JP2000031895A - 通信端末装置及びその通信方法 - Google Patents

通信端末装置及びその通信方法

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JP2000031895A
JP2000031895A JP10316712A JP31671298A JP2000031895A JP 2000031895 A JP2000031895 A JP 2000031895A JP 10316712 A JP10316712 A JP 10316712A JP 31671298 A JP31671298 A JP 31671298A JP 2000031895 A JP2000031895 A JP 2000031895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信システムにおいて、基地局装置
を増設せずに通信可能エリアを広げること。 【解決手段】 基地局101と直接無線通信を行わない
移動機102が、基地局101に対してデータ送受信の
中継が可能であることを通知する。基地局101は移動
機102とフレーム同期を取る。移動機102は中継機
102として受信待機状態に入る。中継機102は、基
地局101と直接交信できない位置にある移動機103
からの発呼を受ける。中継機102は移動機103とフ
レーム同期を取る。これにより移動機103から基地局
101への通信路が確保される。したがって基地局10
1の通信エリア外に位置する移動機103も基地局10
1と通信できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置及び
その通信方法に関し、特に無線通信端末装置及びその多
元接続無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話に代表される従来の無線通信端
末装置及びその多元接続無線通信方法においては、移動
局がいずれかの基地局のサービスエリア内に位置し、基
地局と直接通信を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置及び方法においては、基地局と直接交信が不可能な
状況下にある移動局は無線通信を行うことができないと
いう問題がある。
【0004】ここでは、直接交信不可能な状況として、
1)郊外・遠隔地等において基地局が充分に設置されて
いないため移動局がいずれの基地局のサービスエリアに
も入らない、2)都市部において移動局が建物の陰や内
部など電波の谷の部分に位置する、3)移動局が基地局
のサービスエリア内に位置するにも係わらずその基地局
に収容能力を超えるアクセスがありつながらない、の3
通りを想定する。
【0005】又、上記課題を基地局装置の増設によって
解決しようとすると、多くの投資が必要となり、高コス
トとなる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、基地局装置を増設せずに通信可能エリアを広げる
通信端末装置及びその通信方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、基地局
との直接無線通信が不可能な移動局が、他の移動局を中
継局として利用し、基地局と通信を行うことである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る移動局
装置は、基地局装置と直接無線通信を行う送受信手段
と、前記基地局装置の通信エリア外に位置する他の移動
局装置と直接通信し前記基地局装置と前記他の移動局装
置とのデータ送受信の中継を行う中継送受信手段と、を
具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、移動局装置がデータの
送受信のみならず中継局の役割を果たすので、基地局装
置の設置を必要とせずに、通信エリアを拡大させること
ができる。
【0010】本発明の第2の態様に係る移動局装置は、
第1の態様において、前記中継送受信手段は、前記送受
信手段の使用時間外にのみ動作し、前記送受信手段の使
用時間外に前記中継送受信手段によるデータ送受信の中
継が可能であることを前記基地局装置に通知する構成を
採る。
【0011】この構成によれば、基地局側で、中継局と
して利用できる移動局装置を容易に把握できるため、シ
ステム全体のパフォーマンスが向上する。
【0012】本発明の第3の態様に係る移動局装置は、
第1の態様又は第2の態様において、前記中継送受信手
段は、異なる通信スロットを使用して、同時に複数の他
の移動局装置と前記基地局装置とのデータ送受信の中継
を行う。
【0013】この構成によれば、同じ数の通信エリア内
の移動局装置を中継局として用いた場合に、より多くの
通信エリア外の移動局装置をデータ送受信可能状態とす
ることができる。
【0014】本発明の第4の態様に係る装置は、第1の
態様又は第2の態様において、前記中継送受信手段は、
同一通信スロットを分割使用して、同時に複数の他の移
動局装置と前記基地局装置とのデータ送受信の中継を行
う構成を採る。
【0015】この構成によれば、同じ数の通信エリア内
の移動局装置を中継局として用いた場合に、より多くの
通信エリア外の移動局装置をデータ送受信可能状態とす
ることができる。
【0016】本発明の第5の態様に係る移動局装置は、
第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、前記中
継送受信手段は、まず、基地局とフレーム同期を確立し
た後、他の移動局とのフレーム同期を取る構成を採る。
【0017】この構成によれば、常に中継局が受信待機
状態にあるため、迅速にフレーム同期を取ることができ
る。
【0018】本発明の第6の態様に係る移動局装置は、
第5の態様において、前記中継送受信手段は、各通信フ
レーム内に設けられたアクセス用スロットのパターンを
検出することにより、フレーム同期を取る構成を採る。
【0019】この構成によれば、フレームの先頭位置を
迅速に検出できるため、迅速にフレーム同期を取ること
ができる。
【0020】本発明の第7の態様に係る移動局装置は、
通信可能な基地局装置がない場合に、通信可能な第1の
態様又は第2の態様における移動局装置を探索し、探索
した移動局装置を中継して他の基地局装置との通信を行
う構成を採る。
【0021】この構成によれば、基地局と直接交信が不
可能な状況にある場合でも、移動局装置は中継局を介し
て通信路が確保される。
【0022】本発明の第8の態様に係る基地局装置は、
移動局装置と直接無線通信を行う送受信手段と、通信エ
リア外に位置する他の移動局装置と直接通信し前記他の
移動局装置とのデータ送受信の中継を行う移動局装置を
探索する探索手段と、探索した移動局装置を中継して他
の移動局装置との通信を行う構成を採る。
