JP2000029203A - ネガ型感光性平版印刷版 - Google Patents

ネガ型感光性平版印刷版

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JP2000029203A
JP2000029203A JP19688398A JP19688398A JP2000029203A JP 2000029203 A JP2000029203 A JP 2000029203A JP 19688398 A JP19688398 A JP 19688398A JP 19688398 A JP19688398 A JP 19688398A JP 2000029203 A JP2000029203 A JP 2000029203A
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JP
Japan
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acid
compound
group
printing plate
photopolymerizable
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JP19688398A
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English (en)
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Hideto Sasaki
秀人 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間層を塗布した後、定温定湿度で長期間
保管をしなくても、安定な感光層と支持体との密着性を
得ることができる、光重合性平版印刷版を提供するこ
と。 【解決手段】 支持体上に、付加重合可能なエチレン
性二重結合を有するシランカップリング剤を加水分解及
び脱水縮合させた化合物、一分子中にアルキレンオキサ
イド鎖及びアクリロイル基もしくはメタクリロイル基を
有する化合物及び一分子中に少なくとも一つのカルボキ
シル基もしくはアミノ基を有する化合物を含有する組成
物を塗布・乾燥して得られる中間層、及び付加重合可能
なエチレン性二重結合を有する化合物及び光重合開始剤
を含有する光重合性感光層を有することを特徴とするネ
ガ型感光性平版印刷版により解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性組成物を
用いたネガ型感光性平版印刷版に関する。特に可視光領
域のレーザー光線に対して高感度でかつ調子再現性及び
耐刷性、汚れ性等の印刷性能が良好な光重合性組成物を
感光層として用い、支持体と感光層との密着力を高める
目的で中間層を設けたネガ型感光性平版印刷版に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ネガ型平版印刷版の感光層は
種々のものが知られており、例えば、ジアゾ樹脂含有
型、光重合型、光架橋型等が知られている。このような
平版印刷版を作成するには、これらの平版印刷版上に透
明のネガフィルム原稿(リスフィルム)をのせ、紫外線
を用いて画像露光するのが一般的であり、そのため作業
に非常に手間暇がかかっていた。近年、画像形成技術の
発展に伴い、例えば非接触型の投影露光製版や可視光レ
ーザー製版等に適合するような、可視領域の光線に対し
高い感光性を有するフォトポリマーが要請されている。
そのような感光材料としては、光重合系が最も高感度で
ある。該可視光レーザーとしてはArレーザーの48
8、514.5nm光、半導体レーザーの第2高調波光
(SHG−LD、350〜600nm)、SHG−YA
Gレーザーの532nm光などが挙げられる。このよう
に感光層にある種の高感度な光重合性感光層を用いるこ
とで、細くビームを絞ったレーザー光をその版面上に走
査させ、文字原稿、画像原稿などを直接版面上に形成さ
せ、フイルム原稿を用いず直接製版が可能となる。例え
ば、特公昭61−9621号、特開昭63−17810
5号、特開平2−244050号公報等に記載の感光性
組成物の使用により、フイルム原稿を用いず直接製版が
可能である。しかしながら、従来のこうした高感度光重
合性の印刷版は感光層と支持体の密着力が必ずしも強力
ではないため、高速で大部数の印刷に使用すると、ベタ
画像が抜けたり、細線やハイライト部が細ったり、飛ん
だりする不具合を生じる。
【0003】そのため高感度光重合系においては支持体
と感光層の光接着性は重要なファクターであり、数多く
研究、開発されている。例えば、特開平3−56177
号公報、特開平7−159838号公報、特開平8−3
20551号公報等には、ラジカルによる付加反応を起
こし得る官能基を支持体表面上に共有結合により設け、
光重合性感光層との接着力を持たせることを目的とした
発明が開示されている。これらの発明により、確かに接
着力の向上は見られたが、実用上はまだ十分ではなく更
なる接着性の向上が求められている。
【0004】また、特願平9−89647号には、感光
層と支持体の密着性を向上させる目的で、重合性基を有
するシランアルコキシドを酸触媒を用いて縮合させたも
の(以下ゾルゲルと称する)を中間層に用いたネガ型感
光性平版印刷版が開示されている。しかし、このゾルゲ
ルによる支持体と感光層との密着力は支持体の状態に依
存するため、ばらつきの無い安定した密着力を得るため
には、支持体に中間層を塗布した後、定温定湿度で一定
期間(例えば、20日前後)保管する必要がある。しか
し、このような長期間の保管工程は、感光性平版印刷版
の生産性を大きく低下させるため問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、中間
層を塗布したのち定温定湿度で長期間保管をしなくて
も、安定な感光層と支持体との密着性を得ることができ
る、光重合性平版印刷版を提供することを目的とする。
さらに本発明は、強固な感光層と支持体の密着力によ
り、より高感度でかつ、多量の印刷を行っても細線やハ
イライトが細ったり飛んだりしないと言った調子再現性
に優れ、耐刷性にも優れ、更にアルカリ現像液が長期間
使用し疲労した場合や印刷版を長期間保存経時させた場
合でも非画像部が汚れない直接レーザー書き込み可能な
ネガ型光重合性平版印刷版を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意研究を行った結果、支持体上に、付加重
合可能なエチレン性二重結合を有するシランカップリン
グ剤を加水分解及び脱水縮合させた化合物、一分子中に
アルキレンオキサイド鎖及びアクリロイル基もしくはメ
タクリロイル基を有する化合物及び一分子中に少なくと
も一つのカルボキシル基もしくはアミノ基を有する化合
物を含有する組成物を塗布・乾燥して得られる中間層、
及び付加重合可能なエチレン性二重結合を有する化合物
及び光重合開始剤を含有する光重合性感光層を有するこ
とを特徴とするネガ型感光性平版印刷版により上記目的
を達成することを見いだした。さらに詳細に述べると本
発明は、(a)付加重合可能なエチレン性二重結合を有
するシランカップリング剤を加水分解及び脱水縮合させ
た、但し未だゾル状にある化合物、(b)一分子中に少
なくとも1個のアルキレンオキサイド鎖及び少なくとも
1個のアクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有す
る化合物、及び(c)一分子中に少なくとも一つのカル
ボキシル基又はアミノ基を有する化合物を含む、ゾル状
組成物を支持体表面に塗布し、必要に応じて乾燥し、該
ゾル状組成物を更に加水分解及び脱水縮合させゲル状に
硬化させて得られた中間層の上に、(d)付加重合可能
なエチレン性二重結合を有する化合物と(e)光重合開
始剤とを含有する光重合性感光層を設けたネガ型感光性
平版印刷版に関する。
【0007】上述した感光層において、露光部はレーザ
ー露光により発生したラジカルにより、中間層中の
(a)エチレン性二重結合を有するシランカップリング
剤と(b)アクリロイル基やメタクリロイル基を有する
化合物の各重合性基が、光重合性感光層中の重合性モノ
マーと反応して、中間層により支持体と光重合性感光層
が強固に接着され、高感度でかつ、多量の印刷を行って
も細線やハイライトが細ったり飛んだりせず、耐刷性に
も優れた光重合性平版印刷版を提供する。また、中間層
に(c)少なくとも一つのカルボキシル基又はアミノ基
を含む化合物が含まれることにより、支持体または中間
層と感光層との密着力が安定化するため、従来行われて
いた中間層塗布後の定温定湿度での長時間保管をせずと
も、ばらつきが無く安定で優れた密着力を有する光重合
性平版印刷版を提供する。一方非画像部は、中間層の一
つの成分が親水的なエチレンオキサイド鎖やプロピレン
オキサイド鎖のようなアルキレンオキサイド鎖を有する
ために中間層がアルカリ性の現像液で簡単に除去され、
アルキレンオキサイド鎖を有する成分を用いなかった場
合に比べて、中間層のゲル化したシランカップリング剤
のアルカリ現像液による除去性も向上する。そのため有
機物が非画像部に残存しにくくなり、疲労したアルカリ
現像液を用いても、印刷版を長期間保存しても、印刷時
汚れにくく刷りやすい直接レーザー書き込み可能なネガ
型光重合性平版印刷版を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。 [(A)中間層]中間層は、後述するアルミニウム支持
体の表面に、付加重合可能なエチレン性二重結合を有す
るシランカップリング剤を加水分解及び脱水縮合させ
た、但し未だゾル状にある化合物と、一分子中に少なく
とも1個のアルキレンオキサイド鎖及び少なくとも1個
のアクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有する化
合物(以下「アルキレンオキサイド鎖を有する化合物」
と略称)及び一分子中に少なくとも1個のカルボキシル
基又はアミノ基を有する化合物を含むゾル状組成物を塗
布し、該ゾル状組成物を更に加水分解及び脱水縮合させ
