JP3945029B2 - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば衛星放送により音楽データを配信するようなシステムに用いて好適なデータ伝送方法及びデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル衛星放送の普及が進んでいる。ディジタル衛星放送は、既存のアナログ放送に比べて、高品質の信号を伝送することが可能であると共に、周波数利用効率が向上され、多チャンネル化が図れる。例えば、ディジタル衛星放送では、1つの衛星で数100チャンネルを確保することが可能である。
このようなディジタル衛星放送では、スポーツ、映画、音楽、ニュース等の専門チャンネルが用意されており、これらの専門チャンネルでは、それぞれの専門のコンテンツのプログラムが終日放映されている。これらの専門チャンネルの中で、音楽チャンネルは、人気のあるチャンネルの1つである。従来、音楽チャンネルでは、新曲紹介やヒット曲の番組が動画と音声で送られている。
【0003】
音楽チャンネルを視聴していると、気に入った楽曲が紹介されていて、その楽曲のCD(Compact Disc)等を購入して、楽しみたいと考えることが良くある。
このような場合、音楽番組を見ながら、その場で、その楽曲の音楽データをダウンロードできれば非常に便利である。そこで、本出願人は、ディジタル衛星放送を使って音楽番組を放送すると共に、この音楽番組と関連するようなオーディオデータを配信し、その場でその楽曲の音楽データを購入できるようにしたシステムを提案している。
【0004】
このように、衛星放送で音楽データの配信を行うようした場合、オーディオデータをそのまま伝送したのでは、データ量が膨大となり、転送時間が長くなる。
そこで、オーディオデータを圧縮して伝送することが考えられる。
オーディオデータの圧縮方式としては、例えば、ATRAC(Adaptive Tranform Acoustic Coding )を用いることが考えられる。ATRACは、既に、MD(Mini Disc )でオーディオデータを圧縮して記録するのに採用されている。ATRACでオーディオデータの圧縮を行えば、配信する音楽データのデータレートを下げられると共に、配信されてきたオーディオデータをMDに直接記録することができるという利点がある。
【0005】
ところで、ATRACでは、424バイトがサウンドグループと称され、1つの記録単位となっている。このため、ATRACのデータを衛星放送で配信する場合、このサウンドグループが崩れないように、データを伝送することが望まれる。
【0006】
つまり、ATRACでは、サンプリング周波数が44.1kHz、量子化ビット数16ビットで、オーディオデータがディジタル化される。そして、このオーディオデータが11.61m秒の時間窓で切り出され、変形DCT(Discrete Cosine Transform )により、約1/5のデータ量に圧縮される。
【0007】
このように、サンプリング周波数が44.1kHz、量子化ビット数が16ビットでデジタル化されたオーディオデータを11.61m秒の時間窓で切り出すと、そのサンプル数は、512サンプルとなる。したがって、11.61m秒の時間窓でのオーディオデータのデータ量は、
512×2=1024バイト
となり、左右の2チャンネルで、
1024×2=2048バイト
となる。
【0008】
ATRACでは、変形DCTデータにより、この2048バイトのデータが424バイトに圧縮される。この424バイトのATRACデータがサウンドグループと称され、ATRAC方式で圧縮された音声データを伝送するときの1つの単位となる。2048のデータが424バイトに圧縮されるので、ATRAC方式の圧縮率は約1/5となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ATRACでは、11.61m秒の期間の音声圧縮データに相当する424バイトのサウンドグループが音声圧縮データの1単位となっており、ATRACのオーディオデータを伝送する場合には、このサウンドグループ単位を保持していくことが望まれる。
【0010】
一方、衛星放送では、MPEG(Moving Picture Experts Group)2でデータが送られている。MPEG2方式では、ビデオデータ、オーディオデータ、その他のデータがトランスポートパケット(以下、TSパケットと称する)と呼ばれる188バイトの固定長のパケットに載せられ、同一ストリームで多重化されて伝送されている。したがって、ATRACで圧縮されたオーディオデータをMPEG2のストリームで転送する場合には、ATRACで圧縮されたオーディオデータを188バイトのTSパケットに載せなければならない。
【0011】
ところが、ATRACのサウンドグループである424バイトと、TSパケットのサイズである188バイトとの間には、無関係である。このため、ATRACのデータを単にTSパケットに割り当てて伝送すると、サウンドグループが崩れてしまい、ATRACの復調処理やATRACでの記録処理が困難になる。
【0012】
したがって、この発明の目的は、所定のデータ数を基本単位とするデータをMPEG2のストリームで伝送する場合に、そのデータの基本単位を保持しつつ、PES(Packetized Elementary Stream)パケットで効率的に伝送できるようにしたデータ伝送方法を提供することにある。
さらに受信装置側もしくはダウンロードを実行するストレージデバイス側で、伝送データのエラーチェックを行うことができるようにし、データの信頼性を確認できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の課題に鑑みて、この発明に係わるデータ伝送方法では、所定のデータ量の基本単位の伝送情報をPESパケットで伝送する際に、整数個のTSパケットでPESパケットを構成し、PESパケットに基本単位の伝送情報が整数個配置されるように、1つのTSパケットで伝送するデータ数を決定するようにしている。伝送情報は例えばATRACで圧縮されたオーディオデータであり、基本単位は、サウンドフレームである。
【0014】
例えば、ATRACのデータをPESパケットで伝送する際、TSパケットに159バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパケットでPESパケットを構成することで、PESパケットで3つのサウンドフレームのATRACのデータを伝送する。このようにすると、整数個(8個)のTSパケットでPESパケットが構成され、PESパケットに基本単位であるサウンドフレームのATRACのデータが整数個(3個)配置されるようになる。このように、PESパケットでサウンドフレームを整数個が送れるため、サウンドフレームとPESパケットの整合性が良くなる。
【0015】
そして特に各TSパケットに含まれる伝送情報に対しては、エラー検出コードもしくはエラー訂正コードが含まれるようにする。これにより受信装置側やストレージデバイス側で、伝送情報のエラーチェックを行うことができるようにする。
【0016】
また、この発明に係わるデータ伝送方法では、TSパケットには、伝送情報に関する固有情報を挿入するようにしている。この固有情報は、伝送中のデータが最初のPESパケットであることを示す情報、伝送中のデータが最後のPESパケットであることを示す情報、伝送中のデータがPESパケットを伝送するTSパケット中の何番目のTSパケットであるかの情報を含むようにしている。
このため、記録開始位置や記録終了位置を簡単に検出することができる。
また、この固有情報には、伝送中のデータがPESパケットを伝送するTSパケット中の何番目のTSパケットであるかの情報を含むようにしている。これにより、データが抜けているか否かを判断し、これに応じてエラー処理を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。この発明は、例えば、ATRACで圧縮されたオーディオデータをMPEG2(ISO/IEC 13818 −1 GENERIC CODING OF MOVING PICTURES AND ASSOCIATED AUDIO:SYSYTEMS Recommendation H.222.0)のストリームに載せて伝送する場合に用いられる。