【0023】この構成によれば、中継局を介して通信を
行うことができるので、基地局の送信パワの増大又は設
置数の増加をすることなく通信エリアを広げることがで
きる。
【0024】本発明の第9の態様に係る中継無線送受信
方法は、基地局装置と移動局装置とが直接無線通信を行
う一方、前記無線通信時間外に、前記移動局装置は前記
基地局装置に対してデータ送受信の中継が可能であるこ
とを前記基地局装置に通知し、前記基地局と前記移動局
装置との間に通信回線を確立しフレーム同期を取った
後、前記移動局装置と前記基地局装置の通信エリア外に
位置する他の移動局装置とが直接通信し前記基地局装置
と前記他の移動局装置とのデータ送受信の中継を行うよ
うにした。
【0025】この方法によれば、移動局装置がデータの
送受信のみならず中継局の役割を果たすので、基地局装
置の設置を必要とせずに、通信エリアを拡大させること
ができる。
【0026】本発明の第10の態様に係る中継無線送受
信方法は、第9の態様において、前記基地局装置と前記
他の移動局装置との間に複数の移動局装置を中継局とし
て介在させ、前記複数の移動局装置間で順次フレーム同
期を取り、前記基地局装置と前記他の移動局装置との通
信を行うようにした。
【0027】この方法によれば、サービスエリア外の遠
隔地に位置する移動局装置も、間に基地局に比べ簡易な
移動局を配するだけで基地局と通信することができる。
【0028】本発明の第11の態様に係る中継無線送受
信方法は、第9の態様又は第10の態様において、前記
移動局装置は、前記基地局装置及び前記他の移動局装置
との間のデータ送受信の際に直交周波数分割多重処理を
行うようにした。
【0029】この方法によれば、マルチパス・フェージ
ングによる通信品質の劣化を防ぐことができる。
【0030】本発明の第12の態様に係る中継無線送受
信方法は、第11の態様において、前記直交周波数分割
多重処理は、前記移動局装置からの送信成分を受信成分
から除去した信号に対して行われるようにした。
【0031】この方法によれば、中継局は、受信した自
らの送信信号分を相殺することができ、本来中継すべき
信号だけを送受信することができる。ゆえに基地局〜中
継局間及び中継局〜移動局間の通信に同じ周波数を用
い、周波数帯の有効利用を図ることができる。
【0032】本発明の第13の態様に係る中継無線送受
信方法は、第9の態様から第12の態様のいずれかにお
いて、中継局機能を提供した場合に、通常の通話につい
て発生する課金を減算するようにした。
【0033】この方法によれば、利用者の移動局をネッ
トワーク網の一部として提供されることが促進でき、事
業者は基地局設置などのインフラ整備・投資を抑えなが
らネットワークの拡大を図ることができる。
【0034】本発明の第14の態様に係る移動局装置
は、第1の態様から第7の態様のいずれかにおいて、前
記中継送受信手段は、中継データを受信する通信スロッ
トが、特定の単位時間内において、中継データを送信す
る通信スロットよりも前に設けられるようにスロットを
割り当てる構成を採る。
【0035】この構成によれば、同一の単位時間内、例
えば1フレーム内、で中継データを受信しすぐに送信す
ることができるため、一旦受信した中継データを1フレ
ーム時間分一時蓄積する必要がなく、中継時の時間のロ
スが減り、伝送速度を向上させることができる。
【0036】本発明の第15の態様に係る移動局装置
は、第1の態様から第7の態様又は第14の態様のいず
れかにおいて、前記中継送受信手段は、同一通信スロッ
トを分割使用して、同一通信スロット内で中継データの
送受信を行う構成を採る。
【0037】この構成によれば、同一の単位時間内、例
えば1スロット内、で中継データを受信しすぐに送信す
ることができるため、一旦受信した中継データを1スロ
ット時間以上一時蓄積する必要がなく、中継時の時間の
ロスが減り、伝送速度を向上させることができる。
【0038】本発明の第16の態様に係る移動局装置
は、第1の態様から第7の態様又は第14の態様又は第
15の態様のいずれかにおいて、前記中継送受信手段
は、中継データを受信してから送信するまでの間に前記
中継データを蓄積する蓄積部を有し、この蓄積部は受信
され有線回線で送受信される情報形態に変換された中継
データを蓄積する構成を採る。
【0039】この構成によれば、受信したデータを一時
的に蓄積し、すぐに送信することができるため、移動局
を中継局として用いることができる。
【0040】本発明の第17の態様に係る移動局装置
は、第1の態様から第7の態様又は第14の態様から第
16の態様のいずれかにおいて、前記中継送受信手段
は、中継データを受信してから送信するまでの間に前記
中継データを蓄積する蓄積部を有し、この蓄積部は受信
され復調された中継データを蓄積する構成を採る。
【0041】この構成によれば、受信したデータを一時
的に蓄積し、すぐに送信することができるため、移動局
を中継局として用いることができる。又、中継データを
受信してから送信するまでに必要な信号処理が少ないた
め、中継局の信号処理に律速されることなく、伝送速度
向上を図ることができる。
【0042】本発明の第18の態様に係る移動局装置
は、第1の態様から第7の態様又は第14の態様から第
17の態様のいずれかにおいて、前記中継送受信手段
は、中継データを受信してから送信するまでの間に前記
中継データを蓄積する蓄積部を有し、この蓄積部は受信
されベースバンド信号に変換された中継データを蓄積す
る構成を採る。
【0043】この構成によれば、受信したデータを一時
的に蓄積し、すぐに送信することができるため、移動局
を中継局として用いることができる。又、中継データを
受信してから送信するまでに必要な信号処理が少ないた
め、中継局の信号処理に律速されることなく、伝送速度
向上を図ることができる。
【0044】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0045】(実施の形態1)図1は、本実施の形態に
係る無線通信システムの概略を示すブロック図である。
本システムは、基地局101と、基地局101のサービ
スエリア内に位置する中継局102と、基地局101の
サービスエリア外に位置する移動局103と、を含んで
構成される。
【0046】基地局101は、通信回線に接続する回線
インターフェース104と、分割多重アクセス接続部1
05と、変復調部106と、送受信部107と、アンテ
ナ108と、これらを制御するバス109及び制御部1
10と、制御部110に接続するメモリ部111と、呼
制御部112と、からなる。
【0047】中継局102と移動局103も基地局10
1と同様の構成を採る。ただし、回線インターフェース
104は、音声等の入出力を行うための情報インターフ
ェース113に置き換わる。
【0048】図2は、基地局と中継局と移動局の交信状
態を説明するための模式図である。移動局201は、基