て、ゲル状に硬化することにより塗設される。
【0009】本発明において使用される「一分子中に少
なくとも一つのカルボキシル基又はアミノ基を有する化
合物」とは、分子内に少なくとも一つのカルボキシル基
又は少なくとも一つのアミノ基を有する化合物を全て含
み、少なくとも一つのカルボキシル基と少なくとも一つ
のアミノ基を同時に有する化合物がより好ましい。分子
内に少なくとも一つのカルボキシル基又はアミノ基を有
する化合物としては、例えば、アミノ酸類、モノ−、ジ
−、又はトリアミン類、及びモノ−、ジ−、又はトリカ
ルボン酸類が挙げられ、さらに具体的には、β−アラニ
ン、コハク酸、エチレンジアミン等が挙げられる。本発
明において使用されるカルボキシル基又はアミノ基を有
する化合物は、後述するシランカップリング剤とアルキ
レンオキサイド鎖含有化合物を含むゾル状組成物に、塗
布乾燥後のカルボキシル基又はアミノ基を有する化合物
の量が1〜20mg/m2 の範囲内となるように添加さ
れることが好ましい。
【0010】本発明において使用される一分子中に少な
くとも一つのカルボキシル基又はアミノ基を有する化合
物は、後述されるゾル状組成物の調製のいずれの段階に
おいて加えてもよい。カルボキシル基又はアミノ基を有
する化合物を含むゾル状組成物は、必要に応じて、後述
するように溶媒、水又は触媒等を加えて支持体に塗布さ
れる。
【0011】ゾル状組成物の構成成分の一つである、シ
ランカップリング剤を加水分解及び脱水縮合させた未だ
ゾル状にある化合物の調製は、従来から知られた方法に
より調製することができる。また、ゾル状組成物のゲル
化は、一般に、シランカップリング剤を加水分解すると
ともに脱水縮合させて得られた−Si−O−Si−結合
を含む無機高分子に付加反応性官能基が固定された形の
有機無機複合体を用いることからなるゾルーゲル方法
(以下「SG法」と呼ぶ)により行われることが好まし
い。SG法については[有機ケイ素ポリマーの最新技
術](第6章 ゾル−ゲル法とケイ素系高分子の研究動
向、今井淑夫著、CMC、1996)及び[ゾル−ゲル
法の科学](作花済夫著、アグネ承風社、1988)等
に記載されているが、上記文献等記載された方法のみに
限定されるわけではない。
【0012】本発明に従った中間層においては、無機高
分子部分が支持体表面と密着し、付加反応性官能基はそ
のまま残存し、支持体表面上に固定される。中間層の塗
設に際し、SG法を用いると、支持体表面上に結合固定
される付加反応性官能基の分布が支持体表面の酸点や塩
基点などの化学的な性質の分布に左右されることが少な
いため好ましい。
【0013】本発明に用いられるシランカップリング剤
としては、下記一般式(X)からなる化合物が有効であ
る。 Ra (Rb )SiRc (Rd ) (X) (Ra 〜Rd の少なくとも2個は炭素原子10以下のア
ルコキシ基又は−OCOCH3 基を表し、他は付加重合
性反応基を表す。) 一般式(X)における付加重合性反応基としては、アル
ケニル基、アルキニル基等が挙げられ、Si元素とこれ
ら付加重合性反応基の間には、種々の連結基が結合され
ていてもかまわない。アルケニル基の例としては、ビニ
ル基、プロペニル基、アリル基、ブテニル基、ジアルキ
ルマレイミド基等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。アルキニル基の例としては、アセチレン
基、アルキルアセチレン基等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。シランカップリング剤として
は、これらに限定されないが、[SilaneCoup
ling Agents](Edwin P.Plue
ddemann、Plemum Press、198
2)等に記載されたものも挙げられる。
【0014】具体的には、テトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テト
ラ(n−プロポキシ)シラン、テトラ(n−ブトキシ)
シラン、テトラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テ
トラキス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、テトラ
キス(2−メトキシエトキシ)シラン、テトラフェノキ
シシラン、テトラアセトキシシランなどを挙げることが
でき、中でもテトラエトキシシランが好ましい。付加重
合可能なエチレン性二重結合反応基を有しているシラン
カップリング剤としては、具体的には、
【0015】CH2 =CH−Si(OCOCH3 3
CH2 =CH−Si(OC2 5 3 、CH2 =CH−
Si(OCH3 3 、CH2 =CHCH2 −Si(OC
2 5 3 、CH2 =CHCH2 NH(CH2 3 −S
i(OCH3 3 、CH2 =CHCOO−(CH2 3
−Si(OCH3 3 、CH2 =CHCOO−(C
2 3 −Si(OC2 5 3 、CH2 =CHCOO
−(CH2 4 −Si(OCH3 3 、CH2 =C(C
3 )COO−(CH2 3 −Si(OCH3 3 、C
2 =C(CH3 )COO−(CH2 3 −Si(OC
2 5 3 、CH2 =C(CH3 )COO−(CH2
4 −Si(OCH3 3 、CH2 =C(CH3)COO−
(CH2 5 −Si(OCH3 3 、(CH2 =C( C
3)COO−(CH2 3 2 −Si(OCH3 2
CH2 =C(CH=CH2 )−Si(OCH3 3 、C
2 =CH−SO2 NH−(CH2 3 −Si(OCH
3 3 、CH2 =CH−ph−O−Si(OC
3 3 、(ph:ベンゼン環を示す)
【0016】CH2 =CH−ph−CONH−( C
2 3 −Si(OCH3 3 、CH2 =CH−ph−
CH2 NH−( CH2 3 −Si(OCH3 3 、CH
2 =CH−ph−CH2 NH−C2 4 NH(CH2)3-Si
(OCH3)3・HClHC≡C−Si(OC2 5 3 、CH3
C≡C−Si(OC2 5 3 、DMI−(CH2 m
−CONH−(CH2 3 −Si(OCH3 3 、(D
MI:ジメチルマレイミド基を示す。m=1〜20) CH2 =CHCH2 O−Si(OCH3 3 、(CH2
=CHCH2 O)4 Si、HO−CH2 −CH=CH−
Si(OC2 5 3 、CH3 CH2 CO−CH=CH
−Si(OC2 5 3 、CH2 =CHS−( CH2
3 −Si(OCH3 3 、CH2 =CHCH2 O−( C
2 2 −SCH2 −Si(OCH3 3 、CH2 =C
HCH2 S−( CH2 3 −S−Si(OCH3 3
(CH3)3 CCO−CH=CH−Si(OC
2 5 3 、(CH2 =CH)2N−( CH2)2 −SCH
2 −Si(OCH3 3 、CH3 COCH=C( C
3 )−O−Si( OCH3 3をあげることができる
が、これらに限定されるものではない。シランカップリ
ング剤はいくつかの化合物を任意の比で混合して用いて
もかまはない。
【0017】本発明に用いられるアルキレンオキサイド
鎖を有する化合物としては、次のような化合物が有効で
ある。まず、一つのアルキレンオキサイド鎖を有する化
合物としては、下記一般式(1)で表されるリンを含む
付加重合可能なエチレン性二重結合を有する化合物が有
効である。 R1 (R2 )(R3 )P=O (1) [(R1 、R2 、R3 の少なくとも1つは下記一般式
(2)で表される付加重合性反応基を表し、他はビニル
基、OH基、アルコキシ基又は下記一般式(3)のアミ
ノ基を表す。) CH2 =C(R4 )COO(CH2 CH(R5 )O)n − (2) (R4 は、H又はCH3 を表す。R5 は、H、CH3
はCH2 Xを表す。Xは、ハロゲン原子(例えば、F、
Cl、Br、I)を表す。nは、0〜50を表す。) R6 −CH2 CH2 −NH(R7 2 − (3) (R6 は、H、OH、C1-6 アルキル基、アクリロイル
基又はメタクリロイル基を表す。R7 は、H又はC1-6
アルキル基を表す。)]で表される付加重合可能なエチ
レン性二重結合を有するリン化合物であるが、R1 〜R
4 の具体例としては、OH、CH3 O、C2 5 O、H
OC2 4 O、n−C3 7 O、i−C37 O、HO
3 6 O、n−C4 9 O、i−C4 9 O、sec
−C4 9O、t−C4 9 O、フェノキシ、C8 17
O、CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n 、C
2 =CHCOO(C2 4 O)n 、CH2 =C(CH
3 )COOCH2 CH(CH2 Cl)O、CH2 =C
(CH3 )COO(CH2 CH(CH3 )O)n 、CH
2 =CHCOO(CH2 CH(CH3 )O)n 、ONH
3 2 4 OH、ONH(C2 5 2 2 4 OCO
C(CH3 )=CH2 、ビニル基、プロペニル基、アリ
ル基、ブテニル基等を挙げることができる。しかしなが
らこれらに限定されるものではない。
【0018】(1)で表される化合物として具体的に
は、下記の化合物が上げられるがこれらに限定されるも
のではない。 [化合物A] CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n P=O
(OH)2 n=1;ユニケミカル(株);ホスマーM、 日本化薬(株);カヤマーPM−1、 共栄社油脂(株);ライトエステルP−M、 新中村化学(株);NKエステルSA、 n=2;ユニケミカル(株);ホスマーPE2、 n=4〜5;ユニケミカル(株);ホスマーPE、 n=8;ユニケミカル(株);ホスマーPE8 [化合物B] [CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n m
=O(OH)3-m n=1、m=1と2の混合物;大八化学(株);MR−
200 [化合物C] CH2 =CHCOO(C2 4 O)n P=O(OH)2 n=1;ユニケミカル(株);ホスマーA、 共栄社油脂(株);ライトエステルP−A [化合物D] [CH2 =CHCOO(C2 4 O)n m P=O(O
