JP2000030817A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2000030817A
JP2000030817A JP10197339A JP19733998A JP2000030817A JP 2000030817 A JP2000030817 A JP 2000030817A JP 10197339 A JP10197339 A JP 10197339A JP 19733998 A JP19733998 A JP 19733998A JP 2000030817 A JP2000030817 A JP 2000030817A
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Shigeo Yamada
重雄 山田
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UERUZU CTI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーンイン用ICソケット 【解決手段】ベース部材12の支持台部14に収容され
るコンタクト18に、IC8の電極ランド6に接触する
接点部18bとこの接点部に近接させた肩部18dとを
形成し、IC8を載置してこの支持台部14に対して移
動可能なフローティングプレート22の挿通孔24に、
このフローティングプレートが浮上位置から降下位置に
移動するときに、コンタクトの肩部18dを側方に付勢
する押圧部86を形成し、フローティングプレート22
を降下位置に移動させてIC8を搭載するときに、挿通
孔24内の押圧部86により肩部18dを介して接点部
18bを側方に移動させ、IC8の電極ランド6を払拭
するICソケット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバーンイン
装置等の試験装置にICを設置するソケットボードに装
着され、一方の面に多数の電極を配置したICを搭載す
るためのICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】ICを単体でバーンインし、短期間で初
期不良を強制的に引き起こすことにより、初期不良を持
っているICをスクリーニングすることが一般的に行わ
れるようになってきている。このようなICのバーンイ
ンは、多数のICソケットを装着したソケットボードあ
るいはバーンインボードと称される基板にICを搭載
し、これらのICを搭載した基板をバーンイン装置にセ
ットすることにより、行われている。バーンイン装置
は、ICを例えば125℃前後の高温状態におき、基板
およびICソケットを介して定格電圧/信号の1.2か
ら1.6倍程度のレベルで印加する。このようにICを
単体でバーンインすることにより、初期不良を持ってい
るICを判別して予め排除することができ、ICを実装
した高価な基板毎にバーンインするよりもコストを安価
に押さえることができる。
【0003】バーンインするICは、各電極をICソケ
ットの対応するコンタクトに合わせ、この後、ICの電
極をICソケットのコンタクトに押圧することにより、
互いに電気的に接続する。そして、バーンイン試験終了
後にCソケットからICを取外す。このため、ICの電
極とICソケットのコンタクトとは、互いに接触するだ
けで電気的に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ICのパッケ
ージが小型化し、更に集積度が高まるにつれ、ICの電
極も小さくなり、高密度化する。このようなICの電極
とICソケットのコンタクトとの間に酸化物あるいは不
純物等の異物が介在すると、電気的な接続が不良とな
り、正確な検査を行うことができない。特に、一方の面
に多数の電極をグリッド状に配置したICの場合は、こ
れらの電極を目視できないため、ICソケットのコンタ
クトとの接触状態を確認することが困難である。本発明
はこのような事情に基づいてなされたもので、特に、一
方の面に多数の電極を配置したICを簡単かつ確実に電
気的に接続することのできる簡単な構造で安価なICソ
ケットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ICを
試験装置に設置するソケットボードに装着され、一方の
面に多数の電極を配置したICを搭載するためのICソ
ケットであって、ICを支える支持台部を第1面から突
出させ、反対側の第2面をソケットボードに取付けられ
るベース部材と、このベース部材から延出されかつソケ
ットボードを介して試験装置に電気的に接続されるテー
ル部と、支持台部から突出する接点部とをそれぞれが有
し、ベース部材内のコンタクト装着孔内に収容されて試
験装置とICとを電気的に接続する多数のコンタクト
と、前記支持台部上に配置され、この支持台部に近接し
かつ内部に形成した各挿通孔からコンタクトの接点部を
突出させる降下位置と、支持台部から離隔しかつコンタ
