JP2000031927A - データ伝送方法 - Google Patents

データ伝送方法

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JP2000031927A
JP2000031927A JP20173198A JP20173198A JP2000031927A JP 2000031927 A JP2000031927 A JP 2000031927A JP 20173198 A JP20173198 A JP 20173198A JP 20173198 A JP20173198 A JP 20173198A JP 2000031927 A JP2000031927 A JP 2000031927A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、ATRACの所定のデータ数を基本
単位とするデータをMPEG2のストリームで伝送する
場合に、そのデータの基本単位を保持しつつ、PESパ
ケットで効率的に伝送できるようにするとともに、エラ
ー検出ができるようにする。 【解決手段】 ATRACのデータをPESパケットで
伝送する際、TSパケットに159バイトのATRAC
のデータを配置し、8つのTSパケットでPESパケッ
トを構成することで、PESパケットで3つのサウンド
フレームのATRACのデータを伝送する。さらに各T
Sパケットの159バイトのATRACデータに対して
チェックサムコードが配されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば衛星放送
により音楽データを配信するようなシステムに用いて好
適なデータ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル衛星放送の普及が進んでい
る。ディジタル衛星放送は、既存のアナログ放送に比べ
て、高品質の信号を伝送することが可能であると共に、
周波数利用効率が向上され、多チャンネル化が図れる。
例えば、ディジタル衛星放送では、1つの衛星で数10
0チャンネルを確保することが可能である。このような
ディジタル衛星放送では、スポーツ、映画、音楽、ニュ
ース等の専門チャンネルが用意されており、これらの専
門チャンネルでは、それぞれの専門のコンテンツのプロ
グラムが終日放映されている。これらの専門チャンネル
の中で、音楽チャンネルは、人気のあるチャンネルの1
つである。従来、音楽チャンネルでは、新曲紹介やヒッ
ト曲の番組が動画と音声で送られている。
【0003】音楽チャンネルを視聴していると、気に入
った楽曲が紹介されていて、その楽曲のCD(Compact
Disc)等を購入して、楽しみたいと考えることが良くあ
る。このような場合、音楽番組を見ながら、その場で、
その楽曲の音楽データをダウンロードできれば非常に便
利である。そこで、本出願人は、ディジタル衛星放送を
使って音楽番組を放送すると共に、この音楽番組と関連
するようなオーディオデータを配信し、その場でその楽
曲の音楽データを購入できるようにしたシステムを提案
している。
【0004】このように、衛星放送で音楽データの配信
を行うようした場合、オーディオデータをそのまま伝送
したのでは、データ量が膨大となり、転送時間が長くな
る。そこで、オーディオデータを圧縮して伝送すること
が考えられる。オーディオデータの圧縮方式としては、
例えば、ATRAC(Adaptive Tranform Acoustic Cod
ing )を用いることが考えられる。ATRACは、既
に、MD(Mini Disc )でオーディオデータを圧縮して
記録するのに採用されている。ATRACでオーディオ
データの圧縮を行えば、配信する音楽データのデータレ
ートを下げられると共に、配信されてきたオーディオデ
ータをMDに直接記録することができるという利点があ
る。
【0005】ところで、ATRACでは、424バイト
がサウンドグループと称され、1つの記録単位となって
いる。このため、ATRACのデータを衛星放送で配信
する場合、このサウンドグループが崩れないように、デ
ータを伝送することが望まれる。
【0006】つまり、ATRACでは、サンプリング周
波数が44.1kHz、量子化ビット数16ビットで、
オーディオデータがディジタル化される。そして、この
オーディオデータが11.61m秒の時間窓で切り出さ
れ、変形DCT(Discrete Cosine Transform )によ
り、約1/5のデータ量に圧縮される。
【0007】このように、サンプリング周波数が44.
1kHz、量子化ビット数が16ビットでデジタル化さ
れたオーディオデータを11.61m秒の時間窓で切り
出すと、そのサンプル数は、512サンプルとなる。し
たがって、11.61m秒の時間窓でのオーディオデー
タのデータ量は、 512×2=1024バイト となり、左右の2チャンネルで、 1024×2=2048バイト となる。
【0008】ATRACでは、変形DCTデータによ
り、この2048バイトのデータが424バイトに圧縮
される。この424バイトのATRACデータがサウン
ドグループと称され、ATRAC方式で圧縮された音声
データを伝送するときの1つの単位となる。2048の
データが424バイトに圧縮されるので、ATRAC方
式の圧縮率は約1/5となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、ATRA
Cでは、11.61m秒の期間の音声圧縮データに相当
する424バイトのサウンドグループが音声圧縮データ
の1単位となっており、ATRACのオーディオデータ
を伝送する場合には、このサウンドグループ単位を保持
していくことが望まれる。
【0010】一方、衛星放送では、MPEG(Moving P
icture Experts Group)2でデータが送られている。M
PEG2方式では、ビデオデータ、オーディオデータ、
その他のデータがトランスポートパケット(以下、TS
パケットと称する)と呼ばれる188バイトの固定長の
パケットに載せられ、同一ストリームで多重化されて伝
送されている。したがって、ATRACで圧縮されたオ
ーディオデータをMPEG2のストリームで転送する場
合には、ATRACで圧縮されたオーディオデータを1
88バイトのTSパケットに載せなければならない。
【0011】ところが、ATRACのサウンドグループ
である424バイトと、TSパケットのサイズである1
88バイトとの間には、無関係である。このため、AT
RACのデータを単にTSパケットに割り当てて伝送す
ると、サウンドグループが崩れてしまい、ATRACの
復調処理やATRACでの記録処理が困難になる。
【0012】したがって、この発明の目的は、所定のデ
ータ数を基本単位とするデータをMPEG2のストリー
ムで伝送する場合に、そのデータの基本単位を保持しつ
つ、PES(Packetized Elementary Stream)パケット
で効率的に伝送できるようにしたデータ伝送方法を提供
することにある。さらに受信装置側もしくはダウンロー
ドを実行するストレージデバイス側で、伝送データのエ
ラーチェックを行うことができるようにし、データの信
頼性を確認できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題に鑑みて、こ
の発明に係わるデータ伝送方法では、所定のデータ量の
基本単位の伝送情報をPESパケットで伝送する際に、
整数個のTSパケットでPESパケットを構成し、PE
Sパケットに基本単位の伝送情報が整数個配置されるよ
うに、1つのTSパケットで伝送するデータ数を決定す
るようにしている。伝送情報は例えばATRACで圧縮
されたオーディオデータであり、基本単位は、サウンド
フレームである。
【0014】例えば、ATRACのデータをPESパケ
ットで伝送する際、TSパケットに159バイトのAT
RACのデータを配置し、8つのTSパケットでPES
パケットを構成することで、PESパケットで3つのサ
ウンドフレームのATRACのデータを伝送する。この
ようにすると、整数個(8個)のTSパケットでPES
パケットが構成され、PESパケットに基本単位である
