JP2012105036A - 無線通信システム、無線端末及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】子無線端末の識別番号の基づいて下りリンクの周波数を親無線端末が決定し子無線端末に割り当てキャリア情報を知らせる必要があるため、割り当てキャリア情報を知らせるために使用する特別な周波数が必要である。
【解決手段】受信待ち受けする場合に、余り算出手段6は自局の機器IDを「chgの数」で割った余りを算出し、制御手段7は算出した余りに対応したchgの周波数チャンネルを記憶手段5から演算し、受信手段2はその周波数チャンネルで待ち受けを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、1台の親無線端末と複数の子無線端末から構成される無線システムにおいて、前記親無線端末と前記子無線端末との間で無線通信を行う無線通信システムに関するものである。
電池駆動される子無線端末を有する無線システムにおいて、前記子無線端末の電力消費を抑えるために前記子無線端末は間欠受信待ち受けすることが一般に用いられる。子無線端末が間欠受信待ち受けする無線通信システムとして、親無線端末が定期的にビーコン信号を送信し、前記ビーコン信号を子無線端末が定期的に受信し、前記親無線端末の時計に自局の時計を合わせ、所定のタイミングで前記親無線端末からのポーリングデータを受信待ち受けするいわゆる同期方式と呼ばれる無線通信システムが子無線端末の省電力化に有効である。
このような同期方式の無線通信システムにおいて子無線端末が親無線端末宛にデータを送信する場合は、親無線端末が受信待ち受けしているタイミングで所定の周波数を用いて無線送信する。親無線端末が受信待ち受けしているタイミングにおいてはすべての子無線端末は受信待ち受けする必要はなく待機状態になっている。
一方親無線端末から特定の子無線端末にデータを送信する場合には、前記特定の子無線端末が受信待ち受けしているタイミングで親無線端末は所定の周波数を用いで無線送信する。そして子無線端末の台数が多くなった場合、前記特定の子無線端末が受信待ち受けしているタイミングで複数の子無線端末が前記親無線端末からのデータ送信を受信待ち受けしている状況が発生する。
このような状況が発生すると子無線端末は親無線端末からの自局宛でない他子無線端末あてのデータ送信電波を受信し、自局宛でないと判定するまで受信を継続することになり消費電力が増大するという課題があった。前記課題を解決するために親無線端末及び子無線端末間の通信に複数の周波数を使用することが考えられる。
複数の周波数を無線通信システムに用いた例として特許文献1に示すものがある。特許文献1によれば、下りリンクのシステム帯域を基本周波数で分割して複数の下りリンクのキャリア要素を構成し、上りリンクのシステム帯域を基本周波数で分割して複数の上りリンクのキャリア要素を構成し、親無線端末および子無線端末は、前記下りリンクのキャリア要素と前記上りリンクのキャリア要素とを相互に対応させて通信を行うことが示されている。
また特許文献2には、複数のキャリアを用いて下り通信を行うシステムにおいて移動局群の呼び出し信号と該呼び出し信号を送信するキャリアとを対応付けること及び自局の識別番号に基づいて自局の属する移動局群を算出することが示されている。
特開2010−109488号公報 特開2007−312134号公報
しかしながら、特許文献1は単に上りリンクの周波数と下りリンクの周波数を対応させることが示されているだけであり、具体的な対応のさせ方についての詳細な記述はない。
特許文献2においては自局の識別番号に基づいて自局の属する移動局群を算出し、下りリンクの周波数と対応させることが示されているが、移動局群と下りリンクの周波数の対応は無線アクセスネットワーク装置が行い、無線アクセスネットワーク装置は移動局群割り当てキャリア情報を送信し、移動局に対して下りリンクの周波数情報を知らせる必要があった。なお特許文献2における移動局は本願発明でいう子無線端末、無線アクセスネットワーク装置は本願発明でいう親無線端末に相当するものである。
以上のように従来の方法では、子無線端末の識別番号の基づいて下りリンクの周波数を親無線端末が決定し子無線端末に割り当てキャリア情報を知らせる必要があるため、前記割り当てキャリア情報を知らせるために使用する特別な周波数が必要であるという課題があった。
さらに識別番号をどのように下りリンクの周波数と対応させるかについての具体的な方法についての記述に欠けるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成、方法により前記割り当てキャリア情報を知らせるために使用する特別な周波数を不用としかつ周波数を効率的に下りリンクに対応させることができる無線通信システム及びプログラムを提供することを目的とする。
親無線端末と複数の子無線端末とで構成される無線通信システムであって、前記親無線端末から前記子無線端末宛の下り通信に用いる周波数は、前記子無線端末に特有の数字Mを用い、前記数字Mを所定の数字Nで割り算をした余りRを計算し、前記Rに対応させた周波数としたことを特徴とした無線通信システムとそれを構成する無線通信装置である。
そして、無線通信装置は、前記余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、前記記憶手段から呼び出した前記余りRに対応する周波数で受信待ち受けする受信手段とを有しているため、親無線端末から下りリンクで使用する周波数を知らせるための特別な周波数を必要とせず、かつ周波数を効率的に下りリンクに対応させることができることとなる。
本発明の無線通信システム、無線通信装置、及びプログラムを用いることにより、周波数を効率的に下りリンクに対応させることができることとなる。
本発明の第一の実施の形態における無線通信システムの構成図 本発明の第一の実施の形態における無線通信システムに用いる無線通信装置の構成図 本発明の第一の実施の形態における無線通信システムに用いる周波数チャンネルを示す図 本発明の第一の実施の形態におけるスロット構成を示す図 本発明の第一の実施の形態における各無線端末間のスロット関係を示す図 本発明の第一の実施の形態におけるリンク接続信号の信号フォーマットを示す図 本発明の第一の実施の形態における子無線端末の受信キャリアセンスタイミングを示す図 本発明の第一の実施の形態におけるデータ通信用信号の信号フォーマットを示す図 本発明の第一の実施の形態におけるデータ通信用信号に含まれるルート情報の構成を示す図
第1の発明は、親無線端末と複数の子無線端末とで構成される無線通信システムであって、親無線端末から子無線端末宛の下り通信に用いる周波数は、子無線端末ごとに固有に定められた数字Mを用い、数字Mを所定の数字Nで割り算した余りRを計算し、Rに対応させた周波数とするものである。
そして、簡単な構成、方法により無線端末から下りリンクで使用する周波数を知らせるための特別な周波数を必要とせず、かつ周波数を効率的に下りリンクに対応させることができることとなる。
第2の発明は、特に第1の発明において、親無線端末からの信号を無線中継する複数の中継無線端末を有し、複数の中継無線端末宛の下り通信に用いる周波数と、子無線端末宛の下り通信に用いる周波数を異なるように構成したものである。
そして、前記余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、前記記憶手段から呼び出した前記余りRに対応する周波数で受信待ち受けする受信手段とを有しているため、親無線端末から下りリンクで使用する周波数を知らせるための特別な周波数を必要とせず、かつ周波数を効率的に下りリンクに対応させることができる子無線端末を実現することができる。
第3の発明は無線端末に関するものであって、通信先無線端末に対して固有に定められた数字Mを所定の数字Nで割り算をした余りRを計算する余り算出手段と、余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、記憶手段から呼び出した余りRに対応する周波数で無線送信する送信手段とを備えるものである。
そして、前記余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、前記記憶手段から呼び出した前記余りRに対応する周波数で受信待ち受けする受信手段とを有しているため、子無線端末に下りリンクで使用する周波数を知らせるための特別な周波数を必要とせず、かつ周波数を効率的に下りリンクに対応させることができる親無線端末を実現することができる。
第4の発明は無線端末に関するものであって、自局に対して固有に定められた数字Mを所定の数字Nで割り算をした余りRを計算する余り算出手段と、余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、記記憶手段から呼び出した余りRに対応する周波数で受信待ち受けする受信手段とを備えるものである。
そして、中継無線端末宛の下り通信と、子無線端末宛の下り通信を異なる周波数に構成しているため、子無線端末が自局宛のでない無線電波を電波ありと誤検出してしまう確率を低くでき、消費電力の増大を防ぐことができる。
第5の発明は、無線通信システム或いは無線通信装置の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの
配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1は本発明の無線通信システムの一例を示す図である。図1を参照しながら、本発明の無線通信システムの動作の概要について説明する。親無線端末101は子無線端末102、103、104とは直接通信を行うことができるが、子無線端末202等とは電波状況が悪く直接通信を行うことができない。そこで中継無線端末201を介して子無線端末202、203、204と通信を行う。さらに子無線端末302、303、304とは、中継無線端末201を経由し、さらに中継無線端末301を経由して通信を行う。そして親無線端末101からはビーコン信号と呼ばれる時計あわせのための信号が定期的に送信され、親無線端末に直接つながる子無線端末102や中継無線端末201等は前記ビーコン信号を定期的に捕捉し、親無線端末101の時計と同期を取る。ここで親無線端末101を上位機器、上位機器である親無線端末101に直接つながる子無線端末102や中継無線端末201を下位機器と定義する。
以下同様に、子無線端末202等に対しては、中継無線端末201が親無線端末として働き中継無線端末201が時計あわせのためのビーコン信号を定期的に送信し、中継無線端末201に直接つながる子無線端末202や中継無線端末301等は前記ビーコン信号を定期的に捕捉し、中継無線端末201の時計と同期を取る。上位機器は中継無線端末201であり、下位機器は中継無線端末201に直接つながる子無線端末202や中継無線端末301等である。
図2は本発明の無線通信装置の一例であり、図1の無線通信システムの親無線端末や中継無線端末、子無線端末に用いることのできる無線通信装置である。なお、図2に示す無線通信装置の構成は、親無線端末、中継無線端末、子無線端末すべてに適用されてもよい。また、親無線端末は送信手段を備えるが受信手段を備えない構成としてもよい。また、子無線端末は受信手段を備えるが送信手段を備えない構成としてもよい。
図2において1はアンテナ、2は受信手段、3は周波数制御手段、4は送信手段、5は記憶手段、6は余り算出手段、7は制御手段である。ビーコン信号の送受信はあらかじめ決められたビーコン送受信専用の周波数チャンネルを用いて行われる。後に詳しく説明するリンク接続及びデータ通信に用いる周波数チャンネルは図3(A)に示す表に基づいて決定される。図2及び図3(A)を参照しながらリンク接続及びデータ通信に用いる周波数チャンネルの決定方法について説明する。
使用可能な周波数チャンネルはch1からch16までの16個の周波数チャンネルとする。例えばch1は429.0125MHz、ch16は429.2MHzであり、その間を12.5kHz間隔でチャンネルを配置している。そして、上記周波数チャンネルを2つずつのチャンネルにグループ分けする。例えばチャンネルグループ(以下chgと略称する)1はch1とch9で構成される。図3(A)はchgと周波数チャンネルとの対応表であり、記憶手段5に記憶されている。
図1に示す親無線端末、中継無線端末、子無線端末はそれぞれお互いの機器を識別するための機器識別符号(以下機器IDと呼ぶ)を有している。例えば図1において親無線端末101の機器IDは101、子無線端末102の機器IDは102、中継無線端末20
1の機器IDは201である。以下無線端末***の機器IDは***であるとする。そして受信待ち受けする場合は、余り算出手段6は自局の機器IDを「chgの数」で割った余りを算出し、制御手段7は算出した余りに対応したchgの周波数チャンネルを記憶手段5を用いて演算し、受信手段2はその周波数チャンネルで待ち受けを行う。
図3(A)は、上記「余り」と「chg」と「周波数チャンネル」の対比表である。図3(A)の例ではchgは0から7までの8個であるので機器IDを8で割った余りを算出する。図1の例で言えば、親無線端末101からの下りリンクでリンク接続要求を受信待ち受けする子無線端末102は機器ID102を8で割った余りが6であるので図3の(A)の対応表よりchg6で受信待ち受けを行う。同様に中継無線端末201はchg1、子無線端末103はchg7、子無線端末104はchg0で受信待ち受けを行う。一方、親無線端末101が上りリンクを受信待ち受けする場合も同様に、自局の機器ID101を「chgの数=8」で割った余り5を算出し、余り5に対応したchg5で受信待ち受けを行う。従ってリンク接続したい相手局に対して無線送信する場合は、相手局の機器IDを「chgの数=8」で割った余りに対応したchgの2つのチャンネルのうちのどちらかでリンク接続要求を行うことになる。
例えば機器IDの下1桁に対応してchgを割り当てる方法の場合、図3の(A)に示すようにchgが8個しかない場合は、機器IDの下1桁の0〜7を対応するchgに振り分け、機器IDの下1桁が8、9の場合は例えばchg0、chg1にそれぞれ振り分けることになり、chg0とchg1の負担が大きくなる。これに対して上記説明したごとく、相手局の機器IDを「chgの数=8」で割った余りに対応したchgを使用する本発明の方法は、特定の周波数チャンネルに負担をかけることなく周波数チャンネルを均等に使用することができるという大きなメリットがある。
さらに詳細に本発明の無線通信システムの動作について説明する。図1に示す本発明の無線通信システムは、時間軸上を複数のスロットに分割して通信を行う構成である。図4(a)は図1の無線通信システムで用いられる基本スロット構成を示す。基本スロットはT1秒で構成され、この基本スロットが時間軸上で繰返される。基本スロット長T1は例えば2秒である。基本スロットはさらに下位スロットと上位スロットの2つのスロットで構成されている。下位スロット長と上位スロット長はそれぞれT1の半分の時間である。下位スロットは下位機器と通信を行うためのスロット、上位スロットは上位機器と通信を行うためのスロットである。下位スロットがさらにスロット31とスロット32とスロット33の3つのスロットに分割されている。スロット31はビーコン送信用スロット(BT)、スロット32はリンク接続用スロット(L)、スロット33はデータ通信用スロット(D)である。同様に上位スロットもさらにスロット34とスロット35とスロット36の3つのスロットに分割されている。スロット34はビーコン受信用スロット(BR)、スロット35はリンク接続用スロット(L)、スロット36はデータ通信用スロット(D)である。
上位機器はスロット31のビーコン送信用スロット(BT)を用いて定期的にビーコン信号を送信する。ビーコン信号はビーコン送信用スロット(BT)で必ず送信するようにしてもよいし、複数スロットごとに送信するようにしても良い。ビーコン信号をビーコン送信用スロット(BT)が2つ毎に送信するように設定すれば、T1=2秒としてビーコン送信間隔は4秒となる。
下位機器はスロット34のビーコン受信用スロット(BR)において定期的に上位機器からのビーコン信号を受信する。ビーコン信号を受信する間隔はビーコン信号の送信間隔の整数倍に設定することができる。例えばビーコン送信間隔2秒の256倍に設定すれば、ビーコン受信間隔=8分32秒である。
スロット32とスロット35のリンク接続用スロット(L)は、上位機器と下位機器がリンク接続のための通信を行うスロットである。スロット33とスロット36のデータ通信用スロット(D)は、上位機器と下位機器がリンク接続後にデータのやり取りを行うための通信を行うスロットである。
スロット32及びスロット35のリンク接続用スロット(L)は図4(b)に示すようにスロット37とスロット38の2つのスロットから構成されている。スロット37は下位発呼用スロット、スロット38は上位応答/上位発呼用スロットである。下位発呼用スロットとは、下位機器からリンク接続を行いたいときに下位機器がリンク接続要求信号を送信するためのスロットである。上位応答/上位発呼用スロットとは、下位機器からのリンク接続要求信号に対して上位機器が応答を返すためのスロット、あるいは上位機器からリンク接続を行いたいときに上位機器がリンク接続要求信号を送信するためのスロットである。T2は下位発呼用スロット37のスロット長、T3は上位応答/上位発呼用スロット38のスロット長である。
図5は親無線端末101と中継無線端末201と中継無線端末301と子無線端末302の間のスロット位置関係を示す図である。同図(a)は親無線端末101の管理するスロット、(b)は中継無線端末201が管理するスロット、(c)は中継無線端末301が管理するスロット、(d)は子無線端末302が管理するスロットを示す。図5のスロットにおいてスロット43に示すように「下」という表記は図4(a)の下位スロットをさしている。同様にスロット44に示すように「上」という表記は図5(a)の上位スロットをさしている。基本スロット42は下位スロット43及び上位スロット44で構成される基本スロットを示している。そして基本スロットには1から256までのスロット番号が順番に付与され、スロット番号256の次にはスロット番号1に戻る。
図5において41はビーコン信号を示している。図5においてビーコン信号は1つ置きの基本スロットの下位スロット中のビーコン送信用スロットから送信される。従ってビーコン送信間隔T5=2×T1である。T1=2秒とすれば、T5=4秒である。親無線端末101より送信されるビーコン信号は中継無線端末201で定期的に受信される。中継無線端末201では親無線端末101のスロット番号1から送信されるビーコン信号41を受信するように構成されている。ビーコン信号41にはスロット番号1に対応したビーコン番号1が乗っている。そして中継無線端末201でビーコン番号1のビーコン信号41を受信すると親無線端末101の基本スロット番号1の下位スロットの先頭位置を中継無線端末201の基本スロット番号255の上位スロットの先頭位置となるようにスロットを構成しなおす。そして中継無線端末201は親無線端末101と同様に奇数番目の基本スロット番号のところでビーコン信号を送信する。以下同様の動作で下位機器は上位機器の基本スロット番号1から送信されるビーコン信号を受信し、上位機器のタイミングに同期して自局のスロットを構成しなおす。上位機器のビーコン信号を受信する間隔T4は基本スロット256個ごとであるので、T4=8分32秒である。図5においてスロットを黒く塗っている上位スロットの中のビーコン受信用スロット(BR)でビーコン受信を行っている。なお子無線端末302につながる下位機器はないためビーコン信号の送信は行わない。
さらに詳しく説明すると、中継無線端末201は親無線端末101から送信されるビーコン番号1のビーコン信号41を中継無線端末201のスロット番号255で受信し、中継無線端末201のスロット番号1からビーコン番号1のビーコン信号46を送信する。親無線端末101のスロット番号3から送信されるビーコン信号45は中継無線端末201のスロット番号1の上位スロットのタイミングで送信されていることになる。すなわち中継無線端末201は、親無線端末101がビーコン信号45を送信する直前である中継