クトの接点部を挿通孔内に引込める浮上位置との間を、
ICを直接載置して移動可能なフローティングプレート
とを備え、前記コンタクトは、接点部に近接した位置に
形成される肩部を有し、前記フローティングプレートの
挿通孔は、浮上位置から降下位置に移動するときに、コ
ンタクトの肩部を付勢し、前記ICの電極を配置した面
に沿う方向に接点部を移動する押圧部を有し、この接点
部の移動により、ICの電極表面を払拭可能である、I
Cソケットが提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1から図4は、本発明の好まし
い実施の形態によるICソケット10を示し、図5は、
このICソケット10に搭載するIC8を示す。本実施
の形態によるICソケット10は、オープントップタイ
プのソケットとして形成してあり、IC8を、上方から
取付けおよび取外しするのに適している。また、このI
Cソケット10に搭載されるIC8は、図5に示すよう
な一方の面に多数の平坦な電極ランド6をグリッド状に
配置した平坦なパッケージ構造を有するのものが特に適
している。
【0007】ICソケット10は、ソケットボードある
いはバーンインボード等の図示しない基板に取付けられ
るベース部材12を備える。このベース部材12は、上
側の第1面からIC8を載置する支持台部14を突出さ
せ、反対側の第2面で基板に取付けられる。図3に示す
ように、第2面からは、基板上に位置決めするための突
片16が突出する。
【0008】図3に示すように、ベース部材12は、支
持台部14を貫通する多数のコンタクト18を有する。
これらのコンタクト18は、例えばリン青銅あるいはベ
リリウム銅等の弾力性および導電性に優れた板材から形
成され、下端側のテール部18aをベース部材12の第
2面から突出させ、上端側の接点部18bを支持台部1
4から上方に突出させている。テール部18aは、ベー
ス部材12に対して移動可能なロケータ20で案内さ
れ、図示しない基板のはんだパッドに整合される。ま
た、接点部18bは、フローティングプレート22を貫
通する。これらのコンタクト18の詳細については、後
述する。
【0009】フローティングプレート22は、図1に示
すように、コンタクト18の接点部18bを挿通する多
数の挿通孔24を有し、4つの角部から下側ガイド壁2
6と上側ガイド壁28とがそれぞれ下方および上方に延
びる。下側ガイド壁26は、後述するように、このフロ
ーティングプレート22が上下動する際に支持台部14
の角部に沿って案内し、また、上側ガイド壁28は、上
端側が上方に向けて広がる傾斜部を有し、IC8の角部
を案内する。各挿通孔24は、IC8の電極ランド6に
対応して配置され、各コンタクト18の接点部18bを
それぞれの対応した電極ランド6に確実に整合させるた
め、電極ランド6の径よりも僅かに小さく形成されてい
る。
【0010】フローティングプレート22の長手方向の
両端部には、このフローティングプレート22を上下動
するためのリンク機構30が設けられている。このリン
ク機構30で上方に移動されると、このフローティング
プレート22は、接点部18bを挿通孔24内に収容す
る収容位置に配置され(図3の(A))、支持台部14
に向けて下方に移動されると、接点部18bをフローテ
ィングプレート22から上方に突出させた降下位置に配
置される(図3の(B))。各端部のリンク機構30は
互いに同様に形成してある。
【0011】図1および図2に示すように、このリンク
機構30は、フック状に湾曲した同一形状の2つのリン
ク部材32を備え、これらの各リンク部材を互いに逆向
きに配置した対称構造を有する。各リンク部材32は、
内端側に形成した2つの孔と外端側に形成した1つの孔
との合計3つの孔を有し、これらの3つの孔の内の各端
部に形成された2つの孔34,36は長円形に形成さ
れ、内端側に配置された残りの1つの孔38は円形に形
成されている。この円形の孔38は、支持台部14すな
わちベース部材12から突出する支持軸40に回動可能
に嵌合される。一方、内端部の長円形の孔34は、フロ
ーティングプレート22から突出する係合軸42に緩く
嵌合され、外端部の長円形の孔36は、長い駆動ロッド
44の端部に緩く嵌合される。この駆動ロッド44は、
フローティングプレート22の長手方向に沿って延設さ
れており、それぞれ、駆動部材であるカバー部材50に
装着されている。符号46は、各リンク部材32の外端
側を移動自在に収容するために、このカバー部材50の
長手方向端部に形成されたスロットを示す。本実施の形
態では、4つのこのようなスロット46がカバー部材5
0に形成されている。
【0012】カバー部材50は、ベース部材12の外周
部と重なる外形形状を有し、図1および図3の(A)に
示すようにベース部材12の上側の第1面に当接した近
接位置と、図2と図3の(B)とに示すように、ベース
部材12の上面から離隔した離隔位置との間を、ベース
部材12に対して平行移動することができる。このた