H)3-m n=1、m=1と2の混合物;大八化学(株);AR−
200 [化合物E] CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n P=O
(OC4 9 2 n=1;大八化学(株);MR−204 [化合物F] CH2 =CHCOO(C2 4 O)n P=O(OC4
9 2 n=1;大八化学(株);AR−204 [化合物G] CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n P=O
(OC8 172 n=1;大八化学(株);MR−208 [化合物H] CH2 =CHCOO(C2 4 O)n P=O(OC8
172 n=1;大八化学(株);AR−208 [化合物I] CH2 =C(CH3 )COO(CH2 CH(CH2
l)O)n P=O(OH)2 n=1;ユニケミカル(株);ホスマーCL [化合物J] CH2 =C(CH3 )COO(CH2 CH(CH3
O)n P=O(OH)2 n=5〜6;ユニケミカル(株);ホスマーPP
【0019】[化合物O] CH2 =CHCOO(C2 4 O)n P=O(O−p
h)2 (ph:ベンゼン環を示す)n=1;大八化学(株);
AR−260 [化合物P] CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n P=O
(O−ph)2 n=1;大八化学(株);MR−260 [化合物Q] [CH2 =CHCOO(C2 4 O)n 2 P=O(O
4 9 ) n=1;大八化学(株);PS−A4 [化合物R] CH2 =CHP=O(OC2 4 Cl)2 n=1;大八化学(株);ビニエイト−R [化合物S] [CH2 =C(CH3 )COO(C2 4 O)n 2
=O(OH) n=1;大八化学(株);MR−200、 日本化薬(株);カヤマーPM−2 [化合物T] [CH2 =C(CH3)COOC2 4(OCOC5 10
O]2 P=O(OH) 日本化薬(株);カヤマーPM−21 [化合物U] [CH2 =CHCOO(C2 4 O)n 3 P=O n=1;大阪有機(株);ビスコート3PA 市販品は、上記に示した化合物等があるが全てを網羅し
たものではない。
【0020】これらのリン化合物は、「実験化学講座」
や「紫外線硬化システム」加藤清視著等に記載されるよ
うに、一般のアクリル系モノマーと同様に、アクリル酸
またはメタクリル酸とリン酸化合物とによる脱水反応ま
たはエステル交換により合成する。また、リン化合物は
いくつかの化合物を任意の比で混合して用いてもかまは
ない。式中エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサ
イドの鎖長nの数は、合成上n数が大きくなるにつれて
純品を合成する事が困難であり、前後の混合物となる。
具体的な数としては、n=0、1、2、約4〜5、約5
〜6、約7〜9、約14、約23、約40、約50であ
るが、これらに限定されるものではない。
【0021】また、他の一つのアルキレンオキサイド基
を有する化合物としては、下記一般式(4)、(5)又
は(6)で表されるリンを含まない付加重合可能なエチ
レン性二重結合を有する化合物が有効である。 CH2 =C(R8 )COO(CH2 CH(R9 )O)n 1 (4) CH2 =C(R8 )COO(CH2 CH2 CH2 O)n 2 (5) [CH2 =C(R8 )COO(R10O)n (R11l m 3 (6) (R8 は、H又はCH3 を表す。R9 は、H、CH3
はCH2 Xを表す。Xは、ハロゲン原子を表す。nは、
1〜50を表す。Z1 及びZ2 は、H、C1-6 アルキル
基、アルキル置換された又はされてないフェニル基、ア
クリロイル基、メタクリロイル基、又は芳香族カルボン
酸残基を表す。R10は、C2-3 アルキレン基を表す。R
11は、C1-3 アルキレン基又は、アルキル置換された又
はされてないフェニレン基を表し、lは、0又は1を表
す。Z3 は、C3-6 の2価又は3価の脂肪族炭化水素基
を表し、mは、Z3 が2価のとき2を表し、Z3 が3価
のとき3を表す。) 具体的には、下記化合物が挙げられるがこれらに限定さ
れるものではない。
【0022】
【化1】
【0023】これらの化合物は複数種を任意の比で混合
して用いてもかまわない。また、これらの化合物と上記
したリン化合物とを任意の比で混合して用いることもで
きる。
【0024】ゾル状組成物を調製するに当たり、シラン
カップリング剤を加水分解及び脱水縮合させた未だゾル
状である化合物と上記各種のアルキレンオキサイド基を
有する化合物の重量比は、5000:1〜1:500
で、好ましくは1000:1〜1:100、更に好まし
くは500:1〜1:20である。
【0025】また、上述した化合物を含むゾル状組成物
は、必要に応じて溶剤で希釈して用いてもよい。水及び
/又は触媒を加えることもできる。溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、エチレングリコール、ヘキシレングリコール、TH
F、DMF等であり、特にアルコール類が好ましいが、
これらの有機溶媒を混合して用いてもかまわない。溶媒
の使用量は、ゾル状組成物を構成する化合物の総重量に
基づいて、一般に0.2〜500倍、好ましくは0.5
〜100倍、更に好ましくは1〜20倍である。使用量
が0.2倍より少ないと反応液が経時でゲル化しやすく
不安定となり好ましくない。また、500倍より多い
と、反応が数日を要するようになり好ましくない。
【0026】また、ゾル状組成物に加える水の量は、一
般に、ゾル状組成物を構成する化合物1モル当り0.1
〜1000モル、好ましくは0.5〜200モル、更に
好ましくは1.5〜100モルである。水の量が化合物
1モル当り、0.1モルより少ない時は、加水分解とそ
れに続く重縮合反応の進行が非常に遅くなり、安定な表
面処理が可能となるまでに数日を要し好ましくない。一
方、水の量が化合物1モル当り1000モルより多くな
ると、生成した組成物を金属表面に塗設した場合密着不
良を起す他、組成物の経時安定性が悪く、すぐにゲル化
してしまうことが多いため、塗布作業を安定して行ない
にくくなる。
【0027】SG法に好適なゾル状組成物を調液するた
めの反応温度は室温〜100℃程度が常用されるが、以
下に述べる使用触媒の種類によっては室温以下あるいは
100℃以上の温度を用いることもできる。溶媒の沸点
よりも高い温度で反応させることも可能であり、必要に
応じて反応器に還流冷却器を付設してもよい。
【0028】必要に応じて使用される触媒としては、塩
酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、リンゴ酸、シュウ酸な
どの酸、又はアンモニア、テトラメチルアンモニウムヒ
ドロキシド、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの
塩基が使用できる。触媒の添加量は、シランカップリン
グ剤とアルキレンオキサイド基を有する化合物の合計量
を基準として、化合物1モル当り0.001〜1モル、
好ましくは0.002〜0.75モル、更に好ましくは
0.003〜0.5モルである。触媒添加量を1モルよ
り多くしても、その添加効果に比べて経済的に特に利益
があるわけではない。
【0029】酢酸、リンゴ酸等の弱酸を触媒として使用
する時は、使用した溶媒にもよるが、一般的に反応温度
を40℃〜100℃の範囲とするのが有利であるが、硫
酸、硝酸等の強酸を触媒として使用する時は10℃〜6
0℃の範囲がよい。リン酸を触媒として用いる場合は1
0℃〜90℃で反応を行なわせることができる。SG法
に用いるゾル状組成物の調液工程、及びこれを支持体に
塗布し乾燥する工程で、多くの場合熱が加えられるが、
揮発性の酸を触媒として使用すると、周囲の装置に揮発
して付着し、これを腐食させる場合がある。主として鉄
を素材として用いる工程で本方法を使用する場合は、不
揮発性の硫酸及び/又はリン酸を触媒として用いるのが
好ましい。
【0030】上述したシランカップリング剤、アルキレ
ンオキサイド基を有する化合物及びアミノ基又はカルボ
キシル基を有する化合物と、有機溶媒、水、及び場合に
より触媒からなる組成物を、適当な反応温度、反応時
間、及び場合により適当な撹拌条件を選んで反応させる
と、加水分解とともに重縮合反応が起り−Si−O−S
i−結合を含む高分子又はコロイド状高分子が生成し、
液状組成物の粘度が上昇し、ゾル化する。SG法で用い
る上記ゾル液は、室温で放置すると重縮合反応が引き続
き進行しゲル化することがある。従って、一度上記の方
法で調液したゾル液を、支持体上への塗布時に希釈のた
めに使用する予定の溶媒で予じめ希釈して、ゾル液のゲ
ル化を防止ないし遅延させることができる。また、支持
体上での中間層の塗布分布ムラが無いようにするために
も、これらの処理液を支持体に塗布する前に溶媒を加え
て濃度調整を行なうことが好ましい。この目的に使用す
る溶媒としてはアルコール類、殊にメタノールやエタノ
ールが好適であるが、さらに後述する他の溶剤、有機化
合物、無機添加剤、界面活性剤などを加えることもでき
る。
【0031】他の溶剤の例としては、メチルエチルケト
ン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルア
セテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジ
メトキシエタン、乳酸メチル、乳酸エチル、アセチルア
セトン、エチレングリコール等を挙げることができる。
【0032】添加することのできる有機化合物の例とし
ては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂、
ウレタン樹脂、ノボラック樹脂、ピロガロール−アセト
ン樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルメチルエーテル、ポリプロピレングリコ
ール等が挙げられる。無機添加剤の例としては、コロイ
ダルシリカ、コロイダルアルミナなどを挙げることがで
きる。エチレングリコール、エチレングリコールモノメ
