JP2000028630A - ガス式センサ - Google Patents

ガス式センサ

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JP2000028630A
JP2000028630A JP22849398A JP22849398A JP2000028630A JP 2000028630 A JP2000028630 A JP 2000028630A JP 22849398 A JP22849398 A JP 22849398A JP 22849398 A JP22849398 A JP 22849398A JP 2000028630 A JP2000028630 A JP 2000028630A
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JP
Japan
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gas
heat wire
heat
case
sensor
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Pending
Application number
JP22849398A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Saito
和敬 斎藤
Goro Komatsu
五郎 小松
Shinsuke Hirayama
心祐 平山
Kiyoshi Kato
清 加藤
Tsutomu Kameyama
勉 亀山
Yuichi Matsuo
祐一 松尾
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ本体に作用する物理量によるガス流の
状態をそのガス流にさらされるヒートワイヤの抵抗値の
変化として電気的に検出するようにしたガス式センサに
あって、簡単な構造によってガス流の状態を検出できる
ようにする。 【構成】 ガス式センサの検出回路が実装される基板上
にNiなどのヒートワイヤを直接ボンディングして、そ
のヒートワイヤがガス流にさらされるような構造にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センサ本体に作用する
角速度、加速度、流量などの物理量によるガス流の状態
を、そのガス流にさらされるヒートワイヤの抵抗値の変
化として電気的に検出するガス式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス式センサの1つとして、ポ
ンプによってセンサ本体におけるノズル孔からガス通路
内にガスを噴出させておき、センサ本体に角速度が作用
したときのガス通路内におけるガス流の偏向状態を、ガ
ス通路内に設けられたヒートワイヤ対における感熱抵抗
の変化として電気的に検出して、そのときセンサ本体に
作用している角速度の向きおよび大きさを求めるように
したガス式角速度センサがある。
【0003】最近、このようなガス式角速度センサにあ
っては、センサ本体がマイクロマシニング加工によって
形成された超小型のものが開発されており、そのマイク
ロチップ化されたセンサ本体を角速度検出回路のICチ
ップおよびマイクロポンプとともに回路基板上に実装
し、それをガスが封入されたキャンパッケージ内に収納
して、ポンプ駆動によりガスをそのパッケージ内で循環
させるような構造のものにしている(特開平5−297
008号公報参照)。
【0004】従来、この種のマイクロ化されたガス式セ
ンサにあって、ヒートワイヤを形成するに際して、温度
抵抗特性の良好な白金を半導体基板上にパターニングし
てヒートワイヤを平面的に形成したうえで、そのヒート
ワイヤが形成された部分の下側をエッチングにより除去
してガス通路にかかるヒートワイヤブリッジを構成する
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、マイクロ化されたガス式センサにあって、温度抵
抗特性の良好な白金を半導体基板上にパターニングして
ヒートワイヤを平面的に形成したうえで、そのヒートワ
イヤが形成された部分の下側をエッチングにより除去し
てガス通路にかかるヒートワイヤブリッジを構成するの
では、その構造が複雑になっていることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、センサ本体に
作用する物理量によるガス流の状態をそのガス流にさら
されるヒートワイヤの抵抗値の変化として電気的に検出
するようにしたガス式センサにあって、簡単な構造によ
ってガス流の状態を検出することができるようにするべ
く、検出回路が実装される基板上にNiなどのヒートワ
イヤを直接ボンディングして、そのヒートワイヤがガス
流にさらされるようにしている。
【0007】
【実施例】図1および図2は、ガス式センサとして角速
度を検出するようにしたときの構成例を示している。
【0008】ここでは、角速度検出のための電気回路が
実装されるHIC基板2をガスが封入されたケース1内
に収納して、そのHIC基板2の表面に一対のヒートワ
イヤHW1,HW2をボンディングによってブリッジ状
に取り付け、HIC基板2上に設けられたマイクロポン
プ3の駆動によってケース1内でガスをオープンループ
で循環させて一対のヒートワイヤHW1,HW2に向か
ってガス流(図中矢印で示す)が生ずるようにしてい
る。
【0009】図3は角速度検出回路の一例を示すもの
で、一対のヒートワイヤHW1,HW2および基準抵抗
R1,R2によってブリッジ回路を構成して、ケース1
に角速度が作用したときの一対のヒートワイヤHW1,
HW2に向かうガス流の偏向状態に応じたブリッジ回路
の不平衡出力を増幅回路AMPを通して取り出すように
している。
【0010】基準抵抗R1,R2および増幅回路AMP
のICチップ4がHIC(セラミック)基板2の裏面に
取り付けられている。
【0011】各ヒートワイヤHW1,HW2としては、
Au等に比して温度抵抗係数の大きいNiワイヤを、ガ
ス流の偏向状態の検出感度を上げるようにするとともに
所望の消費電力および抵抗値となるように任意に選定さ
れた線径(例えば8〜25μm)のものとしている。
【0012】また、図4および図5は、ガス式センサと
して加速度を検出するようにしたときの構成例を示して
いる。
【0013】ここでは、加速度検出のための電気回路が
実装されるHIC基板2をガスが封入されたケース1内
に収納して、そのHIC基板2の表面に、X方向検出用
のヒートワイヤ対HWX1,HWX2,HWX3,HW
X4およびY方向検出用のヒートワイヤ対HWY1,H
WY2,HWY3,HWY4をそれぞれボンディングに
よってブリッジ状に取り付け、X方向またはY方向の加