め、本実施の形態のカバー部材50は、4つの角部に設
けられたそれぞれ同一構造の装着装置52(図3の
(B))でベース部材12に装着されている。
【0013】図3に示すように、装着装置52は、カバ
ー部材50をベース部材12から離隔する方向に付勢す
るばね54と、これらのカバー部材50とばね54とベ
ース部材12とを貫通するロッド56と、このロッド5
6の両端部に取付けられたストッパ58とを有し、本実
施の形態では、このストッパ58は、ロッド56の端部
に形成された溝に嵌合するEリングあるいはCリングで
形成されている。これらのロッド56は、カバー部材5
0を上下方向に貫通する段付き構造のロッド孔60(図
2)に挿通され、ばね54は、このロッド孔の下方に形
成された拡径部に収容されており、したがって、ロッド
56とばね54とは、コンパクトな同軸状配置となって
いる。ベース部材12に形成されたロッド孔62(図
2)は、下端部にストッパ58を収容するための拡径部
を有する。
【0014】更に、駆動部材50と支持台部14との間
には、IC8を支持台部12上のフローティングプレー
ト22に押圧する一対のプレッシャパッド70が配置さ
れている。これらのプレッシャパッド70は、支持台部
14の両側に配置されており、この支持台部14と一体
構造の支柱部64に対して枢軸ピン66で枢着された枢
着部72と、IC8を押圧する押圧部74とを有する
(図3)。本実施の形態では、各プレッシャパッド70
の枢着部72は、長手方向に沿って配置された2つの支
柱部64間に配置され、枢軸ピン66がこれらの2つの
支柱部64と枢着部72とを貫通しており、この枢軸ピ
ン66を中心として、IC8を支持台部14あるいはフ
ローティングプレート22に押圧する押圧位置(図2,
図3および図4の(B))と、IC8をこの支持台部1
4に対して近接自在とする開放位置(図1,図3および
図4の(A))との間を回動することができる。このた
め、各プレッシャパッド70は、連動装置を介してカバ
ー部材50と連結されている。
【0015】本実施の形態における連動装置は、プレッ
シャパッド70の支柱部64に臨む部位でかつ枢着部7
2よりも外方すなわちカバー部材50側に形成されたガ
イド溝76と、カバー部材50から突出する短い駆動ピ
ン78(図2および図3)とを有する。各プレッシャパ
ッド70には、長手方向の両端部に2つのガイド溝76
が形成されており、図2に最もよく示すように、カバー
部材50から突出する駆動ピン78が、これらのガイド
溝76に沿って移動することができる。本実施の形態で
は、4つの駆動ピン78がカバー部材50から突出す
る。なお、上述とは逆に、これらの駆動ピン78をプレ
ッシャパッド70に設け、ガイド溝76をカバー部材5
0に設けてもよいことは明らかである。
【0016】図3および図4は、このようなICソケッ
ト10に取付けられて、IC8をバーンイン試験装置に
電気的に接続するコンタクト18の詳細を示す。このコ
ンタクト18は、下方にテール部18aを延出させる細
長い平板状の主部18cと、この主部18cと上方の接
点部18bとの間で板厚方向に傾斜した状態に折曲げ形
成された肩部18dとを有する。テール部18aは、主
部18cよりも幅狭に形成されており、テール部18a
と主部18bとの間には、係止用段部18eが形成され
る(図4の(B)参照)。
【0017】このコンタクト18は、ベース部材12の
支持台部14を上下方向に貫通する装着孔80内に装着
される。この装着孔80は、図3に示すように、コンタ
クト18の板厚方向には、ほぼ一定の大きさに形成さ
れ、、板幅方向には、図4の(B)に示すように、段部
84が形成され、この段部84により、コンタクト18
が係止用段部18eを介して支えられている。
【0018】コンタクト18の接点部18bおよび肩部
18dを挿通するフローティングプレート22の挿通孔
24は、コンタクト18の板厚方向に沿う寸法を、IC
8側よりも支持台部14側でより大きく形成してあり、
この挿通孔24の軸方向に沿う中間部位には、フローテ
ィングプレート22が支持台部14に向けて移動すると
きにコンタクト18の肩部18dを板厚方向に付勢する
押圧部86が形成されている。この押圧部86は、接点
部18bが挿通孔24から突出した状態でコンタクト1
8の肩部18dと係合する位置に形成してある。
【0019】本実施の形態では、この押圧部86は、挿
通孔24の内面の一部を形成する傾斜面で形成されてい
る(図4の(A))。また、コンタクト18の板厚方向
に沿う挿通孔24の大きさは、IC8の電極ランド6の
径よりも小さく形成されている。しかし、この挿通孔2
4は、この接点部18bの板厚方向寸法よりも十分大き
く、したがって、フローティングプレート22が支持台
部14に向けて降下位置に移動される際に、接点部18
bは、後述するように、挿通孔24内を板厚方向に移動
し、電極ランド6の表面部を払拭するワイピング作用を
行うことができる。更に、挿通孔24を電極ランド6の
径よりも小さく形成することにより、接点部18bをI
C8の電極ランド6に対して正確な位置に配置し、電極
ランド6との接続を確実にすることができる。
【0020】次に、このICソケット10の作用につい
て説明する。このICソケット10は、バーンイン装置
の基板に実装される。IC8をこのICソケット10に
取付ける場合は、図示しないバーイン装置のローディン
グ装置等をICソケット10の上方から降下させ、図1
および図3の(A)に示す位置にカバー部材50を押圧
する。カバー部材50は装着装置52のばね54を圧縮
し、下端部をベース部材12の第1面に当接させる。駆
動ロッド44は、各リンク部材32の外端部を押し下
げ、支持軸40を中心として回転する。これにより、各
係合軸42が上昇し、フローティングプレート22は、
支持台部14から浮上してコンタクト18の接点部18
bを挿通孔24内に引込めた浮上位置に配置され、プレ
ッシャパッド70は、ガイド溝76に噛合う駆動ピン7
8により、開放位置に配置される。この状態では、フロ
ーティングプレート22は、外方に露出しており、IC
8が自由に近接できる。そして、IC8をフローティン
グプレート22上に載置した後、ローディング装置が上
昇されると、カバー部材50が装着装置52のばね54
により、離隔位置に向けて上方に移動される。
【0021】カバー部材50が装着装置52のばね54
で付勢された離隔位置では、各部材が図2および図3の
(B)に示す位置を占める。プレッシャパッド70は、
ガイド溝76に噛合う駆動ピン78により、枢軸ピン6
6を中心として回転され、押圧部74をフローティング
プレート22の上側に配置される。この状態では、リン
ク機構30のリンク部材32の外端部が、駆動ロッド4
4により上方に移動されている。支持軸40がベース部
材12と一体に形成されているため、支持軸40がリン
ク部材32の支点として作用し、長円形の孔34に嵌合
する係合軸42が下方に移動される。これにより、フロ
ーティングプレート22はIC8を載置したまま支持台
部14に向けて降下される。
【0022】このフローティングプレート22が支持台
部14に向けて降下する際、接点部18bが挿通孔24
から突出すると、挿通孔24内の押圧部86が、コンタ
クト18の傾斜した肩部18dに係合する。更にフロー
ティングプレート22が降下すると、押圧部86がこの
肩部18dに沿って摺動しつつ、側方すなわちコンタク
ト18の板厚方向に付勢する。コンタクト18の係止用
段部18eが、支持台部14内の装着孔80に形成され
た段部84で支えられているため、コンタクト18が装
着孔80から抜出ることはなく、したがって、接点部1
8bは、その先端がIC8の電極ランド6が配置された
面に沿う方向に移動し、図3の(B)および図4の
(A)に示す降下位置に達する。
【0023】図4の(A)に符号dで示す距離は、接点
部18bの側方の移動距離、すなわち接点部18bがフ
ローティングプレート24から先端を突出させた後、降
下位置に達するまでに電極ランド6を払拭する距離であ
る。この降下位置では、押圧部86が肩部18dを越え
て主部18cに係合し、接点部18bが挿通孔24の壁
面で支えられる。このように接点部18bが挿通孔24
内で支えられることにより、電極ランド6との接触が確
実なものとなる。
【0024】これにより、IC8を搭載する毎に、接点
部18bの先端部が、電極ランド6の表面を払拭し、電
極ランド6の表面に付着した不純物あるいは酸化物等の
異物を除去する。このため、電極ランド6とコンタクト
18の接点部18bとの間は、常に確実に電気的に接続
される。この状態で、ICソケット10を実装した基板
をバーンイン装置に設置する。
【0025】バーンイン試験終了後、IC8を取外す場
合は、上記と同様にカバー部材50を下方に押圧する。
プレッシャパッド70が開放位置に移動されると共に、
フローティングプレート22がリンク機構30により支
持台部14から押上げられ、図3の(A)に示す浮上位
置に配置される。これにより、IC8の電極ランド6が
コンタクト18の接点部18bから引き離される。この
ため、バーンイン試験中に、例えばはんだ等で被覆され
た電極ランド6が溶融して接点部18bに付着した場合
でも、簡単にICソケット10から取出すことができ
る。そして、コンタクト18の接点部18bは、コンタ
クト18自体のばね力により、図3の(A)および図4
の(A)に点線で示す位置に復帰することができる。
【0026】なお、上記の実施の形態では、コンタクト
18は、接点部18bと共に主部18cが支持台部14
の装着孔80内を移動できるように形成してあるが、こ
れに限らず、装着孔80から突出する部分のみのばね力
で接点部18bを移動するようにしてもよい。この場合
は、主部18cは、板厚方向に移動しないように装着孔
80内に固定される。また、上記の実施の形態では、フ
ローティングプレート22が降下位置に配置されたとき
に、押圧部86が肩部18dを越えて移動し、主部18
cを保持しているが、接点部18bが挿通孔24の壁面