チルエーテル等の高沸点溶剤は、支持体に塗布する濃度
にまで希釈された液の安定性を高め、支持体に結合され
た付加反応性官能基の反応再現性を保証する働きがあ
る。ノボラック樹脂、ピロガロール−アセトン樹脂等の
有機化合物も同様の効果を有するが、得られる支持体の
表面の親水性を低下させる副作用があり、添加量を細か
く調整する必要がある。
【0033】シランカップリング剤、アルキレンオキサ
イド基を有する化合物及びアミノ基またはカルボキシル
基を有する化合物のゾル状組成物の塗布量は極微量のた
め重量法では測定が困難である。よって処理後の基板表
面を適当な方法、例えばケイ光X線分析法、赤外線吸収
法等の方法で測定し、表面にあるSi原子量の定量、炭
素−炭素の多重結合量の定量等を行なうことによって決
定することができる。シランカップリング剤とアルキレ
ンオキサイド基を有する化合物及びアミノ基またはカル
ボキシル基を有する化合物を含むゾル状組成物の塗布量
としては、表面にあるSi原子量の量として、0.1〜
50mg/m2 、好ましくは0.5〜20mg/m2
更に好ましくは1〜10mg/m2 である。
【0034】本発明において、シランカップリング剤と
アルキレンオキサイド基を有する化合物及びカルボキシ
ル基又はアミノ基を有する化合物を含むゾル状組成物の
支持体への塗布方法は、ハケ塗り、浸漬塗布、アトマイ
ジング、スピンコーティング、ドクターブレード塗布
等、各種のものを使用することができ、アルミニウム基
板表面の形状や必要とする処理膜厚等を勘案して決めら
れる。
【0035】SG法に好適なゾル状組成物は、支持体表
面に塗設後、風乾ないし加熱乾燥させると、−Si−O
−Si−結合からなる無機高分子がゲル化すると同時に
基板表面と共有結合する。乾燥は溶媒、残留水及び場合
により触媒を揮散させるために行なうものであるが、処
理後の基板の使用目的によっては工程を省くこともでき
る。従って、目的によっては、乾燥終了後にも更に温度
をかけ、加熱を継続してもよい。乾燥及び場合により継
続されるその後の加熱における最高温度は付加反応性官
能基が分解しない範囲にあることが好ましい。従って、
使用できる乾燥温度条件は室温〜200℃、好ましくは
室温〜170℃、更に好ましくは室温〜140℃であ
る。乾燥時間は一般に1秒〜30分間、好ましくは5秒
〜10分間、更に好ましくは10秒〜2分間である。
【0036】本発明の実施に当たっては、後述の如くア
ルミニウム基板上に、必要に応じて(1)砂目立て処
理、(2)陽極酸化処理、(3)シリケート処理、
(4)酸処理を施し、更に中間層を塗設してなる支持体
上に、後述される光重合性組成物からなる感光層を形成
することで、本発明の光重合性平版印刷版が形成される
が、感光層を塗設する前に必要に応じて有機下塗層を設
けてもかまわない。水溶性の樹脂、たとえばポリビニル
ホスホン酸、スルホン酸基を側鎖に有する重合体および
共重合体、ポリアクリル酸、水溶性金属塩(例えば硼酸
亜鉛)若しくは、黄色染料等を下塗りしたものも好適で
ある。
【0037】また、この有機下塗層に用いられる有機化
合物としては例えば、カルボキシメチルセルロース、デ
キストリン、アラビアガム、2−アミノエチルホスホン
酸などのアミノ基を有するホスホン酸類、置換基を有し
てもよいフェニルホスホン酸、ナフチルホスホン酸、ア
ルキルホスホン酸、グリセロホスホン酸、メチレンジホ
スホン酸およびエチレンジホスホン酸などの有機ホスホ
ン酸、置換基を有してもよいフェニルリン酸、ナフチル
リン酸、アルキルリン酸およびグリセロリン酸などの有
機リン酸、及び置換基を有してもよいフェニルホスフィ
ン酸、ナフチルホスフィン酸、アルキルホスフィン酸お
よびグリセロホスフィン酸などの有機ホスフィン酸など
が挙げられるが、これらを二種以上混合して用いてもよ
い。
【0038】この有機下塗層は次のような方法で設ける
ことが出来る。即ち、水またはメタノール、エタノー
ル、メチルエチルケトンなどの有機溶剤もしくはそれら
の混合溶剤に上記の有機化合物を溶解させた溶液を中間
層を塗設してなるアルミニウム板上に塗布、乾燥して設
ける方法と、水またはメタノール、エタノール、メチル
エチルケトンなどの有機溶剤もしくはそれらの混合溶剤
に上記の有機化合物を溶解させた溶液に、中間層を塗設
してなるアルミニウム基板を浸漬して上記有機化合物を
吸着させ、しかる後、水などによって洗浄、乾燥して有
機下塗層を設ける方法である。前者の方法では、上記の
有機化合物の0.005〜10重量%の濃度の溶液を種
々の方法で塗布できる。例えば、バーコーター塗布、回
転塗布、スプレー塗布、カーテン塗布などいずれの方法
を用いてもよい。また、後者の方法では、溶液の濃度は
0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜5重量%
であり、浸漬温度は20〜90℃、好ましくは25〜5
0℃であり、浸漬時間は0.1秒〜20分、好ましくは
2秒〜1分である。
【0039】これに用いる溶液は、アンモニア、トリエ
チルアミン、水酸化カリウムなどの塩基性物質や、塩
酸、リン酸などの酸性物質によりpHを調節し、pH1
〜12の範囲で使用することもできる。また、光重合性
平版印刷版の調子再現性改良のために、黄色染料を添加
することもできる。有機下塗層の乾燥後の被覆量は、2
〜200mg/m2 が適当であり、好ましくは5〜10
0mg/m2 である。上記の被覆量が2mg/m2 より
少ないと十分な耐刷性が得られない。また、200mg
/m2 より大きくても同様である。また中間層を塗設し
てなるアルミニウム支持体は、途中更に弗化ジルコニウ
ム酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理などの表
面処理がなされてもかまわない。
【0040】[(B)光重合性感光層]本発明で用いら
れる光重合性感光層の主な成分は、付加重合可能なエチ
レン性二重結合を含む化合物、光重合開始剤、有機高分
子結合剤等であり、必要に応じ、着色剤、可塑剤、熱重
合禁止剤等の種々の化合物が添加される。付加重合可能
な二重結合を含む化合物は、末端エチレン性不飽和結合
を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物の
中から任意に選択することができる。例えばモノマー、
プレポリマー、すなわち2量体、3量体およびオリゴマ
ー、またはそれらの混合物ならびにそれらの共重合体な
どの化学的形態をもつものである。モノマーおよびその
共重合体の例としては、不飽和カルボン酸(例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イ
ソクロトン酸、マレイン酸など)と脂肪族多価アルコー
ル化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価
アミン化合物とのアミド等があげられる。
【0041】脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルのモノマーの具体例としては、アク
リル酸エステルとして、エチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3
−ブタンジオールジアクリレート、テトラメチレングリ
コールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、トリメチロール
プロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテ
ル、トリメチロールエタントリアクリレート、ヘキサン
ジオールジアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオ
ールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアク
リレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ジペンタエスリトールジアク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテト
ラアクリレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソ
ルビトールヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオ
キシエチル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレ
ートオリゴマー等がある。
【0042】メタクリル酸エステルとしては、テトラメ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタク
リレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビト
ールテトラメタクリレート、ビス〔p−(3−メタクリ
ルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジメ
チルメタン、ビス−〔p−(メタクリルオキシエトキ
シ)フェニル〕ジメチルメタン等がある。
【0043】イタコン酸エステルとしては、エチレング
リコールジイタコネート、プロピレングリコールジイタ
コネート、1,3−ブタンジオールジイタコネート、
1,4−ブタンジオールジイタコネート、テトラメチレ
ングリコールジイタコネート、ペンタエリスリトールジ
イタコネート、ソルビトールテトライタコネート等があ
る。クロトン酸エステルとしては、エチレングリコール
ジクロトネート、テトラメチレングリコールジクロトネ
ート、ペンタエリスリトールジクロトネート、ソルビト
ールテトラジクロトネート等がある。イソクロトン酸エ
ステルとしては、エチレングリコールジイソクロトネー
ト、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、ソルビ
トールテトライソクロトネート等がある。マレイン酸エ
ステルとしては、エチレングリコールジマレート、トリ
エチレングリコールジマレート、ペンタエリスリトール
