JP2000028999A - マトリクス型液晶表示装置の駆動装置 - Google Patents
マトリクス型液晶表示装置の駆動装置Info
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- JP2000028999A JP2000028999A JP10197606A JP19760698A JP2000028999A JP 2000028999 A JP2000028999 A JP 2000028999A JP 10197606 A JP10197606 A JP 10197606A JP 19760698 A JP19760698 A JP 19760698A JP 2000028999 A JP2000028999 A JP 2000028999A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スメクチック液晶を用いた液晶パネルを有す
る液晶表示装置の駆動装置において、分解能の低いD−
A変換器に抵抗を組み合わせることで、低コストにてD
−A変換器の実質的な分解能を高め、液晶パネルの表示
のちらつきの発生を良好に防止することを目的とする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ62により分割し
て出力される上位8ビットの走査電圧分及び下位8ビッ
トの走査電圧分がD−A変換器63により上位アナログ
走査電圧分及び下位アナログ走査電圧分にアナログ変換
される。すると、これら上位アナログ走査電圧分及び下
位アナログ走査電圧分が抵抗回路64によりその両抵抗
64a、64bでもって分圧される。このため、A−D
変換器63は、8ビットD−A変換器にすぎなくても、
抵抗回路64と共に、簡易な16ビットのD−A変換器
としての役割を果たす。
る液晶表示装置の駆動装置において、分解能の低いD−
A変換器に抵抗を組み合わせることで、低コストにてD
−A変換器の実質的な分解能を高め、液晶パネルの表示
のちらつきの発生を良好に防止することを目的とする。 【解決手段】 マイクロコンピュータ62により分割し
て出力される上位8ビットの走査電圧分及び下位8ビッ
トの走査電圧分がD−A変換器63により上位アナログ
走査電圧分及び下位アナログ走査電圧分にアナログ変換
される。すると、これら上位アナログ走査電圧分及び下
位アナログ走査電圧分が抵抗回路64によりその両抵抗
64a、64bでもって分圧される。このため、A−D
変換器63は、8ビットD−A変換器にすぎなくても、
抵抗回路64と共に、簡易な16ビットのD−A変換器
としての役割を果たす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反強誘電性液晶等
のスメクチック液晶を用いる液晶パネルを備えたマトリ
クス型液晶表示装置に係り、特に、当該マトリクス型液
晶表示装置に採用するに適した駆動装置に関する。
のスメクチック液晶を用いる液晶パネルを備えたマトリ
クス型液晶表示装置に係り、特に、当該マトリクス型液
晶表示装置に採用するに適した駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマトリクス型液晶表示装
置としては、特開平9−105912号公報にて示すよ
うに、反強誘電性液晶を封入した液晶パネルを備えてな
るマトリクス型液晶表示装置がある。この液晶表示装置
は、液晶パネルを駆動する駆動装置を備えているが、こ
の駆動装置による液晶パネルの駆動にあたり、液晶パネ
ルの良好な表示状態や表示コントラストを得るため、反
強誘電性液晶の駆動電圧を温度補償するようにしてい
る。
置としては、特開平9−105912号公報にて示すよ
うに、反強誘電性液晶を封入した液晶パネルを備えてな
るマトリクス型液晶表示装置がある。この液晶表示装置
は、液晶パネルを駆動する駆動装置を備えているが、こ
の駆動装置による液晶パネルの駆動にあたり、液晶パネ
ルの良好な表示状態や表示コントラストを得るため、反
強誘電性液晶の駆動電圧を温度補償するようにしてい
る。
【0003】ここで、この温度補償は次のようにしてな
される。即ち、サーミスタにより液晶パネルの温度をア
ナログ電圧として検出すると、このアナログ電圧がマイ
クロコンピュータの内蔵のA−D変換器によりディジタ
ル電圧に変換される。すると、マイクロコンピュータ
は、当該ディジタル電圧に基づき上記駆動電圧を最適な
駆動電圧に補償してこの補償駆動電圧をD−A変換器に
出力する。これに伴い、このD−A変換器が上記補償駆
動電圧をアナログ駆動電圧に変換すると、このアナログ
駆動電圧は演算増幅器により増幅される。
される。即ち、サーミスタにより液晶パネルの温度をア
ナログ電圧として検出すると、このアナログ電圧がマイ
クロコンピュータの内蔵のA−D変換器によりディジタ
ル電圧に変換される。すると、マイクロコンピュータ
は、当該ディジタル電圧に基づき上記駆動電圧を最適な
駆動電圧に補償してこの補償駆動電圧をD−A変換器に
出力する。これに伴い、このD−A変換器が上記補償駆
動電圧をアナログ駆動電圧に変換すると、このアナログ
駆動電圧は演算増幅器により増幅される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記液晶表
示装置においては、反強誘電性液晶の駆動電圧は、通常
のネマチック型液晶等に比べて、非常に高く、かつ、駆
動電圧変化に対する応答性がよい。例えば、反強誘電性
液晶の白黒反転電圧は、ネマチック液晶の白黒反転電圧
である5(V)に比べて、40(V)と非常に高い。ま
た、反強誘電性液晶の応答時間は、ネマチック液晶の応
答時間である30(ms)に比べて、40(μs)と非
常に短い。
示装置においては、反強誘電性液晶の駆動電圧は、通常
のネマチック型液晶等に比べて、非常に高く、かつ、駆
動電圧変化に対する応答性がよい。例えば、反強誘電性
液晶の白黒反転電圧は、ネマチック液晶の白黒反転電圧
である5(V)に比べて、40(V)と非常に高い。ま
た、反強誘電性液晶の応答時間は、ネマチック液晶の応
答時間である30(ms)に比べて、40(μs)と非
常に短い。
【0005】このため、D−A変換器の分解能が低い
と、その1ビットの変化が、液晶パネルにおいて視認可
能な駆動電圧の変化となる。その結果、液晶パネルの表
示にちらつきが伴うという不具合がある。これに対し、
分解能の高いD−A変換器を採用すると、コストの上昇
を招くという不具合が生ずる。
と、その1ビットの変化が、液晶パネルにおいて視認可
能な駆動電圧の変化となる。その結果、液晶パネルの表
示にちらつきが伴うという不具合がある。これに対し、
分解能の高いD−A変換器を採用すると、コストの上昇
を招くという不具合が生ずる。
【0006】そこで、本発明は、以上のようなことに対
処するため、スメクチック液晶を用いた液晶パネルを有
する液晶表示装置の駆動装置において、分解能の低いD
−A変換器に抵抗を組み合わせることで、低コストにて
D−A変換器の実質的な分解能を高め、液晶パネルの表
示のちらつきの発生を良好に防止することを目的とす
る。
処するため、スメクチック液晶を用いた液晶パネルを有
する液晶表示装置の駆動装置において、分解能の低いD
−A変換器に抵抗を組み合わせることで、低コストにて
D−A変換器の実質的な分解能を高め、液晶パネルの表
示のちらつきの発生を良好に防止することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1、2に記載の発明によれば、マトリクス型
液晶表示装置に設けられる液晶パネルであってスメクチ
ック液晶を介して互いに交差して位置する各複数条の走
査電極及び信号電極を有する液晶パネル(10)の前記
複数の走査電極を走査しつつこの走査電極に走査電圧を
印加して駆動制御する走査側駆動制御手段(50、7
0、80)と、上記走査に同期してビデオ信号に応じて
複数条の信号電極に信号電圧を印加して駆動制御する信
号側駆動制御手段(20、90、100)とを備えて、
走査側駆動制御手段及び信号側駆動制御手段が前記液晶
パネルをマトリクス駆動する駆動装置であって、液晶パ
ネルの温度を検出する温度検出手段(40、40a)
と、上記検出温度をディジタル変換するA−D変換手段
(61)と、このA−D変換手段による変換温度に応じ
て上記走査電圧を補正する補正手段(230)と、この
補正手段による補正走査電圧を上位ビット範囲及び下位
ビット範囲の両走査電圧分に分割する分割手段(24
0)と、上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲のビッ
ト数の和に対する分解能よりも低い分解能を有するD−
A変換手段であって上記上位ビット範囲及び下位ビット
範囲の両走査電圧分をそれぞれ第1及び第2の走査電圧
分にアナログ変換するD−A変換手段(63)と、この
D−A変換手段によりアナログ変換された第1及び第2
の走査電圧分に基づき両抵抗(64a、64b)により
上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲のビット数の和
に相当する走査出力電圧を形成し、この形成走査出力電
圧を上記走査電圧として走査側駆動制御手段に出力する
電圧形成手段(64)とを備える液晶表示装置の駆動装
置が提供される。
り、請求項1、2に記載の発明によれば、マトリクス型
液晶表示装置に設けられる液晶パネルであってスメクチ
ック液晶を介して互いに交差して位置する各複数条の走
査電極及び信号電極を有する液晶パネル(10)の前記
複数の走査電極を走査しつつこの走査電極に走査電圧を
印加して駆動制御する走査側駆動制御手段(50、7
0、80)と、上記走査に同期してビデオ信号に応じて
複数条の信号電極に信号電圧を印加して駆動制御する信
号側駆動制御手段(20、90、100)とを備えて、
走査側駆動制御手段及び信号側駆動制御手段が前記液晶
パネルをマトリクス駆動する駆動装置であって、液晶パ
ネルの温度を検出する温度検出手段(40、40a)
と、上記検出温度をディジタル変換するA−D変換手段
(61)と、このA−D変換手段による変換温度に応じ
て上記走査電圧を補正する補正手段(230)と、この
補正手段による補正走査電圧を上位ビット範囲及び下位
ビット範囲の両走査電圧分に分割する分割手段(24
0)と、上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲のビッ
ト数の和に対する分解能よりも低い分解能を有するD−
A変換手段であって上記上位ビット範囲及び下位ビット
範囲の両走査電圧分をそれぞれ第1及び第2の走査電圧
分にアナログ変換するD−A変換手段(63)と、この
D−A変換手段によりアナログ変換された第1及び第2
の走査電圧分に基づき両抵抗(64a、64b)により
上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲のビット数の和
に相当する走査出力電圧を形成し、この形成走査出力電
圧を上記走査電圧として走査側駆動制御手段に出力する
電圧形成手段(64)とを備える液晶表示装置の駆動装
置が提供される。
【0008】このように、分割手段により分割される上
位ビット範囲及び下位ビット範囲の両走査電圧分をD−
A変換手段によりそれぞれ第1及び第2のアナログ走査
電圧分にアナログ変換し、電圧形成手段が、両抵抗によ
り、第1及び第2のアナログ走査電圧分に基づき上位ビ
ット範囲及び下位ビット範囲の各ビット数の和に相当す
る出力走査電圧として出力する。
位ビット範囲及び下位ビット範囲の両走査電圧分をD−
A変換手段によりそれぞれ第1及び第2のアナログ走査
