JP2000029036A - スペーサ散布装置 - Google Patents

スペーサ散布装置

Info

Publication number
JP2000029036A
JP2000029036A JP10197309A JP19730998A JP2000029036A JP 2000029036 A JP2000029036 A JP 2000029036A JP 10197309 A JP10197309 A JP 10197309A JP 19730998 A JP19730998 A JP 19730998A JP 2000029036 A JP2000029036 A JP 2000029036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
spray liquid
spray
alcohol
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10197309A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3833828B2 (ja
Inventor
Katsuya Morooka
勝也 師岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP19730998A priority Critical patent/JP3833828B2/ja
Publication of JP2000029036A publication Critical patent/JP2000029036A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3833828B2 publication Critical patent/JP3833828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルの製造に使用される、ガラス基板
にスペーサを散布するスペーサ散布装置において、スペ
ーサ散布液を散布後、スペーサ散布液中のアルコールと
水の揮発に要する時間のばらつきがおおきく、スペーサ
の散布が不均一となる。 【解決手段】 ガラス基板に散布する前のスペーサ散布
液をあらかじめ加温装置により加温しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの製造
で使用されるスペーサ散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネルでは2枚のガラス基板
120,120間に液晶130を注入し、同液晶130
に電圧を印加して偏光を制御することにより、1画素あ
るいは1文字等の表示・非表示を制御している。
【0003】前記ガラス基板120において、ガラス基
板120,120間の間隔維持の構造をもたない場合、
図2の模式図に示すように、ガラス基板120,120
間の液晶130の厚みが不均一になりやすく、この不均
一によって画面に色ムラが生起される。
【0004】なお、140は液晶130をガラス基板1
20,120間に封止しておくためのシール材である。
【0005】そこで、通常2枚のガラス基板120,1
20の間には、図3の模式図に示すように、樹脂または
ガラスからなる直径5μm程度のビーズ状のスペーサ6
00を散布しておき、同スペーサ600を介在させて2
枚のガラス基板120,120を重合させることによ
り、ガラス基板120の間隔を全ての場所においてスペ
ーサ600の直径に保ち、液晶130の厚みバラツキを
抑制している。
【0006】ビーズ状のスペーサ600をガラス基板1
20に散布する際には、ガラス基板120面上に均一に
散布するために、図4に示すようなスペーサ散布装置a
が使用される。
【0007】同スペーサ散布装置aは、散布槽bと散布
液循環部cとにより構成されている。
【0008】散布液循環部cは散布液タンク部100
と、循環ポンプ200と、散布ノズル300と、循環パ
イプ400からなり、散布液タンク部100のタンク内
には、アルコールと水の混合溶液中にスペーサ600を
入れて作成したスペーサ散布液500が入れられてお
り、さらに、同スペーサ散布液500をスターラー80
0等を用いて攪拌し、スペーサ散布液500内でのスペ
ーサ600の十分な分散を行っている。
【0009】散布槽bにはヒーター900が配設されて
おり、またさらに、散布槽b内をある一定温度に維持し
ておくため、散布槽b内に温度測定用の温度センサ91
0を配設し、同温度センサ910のデータに基づき温度
管理を行う温度コントロール部920が配設されてい
る。
【0010】さらに、散布液循環部cの散布ノズル30
0が、散布槽bの上部に取付けられている。
【0011】スペーサ600を散布する際には、まず、
散布槽b内にガラス基板120を配置させ、次いで、散
布液タンク部100のスペーサ散布液500を循環ポン
プ200にて散布ノズル300に送り、散布ノズル30
0からスペーサ散布液500を散布槽b内に散布する。
【0012】散布槽b内に散布されたスペーサ散布液5
00は、スペーサ散布液500中のアルコールと水が揮
発させられてスペーサ600単体となり、同スペーサ6
00のみが落下することにより、ガラス基板120上面
にスペーサ600を付着させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の散布装置を使用
した場合、スペーサ散布液中のアルコールと水が揮発す
る際に、揮発に要する時間にばらつきが生じる。
【0014】アルコールと水が揮発するまでの時間が長
くなると、散布されて噴霧状態となっているスペーサ散
布液からアルコールと水が徐々に揮発していくため、噴
霧状態では分散されていたスペーサが、揮発後には塊状
となりやすく、その塊状のままガラス基板上に付着して
しまい、スペーサをガラス基板上に均一に散布すること
が困難であった。
【0015】従って、散布されるスペーサ散布液の揮発
所要時間のばらつきを小さくし、スペーサ散布液中のア
ルコールと水をできるだけ瞬時に揮発させる必要があっ
た。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヒーターと、
温度センサーと、温度コントロール部とを配設した散布
槽と、散布液タンク部と、循環ポンプと、散布ノズル
と、循環パイプとをスペーサ散布液が循環すべく構成し
た散布液循環部とからなるスペーサ散布装置において、
散布液タンク部にスペーサ散布液を加温する加温装置を
