機能を有し、ネットワーク2にかかる負荷に応じてこれを出力する態様であっても構わない。
具体的には、例えば、数十秒分の記録用データを内部にバッファリングすることが可能で、制御装置3が所定時間毎に表示用データの配信を停止させ、この間にバッファリングした記録用データを出力する態様であっても構わない。あるいは、複数台のネットワークカメラ1において、各ネットワークカメラ1からの記録用データの出力が同時に行われることのないよう、各ネットワークカメラ1から時間差をもって出力される態様であっても構わない。
このような処理を行えば、ネットワーク2上に同時に送信されるデータ容量を抑制することができ、ネットワーク2にかかる負荷を軽減することができる。
以上のようにして、表示用データ生成部4、認識用データ生成部5および記録用データ生成部6で生成された各データは、データ送信部7から、ネットワーク2を介して制御装置3に送信される。
送信された各データは、制御部3のデータ受信部8で受信され、表示用データは表示処理部9へ、認識用データは認識処理部10へ、記録用データはファイル管理部11へ、それぞれ入力される。そして、各処理部において、上述したように表示装置12への表示、動き検出による移動物体の検知、記憶装置13への記録保存、等の処理が行われることになる。このとき、受信した各データの識別は、例えば、予め各生成部4〜6がデータのヘッダ部に識別情報を付加しておき、データ受信部8がこれを認識して各処理部10〜12へ振り分ける態様であってもよいし、あるいは、制御装置3が各生成部4〜6の生成する画像データの設定を認識し、各データの解像度等の仕様に基づいて対応する各処理部10〜12へ振り分ける態様であっても構わない。
例えば、従来のように、ネットワークカメラからは撮像したままの映像データを送信し、これを受信した制御装置3の各処理部9〜11において各生成部4〜6が行うような画像データの処理を行う場合、その映像データの容量が148Mbpsであるとする。このとき、図1のように16台のネットワークカメラ1を利用する映像配信システムでは、148Mbps×16台=2.4Gbpsのネットワーク帯域が必要となる。よって、Gbpsのデータ通信が可能なギガビットベースのネットワーク2であっても対応できない。そして、従来汎用的に利用されている100Mビットベースのネットワーク2の場合には、1台分のネットワークカメラ1のデータを配信することさえできない。
これに対し、上述した各生成部4〜6の処理によって、出力されるデータ容量が、それぞれ、表示用データは10Mbps、認識用データは2.5Mbps、記録用データは2Mbpsに抑制されたとする。そして、表示装置12上では任意の1台のネットワークカメラ1からの映像を表示し、16台の全てのネットワークカメラ1からの認識用データおよび記録用データを受信したとしても、データ容量は10Mpbs×1台+2.5Mbps×16台+2Mbps×16台=82Mbpsとなる。よって、100Mビットベースのネットワーク2を利用しても、16台の全てのネットワークカメラ1を利用することができる。
このとき、制御装置3からの制御によって、例えば、4台のネットワークカメラ1から、表示装置12の有する表示領域の4分の1に相当する横320×縦240画素の解像度の表示用データを配信するようにして、表示装置12上に4台のネットワークカメラ1から受信した表示用データを同時に表示する多画面表示を行うとする。この場合、表示用データを配信するネットワークカメラ1は4台になるが、解像度を4分の1としているため、使用するネットワーク2帯域は、1台のネットワークカメラ1から横640×縦480画素の表示用データを配信している場合と同じである。
上述の例であれば、100Mbpsのネットワーク帯域に対して82Mbpsであるからネットワークカメラ1の台数をさらに増加することも可能である。
このように、ネットワークカメラ1側において、映像データを制御装置3側での利用目的に応じた画像データに変換してから出力することで、データ容量を抑制し、ネットワーク2にかかる負荷を軽減することができる。そのため、同じ帯域容量のネットワーク2を利用する場合であっても、より多くの台数のネットワークカメラ1を利用することができる。これは、従来のネットワーク2を利用しながらネットワークカメラ1の台数を増やせるというだけではなく、将来的にネットワーク2の帯域容量が増したとしても、従来のネットワークカメラ1を利用する場合に比べて、多くの台数のネットワークカメラ1を利用することができるという効果を有する。
また、各データは、ネットワークカメラ1内部の各生成部4〜6において独立して生成されるため、例えば表示用データの解像度等の仕様を変更したり配信のオンオフを変更しても、認識用データや記録用データは影響を受けない。そのため、従来のように、ネットワークカメラ1から送信される映像のデータ容量を抑制するために映像の解像度を小さくすると、受信した後に行う処理において、表示目的には問題ないが、動き検出等の認識処理の精度が低下したり記録データの画質が低下するといった弊害がない。即ち、データを送受信するネットワーク帯域の抑制だけではなく、動き検出の精度等に対しても有効な技術である。