地局202と直接交信できない位置、つまり基地局20
2のサービスエリア203の外に位置する。中継局20
4は基地局202のサービスエリア203内に位置し且
つ移動局201と交信可能な位置にある移動局である。
【0049】以下、図3から図7を用いて、図2中の移
動局201が基地局202と交信し、通信可能となるま
での動作について説明する。
【0050】図3から図7は、中継局204を介して基
地局202〜移動局201間が回線を確立するまでの交
信をTDMA方式を例に用いた通信フレームで示した模
式図である。
【0051】まず図3を用いて、図3から図7で用いら
れている通信フレームの構成を説明する。
【0052】フレームは、例として、2個のスロットか
ら成るアクセス用スロット301と四個のスロットから
成る制御用スロット302と9個のスロットから成るメ
ッセージ用スロット303で構成されている。なお、図
3では、簡便のためフレームごとに上り下りを分けてい
る。
【0053】アクセス用スロット301からは、送受信
部107によって、アクセスチャネルが送信される。移
動局は、このアクセスチャネルを受信し、基地局のフレ
ームのタイミングと移動局のフレームのタイミングとの
間の同期を取ることができる。
【0054】メッセージ用スロット303は、交信する
データが入っており、一スロットが一移動局に割り当て
られる。つまり基地局202の持つメッセージ用スロッ
ト303の数がその基地局のサービスエリア内で同時に
利用できる移動局数、つまりユーザー収容能力を表わし
ている。
【0055】次いで、図3から図7を順に用いて、移動
局201が中継局204を介して基地局202と通信可
能となるまでの動作を説明する。
【0056】図3は、移動局204が基地局202の中
継局として確立するため、基地局202と同期を取ろう
としている状態を示す。
【0057】中継局候補の移動局は、その移動局の所有
者が中継局となることを了承することで初めて候補とな
る。例えば、移動局に受信待機状態となるスイッチ以外
に、中継局となることを容認するか否かのスイッチを設
けるようにし、中継局機能提供希望者の位置が基地局に
認識されるようにする。
【0058】中継局として機能する場合には、機器は送
受信状態にあり、相当のパワーを消費するため、中継局
として提供されている間は移動局は家庭又は車内などで
充電器により運用されることが予想される。
【0059】次いで、図3に示すように基地局202の
送受信部107は、サービスエリア203内に位置し中
継局候補となって受信待機状態にある移動局に、アクセ
ス用スロット301を用いてアクセスチャネルを送信し
自フレームの先頭を知らせる。又、中継局候補の移動局
はこれを基に自フレームを基地局202のフレームに同
期させる。
【0060】次いで、図4は基地局202がサービスエ
リア203内の一の中継局候補の移動局と同期を確立し
た状態を示している。
【0061】基地局202と同期を取った中継局204
はアクセス用スロット301から基地局202にスロッ
トの割り当てを要求し、基地局202の送受信部107
は制御用スロット302を用いて割り当てたスロットを
中継局204に指示する。
【0062】図4は、例として基地局202と中継局2
04が中継局204が未使用のスロットである第7メッ
セージ用スロットを用いて通信する状態を示す。中継局
として確立した移動局は受信待機状態となる。
【0063】図5では、中継局204がサービスエリア
203外に位置する移動局201からの発呼を受信した
状態を示している。移動局201からの発呼はアクセス
用スロット及びメッセージ用スロットから行われる。
【0064】次いで図6は、中継局204が移動局20
1とフレーム同期を取るところを示している。
【0065】移動局201は発呼後受信待機状態となっ
ている。中継局204の送受信部107は、アクセス用
スロット301からアクセスチャネルを送信して自フレ
ームの先頭を移動局201へ知らせる。これを基に移動
局201は、移動局201と中継局204とフレームの
同期を取る。
【0066】中継局204は受信した移動局201の発
呼をアクセス用スロット及びメッセージ用スロットを用
いて基地局202へ送信する。
【0067】図7は、中継局204が移動局201とフ
レーム同期を取り、空きスロットを割り当て、同期を確
立したところを示している。
【0068】中継局204と同期を取った移動局201
はアクセス用スロット301から中継局204にスロッ
トの割り当てを要求し、中継局204の送受信部107
は制御用スロット302を用いて割り当てたスロットを
移動局201に指示する。
【0069】図7では第7メッセージ用スロットに隣接
する第8メッセージ用スロットが割り当てられた場合を
示す。
【0070】以上で、中継局204を介して移動局20
1と基地局202のフレーム同期が取れ、交信可能状態
となる。同期確立後の通信では、図7に示すように、下
りでは基地局202が中継局204に割り当てたスロッ
トを用いて中継局204へ送信し、それを受け取った中
継局204は、移動局201に割り当てたスロットを用
いて移動局201へ送信する。上りでは、これと全く逆
のルートをたどる。
【0071】上記実施の形態の説明では、発呼する移動
局201が基地局202のサービスエリア203外に位
置し、サービスエリア203内に位置する移動局を中継
局204として選定し利用する場合について説明した。
また上記実施の形態では、中継局204は一のメッセー
ジ用スロット303を中継用とし、一スロットに対し中
継先の一移動局を割り当てた場合について説明した。し
かし、本発明の効果は以下に図8〜15を用いて説明す
る場合にも適用することができる。以下、図面を用いな
がら順に詳述する。
【0072】図8(a)は、発呼する移動局801が、
基地局802のサービスエリア803内にいるにもかか
わらず、通信を行えない状況を示している。
【0073】この場合、移動局801は、近接する他の
サービスエリア805内の移動局を中継局806として
選定し、この近接する他のサービスエリア805の基地
局807と交信し、通信を行う。この時、基地局807
は収容能力に余裕があり、また中継局806は移動局8
01と直接通信可能な位置にある。
【0074】上記実施の形態と同様の手順で、基地局8
07はサービスエリア805内の移動局を中継局807
として選定する。そして移動局801は中継局806と
同期を取ることにより基地局807と交信でき、通信を
行うことができる。
【0075】図8(b)は、上記実施の形態の図7に相
当する通信フレームの構成図であり、上記図8(a)の
場合において、移動局801と基地局807の交信が確
立され通信が可能となった状態を示している。
【0076】図8(b)の場合の通信されるデータの流
れは以下の通りである。下りでは、基地局807はデー
タを第七メッセージ用スロットを用いて中継局806へ