設けたことを特徴とするスペーサ散布装置を提供せんと
するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明では、散布槽内に散布され
たスペーサ散布液のアルコールと水をできるだけ短時間
で揮発させるべく、あらかじめスペーサ散布液を加温し
ておくものである。
【0018】本発明のスペーサ散布装置は、ヒーター
と、温度センサーと、温度コントロール部とを配設した
散布槽と、散布液タンク部と、循環ポンプと、散布ノズ
ルと、循環パイプとをスペーサ散布液が循環すべく構成
した散布液循環部とからなり、散布液循環部の散布液タ
ンク部の下部に加熱プレートによる加温装置を配設し、
スペーサ散布液を加温するとともに、一定温度に維持す
るものである。
【0019】加温装置によりあらかじめ加温されたスペ
ーサ散布液では、スペーサ散布液中のアルコールと水の
揮発に必要な熱量が少なくなっているので、散布槽内で
のわずかな熱量の受領により、アルコールと水を揮発さ
せることができる。
【0020】従って、散布槽内に散布されたスペーサ散
布液は、散布後すぐにアルコールと水が揮発し、揮発に
要する時間のばらつきが少なく、スペーサが塊状となっ
たり、疎密を生じることなく、均一にガラス基板に付着
させることができる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図1を用いて詳説する。
【0022】スペーサ散布装置Aは、散布槽Bと散布液
循環部Cより構成されており、散布液循環部Cは散布液
タンク部1と、循環ポンプ2と、散布ノズル3と、循環
パイプ4からなり、循環パイプ4によって前記散布液タ
ンク部1と、循環ポンプ2と、散布ノズル3とを接続
し、スペーサ散布液5を循環させるとともに、散布ノズ
ル3からスペーサ散布液5を散布すべく配設されてい
る。
【0023】散布液タンク部1のタンク内には、アルコ
ールと水の混合液中にスペーサ6を入れたスペーサ散布
液5が入っており、また、散布液タンク部1の下部には
加熱プレートからなる加温装置7が配設され、タンク内
のスペーサ散布液5を加温し、少なくとも30〜50℃
の液温に維持管理できるように構成している。
【0024】図示していないが、スペーサ散布液5の液
温を管理すべく、散布液タンク部1には温度測定部と温
度管理部が配設されており、加温装置7であるホットプ
レートをコントロールしている。
【0025】スペーサ散布液5は、通常、純水10w%
〜50w%とアルコール50w%〜90w%とを混ぜ合
わせた溶液中に、約1g/L程度のスペーサ6を入れて
作成されるものである。
【0026】ただし、本実施例では散布前のスペーサ散
布液5を加温するため、アルコール量を多くすると、加
温中の揮発量が大く、液組成の安定化、さらにはスペー
サ6の散布量の安定化が困難となるので、純水35w%
〜45w%とアルコール55w%〜65w%とを混ぜ合
わせた溶液中に、0.8g/L〜1.2g/Lのスペー
サ6を入れてスペーサ散布液5としている。
【0027】スペーサ散布液5中のスペーサ6の量は、
ガラス基板12へのスペーサ6の散布量に依存するもの
であり、製品の品種・大きさなどの条件によりそれぞれ
異なる。
【0028】従って、アルコールと純水の混合溶液中に
入れるスペーサ6の量は約1g/L程度に限定するもの
ではなく、さらに多くても、または、少なくてもよい
が、後述の散布槽Bにおけるスペーサ散布液5の揮発に
おいて、スペーサ6を凝集させることなく、アルコール
と水とを安定して揮発させ、さらにスペーサ6の散布を
高効率で行うにはスペーサ6の分量が0.8g/L〜
1.2g/Lであることが望ましい。
【0029】散布液タンク部1にはスターラー8等によ
るスペーサ散布液5の攪拌装置が配設されており、スペ
ーサ散布液5中でスペーサ6同士が塊状となることな
く、均一な分散状態を維持すべく攪拌されている。
【0030】本実施例では、散布液タンク部1の下部に
加熱プレートからなる加温装置7を配設した構造となっ
ているが、タンクの形状及び容量によってはタンク外周
に湯煎槽を形成することにより加温してもよく、加温方
法、及び、温度の維持管理方法は何であってもよい。
【0031】散布槽Bには、散布槽B内温度を45〜5
5℃に維持しておくために、ヒーター9と、温度センサ
10と、温度コントロール部11が配設されており、散
布槽B内の温度を温度センサ10で感知し、感知結果を
温度コントロール部11に送り、ヒーター9の通電を制
御することにより散布槽B内の温度を維持管理してい
る。
【0032】散布槽B内温度は、45℃以下では散布さ
れたスペーサ散布液5の揮発が十分に行われず、また、
55℃以上では散布されたスペーサ散布液5が、散布
後、急激に揮発されることにより、スペーサ6の均一な
散布が困難となるので、45〜55℃で管理している。
【0033】また、散布槽B上部には散布液循環部Cの
散布ノズル3を配設し、スペーサ散布液5を散布すべく
構成している。
【0034】散布ノズル3には、図示していないが、散
布時間の調節を行うコントロール部があり、散布時間を
調節することによってもスペーサ6の散布量を制御すべ
く構成している。
【0035】スペーサ6をガラス基板12に散布する際
には、まず、散布槽B内にガラス基板12を載置した
後、循環ポンプ2によってスペーサ散布液5を散布ノズ
ル3に送り、同散布ノズル3によってスペーサ散布液5
を散布槽B内に散布する。
【0036】散布ノズル3より散布槽B内に散布された
スペーサ散布液5は、液体状態で散布されることにより
散布槽B中に均一に散布された後、あらかじめ散布液タ
ンク部1で加温装置7により加温されていたため、スペ
ーサ散布液5中のアルコールと水が揮発するのに必要な
熱量が少なくなっており、ごく短時間のうちに散布槽B
内の熱によりアルコールと水が揮発し、揮発に要する時
間のばらつきを少なくすることができる。
【0037】従って、スペーサ6が塊状となったり、あ
るいは、疎密を生じた状態でガラス基板12に付着する
ことはなく、ガラス基板12上にスペーサ6を均一に付
着させることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、散布液タンク部にスペ
ーサ散布液を加温する加温装置を設け、散布前のスペー
サ散布液を加温し、スペーサ散布液中のアルコールと水
を揮発しやすくしておくことにより、散布槽内に散布さ
れたスペーサ散布液のアルコールと水は短時間で揮発さ
せることができ、揮発に要する時間のばらつきを少なく
することができる。
【0039】従って、スペーサが塊状となったり、ある
いは、疎密を生じた状態でガラス基板に付着することは