サウンドフレームのATRACのデータが整数個(3
個)配置されるようになる。このように、PESパケッ
トでサウンドフレームを整数個が送れるため、サウンド
フレームとPESパケットの整合性が良くなる。
【0015】そして特に各TSパケットに含まれる伝送
情報に対しては、エラー検出コードもしくはエラー訂正
コードが含まれるようにする。これにより受信装置側や
ストレージデバイス側で、伝送情報のエラーチェックを
行うことができるようにする。
【0016】また、この発明に係わるデータ伝送方法で
は、TSパケットには、伝送情報に関する固有情報を挿
入するようにしている。この固有情報は、伝送中のデー
タが最初のPESパケットであることを示す情報、伝送
中のデータが最後のPESパケットであることを示す情
報、伝送中のデータがPESパケットを伝送するTSパ
ケット中の何番目のTSパケットであるかの情報を含む
ようにしている。このため、記録開始位置や記録終了位
置を簡単に検出することができる。また、この固有情報
には、伝送中のデータがPESパケットを伝送するTS
パケット中の何番目のTSパケットであるかの情報を含
むようにしている。これにより、データが抜けているか
否かを判断し、これに応じてエラー処理を行うことがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。この発明は、例えば、A
TRACで圧縮されたオーディオデータをMPEG2
(ISO/IEC 13818 −1 GENERIC CODING OF MOVING PICTU
RES AND ASSOCIATED AUDIO:SYSYTEMS Recommendation
H.222.0)のストリームに載せて伝送する場合に用いら
れる。
【0018】MPEG2方式では、トランスポートスト
リームパケット(以下、TSパケットと称する)と呼ば
れる伝送単位で、複数のプログラムが多重化されて伝送
される。このTSパケットは、188バイトの固定長に
定められている。例えば、ATRACで圧縮されたオー
ディオデータを伝送する場合には、424バイトのAT
RACの1サウンドグループのデータを保持する必要が
ある。TSパケットの大きさの188バイトと、ATR
ACの1サウンドグループの大きさの424バイトは無
関係であり、ATRACのデータをMPEG2ストリー
ムで送る場合に整合性が良くない。
【0019】そこで、この発明の実施の形態では、図1
(a)に示すように、1つのTSパケットTSP1〜T
SP8に、夫々、159バイトのATRACの圧縮オー
ディオデータを配置し、8つのTSパケットTSP1〜
TSP8でPES(Packetized Elementary Stream)パ
ケットを構成するようにしている。
【0020】このように、1つのTSパケットで159
バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパケ
ットでPESパケットを構成すると、PESパケットの
大きさは、 159バイト×8=1272バイト となる。サウンドグループの大きさは424バイトであ
るから、このPESパケットで送られる1272バイト
のデータは、図1(b)に示すように、3つのサウンド
グループSGP1〜SGP3のデータに相当する。 424バイト×3=1272バイト
【0021】このように、1つのTSパケットに159
バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパケ
ットでPESパケットを構成すると、PESパケットで
3サウンドグループのデータが伝送できる。このよう
に、PESパケットで整数個のサウンドグループのデー
タが伝送されるため、ATRACのデータとPESパケ
ットとの整合性が良好となる。
【0022】このように、ATRACのデータを伝送す
る場合には、188バイトの固定長のTSパケットのう
ち、159バイトがATRACデータの伝送に使用され
る。そしてTSパケットのうちの残りの29バイトは、
TSパケットヘッダ、PESヘッダ、データヘッダが設
けられる。このデータヘッダには、伝送するデータのタ
イプ、衛星放送や地上波放送等のデータの伝送路のタイ
プ等が設けられる。更に、ATRACデータの固有情報
を定義するFDF(Field Dependnet Field)設けられ
る。
【0023】このように、この発明が適用された伝送方
法では、ATRACのデータを伝送する場合に、1つの
TSパケットに159バイトのATRACのデータが配
置され、更に、データヘッダとFDFが設けられ、8つ
のTSパケットでPESパケットが構成され、PESパ
ケットで3つのサウンドグループのデータが伝送され
る。このようにして、ATRACのデータをPESパケ
ットで伝送する場合の具体例について以下に説明する。
【0024】図2は、PTS(Presentation Time Stam
p )を利用して同期伝送を可能にする方式の場合のTS
パケットの構成を示すものである。図2に示すように、
TSパケットは、188バイトの固定長からなる。この
TSパケットの先頭の1バイト目から4バイト目は、ト
ランスポートパケットヘッダとされ、5バイト目から1
8バイト目はPESパケットヘッダとされ、19バイト
目から20バイト目はデータヘッダとされ、21バイト
目から188バイト目はデータボディとされている。デ
ータボディの構成は、図3に示されている。
【0025】トランスポートパケットヘッダの先頭に
は、1バイトのシンクバイトが設けられる。このシンク
バイトに続いて、このパケット中のエラーの有無を示す
トランスポートエラーインディケータと、新たなPES
パケットがこのトランスポートパケットのペイロードか
ら始まることを示すペイロードユニットスタートインデ
ィケータと、このパケットの重要度を示すトランスポー
トプライオリティが、夫々、1ビット設けられる。これ
に続いて、該当パケットの個別ストリームの属性を示す
13ビットのストリーム識別情報(PID)が設けられ
る。更に、パケットのペイロードのスクランブルの有無
や種別を示すトランスポートスクランブリングコントロ
ールと、アダプテーションフィールドの有無を示すアダ
プテーションフィールドコントロールと、同じPIDを
持つパケットが途中で一部破棄されたかどうかを検出す
るためのコンティニュイティカウンタが設けられる。
【0026】5バイト目から18バイト目のPESパケ
ットヘッダの先頭には、24ビットの固定値のパケット
スタートコードプリフィックスが設けられ、これに続い
て、ストリームを識別する8ビットのストリームID、
PESパケットの長さを示すPESパケットレングスが
設けられる。またこれに続いて「10」の固定パターン
と、2ビットのPESスクランブルコントロールと、1
ビットのPESプライオリティと、1ビットのデータア
ライメントインディケータと、1ビットのコピーライト
と、1ビットのオリジナル/コピーかの識別と、2ビッ
トのPTS及びDTSフラグと、1ビットのESCRフ
ラグと、1ビットのESレートフラグと、1ビットのD
MSトリックモードフラグと、1ビットのアディショナ
ルコピーインフォメーションフラグと、1ビットのPE
SのCRCフラグと、1ビットのPESエクステーショ
ンフラグが設けられる。これに続いて、8ビットのPE
Sヘッダデータレングスが設けられる。「1101」の
固定パターンの後に、タイムスタンプであるPTSの3
2から30が設けられ、これに続いて1ビットのマーケ
ットビットが設けられる。そして、これに続く15ビッ
トにタイムスタンプであるPTSの29から15が設け
られ、これに、1ビットのマーケットビットが付加され
る。更にこれに続く15ビットにPTSの14から0が
設けられ、これに、1ビットのマーケットビットが付加
される。
【0027】19バイト目から20バイト目のデータヘ
ッダには、8ビットのデータタイプと、6ビットのデー
タトランスミッションタイプと、2ビットのタグが設け
られる。データタイプには、伝送するデータのタイプが
記述される。データトランスミッションタイプには、デ
ータの伝送路のタイプ、例えば衛星放送、地上波放送等
が記述される。タグには、データヘッダの後に、アディ
ショナルヘッダがあるか否かが記述される。例えば、タ
グが「00」ならデータヘッダの後にデータが続き、
「01」ならデータヘッダの後にアディショナルヘッタ
が続くことが示され、「10」ならアディショナルヘッ
ダがPESパケットの中で複数回数あることが示され
る。
【0028】21バイト目から188バイト目は、デー
タボディとされ、ここに、ATRACのデータが配置さ
れる。ATRACデータの配置は、図3に示すようにな
っている。なお本発明に該当する実施の形態の例は図4
に示し、図3の例は図4の例に対する基本的な配置を示
すものである。
【0029】図3に示すように、データボディの21バ
イト目の最初の4ビットには、FDFフィールドレング
スが設けられ、次の4ビットにはオーディオデータタイ
プ1が設けられる。FDFフィールドレングスはFDF
フィールドの長さを示すものである。オーディオデータ
タイプ1は、オーディオタイプを定義(例えばATRA
C)するためのものである。これに続いて、オーディオ
データタイプ2が設けられる。このオーディオデータタ
イプ2は、データタイプの中での分類が定義される(例
えば、ATRAC1、ATRAC2)。次に、1ビット
のコピーライト情報、1ビットのオリジナル/コピーの
情報、1ビットのステレオ/モノの情報、1ビットのエ
ンファシス情報が記述される。
【0030】これに続いて、1ビットのデータスタート
インディケータと、1ビットのデータエンドインディケ
ータと、3ビットのPESデータカウンタが設けられ
る。データスタートインディケータは、伝送中のデータ
が楽曲データの最初のPESパケットであることを示し
ている。例えば楽曲の先頭となるATRACデータが含
まれているPESにおける8個のTSパケットにおいて
は、データスタートインディケータ=「1」とされる。
データエンドインディケータは、伝送中のデータが楽曲
の最後のPESパケットであることを示している。例え
ば楽曲の終端となるATRACデータが含まれているP
ESにおける8個のTSパケットにおいては、データエ
ンドインディケータ=「1」とされる。
【0031】PESデータカウンタは、PESを伝送す
る8つのTSパケットの中で何番目かを示している。こ
れに続く3ビットはリザーブとされているが、次の24
ビットは、プレゼントPESナンバとされている。この
プレゼントPESナンバには、伝送中のデータが何番目
のPESパケットであるかが示される。従って、プレゼ
ントPESナンバと、PESデータカウンタにより、T
Sパケット単位での連続性が判断できる。これはTSパ
ケットにのせられるATRACデータの連続性が判断で
きることを意味する。
【0032】この図3の例では27バイト目から29バ
イト目は、リザーブとされており、その後30バイト目
から188バイト目に、159バイト分のATRACデ
ータが配列される。
【0033】ところが本発明の実施の形態としてのデー
タボディのフォーマットは図4のようになり、ほとんど
は図3と同様であるが、図からわかるように27バイト
目と28バイト目がリザーブとされて、その次の29バ
イト目にはATRACデータに対するチェックサム(C
RCエラー検出コード)が設けられる。そして、30バ
イト目から188バイト目には、図3と同じく159バ
イト分のATRACデータが配列される。
【0034】29バイト目のATRACデータチェック
サムとATRACデータの関係を図5に示す。ATRA
Cデータチェックサムによる計算の仕方は次のようにな
る。図示するようにATRACデータチェックサムの各
ビットの値をCS[0]〜CS[7]とし、また159
バイトのATRACデータの最初のバイトの値をAT
[0][0]、最初のバイトの値をAT[158][7]とすると、 CS[0]^AT[0][0]^AT[1][0]^・・・^AT[158][0]=SUM[0] CS[1]^AT[0][1]^AT[1][1]^・・・^AT[158][1]=SUM[1] ・・・・ CS[7]^AT[0][7]^AT[1][7]^・・・^AT[158][7]=SUM[7] としたときに、 SUM[0]〜SUM[7]=0x00 となるようにCS[0]〜CS[7]の値を設定するも
のである。
【0035】このようにATRACデータに対するチャ
ックサムを設けることで、この伝送データを受信した受
信装置(例えば後述するIRE22)側やストレージデ
バイス23側においてダウンロードするATRACデー
タの信頼性をチェックできる。
【0036】以上のようにTSパケットには、159バ
イトのATRACのデータが配置されると共に、固有情
報が定義されて、FDFに挿入される。FDFの領域
は、アディショナルデータヘッダ、ATRACデータ、
FDFのデータを受信する際に、機器の信号処理をしや
すくするために、TSパケットの固定の位置に配置され
る。
【0037】そしてFDFを解析することにより、1つ
のTSパケット中のデータが伝送しようとしている楽曲
中のどのデータであるかを解析することがてきる。これ
により、伝送中何等かの理由によりエラーが発生し、あ
るパケットが正しく受信できなかった場合も、どのデー
タが抜けたかを検出することが可能となる。また、デー
タスタートインディケータ、データエンドインディケー
タを検出するとで、そのデータが楽曲の最初又は最後で
あることが検出できる。このデータを利用して、ストレ
ージデバイス13でダウンロードを行う時に、記録開始
位置又は記録終了位置を簡単に検出することができる。
【0038】次に、高速転送用に、同期用のPTSを付
加しないで伝送する場合について説明する。図6及び図
7は、同期用のPTSを付加しないで伝送する場合のT
Sパケットの構成を示すものであり、図6はPESパケ
ットを構成する8つのTSパケットのうちの最初のTS
パケットの構成を示し、図7は2番目から8番目のTS
パケットの構成を示している。
【0039】図6に示すように、最初のTSパケット
は、188バイトの固定長からなる。第1番目のTSパ
ケットの先頭の1バイト目から4バイト目は、トランス
ポートパケットヘッダとされ、5バイト目から18バイ
ト目はPESパケットヘッダとされ、19バイト目から
20バイト目はデータヘッダとされ、21バイト目から
188バイト目はデータボディとされている。
【0040】トランスポートパケットヘッダの内容は図
2で説明したものと同様となる。5バイト目から18バ
イト目のPESパケットヘッダについては、先頭の24
ビットの固定値のパケットスタートコードプリフィック
スから、13バイト目の8ビットのPESヘッダデータ
レングスまでは図2で説明したものと同様となる。とこ
ろが、これに続く5バイトは、スタッフィングビットと
されている。
【0041】19バイト目から20バイト目のデータヘ
ッダには、8ビットのデータタイプと、6ビットのデー
タトランスミッションタイプと、2ビットのタグが設け
られる。21バイト目から188バイト目は、データボ
ディとされ、ここに、ATRACのデータが配置され
る。ATRACデータの配置は、前述の図4に示す構成
と同様である。
【0042】一方図7に示すように、第2番目から第8
番目の各188バイトのTSパケットでは、1バイト目
から4バイト目はトランスポートパケットヘッダとさ
れ、21バイト目から188バイト目はデータボディと
されていることは同様である。そしてトランスポートパ
ケットヘッダの内容は図2で説明したものと同様であ
り、またデータボディの構成は、図4に示したとおりと
なる。ところが5バイト目から20バイト目は、スタッ
フィングビットとされており、PESパケットヘッダは
配されない。
【0043】即ち図6、図7で説明した高速転送用のフ
ォーマットでは、同期用のPTSを付加しないことか
ら、PESパケット内の先頭のTSパケットのみに必要
なPESパケットヘッダデータを配し、第2番目から第
8番目のTSパケットにはPESパケットヘッダデータ
を付加しない構成となる。
【0044】ところで上述した例では、ATRACのデ
ータをMPEG2のパケットに載せて伝送する場合につ
いて説明したが、本発明はこのような場合に限定される
ものではない。図8は、IEC958でデータを伝送す
る場合のデータボディの例である。IEC958の伝送