【0018】
MPEG2方式では、トランスポートストリームパケット(以下、TSパケットと称する)と呼ばれる伝送単位で、複数のプログラムが多重化されて伝送される。このTSパケットは、188バイトの固定長に定められている。例えば、ATRACで圧縮されたオーディオデータを伝送する場合には、424バイトのATRACの1サウンドグループのデータを保持する必要がある。TSパケットの大きさの188バイトと、ATRACの1サウンドグループの大きさの424バイトは無関係であり、ATRACのデータをMPEG2ストリームで送る場合に整合性が良くない。
【0019】
そこで、この発明の実施の形態では、図1(a)に示すように、1つのTSパケットTSP1〜TSP8に、夫々、159バイトのATRACの圧縮オーディオデータを配置し、8つのTSパケットTSP1〜TSP8でPES(Packetized Elementary Stream)パケットを構成するようにしている。
【0020】
このように、1つのTSパケットで159バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパケットでPESパケットを構成すると、PESパケットの大きさは、
159バイト×8=1272バイト
となる。サウンドグループの大きさは424バイトであるから、このPESパケットで送られる1272バイトのデータは、図1(b)に示すように、3つのサウンドグループSGP1〜SGP3のデータに相当する。
424バイト×3=1272バイト
【0021】
このように、1つのTSパケットに159バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパケットでPESパケットを構成すると、PESパケットで3サウンドグループのデータが伝送できる。このように、PESパケットで整数個のサウンドグループのデータが伝送されるため、ATRACのデータとPESパケットとの整合性が良好となる。
【0022】
このように、ATRACのデータを伝送する場合には、188バイトの固定長のTSパケットのうち、159バイトがATRACデータの伝送に使用される。
そしてTSパケットのうちの残りの29バイトは、TSパケットヘッダ、PESヘッダ、データヘッダが設けられる。このデータヘッダには、伝送するデータのタイプ、衛星放送や地上波放送等のデータの伝送路のタイプ等が設けられる。
更に、ATRACデータの固有情報を定義するFDF(Field Dependnet Field )設けられる。
【0023】
このように、この発明が適用された伝送方法では、ATRACのデータを伝送する場合に、1つのTSパケットに159バイトのATRACのデータが配置され、更に、データヘッダとFDFが設けられ、8つのTSパケットでPESパケットが構成され、PESパケットで3つのサウンドグループのデータが伝送される。このようにして、ATRACのデータをPESパケットで伝送する場合の具体例について以下に説明する。
【0024】
図2は、PTS(Presentation Time Stamp )を利用して同期伝送を可能にする方式の場合のTSパケットの構成を示すものである。図2に示すように、TSパケットは、188バイトの固定長からなる。このTSパケットの先頭の1バイト目から4バイト目は、トランスポートパケットヘッダとされ、5バイト目から18バイト目はPESパケットヘッダとされ、19バイト目から20バイト目はデータヘッダとされ、21バイト目から188バイト目はデータボディとされている。データボディの構成は、図3に示されている。
【0025】
トランスポートパケットヘッダの先頭には、1バイトのシンクバイトが設けられる。このシンクバイトに続いて、このパケット中のエラーの有無を示すトランスポートエラーインディケータと、新たなPESパケットがこのトランスポートパケットのペイロードから始まることを示すペイロードユニットスタートインディケータと、このパケットの重要度を示すトランスポートプライオリティが、夫々、1ビット設けられる。
これに続いて、該当パケットの個別ストリームの属性を示す13ビットのストリーム識別情報(PID)が設けられる。更に、パケットのペイロードのスクランブルの有無や種別を示すトランスポートスクランブリングコントロールと、アダプテーションフィールドの有無を示すアダプテーションフィールドコントロールと、同じPIDを持つパケットが途中で一部破棄されたかどうかを検出するためのコンティニュイティカウンタが設けられる。
【0026】
5バイト目から18バイト目のPESパケットヘッダの先頭には、24ビットの固定値のパケットスタートコードプリフィックスが設けられ、これに続いて、ストリームを識別する8ビットのストリームID、PESパケットの長さを示すPESパケットレングスが設けられる。
またこれに続いて「10」の固定パターンと、2ビットのPESスクランブルコントロールと、1ビットのPESプライオリティと、1ビットのデータアライメントインディケータと、1ビットのコピーライトと、1ビットのオリジナル/コピーかの識別と、2ビットのPTS及びDTSフラグと、1ビットのESCRフラグと、1ビットのESレートフラグと、1ビットのDMSトリックモードフラグと、1ビットのアディショナルコピーインフォメーションフラグと、1ビットのPESのCRCフラグと、1ビットのPESエクステーションフラグが設けられる。
これに続いて、8ビットのPESヘッダデータレングスが設けられる。「1101」の固定パターンの後に、タイムスタンプであるPTSの32から30が設けられ、これに続いて1ビットのマーケットビットが設けられる。そして、これに続く15ビットにタイムスタンプであるPTSの29から15が設けられ、これに、1ビットのマーケットビットが付加される。更にこれに続く15ビットにPTSの14から0が設けられ、これに、1ビットのマーケットビットが付加される。
【0027】
19バイト目から20バイト目のデータヘッダには、8ビットのデータタイプと、6ビットのデータトランスミッションタイプと、2ビットのタグが設けられる。データタイプには、伝送するデータのタイプが記述される。データトランスミッションタイプには、データの伝送路のタイプ、例えば衛星放送、地上波放送等が記述される。
タグには、データヘッダの後に、アディショナルヘッダがあるか否かが記述される。例えば、タグが「00」ならデータヘッダの後にデータが続き、「01」ならデータヘッダの後にアディショナルヘッタが続くことが示され、「10」ならアディショナルヘッダがPESパケットの中で複数回数あることが示される。
【0028】
21バイト目から188バイト目は、データボディとされ、ここに、ATRACのデータが配置される。ATRACデータの配置は、図3に示すようになっている。
なお本発明に該当する実施の形態の例は図4に示し、図3の例は図4の例に対する基本的な配置を示すものである。
【0029】
図3に示すように、データボディの21バイト目の最初の4ビットには、FDFフィールドレングスが設けられ、次の4ビットにはオーディオデータタイプ1が設けられる。FDFフィールドレングスはFDFフィールドの長さを示すものである。オーディオデータタイプ1は、オーディオタイプを定義(例えばATRAC)するためのものである。これに続いて、オーディオデータタイプ2が設けられる。このオーディオデータタイプ2は、データタイプの中での分類が定義される(例えば、ATRAC1、ATRAC2)。次に、1ビットのコピーライト情報、1ビットのオリジナル/コピーの情報、1ビットのステレオ/モノの情報、1ビットのエンファシス情報が記述される。
【0030】
これに続いて、1ビットのデータスタートインディケータと、1ビットのデータエンドインディケータと、3ビットのPESデータカウンタが設けられる。