送信する。中継局806は受信したデータを同じフレー
ム内の第八メッセージ用スロットに渡し、移動局801
へ送信する。上りでは、移動局801は第八メッセージ
用スロットを用いて中継局806に送信する。中継局8
06は受信したデータを次のフレームの第七メッセージ
用スロットに渡し、基地局807へ送信する。
【0077】図8(b)は、図7と比べ、発呼する移動
局801が交信する基地局807と異なる基地局802
のサービスエリア803内に位置する点で異なる。
【0078】このように移動局を中継局として用いるこ
とで、基地局の容量増設又は新設をすることなく、待ち
合わせなどで場所・時期的にアクセスが集中するサービ
スエリアにおいて、近接する収容能力に余裕のある基地
局を有効利用し、移動局の通信路を確保することができ
る。
【0079】図9(a)は、発呼する移動局901が、
基地局902のサービスエリア903内に位置し中継局
となり得る移動局904と直接交信できないほど遠隔に
位置する状況を示している。
【0080】この場合、移動局901は、サービスエリ
ア903外に位置する移動局を中継局905として選定
し基地局902と交信する。この時、中継局905はサ
ービスエリア903内に位置し中継局となり得る移動局
904と直接交信できる位置にあり、且つ移動局901
と直接交信できる位置にある。
【0081】上記実施の形態と同様の手順で、基地局9
02はサービスエリア903内の移動局を中継局904
として選定する。次いで中継局904は、サービスエリ
ア903外の移動局を中継局905として選定する。そ
して移動局901は中継局904、905と順次同期を
取ることにより基地局902と交信でき、通信を行うこ
とができる。
【0082】図9(b)は、上記実施の形態の図7に相
当する通信フレームの構成図であり、上記図9(a)の
場合において、移動局901と基地局902の交信が確
立され通信が可能となった状態を示している。
【0083】図9(b)の場合のデータを流れは以下の
通りである。下りでは、基地局902は第七メッセージ
用スロットを用いて中継局904へ送信する。中継局9
04は受信したデータを同じフレームの第八メッセージ
用スロットに渡し、中継局905へ送信する。中継局9
05は受信したデータを次のフレームの第六メッセージ
用スロットに渡し、移動局901へ送信する。上りで
は、移動局901は第六メッセージ用スロットを用いて
データを中継局905へ送信する。中継局905は受信
したデータを同じフレームの第八メッセージ用スロット
に渡し、中継局904へ送信する。中継局904は受信
したデータを次のフレームの第七メッセージ用スロット
へ渡し、基地局902へ送信する。
【0084】図9(a)では特に、中継局904、90
5の二機の移動局を介する場合について示したが、本発
明の効果は二以上の複数の中継局を介する場合にも適用
できる。
【0085】このように移動局を中継局として用いるこ
とで、基地局を新設することなく、移動局を配置するこ
とのみによって、いずれのサービスエリアからも遠隔地
にある移動局の通信路を確保することができる。
【0086】図10(a)は、中継局1001が、基地
局1002のサービスエリア1003外に位置し発呼す
る複数の移動局を中継させ基地局1002と交信させる
状況を示している。
【0087】この場合、移動局1004及び移動局10
05は、それぞれに中継局1001のメッセージ用スロ
ット303中の一スロットを割り当てられている。この
時、移動局1004、1005は、両者ともサービスエ
リア1003の外に位置し、中継局1001と直接交信
できる位置にある。
【0088】上記実施の形態と同様の手順で、基地局1
002はサービスエリア1003内の移動局を中継局1
001として選定する。そして移動局1004、100
5は順に受信待機状態である中継局1001と同期を取
ることにより基地局1002と交信でき、通信を行うこ
とができる。
【0089】図10(b)は、上記実施の形態の図7に
相当する通信フレームの構成図であり、上記図10
(a)の場合において、移動局1004、1005と基
地局1002の交信が確立され通信が可能となった状態
を示している。
【0090】図10(b)の場合のデータの流れは以下
の通りである。下りでは、基地局1002は、移動局1
004へ送信するデータを第五メッセージ用スロットか
ら中継局1001へ送信し、移動局1005へ送信する
データを第七メッセージ用スロットから送信する。中継
局1001は第五メッセージ用スロットで受信したデー
タは第六メッセージ用スロットへ渡し、移動局1004
へ送信する。第七メッセージ用スロットで受信したデー
タは第八メッセージ用スロットへ渡し、移動局1005
へ送信する。上りでは、移動局1005はデータを第八
メッセージ用スロットを用いて中継局1001へ送信
し、移動局1004はデータを第六メッセージ用スロッ
トを用いて中継局1001へ送信する。中継局1001
は第六メッセージ用スロットで受信したデータは次のフ
レームの第五メッセージ用スロットへ渡し、基地局10
02へ送信する。第八メッセージ用スロットで受信した
データは次のフレームの第七メッセージ用スロットへ渡
し、基地局1002へ送信する。
【0091】図10(a)では特に、移動局1004と
移動局1005の二台が中継局1001を介して基地局
1002と交信する場合について示しているが、本発明
の効果は中継局のメッセージ用スロットに充分な空きが
あれば二以上の移動局を一台の中継局で基地局へ中継す
る場合にも適用できる。
【0092】このように移動局を中継局として用いるこ
とで、一台のサービスエリア外の移動局を基地局と交信
可能にするために一台の移動局が中継局として拘束され
ることがないため、同じ移動局数でより多くの中継が可
能となる。
【0093】図11(a)は、中継局1101が、基地
局1102のサービスエリア1103外に位置し発呼す
る複数の移動局を中継させ基地局1002と交信させる
状況を示している。
【0094】この場合、中継局1101はメッセージ用
スロット303の一のスロットを二つに分割して中継用
とし、移動局1104及び移動局1105は、それぞれ
に中継局1101のメッセージ用スロット303中の一
スロットの半分を割り当てられている。この時、移動局
1104、1105は、両者ともサービスエリア110
3の外に位置し、中継局1101と直接交信できる位置
にある。
【0095】上記実施の形態と同様の手順で、基地局1
102はサービスエリア1103内の移動局を中継局1
101として選定する。そして移動局1104、110
5は中継局1101と同期を取ることにより基地局11
02と交信でき、通信を行うことができる。
【0096】図11(b)の場合のデータの流れは以下
の通りである。下りでは、基地局1102は2分割され
た第五メッセージ用スロットを用いて、前半は移動局1
104へ送信するデータを、後半は移動局1105へ送
信するデータを中継局1101へ送信する。中継局11
01は受信したデータを第六メッセージ用スロットへ渡
し、前半は移動局1104へ、後半は移動局1105
へ、それぞれ送信する。上りでは、移動局1105はデ
ータを第六メッセージ用スロットの後半を用いて中継局
1101へ送信し、移動局1104はデータを第六メッ
セージ用スロットの前半を用いて中継局1101へ送信
する。中継局1101は受信した第六メッセージ用スロ
ットのデータを次のフレームの第五メッセージ用スロッ
トへ渡し、基地局1102へ送信する。
【0097】図11(a)では特に、移動局1104と
移動局1105の二台が中継局1101を介して基地局
1102と交信する場合について示しているが、本発明
の効果は中継局のメッセージ用スロットの一を2の倍数
に分割する場合であれば、一スロット当たり分割した数
だけでの移動局を一台の中継局で基地局へ中継する場合
にも適用できる。
【0098】このように移動局を中継局として用いるこ
とで、一台のサービスエリア外の移動局を基地局と交信
可能にするために一台の移動局が中継局として拘束され
ることがないため、同じ移動局数でより多くの中継が可
能となる。
【0099】図12は、通信方式に変調・復調にフーリ
エ逆変換・フーリエ変換を用いるOFDM方式を採用す
ることにより、基地局1201〜中継局1202間及び
中継局1202〜移動局1203間の交信に同じ周波数
を用いている状況を示している。
【0100】この場合、移動局1203は、サービスエ
リア1204内に位置する移動局を中継局1202とし
て選定し基地局1201と交信する。この時、移動局1
203は基地局1201と直接交信できない位置にあ
り、また中継局1202と直接交信できる位置にある。
【0101】上記実施の形態と同様の手順で、基地局1
201はサービスエリア1204内の移動局を中継局1
202として選定する。そして移動局1203は中継局
1202と同期を取ることにより基地局1201と交信
でき、通信を行うことができる。
【0102】図13(a)は、基地局〜中継局間と中継
局〜移動局間の通信方式にOFDM方式を採用した場合
の、基地局・中継局・移動局の送信部の構成を示すブロ
ック図であり、図13(b)は受信部の構成を示すブロ
ック図である。
【0103】図13(a)のI−Qマッピング回路13
01に入った情報信号は、I信号とQ信号に2分され
る。I信号とQ信号はそれぞれ並列化部1302で並列
化される。
【0104】並列化された信号は直交変調器1303で
直交変調され、加算器1304で加算される。そして加
算器1305で加算されると同時にフレーム・タイミン
グ生成部1306の指示する同期タイミングでガードイ
ンターバルが付加され出力するフレームが構成される。
【0105】出力信号は、D/A変換器1307でアナ
ログ信号に変換され、低域通過フィルタ1308と周波
数変換部1309と帯域通過フィルタ1310を通して
からアンテナ1311より送信する。
【0106】図13(b)のアンテナ1312で受信し
た信号は、送信前と逆の順番で帯域通過フィルタ131
3と周波数変換部1314と低域通過フィルタ1315
の順で通す。
【0107】クロック再生回路1316を伴うA/D変
換器1317でディジタル信号に変換された受信信号
は、フレーム・タイミング検出部1318の指示するタ
イミングに基づきガードインターバル除去部1319で
ガードインターバルが取り除かれる。
【0108】そして受信信号は、復調部1320で直交
検波され、それをフレーム周期期間に相当する期間だけ
積分器1321で積分される。積分結果は判定部132
2で最適な出力だけが取り出され、最後に並列−直列変
換器1323で直列信号に戻して情報信号とする。
【0109】中継局1202において、送信信号と受信
信号が特定期間ずれていれば、その差を利用して容易に
受信信号結果の中から自身の送信信号を除去できる。変
調・復調にフーリエ逆変換・フーリエ変換を用いるOF
DM方式において、フーリエ変換の積分期間を1フレー
ム期間と設定するならば、送信信号すなわち受信復調信
号出力は自ずと受信信号から少なくとも1フレーム遅れ
る。よってOFDM方式を採用することにより、中継局
1202は受信信号結果から自らの送信信号だけを除去
することができるので、基地局1201〜中継局120
2間及び中継局1202〜移動局1203間の交信に同
じ周波数を用いることができ、周波数帯の有効利用が図
れる。
【0110】またOFDM方式は、マルチパス・フェー
ジングに強いという利点も備えているので都合が良い。
【0111】図15は、図12におけるOFDM方式を
用いて基地局1201〜中継局1202間及び中継局1
202〜移動局1203間の交信に同じ周波数を用いる
場合の、中継局1202内部の構成概略を示すブロック
図である。
【0112】波形を1シンボル遅延させた信号をOFD
M方式で送信する場合、受信機系が同時に動作している
とすると、中継局受信入力には、中継すべき受信入力と
中継局出力の一部が入り、合成されて中継局の遅延作用
を得て中継局出力になる。この状態はIIR型ディジタ
ルフィルタそのものであり、遅延時間が周期に相当する
周波数をヌル周波数とする低域通過型フィルタとなって
しまう。
【0113】具体的に図15を用いて説明すると、送信
信号は積分器1321による1フレーム期間分の積分処
理によって受信信号よりも少なくとも1フレーム期間分
遅れる。この時中継局1202の受信系が動作している
と受信信号には送信信号の一部(図中のA)が含まれて
しまう。
【0114】そこで、中継局1202内部に送信信号減
算部1501を設け、受信してしまう送信信号(A)に
等しい量(−A)を予め減算しておく。これによって、
中継局1202は、受信してしまった自らの送信信号分
を相殺することができ、本来中継すべき信号だけを送受
信することができる。
【0115】図14(a)、(b)は、移動局の通信機
能を中継のために提供した分及び中継に伴う電力消費分
を、利用者への利用料金から軽減することで利用者に対
価を払うシステムの構成を示す模式図である。
【0116】図14(a)は、移動局1401が中継局
1402、1403を介して基地局1404と交信し、
通信を行っている状態を示している。基地局1404は
移動通信加入者交換機1405に接続され、更にその先
で移動通信中継交換機1406、信号中継局1407お
よびサービス制御局1408とつながる。
【0117】信号中継局1407は、位置情報データベ
ース1409とつながり、電源が入っている移動局がど
の基地局のサービスエリア内に位置するかを管理してい
る。また、サービス制御局1408は、加入者情報デー
タベース1410を有し、電話番号の管理や課金を行
う。
【0118】次いで図14(b)を用いて、課金すべき
移動局および減免すべき中継局を判断する方法を説明す
る。