電圧分にアナログ変換し、電圧形成手段が、両抵抗によ
り、第1及び第2のアナログ走査電圧分に基づき上位ビ
ット範囲及び下位ビット範囲の各ビット数の和に相当す
る出力走査電圧として出力する。
【0009】従って、D−A変換手段が分解能の低いも
のであっても、このD−A変換手段が、電圧形成手段と
共に、液晶パネルのスメクチック液晶の温度補償を確保
しつつ、低コストにて実質的に高分解能のD−A変換手
段を提供できる。ここで、このように実質的に高分解能
のD−A変換手段を提供することで、1ビットの変化
が、液晶パネルにおいて視認可能な駆動電圧の変化とな
ることもなく、スメクチック液晶を用いる液晶パネルで
あっても、そのマトリックス表示におけるちらつきの発
生を良好に防止できる。
のであっても、このD−A変換手段が、電圧形成手段と
共に、液晶パネルのスメクチック液晶の温度補償を確保
しつつ、低コストにて実質的に高分解能のD−A変換手
段を提供できる。ここで、このように実質的に高分解能
のD−A変換手段を提供することで、1ビットの変化
が、液晶パネルにおいて視認可能な駆動電圧の変化とな
ることもなく、スメクチック液晶を用いる液晶パネルで
あっても、そのマトリックス表示におけるちらつきの発
生を良好に防止できる。
【0010】ここで、請求項2に記載の発明によれば、
補正手段は、上記走査電圧の補正に加え、上記信号電圧
をA−D変換手段による変換温度に応じて補正信号電圧
として補正し、分割手段は、上記補正走査電圧の分割に
加え、上記補正信号電圧を上位ビット範囲及び下位ビッ
ト範囲の各信号電圧分に分割し、D−A変換手段は、上
記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の各走査電圧分に
加え、上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の各信号
電圧分をそれぞれ第1及び第2の信号電圧分にアナログ
変換し、電圧形成手段は、上記走査出力電圧の形成及び
出力に加え、上記第1及び第2の各信号電圧分に基づき
両抵抗により上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の
ビット数の和に相当する信号出力電圧を形成し、この形
成信号出力電圧を上記信号電圧として信号側駆動制御手
段に出力する。
補正手段は、上記走査電圧の補正に加え、上記信号電圧
をA−D変換手段による変換温度に応じて補正信号電圧
として補正し、分割手段は、上記補正走査電圧の分割に
加え、上記補正信号電圧を上位ビット範囲及び下位ビッ
ト範囲の各信号電圧分に分割し、D−A変換手段は、上
記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の各走査電圧分に
加え、上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の各信号
電圧分をそれぞれ第1及び第2の信号電圧分にアナログ
変換し、電圧形成手段は、上記走査出力電圧の形成及び
出力に加え、上記第1及び第2の各信号電圧分に基づき
両抵抗により上記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の
ビット数の和に相当する信号出力電圧を形成し、この形
成信号出力電圧を上記信号電圧として信号側駆動制御手
段に出力する。
【0011】このように、信号電圧についても走査電圧
の場合と同様の処理をすることで、請求項1に記載の発
明と実質的に同様の作用効果を、信号電圧においても確
保できる。
の場合と同様の処理をすることで、請求項1に記載の発
明と実質的に同様の作用効果を、信号電圧においても確
保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図4に基づいて説明する。図1は、本発明を適用し
たマトリクス型液晶表示装置の全体概略構成を示してい
る。当該液晶表示装置は、液晶パネル10と、駆動装置
Sとを備えており、この液晶パネル10は、両電極基板
11(図1では、表示面側電極基板11を示す)の間に
反強誘電性液晶を封入して構成されている。
乃至図4に基づいて説明する。図1は、本発明を適用し
たマトリクス型液晶表示装置の全体概略構成を示してい
る。当該液晶表示装置は、液晶パネル10と、駆動装置
Sとを備えており、この液晶パネル10は、両電極基板
11(図1では、表示面側電極基板11を示す)の間に
反強誘電性液晶を封入して構成されている。
【0013】ここで、両電極基板11の一方は複数条の
走査電極を内蔵しており、他方の電極基板11は複数条
の信号電極を内蔵している。なお、これら複数条の信号
電極は、複数条の走査電極と交差するように配置され
て、当該複数条の走査電極及び反強誘電性液晶と共に複
数のマトリクス状画素を構成する。駆動装置Sは、ビデ
オ回路20と電源30とを備えている。ビデオ回路20
は、外部回路からビデオ信号(R、G、Bのデータから
なる)を受けて増幅等の処理をして信号電極駆動回路1
00に出力する。
走査電極を内蔵しており、他方の電極基板11は複数条
の信号電極を内蔵している。なお、これら複数条の信号
電極は、複数条の走査電極と交差するように配置され
て、当該複数条の走査電極及び反強誘電性液晶と共に複
数のマトリクス状画素を構成する。駆動装置Sは、ビデ
オ回路20と電源30とを備えている。ビデオ回路20
は、外部回路からビデオ信号(R、G、Bのデータから
なる)を受けて増幅等の処理をして信号電極駆動回路1
00に出力する。
【0014】電源30は、コントロール回路50、温度
補償回路60、走査電圧電源70及び信号電圧電源90
に給電する。また、当該駆動装置Sは、図2にて示すご
とく、温度検出回路40を備えており、この温度検出回
路40は、温度センサ40a及び抵抗40bからなる直
列回路により構成されている。
補償回路60、走査電圧電源70及び信号電圧電源90
に給電する。また、当該駆動装置Sは、図2にて示すご
とく、温度検出回路40を備えており、この温度検出回
路40は、温度センサ40a及び抵抗40bからなる直
列回路により構成されている。
【0015】ここで、温度センサ40aは半導体測温抵
抗素子の一つであるサーミスタ(負の抵抗温度特性を有
する)により構成されており、この温度センサ40aは
液晶パネル10の電極基板11の表面端部に設けられて
いる。また、この温度センサ40aはその一端子にて接
地されており、この温度センサ40aの他端子(以下、
温度検出回路40の出力端子という)にて、抵抗40b
を介し直流電源の正側端子+Vcに接続されている。
抗素子の一つであるサーミスタ(負の抵抗温度特性を有
する)により構成されており、この温度センサ40aは
液晶パネル10の電極基板11の表面端部に設けられて
いる。また、この温度センサ40aはその一端子にて接
地されており、この温度センサ40aの他端子(以下、
温度検出回路40の出力端子という)にて、抵抗40b
を介し直流電源の正側端子+Vcに接続されている。
【0016】このように構成した温度検出回路40にお
いては、温度センサ40aの内部抵抗値は、液晶パネル
10の温度に応じた値となる。このため、温度センサ4
0aには、その内部抵抗値に応じた電流が上記直流電源
から抵抗40bを通り流れる。このことは、温度検出回
路40は、温度センサ40aの内部抵抗値に応じて、こ
の温度センサ40a及び抵抗40bにより、上記直流電
源の正の直流電圧を分圧し、上記出力端子からアナログ
分圧電圧(以下、アナログ温度電圧という)を温度補償
回路60に出力することを意味する。
いては、温度センサ40aの内部抵抗値は、液晶パネル
10の温度に応じた値となる。このため、温度センサ4
0aには、その内部抵抗値に応じた電流が上記直流電源
から抵抗40bを通り流れる。このことは、温度検出回
路40は、温度センサ40aの内部抵抗値に応じて、こ
の温度センサ40a及び抵抗40bにより、上記直流電
源の正の直流電圧を分圧し、上記出力端子からアナログ
分圧電圧(以下、アナログ温度電圧という)を温度補償
回路60に出力することを意味する。
【0017】コントロール回路50は、電源30から給
電されて作動状態となり、同期信号をコントロール信号
として走査側駆動回路80及び信号電極駆動回路100
に出力する。温度補償回路60は、図2にて示すごと
く、A−D変換器61と、マイクロコンピュータ62
と、D−A変換器63と、抵抗回路64と、増幅器65
とにより構成されている。
電されて作動状態となり、同期信号をコントロール信号
として走査側駆動回路80及び信号電極駆動回路100
に出力する。温度補償回路60は、図2にて示すごと
く、A−D変換器61と、マイクロコンピュータ62
と、D−A変換器63と、抵抗回路64と、増幅器65
とにより構成されている。
【0018】A−D変換器61は、温度検出回路40の
出力端子からのアナログ温度電圧をディジタル変換し、
16ビットのディジタル温度電圧を発生する。マイクロ
コンピュータ62は、図4にて示すフローチャートに従
いコンピュータプログラムを実行し、この実行中におい
て、A−D変換器61からのディジタル分圧電圧に基づ
き、D−A変換器63に出力すべき駆動電圧を上位8ビ
ットの駆動電圧分及び下位8ビットの駆動電圧分に分け
る等の処理等を行う。なお、上記コンピュータプログラ
ムはマイクロコンピュータ62のROMに予め記憶され
ている。
出力端子からのアナログ温度電圧をディジタル変換し、
16ビットのディジタル温度電圧を発生する。マイクロ
コンピュータ62は、図4にて示すフローチャートに従
いコンピュータプログラムを実行し、この実行中におい
て、A−D変換器61からのディジタル分圧電圧に基づ
き、D−A変換器63に出力すべき駆動電圧を上位8ビ
ットの駆動電圧分及び下位8ビットの駆動電圧分に分け
る等の処理等を行う。なお、上記コンピュータプログラ
ムはマイクロコンピュータ62のROMに予め記憶され
ている。
【0019】D−A変換器63は、多チャンネル型の8
ビットD−A変換器により構成されている。そして、こ
のD−A変換器63は、その第1チャンネルにて、マイ
クロコンピュータ62から上位8ビットのディジタル駆
動電圧分を受けてアナログ変換し、上位アナログ駆動電
圧分として抵抗回路64に出力する。また、D−A変換
器63は、その第2チャンネルにて、マイクロコンピュ
ータ62から下位8ビットのディジタル駆動電圧分を受
けてアナログ変換し、下位アナログ駆動電圧分として抵
抗回路64に出力する。
ビットD−A変換器により構成されている。そして、こ
のD−A変換器63は、その第1チャンネルにて、マイ
クロコンピュータ62から上位8ビットのディジタル駆
動電圧分を受けてアナログ変換し、上位アナログ駆動電
圧分として抵抗回路64に出力する。また、D−A変換
器63は、その第2チャンネルにて、マイクロコンピュ
ータ62から下位8ビットのディジタル駆動電圧分を受
けてアナログ変換し、下位アナログ駆動電圧分として抵
抗回路64に出力する。
【0020】抵抗回路64は、両抵抗64a、64bに
より構成されている。抵抗64aは、その入力端子に
て、D−A変換器63の第1チャンネルに接続されてお
り、一方、抵抗64bは、その入力端子にて、D−A変
換器63の第2チャンネルに接続されている。また、両
抵抗64a、64bの各出力端子(以下、抵抗回路64
の出力端子という)は互いに短絡されている。
より構成されている。抵抗64aは、その入力端子に
て、D−A変換器63の第1チャンネルに接続されてお
り、一方、抵抗64bは、その入力端子にて、D−A変
換器63の第2チャンネルに接続されている。また、両
抵抗64a、64bの各出力端子(以下、抵抗回路64
の出力端子という)は互いに短絡されている。
【0021】ここで、図3にて示すごとく、D−A変換
器63の第1チャンネルにおける上位アナログ駆動電圧
分及び第2チャンネルにおける下位アナログ駆動電圧分
を、それぞれ、V1及びV2とし、各抵抗64a、64
bの抵抗値を、それぞれ、Ra及びRbとする。また、
抵抗回路64の出力端子に生ずる出力電圧をVoとす
る。
器63の第1チャンネルにおける上位アナログ駆動電圧
分及び第2チャンネルにおける下位アナログ駆動電圧分
を、それぞれ、V1及びV2とし、各抵抗64a、64
bの抵抗値を、それぞれ、Ra及びRbとする。また、
抵抗回路64の出力端子に生ずる出力電圧をVoとす
る。
【0022】すると、出力電圧Voは、次の数1の式に
より表される。
より表される。
【0023】
【数1】 このことは、抵抗回路64が、上位アナログ駆動電圧分
V1及び下位アナログ駆動電圧分V2を両抵抗64a、
64bにより分圧して、出力電圧Voを出力することを
意味する。
V1及び下位アナログ駆動電圧分V2を両抵抗64a、
64bにより分圧して、出力電圧Voを出力することを
意味する。
【0024】ちなみに、Ra=200(kΩ)とし、R
b=51(kΩ)とすると、数1の式により、次の数2
の式が得られる。
b=51(kΩ)とすると、数1の式により、次の数2
の式が得られる。
【0025】
【数2】 このことは、A−D変換器63と抵抗回路64とからな
る回路は、簡易な16ビットのD−A変換器となること
を意味する。
る回路は、簡易な16ビットのD−A変換器となること
を意味する。
【0026】増幅器65は、抵抗回路64の出力電圧V
oを増幅して走査電圧電源70に出力する。なお、温度
補償回路60において、マイクロコンピュータ62、D
−A変換器63及び増幅器65は、電源30から給電さ
れて作動状態となる。走査電圧電源70は、電源30か
ら給電されて作動状態となり、温度補償回路60から増
幅出力電圧を受けて走査電圧を走査電極駆動回路80に
出力する。
oを増幅して走査電圧電源70に出力する。なお、温度
補償回路60において、マイクロコンピュータ62、D
−A変換器63及び増幅器65は、電源30から給電さ
れて作動状態となる。走査電圧電源70は、電源30か
ら給電されて作動状態となり、温度補償回路60から増
幅出力電圧を受けて走査電圧を走査電極駆動回路80に
出力する。
【0027】信号電圧電源90は、ビデオ回路20から
のビデオ信号に基づき信号電極駆動回路100に信号電
圧を出力する。走査電極駆動回路80は、コントロール
回路50からの同期信号に基づき複数の走査電極を線順
次走査しながら、走査電圧電源70からの走査電圧を走
査電極に印加する。一方、信号電極駆動回路100は、
コントロール回路50から同期信号を受けて上記線順次
走査に同期して、信号電圧電源90からの信号電圧を複
数の信号電極に印加する。
のビデオ信号に基づき信号電極駆動回路100に信号電
圧を出力する。走査電極駆動回路80は、コントロール
回路50からの同期信号に基づき複数の走査電極を線順
次走査しながら、走査電圧電源70からの走査電圧を走
査電極に印加する。一方、信号電極駆動回路100は、
コントロール回路50から同期信号を受けて上記線順次
走査に同期して、信号電圧電源90からの信号電圧を複
数の信号電極に印加する。
【0028】このことは、液晶パネル10が、走査電極
駆動回路80からの線順次走査のもとにおける走査電圧
及び信号電極駆動回路100からの信号電圧に基づきマ
トリクス駆動されて、ビデオ信号の画像をカラー表示す
ることを意味する。このように構成した本実施形態にお
いて、電源30からコントロール回路50、温度補償回
路60、走査電圧電源70、信号電圧電源90に給電さ
れると、コントロール回路50、温度補償回路60、走
査電圧電源70、信号電圧電源90が作動状態となる。
駆動回路80からの線順次走査のもとにおける走査電圧
及び信号電極駆動回路100からの信号電圧に基づきマ
トリクス駆動されて、ビデオ信号の画像をカラー表示す
ることを意味する。このように構成した本実施形態にお
いて、電源30からコントロール回路50、温度補償回
路60、走査電圧電源70、信号電圧電源90に給電さ
れると、コントロール回路50、温度補償回路60、走
査電圧電源70、信号電圧電源90が作動状態となる。
【0029】また、ビデオ回路20は、ビデオ信号を増
幅処理等して信号電極駆動回路100に出力し、温度検
出回路40は、温度センサ40aの液晶パネル10の温
度に応じた内部抵抗に応じて、アナログ温度電圧を出力
し、A−D変換器61は、当該アナログ温度電圧をディ
ジタル温度電圧に変換する。また、コントロール回路5
0が上述のように作動状態になると、このコントロール
回路50は同期信号をコントロール信号として走査電極
駆動回路80及び信号電極駆動回路100に出力する。
幅処理等して信号電極駆動回路100に出力し、温度検
出回路40は、温度センサ40aの液晶パネル10の温
度に応じた内部抵抗に応じて、アナログ温度電圧を出力
し、A−D変換器61は、当該アナログ温度電圧をディ
ジタル温度電圧に変換する。また、コントロール回路5
0が上述のように作動状態になると、このコントロール
回路50は同期信号をコントロール信号として走査電極
駆動回路80及び信号電極駆動回路100に出力する。
【0030】また、マイクロコンピュータ62が、上述
のように作動状態になると、このマイクロコンピュータ
62は、コンピュータプログラムの実行を図4のフロー
チャートに従い開始する。すると、ステップ200にお
いて、マイクロコンピュータ62の内部が初期化され、
ステップ210において、A−D変換器61からディジ
タル温度電圧が入力される。
のように作動状態になると、このマイクロコンピュータ
62は、コンピュータプログラムの実行を図4のフロー
チャートに従い開始する。すると、ステップ200にお
いて、マイクロコンピュータ62の内部が初期化され、
ステップ210において、A−D変換器61からディジ
タル温度電圧が入力される。
【0031】その後、ステップ220において、上記デ
ィジタル温度電圧が温度センサ40aのサーミスタの抵
抗温度特性に基づき温度値(以下、補正ディジタル温度
電圧という)となるように補正される。ついで、ステッ
プ230において、16ビットからなるディジタル走査
電圧が、このディジタル走査電圧と補正ディジタル温度
電圧との関係を表すデータ(以下、ディジタル走査電圧
−補正ディジタル温度電圧データという)に基づきステ
ップ220における補正ディジタル温度電圧に応じて決
定される。
ィジタル温度電圧が温度センサ40aのサーミスタの抵
抗温度特性に基づき温度値(以下、補正ディジタル温度
電圧という)となるように補正される。ついで、ステッ
プ230において、16ビットからなるディジタル走査
電圧が、このディジタル走査電圧と補正ディジタル温度
電圧との関係を表すデータ(以下、ディジタル走査電圧
−補正ディジタル温度電圧データという)に基づきステ
ップ220における補正ディジタル温度電圧に応じて決
定される。
【0032】ここで、上記ディジタル走査電圧−補正デ
ィジタル温度電圧データでは、ディジタル走査電圧が補
正ディジタル温度電圧の低い範囲ではこの補正ディジタ
ル温度電圧の上昇に応じて指数関数的に低下し、補正デ
ィジタル温度電圧の高い範囲ではほぼ一定となるように
なっている。上述のようにしてディジタル走査駆動電圧
が決定されると、ステップ240において、16ビット
からなるディジタル走査電圧が、上位8ビットの走査電
圧分と、下位8ビットの走査電圧分との分割されて、D
−A変換器63に出力される。
ィジタル温度電圧データでは、ディジタル走査電圧が補
正ディジタル温度電圧の低い範囲ではこの補正ディジタ
ル温度電圧の上昇に応じて指数関数的に低下し、補正デ
ィジタル温度電圧の高い範囲ではほぼ一定となるように
なっている。上述のようにしてディジタル走査駆動電圧
が決定されると、ステップ240において、16ビット
からなるディジタル走査電圧が、上位8ビットの走査電
圧分と、下位8ビットの走査電圧分との分割されて、D
−A変換器63に出力される。
【0033】すると、D−A変換器63が、その第1チ
ャンネルにて、マイクロコンピュータ62からの上位8
ビットの走査電圧分を上位アナログ電圧分にアナログ変
換して抵抗回路64の抵抗64aに出力するとともに、
その第2チャンネルにて、マイクロコンピュータ62か
らの下位8ビットの走査電圧分を下位アナログ走査電圧
分にアナログ変換して抵抗回路64の抵抗64bに出力
する。
ャンネルにて、マイクロコンピュータ62からの上位8
ビットの走査電圧分を上位アナログ電圧分にアナログ変
換して抵抗回路64の抵抗64aに出力するとともに、
その第2チャンネルにて、マイクロコンピュータ62か
らの下位8ビットの走査電圧分を下位アナログ走査電圧
分にアナログ変換して抵抗回路64の抵抗64bに出力
する。
【0034】ついで、抵抗回路64においては、D−A
変換器63からの上位アナログ走査電圧分及び下位アナ
ログ走査電圧分が、数1の式に従い、両抵抗64a、6
4bにより分圧されて、出力電圧Voとして増幅器65
に出力される。すると、この出力電圧Voが増幅器65
により増幅されて走査電圧電源70に出力される。
変換器63からの上位アナログ走査電圧分及び下位アナ
ログ走査電圧分が、数1の式に従い、両抵抗64a、6
4bにより分圧されて、出力電圧Voとして増幅器65
に出力される。すると、この出力電圧Voが増幅器65
により増幅されて走査電圧電源70に出力される。
【0035】これに伴い、この走査電圧電源70は、増
幅器65から増幅出力電圧を受けて走査電圧を走査電極
駆動回路80に出力する。すると、走査電極駆動回路8
0は、コントロール回路50からの同期信号に基づき複
数の走査電極を線順次走査しながら、走査電圧電源70
からの走査電圧を走査電極に印加する。一方、信号電極
駆動回路100は、コントロール回路50から同期信号
を受けて上記線順次走査に同期して、信号電圧電源90
からの信号電圧を複数の信号電極に印加する。
幅器65から増幅出力電圧を受けて走査電圧を走査電極
駆動回路80に出力する。すると、走査電極駆動回路8
0は、コントロール回路50からの同期信号に基づき複
数の走査電極を線順次走査しながら、走査電圧電源70
からの走査電圧を走査電極に印加する。一方、信号電極
駆動回路100は、コントロール回路50から同期信号
を受けて上記線順次走査に同期して、信号電圧電源90
からの信号電圧を複数の信号電極に印加する。
【0036】これにより、液晶パネル10が、走査電極
駆動回路80からの線順次走査のもとにおける走査電圧
及び信号電極駆動回路100からの信号電圧に基づきマ
トリクス駆動されて、ビデオ信号の画像をカラー表示す
る。以上説明したように、マイクロコンピュータ62に
より分割して出力される上位8ビットの走査電圧分及び
下位8ビットの走査電圧分をD−A変換器63によりそ
の第1及び第2のチャンネルにて上位アナログ走査電圧
分及び下位アナログ走査電圧分にアナログ変換し、抵抗
回路64が、両抵抗64a、64bにより数1の式に従
い、上位アナログ走査電圧分及び下位アナログ走査電圧
分を分圧して出力電圧として出力するようにしたので、
A−D変換器63が8ビットD−A変換器にすぎなくて
も、数2の式で示す例から分かるように、A−D変換器
63と抵抗回路64とからなる回路は、簡易な16ビッ
トのD−A変換器としての役割を果たす。
駆動回路80からの線順次走査のもとにおける走査電圧
及び信号電極駆動回路100からの信号電圧に基づきマ
トリクス駆動されて、ビデオ信号の画像をカラー表示す
る。以上説明したように、マイクロコンピュータ62に
より分割して出力される上位8ビットの走査電圧分及び
下位8ビットの走査電圧分をD−A変換器63によりそ
の第1及び第2のチャンネルにて上位アナログ走査電圧
分及び下位アナログ走査電圧分にアナログ変換し、抵抗
回路64が、両抵抗64a、64bにより数1の式に従
い、上位アナログ走査電圧分及び下位アナログ走査電圧
分を分圧して出力電圧として出力するようにしたので、
A−D変換器63が8ビットD−A変換器にすぎなくて
も、数2の式で示す例から分かるように、A−D変換器
63と抵抗回路64とからなる回路は、簡易な16ビッ
トのD−A変換器としての役割を果たす。
【0037】従って、D−A変換器63が8ビットと分
解能の低いものであっても、このD−A変換器63が、
抵抗回路64と共に16ビットのD−A変換器として機
能することで、温度補償回路60による温度補償を確保
しつつ、低コストにて実質的に高分解能のD−A変換器
を提供できる。この場合、このように実質的に高分解能
のD−A変換器を提供することで、1ビットの変化が、
液晶パネルにおいて視認可能な駆動電圧の変化となるこ
ともなく、反強誘電性液晶を用いる液晶パネル10であ
っても、そのマトリックス表示におけるちらつきの発生
を良好に防止できる。
解能の低いものであっても、このD−A変換器63が、
抵抗回路64と共に16ビットのD−A変換器として機
能することで、温度補償回路60による温度補償を確保
しつつ、低コストにて実質的に高分解能のD−A変換器
を提供できる。この場合、このように実質的に高分解能
のD−A変換器を提供することで、1ビットの変化が、
液晶パネルにおいて視認可能な駆動電圧の変化となるこ
ともなく、反強誘電性液晶を用いる液晶パネル10であ
っても、そのマトリックス表示におけるちらつきの発生
を良好に防止できる。
【0038】なお、本発明の実施にあたり、上記実施形
態にて述べた場合と異なり、信号電圧の温度補償をも必
要とする場合には、走査電圧に限ることなく、信号電圧
の温度補償を行うために、上記実施形態にて述べた温度
補償回路60と同様の温度補償回路を温度検出回路40
と信号電圧電源90との間に接続する。そして、信号電
圧をも、走査電圧と同様にして温度補償回路により処理
して信号電圧電源90に出力する。これにより、信号電
圧についても、上記実施形態にて述べた走査電圧の場合
と同様の作用効果を達成できる。
態にて述べた場合と異なり、信号電圧の温度補償をも必
要とする場合には、走査電圧に限ることなく、信号電圧
の温度補償を行うために、上記実施形態にて述べた温度
補償回路60と同様の温度補償回路を温度検出回路40
と信号電圧電源90との間に接続する。そして、信号電
圧をも、走査電圧と同様にして温度補償回路により処理
して信号電圧電源90に出力する。これにより、信号電
圧についても、上記実施形態にて述べた走査電圧の場合
と同様の作用効果を達成できる。
【0039】この場合、温度検出回路40と信号電圧電
源90との間に接続する温度補償回路のうちA−D変換
器は、温度補償回路60のA−D変換器61を共用する
ようにしてもよい。また、温度検出回路40と信号電圧
電源90との間に接続すべき温度補償回路を別途設ける
ことなく、マイクロコンピュータ62によるD−A変換
器63への出力を、走査電圧側及び信号電圧側で時を異
にして行うようにしてもよい。
源90との間に接続する温度補償回路のうちA−D変換
器は、温度補償回路60のA−D変換器61を共用する
ようにしてもよい。また、温度検出回路40と信号電圧
電源90との間に接続すべき温度補償回路を別途設ける
ことなく、マイクロコンピュータ62によるD−A変換
器63への出力を、走査電圧側及び信号電圧側で時を異
にして行うようにしてもよい。
【0040】なお、上記実施形態においては、液晶パネ
ル10の液晶として反強誘電性液晶を用いた例について
説明したが、これに限らず、強誘電性液晶等のスメクチ
ック液晶を液晶パネル10の液晶として採用してもよ
い。
ル10の液晶として反強誘電性液晶を用いた例について
説明したが、これに限らず、強誘電性液晶等のスメクチ
ック液晶を液晶パネル10の液晶として採用してもよ
い。
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の温度補償回路の詳細回路図である。
【図3】図1の温度補償回路におけるD−A変換器と抵
抗回路と示す回路図である。
抗回路と示す回路図である。
【図4】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
10…液晶パネル、20…ビデオ回路、40…温度検出
回路、40a…温度センサ、50…コントロール回路、
60…温度補償回路、61…A−D変換器、62…マイ
クロコンピュータ、63…D−A変換器、64…抵抗回
路、64a、64b…抵抗、70…走査電圧電源、80
…走査側駆動回路、90…信号電圧電源、100…信号
電極駆動回路。
回路、40a…温度センサ、50…コントロール回路、
60…温度補償回路、61…A−D変換器、62…マイ
クロコンピュータ、63…D−A変換器、64…抵抗回
路、64a、64b…抵抗、70…走査電圧電源、80
…走査側駆動回路、90…信号電圧電源、100…信号
電極駆動回路。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA11 NA43 NA53 NA64 NC21 NC50 NC57 NC63 ND02 ND10 ND17 ND49 ND54 NF19 NF20 5C006 AC15 AC21 AC22 AF46 AF62 AF81 AF82 BA12 BA13 BB11 BF15 BF25 BF39 FA19 FA23 FA56
Claims (2)