データスタートインディケータは、伝送中のデータが楽曲データの最初のPESパケットであることを示している。例えば楽曲の先頭となるATRACデータが含まれているPESにおける8個のTSパケットにおいては、データスタートインディケータ=「1」とされる。
データエンドインディケータは、伝送中のデータが楽曲の最後のPESパケットであることを示している。例えば楽曲の終端となるATRACデータが含まれているPESにおける8個のTSパケットにおいては、データエンドインディケータ=「1」とされる。
【0031】
PESデータカウンタは、PESを伝送する8つのTSパケットの中で何番目かを示している。
これに続く3ビットはリザーブとされているが、次の24ビットは、プレゼントPESナンバとされている。このプレゼントPESナンバには、伝送中のデータが何番目のPESパケットであるかが示される。
従って、プレゼントPESナンバと、PESデータカウンタにより、TSパケット単位での連続性が判断できる。これはTSパケットにのせられるATRACデータの連続性が判断できることを意味する。
【0032】
この図3の例では27バイト目から29バイト目は、リザーブとされており、その後30バイト目から188バイト目に、159バイト分のATRACデータが配列される。
【0033】
ところが本発明の実施の形態としてのデータボディのフォーマットは図4のようになり、ほとんどは図3と同様であるが、図からわかるように27バイト目と28バイト目がリザーブとされて、その次の29バイト目にはATRACデータに対するチェックサム(CRCエラー検出コード)が設けられる。
そして、30バイト目から188バイト目には、図3と同じく159バイト分のATRACデータが配列される。
【0034】
29バイト目のATRACデータチェックサムとATRACデータの関係を図5に示す。ATRACデータチェックサムによる計算の仕方は次のようになる。
図示するようにATRACデータチェックサムの各ビットの値をCS[0]〜CS[7]とし、また159バイトのATRACデータの最初のバイトの値をAT[0][0]、最初のバイトの値をAT[158][7]とすると、
CS[0]^AT[0][0]^AT[1][0]^・・・^AT[158][0]=SUM[0]
CS[1]^AT[0][1]^AT[1][1]^・・・^AT[158][1]=SUM[1]
・・・・
CS[7]^AT[0][7]^AT[1][7]^・・・^AT[158][7]=SUM[7]
としたときに、
SUM[0]〜SUM[7]=0x00
となるようにCS[0]〜CS[7]の値を設定するものである。
【0035】
このようにATRACデータに対するチャックサムを設けることで、この伝送データを受信した受信装置(例えば後述するIRE22)側やストレージデバイス23側においてダウンロードするATRACデータの信頼性をチェックできる。
【0036】
以上のようにTSパケットには、159バイトのATRACのデータが配置されると共に、固有情報が定義されて、FDFに挿入される。FDFの領域は、アディショナルデータヘッダ、ATRACデータ、FDFのデータを受信する際に、機器の信号処理をしやすくするために、TSパケットの固定の位置に配置される。
【0037】
そしてFDFを解析することにより、1つのTSパケット中のデータが伝送しようとしている楽曲中のどのデータであるかを解析することがてきる。これにより、伝送中何等かの理由によりエラーが発生し、あるパケットが正しく受信できなかった場合も、どのデータが抜けたかを検出することが可能となる。また、データスタートインディケータ、データエンドインディケータを検出するとで、そのデータが楽曲の最初又は最後であることが検出できる。このデータを利用して、ストレージデバイス13でダウンロードを行う時に、記録開始位置又は記録終了位置を簡単に検出することができる。
【0038】
次に、高速転送用に、同期用のPTSを付加しないで伝送する場合について説明する。図6及び図7は、同期用のPTSを付加しないで伝送する場合のTSパケットの構成を示すものであり、図6はPESパケットを構成する8つのTSパケットのうちの最初のTSパケットの構成を示し、図7は2番目から8番目のTSパケットの構成を示している。
【0039】
図6に示すように、最初のTSパケットは、188バイトの固定長からなる。
第1番目のTSパケットの先頭の1バイト目から4バイト目は、トランスポートパケットヘッダとされ、5バイト目から18バイト目はPESパケットヘッダとされ、19バイト目から20バイト目はデータヘッダとされ、21バイト目から188バイト目はデータボディとされている。
【0040】
トランスポートパケットヘッダの内容は図2で説明したものと同様となる。
5バイト目から18バイト目のPESパケットヘッダについては、先頭の24ビットの固定値のパケットスタートコードプリフィックスから、13バイト目の8ビットのPESヘッダデータレングスまでは図2で説明したものと同様となる。
ところが、これに続く5バイトは、スタッフィングビットとされている。
【0041】
19バイト目から20バイト目のデータヘッダには、8ビットのデータタイプと、6ビットのデータトランスミッションタイプと、2ビットのタグが設けられる。21バイト目から188バイト目は、データボディとされ、ここに、ATRACのデータが配置される。ATRACデータの配置は、前述の図4に示す構成と同様である。
【0042】
一方図7に示すように、第2番目から第8番目の各188バイトのTSパケットでは、1バイト目から4バイト目はトランスポートパケットヘッダとされ、21バイト目から188バイト目はデータボディとされていることは同様である。
そしてトランスポートパケットヘッダの内容は図2で説明したものと同様であり、またデータボディの構成は、図4に示したとおりとなる。
ところが5バイト目から20バイト目は、スタッフィングビットとされており、PESパケットヘッダは配されない。
【0043】
即ち図6、図7で説明した高速転送用のフォーマットでは、同期用のPTSを付加しないことから、PESパケット内の先頭のTSパケットのみに必要なPESパケットヘッダデータを配し、第2番目から第8番目のTSパケットにはPESパケットヘッダデータを付加しない構成となる。
【0044】
ところで上述した例では、ATRACのデータをMPEG2のパケットに載せて伝送する場合について説明したが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。図8は、IEC958でデータを伝送する場合のデータボディの例である。IEC958の伝送では、1つのPESパケットに3072バイトのデータが挿入される。これにより、IEC958の2フレームを1つのPESパケットで伝送可能である。
【0045】
IEC958のデータを伝送する場合には、図8に示すようにデータが配置される。図示するように、21バイト目から188バイト目のデータボディにおける最初の4ビットには、FDFフィールドレングスが設けられ、次の4ビットにはオーディオデータタイプ1が設けられ、これに続いて、オーディオデータタイプ2が設けられる。そして、次に、1ビットのコピーライト、1ビットのオリジナル/コピー、1ビットのステレオ/モノ、1ビットのエンファシスが設けられる。これに続いて、1ビットのデータスタートインディケータと、1ビットのデータエンドインディケータとが設けられる。
これに続く6ビットはリザーブとされているが、次の24バイト目〜26バイト目は、プレゼントPESナンバとされている。
【0046】
27バイト目から58バイト目はリザーブとされているが、59バイト目にはEC958データに対するチェックサム(CRCエラー検出コード)が設けられる。
そして、60バイト目から188バイト目には、128バイト分のIEC958のデータが配列される。
このように1つのTSパケットに128分のデータを配することで、IEC958データとPESパケットの整合性を良好とすることができる。