速度が加わったときのケース1内におけるガスの変動状
態を各ヒートワイヤ対によって検出するようにしてい
る。
【0014】このセンサ本体に例えばX方向の加速度が
加わったときには、ガスがHWX1からHWX2の方向
に流れることになる。すなわち、ケース1内のガスはそ
れ自体が質量を有し、慣性の作用を受けるからである。
こうしてHWX1はHWX2よりもガス流により冷却さ
れて相測のヒートワイヤ間に電気抵抗差が生ずることに
なり、それを検出することによりX方向に作用する加速
度を検知することができるようになる。
【0015】また、そのセンサ本体にあっては、対をな
すHWX1,HWX2が各々対向するHWX3,HWX
4をともなっている。これはセンサ本体に加速度ではな
く回転モーメントが作用したときにそれを誤って加速度
として検出してしまうことを防止するためである。すな
わち、センサ本体に図5中矢印Aで示す方向の回転モー
メントが加わったとき、HWX1はHWX2よりも冷却
されてあたかもX方向に加速度が加わったかのような状
態を示すが、それと同時にHWX4もHWX1と同量の
冷却効果を受ける。そこで、互いに対向するHWX1,
HWX2およびHWX3,HWX4の間における抵抗値
の変化の関係を予め図示しないセンサ制御装置に入力し
ておくようにすれば、各ヒートワイヤ間の電気抵抗差か
ら加速度のみを確実に検出できるようになる。また、同
時に、加速度と回転モーメントの両方を検出するセンサ
として利用することも可能である。なお、図5中のHW
Y1〜HWY4もY方向において上記と同様の作用をな
すものである。
【0016】図4中、6はHIC基板2に実装される各
ヒートワイヤ対とともに加速度検出回路を構成するため
のICチップである。
【0017】このICチップ6は稼働時に熱を発生する
ため、各ヒートワイヤにこの熱が好適となるような配慮
がなされている。すなわち、このICチップ6はヒート
ワイヤ下面の基板2上に配設され、熱は基板2の全体に
ほぼ均一に分布するようにしている。そのためにヒート
ワイヤ近傍のガスは特定の部位のみ温度上昇することが
なく、熱は常にワイヤに対して均等に拡散して、加速度
発生時にはガスの流れを的確にとらえることができるよ
うになる。
【0018】また、このICチップ6はケース下面の金
属製のベース部7と接着剤8によって固着されている。
接着剤8は例えばシリコン等の高熱伝導性のものからな
り、ICチップ6の熱がベース部7を通して適宜放出さ
れ、ヒートワイヤ周囲のガス雰囲気を常に一定の状態に
する機能をもかねそなえている。
【0019】また、本発明によるガス式センサは、ガス
流の流量を検出する流量センサにあっても同様に、流量
検出のための電気回路が実装されるHIC基板上にヒー
トワイヤをボンディングによってブリッジ状に取り付け
て、ヒートワイヤをガス流にさらすような構造にするこ
とも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明によれば、センサ本体に作
用する物理量によるガス流の状態をそのガス流にさらさ
れるヒートワイヤの抵抗値の変化として電気的に検出す
るようにしたガス式センサにあって、検出回路が実装さ
れる基板上にNiなどのヒートワイヤを直接ボンディン
グして、そのヒートワイヤがガス流にさらされるように
したもので、簡単な構造によってガス流の状態を検出で
きるようになるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス式センサの一実施例を示す正
断面図である。
【図2】その一実施例におけるガス式センサの回路基板
部分の斜視図である。
【図3】角速度検出のための電気回路の一例を示す図で
ある。
【図4】本発明によるガス式センサの他の実施例を示す
正断面図である。
【図5】その他の実施例におけるガス式センサの回路基
板部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 HIC基板 3 マイクロポンプ 4 ICチップ 5 ICチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 心祐 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 加藤 清 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 亀山 勉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松尾 祐一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ本体に作用する物理量によるガス
    流の状態をそのガス流にさらされるヒートワイヤの抵抗
    値の変化として電気的に検出するガス式センサにあっ
    て、その検出回路が実装される基板上にヒートワイヤを
    ボンディングすることによって構成されたガス式セン
    サ。
  2. 【請求項2】 ヒートワイヤがボンディングされた回路
    基板をガスが封入されたケース内に収納して、ケース内
    でガスをオープンループで循環させることによって、ケ
    ースに作用する角速度を検出するようにしたことを特徴
    とする請求項1の記載によるガス式センサ。
  3. 【請求項3】 ヒートワイヤがボンディングされた回路
    基板をガスが封入されたケース内に収納して、ケースに
    作用する加速度を検出するようにしたことを特徴とする
    請求項1の記載によるガス式センサ。
JP22849398A 1998-07-08 1998-07-08 ガス式センサ Pending JP2000028630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018179764A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社ミクニ 自動二輪車の転倒検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018179764A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社ミクニ 自動二輪車の転倒検出装置
JP2018171973A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社ミクニ 自動二輪車の転倒検出装置
CN110461696A (zh) * 2017-03-31 2019-11-15 株式会社三国 摩托车倾倒检测装置

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