では、1つのPESパケットに3072バイトのデータ
が挿入される。これにより、IEC958の2フレーム
を1つのPESパケットで伝送可能である。
【0045】IEC958のデータを伝送する場合に
は、図8に示すようにデータが配置される。図示するよ
うに、21バイト目から188バイト目のデータボディ
における最初の4ビットには、FDFフィールドレング
スが設けられ、次の4ビットにはオーディオデータタイ
プ1が設けられ、これに続いて、オーディオデータタイ
プ2が設けられる。そして、次に、1ビットのコピーラ
イト、1ビットのオリジナル/コピー、1ビットのステ
レオ/モノ、1ビットのエンファシスが設けられる。こ
れに続いて、1ビットのデータスタートインディケータ
と、1ビットのデータエンドインディケータとが設けら
れる。これに続く6ビットはリザーブとされているが、
次の24バイト目〜26バイト目は、プレゼントPES
ナンバとされている。
【0046】27バイト目から58バイト目はリザーブ
とされているが、59バイト目にはEC958データに
対するチェックサム(CRCエラー検出コード)が設け
られる。そして、60バイト目から188バイト目に
は、128バイト分のIEC958のデータが配列され
る。このように1つのTSパケットに128分のデータ
を配することで、IEC958データとPESパケット
の整合性を良好とすることができる。
【0047】ところで上述のように、ATRACのデー
タをPESパケットで伝送する場合、1つのTSパケッ
トに159バイトのATRACの圧縮オーディオデータ
を配置すると、PESパケットで3サウンドグループの
データが伝送でき、ATRACの圧縮データとPESパ
ケットとの整合性が良くなるが、例えば衛星放送におい
て、MPEG2方式でデータが伝送され、衛星放送で音
楽データを配信するようなシステムでは、音楽データを
配信する際の圧縮方式として、ATRACが用いられる
ことが考えられている。このようなシステムで音楽デー
タを伝送する場合には上記したようにPESパケット内
にATRACデータを配することが好適である。以下、
衛星放送で音楽データを配信するシステムについて説明
する。
【0048】図9は、衛星放送で音楽データを配信する
システムの全体構成を示すものである。図9において、
地上局1は衛星放送システムの放送局となる。地上局1
には、番組放送素材サーバ11からの音楽番組放送の素
材と、オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12
A、12B・・・からのオーディオチャンネルの素材
と、ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ13か
らのダウンロード用のデータと、GUIデータサーバ1
4からのグラフィックユーザインターフェース用の画面
を表示するためのデータが送られる。
【0049】番組放送素材サーバ11は、通常の音楽放
送番組の素材を提供するサーバである。この番組放送素
材サーバ11から送られてくる音楽放送の素材は動画及
び音声であり、通常の音楽放送番組では、例えば、新曲
紹介のプロモーション用のビデオが放送されたり、最新
のヒット曲のカウントダウンが放映されていたりする。
【0050】オーディオチャンネル番組放送素材サーバ
12A、12B・・・は、オーディオチャンネルを使っ
て、オーディオ番組を提供するサーバである。このオー
ディオチャンネル番組放送の素材は音声のみである。各
オーディオチャンネル番組放送では、夫々、同一の楽曲
が所定の単位時間繰り返して放送され、この楽曲は、後
に説明するダウンロード用の楽曲と関連している。各オ
ーディオチャンネルは、夫々、独立しており、各オーデ
ィオチャンネルの利用方法は各種のものが考えられる。
例えば、1つのオーディオチャンネルでは、最新の日本
のポップスの中の推薦曲を所定時間繰り返して放送し、
他のオーディオチャンネルでは、最新のアメリカンポッ
プスの中の推薦曲を所定時間繰り返して放送し、更に他
のオーディオチャンネルでは、ジャズの中から推薦曲を
所定時間繰り返して放送するようにしても良い。また、
同じアーチストの複数の楽曲を夫々のオーディオチャン
ネルに分けて繰り返して放送するようにしても良い。
【0051】ダウンロード用のオーディオデータ素材サ
ーバ13は、ダウンロード用の複数のオーディオデータ
を提供している。このダウンロード用のオーディオデー
タは、オーディオチャンネル番組放送で放送されている
楽曲と関連している。すなわち、例えば、上述のよう
に、1つのオーディオチャンネルでは、最新の日本のポ
ップスの推薦曲が所定時間繰り返して放送され、他のオ
ーディオチャンネルでは、最新のアメリカンポップスの
中の推薦曲が所定時間繰り返して放送され、更に他のオ
ーディオチャンネルでは、ジャズの中から推薦曲が所定
時間繰り返して放送されているとする。この場合、オー
ディオチャンネルで取り上げられている最新の日本のポ
ップスの推薦曲や、最新のアメリカンポップスの推薦曲
や、ジャズの中の推薦曲のオーディオデータがダウンロ
ード用のオーディオデータとして提供される。
【0052】GUI(Graphic User Interface)データ
サーバ14は、配信される楽曲のリストページや各楽曲
の情報ページの画面を形成するためのデータや、EPG
(Electric Program Guide)用の画面を形成するための
データ等を提供するものである。ダウンロードできる楽
曲のリストや、その曲についての情報は、画面上で表示
を見ながら行うことができる。GUIデータサーバ14
からは、そのためのデータが送られる。
【0053】地上局1は、これら、番組放送素材サーバ
11からの音楽番組放送の素材となるビデオデータ及び
オーディオデータと、オーディオチャンネル番組放送素
材サーバ12A、12B・・・からのオーディオチャン
ネルの素材となるオーディオデータと、ダウンロード用
オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用
のデータと、GUIデータサーバ14からのデータとを
多重化して送信する。このとき、音楽番組放送のビデオ
データは、例えば、MPEG2(Moving Picture Exper
ts Groupe )方式により圧縮され、各オーディオチャン
ネルのオーディオデータは例えばMPEG2オーディオ
方式により圧縮される。さらに、ダウンロード用のオー
ディオデータは例えばATRAC(Adaptive Transform
Acoustic Coding)方式により圧縮される。また、ダウ
ンロード用のオーディオデータに対しては、キー情報サ
ーバ15からのキー情報を用いて、暗号化が施される。
【0054】地上局1からの信号は、衛星2を介して、
各家庭の受信設備3で受信される。衛星2には、複数の
トランスポンダが搭載されている。
【0055】各家庭の受信設備としては、パラボラアン
テナ21と、IRD22(Integrated Receiver Decode
r )と、ストレージデバイス23と、テレビジョン受像
機などのモニタ装置24とが用意される。パラボラアン
テナ21で、衛星2を介して送られてきた信号が受信さ
れる。この受信信号がパラボラアンテナ11に取り付け
られたLNB(Low Noise Block Downconverter )25
で所定の周波数に変換され、IRD22に供給される。
【0056】IRD22は、受信信号から所定のチャン
ネルの信号を選択し、ビデオ信号及びオーディオ信号の
復調を行うものである。また、IRD22により、配信
される楽曲のリストページや各楽曲の情報ページや、E
PG用の画面が形成される。IRD22の出力がテレビ
ジョン受像機24に供給される。
【0057】ストレージデバイス23は、ダウンロード
されたオーディオデータを保存するためのものである。
例えば、ストレージデバイス23としては、MDレコー
ダ/プレーヤが用いられる。
【0058】IRD22は、例えば電話回線4を介して
課金サーバ5と結ばれている。IRD22には、各種情
報が記録されるICカードが挿入される。オーディオデ
ータのダウンロードが行われると、その情報がICカー