【0047】
ところで上述のように、ATRACのデータをPESパケットで伝送する場合、1つのTSパケットに159バイトのATRACの圧縮オーディオデータを配置すると、PESパケットで3サウンドグループのデータが伝送でき、ATRACの圧縮データとPESパケットとの整合性が良くなるが、例えば衛星放送において、MPEG2方式でデータが伝送され、衛星放送で音楽データを配信するようなシステムでは、音楽データを配信する際の圧縮方式として、ATRACが用いられることが考えられている。このようなシステムで音楽データを伝送する場合には上記したようにPESパケット内にATRACデータを配することが好適である。
以下、衛星放送で音楽データを配信するシステムについて説明する。
【0048】
図9は、衛星放送で音楽データを配信するシステムの全体構成を示すものである。図9において、地上局1は衛星放送システムの放送局となる。地上局1には、番組放送素材サーバ11からの音楽番組放送の素材と、オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・からのオーディオチャンネルの素材と、ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用のデータと、GUIデータサーバ14からのグラフィックユーザインターフェース用の画面を表示するためのデータが送られる。
【0049】
番組放送素材サーバ11は、通常の音楽放送番組の素材を提供するサーバである。この番組放送素材サーバ11から送られてくる音楽放送の素材は動画及び音声であり、通常の音楽放送番組では、例えば、新曲紹介のプロモーション用のビデオが放送されたり、最新のヒット曲のカウントダウンが放映されていたりする。
【0050】
オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・は、オーディオチャンネルを使って、オーディオ番組を提供するサーバである。このオーディオチャンネル番組放送の素材は音声のみである。各オーディオチャンネル番組放送では、夫々、同一の楽曲が所定の単位時間繰り返して放送され、この楽曲は、後に説明するダウンロード用の楽曲と関連している。
各オーディオチャンネルは、夫々、独立しており、各オーディオチャンネルの利用方法は各種のものが考えられる。例えば、1つのオーディオチャンネルでは、最新の日本のポップスの中の推薦曲を所定時間繰り返して放送し、他のオーディオチャンネルでは、最新のアメリカンポップスの中の推薦曲を所定時間繰り返して放送し、更に他のオーディオチャンネルでは、ジャズの中から推薦曲を所定時間繰り返して放送するようにしても良い。また、同じアーチストの複数の楽曲を夫々のオーディオチャンネルに分けて繰り返して放送するようにしても良い。
【0051】
ダウンロード用のオーディオデータ素材サーバ13は、ダウンロード用の複数のオーディオデータを提供している。このダウンロード用のオーディオデータは、オーディオチャンネル番組放送で放送されている楽曲と関連している。すなわち、例えば、上述のように、1つのオーディオチャンネルでは、最新の日本のポップスの推薦曲が所定時間繰り返して放送され、他のオーディオチャンネルでは、最新のアメリカンポップスの中の推薦曲が所定時間繰り返して放送され、更に他のオーディオチャンネルでは、ジャズの中から推薦曲が所定時間繰り返して放送されているとする。この場合、オーディオチャンネルで取り上げられている最新の日本のポップスの推薦曲や、最新のアメリカンポップスの推薦曲や、ジャズの中の推薦曲のオーディオデータがダウンロード用のオーディオデータとして提供される。
【0052】
GUI(Graphic User Interface)データサーバ14は、配信される楽曲のリストページや各楽曲の情報ページの画面を形成するためのデータや、EPG(Electric Program Guide)用の画面を形成するためのデータ等を提供するものである。ダウンロードできる楽曲のリストや、その曲についての情報は、画面上で表示を見ながら行うことができる。GUIデータサーバ14からは、そのためのデータが送られる。
【0053】
地上局1は、これら、番組放送素材サーバ11からの音楽番組放送の素材となるビデオデータ及びオーディオデータと、オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・からのオーディオチャンネルの素材となるオーディオデータと、ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用のデータと、GUIデータサーバ14からのデータとを多重化して送信する。
このとき、音楽番組放送のビデオデータは、例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Groupe )方式により圧縮され、各オーディオチャンネルのオーディオデータは例えばMPEG2オーディオ方式により圧縮される。さらに、ダウンロード用のオーディオデータは例えばATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)方式により圧縮される。また、ダウンロード用のオーディオデータに対しては、キー情報サーバ15からのキー情報を用いて、暗号化が施される。
【0054】
地上局1からの信号は、衛星2を介して、各家庭の受信設備3で受信される。衛星2には、複数のトランスポンダが搭載されている。
【0055】
各家庭の受信設備としては、パラボラアンテナ21と、IRD22(Integrated Receiver Decoder )と、ストレージデバイス23と、テレビジョン受像機などのモニタ装置24とが用意される。パラボラアンテナ21で、衛星2を介して送られてきた信号が受信される。この受信信号がパラボラアンテナ11に取り付けられたLNB(Low Noise Block Downconverter )25で所定の周波数に変換され、IRD22に供給される。
【0056】
IRD22は、受信信号から所定のチャンネルの信号を選択し、ビデオ信号及びオーディオ信号の復調を行うものである。また、IRD22により、配信される楽曲のリストページや各楽曲の情報ページや、EPG用の画面が形成される。
IRD22の出力がテレビジョン受像機24に供給される。
【0057】
ストレージデバイス23は、ダウンロードされたオーディオデータを保存するためのものである。例えば、ストレージデバイス23としては、MDレコーダ/プレーヤが用いられる。
【0058】
IRD22は、例えば電話回線4を介して課金サーバ5と結ばれている。IRD22には、各種情報が記録されるICカードが挿入される。オーディオデータのダウンロードが行われると、その情報がICカードに記録される。このICカードの情報は、電話回線4を介して、課金サーバ5に送られる。課金サーバ5は、このダウンロード情報から適切な課金を行い、ユーザに請求する。このように、適切な課金を行うことにより、ダウンロードされる楽曲の著作権を守ることができる。
【0059】
このように、このシステムでは、地上局1は、番組放送素材サーバ11からの音楽番組放送の素材となるビデオデータ及びオーディオデータと、オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・からのオーディオチャンネルの素材となるオーディオデータと、ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用のデータと、GUIデータサーバ14からのデータとを多重化して送信している。
【0060】
各家庭の受信設備3でこの放送を受信すると、音楽番組が見られる他、送られてきたGUIデータサーバからのデータに基づいて、グラフィック画面が表示される。このグラフィック画面を見ながら必要な操作を行うと、各楽曲についての情報ページを見ることができ、また、各楽曲についての試聴を行うことができる。更に、グラフィック画面を見ながら必要な操作を行うことで、所望のオーディオデータをダウンロードして、ストレージデバイス23に記録することができる。
【0061】
つまり、各家庭の受信設備3でこの放送を受信すると、図10(a)に示すように、画面に、配信される楽曲のリストページ30が表示される。このリストページ30の表示画面中には、ダウンロード可能な楽曲を表示するためのウィンドウ31が表示されると共に、番組送信サーバ11から提供された音楽番組に基づく動画像32が表示される。ウィンドウ31には、アーチスト名33や、ダウンロード可能な楽曲の曲名34、34、34・・・が表示され、それに対応して各楽曲の選択ボタン35、35、35・・・が表示される。
【0062】
視聴者は、このウィンドウ31に表示されている曲名を見ながら、興味のある楽曲を探していく。各楽曲についての詳細な情報を見たい場合には、例えば、図示しないリモートコマンダの矢印キーを操作して、画面上の情報を得たい楽曲の選択ボタン35を押す。
【0063】
ウィンドウ31の所望の楽曲の楽曲選択ボタン35が押されると、図10(b)に示すように、楽曲の情報ページ40が表示される。この各楽曲の情報ページ40には、その楽曲の詳細を示すウィンドウ41が表示されると共に、その楽曲が収められているCDのジャケット等の静止画42が表示される。このウィンドウ41には、アーチスト名、曲目、作詞者、作曲者、歌詞、ライブ情報等の楽曲の詳細情報43が表示されると共に、試聴ボタン44、ダウンロードボタン45、戻りボタン46が表示される。
【0064】
試聴ボタン44は、この楽曲がどのような曲であるかを実際にオーディオデータを購入する前に試聴するためのボタンである。ダウンロードボタン45は、その曲をダウンロードして、ストレージデバイス23に記録させるためのボタンである。戻りボタン46は、前のページの画面に戻るためのボタンである。
【0065】
このように、配信される楽曲のリストページ30及び各楽曲の情報ページ40により、視聴者は、現在どのような楽曲が配信されているのかを知ることができ、各楽曲についての詳細な情報を知ることができる。
【0066】
ここで、その楽曲を試聴したい場合には、視聴者は、矢印キーを操作して、試聴ボタン44を押す。試聴ボタン44が押されると、対応する楽曲が放送されているオーディオチャンネルに設定される。各オーディオチャンネルでは、所定の単位時間中、同一の楽曲が繰り返し放送されている。したがって、試聴ボタン44が押されると、画面はそのままで、その楽曲のオーディオチャンネルに切り換えられ、その楽曲を聞くことができる。
【0067】
その楽曲を購入したい場合には、視聴者は、ダンウロードボタン45を押す。
ダウンロード用のオーディオデータと、オーディオチャンネルで放送されている楽曲とは対応している。したがって、ダウンロードボタン45が押されると、選択された楽曲のオーディオデータがストレージデバイス23に供給され、記録媒体にダウンロード記録される。
【0068】
また、リストページに戻りたい場合には、戻りボタン46が押される。戻りボタン46が押されると、図10(a)に示すリスト画面30に戻される。
【0069】
このように、このシステムでは、画面上には楽曲のリストページ30及び各楽曲の情報ページ40が表示され、これら楽曲のリストページ30及び各楽曲の情報ページ40により各楽曲についての情報を知ることができる。そして、この画面上の表示に従って試聴ボタン44が押されると、その楽曲を試聴することができ、ダンウロードボタン45が押されると、その楽曲のオーディオデータをダウンロードして、ストレージデバイス23に記録することができる。
【0070】
図11は、この発明が適用されたシステムにおける地上局1の構成を示すものである。
図11において、番組放送素材サーバ11からのビデオデータは、MPEG2ビデオエンコーダ51A及びMPEG2オーディオエンコーダ51Bに供給される。オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・からのオーディオデータは、MPEG2オーディオエンコーダ52A、52B・・・に供給される。ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用のオーディオデータは、ATRACエンコーダ53に供給される。GUIデータサーバ14からのグラフィックユーザインターフェース用の画面を表示するためのデータがGUIデータオーソリング回路54に供給される。
【0071】
番組放送素材サーバ11からのビデオ信号は、MPEG2ビデオエンコーダ51Aで圧縮され、パケット化される。このビデオパケットがマルチプレクサ56に供給される。また、番組放送素材サーバ11からのオーディオ信号は、MPEG2オーディオエンコーダ51Bで圧縮されパケット化される。このオーディオパケットがマルチプレクサ56に供給される。
【0072】
MPEG2オーディオエンコーダ52A、52B、52C・・・で、オーディオチャンネル番組放送素材サーバ12A、12B・・・からのオーディオデータがMPEG2オーディオ方式に基づいて圧縮され、パケット化される。このオーディオパケットがマルチプレクサ56に供給される。
【0073】
ATRACエンコーダ53で、ダウンロード用オーディオデータ素材サーバ13からのダウンロード用のオーディオデータがATRAC2方式で圧縮され、パケット化される。このデータパケットは暗号化回路57に送られる。暗号化回路57により、このデータパケットが暗号化される。暗号化回路57の出力がマルチプレクサ56に供給される。このように、各オーディオデータを暗号化するのは、不正なダウンロードが行われて、著作権が侵害されるのを防ぐためである。
【0074】
GUIデータオーサリング回路54で、GUIデータサーバ14からのグラフィックユーザインターフェース用の画面のデータが処理され、パケット化される。このデータパケットがマルチプレクサ56に供給される。
【0075】
マルチプレクサ56で、MPEG2ビデオエンコーダ51Aからのビデオパケット及びMPEG2オーディオエンコーダ51Bからのオーディオパケットと、MPEG2オーディオエンコーダ52A、52B、52C・・・からのオーディオパケットと、暗号化回路57を介されたATRAC2エンコーダ53からのデータパケットと、GUIデータオーソリング回路54からのデータパケットとが多重化される。
【0076】
マルチプレクサ56の出力がQPSK変調回路57に供給される。QPSK変調回路57で、送信データがQPSK変調される。QPSK変調回路57の出力が高周波回路58に供給される。高周波回路58で、搬送波周波数が所定の周波数となるように周波数変換され、電力増幅が行われる。この高周波回路58の出力がアンテナ59から衛星2に向けて送信される。
【0077】
このように、地上局1においては、番組放送用のビデオデータ及びオーディオデータがMPEG2方式で圧縮され、オーディオチャンネルのオーディオデータがMPEG2オーディオ方式で圧縮され、ダウンロード用のオーディオデータがATRAC方式で圧縮される。そして、これらビデオデータと、オーディオデータと、ダウンロード用のオーディオデータと、GUI用データとが多重化されて、送信される。
【0078】
次に、各家庭の受信設備3について説明する。図9に示したように、各家庭の受信設備としては、パラボラアンテナ21と、IRD22と、ストレージデバイス23と、テレビジョン受像機24とが用意される。ストレージデバイス23としては、例えば、MDレコーダ/プレーヤを用いることができる。
【0079】
図12は、IRD22の構成の一例を示すものである。図12において、パラボラアンテナ21で衛星2からのディジタル衛星放送が受信される。パラボラアンテナ21の受信信号は、パラボラアンテナ22に取り付けられたLNB25に供給され、LNB25で受信信号が所定の周波数の信号にダウンコンバートされる。
【0080】
LNB25の出力がチューナ回路71に供給される。チューナ回路71で、コントローラ76からの設定信号に基づいて、受信信号の中から所定受信周波数の信号が選択される。