ジマレート、ソルビトールテトラマレート等がある。さ
らに、前述のエステルモノマーの混合物も挙げることが
できる。
【0044】また、脂肪族多価アミン化合物と不飽和カ
ルボン酸とのアミドのモノマーの具体例としては、メチ
レンビス−アクリルアミド、メチレンビス−メタクリル
アミド、1,6−ヘキサメチレンビス−アクリルアミ
ド、1,6−ヘキサメチレンビス−メタクリルアミド、
ジエチレントリアミントリスアクリルアミド、キシリレ
ンビスアクリルアミド、キシリレンビスメタクリルアミ
ド等がある。その他の例としては、特公昭48−417
08号公報中に記載されている1分子中に2個以上のイ
ソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物に、
下記の一般式(7)で示される水酸基を含有するビニル
モノマーを付加せしめた1分子中に2個以上の重合性ビ
ニル基を含有するビニルウレタン化合物等があげられ
る。
【0045】 CH2 =C(R12)COOCH2 CH(R13)OH (7) (ただし、R12およびR13は、HあるいはCH3 を示
す。) また、特開昭51−37193号に記載されているよう
なウレタンアクリレート類、特開昭48−64183
号、特公昭49−43191号、特公昭52−3049
0号各公報に記載されているようなポリエステルアクリ
レート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応さ
せたエポキシアクリレート類等の多官能のアクリレート
やメタクリレートをあげることができる。さらに日本接
着協会誌 vol. 20、No. 7、300〜308ページ
(1984年)に光硬化性モノマーおよびオリゴマーと
して紹介されているものも使用することができる。な
お、これらの使用量は、全成分に対して5〜70重量%
(以下%と略称する。)、好ましくは10〜50%であ
る。
【0046】光重合開始剤としては、使用する光源の波
長により、特許、文献等で公知である種々の光開始剤、
あるいは2種以上の光開始剤の併用系(光開始系)を適
宜選択して使用することができる。例えば400nm付
近の光を光源として用いる場合、ベンジル、ベンゾイン
エーテル、ミヒラーズケトン、アントラキノン、チオキ
サントン、アクリジン、フェナジン、ベンゾフェノン等
が広く使用されている。また、400nm以上の可視光
線、Arレーザー、半導体レーザーの第2高調波、SH
G−YAGレーザーを光源とする場合にも、種々の光開
始系が提案されており、例えば、米国特許第2,85
0,445号に記載のある種の感光性染料、染料とアミ
ンの複合開始系(特公昭44−20189号)、ヘキサ
アリールビイミダゾールとラジカル発生剤と染料との併
用系(特公昭45−37377号)、ヘキサアリールビ
イミダゾールとp−ジアルキルアミノベンジリデンケト
ンの系(特公昭47−2528号、特開昭54−155
292号)、環状シス−α−ジカルボニル化合物と染料
の系(特開昭48−84183号)、環状トリアジンと
メロシアニン色素の系(特開昭54−151024
号)、3−ケトクマリンと活性剤の系(特開昭52−1
12681号、特開昭58−15503号)、ビイミダ
ゾール、スチレン誘導体、チオールの系(特開昭59−
140203号)、有機過酸化物と色素の系(特開昭5
9−140203号、特開昭59−189340号)、
ローダニン骨格の色素とラジカル発生剤の系(特開平2
−244050号)、チタノセンと3−ケトクマリン色
素の系(特開昭63−221110号)、チタノセンと
キサンテン色素さらにアミノ基あるいはウレタン基を含
む付加重合可能なエチレン性不飽和化合物を組み合わせ
た系(特開平4−221958号、特開平4−2197
56号)、チタノセンと特定のメロシアニン色素の系
(特開平6−295061号)等を挙げることができ
る。これらの光重合開始剤の使用量は、エチレン性不飽
和化合物100重量部に対し、0.05〜100重量
部、好ましくは0.1〜70重量部、更に好ましくは
0.2〜50重量部の範囲で用いることができる。
【0047】光重合性組成物は、通常、バインダーとし
て有機高分子重合体を含有するが、このような有機高分
子重合体としては、光重合可能なエチレン性不飽和化合
物と相溶性を有している有機高分子重合体である限り、
どれを使用してもかまわない。好ましくは水現像或いは
弱アルカリ水現像を可能とする水あるいは弱アルカリ水
可溶性又は膨潤性である有機高分子重合体が選択され
る。有機高分子重合体は、該組成物の皮膜形成剤として
だけでなく、水、弱アルカリ水或は有機溶剤現像剤とし
ての用途に応じて選択使用される。例えば、水可溶性有
機高分子重合体を用いると水現像が可能になる。この様
な有機高分子重合体としては、側鎖にカルボン酸基を有
する付加重合体、例えば特開昭59−44615号、特
公昭54−34327号、特公昭58−12577号、
特公昭54−25957号、特開昭54−92723
号、特開昭59−53836号、特開昭59−7104
8号に記載されているもの、すなわち、メタクリル酸共
重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、ク
ロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル
化マレイン酸共重合体等がある。
【0048】また同様に側鎖にカルボン酸基を有する酸
性セルロース誘導体がある。この外に水酸基を有する付
加重合体に環状酸無水物を付加させたものなどが有用で
ある。特にこれらの中で〔ベンジル(メタ)アクリレー
ト/(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の付加重
合性ビニルモノマー〕共重合体及び〔アリル(メタ)ア
クリレート(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の
付加重合性ビニルモノマー〕共重合体が好適である。こ
の他に水溶性有機高分子として、ポリビニルピロリドン
やポリエチレンオキサイド等が有用である。また硬化皮
膜の強度を上げるためにアルコール可溶性ポリアミドや
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
とエピクロロヒドリンのポリエーテル等も有用である。
これらの有機高分子重合体は全組成中に任意な量を混和
させることができる。しかし90重量%を超える場合に
は形成される画像強度等の点で好ましい結果を与えな
い。好ましくは30〜85%である。また光重合可能な
エチレン性不飽和化合物と有機高分子重合体は、重量比
で1/9〜9/1の範囲とするのが好ましい。より好ま
しい範囲は2/8〜8/2であり、更に好ましくは3/
7〜7/3である。
【0049】また、本発明においては以上の基本成分の
他に感光性組成物の製造中あるいは保存中において重合
可能なエチレン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止す
るために少量の熱重合禁止剤を添加することが望まし
い。適当な熱重合禁止剤としてはハロイドキノン、p−
メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノ
ン、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、N−ニトロソフェニルヒ
ドロキシアミン第一セリウム塩等があげられる。熱重合
禁止剤の添加量は、全組成物の重量に対して約0.01
%〜約5%が好ましい。また必要に応じて、酸素による
重合阻害を防止するためにベヘン酸やベヘン酸アミドの
ような高級脂肪酸誘導体等を添加して、塗布後の乾燥の
過程で感光層の表面に偏在させてもよい。高級脂肪酸誘
導体の添加量は、全組成物の約0.5%〜約10%が好
ましい。更に感光層の着色を目的として、着色剤を添加
してもよい。着色剤としては、例えば、フタロシアニン
系顔料、アゾ系顔料、カーボンブラック、酸化チタンな
どの顔料、エチルバイオレット、クリスタルバイオレッ
ト、アゾ染料、アントラキノン系染料、シアニン系染料
がある。染料および顔料の添加量は全組成物の約0.5
%〜約5%が好ましい。加えて、硬化皮膜の物性を改良
するために、無機充填剤やジオクチルフタレート、ジメ
チルフタレート、トリクレジルホスフェート等の可塑剤
等の添加剤を加えてもよい。これらの添加量は全組成物
の10%以下が好ましい。
【0050】本発明の光重合性組成物を支持体上に塗布
する際には種々の有機溶剤に溶かして使用に供される。
ここで使用する溶媒としては、アセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサン、酢酸エチル、エチレンジクロ
ライド、テトラヒドロフラン、トルエン、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、アセチルアセトン、シ
クロヘキサノン、ジアセトンアルコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコ
ールエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモ
ノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチ
ルエーテルアセテート、3−メトキシプロパノール、メ
トキシメトキシエタノール、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート、3−メトキシプロピ
ルアセテート、N,N−ジメチルホルムアミド,ジメチ
ルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、乳酸メチル、乳
酸エチルなどがある。これらの溶媒は、単独あるいは混
合して使用することができる。そして、塗布溶液中の固
形分の濃度は、1〜50重量%が適当である。
【0051】本発明における光重合性組成物には、塗布
面質を向上するために界面活性剤を添加することができ
る。その被覆量は乾燥後の重量で約0.1g/m2 〜約
10g/m2 の範囲が適当である。より好ましくは0.