また、各ネットワークカメラ1で撮像された映像がリアルタイムに制御装置に送信され、撮像から動き検出等までの処理を遅延なく行うことができるため、監視活動等の目的にも利用することができる。
また、各ネットワークカメラ1には、画像データの形式を変換する機能を追加するのみであるため、動き検出等の高度な機能を追加する場合に比べてネットワークカメラ1に係るコストの上昇を抑制することができる。そのため、複数台のネットワークカメラ1を利用する映像配信システムにおいては、さらに大きなコスト抑制の効果が得られる。
さらに、認識用データや記録用データが、直接画像認識や記録保存に利用可能な形で送信されるため、制御装置3側での処理にかかる負荷が軽減されるという効果もある。
この発明の一の実施の形態に係る映像配信システムを示す図である。 この発明の一の実施の形態に係るネットワークカメラおよび制御装置の構成を示す図である。 この発明の一の実施の形態に係るネットワークカメラから送信されるデータ仕様の例を示す図である。
符号の説明
1 ネットワークカメラ
2 ネットワーク
3 制御装置
4 表示用データ生成部
5 認識用データ生成部
6 記録用データ生成部
7 データ送信部
8 データ受信部
9 表示処理部
10 認識処理部
11 ファイル管理部
12 表示装置
13 記憶装置

Claims (10)

  1. ネットワークカメラの出力する画像データをネットワークを介して制御装置に配信する映像配信システムであって、
    一の前記ネットワークカメラから複数の画像データを受信して、前記画像データ毎に異なる目的に利用する制御装置と、
    撮像した同一の映像データに基づき、前記目的に応じて、色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち少なくとも一つが異なる前記複数の画像データを同時に出力するネットワークカメラと、
    を備える映像配信システム。
  2. 請求項1に記載の映像配信システムであって、
    前記複数の画像データは、
    前記制御装置での閲覧表示を目的とする表示用データ、
    前記制御装置での動き検出を目的とする認識用データ、および
    前記制御装置での記録保存を目的とする記録用データ、
    であることを特徴とする映像配信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の映像配信システムであって、
    前記制御装置は、
    前記ネットワークカメラが出力する前記複数の画像データの前記仕様を制御することを特徴とする映像配信システム。
  4. 請求項1または請求項3に記載の映像配信システムであって、
    前記制御装置は、
    前記ネットワークカメラが前記複数の画像データのそれぞれを出力するか否かを制御することを特徴とする映像配信システム。
  5. 複数の画像データをネットワークを介して送信するネットワークカメラであって、
    撮像した同一の映像データに基づき、色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち、少なくとも一つが異なる前記複数の画像データを同時に送信することを特徴とするネットワークカメラ。
  6. 請求項5に記載のネットワークカメラであって、
    表示用データを出力する表示用データ生成部と、
    認識用データを出力する認識用データ生成部と、
    記録用データを出力する記録用データ生成部と、
    を備え、
    色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち少なくとも一つが異なる前記表示用データ、前記認識用データ、および前記記録用データを生成し、送信することを特徴とするネットワークカメラ。
  7. 請求項5または請求項6に記載のネットワークカメラであって、
    外部からの制御に応じて前記各データの前記仕様を変更することを特徴とするネットワークカメラ。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のネットワークカメラであって、
    外部からの制御に応じて前記各データの生成を停止することを特徴とするネットワークカメラ。
  9. 複数の画像データをネットワークを介して送信するネットワークカメラであって、
    表示用データを出力する表示用データ生成部と、
    認識用データを出力する認識用データ生成部と、
    記録用データを出力する記録用データ生成部と、
    を備え、
    色情報、解像度、圧縮率およびフレームレートの仕様のうち少なくとも一つが異なる前記表示用データ、前記認識用データ、および前記記録用データを生成し、前記記録用データは前記ネットワークカメラ内にバッファリングされて、前記表示用データの送信を停止したときにのみ送信されることを特徴とするネットワークカメラ。
  10. 請求項9に記載のネットワークカメラであって。
    前記記録用データは前記ネットワークカメラ内にバッファリングされて、他のネットワークカメラからの前記記録用データと同時に送信されることのないよう時間差をもって送信されることを特徴とするネットワークカメラ。
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