で支えられる場合には、この傾斜した肩部18dとの係
合を保持していてもよい。
【0027】したがって、本実施の形態におけるICソ
ケット10は、支持台部14に向けたフローティングプ
レート22の動きを利用して、コンタクト18の接点部
18bをIC8の電極ランド6を配置した面に沿う方向
すなわちコンタクト18の板厚方向に移動することによ
り、IC8の電極ランド6の表面を払拭することができ
るため、IC8を搭載する都度その電極ランド6をワイ
ピングして、常に導電性の高い表面をコンタクト18の
接点部18bと接触させ、IC8とバーンイン試験装置
との電気的に好適な接続を確保することができる。
【0028】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明のICソケ
ットによれば、多数のコンタクトのそれぞれが、接点部
に近接した位置に形成される肩部を有し、フローティン
グプレートが、浮上位置から降下位置に移動するとき
に、これらのコンタクトの肩部を付勢してICの電極を
配置した面に沿う方向に接点部を移動する押圧部を、挿
通孔内に有することにより、安価に製造可能な極めて簡
単な構造でありながら、一方の面に多数の電極を配置し
たICに簡単かつ確実に電気的に接続することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態によるICソケッ
トにICを装着する状態を示す一部を欠截した概略的な
斜視図。
【図2】ICを装着した状態の図1と同様な斜視図。
【図3】図1に示すICソケットの内部を示す説明図で
あり、(A)は図1と同様な状態を示し、(B)は図2
と同様な状態を示す図。
【図4】コンタクトの装着状態を示す説明図であり、
(A)は図3の(B)の点線4Aで囲む部位の拡大図、
(B)は矢印4Bの方向に沿う断面図。
【図5】図1のICソケットに搭載するICの説明図。
【符号の説明】
8…IC、10…ICソケット、12…ベース部材、1
4…支持台部、16…突片、18…コンタクト、18a
…テール部、18b…接点部、18c…主部、18d…
肩部、18e…段部、20…ロケータ、22…フローテ
ィングプレート、24,34,36,38,60,62
…孔、26,28…ガイド壁、30…リンク機構、32
…リンク部材、40,42…軸、44…駆動ロッド、4
6…スリット、50…カバー部材、52…装着装置、5
4…ばね、56…ロッド、58…ストッパ、64…支柱
部、66…枢軸ピン、70…プレッシャパッド、72…
枢着部、74…押圧部、76…ガイド溝、78…駆動ピ
ン、80…装着孔、84…段部、86…押圧部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICを試験装置に設置するソケットボー
    ドに装着され、一方の面に多数の電極を配置したICを
    搭載するためのICソケットであって、 ICを支える支持台部を第1面から突出させ、反対側の
    第2面をソケットボードに取付けられるベース部材と、 このベース部材から延出されかつソケットボードを介し
    て試験装置に電気的に接続されるテール部と、支持台部
    から突出する接点部とをそれぞれが有し、ベース部材内
    のコンタクト装着孔内に収容されて試験装置とICとを
    電気的に接続する多数のコンタクトと、 前記支持台部上に配置され、この支持台部に近接しかつ
    内部に形成した各挿通孔からコンタクトの接点部を突出
    させる降下位置と、支持台部から離隔しかつコンタクト
    の接点部を挿通孔内に引込める浮上位置との間を、IC
    を直接載置して移動可能なフローティングプレートとを
    備え、 前記コンタクトは、接点部に近接した位置に形成される
    肩部を有し、 前記フローティングプレートは、浮上位置から降下位置
    に移動するときに、コンタクトの肩部を付勢して前記I
    Cの電極を配置した面に沿う方向に接点部を移動する押
    圧部を、前記挿通孔内に有し、この接点部の移動によ
    り、ICの電極表面を払拭可能である、ICソケット。
JP10197339A 1998-07-13 1998-07-13 Icソケット Pending JP2000030817A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007061675A1 (en) * 2005-11-18 2007-05-31 3M Innovative Properties Company Socket, socket base and method for operating and testing
KR100926486B1 (ko) * 2001-09-14 2009-11-12 센사타 테크놀로지스 매사추세츠, 인크. 전자 패키지를 탈착 가능하게 장착하는 소켓

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