【0081】
チューナ回路71の出力がQPSK復調回路72に供給される。QPSK復調回路72で、受信信号がQPSK復調され、受信信号のビットストリームが復調される。QPSK復調回路72の出力がエラー訂正回路73に供給される。エラー訂正回路73で、エラーが検出、訂正される。
【0082】
エラー訂正回路73の出力がデマルチプレクサ74に供給される。デマルチプレクサ74は、エラー訂正回路73から出力されるビットストリーム信号を受け、これをデータバッファメモリ75に一旦記憶させる。そして、これをパケット列の形にフレーミングし、パケット毎に所望のデータであるかどうかを判別し、データを振り分ける。
【0083】
前述したように、地上局1からは、通常の番組放送を行うためのビデオデータ及びオーディオデータと、複数のオーディオチャンネルのオーディオデータと、ダウンロード用のオーディオデータと、GUI用のデータが送られてくる。ビデオデータはMPEG2方式で圧縮されており、オーディオデータはMPEG2オーディオ方式で圧縮されており、ダウンロード用のオーディオデータはATRAC方式で圧縮されている。
【0084】
デマルチプレチサ74は、受信されたパケットを、ビデオデータと、オーディオデータと、ダウンロード用のオーディオデータと、GUI用のデータとに振り分ける。
【0085】
デマルチプレクサ74で振り分けられたビデオデータは、MPEG2ビデオデコーダ78に供給される。MPEG2ビデオデコーダ78は、入力されたデジタルビデオ信号をバッファメモリ79に適宣記憶させ、MPEG2により圧縮されたビデオ信号をデコードするものである。MPEG2ビデオデコーダ78により、コンポーネントビデオ信号がデコードされる。
【0086】
MPEG2ビデオデコーダ78の出力が例えばNTSC方式のアナログビデオエンコーダ80に供給される。アナログビデオエンコーダ80で、コンポーネントビデオ信号から、例えばNTSC方式のコンポジットビデオ信号が形成される。このビデオ信号が出力端子81から出力される。
【0087】
オーディオチャンネルのオーディオデータは、MPEG2オーディオデコーダ82に供給される。MPEGオーディオデコーダ82は、入力されたデジタルオーディオ信号をバッファメモリ83に適宣記憶させ、ディジタルオーディオ信号をデコードする。
【0088】
MPEG2オーディオデコーダ82の出力がD/Aコンバータ84に供給される。D/Aコンバータ84により、ディジタルオーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換される。D/Aコンバータ84の出力が出力端子85から出力される。
【0089】
ダウンロード用のオーディオデータは、バッファメモリ86に一旦蓄えられる。バッファメモリ86の出力が暗号解読回路87に供給される。前述したように、ダウンロード用のオーディオデータは暗号化されており、暗号解読に必要なキーは、ICカード88から発生される。
【0090】
ゲート回路89には、バッファメモリ86からダウンロード完了情報が供給されると共に、デマルチプレクサ74から、受信された暗号解読に必要な情報が供給される。
【0091】
オーディオデータをダウンロードする際には、バッファメモリ86にデータが蓄えられると、ゲート回路89が開き、暗号解読に必要な情報がICカード88に供給される。これにより、ICカード88から暗号化回路87にキーが渡される。暗号解読回路87で、ICカード88からのキーに基づいて、暗号が解読される。また、このとき、ICカード88には、課金情報が記憶される。
【0092】
暗号解読回路87の出力がATRACデコーダ90に供給されると共に、スイッチ回路91の端子91Bに供給される。ATRAC2デコーダ90で、ATRAC2のデコード処理が行われる。ATRAC2デコーダ90からは、PCMオーディオ信号が出力される。このATRAC2デコーダ90の出力がスイッチ回路91の入力端子91Aに供給される。
【0093】
スイッチ回路91は、コントローラ76により制御される。スイッチ回路91が端子91A側に設定されるときには、スイッチ回路91からは、PCMオーディオ信号が出力される。スイッチ回路91が端子91B側に設定されると、ATRAC2方式で圧縮されたディジタルオーディオ信号がスイッチ回路91から出力される。
【0094】
スイッチ回路91の出力がウォータマーク付加回路92に供給される。ウォータマーク付加回路92は、著作権を保護するために、オーディオデータに電子透かしを付加するものである。
【0095】
ウォータマーク付加回路92の出力は、IEEE1394、又はIEC958等のディジタルインターフェース93に供給されると共に、D/Aコンバータ94に供給される。D/Aコンバータ94でディジタルオーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換される。このアナログオーディオ信号がアナログ出力端子95から出力される。
【0096】
GUI用のデータは、コントローラ76に供給される。コントローラ76で、これらのデータに基づいて、リストページの画面や各楽曲の情報ページの画面、或いはEPG用の画面が形成される。このようにして形成された画面は、バッファメモリ79の所定のエリアに書き込まれる。これにより、画面上の指定のエリアに、放送されてくる楽曲のリストページや各楽曲の情報ページの画面、或いはEPG用の画面を写し出すことができる。
【0097】
コントローラ76は、全体の処理を行っている。また、コントローラ76に対して、入力キー98を介して入力が与えられる。また、コントローラ76には、モデム99が接続されている。課金に必要な情報は、ICカード88に記録される。このICカード88の情報は、モデム99を用いて、電話回線4を介して、課金サーバ5に送られる。
【0098】
このように、ディジタルインターフェース93は、PCMデータを出力する場合と、ATRAC2のオーディオデータを出力する場合とで共用されており、スイッチ回路91でその出力が切り換えられるようになっている。
【0099】
つまり、ストレージデバイス23がPCMデータを入力するディジタル入力端子の場合には、スイッチ回路91が端子91A側に設定される。ストレージデバイス23がATRAC2のデータを入力できる場合には、スイッチ回路91が端子91B側に設定される。スイッチ回路91が端子91A側に設定されているときには、ダウンロードされたATRAC2のデータは、ATRAC2デコーダ90に送られ、デコードされる。このデコードされたデータがスイッチ回路91、ウォータマーク付加回路92を介して、データ出力端子93から出力される。スイッチ回路91が端子91B側に設定されているときには、ダウンロードされたATRAC2のデータは、スイッチ回路91、ウォータマーク付加回路92を介して、データ出力端子93から出力される。
【0100】
図13はストレージデバイス23の一例を示し、この例では、ストレージデバイス23として、MDレコーダ/プレーヤをあげる。
【0101】
図13において、ディスク101は、例えば、カートリッジに収納された直径64mmの光磁気ディスクからなるMDである。ディスク101はスピンドルモータ102により所定CLV速度で回転される。ディスク101に対しては、光学ヘッド103と磁気ヘッド121が記録面を挟み込むような状態で配される。
光学ヘッド103は、レーザ光を出力するためのレーザダイオードと、偏光ビームスプリッタや対物レンズからなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタなどが搭載されている。対物レンズ103aは、2軸デバイス104によりディスクの半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
光学ヘッド103及び磁気ヘッド121全体は、スレッド機構105によりディスクの半径方向に移動可能とされている。
【0102】