【0119】基地局1404から移動通信加入者交換機
1405へのアップリンクUaからは、移動局1401
が通話したい相手局の電話番号「ABC−DEF−GH
IJKL」が読み取れなければならない。またそのダウ
ンリンクDaからは、移動局1401の電話番号「0A
0−123−12345」が読み取れなければならな
い。
【0120】まず中継局1403から基地局1404へ
のアップリンクU1からは、相手局電話番号「ABC−
DEF−GHIJKL」が読み取れる。また、基地局1
404から中継局1403へのダウンリンクD1では、
移動局1401の電話番号「0A0−123−1234
5」の末尾に延長子「−」を用いて「−2」を付加す
る。これは中継が二段階存在することを示している。
【0121】「0A0−123−12345−2」はダ
ウンリンクにおける間接アドレスであり、基地局140
4が解読すると、中継局1403の実番号「0A0−1
23−22222」と続く中継局1402の実番号「0
A0−123−11111」の2つが含まれていること
を読み取ることができる。
【0122】次いで、中継局1403と中継局1402
との間のアップリンクU2・ダウンリンクD2について
説明する。
【0123】アップリンクU2からは、相手局電話番号
「ABC−DEF−GHIJKL−1」を読み取ること
ができる。一方、ダウンリンクD2からは、移動局14
01の電話番号「0A0−123−12345−1」が
読み取れる。両者とも間接アドレスであり、基地局14
04で解読すると中継局1402と中継局1403の実
番号がわかる。
【0124】次いで中継局1402と移動局1401と
の間のアップリンクU3・ダウンリンクD3について説
明する。
【0125】アップリンクU3からは、相手局電話番号
「ABC−DEF−GHIJKL−2」を読み取ること
ができる。一方、ダウンリンクD3からは、移動局14
01の電話番号「0A0−123−12345」が読み
取れる。「ABC−DEF−GHIJKL−2」は間接
アドレスであり、基地局1404で解読すると中継局1
402、1403の実番号がわかる。
【0126】このように、直接の通信には間接アドレス
を用い、中継局となった移動局の実番号は網側の加入者
情報データベース1410で管理することで、どの移動
局が中継局機能を提供したかを網側で把握することで、
その利用者への課金を減算できる。
【0127】例えば、中継局機能を提供した移動局に
は、充電器から供給される電気料金も含め、時間当たり
の通話コストの1/10を対価として支払うものとする
と、一日の通話時間が3分×10回=30分の利用者の
場合、300分、つまり一日5時間中継局として提供し
利用されれば利用料金の課金が零となる。
【0128】このように金銭面でのインセンティブを用
意することで、利用者の移動局をネットワーク網の一部
として提供されることが促進でき、事業者は基地局設置
などのインフラ整備・投資を抑えながらネットワークの
拡大を図ることができる。
【0129】以上説明したように本発明の無線通信シス
テムは、郊外・遠隔地など基地局が充分に配置されてお
らずいずれの基地局のサービスエリアにも入らないため
に基地局と直接通信不可能な移動局を、他の移動局を中
継局として用いて基地局と通信させることができる。
【0130】また、都市部において建物の陰や内部など
電波の谷の部分に位置するので基地局との通信路が確保
できない移動局を、他の移動局を中継局として用いて基
地局と通信させることができる。
【0131】さらに、基地局のサービスエリア内に位置
するにも係わらずその基地局に収容能力を超えるアクセ
スがあり通信できない移動局を、他の移動局を中継局と
して用いて近接する他の基地局と通信させることができ
る。
【0132】また本発明では、利用者の移動局をネット
ワーク網の一部として利用するため、事業者は基地局設
置などのインフラ整備・投資を抑えつつ、移動通信サー
ビスエリアの拡大を図ることができる。
【0133】(実施の形態2)本実施の形態は、リアル
タイム性及び伝送速度向上のために、中継局において、
中継すべき情報の送受信を同一フレーム内で受信、送信
の順で行えるようにスロット割当を行うものである。
【0134】例えば、図8(b)に示すようなフレーム
構成においては、中継局806が移動局801からデー
タを受信するスロットの位置と、中継局806が基地局
807に送信するスロットの位置と、では送信スロット
の方が1フレーム内において時間的に前に位置するた
め、移動局801から受信した信号を次のフレームの送
信スロットまで待ってから基地局807に送信すること
になる。
【0135】図16は、図8(a)と同じ状況におい
て、スロットの割当を受信スロットの方が時間的に前に
なるようにし、伝送速度向上を図った場合の通信フレー
ム構成を示す模式図である。
【0136】基地局807からの信号を受信した中継局
806は、受信スロットと同じフレーム内の時間的に後
のスロットを用いて移動局801に送信する。
【0137】同様に、上り回線においても、移動局80
1からの信号を受信した中継局806は、受信スロット
と同じフレーム内の時間的に後のスロットを用いて基地
局807に送信する。
【0138】このように、中継局において上記フレーム
構成、すなわち1フレーム内においてデータを受信する
スロットの位置をデータを送信するスロットの位置より
も時間的に前に配置することにより、中継局で受信した
データを1フレーム内ですぐに送信することができる。
このため、システムにおいて伝送速度の向上を図ること
ができる。
【0139】なお、本実施の形態に係るフレーム構成
は、図17に示すように、スロットをさらに複数(図1
7では2つ)に分割し、その最小時間単位の小スロット
で時分割複信する場合にも適用することができる。すな
わち、1スロット内においてデータを受信する小スロッ
トの位置をデータを送信する小スロットの位置よりも時
間的に前に配置することにより、中継局で受信したデー
タを1スロット内ですぐに送信することができる。この
ため、システムにおいて伝送速度の向上を図ることがで
きる。
【0140】更に、本実施の形態に係るフレーム構成
は、図11(a)に示す場合にも適用することができ、
図11(b)に示したフレーム構成は、適用後、図18
に示すような構成になる。よって、移動局が2つの場合
にも適用できる。
【0141】このように、本実施の形態によれば、中継
局において、中継すべき情報の送受信を単位時間、例え
ば同一フレーム内や同一スロット内で受信、送信の順で
行うことにより、中継局における一時的格納が1フレー
ム分に及ぶことがなく、伝送速度が向上する。
【0142】(実施の形態3)本実施の形態は、伝送速
度向上のために、移動局が中継局として機能する場合の
中継機能の高速化のために、移動局が中継局として機能
し中継のために受信信号を高速に蓄積する際に、完全な
復号処理を行わずに蓄積するようにするものである。