ドに記録される。このICカードの情報は、電話回線4
を介して、課金サーバ5に送られる。課金サーバ5は、
このダウンロード情報から適切な課金を行い、ユーザに
請求する。このように、適切な課金を行うことにより、
ダウンロードされる楽曲の著作権を守ることができる。
【0059】このように、このシステムでは、地上局1
は、番組放送素材サーバ11からの音楽番組放送の素材
となるビデオデータ及びオーディオデータと、オーディ
オチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・
からのオーディオチャンネルの素材となるオーディオデ
ータと、ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ1
3からのダウンロード用のデータと、GUIデータサー
バ14からのデータとを多重化して送信している。
【0060】各家庭の受信設備3でこの放送を受信する
と、音楽番組が見られる他、送られてきたGUIデータ
サーバからのデータに基づいて、グラフィック画面が表
示される。このグラフィック画面を見ながら必要な操作
を行うと、各楽曲についての情報ページを見ることがで
き、また、各楽曲についての試聴を行うことができる。
更に、グラフィック画面を見ながら必要な操作を行うこ
とで、所望のオーディオデータをダウンロードして、ス
トレージデバイス23に記録することができる。
【0061】つまり、各家庭の受信設備3でこの放送を
受信すると、図10(a)に示すように、画面に、配信
される楽曲のリストページ30が表示される。このリス
トページ30の表示画面中には、ダウンロード可能な楽
曲を表示するためのウィンドウ31が表示されると共
に、番組送信サーバ11から提供された音楽番組に基づ
く動画像32が表示される。ウィンドウ31には、アー
チスト名33や、ダウンロード可能な楽曲の曲名34、
34、34・・・が表示され、それに対応して各楽曲の
選択ボタン35、35、35・・・が表示される。
【0062】視聴者は、このウィンドウ31に表示され
ている曲名を見ながら、興味のある楽曲を探していく。
各楽曲についての詳細な情報を見たい場合には、例え
ば、図示しないリモートコマンダの矢印キーを操作し
て、画面上の情報を得たい楽曲の選択ボタン35を押
す。
【0063】ウィンドウ31の所望の楽曲の楽曲選択ボ
タン35が押されると、図10(b)に示すように、楽
曲の情報ページ40が表示される。この各楽曲の情報ペ
ージ40には、その楽曲の詳細を示すウィンドウ41が
表示されると共に、その楽曲が収められているCDのジ
ャケット等の静止画42が表示される。このウィンドウ
41には、アーチスト名、曲目、作詞者、作曲者、歌
詞、ライブ情報等の楽曲の詳細情報43が表示されると
共に、試聴ボタン44、ダウンロードボタン45、戻り
ボタン46が表示される。
【0064】試聴ボタン44は、この楽曲がどのような
曲であるかを実際にオーディオデータを購入する前に試
聴するためのボタンである。ダウンロードボタン45
は、その曲をダウンロードして、ストレージデバイス2
3に記録させるためのボタンである。戻りボタン46
は、前のページの画面に戻るためのボタンである。
【0065】このように、配信される楽曲のリストペー
ジ30及び各楽曲の情報ページ40により、視聴者は、
現在どのような楽曲が配信されているのかを知ることが
でき、各楽曲についての詳細な情報を知ることができ
る。
【0066】ここで、その楽曲を試聴したい場合には、
視聴者は、矢印キーを操作して、試聴ボタン44を押
す。試聴ボタン44が押されると、対応する楽曲が放送
されているオーディオチャンネルに設定される。各オー
ディオチャンネルでは、所定の単位時間中、同一の楽曲
が繰り返し放送されている。したがって、試聴ボタン4
4が押されると、画面はそのままで、その楽曲のオーデ
ィオチャンネルに切り換えられ、その楽曲を聞くことが
できる。
【0067】その楽曲を購入したい場合には、視聴者
は、ダンウロードボタン45を押す。ダウンロード用の
オーディオデータと、オーディオチャンネルで放送され
ている楽曲とは対応している。したがって、ダウンロー
ドボタン45が押されると、選択された楽曲のオーディ
オデータがストレージデバイス23に供給され、記録媒
体にダウンロード記録される。
【0068】また、リストページに戻りたい場合には、
戻りボタン46が押される。戻りボタン46が押される
と、図10(a)に示すリスト画面30に戻される。
【0069】このように、このシステムでは、画面上に
は楽曲のリストページ30及び各楽曲の情報ページ40
が表示され、これら楽曲のリストページ30及び各楽曲
の情報ページ40により各楽曲についての情報を知るこ
とができる。そして、この画面上の表示に従って試聴ボ
タン44が押されると、その楽曲を試聴することがで
き、ダンウロードボタン45が押されると、その楽曲の
オーディオデータをダウンロードして、ストレージデバ
イス23に記録することができる。
【0070】図11は、この発明が適用されたシステム
における地上局1の構成を示すものである。図11にお
いて、番組放送素材サーバ11からのビデオデータは、
MPEG2ビデオエンコーダ51A及びMPEG2オー
ディオエンコーダ51Bに供給される。オーディオチャ
ンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・からの
オーディオデータは、MPEG2オーディオエンコーダ
52A、52B・・・に供給される。ダウンロード用オ
ーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用の
オーディオデータは、ATRACエンコーダ53に供給
される。GUIデータサーバ14からのグラフィックユ
ーザインターフェース用の画面を表示するためのデータ
がGUIデータオーソリング回路54に供給される。
【0071】番組放送素材サーバ11からのビデオ信号
は、MPEG2ビデオエンコーダ51Aで圧縮され、パ
ケット化される。このビデオパケットがマルチプレクサ
56に供給される。また、番組放送素材サーバ11から
のオーディオ信号は、MPEG2オーディオエンコーダ
51Bで圧縮されパケット化される。このオーディオパ
ケットがマルチプレクサ56に供給される。
【0072】MPEG2オーディオエンコーダ52A、
52B、52C・・・で、オーディオチャンネル番組放
送素材サーバ12A、12B・・・からのオーディオデ
ータがMPEG2オーディオ方式に基づいて圧縮され、
パケット化される。このオーディオパケットがマルチプ
レクサ56に供給される。
【0073】ATRACエンコーダ53で、ダウンロー
ド用オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロー
ド用のオーディオデータがATRAC2方式で圧縮さ
れ、パケット化される。このデータパケットは暗号化回
路57に送られる。暗号化回路57により、このデータ
パケットが暗号化される。暗号化回路57の出力がマル
チプレクサ56に供給される。このように、各オーディ
オデータを暗号化するのは、不正なダウンロードが行わ
れて、著作権が侵害されるのを防ぐためである。
【0074】GUIデータオーサリング回路54で、G
UIデータサーバ14からのグラフィックユーザインタ
ーフェース用の画面のデータが処理され、パケット化さ
れる。このデータパケットがマルチプレクサ56に供給
される。
【0075】マルチプレクサ56で、MPEG2ビデオ
エンコーダ51Aからのビデオパケット及びMPEG2
オーディオエンコーダ51Bからのオーディオパケット
と、MPEG2オーディオエンコーダ52A、52B、
52C・・・からのオーディオパケットと、暗号化回路
57を介されたATRAC2エンコーダ53からのデー
タパケットと、GUIデータオーソリング回路54から
のデータパケットとが多重化される。
【0076】マルチプレクサ56の出力がQPSK変調
回路57に供給される。QPSK変調回路57で、送信
データがQPSK変調される。QPSK変調回路57の
出力が高周波回路58に供給される。高周波回路58
で、搬送波周波数が所定の周波数となるように周波数変