光学ヘッド103によりディスク101から検出された情報は、RFアンプ107に供給される。RFアンプ107からは、光学ヘッド103の各ディテクタの出力を演算処理することにより、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、ウォブル記録されている絶対位置情報(アドレス情報)等が抽出される。
抽出された再生RF信号は、EFM(Eight To Fourteen Modulation)及びACICR(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code )エンコーダ/デコーダ部108に供給される。また、RFアンプ107からのトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号は、サーボ回路109に供給され、絶対位置情報は、アドレスデコーダ110に供給されてデコードされ、絶対位置アドレスとして出力される。
【0103】
サーボ回路109は、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントローラ111からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ102の回転速度検出情報等により各種のサーボ駆動信号を発生させ、2軸デバイス104及びスレッド機構105を制御して、フォーカス及びトラッキング制御、スレッド制御、スピンドル制御を行う。
【0104】
全体動作は、システムコントローラ111により管理されている。システムコントローラ111には、操作入力部119から入力が与えられる。
【0105】
入力端子122からオーディオ信号を記録する場合には、入力端子122からのアナログオーディオ信号がA/Dコンバータ123に供給される。A/Dコンバータ123で、このオーディオ信号がディジタル化される。A/Dコンバータ123の出力が音声圧縮エンコーダ/デコータ114に供給される。音声圧縮エンコーダ/デコータ114で、このオーディオデータがATRAC方式で圧縮される。
【0106】
音声圧縮エンコーダ/デコーダ114の出力は、メモリコントローラ112の制御の基に、一旦、RAM13に書き込まれ、そして、EFM及びACIRCエンコーダ/デコーダ108に供給される。EFM及びACIRCエンコーダ/デコーダ108で、このオーディオデータにエラー訂正符号が付加され、更に、このデータがEFM変調される。EFM及びACIRCエンコーダ/デコーダ108の出力がヘッド駆動回路124を介して、磁気ヘッド121に供給される。このとき、光学ヘッド103からは、ディスクにデータを書き込むために、光レベルのレーザビームが照射される。これにより、ディスク101に、ATRACで圧縮されるたオーディオデータが記録される。
【0107】
また、このMDレコーダ/プレーヤでは、ATRACのデータを直接入力して記録することが可能である。ATRACのデータは、例えば、IEEE1394、又はIEC958等のディジタルインターフェース125を介して入力される。
【0108】
ディジタルインターフェース125からのATRACのデータは、EFM及びACIRCエンコーダ/デコーダ108に供給される。EFM及びACIRCエンコーダ/デコーダ108で、このオーディオデータに対してエラー訂正符号が付加され、またEFM変調される。そしてEFM及びACIRCエンコーダ/デコーダ108の出力がヘッド駆動回路124を介して、磁気ヘッド121に供給される。このときも光学ヘッド103からは、ディスクにデータを書き込むために、高レベルのレーザビームが照射される。これにより、ディスク101に、ATRACで圧縮されるたオーディオデータが記録される。
【0109】
再生時には、光学ヘッド103により、ディスク101の記録信号が再生される。この光学ヘッド103の出力は、RFアンプ107に供給され、RFアンプ107からは、再生RF信号が得られる。この再生RF信号は、2値化回路106を介して、EFM及びACIRCデコーダ108に供給される。EFM及びACIRCデコーダ108で、再生RF信号に対して、EFM復調処理、ACIRCによるエラー訂正処理が行われる。
【0110】
EFM及びACIRCデコーダ108の出力は、メモリコントローラ112の制御の基に、一旦、RAM113に書き込まれる。なお、光学ヘッド103による光磁気ディスク101からのデータの読み取り及び光学ヘッド103からRAM113までの系における再生データの転送は、1.41Mbit/secで、然も、間欠的に行われる。
【0111】
RAM113に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/secとなるタイミングで読み出され、音声圧縮/ンコーダ/デコータ114に供給される。音声圧縮デコーダ114で、ATRACによる音声データの伸長処理がなされる。
【0112】
音声圧縮デコーダ114の出力は、D/Aコンバータ115に供給される。D/Aコンバータ115により、ディジタルオーディオ信号がアナログオーディオ信号に変換される。このアナログオーディオ信号が出力端子117から出力される。
【0113】
ここで、RAM113へのデータの書込み/読出しは、メモリコントローラ112によって書込みポインタと読出しポインタの制御によりアドレス指定して行われるが、書込みポインタは1.41Mbit/secのタイミングでインクリメントされ、一方、読出しポインタは0.3Mbit/secのタイミングでインクリメントされていく。この書込みと読出しのビットレートの差により、RAM113内にある程度データが蓄積された状態となる。RAM113内にフル容量のデータが蓄積された時点で、書込みポインタのインクリンメトは停止され、光学ヘッド103によるディスク101からのデータの読出し動作も停止される。但し、読出しポインタのインクリメントは継続して実行されているため、再生音声出力はとぎれることがない。
【0114】
その後、RAM113から読出し動作のみが継続されていき、ある時点でRAM113内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び光学ヘッド113によるデータ読出し動作及び書込みポインタのインクリメントが再開され、再びRAM13のデータ蓄積がなされていく。
【0115】
このようにRAM113を介して再生オーディオ信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことがなく、データ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までアクセスしてデータ読出しを再開することで、再生出力に影響を与えずに、動作を続行できる。
【0116】
このようなシステムでは、音楽配信用のデータは、ATRACで圧縮されており、このATRACで圧縮されたデータがMPEG2のTSパケットに載せて送られる。この際、上述のように、TSパケットに159バイトのデータを伝送し、8つのTSパケットからPESパケットを構成するようにすると、PESパケットで3つのサウンドフレームのATRACのデータを伝送でき、ATRACのデータとPESパケットとの整合性がとり易い。
【0117】
また、このようなシステムでは、例えば、IEEE1394や、IEC958の光インターフェースなどを用いて、IRD22からMDレコーダ/プレーヤ等のストレージデバイス23にATRACのデータが伝送される。この場合も図4又は図8に示したように、PESパケット内のTSパケットにデータを挿入するようにすると、PESパケットとデータの整合性がとり易い。
【0118】
そして、特に図4、図8で説明したようにTSパケット単位でATRACデータに対してチェックサムコードが付加されているため、例えばデジタルインターフェース125においてATRACデータが入力された際に、エラー検出を行うことができる。