- 【請求項1】 マトリクス型液晶表示装置に設けられる
液晶パネルであってスメクチック液晶を介して互いに交
差して位置する各複数条の走査電極及び信号電極を有す
る液晶パネル(10)の前記複数の走査電極を走査しつ
つこの走査電極に走査電圧を印加して駆動制御する走査
側駆動制御手段(50、70、80)と、 前記走査に同期してビデオ信号に応じて前記複数条の信
号電極に信号電圧を印加して駆動制御する信号側駆動制
御手段(20、90、100)とを備えて、 前記走査側駆動制御手段及び信号側駆動制御手段が前記
液晶パネルをマトリクス駆動する駆動装置であって、 前記液晶パネルの温度を検出する温度検出手段(40、
40a)と、 前記検出温度をディジタル変換するA−D変換手段(6
1)と、 このA−D変換手段による変換温度に応じて前記走査電
圧を補正する補正手段(230)と、 この補正手段による補正走査電圧を上位ビット範囲及び
下位ビット範囲の両走査電圧分に分割する分割手段(2
40)と、 前記上位ビット範囲及び下位ビット範囲のビット数の和
に対する分解能よりも低い分解能を有するD−A変換手
段であって前記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の両
走査電圧分をそれぞれ第1及び第2の走査電圧分にアナ
ログ変換するD−A変換手段(63)と、 このD−A変換手段によりアナログ変換された第1及び
第2の走査電圧分に基づき両抵抗(64a、64b)に
より前記上位ビット範囲及び下位ビット範囲のビット数
の和に相当する走査出力電圧を形成し、この形成走査出
力電圧を前記走査電圧として前記走査側駆動制御手段に
出力する電圧形成手段(64)とを備える液晶表示装置
の駆動装置。 - 【請求項2】 前記補正手段は、前記走査電圧の補正に
加え、前記信号電圧を前記A−D変換手段による変換温
度に応じて補正信号電圧として補正し、 前記分割手段は、前記補正走査電圧の分割に加え、前記
補正信号電圧を上位ビット範囲及び下位ビット範囲の各
信号電圧分に分割し、 前記D−A変換手段は、前記上位ビット範囲及び下位ビ
ット範囲の各走査電圧分に加え、前記上位ビット範囲及
び下位ビット範囲の各信号電圧分をそれぞれ第1及び第
2の信号電圧分にアナログ変換し、 前記電圧形成手段は、前記走査出力電圧の形成及び出力
に加え、前記第1及び第2の各信号電圧分に基づき前記
両抵抗により前記上位ビット範囲及び下位ビット範囲の
ビット数の和に相当する信号出力電圧を形成し、この形
成信号出力電圧を前記信号電圧として前記信号側駆動制
御手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の液
晶表示装置の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197606A JP2000028999A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | マトリクス型液晶表示装置の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197606A JP2000028999A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | マトリクス型液晶表示装置の駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000028999A true JP2000028999A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16377277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10197606A Pending JP2000028999A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | マトリクス型液晶表示装置の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000028999A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292493A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sharp Corp | 表示装置および電子情報機器 |
JP2007522498A (ja) * | 2004-01-29 | 2007-08-09 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | アクティブマトリックスディスプレイ装置 |
-
1998
- 1998-07-13 JP JP10197606A patent/JP2000028999A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007522498A (ja) * | 2004-01-29 | 2007-08-09 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | アクティブマトリックスディスプレイ装置 |
JP2005292493A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sharp Corp | 表示装置および電子情報機器 |
JP4674790B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-04-20 | シャープ株式会社 | 表示装置および電子情報機器 |
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