換され、電力増幅が行われる。この高周波回路58の出
力がアンテナ59から衛星2に向けて送信される。
【0077】このように、地上局1においては、番組放
送用のビデオデータ及びオーディオデータがMPEG2
方式で圧縮され、オーディオチャンネルのオーディオデ
ータがMPEG2オーディオ方式で圧縮され、ダウンロ
ード用のオーディオデータがATRAC方式で圧縮され
る。そして、これらビデオデータと、オーディオデータ
と、ダウンロード用のオーディオデータと、GUI用デ
ータとが多重化されて、送信される。
【0078】次に、各家庭の受信設備3について説明す
る。図9に示したように、各家庭の受信設備としては、
パラボラアンテナ21と、IRD22と、ストレージデ
バイス23と、テレビジョン受像機24とが用意され
る。ストレージデバイス23としては、例えば、MDレ
コーダ/プレーヤを用いることができる。
【0079】図12は、IRD22の構成の一例を示す
ものである。図12において、パラボラアンテナ21で
衛星2からのディジタル衛星放送が受信される。パラボ
ラアンテナ21の受信信号は、パラボラアンテナ22に
取り付けられたLNB25に供給され、LNB25で受
信信号が所定の周波数の信号にダウンコンバートされ
る。
【0080】LNB25の出力がチューナ回路71に供
給される。チューナ回路71で、コントローラ76から
の設定信号に基づいて、受信信号の中から所定受信周波
数の信号が選択される。
【0081】チューナ回路71の出力がQPSK復調回
路72に供給される。QPSK復調回路72で、受信信
号がQPSK復調され、受信信号のビットストリームが
復調される。QPSK復調回路72の出力がエラー訂正
回路73に供給される。エラー訂正回路73で、エラー
が検出、訂正される。
【0082】エラー訂正回路73の出力がデマルチプレ
クサ74に供給される。デマルチプレクサ74は、エラ
ー訂正回路73から出力されるビットストリーム信号を
受け、これをデータバッファメモリ75に一旦記憶させ
る。そして、これをパケット列の形にフレーミングし、
パケット毎に所望のデータであるかどうかを判別し、デ
ータを振り分ける。
【0083】前述したように、地上局1からは、通常の
番組放送を行うためのビデオデータ及びオーディオデー
タと、複数のオーディオチャンネルのオーディオデータ
と、ダウンロード用のオーディオデータと、GUI用の
データが送られてくる。ビデオデータはMPEG2方式
で圧縮されており、オーディオデータはMPEG2オー
ディオ方式で圧縮されており、ダウンロード用のオーデ
ィオデータはATRAC方式で圧縮されている。
【0084】デマルチプレチサ74は、受信されたパケ
ットを、ビデオデータと、オーディオデータと、ダウン
ロード用のオーディオデータと、GUI用のデータとに
振り分ける。
【0085】デマルチプレクサ74で振り分けられたビ
デオデータは、MPEG2ビデオデコーダ78に供給さ
れる。MPEG2ビデオデコーダ78は、入力されたデ
ジタルビデオ信号をバッファメモリ79に適宣記憶さ
せ、MPEG2により圧縮されたビデオ信号をデコード
するものである。MPEG2ビデオデコーダ78によ
り、コンポーネントビデオ信号がデコードされる。
【0086】MPEG2ビデオデコーダ78の出力が例
えばNTSC方式のアナログビデオエンコーダ80に供
給される。アナログビデオエンコーダ80で、コンポー
ネントビデオ信号から、例えばNTSC方式のコンポジ
ットビデオ信号が形成される。このビデオ信号が出力端
子81から出力される。
【0087】オーディオチャンネルのオーディオデータ
は、MPEG2オーディオデコーダ82に供給される。
MPEGオーディオデコーダ82は、入力されたデジタ
ルオーディオ信号をバッファメモリ83に適宣記憶さ
せ、ディジタルオーディオ信号をデコードする。
【0088】MPEG2オーディオデコーダ82の出力
がD/Aコンバータ84に供給される。D/Aコンバー
タ84により、ディジタルオーディオ信号がアナログオ
ーディオ信号に変換される。D/Aコンバータ84の出
力が出力端子85から出力される。
【0089】ダウンロード用のオーディオデータは、バ
ッファメモリ86に一旦蓄えられる。バッファメモリ8
6の出力が暗号解読回路87に供給される。前述したよ
うに、ダウンロード用のオーディオデータは暗号化され
ており、暗号解読に必要なキーは、ICカード88から
発生される。
【0090】ゲート回路89には、バッファメモリ86
からダウンロード完了情報が供給されると共に、デマル
チプレクサ74から、受信された暗号解読に必要な情報
が供給される。
【0091】オーディオデータをダウンロードする際に
は、バッファメモリ86にデータが蓄えられると、ゲー
ト回路89が開き、暗号解読に必要な情報がICカード
88に供給される。これにより、ICカード88から暗
号化回路87にキーが渡される。暗号解読回路87で、
ICカード88からのキーに基づいて、暗号が解読され
る。また、このとき、ICカード88には、課金情報が
記憶される。
【0092】暗号解読回路87の出力がATRACデコ
ーダ90に供給されると共に、スイッチ回路91の端子
91Bに供給される。ATRAC2デコーダ90で、A
TRAC2のデコード処理が行われる。ATRAC2デ
コーダ90からは、PCMオーディオ信号が出力され
る。このATRAC2デコーダ90の出力がスイッチ回
路91の入力端子91Aに供給される。
【0093】スイッチ回路91は、コントローラ76に
より制御される。スイッチ回路91が端子91A側に設
定されるときには、スイッチ回路91からは、PCMオ
ーディオ信号が出力される。スイッチ回路91が端子9
1B側に設定されると、ATRAC2方式で圧縮された
ディジタルオーディオ信号がスイッチ回路91から出力
される。
【0094】スイッチ回路91の出力がウォータマーク
付加回路92に供給される。ウォータマーク付加回路9
2は、著作権を保護するために、オーディオデータに電
子透かしを付加するものである。
【0095】ウォータマーク付加回路92の出力は、I
EEE1394、又はIEC958等のディジタルイン
ターフェース93に供給されると共に、D/Aコンバー
タ94に供給される。D/Aコンバータ94でディジタ
ルオーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換され
る。このアナログオーディオ信号がアナログ出力端子9
5から出力される。
【0096】GUI用のデータは、コントローラ76に
供給される。コントローラ76で、これらのデータに基
づいて、リストページの画面や各楽曲の情報ページの画
面、或いはEPG用の画面が形成される。このようにし
て形成された画面は、バッファメモリ79の所定のエリ
アに書き込まれる。これにより、画面上の指定のエリア
に、放送されてくる楽曲のリストページや各楽曲の情報
ページの画面、或いはEPG用の画面を写し出すことが
できる。
【0097】コントローラ76は、全体の処理を行って
いる。また、コントローラ76に対して、入力キー98
を介して入力が与えられる。また、コントローラ76に
は、モデム99が接続されている。課金に必要な情報
は、ICカード88に記録される。このICカード88
の情報は、モデム99を用いて、電話回線4を介して、
課金サーバ5に送られる。
【0098】このように、ディジタルインターフェース
93は、PCMデータを出力する場合と、ATRAC2
のオーディオデータを出力する場合とで共用されてお
り、スイッチ回路91でその出力が切り換えられるよう
になっている。
【0099】つまり、ストレージデバイス23がPCM
データを入力するディジタル入力端子の場合には、スイ
ッチ回路91が端子91A側に設定される。ストレージ
デバイス23がATRAC2のデータを入力できる場合
には、スイッチ回路91が端子91B側に設定される。
スイッチ回路91が端子91A側に設定されているとき
には、ダウンロードされたATRAC2のデータは、A
TRAC2デコーダ90に送られ、デコードされる。こ
のデコードされたデータがスイッチ回路91、ウォータ
マーク付加回路92を介して、データ出力端子93から