これにより例えばダウンロード中にATRACデータのエラーが検出された場合は、一旦ダウンロード記録動作を中止し、リトライ動作に移ることなども可能となる。特に上述したようにATRACデータとしての楽曲データは繰り返し放送されているため、エラー検出に応じてダウンロードリトライを行うことが可能であるとともに、リトライによりエラーのないデータをダウンロードできるようにすることで、信頼性の高いシステムを構築できる。
【0119】
以上本発明の実施の形態としての伝送方式及びそれを適用したシステム例について説明してきたが、本発明の伝送方式フォーマットや、適用できるシステムは多様に考えられる。また上記例ではTSパケット内の伝送データ(ATRACデータ)にエラー検出コードを付加した例をあげたが、エラー訂正コードを付加するようなことも考えられる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所定のデータ量の基本単位の伝送情報をPESパケットで伝送する際に、整数個のTSパケットでPESパケットを構成し、PESパケットに上記基本単位の伝送情報が整数個配置されるように、1つのTSパケットで伝送するデータ数を決定するようにしている。例えば、ATRACのデータを伝送する場合には、TSパケットに159バイトのATRACのデータを配置し、8つのTSパケットでPESパケットを構成することで、PESパケットで3つのサウンドフレームのATRACのデータを伝送している。このように、PESパケットでサウンドフレームを整数個送れるため、サウンドフレームとPESパケットの整合性が良くなる。
【0121】
また各TSパケットに含まれる伝送情報に対しては、エラー検出コードもしくはエラー訂正コードが含まれるようにしているため、受信装置側やストレージデバイス側で、伝送情報自体のエラーチェックを行うことができる。そして受信データやダウンロード記録のために供給されたデータについてのエラーチェックが可能となることで、例えばダウンロードリトライなど必要な処理を行うことができ、システムの信頼性向上に大きく貢献できる。
【0122】
また、この発明によれば、TSパケットには、伝送情報に関するの固有情報を挿入するようにし、この固有情報には、伝送中のデータが最初のPESパケットであることを示す情報や、伝送中のデータが最後のPESパケットであることを示す情報が含められる。このため、記録開始位置や記録終了位置を簡単に検出することができる。
また、この固有情報には、伝送中のデータがPESパケットを伝送するTSパケット中の何番目のTSパケットであるかの情報を含むようにしている。これにより、データが抜けているか否かを判断し、これに応じてエラー処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデータ伝送方法におけるパケット構造の説明図である。
【図2】実施の形態のATRACデータをPTSを付加して伝送する場合のパケット構造の説明図である。
【図3】ATRACデータを伝送する場合のデータボディのパケット構造の説明図である。
【図4】実施の形態のATRACデータを伝送する場合のデータボディのパケット構造の説明図である。
【図5】実施の形態のデータボディに配されるエラー検出コードの説明図である。
【図6】実施の形態のATRACデータをPTSを付加しない場合の最初のパケット構造の説明図である。
【図7】実施の形態のATRACデータをPTSを付加しない場合の第2番目から第8番目のパケット構造の説明図である。
【図8】実施の形態のディジタルインターフェースのデータを伝送する場合のデータボディのパケット構造の説明図である。
【図9】音楽配信を行う衛星放送システムの全体構成を示すブロック図である。
【図10】音楽配信を行う衛星放送システムにおける画面の説明に用いる説明図である。
【図11】音楽配信を行う衛星放送システムにおける送信側のブロック図である。
【図12】音楽配信を行う衛星放送システムにおけるIRDのブロック図である。
【図13】音楽配信を行う衛星放送システムにおけるストレージデバイスのブロック図である。
【符号の説明】
TSP1〜TSP8 TSパケット、SGP1〜SGP3 サウンドグループ

Claims (9)

  1. 所定のデータ量である基本単位の伝送情報をエレメンタリストリームパケットで伝送するデータ伝送方法であって
    整数個のトランスポートストリームパケットでエレメンタリストリームパケットを送信するようにトランスポートストリームパケットを構成し、
    前記エレメンタリストリームパケットに上記基本単位の伝送情報が整数個配置されるように前記各トランスポートストリームパケットで伝送する伝送情報量を決定し、
    上記各トランスポートストリームを伝送し、
    上記エレメンタリストリームパケットにて伝送される上記伝送情報のデータ量は、上記基本単位の伝送情報のデータ量の整数倍であり、かつ、一つの上記トランスポートストリームパケットにて伝送される上記伝送情報の整数倍であり、
    上記基本単位の伝送情報のデータ量は、一つの上記トランスポートストリームパケットにて伝送される上記伝送情報のデータ量の整数倍とは異なること
    を特徴とするデータ伝送方法。
  2. 前記各トランスポートストリームパケットには、そのトランスポートストリームパケットに配された伝送情報に対するエラー検出コードもしくはエラー訂正コードが配されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 上記トランスポートストリームパケットには、上記エレメンタリストリームパケットにおける上記トランスポートストリームパケットの位置を示す位置情報が挿入されることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  4. 上記伝送情報は符号化されたデータであり、上記基本単位は符号化単位であることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  5. 上記伝送情報は符号化されたデータであり、上記基本単位は受信側で上記伝送情報を記録する際の記録単位であることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  6. 前記伝送情報は圧縮されたオーディオデータであり、前記基本単位は、サウンドフレームであることを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
  7. 前記固有情報として、伝送中のデータが最初のエレメンタリストリームパケットであることを示す情報を含むようにしたことを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送方法。
  8. 前記固有情報として、伝送中のデータが最後のエレメンタリストリームパケットであることを示す情報を含むようにしたことを特徴とする請求項3に記載のデータ伝送方法。
  9. 所定のデータ量である基本単位の伝送情報をエレメンタリストリームパケットで伝送するデータ伝送方法のデータ伝送装置であって、
    整数個のトランスポートストリームパケットでエレメンタリストリームパケットを送信するようにトランスポートストリームパケットを構成し、前記エレメンタリストリームパケットに上記基本単位の伝送情報が整数個配置されるように前記各トランスポートストリームパケットで伝送する伝送情報量を決定する伝送情報構成手段と、
    上記各トランスポートストリームを伝送する伝送手段を備え、
    上記伝送情報構成手段は、上記エレメンタリストリームパケットにて伝送される上記伝送情報のデータ量を、上記基本単位の伝送情報のデータ量の整数倍に構成し、かつ、一つの上記トランスポートストリームパケットにて伝送される上記伝送情報のデータ量の整数倍に構成し、上記基本単位の伝送情報のデータ量は、一つの上記トランスポートストリームパケットにて伝送される上記伝送情報のデータ量の整数倍とは異なること
    を特徴とするデータ伝送装置。
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