3〜5g/m2 である。更に好ましくは0.7〜3g/
2 である。
【0052】[(C)支持体]本発明に用いられる支持
体としては、寸度的に安定なアルミニウムを主成分とす
る金属が好適であり、アルミニウムまたはアルミニウム
合金からなる。純アルミニウム板の他、アルミニウムを
主成分とし、微量の異元素を含む合金板、又はアルミニ
ウム(合金)がラミネートもしくは蒸着されたプラスチ
ックフィルム又は紙の中から選ばれる。更に、特公昭4
8−18327号に記載されているようなポリエチレン
テレフタレートフィルム上にアルミニウムシートが結合
された複合体シートや、紙の上下をアルミニウムでサン
ドイッチした複合体シートでもかまわない。
【0053】以下の説明において、上記に挙げたアルミ
ニウムまたはアルミニウム合金からなる基板をアルミニ
ウム支持体と総称して用いる。前記アルミニウム合金に
含まれる異元素には、ケイ素、鉄、マンガン、銅、マグ
ネシウム、クロム、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタン
などがあり、合金中の異元素の含有量は10重量%以下
である。本発明では純アルミニウム板が好適であるが、
完全に純粋なアルミニウムは精錬技術上製造が困難であ
るので、僅かに異元素を含有するものでもよい。このよ
うに本発明に適用されるアルミニウム支持体は、その組
成が特定されるものではなく、従来より公知公用の素材
のもの、例えばJIS A 1050、JIS A 1
100、JIS A 3103、JIS A 3005
などを適宜利用することが出来る。また、本発明に用い
られるアルミニウム支持体の厚みは、およそ0.1mm
〜0.6mm程度である。この厚みは印刷機の大きさ、
印刷版の大きさ及びユーザーの希望により適宜変更する
ことができる。アルミニウム支持体には、適宜後述の基
板表面処理が施されることが好ましいが、以下のすべて
の処理を施さなければならないと言うわけではない。
【0054】[(C)−1、砂目立て処理]砂目立て処
理方法は、特開昭56−28893号に開示されている
ような機械的砂目立て、化学的エッチング、電解グレイ
ンなどがある。さらに塩酸または硝酸電解液中で電気化
学的に砂目立てする電気化学的砂目立て方法、及びアル
ミニウム支持体表面を金属ワイヤーでひっかくワイヤー
ブラシグレイン法、研磨球と研磨剤でアルミニウム支持
体表面を砂目立でするボールグレイン法、ナイロンブラ
シと研磨剤で表面を砂目立てするブラシグレイン法のよ
うな機械的砂目立て法を用いることができ、上記砂目立
て方法を単独あるいは組み合わせて用いることもでき
る。その中でも本発明に有用に使用される表面粗さを作
る方法は、塩酸または硝酸電解液中で化学的に砂目たて
する電気化学的方法であり、適する電流密度は100C
/dm2 〜400C/dm2 の範囲である。さらに具体
的には、0.1〜50%の塩酸または硝酸を含む電解液
中、温度20〜100℃、時間1秒〜30分、電流密度
100C/dm2 〜400C/dm2 の条件で電解を行
うことが好ましい。
【0055】このように砂目立て処理したアルミニウム
支持体は、酸またはアルカリにより化学的にエッチング
される。酸をエッチング剤として用いる場合は、微細構
造を破壊するのに時間がかかり、工業的に本発明を適用
するに際しては不利であるが、アルカリをエッチング剤
として用いることにより改善できる。本発明において好
適に用いられるアルカリ剤は、苛性ソーダ、炭酸ソー
ダ、アルミン酸ソーダ、メタケイ酸ソーダ、リン酸ソー
ダ、水酸化カリウム、水酸化リチウム等を用い、濃度と
温度の好ましい範囲はそれぞれ1〜50%、20〜10
0℃であり、Alの溶解量が5〜20g/m3 となるよ
うな条件が好ましい。エッチングのあと表面に残留する
汚れ(スマット)を除去するために酸洗いが行われる。
用いられる酸は硝酸、硫酸、リン酸、クロム酸、フッ
酸、ホウフッ化水素酸等が用いられる。特に電気化学的
粗面化処理後のスマット除去処理方法としては、好まし
くは特開昭53−12739号公報に記載されているよ
うな50〜90℃の温度の15〜65重量%の硫酸と接
触させる方法及び特公昭48−28123号公報に記載
されているアルカリエッチングずる方法が挙げられる。
【0056】[(C)−2、陽極酸化処理]以上のよう
にして処理されたアルミニウム支持体は、さらに陽極酸
化処理が施されると好ましい。陽極酸化処理はこの分野
で従来より行われている方法で行うことができる。具体
的には、硫酸、リン酸、クロム酸、シュウ酸、スルファ
ミン酸、ベンゼンスルフォン酸等あるいはこれらの二種
以上を組み合わせて水溶液または非水溶液中でアルミニ
ウムに直流または交流を流すとアルミニウム支持体表面
に陽極酸化皮膜を形成することができる。
【0057】陽極酸化処理の条件は使用される電解液に
よって種々変化するので一概に決定され得ないが、一般
的には電解液の濃度が1〜80%、液温5〜70℃、電
流密度0.5〜60アンペア/dm2、電圧1〜100V、
電解時間10〜100秒の範囲が適当である。これらの
陽極酸化処理のうちでも特に英国特許第1,412,7
68号明細書に記載されている、硫酸中で高電流密度で
陽極酸化する方法及び米国特許第3,511,661号
明細書に記載されているリン酸を電解浴として陽極酸化
する方法が好ましい。本発明においては、陽極酸化皮膜
は1〜10g/m2 であることが好ましく、1g/m2
以下であると版に傷が入りやすく、10g/m2 以上は
製造に多大な電力が必要となり、経済的に不利である。
好ましくは、1.5〜7g/m2 である。更に好ましく
は、2〜5g/m2 である。更に、本発明においては、
砂目立て処理及び陽極酸化後、アルミニウム支持体に封
孔処理を施してもかまわない。かかる封孔処理は、熱水
及び無機塩または有機塩を含む熱水溶液への基板の浸漬
ならびに水蒸気浴などによって行われる。
【0058】[(C)−3、シリケート処理]アルミニ
ウム支持体には前述した砂目立てや陽極酸化等の処理が
適宜施された後、特願平8−41690号公報に示すよ
うな方法で、基板表面にシリケートによる親水化処理を
施してもかまわない。本発明におけるシリケートによる
親水化処理はシリケート皮膜の形成であり、シリケート
皮膜はSi元素量として2〜40mg/m2 、より好ま
しくは4〜30mg/m2 形成される。塗布量はケイ光
X線分析法により測定でき、Si元素量を測定すること
ができる。上記の親水化処理は、例えば特公昭47−5
125号に記載されているようにアルミニウム支持体を
陽極酸化処理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水溶液
に浸漬処理したものが好適に使用される。また米国特許
第2,714,066号、第3,181,461号、第
3,280,734号および第3,902,734号に
開示されているようなアルカリ金属シリケート(例えば
ケイ酸ナトリウム水溶液)法を適用することができる。
この方法に従い、アルカリ金属ケイ酸塩が1〜30重量
%、好ましくは2〜15重量%であり、25℃のpHが
10〜13である水溶液に、陽極酸化皮膜が形成された
アルミニウム支持体を、例えば15〜80℃で0.5〜
120秒浸漬する。
【0059】本発明に用いられるアルカリ金属珪酸塩と
しては、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リチウム
などが使用される。アルカリ金属珪酸塩水溶液のpHを
高くするために使用される水酸化物としては水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどがある。
なお、上記の処理液にアルカリ土類金属塩もしくは第IV
B族金属塩を配合してもよい。アルカリ土類金属塩とし
ては、硝酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、硝酸マグ
ネシウム、硝酸バリウムのような硝酸塩や、硫酸塩、塩
酸塩、燐酸塩、酢酸塩、蓚酸塩、ホウ酸塩などの水溶性
の塩が挙げられる。第IVB族金属塩として、四塩化チタ
ン、三塩化チタン、フッ化チタンカリウム、蓚酸チタン
カリウム、硫酸チタン、四ヨウ化チタン、塩化酸化ジル
コニウム、二酸化ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウ
ム、四塩化ジルコニウムなどを挙げることができる。ア
ルカリ土類金属塩もしくは、第IVB族金属塩は単独又は
2以上組み合わせて使用することができる。これらの金
属塩の好ましい範囲は0.01〜10重量%であり、更
に好ましい範囲は0.05〜5.0重量%である。
【0060】また、米国特許第3,658,662号に
記載されているようなシリケート電着も有効である。更
に、特公昭46−27481号、特開昭52−5860
2号、特開昭52−30503号に開示されているよう
な電解グレインを施したアルミニウム支持体と、上記陽
極酸化処理および珪酸ソーダ処理を組合せた表面処理も
有用である。このようにしてシリケート処理を施したア
ルミニウム支持体に、特願平8−250522号に開示
されるような更に酸性溶液による処理をおこなってもか
まわない。このとき用いる酸としては、塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸、シュウ酸、クロム酸、スルファミン酸、ベ
ンゼンスルフォン酸等があげられるが、これらの二種以
上を組み合わせて用いてもかまわない。本発明で用いら
れる酸処理液としては、pH0〜6の酸性水溶液が望ま
しい。酸処理液のpHが0より低いと取り扱いが危険で
製造適性がなく、pHが6より高いと充分な密着力向上
の効果が得られない。このときの酸処理条件として、例
えば温度10〜80℃で1〜300秒浸漬することによ
り行うことが適当である。
【0061】[(D)酸素遮断性保護層]本発明(B)
の光重合性感光層上に必要ならば、更に(D)酸素遮断
性保護層を設けてもかまわない。(D)酸素遮断性保護
層に含まれる水溶性ビニル重合体としては、ポリビニル
アルコール、およびその部分エステル、エーテル、およ
びアセタール、またはそれらに必要な水溶性を有せしめ
るような実質的量の未置換ビニルアルコール単位を含有
するその共重合体があげられる。ポリビニルアルコール
としては、71〜100%加水分解され、重合度が30
0〜2400の範囲のものがあげられる。具体的には株
式会社クラレ製PVA−105,PVA−110,PV
A−117,PVA−117H,PVA−120,PV
A−124,PVA−124H,PVA−CS,PVA
−CST,PVA−HC,PVA−203,PVA−2
04,PVA−205,PVA−210,PVA−21
7,PVA−220,PVA−224,PVA−217
EE,PVA−220,PVA−224,PVA−21
7EE,PVA−217E,PVA−220E,PVA
−224E,PVA−405,PVA−420,PVA
−613,L−8等があげられる。上記の共重合体とし
ては、88〜100%加水分解されたポリビニルアセテ
ートクロロアセテートまたはプロピオネート、ポリビニ
ルホルマールおよびポリビニルアセタールおよびそれら
の共重合体があげられる。その他有用な重合体としては
ポリビニルピロリドン、ゼラチンおよびアラビアゴム等
があげられ、これらは単独または、併用して用いても良
い。
【0062】本発明の酸素遮断性保護層を塗布する際用
いる溶媒としては、純水が好ましいが、メタノール、エ
タノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類を純水と混合しても良い。そして
塗布溶液中の固形分の濃度は1〜20重量%が適当であ
る。本発明の酸素遮断性保護層にはさらに塗布性を向上
させるための界面活性剤、皮膜の物性を改良するための
水溶性の可塑剤等の公知の添加剤を加えても良い。水溶
性の可塑剤としてはたとえばポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、プロピオンアミド、シクロ
ヘキサンジオール、グリセリン、ソルビトール等があ
る。また、水溶性の(メタ)アクリル系ポリマーなどを
添加しても良い。 その被服量は乾燥後の重量で0.1
〜15g/m2 の範囲が適当である。好ましくは0.5
〜10g/m2 である。更に好ましくは1〜5g/m2
である。
【0063】かくして得られた感光性平版印刷版は、A
rレーザー(488nm、514.5nm)、半導体レ
ーザーの第2高調波(SHG−LD、350〜600n
m)、YAG−SHGレーザー(532nm)等により
直接露光された後、現像処理される。かかる現像処理に
使用される現像液としては従来より知られているアルカ
リ水溶液が使用できる。例えば、ケイ酸ナトリウム、同
カリウム、第3リン酸ナトリウム、同カリウム、同アン
モニウム、第二リン酸ナトリウム、同カリウム、同アン
モニウム、炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウ
ム、炭酸水素ナトリウム、同カリウム、同アンモニウ
ム、ほう酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、
水酸化ナトリウム、同アンモニウム、同カリウムおよび
同リチウムなどの無機アルカリ剤が挙げられる。また、
モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミ
ン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルア
ミン、モノイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、トリイソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、モノイソプロパノールアン、ジイソプロパノ
ールアミン、エチレンイミン、エチレンジアミン、ピリ
ジンなどの有機アルカリ剤も用いられる。
【0064】これらのアルカリ剤は単独もしくは二種以
上を組み合わせて用いられる。上記のアルカリ水溶液の
内、本発明による効果が一段と発揮される現像液はアル
カリ金属ケイ酸塩を含有するpH12以上の水溶液であ
る。アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液はケイ酸塩の成分で
ある酸化ケイ素SiO2 とアルカリ金属酸化物M 2 Oの
比率(一般に〔SiO2 〕/〔M2 O〕のモル比で表
す)と濃度によって現像性の調節が可能であり、例え
ば、特開昭54−62004号公報に開示されているよ
うな、SiO2 /Na2 Oのモル比が1.0〜1.5(即ち
〔SiO2 〕/〔Na2 O〕が1.0〜1.5であっ
て、SiO2 の含有量が1〜4重量%のケイ酸ナトリウ
ムの水溶液や、特公昭57−7427号公報に記載され
ているような、〔SiO2 〕/〔M〕が0.5〜0.7
5(即ち〔SiO2 〕/〔M2 O〕が1.0〜1.5)
であって、SiO2 の濃度が1〜4重量%であり、かつ
該現像液がその中に存在する全アルカリ金属のグラム原
子を基準にして少なくとも20%のカリウムを含有して
いることとからなるアルカリ金属ケイ酸塩が好適に用い
られる。
【0065】更に、自動現像機を用いて、該感光性平版
印刷版を現像する場合に、現像液よりもアルカリ強度の
高い水溶液(補充液)を現像液に加えることによって、
長時間現像タンク中の現像液を交換する事なく、多量の
感光性平版印刷版を処理することができることが知られ
ている。本発明においてもこの補充方式が好ましく適用
される。例えば、特開昭54−62004号公報に開示
されているような現像液の〔SiO2 〕/〔Na2 O〕
のモル比が1.0〜1.5(即ち〔SiO2 〕/〔Na2
O〕が1.0〜1.5)であって、SiO2 の含有量が
1〜4重量%のケイ酸ナトリウムの水溶液を使用し、し
かもポジ型感光性平版印刷版の処理量に応じて連続的ま
たは断続的にSiO2 /Na2 Oのモル比が0.5〜
1.5(即ち〔SiO2 〕/〔Na2 O〕が0.5〜
1.5)のケイ酸ナトリウム水溶液(補充液)を現像液
に加える方法、更には、特公昭57−7427号公報に
開示されている、〔SiO2 〕/〔M〕が0.5〜0.
75(即ち、〔SiO2 〕/〔M2 O〕が1.0〜1.
5)であって、SiO2 の濃度が1〜4重量%であるア
ルカリ金属ケイ酸塩の現像液を用い、補充液として用い
るアルカリ金属ケイ酸塩の〔SiO2 〕/〔M〕が0.
25〜0.75(即ち〔SiO2 〕/〔M2 O〕が0.
5〜1.5)であり、かつ該現像液および該補充液のい
ずれもがその中に存在する全アルカリ金属のグラム原子
を基準にして少なくとも20%のカリウムを含有してい
ることとからなる現像方法が好適に用いられる。
【0066】このようにして現像処理された感光性平版
印刷版は特開昭54−8002号、同55−11504
5号、同59−58431号等の各公報に記載されてい
るように、水洗水、界面活性剤等を含有するリンス液、
アラビアガムや澱粉誘導体等を含む不感脂化液で後処理
される。本発明の感光性平版印刷版の後処理にはこれら
の処理を種々組み合わせて用いることができる。このよ
うな処理によって得られた平版印刷版はオフセット印刷
機に掛けられ、多数枚の印刷に用いられる。印刷時、版
上の汚れ除去のため使用するプレートクリーナーとして
は、従来より知られているPS版用プレートクリーナー
が使用され、例えば、CL−1,CL−2,CP,CN
−4,CN,CG−1,PC−1,SR,IC,(富士
写真フイルム株式会社製)等が挙げられる。
【0067】
【実施例】以下実施例をもって本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1)厚さ0.30mmのアルミニウム板をナイ
ロンブラシと400メッシュのパミストンの水懸濁液と
を用いその表面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。
10%水酸化ナトリウムに70℃で60秒間浸漬してエ
ッチングした後、流水で水洗後、20%硝酸で中和洗浄
し、次いで水洗した。これをVA =12.7Vの条件下
で正弦波の交番波形電流を用いて1%硝酸水溶液中で1
60クーロン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処理
を行った。その表面粗さを測定したところ0.6μ(R
a表示)であった。引き続いて30%の硫酸水溶液中に
浸漬し、55℃で2分間デスマットした後、20%硫酸
水溶液中、電流密度2A/dm2 において陽極酸化皮膜
の厚さが2.7g/m2 になるように2分間陽極酸化処
理した。続いて水洗風乾した基板を用意した。
【0068】次に下記の手順によりSG法の液状組成物
(ゾル液)を調整した。[ゾル液] AM540*1 11.7重量部 メタノール 32.2重量部 KBE−04*2 12.0重量部 KBM−503*3 4.0重量部 リン酸水溶液 8.5重量部 *1:アシッドホスホオキシポリオキシエチレングリコールメタクリレート *2:テトラエトキシシラン *3:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン まず、AM540とメタノールを混合して10分間攪拌
し、その後KBE−04、KBM−503及びリン酸水
溶液を混合し1時間撹拌した。さらにエチレングリコー
ル30.1重量部及びメタノール237.2重量部を加
えることにより、ゾル液を得た。このゾル液13.05
重量部に対し、β−アラニン0.11重量部、純水9.
98重量部及びメタノール76.86重量部を加え、基
板上のSiが3mg/m 2 となるようにホイラー塗布
し、100℃で1分乾燥させた。このとき、β−アラニ
ンの乾燥後の塗布量は5mg/m2 であった。このよう
に処理された基板を一日間保管を行った後、下記組成の
光重合性組成物1を乾燥塗布重量が1.4g/m2 とな
るように塗布し、80℃で2分間乾燥させ、光重合性感
光層を形成した。
【0069】 [光重合性組成物1] トリメチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル 1.5g アリルメタアクリレート/メタクリル酸(80/20重量比)の線状有機高分 子重合体 Mw=4万(B1 ) 2.0g 下記増感剤(C1 )(λmaxTHF472nm,ε=7.4×104 ) 0.13g
【0070】
【化2】
【0071】 下記光開始剤(D1 ) 0.09g
【0072】
【化3】
【0073】 下記チオ化合物(E1 ) 0.08g
【0074】
【化4】
【0075】 フッ素系ノニオン界面活性剤 0.03g メチルエチルケトン 20.0g プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 20.0g この感光層上にポリビニルアルコール(ケン化度86.
5〜89モル%、重合度1000)の3重量%の水溶液
を乾燥塗布重量が2g/m2 となるように塗布し、10
0℃で2分間乾燥させ、光重合性平版印刷版を得た。そ
の印刷版を60℃の場所に1日間保存した。
【0076】得られた印刷版について以下のようにして
密着力の評価を行った。グレースケール(G/S)をプ
レート上にはりつけ、一定の露光量で重合させた。現像
は、富士写真フイルム(株)DP−4現像液を水で18
倍に希釈した液をその液1リットルに対しあらかじめ実
施例の印刷版を10m2 現像処理した現像液を用いて、
同社製850NX自動現像機により30℃で、15秒間
浸漬して行った。現像後に非画像部と識別できる程度に
画像部が残存する段数(テール感度)を測定することに
より行った。G/Sは露光量を段階的に変化させている
ことに相当する。すなわち、段数が低いという結果は低
露光量でも画像形成可能であることを示しており、密着
力が強いことを示している。
【0077】(実施例2〜8)中間層塗布液への添加物
および添加量並びに中間層塗布後の支持体の保管日数を
表1に示されるように行った以外は、実施例1と同様に
して各光重合性印刷版を得た。得られた各印刷版に対し
て、実施例1と同様に密着力を評価し、その結果を表1
に示した。
【0078】(比較例1および2)実施例1において、
中間層塗布液への添加物として表1に示す化合物を用い
なかった以外、同様にして光重合性平版印刷板を作成し
評価した。
【0079】
【表1】 支持体の 中間層塗布液 乾燥後の テール感度 保管日数 への添加物 重量mg/m2 実施例1 1 β−アラニン 5 10 実施例2 20 β−アラニン 5 10 実施例3 1 β−アラニン 10 9 実施例4 20 β−アラニン 10 9 実施例5 1 コハク酸 10 11 実施例6 20 コハク酸 10 10 実施例7 1 エチレンジアミン 10 11 実施例8 20 エチレンジアミン 10 10 比較例1 1 − − 15比較例2 20 − − 9
【0080】中間層塗布液にカルボキシル基又はアミノ
基を有する化合物を含まない光重合性印刷版は、保管日
数1日では充分な密着力が得られなかった(比較例
1)。これに対し、中間層塗布液に、β−アラニン、コ
ハク酸又はエチレンジアミンを乾燥後の塗布量が5、ま
たは10mg/m2 となるように添加して、光重合性印
刷版を作成すると、保管日数が1日でも良好な密着力を
有する印刷版が得られた(実施例1〜8)。特にカルボ
キシル基およびアミノ基を両方有するβ−アラニンを使
用した場合には、乾燥後の塗布量がごく少量(5mg/
2 )であっても、保管期間に関わらず安定した密着力
を示した(実施例1及び2)。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、中間層塗布後、支持体
を定温度及び定湿度において長期間保管せずとも感光層
の安定した密着性が得られ、高感度で、多量の印刷を行
ってもハイライトが飛ばず、汚れないレーザー書き込み
可能な光重合性平版印刷版を提供することできる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、付加重合可能なエチレン性
    二重結合を有するシランカップリング剤を加水分解及び
    脱水縮合させた化合物、一分子中にアルキレンオキサイ
    ド鎖及びアクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有
    する化合物及び一分子中に少なくとも一つのカルボキシ
    ル基もしくはアミノ基を有する化合物を含有する組成物
    を塗布・乾燥して得られる中間層、及び付加重合可能な
    エチレン性二重結合を有する化合物及び光重合開始剤を
    含有する光重合性感光層を有することを特徴とするネガ
    型感光性平版印刷版。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003223007A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版の製版方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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