なく、ガラス基板上にスペーサを均一に付着させること
ができ、色ムラなどの不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスペーサ散布装置の説明図であ
る。
【図2】液晶パネルにスペーサを使用していない場合の
説明図である。
【図3】液晶パネルにスペーサを使用した場合の説明図
である。
【図4】従来のスペーサ散布装置の説明図である。
【符号の説明】
A スペーサ散布装置 B 散布槽 C 散布液循環部 1 散布液タンク部 2 循環ポンプ 3 散布ノズル 4 循環パイプ 5 スペーサ散布液 6 スペーサ 7 加温装置 8 スターラー 9 ヒーター 10 温度センサ 11 温度コントロール部 12 ガラス基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーター(9)と、温度センサー(1
    0)と、温度コントロール部(11)とを配設した散布
    槽(B)と、散布液タンク部(1)と、循環ポンプ
    (2)と、散布ノズル(3)と、循環パイプ(4)とを
    スペーサ散布液(5)が循環すべく構成した散布液循環
    部(C)とからなる液晶用スペーサ散布装置において、 散布液タンク部(1)にスペーサ散布液(5)を加温す
    る加温装置(7)を設けたことを特徴とするスペーサ散
    布装置。
JP19730998A 1998-07-13 1998-07-13 スペーサ散布装置 Expired - Fee Related JP3833828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19730998A JP3833828B2 (ja) 1998-07-13 1998-07-13 スペーサ散布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19730998A JP3833828B2 (ja) 1998-07-13 1998-07-13 スペーサ散布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000029036A true JP2000029036A (ja) 2000-01-28
JP3833828B2 JP3833828B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=16372323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19730998A Expired - Fee Related JP3833828B2 (ja) 1998-07-13 1998-07-13 スペーサ散布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3833828B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100334494C (zh) * 2003-03-11 2007-08-29 精工爱普生株式会社 电光装置的制造装置、电光装置和电子仪器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100334494C (zh) * 2003-03-11 2007-08-29 精工爱普生株式会社 电光装置的制造装置、电光装置和电子仪器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3833828B2 (ja) 2006-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4796980A (en) Ferroelectric liquid crystal optical modulation device with regions within pixels to initiate nucleation and inversion
JP2000029036A (ja) スペーサ散布装置
CN105487302B (zh) 一种液晶涂覆装置及方法
CN103439825A (zh) 膜层铺设装置及使用该装置的膜层铺设方法
US20090253332A1 (en) Assembling method of liquid crystal display panel
US20020196406A1 (en) Method of fabricating liquid crystal display device
JP3641439B2 (ja) スペーサー散布方法及び装置
JP3418616B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法および製造装置
JP3340382B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP2002072218A (ja) スペーサー散布方法及び装置
JP2000075301A (ja) 液晶表示素子の製造装置
KR20080076324A (ko) 배향막 도포장치
US20060077335A1 (en) Method of utilizing ink-jetting to form spacer of liquid crystal display panel
JP2003302624A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
KR100253767B1 (ko) 액정주입장치및방법
JPH11326914A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2720780B2 (ja) 反射電極板の製造方法
CN100376986C (zh) 液晶面板及其制造方法
JP2004296786A (ja) ウェットエッチング方法およびウェットエッチング装置
JPH04243230A (ja) 液晶表示素子及びその製造方法
KR100767360B1 (ko) 액정 표시 장치용 스페이서 챔버
KR100968730B1 (ko) 스페이서 산포 방법 및 장치
JPH1090695A (ja) 液晶注入装置及び方法
JPH11133433A (ja) 液晶表示素子の製法
JP2000010100A (ja) スペーサ散布装置および該スペーサ散布装置を使用した液晶表示素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees