JP2000029559A - 電子機器システム - Google Patents

電子機器システム

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JP2000029559A
JP2000029559A JP10192958A JP19295898A JP2000029559A JP 2000029559 A JP2000029559 A JP 2000029559A JP 10192958 A JP10192958 A JP 10192958A JP 19295898 A JP19295898 A JP 19295898A JP 2000029559 A JP2000029559 A JP 2000029559A
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博 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、載置部に載置された電子機器を効率
良く冷却でき、しかも、拡張装置への塵埃の吸い込みを
防止できる電子機器システムの提供を目的とする。 【解決手段】電子機器システムは、動作中に発熱するM
PU17が収容された筐体5を有するポータブルコンピュ
ータ1 と;筐体が取り外し可能に載置される載置部37を
有し、このコンピュータの機能を拡張する際に用いる拡
張装置2 と;を備えている。拡張装置は、冷却用空気を
送風するファンユニット65と、載置部に形成され、筐体
の底壁5aに向けて冷却用空気を導く排気口56と、載置
部に形成され、この載置部と筐体の底壁との間の隙間38
を通じて空気を吸引する吸込口63と、を備えていること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポータブルコンピ
ュータのような携帯が可能な電子機器と、この電子機器
の機能を拡張するための拡張装置とを備えている電子機
器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータや移動体通信端
末機器に代表される携帯形の電子機器は、携帯性に優れ
ることがその商品価値を高める大きな要素となってい
る。そのため、最近の電子機器は、筐体の薄型化や軽量
化が強化されており、バッグ等に収納して手軽に持ち運
べるようになっている。
【0003】ところで、筐体が薄くコンパクトに形成さ
れる程、外部周辺機器を接続するコネクタの設置場所
や、フロッピーディスク駆動装置あるいはCD-ROM駆動装
置を収容するためのスペースが筐体から失われてしま
う。このため、最近のコンパクトなポータブルコンピュ
ータは、専用の拡張コネクタを装備しており、この拡張
コネクタにドッキング・ステーション(docking statio
n) と称する拡張装置を接続することで、据え置き形の
コンピュータと比較しても見劣りしないような拡張性を
確保し得るようになっている。
【0004】この種の拡張装置は、偏平な箱状をなすベ
ースを有している。このベースの上面は平坦な載置面を
なしており、この載置面にポータブルコンピュータの筐
体が取り外し可能に載置されるようになっている。
【0005】また、ベースの内部には、各種の回路部品
が実装された回路基板、フロッピーディスク駆動装置お
よびCD-ROM駆動装置が収容されているとともに、このベ
ースの側壁又は後壁には、外部キーボード、外部ディス
プレイあるいはプリンタのような各種の外部周辺機器を
接続するための複数のコネクタが配置されている。これ
らフロッピーディスク駆動装置、CD-ROM駆動装置、回路
基板およびコネクタは、ベースの載置面に筐体を載置し
た時に、上記拡張コネクタを介してポータブルコンピュ
ータに電気的に接続されるようになっている。
【0006】一方、最近のポータブルコンピュータは、
多用のマルチメディア情報を処理するため、MPU:mi
croprocessing unitの処理速度の高速化や多機能化が推
し進められている。この種のMPUは、高集積化や高性
能化に伴って消費電力が増加の一途を辿り、動作中の発
熱量もこれに比例して急速に増大する傾向にある。その
ため、発熱量の大きなMPUをポータブルコンピュータ
の筐体に収容するに当っては、この筐体の放熱性能を高
めてMPUの熱を効率良く外方に放出することが必要と
なってくる。
【0007】このことから、従来、上記ベースの内部に
冷却用空気を送風するためのファンユニットを収容する
とともに、このベースの載置面に冷却用空気の排気口を
形成し、載置面に載置された筐体の底壁に冷却用空気を
直接吹き付けることで、筐体の放熱性能を高めるように
した冷却システムが開発されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の冷却システ
ムによると、冷却用空気が吹き出す排気口は、熱源とな
るMPUに対応した位置に配置されている。この場合、
従来一般的なポータブルコンピュータでは、上記MPU
はユーザへの熱影響を抑えるために、パームレストから
離れた筐体の後部に位置されていることが多く、それ
故、ベースの排気口にしても載置面の中央部を外れた位
置に形成されている。
【0009】したがって、従来の冷却システムでは、排
気口から吹き出す冷却用空気は、筐体の底壁の後部に吹
き付けられた後に、この底壁と載置面との間から拡張装
置の外方に放出されてしまい、筐体の底壁をスポット的
にしか冷却することができない。
【0010】この結果、筐体の底壁を広い範囲に亘って
冷却することが困難となり、この筐体の冷却効率を高め
る上でいま一歩改善の余地が残されている。また、上記
従来の冷却システムでは、ベースの内部の空気をファン
ユニットで吸引しているため、このベースの側壁又は底
壁に複数の吸込口が形成されている。そのため、ファン
ユニットが駆動されると、吸込口に負圧が作用し、これ
ら吸込口を通じて拡張装置の外部の空気がベースの内部
に取り込まれるようになっている。
【0011】ところが、この構成によると、拡張装置を
机の天板に置いた状態では、吸込口が天板と向かい合っ
たり、あるいは吸込口が天板に近接するため、この吸込
口を通じて天板上の塵埃がベースの内部に吸い込まれ易
くなる。そのため、ベース内の汚損が進むとともに、こ
のベース内に収容された電気回路部品に埃が付着し、こ
れが拡張装置の故障やトラブルの原因となるといった問
題が生じてくる。
【0012】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、載置部に載置された電子機器を効率良く
冷却することができ、しかも、塵埃の吸い込みを極力少
なく抑えて、トラブルを未然に防止できる電子機器シス
テムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の電子機器システムは、底壁
を有する筐体と、この筐体内に収容され、動作中に発熱
する回路部品と、を含む電子機器と;この電子機器の筐
体が取り外し可能に載置される載置部を有し、この載置
部に上記筐体の底壁と向かい合う排気口が開口されたベ
ースと、このベースの内部に収容され、上記載置部に載
置された電子機器の機能を拡張するための手段と、上記
排気口に設置され、上記筐体の底壁に向けて冷却用空気
を送風するファンユニットと、を含む拡張装置と;を備
えている。そして、上記ベースの載置部に、この載置部
と上記筐体の底壁との間の隙間を通じて空気を吸引する
吸込口を形成したことを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、ベースの載置部
に電子機器の筐体を載置した状態において、拡張装置の
ファンユニットが駆動されると、ベース内の空気が吸引
される。この空気は、冷却用空気となって排気口から載
置部上に吹き出し、この載置部に載置された筐体の底壁
に直接吹き付けられる。このため、回路部品の熱影響を
受ける筐体の底壁が、空気を媒体とする強制対流により
集中的に冷却され、回路部品の熱が筐体の外方に放出さ
れる。
【0015】ファンユニットが駆動されると、載置部の
吸込口に負圧が作用し、この吸込口を通じてベースの外
方の空気が吸い込まれる。この際、吸込口は、載置部と
筐体の底壁との間の隙間から空気を吸引するので、これ
ら載置部と筐体の底壁との間の隙間に吸込口に向かう空
気流が形成され、この空気は筐体の底壁に沿うようにし
て流れる。
【0016】この結果、吸込口に吸い込まれる空気を利
用して筐体の底壁を冷却することができ、この底壁の排
気口と向かい合う部分に冷却用空気が吹き付けられるこ
とと合わせて、筐体の底壁を広範囲に亘って万遍なく冷
却することができる。
【0017】また、空気を吸い込む吸込口は、載置部に
開口されているので、拡張装置が置かれた面に対して吸
込口の開口位置が高くなる。そのため、ファンユニット
の駆動に伴い吸込口に負圧が作用しても、拡張装置が置
かれた面上の塵埃を吸い込み難くなり、拡張置内への埃
の侵入を極力少なく抑えることができる。
【0018】上記目的を達成するため、請求項3に係る
本発明の電子機器システムは、第1の連通口が開口され
た底壁を有する筐体と、この筐体内に収容され、動作中
に発熱する回路部品と、を含む電子機器と;この電子機
器の筐体が取り外し可能に載置される載置部を有し、上
記電子機器の機能を拡張する際に用いる拡張装置と;を
備えている。そして、上記拡張装置は、上記載置部に形
成され、上記筐体の底壁と向かい合う開口部と、この開
口部に向けて冷却用空気を送風するファンユニットと、
上記載置部に形成され、上記筐体の第1の連通口に接続
される第2の連通口と、を備えていることを特徴として
いる。
【0019】このような構成によれば、拡張装置の載置
部に電子機器の筐体を載置した状態において、この拡張
装置のファンユニットが駆動されると、拡張装置内の空
気が吸引される。この空気は、冷却用空気となって載置
部の開口部に導かれるとともに、この載置部に載置され
た筐体の底壁に直接吹き付けられる。このため、回路部
品の熱影響を受ける筐体の底壁が、空気を媒体とする強
制対流により集中的に冷却され、回路部品の熱が筐体の
外方に放出される。
【0020】上記載置部に筐体を載置した状態では、筐
体の第1の連通口と拡張装置の第2の連通口とが互いに
接続され、これら第1および第2の連通口を通じて筐体
の内部と拡張装置の内部とが連通状態に保たれる。その
ため、ファンユニットの駆動に伴い拡張装置内の空気が
吸引されると、第1および第2の連通口に負圧が作用
し、筐体の内部の空気が第1および第2の連通口を通じ
て拡張装置内に吸い込まれる。この結果、筐体の内部に
第1の連通口に向かう空気流が形成され、この筐体の内
部の通気性が高められるとともに、上記空気流により発
熱する回路部品が直接冷却される。
【0021】したがって、筐体の底壁に冷却用空気が吹
き付けられることと合わせて、筐体の内部を隅々まで万
遍なく冷却することができ、電子機器ひいては回路部品
の冷却効果を高めることができる。
【0022】また、拡張装置には、載置部に載置された
筐体内の空気が吸い込まれるので、この拡張装置が置か
れた面上の塵埃を吸い込み難くなり、拡張装置内への埃
の侵入を極力少なく抑えることができる。
【0023】上記目的を達成するため、請求項6に係る
本発明の電子機器システムは、底壁を有する筐体と、こ
の筐体内に収容され、動作中に発熱する回路部品と、を
含む電子機器と;この電子機器の筐体が取り外し可能に
載置されるとともに、この筐体の底壁と向かい合う開口
部を有する載置部と、上記電子機器の機能を拡張するた
めの手段と、上記開口部に向けて冷却用空気を送風する
ファンユニットと、を含む拡張装置と;を備えている。
そして、上記筐体の底壁に第1のコネクタ孔を形成し、
この第1のコネクタ孔の内側に第1の拡張コネクタを配
置するとともに、この第1の拡張コネクタと第1のコネ
クタ孔の開口縁部との間に送風用の第1の隙間を形成
し、また、上記拡張装置の載置部に、上記第1のコネク
タ孔と向かい合う第2のコネクタ孔を形成し、この第2
のコネクタ孔の内側に上記拡張手段に電気的に接続され
るとともに、上記第1の拡張コネクタに取り外し可能に
嵌合される第2の拡張コネクタを配置し、この第2の拡
張コネクタと第2のコネクタ孔の開口縁部との間に通風
用の第2の隙間を形成するとともに、この第2の隙間
は、上記載置部に筐体を載置した時に、この筐体側の第
1の隙間に連なることを特徴としている。
【0024】このような構成において、拡張装置の載置
部に電子機器の筐体を載置すると、第1および第2のコ
ネクタ孔が互いに向かい合い、これらコネクタ孔を通じ
て第1および第2のコネクタが互いに嵌合される。この
嵌合により、電子機器と拡張手段とが電気的に接続され
る。
【0025】拡張装置のファンユニットが駆動される
と、拡張装置内の空気が吸引され、この空気は、冷却用
空気となって載置部の開口部に導かれるとともに、この
載置部に載置された筐体の底壁に直接吹き付けられる。
このため、回路部品の熱影響を受ける筐体の底壁が、空
気を媒体とする強制対流により集中的に冷却され、回路
部品の熱が筐体の外方に放出される。
【0026】上記載置部に筐体を載置した状態では、第
1のコネクタ孔の内側の第1の隙間と、第2のコネクタ
孔の内側の第2の隙間とが互いに連通し、これら隙間を
通じて筐体の内部と拡張装置の内部とが連通状態に保た
れる。そのため、ファンユニットの駆動に伴い拡張装置
内の空気が吸引されると、第1および第2のコネクタ孔
に負圧が作用し、筐体の内部の空気が第1および第2の
コネクタ孔を通じて拡張装置内に吸い込まれる。この結
果、筐体の内部に第1のコネクタ孔に向かう空気流が形
成され、この筐体の内部の通気性が高められるととも
に、上記空気流により発熱する回路部品が直接冷却され
る。
【0027】したがって、筐体の底壁に冷却用空気が吹
き付けられることと合わせて、筐体の内部を隅々まで万
遍なく冷却することができ、電子機器ひいては回路部品
の冷却効果を高めることができる。
【0028】しかも、上記構成では、第1および第2の
コネクタを嵌合させる第1および第2のコネクタ孔を利
用して筐体内の空気を吸引しているので、拡張装置の載
置部や筐体の底壁に専用の通気孔を開ける必要はなく、
拡張装置や筐体の構造を簡略化できる。
【0029】また、拡張装置には、載置部に載置された
筐体内の空気が吸い込まれるので、この拡張装置が置か
れた面上の塵埃を吸い込み難くなり、拡張装置内への埃
の侵入を極力少なく抑えることができる。
【0030】上記目的を達成するため、請求項7に係る
本発明の電子機器システムは、底壁を有する筐体と、こ
の筐体内に収容され、動作中に発熱する回路部品と、を
含む電子機器と;この電子機器の筐体が取り外し可能に
載置される載置部を有し、上記電子機器の機能を拡張す
る際に用いる拡張装置と;を備えている。そして、上記
筐体の底壁は、上記回路部品に対応する位置に開口され
た導入口と、この導入口から離れた位置に開口された第
1の連通口と、を有し、また、上記拡張装置は、上記載
置部に形成され、上記筐体の導入口と向かい合う排気口
と、この排気口に向けて冷却用空気を送風するファンユ
ニットと、上記載置部に形成され、上記筐体の第1の連
通口に接続される第2の連通口と、を備えていることを
特徴としている。
【0031】このような構成によれば、拡張装置の載置
部に電子機器の筐体を載置した状態において、この拡張
装置のファンユニットが駆動されると、拡張装置内の空
気が吸引される。この空気は、冷却用空気となって載置
部の排気口に導かれるとともに、ここから電子機器の筐
体の底壁に直接吹き付けられる。このため、回路部品の
熱影響を受ける筐体の底壁が、空気を媒体とする強制対
流により集中的に冷却され、回路部品の熱が筐体の外方
に放出される。
【0032】それとともに、排気口は筐体の導入口と向
かい合っているので、この排気口から吹き出す冷却用空
気の一部は、導入口を通じて筐体の内部に導かれ、発熱
する回路部品に直接吹き付けられる。
【0033】この際、筐体の内部と拡張装置の内部と
は、第1および第2の連通口を通じて連通状態に保たれ
ているので、ファンユニットの駆動に伴い拡張装置内の
空気が吸引されると、第1および第2の連通口に負圧が
作用し、筐体の内部の空気が第1および第2の連通口を
通じて拡張装置内に吸い込まれる。このため、筐体の内
部が負圧となって、この筐体の導入口に導かれる冷却用
空気が筐体内に流れ込み易くなり、発熱する回路部品の
周囲に冷却用空気を積極的に導くことができる。
【0034】この結果、筐体の底壁に冷却用空気が吹き
付けられることと合わせて、筐体の内部を隅々まで万遍
なく冷却できるとともに、熱源となる回路部品を効率良
く冷却することができ、電子機器ひいては回路部品の冷
却効果をより一層高めることができる。
【0035】また、拡張装置には、載置部に載置された
筐体内の空気が吸い込まれるので、この拡張装置が置か
れた面上の塵埃を吸い込み難くなり、拡張装置内への埃
の侵入を極力少なく抑えることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータに適用した図1ないし図9
にもとづいて説明する。図1ないし図3は、電子機器と
してのポータブルコンピュータ1と、このポータブルコ
ンピュータ1の機能を拡張する際に用いる拡張装置2と
を開示している。
【0037】ポータブルコンピュータ1は、コンピュー
タ本体3と、このコンピュータ本体3に支持されたディ
スプレイユニット4とを備えている。コンピュータ本体
3は、マグネシウム合金製の筐体5を有している。筐体
5は、底壁5a、上壁5b、前壁5c、左右の側壁5d
および後壁5eとを有している。そして、筐体5は、そ
の厚み寸法が20mm程度に定められた偏平な箱状をなし
ており、従来一般的なポータブルコンピュータに比べて
薄型化が強化されている。
【0038】筐体5の底壁5aの下面には、図3に示す
ような複数の座部6が形成されている。座部6は、底壁
5aの四隅において、この底壁5aの下方に向けて突出
されている。
【0039】筐体5の上壁5bは、パームレスト7とキ
ーボード装着口8とを有している。パームレスト7は、
上壁5bの前部において筐体5の幅方向に延びている。
キーボード装着口8は、パームレスト7の後方に位置さ
れている。キーボード装着口8は、筐体5の内部に向け
て凹むような凹所にて構成され、このキーボード装着口
8にキーボード9が取り付けられている。
【0040】筐体5の左右の側壁5dの後端部には、夫
々図3に示すような係合部10が形成されている。係合
部10は、ポータブルコンピュータ1を拡張装置2に接
続する際に用いるものであり、筐体5の側方、下方およ
び後方に向けて開口するような凹所にて構成されてい
る。また、筐体5の上壁5bの後端部には、上向きに突
出する一対のディスプレイ支持部11a,11bが形成
されている。ディスプレイ支持部11a,11bは、キ
ーボード9の後方において、筐体5の幅方向に互いに離
間して配置されている。
【0041】図3や図5に示すように、筐体5の内部に
は回路基板12が収容されている。回路基板12は、筐
体5の底壁5aと平行に配置されている。この回路基板
12の上面および下面には、夫々半導体パッケージのよ
うな各種の回路部品13が実装されている。回路基板1
2の後端部の下面には、第1の拡張コネクタ14が実装
されている。第1の拡張コネクタ14は、筐体5の後部
において、この筐体5の底壁5aに開けた図示しないコ
ネクタ導出口と向かい合っている。
【0042】また、図5および図6に示すように、筐体
5の内部には、回路モジュール15が収容されている。
回路モジュール15は、モジュール基板16と、このモ
ジュール基板16に実装された回路部品としてのMP
U:microprocessing unit17とを備えている。この回
路モジュール15は、オペレータに対するMPU17の
熱影響を少なく抑えるため、パームレスト7から遠ざか
った筐体5の後部の右側に位置されている。
【0043】モジュール基板16は、筐体5の底壁5a
の内面に沿うように配置されている。このモジュール基
板16は、一対のスタッキングコネクタ18を介して上
記回路基板12に電気的に接続されている。
【0044】MPU17は、モジュール基板16の上面
にMPUホルダ19を介して実装されている。このMP
U17は、ICチップ20を有している。ICチップ2
0は、文字、音声および画像のような多用のマルチメデ
ィア情報を処理するため、動作中の消費電力が大きくな
っており、それに伴い、ICチップ20の発熱量も冷却
を必要とする程に大きなものとなっている。ICチップ
20は、偏平な金属製のケース21に収容されている。
このケース21は、MPUホルダ19を介してモジュー
ル基板16の上面にねじ止めされている。
【0045】MPU17のケース21の上面には、ヒー
トシンク23が取り付けられている。ヒートシンク23
は、アルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材
料にて構成され、平坦な板状をなしている。ヒートシン
ク23は、MPU17の右側方に張り出すファン取り付
け部24を有し、このファン取り付け部24の下面に
は、ファンユニット25が取り付けられている。ファン
ユニット25は、MPU17と筐体5の右側の側壁5d
との間に位置されており、この側壁5dには、ファンユ
ニット25に連なる排気口26が開口されている。
【0046】上記ディスプレイユニット4は、偏平な箱
状のディスプレイハウジング28と、このディスプレイ
ハウジング28に収容された液晶表示装置29とを備え
ている。ディスプレイハウジング28は、表示用開口部
30が形成された前面を有している。液晶表示装置29
は、文字や画像等が表示される表示画面29aを有し、
この表示画面29aは、表示用開口部30を通じてディ
スプレイハウジング28の外方に露出されている。
【0047】ディスプレイハウジング28は、一対の脚
部31a,31bを有している。脚部31a,31b
は、筐体5のディスプレイ支持部11a,11bに導か
れているとともに、図3に示すヒンジ装置32を介して
筐体5に回動可能に連結されている。このため、ディス
プレイユニット4は、パームレスト7やキーボード9を
上方から覆うように倒される閉じ位置と、パームレスト
7、キーボード9および表示画面29aを露出させる開
き位置とに亘って選択的に回動可能となっている。
【0048】ポータブルコンピュータ1の機能を拡張す
る際に用いる拡張装置2は、図2および図3に示すよう
な合成樹脂製のベース35を有している。ベース35
は、底壁35aと、この底壁35aと向かい合う上壁3
5bと、これら底壁35aと上壁35bとを結ぶ前壁3
5c、左右の側壁35dおよび後壁35eとを有してい
る。そして、ベース35は、その厚み寸法が20mm程度
に定められた偏平な箱状をなしており、上記ポータブル
コンピュータ1の筐体5と同様に薄型化が強化されてい
る。
【0049】ベース35は、載置部36を有している。
載置部36は、ポータブルコンピュータ1の筐体5が取
り外し可能に載置されるもので、上記ベース35の上壁
35bにて構成されている。この上壁35bの上面は、
筐体5の底壁5aと向かい合う平坦な載置面37となっ
ており、この載置面37は、筐体5の底壁5aに対応す
るような大きさを有している。そして、載置面37に筐
体5を載置した状態では、この載置面37に筐体5の底
壁5aの座部6が接触し、この載置面37と筐体5の底
壁5aとの間に図6および図9に示すような隙間38が
形成されるようになっている。
【0050】ベース35の内部には、CD-ROM駆動装置4
0、フロッピーディスク駆動装置41および回路基板4
2が収容されている。CD-ROM駆動装置40およびフロッ
ピーディスク駆動装置41は、ポータブルコンピュータ
1の機能を拡張する手段を構成するもので、上記ベース
35の前半部において、このベース35の幅方向に並べ
て配置されている。CD-ROM駆動装置40は、光ディスク
を支持するトレー43を有し、このトレー43は、ベー
ス35の右側の側壁35dに露出されている。また、フ
ロッピーディスク駆動装置41は、フロッピーディスク
を出し入れするスロット(図示せず)を有し、このスロ
ットは、ベース35の左側の側壁35dに開口されてい
る。
【0051】回路基板42は、ベース35の後半部にお
いて、その底壁35aや上壁35bと平行に配置されて
いる。回路基板42は、フレキシブルな配線基板(図示
せず)を介してCD-ROM駆動装置40およびフロッピーデ
ィスク駆動装置41に電気的に接続されている。回路基
板42の上面には、プリンタや外部キーボードのような
周辺機器を接続するための複数のコネクタ45(図5に
示す)が実装されている。これらコネクタ45は、ベー
ス35の後壁35eを通じてベース35の後方に露出さ
れている。
【0052】また、回路基板42の上面には、第2の拡
張コネクタ44が実装されている。第2の拡張コネクタ
44は、ポータブルコンピュータ1の第1の拡張コネク
タ14に対応するものであり、上記載置面36を貫通し
て上向きに突出されている。そのため、ポータブルコン
ピュータ1の筐体5を載置面37上の所定位置に載置す
ると、第1の拡張コネクタ14が第2の拡張コネクタ4
4に嵌まり込み、これら拡張コネクタ14,44を介し
てポータブルコンピュータ1と拡張装置2とが電気的に
接続されるようになっている。
【0053】図2に示すように、ベース35は、ポータ
ブルコンピュータ1の筐体5を載置面37にロックする
一対のリヤフックレバー46a,46bおよびフロント
フック47を備えている。
【0054】リヤフックレバー46a,46bは、ベー
ス35の後端部において、このベース35の幅方向に互
いに離間して配置されている。リヤフックレバー46
a,46bは、夫々レバー本体48を有している。レバ
ー本体48は、ピボット軸49を介してベース35の後
端部に回動可能に支持されている。レバー本体48は、
ベース35の側壁35dに重ね合わされており、このレ
バー本体48の上部は、載置面37の上方に張り出して
いる。そのため、レバー本体48の上部は、載置面37
にポータブルコンピュータ1の筐体5を載置した時に、
この筐体5の側壁5dと向かい合うようになっている。
【0055】レバー本体48の上部の側面には、ロック
ピン50が固定されている。ロックピン50は、筐体5
の係合部10に取り外し可能に係合されるもので、ベー
ス35の載置面37上に水平に張り出している。そのた
め、レバー本体48は、ロックピン50が係合部10に
嵌まり込む係合位置と、ロックピン50が係合部10の
後方に離脱する解除位置とに亘って回動可能となってい
るとともに、図示しないねじりコイルばねを介して常に
係合位置に向けて回動付勢されている。
【0056】また、上記フロントフック47は、載置面
37の前端部において、この載置面37の幅方向に沿う
中央部に位置されている。フロントフック47は、鉛直
方向に延びる軸状をなしており、このフロントフック4
7の上端には爪部51が形成されている。このフロント
フック47は、鉛直方向に昇降動可能に、かつ軸回り方
向に略90°の角度範囲に亘って回動可能にベース35
に支持されている。
【0057】そのため、フロントフック47は、爪部5
1を含む大部分が載置面37上に突出する解除位置と、
爪部51のみが載置面37上に位置する係合位置とに亘
って移動可能となっており、このフロントフック47
は、図示しないスプリングにより常に解除位置に向けて
押し上げられている。
【0058】ポータブルコンピュータ1の筐体5を載置
面37上の所定位置に載せると、筐体5の係合部10が
リヤフックレバー46a,46bのロックピン50に接
触するとともに、筐体5の底壁5aがフロントフック4
7の上端に夫々接触する。この接触により、リヤフック
レバー46a,46bは、そのレバー本体48が係合部
10を避けるように係合位置から解除位置に向けて回動
した後、スプリングの付勢力により係合位置に復帰し、
そのロックピン50が図9に示すように筐体5の係合部
10に引っ掛かる。同様にフロントフック47は、筐体
5の底壁5aとの当接により解除位置から係合位置に押
し込まれ、このフロントフック47の上端の爪部51が
筐体5の底壁5aに引っ掛かる。
【0059】このことにより、ポータブルコンピュータ
1の筐体5は、その後端の二箇所と前端の一箇所の合計
三箇所で載置面37上にロックされ、第1の拡張コネク
タ14と第2の拡張コネクタ44との嵌合状態が維持さ
れる。
【0060】なお、リヤフックレバー46a,46bの
レバー本体48は、イジェクトローラ52を備えてい
る。イジェクトローラ52は、レバー本体48が係合位
置に回動されている限り、筐体5の底壁5aと向かい合
っている。そのため、レバー本体48を係合位置から解
除位置に移動させると、ロックピン50が筐体5の係合
部10から外れた後、イジェクトローラ52が筐体5の
底壁5aに当接し、この筐体5を載置面37から遠ざか
る方向に押し上げる。この結果、ロックピン50による
筐体5のロックが解除されるとともに、第1の拡張コネ
クタ14と第2の拡張コネクタ44との嵌合が解除さ
れ、ポータブルコンピュータ1を載置面37から取り出
すことができる。
【0061】図4ないし図6に示すように、ベース35
の載置面37は、円形の凹部55を有している。凹部5
5は、載置面37の後部において、その幅方向の中央部
よりも右側に偏った位置に形成されている。そのため、
凹部55は、載置面37に筐体5を載せた時に、この筐
体5に収容されたMPU17の直下に位置するようにな
っている。
【0062】凹部55の底は、ベース35の右側方に進
むに従い下向きに傾斜されている。この凹部55の底に
は、開口部としての円形の排気口56が形成されてい
る。排気口56は、載置面37に筐体5を載せた時に、
この筐体5の底壁5aと向かい合うとともに、ベース3
5内に連なっている。また、凹部55には、排気口56
への異物の侵入を阻止するガード57が形成されてい
る。ガード57は、図8に示すように、排気口56の径
方向に沿って延びる複数の桟58を有している。これら
桟58は、互いに間隔を存して平行に配置されており、
隣り合う桟58の間には、送風用の隙間59が形成され
ている。
【0063】ベース35の載置面37には、溝状の排気
通路61が形成されている。排気通路61は、載置面3
7の幅方向に沿って延びている。この排気通路61の上
流端は、凹部55の底に連なっているとともに、排気通
路61の下流端は、ベース35の右側の側壁35の上部
に開口されている。
【0064】図7および図8に示すように、載置面37
に連なる排気通路61の縁部および凹部55の開口縁部
には、遮蔽手段としてのリブ状の凸部62が一体に形成
されている。凸部62は、載置面37から上向きに突出
されている。この凸部62は、載置面37上において、
凹部55の開口縁部および排気通路61の縁部を連続し
て取り囲むように配置されており、その端部が筐体5の
右側の側壁5dに達している。凸部62の先端は、載置
面37に筐体5を載せた時に、この筐体5の底壁5aに
接しており、この接触により、載置面32上の隙間38
と排気通路61および排気口56とが互いに連通するこ
となく隔てられている。
【0065】また、載置面37の幅方向および奥行き方
向の略中央部には、多数の吸込口63が形成されてい
る。吸込口63は、載置面37の略中央部においてマト
リクス状に並べて配置されている。そして、これら吸込
口63は、上記ベース35の内部に連なっているととも
に、載置面37に筐体5を載せた時に、この載置面37
と筐体5との間の隙間38に開口されている。
【0066】図5、図6および図8に示すように、ベー
ス35の内部には、電動式のファンユニット65が配置
されている。ファンユニット65は、ファンケーシング
66と、このファンケーシング66の中央部に支持され
たファン67とを備えている。ファンケーシング66
は、四つの角部を有する偏平な四角形の枠状をなしてい
る。このファンケーシング66は、ファン67を挟んで
向かい合う吸入口68と排出口69とを有している。
【0067】ファンケーシング66の外周部には、ブラ
ケット71が固定されている。このブラケット71は、
ベース35の上壁35bの内面と向かい合う複数の支持
片72を有している。また、上壁35bの内面には、下
向きに延びる複数の取り付け座73が形成されている。
取り付け座73は、排気口56の周囲に配置されてお
り、これら取り付け座73の下面に上記ブラケット71
の支持片72がねじ止めされている。
【0068】そのため、ファンユニット65は、その排
出口69を排気口56に向けた横置きの姿勢でベース3
5の上壁35bに固定されており、このファンユニット
65の吸入口68がベース35の底壁35aと向かい合
っている。この結果、ファン67が回転駆動されると、
吸入口68を通じてベース35の内部の空気が吸引さ
れ、この空気は排出口69から排気口56に向けて上向
きに放出される。
【0069】なお、このファン67は、MPU17のI
Cチップ20の温度が予め決められた値に達した時に駆
動されるようになっている。図6に示すように、ファン
ユニット65は、ファン67の回転中心を通る回転軸線
O1 を有している。そして、ファンユニット65は、上
記回転軸線O1 を排気口56を通る鉛直線Vに対し所定
の角度αさせた姿勢で配置されており、このファンユニ
ット65の傾斜方向は、凹部55の底の傾斜方向と一致
している。
【0070】ベース35の底壁35aのうち、ファンユ
ニット65と向かい合う部分の内面には、多数の柱状の
凸部75が形成されている。凸部75は、ベース35の
底壁35aからファンケーシング66に向けて延びてい
る。これら凸部75は、ファンケーシング66の吸入口
68を取り囲むように、この吸入口68の周方向に間隔
を存して配置されている。そして、凸部75は、ファン
ケーシング66と協働してベース35の内部に異物捕捉
領域76を構成しており、この異物捕捉領域76は、上
記排気口56の真下に位置されている。
【0071】このような構成において、ポータブルコン
ピュータ1の機能を拡張するに当っては、まず、ポータ
ブルコンピュータ1の筐体5を拡張装置2の載置面37
に載置し、この筐体5をリヤフックレバー46a,46
bおよびフロントフック47を介して載置面37にロッ
クする。このことにより、筐体5の第1の拡張コネクタ
14が拡張装置2の第2の拡張コネクタ44に嵌まり込
み、これら第1および第2の拡張コネクタ14,44を
介してポータブルコンピュータ1とCD−ROM 駆動装置4
0およびフロッピーディスク駆動装置41とが電気的に
接続される。
【0072】ポータブルコンピュータ1の筐体5をベー
ス35の載置面37にロックすると、この筐体5の底壁
5aが載置面37と向かい合い、これら底壁5aと載置
面37との間に隙間38が形成される。
【0073】そして、ポータブルコンピュータ1を拡張
装置2に接続して使用している過程において、MPU1
7の温度上昇に伴い拡張装置2のファンユニット65が
駆動すると、吸入口68を通じてベース35の内部の空
気が吸引される。この空気は、ファン67の回転により
排出口69から排気口56を通じて載置面37上に吹き
出し、冷却用空気となって筐体5の底壁5aに直接吹き
付けられる。この冷却用空気は、排気通路61に沿って
流れた後、この排気通路61の下流端からベース35の
右側方に向けて排出される。
【0074】この際、載置面37上の排気口56は、発
熱するMPU17の下方に位置されているので、このM
PU17の熱影響を受ける筐体5の底壁5aが、空気を
媒体とする強制対流により集中的に冷却される。そのた
め、底壁5aに熱伝達されたMPU17の熱を効率良く
筐体5の外方に放出することができる。
【0075】しかも、ファンユニット65は、ファン6
7の回転軸線O1 を鉛直線Vに対し排気通路61の方向
に所定の角度傾斜させた姿勢で配置されているので、筐
体5の底壁5aに吹き付けられる空気は、排気通路61
の方向を指向するようにして流れる。そのため、ファン
ユニット65から送風される空気は、筐体5の底壁5a
に対し直角に衝突することなく、排気通路61に向けて
滑らかに導かれることになり、排気口56の付近で空気
が渦を巻くこともない。
【0076】この結果、筐体5の底壁5aに吹き付けら
れる空気の流通抵抗を小さく抑えることができ、その
分、風量が増大して筐体5の冷却効率を高めることがで
きる。一方、ファンユニット65の駆動に伴いベース3
5の内部の空気が吸引されると、載置面37の吸込口6
3に負圧が作用する。この吸込口63は、載置面37の
略中央部において、この載置面37と筐体5の底壁5a
との間の隙間38に開口されているので、この隙間38
を通じて空気を吸引する。すると、図5に矢印で示すよ
うに、載置面37と底壁5aとの間の隙間38に載置面
37の周縁部から中央の吸込口63に向かう空気流が形
成される。この空気は、筐体5の底壁5aに沿うように
して流れるため、筐体5の底壁5aの広い範囲が吸込口
63に向かう空気の流れに接することになる。
【0077】したがって、吸入口63に吸い込まれる空
気を利用して筐体5の底壁5aを冷却することができ、
この底壁5aのうち、排気口56と向かい合う部分に冷
却用空気が直接吹き付けられることと合わせて、筐体5
の底壁5aを隅々まで万遍なく冷却することができ、そ
の分、筐体5ひいてはMPU17の冷却効果を高めるこ
とができる。
【0078】その上、載置面37上には、排気口56や
排気通路61を連続して取り囲むようなリブ状の凸部6
2が形成され、この凸部62の先端は、載置面37に載
置された筐体5の底壁5aに接しているので、この凸部
62によって隙間38と排気口56および排気通路61
との連通を遮断することができる。
【0079】このため、排気口56から排気通路61に
導かれる冷却用空気の流れと、隙間38内を吸込口63
に向かう吸気側の空気の流れとが互いに干渉し合うこと
はなく、隙間38内での空気の流れが円滑となる。
【0080】また、上記構成によると、ベース35の吸
込口63は、載置面37に開口されているので、拡張装
置2を例えば机の天板に載せて使用している時に、この
天板に対する吸込口63の開口位置が高くなる。そのた
め、ファンユニット65の駆動に伴い吸込口63に負圧
が作用しても、天板上の塵埃を吸い込み難くなる。
【0081】したがって、ベース35内への塵埃の侵入
および回路基板42への塵埃の付着を極力少なく抑える
ことができ、拡張装置2の誤動作やトラブルを未然に防
止することができる。
【0082】なお、上記第1の実施の形態では、ベース
35の載置面37に筐体5の底壁5aに接するリブ状の
凸部62を形成することで、吸気用の隙間38と排気通
路61との連通を遮断するようにしたが、本発明はこれ
に制約されるものではなく、図10に本発明の第2の実
施の形態を示す。
【0083】この第2の実施の形態では、ベース35の
載置面37に、凹部55および排気通路61を取り囲む
シール材80が接着もしくは嵌め込み等の手段により固
定されている。このシール材80は、弾性変形が可能な
ゴム状弾性体にて構成され、載置面37から上向きに突
出されている。
【0084】そのため、載置面37にポータブルコンピ
ュータ1の筐体5を載置すると、この筐体5の底壁5a
にシール材80の先端が弾性的に接触し、この接触によ
り、吸気用の隙間38と排気通路61とが気密に遮断さ
れるようになっている。
【0085】このような構成によると、シール材80は
弾性変形が可能であるから、このシール材80の先端が
筐体5の底壁5aに隙間なく接触し、隙間38と排気通
路61とを気密に分離させることができる。
【0086】それとともに、筐体5およびベース35に
寸法誤差が生じたとしても、この誤差分をシール材80
の弾性変形によって吸収することできる。このため、載
置面37上に載置された筐体5のがたつきや筐体5の傾
きを防止することができ、載置面37上での筐体5の姿
勢が安定する。
【0087】また、図11は、本発明の第3の実施の形
態を開示している。この第3の実施の形態は、ベース3
5内への空気の吸い込み経路が上記第1の実施の形態と
相違しており、それ以外のポータブルコンピュータ1お
よび拡張装置2の基本的な構成は、上記第1の実施の形
態と同様である。そのため、第3の実施の形態におい
て、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照
符号を付して、その説明を省略する。
【0088】図11に示すように、筐体5内に収容され
た回路基板12の下面には、MPU17が実装されてい
る。MPU17は、回路基板12と筐体5の底壁5aと
の間に収められている。MPU17のICチップ20
は、底壁5aと向かい合っており、この底壁5aにIC
チップ20の熱が積極的に逃がされるようになってい
る。
【0089】筐体5の底壁5aには、第1の連通口90
が形成されている。この第1の連通口90は、底壁5a
の中央部において、筐体5の内部に連なっている。筐体
5の底壁5aには、スライド式のシャッタ91が支持さ
れている。このシャッタ91は、第1の連通口90を閉
じる第1の位置と、第1の連通口90を開放する第2の
位置とに亘って人為的にスライド可能となっており、図
11は、上記シャッタ91が第2の位置にスライドされ
た状態を示している。
【0090】また、筐体5の側壁5dには、複数の吸気
口92が形成されている。この吸気口92は、筐体5の
内部に連なっている。ベース35の載置面37の略中央
部には、第2の連通口93が形成されている。第2の連
通口93は、載置面37にポータブルコンピュータ1の
筐体5を載置した時に、この筐体5の第1の連通口90
と向かい合うようになっている。第2の連通口93の開
口縁部には、リブ状の凸部94が形成されている。凸部
94は、第2の連通口93の周方向に連続して形成され
ているとともに、載置面37から上向きに突出されてい
る。そして、凸部94の先端は、筐体5の底壁5aに接
触するとともに、第1の連通口90を取り囲んでいる。
【0091】そのため、凸部94は、第1および第2の
連通口90,93と協働して吸気通路95を構成してお
り、この吸気通路95は、筐体5の底壁5aと載置面3
7との間の隙間38に開口することなく、筐体5の内部
とベース35の内部とを結んでいる。
【0092】このような構成において、ベース35の載
置面37に筐体5を載置すると、第1および第2の連通
口91,93を介してベース35の内部と筐体5の内部
とが互いに連通される。そのため、ファンユニット65
の駆動に伴い、ベース35の内部の空気が吸引される
と、第1および第2の連通口91,93を含む吸気通路
95に負圧が作用し、筐体5内の空気がベース35内に
吸い込まれる。
【0093】これにより、筐体5の内部には、図11に
矢印で示すように吸気通路95に向かう冷却用空気の流
れが形成され、筐体5の内部の通気性が向上するととも
に、発熱するMPU17が空気を媒体とする強制対流に
より直接冷却される。
【0094】また、ベース35の排気口56から吹き出
す冷却用空気は、上記第1の実施の形態と同様に筐体5
の底壁5aに直接吹き付けられる。この際、MPU17
のICチップ20の熱は、底壁5aに積極的に逃される
とともに、上記冷却用空気は、MPU17に対応した位
置において底壁5aに吹き付けられるので、底壁5aに
逃がされた熱を冷却用空気の流れに乗じて効率良く筐体
5の外方に放出することができる。
【0095】したがって、筐体5の内部のMPU17が
冷却用空気によって直接冷却されることと合わせて、こ
のMPU17の冷却効率を大幅に高めることができる。
さらに、ベース35には、載置面37に載置された筐体
5内の空気が吸い込まれるので、ファンユニット65が
天板上の塵埃を吸い込み難くなる。そのため、ベース3
5内への塵埃の侵入および回路基板42への塵埃の付着
を極力少なく抑えることができ、拡張装置2の誤動作や
トラブルを未然に防止することができる。
【0096】なお、この第3の実施の形態においては、
載置面37の第2の連通口93の周囲に筐体5の底壁5
aに接する凸部94を形成したが、この凸部94の代わ
りに例えば弾性変形が可能なゴム状弾性体からなるパッ
キンを固定し、このパッキンの先端を筐体5の底壁5a
に弾性的に接触させるようにしても良い。
【0097】この構成によれば、第1の連通口90と第
2の連通口93とを結ぶ吸気通路95の気密性が向上
し、筐体5内の空気をより効率良く吸い込むことができ
る。また、載置面37を構成するベース35の上壁35
bに、第2の連通口93を開閉するカバーを設置し、載
置面37から筐体5を取り外した時に、第2の連通口9
3からベース35の内部に異物が侵入するのを防止する
ようにしても良い。
【0098】図12は、本発明の第4の実施の形態を開
示している。この第4の実施の形態は、上記第3の実施
の形態を発展させたもので、ポータブルコンピュータ1
や拡張装置2の基本的な構成は、上記第3の実施の形態
と同様である。
【0099】図12に示すように、筐体5の底壁5aの
中央部には、第1のコネクタ孔100が形成されてい
る。第1のコネクタ孔100は、筐体5の内部に連なる
とともに、この筐体5に収容された回路基板12の下面
と向かい合っている。回路基板12の下面には、第1の
拡張コネクタ101が実装されている。第1の拡張コネ
クタ101は、第1のコネクタ孔100に臨んでおり、
この第1の拡張コネクタ101の外周面と第1のコネク
タ孔100の開口縁部との間には、通風用の第1の隙間
102が形成されている。
【0100】また、ベース35の載置面37の中央部に
は、第2のコネクタ孔103が形成されている。第2の
コネクタ孔103は、ベース35の内部に連なってい
る。この第2のコネクタ孔103は、載置面37にポー
タブルコンピュータ1の筐体5を載置した時に、この筐
体5の第1のコネクタ孔100と向かい合うようになっ
ている。
【0101】ベース35の内部には、中継基板104が
収容されている。中継基板104は、ベース35の上壁
35bと平行に配置されており、この中継基板104の
上面に第2の拡張コネクタ105が実装されている。第
2の拡張コネクタ105は、上記第1の拡張コネクタ1
01に取り外し可能に嵌合されるもので、上記第2のコ
ネクタ孔103に臨んでいる。この第2の拡張コネクタ
105の外周面と第2のコネクタ孔103の開口縁部と
の間には、通風用の第2の隙間106が形成されてい
る。第2の隙間106は、載置面37に筐体5を載置し
た時に、第1のコネクタ孔100の内側の第1の隙間1
02に連なるようになっており、これら隙間102,1
06を介して筐体5の内部とべース35との内部が互い
に連通されている。
【0102】第2のコネクタ孔103の開口縁部には、
リブ状の凸部108が形成されている。凸部108は、
第2のコネクタ孔103の周方向に連続して形成されて
いるとともに、載置面37から上向きに突出されてい
る。そして、凸部108の先端は、筐体5の底壁5aに
接触するとともに、第1のコネクタ孔100を取り囲ん
でいる。
【0103】そのため、凸部108は、第1および第2
のコネクタ孔100,103と協働して吸気通路109
を構成しており、この吸気通路109は、上記筐体5と
載置面37との間の隙間38に開口することなく、これ
ら筐体5の内部とベース35の内部とを結んでいる。
【0104】このような構成において、ベース35の載
置面37に筐体5を載置すると、第1および第2のコネ
クタ孔100,103が互いに向かい合うとともに、こ
れらコネクタ孔100,103を介して第1の拡張コネ
クタ101と第2の拡張コネクタ105とが嵌合し合
う。これにより、ポータブルコンピュータ1が拡張装置
2に電気的に接続されるとともに、筐体5の内部とベー
ス35の内部とが吸気通路109を介して連通される。
【0105】そのため、ファンユニット65の駆動に伴
い、ベース35の内部の空気が吸引されると、吸気通路
109に負圧が作用し、図12に矢印で示すように、筐
体5内の空気がベース35内に吸い込まれる。この結
果、筐体5の内部に吸気通路109に向かう冷却用空気
の流れが形成され、筐体5の内部の通気性が向上すると
ともに、発熱するMPU17が空気を媒体とする強制対
流により直接冷却される。
【0106】したがって、この構成によれば、第1およ
び第2の拡張コネクタ101,105を露出させる第1
および第2のコネクタ孔100,103を利用して筐体
5内の空気をベース35内に吸引することができる。こ
のため、筐体5の底壁5aやベース35の載置面37に
吸気用の格別な孔を開ける必要はなく、これら筐体5や
ベース35の構成を簡略化することができる。
【0107】なお、この第4の実施の形態においては、
載置面37の第2のコネクタ孔103の周囲に筐体5の
底壁5aに接する凸部108を形成したが、この凸部1
08の代わりに例えば弾性変形が可能なゴム状弾性体か
らなるパッキンを固定し、このパッキンの先端を筐体5
の底壁5aに弾性的に接触させるようにしても良い。
【0108】この構成によれば、第1のコネクタ孔10
0と第2のコネクタ孔103とを結ぶ吸気通路109の
気密性が向上し、筐体5内の空気をより効率良く吸い込
むことができる。
【0109】また、筐体5の底壁5aに第1のコネクタ
孔100を開閉するカバーを設置するとともに、ベース
35の載置面37に第2のコネクタ孔103を開閉する
カバーを設置し、ベース35の載置面37から筐体5を
取り外した時に、筐体5やベース35の内部に異物が侵
入するのを防止するようにしても良い。
【0110】さらに、図13は本発明の第5の実施の形
態を開示している。この第5の実施の形態は、上記第3
の実施の形態をさらに発展させたもので、ポータブルコ
ンピュータ1および拡張装置2の基本的な構成は、第3
の実施の形態と同様である。
【0111】すなわち、この第5の実施の形態では、筐
体5の底壁5aに複数の導入口120が形成されてい
る。導入口120は、発熱するMPU17に対応した位
置に形成されているとともに、筐体5を載置面37に搭
載した時に、この載置面37上の排気口56と向かい合
っている。
【0112】このような構成において、ファンユニット
65の駆動に伴い、ベース35の内部の空気が吸引され
ると、筐体5内の空気が吸気通路95を介してベース3
5内に吸い込まれるので、図13に矢印で示すように、
筐体5の内部に吸気通路109に向かう冷却用空気の流
れが形成される。
【0113】また、ベース35の排気口56から筐体5
の底壁5aに吹き付けられる冷却用空気の一部は、導入
口120を通じて筐体5の内部に吹き込まれ、発熱する
MPU17の周囲に導かれる。
【0114】この際、筐体5の空気は、第1のコネクタ
孔100からベース35に向けて吸引されているので、
導入口120にも負圧が作用することになり、この導入
口120に吹き込まれる冷却用空気が筐体5内に流入し
易くなる。そのため、筐体5内の通気性が向上するとと
もに、発熱するMPU17の周囲により効率良く冷却用
空気を導くことができる。
【0115】したがって、筐体5の底壁5aに冷却用空
気が吹き付けられることと合わせて、筐体5の内部を隅
々まで万遍なく冷却できるとともに、熱源となるMPU
17を集中的に冷却することができ、MPU17ひいて
は筐体5の冷却効果をより一層高めることができる。
【0116】なお、上記各実施の形態においては、ファ
ンユニットをベースの排気口に設置したが、本発明はこ
れに限らず、場合によってはファンユニットを排気口か
ら離れたベースの内部あるいは吸込口の近傍に設置して
も良い。
【0117】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、冷却用空気
は、筐体の底壁と載置部との間の隙間を通じて拡張装置
の内部に吸い込まれるので、この冷却用空気の流れを利
用して筐体を冷却することができる。そのため、筐体の
底壁に冷却用空気が直接吹き付けられることと合わせ
て、この底壁を広範囲に亘って万遍なく冷却することが
でき、その分、回路部品ひいては電子機器の冷却効果が
向上する。
【0118】また、拡張装置が置かれた面に対して空気
を吸い込む開口部の位置が高くなるので、この拡張装置
が置かれた面上の塵埃等を吸い込み難くなる。そのた
め、拡張装置内への塵埃の侵入を極力少なく抑えること
ができ、この塵埃による拡張装置の故障やトラブルを未
然に防止することができる。
【0119】請求項3および6の発明によれば、冷却用
空気は、筐体の内部を経由して拡張装置の内部に吸引さ
れるので、筐体の内部の通気性が向上するとともに、発
熱する回路部品を筐体内を流れる空気を媒体とする強制
対流により直接冷却できる。そのため、筐体の底壁に冷
却用空気が直接吹き付けられることと合わせて、電子機
器を隅々まで万遍なく冷却することができ、その分、電
子機器の冷却効率を高めることができる。
【0120】また、拡張装置には、筐体内の空気が吸い
込まれるので、この拡張装置が置かれた面上の塵埃等を
吸い込み難くなる。そのため、拡張装置内への塵埃の侵
入を極力少なく抑えることができ、この塵埃による拡張
装置の故障やトラブルを未然に防止することができる。
【0121】しかも、請求項6では、第1および第2の
拡張コネクタを露出させる第1および第2のコネクタ孔
を通じて筐体内の空気が拡張装置内に吸引されるので、
電子機器の筐体や拡張装置の載置部に吸気用の格別な孔
を開ける必要はなく、その分、筐体および拡張装置の構
成を簡略化することができる。
【0122】請求項7の発明によれば、筐体の底壁に吹
き付けられる冷却用空気の一部は、導入口を通じて筐体
の内部に吹き込まれ、発熱する回路部品の周囲に導かれ
るので、この回路部品を空気を媒体とする強制対流によ
り直接冷却できる。それとともに、導入口には、ファン
ユニットの駆動に伴う負圧が作用するので、この導入口
に向かう冷却用空気が筐体内に流入し易くなり、筐体内
の通気性がより向上する。したがって、筐体の底壁に冷
却用空気が吹き付けられることと合わせて、筐体の内部
を隅々まで万遍なく冷却できるとともに、熱源となる回
路部品を集中的に冷却することができ、回路部品ひいて
は電子機器の冷却効果をより一層高めることができる。
【0123】また、拡張装置には、筐体内の空気が吸い
込まれるので、この拡張装置が置かれた面上の塵埃等を
吸い込み難くなる。そのため、拡張装置内への塵埃の侵
入を極力少なく抑えることができ、この塵埃による拡張
装置の故障やトラブルを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、拡張装置
の載置面にポータブルコンピュータの筐体を載置した状
態を示す斜視図。
【図2】拡張装置の載置面からポータブルコンピュータ
の筐体を取り外した状態を示す斜視図。
【図3】ポータブルコンピュータの側面図。
【図4】拡張装置の斜視図。
【図5】拡張装置の載置面にポータブルコンピュータの
筐体を載置した状態を一部断面で示す背面図。
【図6】拡張装置の載置面にポータブルコンピュータの
筐体を載置した状態において、拡張装置のファンユニッ
トと筐体内のMPUとの位置関係を示す断面図。
【図7】図6の7F部を拡大して示す断面図。
【図8】拡張装置の排気口回りの平面図。
【図9】拡張装置の排気通路と筐体との位置関係を示す
側面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、拡張装
置の排気口と筐体の底壁との位置関係を示す断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態において、拡張装
置の載置面にポータブルコンピュータの筐体を載置した
状態を示す断面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態において、拡張装
置の載置面にポータブルコンピュータの筐体を載置した
状態を示す断面図。
【図13】本発明の第5の実施の形態において、拡張装
置の載置面にポータブルコンピュータの筐体を載置した
状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…電子機器(ポータブルコンピュータ) 2…拡張装置 5…筐体 5a…底壁 17…回路部品(MPU) 36…載置部 38…隙間 40,41…拡張手段(CD−ROM 駆動装置、フロッピデ
ィスク駆動装置) 56…排気口 63…吸込口 65…ファンユニット 90…第1の連通口 93…第2の連通口 100…第1のコネクタ孔 101…第1の拡張コネクタ 102…第1の隙間 103…第2のコネクタ孔 105…第2の拡張コネクタ 106…第2の隙間 120…導入口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁を有する筐体と、この筐体内に収容
    され、動作中に発熱する回路部品と、を含む電子機器
    と;この電子機器の筐体が取り外し可能に載置される載
    置部を有し、この載置部に上記筐体の底壁と向かい合う
    排気口が開口されたベースと、このベースの内部に収容
    され、上記載置部に載置された電子機器の機能を拡張す
    るための手段と、上記排気口に設置され、上記筐体の底
    壁に向けて冷却用空気を送風するファンユニットと、を
    含む拡張装置と;を具備し、 上記ベースの載置部に、この載置部と上記筐体の底壁と
    の間の隙間を通じて空気を吸引する吸込口を形成したこ
    とを特徴とする電子機器システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記拡張装置
    のベースは、上記載置部の周縁に連なる側壁を有し、ま
    た、上記載置部は、上記排気口に連なるとともに上記側
    壁に開口された溝状の排気通路と、上記筐体の底壁に接
    することで上記排気口および排気通路を上記隙間から隔
    てる遮断手段と、を備えていることを特徴とする電子機
    器システム。
  3. 【請求項3】 第1の連通口が開口された底壁を有する
    筐体と、この筐体内に収容され、動作中に発熱する回路
    部品と、を含む電子機器と;この電子機器の筐体が取り
    外し可能に載置される載置部を有し、上記電子機器の機
    能を拡張する際に用いる拡張装置と;を具備し、 上記拡張装置は、上記載置部に形成され、上記筐体の底
    壁と向かい合う開口部と、この開口部に向けて冷却用空
    気を送風するファンユニットと、上記載置部に形成さ
    れ、上記筐体の第1の連通口に接続される第2の連通口
    と、を備えていることを特徴とする電子機器システム。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記拡張装置
    の開口部は、上記載置部に上記筐体を載置した時に、上
    記回路部品に対応する位置に配置されていることを特徴
    とする電子機器システム。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、上記拡張装置
    の載置部は、上記筐体を載置部に載置した時に、この筐
    体の底壁に接触して上記第1および第2の連通口を気密
    に接続する手段を備えていることを特徴とする電子機器
    システム。
  6. 【請求項6】 底壁を有する筐体と、この筐体内に収容
    され、動作中に発熱する回路部品と、を含む電子機器
    と;この電子機器の筐体が取り外し可能に載置されると
    ともに、この筐体の底壁と向かい合う開口部を有する載
    置部と、上記電子機器の機能を拡張するための手段と、
    上記開口部に向けて冷却用空気を送風するファンユニッ
    トと、を含む拡張装置と;を具備し、 上記筐体の底壁に第1のコネクタ孔を形成し、この第1
    のコネクタ孔の内側に第1の拡張コネクタを配置すると
    ともに、この第1の拡張コネクタと第1のコネクタ孔の
    開口縁部との間に送風用の第1の隙間を形成し、 また、上記拡張装置の載置部に、上記第1のコネクタ孔
    と向かい合う第2のコネクタ孔を形成し、この第2のコ
    ネクタ孔の内側に上記拡張手段に電気的に接続されると
    ともに、上記第1の拡張コネクタに取り外し可能に嵌合
    される第2の拡張コネクタを配置し、この第2の拡張コ
    ネクタと第2のコネクタ孔の開口縁部との間に通風用の
    第2の隙間を形成するとともに、この第2の隙間は、上
    記載置部に筐体を載置した時に、この筐体側の第1の隙
    間に連なることを特徴とする電子機器システム。
  7. 【請求項7】 底壁を有する筐体と、この筐体内に収容
    され、動作中に発熱する回路部品と、を含む電子機器
    と;この電子機器の筐体が取り外し可能に載置される載
    置部を有し、上記電子機器の機能を拡張する際に用いる
    拡張装置と;を具備し、 上記筐体の底壁は、上記回路部品に対応する位置に開口
    された導入口と、この導入口から離れた位置に開口され
    た第1の連通口と、を有し、 また、上記拡張装置は、上記載置部に形成され、上記筐
    体の導入口と向かい合う排気口と、この排気口に向けて
    冷却用空気を送風するファンユニットと、上記載置部に
    形成され、上記筐体の第1の連通口に接続される第2の
    連通口と、を備えていることを特徴とする電子機器シス
    テム。
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