無線端末201のスロット番号1の下位スロットのビーコン送信用スロット31(図4を参照)でビーコン信号を送信する。同様に中継無線端末301は、中継無線端末201が送信するビーコン信号46の直前である中継無線端末301のスロット番号255の下位スロットのビーコン送信用スロット31でビーコン信号を送信する。以上のように上位の中継無線端末或いは親無線端末が送信するビーコン信号の直前のスロット位置で下位の中継無線端末はビーコン信号を送信する。
親無線端末101が子無線端末302にデータを送りたい場合について説明する。中継無線端末201及び301はすべての上位スロット中の上位発呼用スロット38(図4参照)で受信キャリアセンス動作を行っている。受信キャリアセンス動作とは、受信レベルが所定のレベル以上であるかどうかを検出し、前記所定のレベル以下であれば受信キャリアセンス動作を中止し待機状態に移行する。前記所定レベル以上であれば上位機器からのリンク接続信号の受信を行う。従って親無線端末101は子無線端末302宛のデータ送信要求が例えばスロット番号5の時間で発生した場合、スロット番号6の下位スロット中の上位発呼用スロット38でリンク接続信号を送信する。
中継無線端末201はスロット番号4の上位スロット中の上位発呼用スロット38で受信キャリアセンスを行っており、親無線端末101からの前記リンク接続信号をキャリアセンスした後受信することとなる。
前記リンク接続信号の電文フォーマットを図6(a)に示す。リンク接続信号はn個の繰返しフレーム51〜56と本体フレーム57より構成されている。図6(b)は前記繰返しフレームの構成を示す。繰返しフレームは、ビットのサンプリング位置を決めるためのビット同期信号58、フレームに含まれるデータの先頭を検出するためのフレーム同期信号59、各種制御情報が乗っている制御信号60と機器を識別するための識別符号(以下IDと呼ぶ)を短縮した簡易ID61から構成されている。IDは例えば64ビットであり、簡易IDは前記IDを4分割した16ビットである。そして前記IDを4分割したうちのどの16ビットを簡易ID61としたかという情報は制御信号60に乗っている。繰返しフレーム長はT6である。従ってn個の繰返しフレーム長T7は、T7=n×T6である。そして繰返しフレーム51〜56には繰返しフレーム番号が1〜nまで付与され、制御信号60に前記繰返しフレーム番号が乗っている。繰返しフレームは図6(a)に示すように大きな繰返し番号の繰返しフレームから送信され、1つづつ繰返しフレーム番号がディクリメントしていき、本体フレームの直前の繰返しフレーム番号は1である。
図7は受信キャリアセンスタイミングを説明するための図である。図7(a)は上位機器から送信されるリンク接続信号である。図6(b)は上位機器から送信されるリンク接続信号を受信キャリアセンスする下位機器のキャリアセンスタイミングを示す図である。図6(b)の(b−1)は上位機器と下位機器の時計がずれていない場合、(b−2)は上位機器の時計に対して下位機器の時計が進んでいる場合、(b−3)は上位機器の時計に対して下位機器の時計が遅れている場合を示している。70は下位機器の上位発呼用スロットの先頭位置を示す。71は下位機器の受信キャリアセンスタイミングを示す。受信キャリアセンスタイミングは上位発呼用スロットの先頭位置70からT8=T7/2に設定される。このように設定すれば上位機器と下位機器の時計ずれΔTが−T8<=ΔT<=T8の範囲であれば、図7(b)に示すようにリンク接続信号の繰返しフレーム1〜nまでのどこかで受信キャリアセンスを行い、本体フレームを受信することができる。
上位機器と下位機器の時計の最大相対誤差を±100ppmとし、下位機器が図5に示すようにT4=512秒ごとに時計あわせを行うとすると最大±51.2ms、お互いの時計がずれることになる。従ってT8>=51.2msになるようにリンク接続信号の繰返しフレーム送信回数nを設定すれば受信失敗になることはない。しかしながら図5にお
いて親無線端末101で子無線端末302宛のデータ送信要求が例えばスロット番号5の時間に発生した場合、スロット番号6の下位スロット中の上位発呼用スロット38でリンク接続用信号を送信する。中継無線端末201はスロット番号4の上位スロット中の上位発呼用スロット38で受信キャリアセンスを行っており、親無線端末101からの前記リンク接続信号をキャリアセンスした後受信することとなるが、下位機器である中継無線端末201はビーコン信号41のタイミングで時計あわせを行っているため、スロット番号4の位置では時計誤差はほとんどない。従ってリンク接続信号の繰返しフレームの送信回数が51.2msを考慮した回数送信することは無駄が多く、消費電力を増大させてしまう。そこでビーコン信号41で時計あわせを行った時間から計測して受信キャリアセンスを行うタイミングまでの時間に応じてリンク接続信号中の繰返しフレームの送信回数を可変にする。例えばビーコン信号41で時計あわせを行った時間から計測して受信キャリアセンスを行うタイミングまでの時間はスロット番号と相関があるため、スロット番号によってリンク接続信号中の繰返しフレームの送信回数を可変にする。親無線端末101がスロット番号xでリンク接続信号を送信する場合は、親無線端末101はT7>=x/256×(±51.2ms)となるように繰返しフレーム送信回数を設定する。スロット番号4の位置でリンク接続信号を送信する場合は、T7>=±0.8msであるので、繰返しフレーム長T6が0.8msより長い場合は、繰返し送信回数は1回以上でよい。
繰返しフレームの送信回数を可変にした場合、図7における時間T7も可変になる。従って受信キャリアセンスタイミングであるT8が固定であると親無線端末101と中継無線端末201との間の時計誤差ΔT=0の場合にT7のセンターにキャリアセンスタイミング71がこないこととなる。これは時計誤差ΔTが正の場合と負の場合で誤差範囲の許容に差があることを意味しており好ましくない。そこで時計誤差ΔT=0の場合にキャリアセンスタイミング71がT7のセンターに来るように受信キャリアセンスタイミング時間T8が、T8=T7/2となるようにT7に連動してT8を可変にする。T7はスロット番号より知ることができる。すなわち受信キャリアセンスを行うスロット番号位置が親無線端末101のスロット番号に換算した場合にxであったとする。この場合リンク接続信号のT7はT7>=x/256×(±51.2ms)であることが分かる。
上記においてT8をスロット番号により可変する例を説明した。T8を固定値にし、代わりに図7(a)に示すリンク接続信号の送信開始位置を可変にすることができる。上位機器からのリンク接続信号は図4(a)のスロット32の中の上位発呼用スロット38の中で送信されるが、リンク接続信号の送信を開始するタイミングをスロット番号によって可変にする。スロット番号が大きくなるとT7が大きくなるのでリンク接続信号の送信を開始するタイミングを早くしてT7のセンターが受信キャリアセンスタイミング51の位置に来るようにする。
上記説明した動作により親無線端末101のスロット番号5で発生したデータ通信要求は、親無線端末101のスロット番号6で中継無線端末201とリンク接続及びデータ通信を行い中継無線端末201にデータを伝送する。中継無線端末201は同様の動作で中継無線端末201のスロット4で親無線端末101より受信したデータをスロット5で中継無線端末301に伝送する。中継無線端末301はスロット3で中継無線端末201からのデータを受信する。子無線端末302は電力削減のため4スロット毎に受信キャリアセンスを行っている。子無線端末302が受信キャリアセンスを行っているスロット番号は親無線端末101より送信され中継無線端末201及び中継無線端末301で中継伝送される子無線端末302宛の信号に含まれるルート情報に乗っている情報から知ることができる。ルート情報の詳細については後述する。ここでルート情報を解析した結果、子無線端末302が受信キャリアセンスを行っているスロット番号は1、5、9・・・・であったとする。従って中継無線端末301は子無線端末302が受信キャリアセンスで待ち受けている子無線端末302のスロット番号5に対応する中継無線端末301のスロット
番号7の下位スロットでリンク接続信号及びデータを送信する。中継無線端末301が子無線端末302とリンク接続を行う動作も図7で説明した動作と同じである。
次に子無線端末302より親無線端末101にデータを送りたい場合について説明する。下位機器から上位機器への送信が発生した場合、下位機器は上位機器が送信するビーコン信号を受信し、前記ビーコン信号が受信されたビーコン受信用スロット34(図4参照)の直後のリンク接続スロット35中の下位発呼用スロット37で図5に示すリンク接続信号を送信する。以下具体的に説明する。
子無線端末302は中継無線端末301のビーコン信号を受信する動作を行う。中継無線端末301からのビーコン信号は2スロット毎=4秒毎に送信されているので、子無線端末302はデータ送信の要求が発生してから4秒以内に中継無線端末301のビーコン信号を受信することができる。例えば子無線端末302のスロット番号252のところでデータ送信要求が発生した場合、中継無線端末301からのビーコン番号255のビーコン信号47を子無線端末302のスロット番号253で受信し、受信したビーコン番号255のビーコン信号47で時計あわせを行い、子無線端末302のスロット番号253の上位スロット48の中の図4に示すリンク接続用スロット35の位置を補正してリンク接続信号を中継無線端末301に送信し、リンク接続動作を行う。中継無線端末301では、中継無線端末301のスロット番号255の下位スロットで子無線端末302とリンク接続動作を行うことになる。子無線端末302から中継無線端末301へのリンク接続信号の送受信動作についても図7で説明した動作と同じである。そしてリンク接続信号の構成は図7(a)に示す信号と同じであるが時計誤差がほとんどないため繰返しフレームの送信回数は少なくてよい。そしてリンク接続完了後、子無線端末302はリンク接続を行った同じ上位スロットの中のデータ通信用スロット36で親無線端末101宛の信号を送信する。そして中継無線端末301は上記子無線端末302に対応する下位スロットの中のデータ通信用スロット33で上記親無線端末101宛の信号を受信する。
次に中継無線端末301は中継無線端末201が送信するビーコン信号46を中継無線端末301のスロット番号255で受信し、受信したビーコン信号46で時計あわせを行い、中継無線端末301のスロット番号255の上位スロットの中の図4に示すリンク接続用スロット35の位置を補正してリンク接続信号を中継無線端末201に送信し、リンク接続動作を行う。中継無線端末201では、中継無線端末201のスロット番号1の下位スロットで中継無線端末301とリンク接続動作を行うことになる。そしてリンク接続完了後、中継無線端末301はリンク接続を行った同じ上位スロットの中のデータ通信用スロット36で親無線端末101宛の信号を送信する。そして中継無線端末201は上記中継無線端末301に対応する下位スロットの中のデータ通信用スロット33で上記親無線端末101宛の信号を受信する。
同様に中継無線端末201は親無線端末101が送信するビーコン信号45を中継無線端末201のスロット番号1で受信し、受信したビーコン信号45で時計あわせを行い、中継無線端末201のスロット番号1の上位スロットの中の図4に示すリンク接続用スロット35の位置を補正してリンク接続信号を親無線端末101に送信し、リンク接続動作を行う。親無線端末101では、親無線端末101のスロット番号3の下位スロットで中継無線端末201とリンク接続動作を行うことになる。そしてリンク接続完了後、中継無線端末201はリンク接続を行った同じ上位スロットの中のデータ通信用スロット36で親無線端末101宛の信号を送信する。そして親無線端末101は上記中継無線端末201に対応する下位スロットの中のデータ通信用スロット33で上記親無線端末101宛の信号を受信する。
上記説明したように、下位機器のビーコン信号送信のすぐ後のスロットで上位機器のビ
ーコン信号が送信されるため、子無線端末302に発生した親無線端末101宛の信号を親無線端末101まで中継伝送するにあたり、大きく遅延することなく効率的に中継伝送することができる。
さて上記説明した図1に示す無線通信システムにおいて、子無線端末302の電源がONされ、図1の無線通信システムに参入する動作について説明する。子無線通信端末302は所定の時間受信動作を行い、ビーコン信号の受信を行う。前記所定時間内に複数のビーコン信号を受信した場合、受信したビーコン信号の受信レベル及び前記受信したビーコン信号を送信している中継無線端末の中継段数情報を用いてどのビーコン信号に自局の時計を合わせるかを決定する。図1の例では子無線端末302は中継無線端末301のビーコン信号を受信して時計合わせを行い、前記ビーコン信号に続くリンク接続スロット35(図4参照)の中の下位発呼用スロット37で図6(a)に示すリンク接続信号を中継無線端末301宛に送信する。繰返しフレーム数は5である。そして上位応答用スロット38で中継無線端末301からのリンク接続を許可する応答信号を受信する。ここまでの動作で中継無線端末301と子無線端末302の間でリンク接続が確立した。次に子無線端末302は最終宛先として親無線端末101宛の参入要求信号を図4に示すデータ通信用スロット36でリンク接続が確立している中継無線端末301宛に上記参入要求信号を送信し中継を依頼する。図8にデータ通信用スロット36で送受信される信号のフォーマットを示す。すなわち子無線端末302は図8(a)に示すデータ通信用信号を中継無線端末301に送信する。ここで中継無線端末301に送信される信号のリンク相手のID83は中継無線端末301のID、自局IDは子無線端末302のIDである。制御信号82はリンク相手のID83からレイヤ3フレームの最終までの信号長の情報が入っている。従って制御情報82を受信解析することによりどこまでの信号を受信したらよいか知ることができる。
レイヤ3フレーム85の構成を図8(b)に示す。レイヤ3フレーム85は最終宛先まで中継伝送されるフレーム信号である。すなわち図1に示す子無線端末302から送信されたレイヤ3フレーム85は中継無線端末301及び中継無線端末201を中継経由して親無線端末101に送られる。認証コード86はレイヤ3フレーム85が正規のフレームであるかどうかをチェックするためのコードである。ルート情報87には子無線端末302から親無線端末101までのルート情報が中継無線端末301及び201で作成され親無線端末101に送られる。レイヤ3ID88には最初の送信元である子無線端末302のIDが入る。アプリケーションデータ89は親無線端末101に伝送したいアプリケーションに関係したデータである。
図9にルート情報87の構成を示す。ルート情報87は8バイトで構成され、最初の1バイト目から7バイト目までは子無線端末302から親無線端末101までの中継ルート上にある中継無線端末の情報が入る。子無線端末302は自局の属する中継無線端末301宛に図7に示すデータ通信用信号を送信する。このときルート情報87の8バイト目であるスロット位置の所に子無線端末302が中継無線端末301からの信号を受信待ち受け、すなわち受信キャリアセンスしているスロット位置情報91が入る。スロット位置情報91は8ビットで構成されている。
スロット位置情報91の各ビットの意味について説明する。ビットD5〜D4の2ビットは図2に示す無線通信システム内の中継無線端末及び子無線端末の間欠受信周期mを示しているが、通常中継無線端末の場合はm=1、すなわちすべてのスロットで受信待ち受けしている。m=2の場合は2スロット毎に受信待ち受けしていることを示す。ビットD3〜D0の4ビットはセンターポーリング、すなわち上位機器である中継無線端末からの信号を受信待ち受けするスロット位置番号xを示す。スロット位置番号xとは、以下に定義する基準スロット番号から数えて(x−1)番目のスロットであることを示している。
ここでx=1〜間欠受信周期mの範囲である。基準スロット番号の定義は次の通りである。
基準スロット番号=a×m+1
ここでa=0〜(スロット数255/間欠受信周期m)までの整数である。
すなわち基準スロットは図4に示すスロット番号1、m+1、2×m+1・・・・とmスロット毎に存在する。従って受信待ちうけしているスロット番号yは「受信待ち受けしているスロット番号y=基準スロット番号+スロット位置番号x−1」である。そして子無線端末302はスロット位置情報91で子無線端末の間欠受信周期mとスロット位置番号xの2つの情報を親無線端末101に送信し、親無線端末101において子無線端末302のルート情報テーブルを作成する。間欠受信周期mは無線通信システムにおいて共通の値を用いることが望ましいが、各子無線端末毎に異なってもかまわない。スロット位置番号xは各子無線端末が任意に設定する。子無線端末302で作成するルート情報87はスロット位置情報91だけであり、1バイト目から7バイト目までの中継無線端末情報には「0x00」を挿入する。なお送信元が中継無線端末の場合は「0xFF」を入れる。このような子無線端末における間欠受信待ち受けタイミングであるスロット位置情報97の作成及び送信は図2における制御手段7により行われる。
スロット位置を参入時に子無線端末302が決定する利点は、親無線端末101宛に参入要求信号を送信した後、親無線端末101からの参入許可信号を受信する間欠受信待ち受けスロットを自分で決めているため、子無線端末302は前記間欠受信待ち受けスロットまで待機状態で待つことができる。
ルート情報の管理の概要について説明する。子無線端末は自局の属する中継無線端末のスロット位置情報だけを管理する。中継無線端末は自局の直下にいる中継無線端末をテーブルとして管理し、テーブル番号と前記自局の直下にいる中継無線端末との対応が取れるように管理している。親無線端末は子無線端末のスロット位置情報及び前記子無線端末までのルートに存在する中継無線端末のテーブル番号情報を管理している。以下詳細に中継無線端末情報について説明する。
中継無線端末情報のバイトの構成を図9の90に示す。中継無線端末情報90のビット構成について以下説明する。D7は上位機器から下位機器への通信の場合と下位機器から上位機器への通信の場合で意味合いが違ってくる。上位機器から下位機器への通信の場合はテーブル番号の削除要求の有無を示し、削除要求は親無線端末が行う。下位機器から上位機器への通信の場合は各中継無線端末が保有するテーブルが満杯かどうかを識別する識別子である。D6も上位機器から下位機器への通信の場合と下位機器から上位機器への通信の場合で意味合いが違ってくる。上位機器から下位機器への通信の場合は「0」固定、下位機器から上位機器への通信の場合は直下の中継無線端末がテーブルになく、今回初めてテーブルに登録した中継無線端末であるかどうかの識別子である。D5〜D0の6ビットは中継ルートにある中継無線端末が管理する直下の中継無線端末のテーブル番号を示す。管理できるテーブル番号は63までである。テーブル番号「0」を除いて、テーブル番号「1」〜「63」までの63個の中継無線端末を管理することができる。
子無線端末302からのルート情報87を受信した中継無線端末301は受信したルート情報87の自局の段数目に相当するバイトを解析する。中継無線端末301は2段目であるので2バイト目を解析し、解析結果が「0x00」であれば送信元は中継無線端末301に属する子無線端末202、203、204のいずれかからの中継要求と解釈する。前記解析結果が「0xFF」であれば送信元は中継無線端末401であると解釈する。そして子無線端末202、203、204からの中継要求であれば、テーブル番号「0」を
自局の属する段数目のバイト、すなわち2バイト目のD5〜D0に設定する。図1の例では子無線端末302からの中継要求であるので2バイト目のD5〜D0にテーブル番号「0」を設定する。
仮に解析結果が「0xFF」であれば中継要求は中継無線端末からと判断し、前記中継無線端末に対応するテーブル番号を自局の属する段数目のバイトのD5〜D0に設定する。中継要求が中継無線端末からであるにも関わらず、自局が管理するテーブルに前記中継端末情報がない場合は、前記テーブルに前記中継無線端末を登録し、登録したテーブル番号を自局の属する段数目のバイトのD5〜D0に設定する。
以上説明したルート情報87は中継無線端末301から中継無線端末201に伝送される。そして中継無線端末201においても中継無線端末301と同じルート情報87の解析作成処理を行い、中継無線端末201の属する1段目に対応する1バイト目のD5〜D0に中継無線端末301に対応するテーブル番号を設定し、親無線端末101に作成したルート情報87を送信する。
中継無線端末201及び中継無線端末301において子無線端末間欠受信待ち受けタイミングであるスロット位置情報91を含めたルート情報87の解析及び作成は図2における制御手段7で行われる。
親無線端末101では前記ルート情報87を解析することにより、子無線端末302までの中継ルートを知ることができる。すなわち、ルート情報87の1バイト目には中継無線端末201が管理する中継無線端末301のIDに対応したテーブル番号があり、ルート情報87の2バイト目のテーブル情報はテーブル番号「0」であるので送信元が子無線端末であることを示している。そしてルート情報87の8バイト目に送信元である子無線端末の間欠受信周期mとスロット位置番号xの情報がある。送信元である子無線端末302のIDは図8のレイヤ3ID88から知ることができる。親無線端末101において中継端末情報90の解析及び作成は図2における制御手段7で行われ、子無線端末における間欠受信待ち受けタイミングであるスロット位置情報97の作成及び送信は図2における制御手段7により行われる。そしてスロット位置情報97及び中継端末情報90を含むルート情報87に関わる情報は制御手段7に記憶される。
以上説明したように親無線端末101は図1に示す無線通信システムに属するすべての子無線端末までのルート情報を子無線端末が参入時に親無線端末101に送信する信号に含まれるルート情報87から知ることができ、ルート情報のテーブルを作成することができる。
次に親無線端末101から子無線端末302にポーリングデータを送る場合について説明する。親無線端末101は自局の有するルート情報のテーブルを参照し子無線端末302までの中継ルート及び子無線端末302の間欠受信周期m及びスロット位置番号xを含むルート情報87を作成する。そして下位スロットのリンク接続スロット中の上位発呼用スロット37で中継無線端末201宛に図6に示すリンク接続信号を送信する。中継無線端末201はすべての上位発呼用スロットで間欠受信待ち受けしているので親無線端末101から自局宛のリンク接続信号を受信することができる。そして中継無線端末201はデータ通信用スロット36で親無線端末101から送信される図8に示すデータ通信用信号を受信し、レイヤ3フレーム85に含まれるレイヤ3ID88を確認し、自局宛でなければ中継要求であるとして、ルート情報87の1バイト目(図9のバイト構成90参照)を解析する。1バイト目のD5〜D0ビットに書かれているテーブル番号が「0」であれば、自局の直下に属する子無線端末宛であることを示すが、今回は子無線端末302宛の信号であるため1バイト目のD5〜D0ビットに書かれているテーブル番号は中継無線端
末301のIDが記載されているテーブル番号である。従って中継無線端末201は1バイト目のD5〜D0ビットに書かれているテーブル番号から自局の保有するテーブルを参照し、次の中継先である中継無線端末301のIDを知ることができる。そして中継無線端末201は親無線端末101と同様な手順で中継無線端末301とリンク接続を行い、中継無線端末301にデータ通信用信号を中継送信する。中継無線端末301は上記説明した中継無線端末201と同様な解析動作を行い、ルート情報87の2バイト目のD5〜D0ビットに書かれているテーブル番号を確認する。2バイト目のD5〜D0ビットに書かれているテーブル番号は「0」であるので自局の直下の子無線端末宛であると認識する。そして前記自局の直下の子無線端末のIDは受信したデータ通信用信号中に含まれるレイヤ3ID88によって分かる。レイヤ3ID88には最終宛先である子無線端末302のIDが書かれている。そしてルート情報87の8バイト目のスロット位置情報91を解析し、子無線端末302の間欠受信周期m及びスロット位置番号xを知ることができる。すでに説明したように間欠受信周期m及びスロット位置番号xより子無線端末302が間欠受信待ち受けしているスロットを計算し、そのスロットで中継無線端末301は子無線端末302とリンク接続を行い、データ通信用信号を中継送信する。レイヤ3フレーム85は親無線端末101で作成され中継無線端末201及び301では何ら変更されずにそのまま子無線端末302に中継伝送され、子無線端末302は親無線端末101からのアプリケーションデータ89を受け取ることができる。
以上説明したように、子無線端末の受信待ち受けスロット情報は親無線端末より通信時に信号に乗せて送られてくるので、中継無線端末は自局の直下の中継無線端末だけを管理するテーブルを持つだけでよく、自局の直下の子無線端末の情報を一切持つ必要がない。従って自局の直下に属する子無線端末の端末数に制限を設ける必要がない。逆に言えば自局の持つテーブルを小さくできる。
さらに親無線端末101においても子無線端末までのルート情報を格納するテーブルを小さくできる。例えば親無線端末101は直下の中継無線端末201のIDを管理する必要はあるが、直下でない中継無線端末301のIDを直接管理する代わりに中継無線端末201が管理している中継無線端末301のテーブル番号を管理すればよい。各中継無線端末が管理する最大の中継無線端末数を63とすれば必要とするテーブル数63であり、テーブル番号は6ビットの情報で充分である。従って中継無線端末1つあたり、64ビットの管理が6ビットの管理で済むことになる。
またデータ通信用信号に乗せられるルート情報として中継ルートの中継無線端末のIDではなく前記IDに対応したテーブル番号であるため、ルート情報のバイト数を小さくできる。例えば、各中継無線端末が管理する最大の中継無線端末数を63とすれば6ビットの情報で1段あたりの中継ルートを設定できる。一般に無線端末を指定するためのIDは64ビットのように多くのビット数を必要とする。従ってルート情報として中継ルートの中継無線端末のIDを送る方法ではルート情報が非常に大きくなり通信に無駄が生じる。これに対して本実施例で示したテーブル番号をルート情報として伝送する方法によればルート情報を小さくでき、効率的な通信を行うことができる。
本実施例では親無線端末101が子無線端末302のスロット位置情報を記憶管理しているが、中継無線端末301が管理することもできる。その場合は、中継無線端末301のテーブルが大きくなるがルート情報87の8バイト目のスロット位置情報が不要となる利点がある。
なお、本実施例の説明において、親無線端末、中継無線端末、子無線端末と3種類の端末を前提に説明したが、子無線端末と中継無線端末の関係で見れば、中継無線端末は親無線端末である。
以上説明したように、本実施の形態では上りリンクと下りリンクの時間スロットが異なるため、親無線端末101とリンクしている中継無線端末及び子無線端末は、親無線端末101宛の信号を誤検出することはない。しかしながら親無線端末101が例えば子無線端末303に宛てた信号は図4のリンク接続スロット35で親無線端末101とリンクしているすべての中継無線端末及び子無線端末が同じ時間スロットで受信待ち受けしている。従って親無線端末101とリンクしているすべての中継無線端末及び子無線端末が同一のchgで受信待ち受けしていると、上記親無線端末101が子無線端末303に宛てた信号を親無線端末101とリンクしているすべての中継無線端末及び子無線端末が信号検出を行い、自局宛でないと判断するまで受信を継続することになり無駄に電力を消費することとなる。本発明はリンク接続受信を行う端末毎に異なるchgを割り振る構成にしているため、親無線端末101が送信する他局宛のリンク接続信号を検出してしまう確率は小さくなり、無駄な受信による電力消費を抑えることができる。
さらに親無線端末101に直接接続される子無線端末に比べ中継無線端末201を介して接続される子無線端末が多い場合、中継無線端末201宛ての下りリンク通信が多くなる。すると中継無線端末201と同じchgであるchg1を使用する子無線端末(図1には示していないが機器ID105の子無線端末)は、中継無線端末201宛ての親無線端末101からの下りリンク通信を受信してしまうことになりchg1を下りリンク通信に用いる子無線端末の消費電力が他の子無線端末に比べ極端に増えてしまうことが考えられる。そこで中継無線端末が受信に使用するchgと子無線端末が受信に用いるchgを分ける方法が考えられる。
図3の(B)は中継無線端末と子無線端末の受信に用いるリンク通信のchgを別々にした例を示す。図3(B)の(1)は中継無線端末が受信に用いるchgの例である。中継無線端末には8個のchgのうちの5個が割り当てられている。従って中継無線端末の機器IDを「5で割った余り」を求め、それぞれ余り0〜4をchg0〜chg4に対応させている。一方子無線端末の受信に用いるchgの割り当て表を図3(B)の(2)に示す。子無線端末には8個のchgのうちの中継無線端末に割り振らなかった3個を割り当てる。従って子無線端末の機器IDを「3で割った余り」を求め、それぞれ余り0〜2をchg5〜chg7に対応させている。中継無線端末に割り振るchgの数と子無線端末に割り振るchgの数は中継無線端末の下にぶら下がる子無線端末の数によってシステムごとに最適になるよう割り振ればよい。
図3に示すchgと余りの対比表はリンク接続に用いる例として説明した。そしてリンク接続後のデータ通信用スロット(D)(図4の33或いは36)で送受信に用いるchgはリンク接続に用いたchgとは別のchgを用いても良いが本実施例ではリンク接続のchgとデータ通信に用いるchgは同一のchgを使用している。さらに言えば、リンク接続要求を行った周波数chで以降のリンク接続応答やデータ通信を行う。例えば親無線端末101から子無線端末102に対してリンク接続要求を行う場合について考える。親無線端末101はchg6のうちのch7或いはch15を用いてリンク接続要求を送信する。例えばch7で送信した場合、以降のデータ通信もch7で行う。そして子無線端末102はリンク接続要求の受信はすでに述べたように電波の有無を検出するキャリア検出をch7及びch15で行いキャリア検出したchで受信を開始する。親無線端末101からのリンク接続要求を受信した子無線端末102はデータ通信用スロット(D)(図4の36)でリンク接続信号を受信したch7でキャリアの有無を検出する動作を省略して待ち受け受信する。リンク接続要求信号と同一の周波数chを用いて以降の通信を行う理由は以降の通信において第3者にリンク接続で用いた周波数chを使用される可能性が低いこと及びキャリアの有無を検出する動作を省略して待ち受け受信することができるため不要なヘッダーを負荷する必要がないため電文長を短くでき消費電力を抑えること
ができるためである。
なお本実施例では、請求項における無線端末に特有の数字Mが機器IDであり、所定の数字Nが中継無線端末或いは子無線端末に割り振る受信chg数である。特有の数字Mは機器IDにこだわるものではなく製造番号に対応した数字であっても良い。所定の数字Nは本実施例では8であるが、例えば19のように10或いは16を超える値であっても良い。
以上のように本発明にかかる無線通信システム、無線通信装置、及びプログラムは、無線端末から下りリンクで使用する周波数を知らせるための特別な周波数を必要とせず、かつ周波数を効率的に下りリンクに対応させることができる無線通信システムを提供できる。
1 アンテナ
2 受信手段
3 周波数制御手段
4 送信手段
5 記憶手段
6 余り算出手段
7 制御手段
101 親無線端末
201、301、401 中継無線端末
102〜104、202〜204、302〜304 子無線端末

Claims (5)

  1. 親無線端末と複数の子無線端末とで構成される無線通信システムであって、
    前記親無線端末から前記子無線端末宛の下り通信に用いる周波数は、前記子無線端末ごとに固有に定められた数字Mを用い、前記数字Mを所定の数字Nで割り算した余りRを計算し、前記Rに対応させた周波数としたことを特徴とした無線通信システム。
  2. 前記親無線端末からの信号を無線中継する複数の中継無線端末を有し、
    前記複数の中継無線端末宛の下り通信に用いる周波数と、前記子無線端末宛の下り通信に用いる周波数を異なるように構成したことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 通信先無線端末に対して固有に定められた数字Mを所定の数字Nで割り算をした余りRを計算する余り算出手段と、
    前記余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、
    前記記憶手段から呼び出した前記余りRに対応する周波数で無線送信する送信手段と、
    を備える無線端末。
  4. 自局に対して固有に定められた数字Mを所定の数字Nで割り算をした余りRを計算する余り算出手段と、
    前記余りRに対応する周波数を格納する記憶手段と、
    前記記憶手段から呼び出した前記余りRに対応する周波数で受信待ち受けする受信手段と、
    を備える無線端末。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の無線通信システム或いは無線通信装置の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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