出力される。スイッチ回路91が端子91B側に設定さ
れているときには、ダウンロードされたATRAC2の
データは、スイッチ回路91、ウォータマーク付加回路
92を介して、データ出力端子93から出力される。
【0100】図13はストレージデバイス23の一例を
示し、この例では、ストレージデバイス23として、M
Dレコーダ/プレーヤをあげる。
【0101】図13において、ディスク101は、例え
ば、カートリッジに収納された直径64mmの光磁気デ
ィスクからなるMDである。ディスク101はスピンド
ルモータ102により所定CLV速度で回転される。デ
ィスク101に対しては、光学ヘッド103と磁気ヘッ
ド121が記録面を挟み込むような状態で配される。光
学ヘッド103は、レーザ光を出力するためのレーザダ
イオードと、偏光ビームスプリッタや対物レンズからな
る光学系、及び反射光を検出するためのディテクタなど
が搭載されている。対物レンズ103aは、2軸デバイ
ス104によりディスクの半径方向及びディスクに接離
する方向に変位可能に保持されている。光学ヘッド10
3及び磁気ヘッド121全体は、スレッド機構105に
よりディスクの半径方向に移動可能とされている。
【0102】光学ヘッド103によりディスク101か
ら検出された情報は、RFアンプ107に供給される。
RFアンプ107からは、光学ヘッド103の各ディテ
クタの出力を演算処理することにより、再生RF信号、
トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、ウォ
ブル記録されている絶対位置情報(アドレス情報)等が
抽出される。抽出された再生RF信号は、EFM(Eigh
t To Fourteen Modulation)及びACICR(Advanced
Cross Interleave Reed-Solomon Code )エンコーダ/
デコーダ部108に供給される。また、RFアンプ10
7からのトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信
号は、サーボ回路109に供給され、絶対位置情報は、
アドレスデコーダ110に供給されてデコードされ、絶
対位置アドレスとして出力される。
【0103】サーボ回路109は、トラッキングエラー
信号、フォーカスエラー信号や、システムコントローラ
111からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、ス
ピンドルモータ102の回転速度検出情報等により各種
のサーボ駆動信号を発生させ、2軸デバイス104及び
スレッド機構105を制御して、フォーカス及びトラッ
キング制御、スレッド制御、スピンドル制御を行う。
【0104】全体動作は、システムコントローラ111
により管理されている。システムコントローラ111に
は、操作入力部119から入力が与えられる。
【0105】入力端子122からオーディオ信号を記録
する場合には、入力端子122からのアナログオーディ
オ信号がA/Dコンバータ123に供給される。A/D
コンバータ123で、このオーディオ信号がディジタル
化される。A/Dコンバータ123の出力が音声圧縮エ
ンコーダ/デコータ114に供給される。音声圧縮エン
コーダ/デコータ114で、このオーディオデータがA
TRAC方式で圧縮される。
【0106】音声圧縮エンコーダ/デコーダ114の出
力は、メモリコントローラ112の制御の基に、一旦、
RAM13に書き込まれ、そして、EFM及びACIR
Cエンコーダ/デコーダ108に供給される。EFM及
びACIRCエンコーダ/デコーダ108で、このオー
ディオデータにエラー訂正符号が付加され、更に、この
データがEFM変調される。EFM及びACIRCエン
コーダ/デコーダ108の出力がヘッド駆動回路124
を介して、磁気ヘッド121に供給される。このとき、
光学ヘッド103からは、ディスクにデータを書き込む
ために、光レベルのレーザビームが照射される。これに
より、ディスク101に、ATRACで圧縮されるたオ
ーディオデータが記録される。
【0107】また、このMDレコーダ/プレーヤでは、
ATRACのデータを直接入力して記録することが可能
である。ATRACのデータは、例えば、IEEE13
94、又はIEC958等のディジタルインターフェー
ス125を介して入力される。
【0108】ディジタルインターフェース125からの
ATRACのデータは、EFM及びACIRCエンコー
ダ/デコーダ108に供給される。EFM及びACIR
Cエンコーダ/デコーダ108で、このオーディオデー
タに対してエラー訂正符号が付加され、またEFM変調
される。そしてEFM及びACIRCエンコーダ/デコ
ーダ108の出力がヘッド駆動回路124を介して、磁
気ヘッド121に供給される。このときも光学ヘッド1
03からは、ディスクにデータを書き込むために、高レ
ベルのレーザビームが照射される。これにより、ディス
ク101に、ATRACで圧縮されるたオーディオデー
タが記録される。
【0109】再生時には、光学ヘッド103により、デ
ィスク101の記録信号が再生される。この光学ヘッド
103の出力は、RFアンプ107に供給され、RFア
ンプ107からは、再生RF信号が得られる。この再生
RF信号は、2値化回路106を介して、EFM及びA
CIRCデコーダ108に供給される。EFM及びAC
IRCデコーダ108で、再生RF信号に対して、EF
M復調処理、ACIRCによるエラー訂正処理が行われ
る。
【0110】EFM及びACIRCデコーダ108の出
力は、メモリコントローラ112の制御の基に、一旦、
RAM113に書き込まれる。なお、光学ヘッド103
による光磁気ディスク101からのデータの読み取り及
び光学ヘッド103からRAM113までの系における
再生データの転送は、1.41Mbit/secで、然
も、間欠的に行われる。
【0111】RAM113に書き込まれたデータは、再
生データの転送が0.3Mbit/secとなるタイミ
ングで読み出され、音声圧縮/ンコーダ/デコータ11
4に供給される。音声圧縮デコーダ114で、ATRA
Cによる音声データの伸長処理がなされる。
【0112】音声圧縮デコーダ114の出力は、D/A
コンバータ115に供給される。D/Aコンバータ11
5により、ディジタルオーディオ信号がアナログオーデ
ィオ信号に変換される。このアナログオーディオ信号が
出力端子117から出力される。
【0113】ここで、RAM113へのデータの書込み
/読出しは、メモリコントローラ112によって書込み
ポインタと読出しポインタの制御によりアドレス指定し
て行われるが、書込みポインタは1.41Mbit/s
ecのタイミングでインクリメントされ、一方、読出し
ポインタは0.3Mbit/secのタイミングでイン
クリメントされていく。この書込みと読出しのビットレ
ートの差により、RAM113内にある程度データが蓄
積された状態となる。RAM113内にフル容量のデー
タが蓄積された時点で、書込みポインタのインクリンメ
トは停止され、光学ヘッド103によるディスク101
からのデータの読出し動作も停止される。但し、読出し
ポインタのインクリメントは継続して実行されているた
め、再生音声出力はとぎれることがない。
【0114】その後、RAM113から読出し動作のみ
が継続されていき、ある時点でRAM113内のデータ
蓄積量が所定量以下となったとすると、再び光学ヘッド
113によるデータ読出し動作及び書込みポインタのイ
ンクリメントが再開され、再びRAM13のデータ蓄積
がなされていく。
【0115】このようにRAM113を介して再生オー
ディオ信号を出力することにより、例えば外乱等でトラ
ッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断し
てしまうことがなく、データ蓄積が残っているうちに例
えば正しいトラッキング位置までアクセスしてデータ読
出しを再開することで、再生出力に影響を与えずに、動
作を続行できる。
【0116】このようなシステムでは、音楽配信用のデ
ータは、ATRACで圧縮されており、このATRAC
で圧縮されたデータがMPEG2のTSパケットに載せ
て送られる。この際、上述のように、TSパケットに1