【0143】すなわち、既に図16から図18に示した
ような中継を行う移動局が受信の直後に送信を行わねば
ならない状況下では、遅延の発生が多い復号部での信号
処理が伝送速度高速化の阻害となる。
【0144】本実施の形態では、復号までの処理を行わ
ず、復調、あるいは検波された出力を以て蓄積すること
によって、中継を行う移動局内での信号処理を低減し、
伝送速度の高速化を図るものである。
【0145】以下、図19から図22を用いて、本実施
の形態に係る移動局1901の構成について説明する。
本実施の形態に係る移動局1901は、DMA(Dir
ect Memory Access)を有し、中継局
として機能する際には、中継する信号を一時的にDMA
をバッファとして利用し保管するものである。
【0146】図19は、本実施の形態に係る移動局19
01の概略構成を示す要部ブロック図である。MAC/
DLC(Media Access Control
/Data Link Control)1902は、
無線媒体(Media)のアクセス制御とデータの受け
渡しを制御し、無線回線における情報を有線回線での情
報の形態に変換する。DMA1903は、中継する信号
を一時的に蓄積する。MAC/DLC1902の出力で
ある有線回線の情報は、情報インターフェイス部113
から、例えばイーサネット等を介して、例えばパソコン
等に送信される。
【0147】以下、図20から図22を用いて、本実施
の形態に係る移動局1901が中継局として機能する時
の一時的な蓄積の方法について説明する。図20から図
22は、それぞれ一時的に蓄積する情報の種類を変え、
信号処理を低減させ、伝送速度の向上を図るものであ
る。
【0148】図20は、移動局1901が中継局として
機能する場合において、受信した中継すべき信号を、す
べて復調し、更に有線回線での情報形態に変換してから
一時的に蓄積する場合の信号の流れを示す。
【0149】受信信号は、送受信部107によって受信
され、ベースバンド信号に変換され、A/D変換され
る。次いで、変復調部106によって復調処理が行わ
れ、MAC/DLC1902によって有線回線での情報
形態に変換され、有線系データとしてDMA1903に
よって一時的に蓄積される。
【0150】図21は、移動局1901が中継局として
機能する場合において、受信した中継すべき信号を、す
べて復調してから一時的に蓄積する場合の信号の流れを
示す。
【0151】受信信号は、送受信部107によって受信
され、ベースバンド信号に変換され、A/D変換され
る。次いで、変復調部106によって復調処理が行わ
れ、無線回線における復調処理後のデータとしてDMA
1903によって一時的に蓄積される。よって、図21
の場合は、図20の場合より必要な信号処理が低減する
ため、伝送速度が向上する。
【0152】図22は、移動局1901が中継局として
機能する場合において、受信した中継すべき信号を、復
調処理を行わずに復調前ベースバンド信号の状態で一時
的に蓄積する場合の信号の流れを示す。
【0153】受信信号は、送受信部107によって受信
され、ベースバンド信号に変換され、A/D変換され
る。このA/D変換後のベースバンド信号が、復調処理
を行わずに、DMA1903によって一時的に蓄積され
る。よって、図22の場合は、図21の場合より必要な
信号処理が低減するため、伝送速度が向上する。
【0154】このように、本実施の形態によれば、中継
局となる移動局が、中継のために一時的に情報を蓄積す
る際に完全な復調を行わずに蓄積するため、信号処理を
低減させることができ、伝送速度が向上する。なお、図
20から図22までのルートの選択については、伝送速
度や伝搬環境などの種々の要因により適宜設定する。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局装置を増設せずに通信可能エリアを広げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信システム
の構成概略を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る基地局と中継局と移動局
の交信状態を説明するための模式図
【図3】上記実施の形態に係る移動局が中継局を介して
基地局と通信する時の通信フレームを示す模式図
【図4】上記実施の形態に係る移動局が中継局を介して
基地局と通信する時の通信フレームを示す模式図
【図5】上記実施の形態に係る移動局が中継局を介して
基地局と通信する時の通信フレームを示す模式図
【図6】上記実施の形態に係る移動局が中継局を介して
基地局と通信する時の通信フレームを示す模式図
【図7】上記実施の形態に係る移動局が中継局を介して
基地局と通信する時の通信フレームを示す模式図
【図8】(a)上記実施の形態に係る移動局が近接する
他のサービスエリアの基地局と通信を行う状況を示す模
式図 (b)上記実施の形態に係る基地局・中継局・移動局の
図8(a)時の通信フレームを示す模式図
【図9】(a)上記実施の形態に係る移動局が複数の中
継局を介して基地局と通信を行う状況を示す模式図 (b)上記実施の形態に係る基地局・中継局・移動局の
図9(a)時の通信フレームを示す模式図
【図10】(a)上記実施の形態に係る中継局が複数の
移動局の送受信データを基地局へ中継する状況を示す模
式図 (b)上記実施の形態に係る中継局が図10(a)時に
複数の通信スロットを用いる場合の通信フレームを示す
模式図
【図11】(a)上記実施の形態に係る中継局が複数の
移動局の送受信データを基地局へ中継する状況を示す模
式図 (b)上記実施の形態に係る中継局が図11(a)時に
一つの通信スロットを分割して用いる場合の通信フレー
ムを示す模式図
【図12】上記実施の形態に係る基地局〜中継局間及び
中継局〜移動局間の交信に同じ周波数を用いる状況を示
す模式図
【図13】(a)上記実施の形態に係る基地局・中継局
・移動局のOFDM方式を採用した場合の送信部の構成
を示すブロック図 (b)上記実施の形態に係る基地局・中継局・移動局の
OFDM方式を採用した場合の受信部の構成を示すブロ
ック図
【図14】(a)上記実施の形態に係る無線通信システ
ム全体の概要を示す模式図 (b)上記実施の形態に係る中継局機能を提供した移動
局を管理する方法を示す模式図
【図15】上記実施の形態に係る中継局内の送信信号減
算部の働きを示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態2に係る基地局及び中継
局及び移動局の通信フレームを示す模式図
【図17】上記実施の形態に係る基地局及び中継局及び
移動局がスロットを分割して通信する場合の通信フレー
ムを示す模式図
【図18】上記実施の形態に係る基地局及び中継局及び
二つの移動局がスロットを分割して通信する場合の通信
フレームを示す模式図
【図19】本発明の実施の形態3に係る移動局の概略構