59バイトのデータを伝送し、8つのTSパケットから
PESパケットを構成するようにすると、PESパケッ
トで3つのサウンドフレームのATRACのデータを伝
送でき、ATRACのデータとPESパケットとの整合
性がとり易い。
【0117】また、このようなシステムでは、例えば、
IEEE1394や、IEC958の光インターフェー
スなどを用いて、IRD22からMDレコーダ/プレー
ヤ等のストレージデバイス23にATRACのデータが
伝送される。この場合も図4又は図8に示したように、
PESパケット内のTSパケットにデータを挿入するよ
うにすると、PESパケットとデータの整合性がとり易
い。
【0118】そして、特に図4、図8で説明したように
TSパケット単位でATRACデータに対してチェック
サムコードが付加されているため、例えばデジタルイン
ターフェース125においてATRACデータが入力さ
れた際に、エラー検出を行うことができる。これにより
例えばダウンロード中にATRACデータのエラーが検
出された場合は、一旦ダウンロード記録動作を中止し、
リトライ動作に移ることなども可能となる。特に上述し
たようにATRACデータとしての楽曲データは繰り返
し放送されているため、エラー検出に応じてダウンロー
ドリトライを行うことが可能であるとともに、リトライ
によりエラーのないデータをダウンロードできるように
することで、信頼性の高いシステムを構築できる。
【0119】以上本発明の実施の形態としての伝送方式
及びそれを適用したシステム例について説明してきた
が、本発明の伝送方式フォーマットや、適用できるシス
テムは多様に考えられる。また上記例ではTSパケット
内の伝送データ(ATRACデータ)にエラー検出コー
ドを付加した例をあげたが、エラー訂正コードを付加す
るようなことも考えられる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定のデータ量の基本単位の伝送情報をPESパケットで
伝送する際に、整数個のTSパケットでPESパケット
を構成し、PESパケットに上記基本単位の伝送情報が
整数個配置されるように、1つのTSパケットで伝送す
るデータ数を決定するようにしている。例えば、ATR
ACのデータを伝送する場合には、TSパケットに15
9バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパ
ケットでPESパケットを構成することで、PESパケ
ットで3つのサウンドフレームのATRACのデータを
伝送している。このように、PESパケットでサウンド
フレームを整数個送れるため、サウンドフレームとPE
Sパケットの整合性が良くなる。
【0121】また各TSパケットに含まれる伝送情報に
対しては、エラー検出コードもしくはエラー訂正コード
が含まれるようにしているため、受信装置側やストレー
ジデバイス側で、伝送情報自体のエラーチェックを行う
ことができる。そして受信データやダウンロード記録の
ために供給されたデータについてのエラーチェックが可
能となることで、例えばダウンロードリトライなど必要
な処理を行うことができ、システムの信頼性向上に大き
く貢献できる。
【0122】また、この発明によれば、TSパケットに
は、伝送情報に関するの固有情報を挿入するようにし、
この固有情報には、伝送中のデータが最初のPESパケ
ットであることを示す情報や、伝送中のデータが最後の
PESパケットであることを示す情報が含められる。こ
のため、記録開始位置や記録終了位置を簡単に検出する
ことができる。また、この固有情報には、伝送中のデー
タがPESパケットを伝送するTSパケット中の何番目
のTSパケットであるかの情報を含むようにしている。
これにより、データが抜けているか否かを判断し、これ
に応じてエラー処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ伝送方法における
パケット構造の説明図である。
【図2】実施の形態のATRACデータをPTSを付加
して伝送する場合のパケット構造の説明図である。
【図3】ATRACデータを伝送する場合のデータボデ
ィのパケット構造の説明図である。
【図4】実施の形態のATRACデータを伝送する場合
のデータボディのパケット構造の説明図である。
【図5】実施の形態のデータボディに配されるエラー検
出コードの説明図である。
【図6】実施の形態のATRACデータをPTSを付加
しない場合の最初のパケット構造の説明図である。
【図7】実施の形態のATRACデータをPTSを付加
しない場合の第2番目から第8番目のパケット構造の説
明図である。
【図8】実施の形態のディジタルインターフェースのデ
ータを伝送する場合のデータボディのパケット構造の説
明図である。
【図9】音楽配信を行う衛星放送システムの全体構成を
示すブロック図である。
【図10】音楽配信を行う衛星放送システムにおける画
面の説明に用いる説明図である。
【図11】音楽配信を行う衛星放送システムにおける送
信側のブロック図である。
【図12】音楽配信を行う衛星放送システムにおけるI
RDのブロック図である。
【図13】音楽配信を行う衛星放送システムにおけるス
トレージデバイスのブロック図である。
【符号の説明】
TSP1〜TSP8 TSパケット、SGP1〜SGP
3 サウンドグループ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK43 LA01 MA23 RA01 RA04 RA08 RB02 RB19 RC02 RC24 RC32 RC35 RF01 RF04 SS01 SS11 SS30 UA02 UA05 5K014 AA01 BA01 BA05 HA10 5K028 BB05 DD07 KK32 MM08 MM09 RR04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータ量の基本単位の伝送情報を
    エレメンタリストリームパケットで伝送する際に、 整数個のトランスポートストリームパケットでエレメン
    タリストリームパケットを構成し、 前記エレメンタリストリームパケットに上記基本単位の
    伝送情報が整数個配置されるように前記各トランスポー
    トストリームパケットで伝送する伝送情報量を決定する
    とともに、 前記各トランスポートストリームパケットには、そのト
    ランスポートストリームパケットに配された伝送情報に
    対するエラー検出コードもしくはエラー訂正コードが配
    されるようにしたことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記伝送情報は圧縮されたオーディオデ
    ータであり、前記基本単位は、サウンドフレームである
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記各トランスポートストリームパケッ
    トには、伝送情報に関する固有情報を挿入するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記固有情報として、伝送中のデータが
    最初のエレメンタリストリームパケットであることを示
    す情報を含むようにしたことを特徴とする請求項3に記
    載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 前記固有情報として、伝送中のデータが
    最後のエレメンタリストリームパケットであることを示
    す情報を含むようにしたことを特徴とする請求項3に記
    載のデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 前記固有情報として、伝送中のデータが
    エレメンタリストリームパケットを伝送するトランスポ
    ートストリームパケット中の何番目のトランスポートス
    トリームパケットであるかの情報を含むようにしたこと
    を特徴とする請求項3に記載のデータ伝送方法。
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