成を示す要部ブロック図
【図20】上記実施の形態に係る移動局が中継局として
機能する場合の信号の流れを示す模式図
【図21】上記実施の形態に係る移動局が中継局として
機能する場合の信号の流れを示す模式図
【図22】上記実施の形態に係る移動局が中継局として
機能する場合の信号の流れを示す模式図
【符号の説明】
101 基地局 102 中継局 103 移動局 106 変復調部 108 アンテナ 301 アクセス用スロット 303 メッセージ用スロット 1302 並列化部 1303 直交変調器 1306 フレーム・タイミング生成部 1410 加入者情報データベース 1501 送信信号減算部 1902 MAC/DLC 1903 DMA

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局装置と直接無線通信を行う送受信
    手段と、前記基地局装置の通信エリア外に位置する他の
    移動局装置と直接通信し前記基地局装置と前記他の移動
    局装置とのデータ送受信の中継を行う中継送受信手段
    と、を具備することを特徴とする移動局装置。
  2. 【請求項2】 前記中継送受信手段は、前記送受信手段
    の使用時間外にのみ動作し、前記送受信手段の使用時間
    外に前記中継送受信手段によるデータ送受信の中継が可
    能であることを前記基地局装置に通知する、ことを特徴
    とする請求項1記載の移動局装置。
  3. 【請求項3】 前記中継送受信手段は、異なる通信スロ
    ットを使用して、同時に複数の他の移動局装置と前記基
    地局装置とのデータ送受信の中継を行うことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の移動局装置。
  4. 【請求項4】 前記中継送受信手段は、同一通信スロッ
    トを分割使用して、同時に複数の他の移動局装置と前記
    基地局装置とのデータ送受信の中継を行うことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の移動局装置。
  5. 【請求項5】 前記中継送受信手段は、まず、基地局と
    フレーム同期を確立した後、他の移動局とのフレーム同
    期を取ることを特徴とする請求項1記載から請求項4の
    いずれかに記載の移動局装置。
  6. 【請求項6】 前記中継送受信手段は、各通信フレーム
    内に設けられたアクセス用スロットのパターンを検出す
    ることにより、フレーム同期を取ることを特徴とする請
    求項5記載の移動局装置。
  7. 【請求項7】 通信可能な基地局装置がない場合に、通
    信可能な請求項1又は請求項2記載の移動局装置を探索
    し、探索した移動局装置を中継して他の基地局装置との
    通信を行うことを特徴とする移動局装置。
  8. 【請求項8】 移動局装置と直接無線通信を行う送受信
    手段と、通信エリア外に位置する他の移動局装置と直接
    通信し前記他の移動局装置とのデータ送受信の中継を行
    う移動局装置を探索する探索手段と、探索した移動局装
    置を中継して他の移動局装置との通信を行うことを特徴
    とする基地局装置。
  9. 【請求項9】 基地局装置と移動局装置とが直接無線通
    信を行う一方、前記無線通信時間外に、前記移動局装置
    は前記基地局装置に対してデータ送受信の中継が可能で
    あることを前記基地局装置に通知し、前記基地局と前記
    移動局装置との間に通信回線を確立しフレーム同期を取
    った後、前記移動局装置と前記基地局装置の通信エリア
    外に位置する他の移動局装置とが直接通信し前記基地局
    装置と前記他の移動局装置とのデータ送受信の中継を行
    う、ことを特徴とする中継無線送受信方法。
  10. 【請求項10】 前記基地局装置と前記他の移動局装置
    との間に複数の移動局装置を中継局として介在させ、前
    記複数の移動局装置間で順次フレーム同期を取り、前記
    基地局装置と前記他の移動局装置との通信を行うことを
    特徴とする請求項9記載の中継無線送受信方法。
  11. 【請求項11】 前記移動局装置は、前記基地局装置及
    び前記他の移動局装置との間のデータ送受信の際に直交
    周波数分割多重処理を行うことを特徴とする請求項9又
    は請求項10記載の中継無線送受信方法。
  12. 【請求項12】前記直交周波数分割多重処理は、前記移
    動局装置からの送信成分を受信成分から除去した信号に
    対して行われることを特徴とする請求項11記載の中継
    無線送受信方法。
  13. 【請求項13】 中継局機能を提供した場合に、通常の
    通話について発生する課金を減算することを特徴とする
    請求項9から請求項12いずれかに記載の中継無線送受
    信方法。
  14. 【請求項14】 前記中継送受信手段は、中継データを
    受信する通信スロットが、特定の単位時間内において、
    中継データを送信する通信スロットよりも前に設けられ
    るようにスロットを割り当てることを特徴とする請求項
    1から請求項7のいずれかに記載の移動局装置。
  15. 【請求項15】 前記中継送受信手段は、同一通信スロ
    ットを分割使用して、同一通信スロット内で中継データ
    の送受信を行うことを特徴とする請求項1から請求項7
    又は請求項14のいずれかに記載の移動局装置。
  16. 【請求項16】 前記中継送受信手段は、中継データを
    受信してから送信するまでの間に前記中継データを蓄積
    する蓄積部を有し、この蓄積部は受信され有線回線で送
    受信される情報形態に変換された中継データを蓄積する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7又は請求項14
    又は請求項15のいずれかに記載の移動局装置。
  17. 【請求項17】 前記中継送受信手段は、中継データを
    受信してから送信するまでの間に前記中継データを蓄積
    する蓄積部を有し、この蓄積部は受信され復調された中
    継データを蓄積することを特徴とする請求項1から請求
    項7又は請求項14から請求項16のいずれかに記載の
    移動局装置。
  18. 【請求項18】 前記中継送受信手段は、中継データを
    受信してから送信するまでの間に前記中継データを蓄積
    する蓄積部を有し、この蓄積部は受信されベースバンド
    信号に変換された中継データを蓄積することを特徴とす
    る請求項1から請求項7又は請求項14から請求項17
    のいずれかに記載の移動局装置。
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