JP2000028358A - 超音波距離計 - Google Patents

超音波距離計

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JP2000028358A
JP2000028358A JP10211909A JP21190998A JP2000028358A JP 2000028358 A JP2000028358 A JP 2000028358A JP 10211909 A JP10211909 A JP 10211909A JP 21190998 A JP21190998 A JP 21190998A JP 2000028358 A JP2000028358 A JP 2000028358A
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noise
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Takashi Chikamasa
隆 近政
Hiromitsu Watanabe
広光 渡辺
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路工事のような厳しい環境の中でも精度良
く測定できるとともに、検波しきい値の調整を不要にで
きるようにする。 【解決手段】 本発明の超音波距離計10は、被測定物
12に向けて超音波Uを送信するとともにその反射波R
を受信することにより、超音波Uを送信してから反射波
Rを受信するまでの超音波伝搬時間Tを測定する超音波
振動子14、送信回路16及び受信回路18と、超音波
振動子14から被測定物12までの距離Lを超音波伝搬
時間Tに基づき算出する演算回路20と、受信回路18
で受信された受信ノイズNに基づき、受信ノイズNと反
射波Rに対応する受信信号R’とを分ける検波しきい値
thを設定する制御回路22と、を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、距離計測に用い
られる超音波距離計に関し、詳しくはアスファルトフィ
ニッシャ用として好適な超音波距離計に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波距離計が用いられる例としてアス
ファルトフィニッシャがある。図4は、アスファルト舗
装工事に用いられる「アスファルトフィニッシャ」と呼
ばれる建設機械を示す斜視図である。アスファルト舗装
工事は、アスファルトフィニッシャを用いて次のように
進められる。
【0003】予め平らに修正された砂利から成る路盤5
0上を、ダンプカー52が先行し、ダンプカー52をア
スファルトフィニッシャ54が追走する。アスファルト
フィニッシャ54は、ダンプカー52からアスファルト
合材56を供給されながら、アスファルト舗装58を形
成していく。すなわち、アスファルト合材56は、受入
れホッパ60に供給されトラクタユニット62内を貫通
するフィーダ機構(図示せず)により後方へ搬送及び排
出される。排出されたアスファルト合材56は、オーガ
機構64の左ネジ及び右ネジが回転することにより左右
に拡げられ、スクリードプレート66により平らに成形
仕上げされる。スクリードプレート66の両端はそれぞ
れ、軸68を介して角度調節可能に、レベリングアーム
70に取り付けられている。二本のレベリングアーム7
0のそれぞれの他端は、ピポット72により回転自由度
を与えられてトラクタユニット62に取り付けられると
ともに、シリンダロッド74に係合されている。レベリ
ングシリンダ76はトラクタユニット62に取り付けら
れている。アスファルト合材56を敷きならすとき、レ
ベリングアーム70はスクリードプレート66にフロー
ティング作用を与え、スクリードプレート66は上下し
ながらアスファルト舗装58を所要の舗装厚tにする。
【0004】図5は図4のアスファルトフィニッシャ5
4の動作を示す要部側面図であり、図5(A)は平坦地
における動作を示し、図5(B)及び図5(C)は段差
における動作を示す。
【0005】例えば、図5(A)に示すように、トラク
タユニット62が車輪621を介して路面82を走行中
に低い段差H- に差しかかったとする。すると、図4
(B)に示すようにレベリングアーム70及びスクリー
ドプレート66が傾斜し、スクリードプレート66は矢
印イの方向へ向かい段差H- に対応して舗装厚tを維持
する。また、同様に、高い段差H+ に差しかかった場合
も、図4(C)に示すようにレベリングアーム70及び
スクリードプレート66が傾斜し、スクリードプレート
66は矢印ロの方向へ向かい段差H+ に対応して舗装厚
tを維持する。
【0006】舗装厚tは、図5(A)に示すレベリング
アーム70が水平となる路面82からの距離Hで決定さ
れる。距離Hは、レベリングシリンダ76のシリンダロ
ッド74を駆動してピポット72の高さ方向位置を調整
することにより設定される。しかしながら、舗装厚tを
一定に保つには、ピポット72の高さ方向位置の調整だ
けではなく、トラクタユニット62の走行速度に比例さ
せて、スクリードプレート66へのアスファルト合材5
6の供給量を制御する必要がある。すなわち、トラクタ
ユニット62の走行が高速であるほどアスファルト合材
56の供給量を多く、逆にトラクタユニット62の走行
が低速であるほどアスファルト合材56の供給量を少な
くする必要がある。
【0007】この問題に対処するため、図6に示すよう
に、トラクタユニット62に固設した超音波距離計80
A,80Bを用いることにより、オーガ機構64で搬送
されるアスファルト合材56の量を制御するようにした
技術が知られている。図6は、図4のアスファルトフィ
ニッシャ54に用いられる超音波距離計80A,80B
の周辺を示す要部斜視図である。以下、この図面に基づ
き説明する。
【0008】超音波距離計80A,80Bによる測定点
84A,84Bは、オーガ機構64の左ネジ64A及び
右ネジ64B端部付近のアスファルト合材56である。
左ネジ64Aは油圧モータ65Aに固設され、右ネジ6
4Bは油圧モータ65Bに固設されている。アスファル
ト合材56の供給量の制御は、測定点84A,84Bの
高さを制御することにより行っている。具体的には、超
音波距離計80A,80Bから測定点84A,84Bま
での距離Ha,Hbを逐次測定し、距離Ha,Hbの増
減に対応させてオーガ機構64の油圧モータ65A,6
5Bの回転数Na,Nbを増減することによって、測定
点84A,84Bにおけるアスファルト合材56の高さ
すなわちアスファルト合材56の供給量の制御を行う。
【0009】例えば測定点84Aにおいて、距離Haが
設定値よりも大きければアスファルト合材56の供給量
が少ないので、油圧モータ65Aの回転数Naを増やし
て、アスファルト合材56の供給量を増やす。逆に、距
離Haが設定値よりも小さければアスファルト合材56
の供給量が多いので、油圧モータ65Aの回転数Naを
減らして、アスファルト合材56の供給量を減らす。
【0010】図7は、図6に示されるアスファルト合材
56の供給量を制御する手段を示すブロック図である。
以下、この図面に基づき説明する。
【0011】超音波距離計80A,80Bからは、距離
Ha,Hbに対応する検出信号がコントローラ40へ送
られる。コントローラ40では、距離Ha,Hbと設定
値とを比較し、油圧サーボユニット44を介して油圧モ
ータ65a,65bの回転数Na,Nbを制御する。こ
の一連の制御は閉ループとして処理される。油圧源は油
圧パワーユニット42である。
【0012】図8は、超音波距離計80A,80Bの動
作を示す波形図である。以下、図6及び図8に基づき説
明する。ただし、超音波距離計80A,80Bのどちら
も同じ動作をするので、ここでは超音波距離計80Aの
みについて説明する。
【0013】超音波を送信した時の励振信号U’の立ち
上がりから、測定点84Aでの反射波による受信信号
R’の立ち上がりまでの超音波伝搬時間Tと、既知の超
音波伝搬速度vとにより、超音波距離計80Aから測定
点84Aまでの距離Haは、Ha=T・v/2で算出さ
れる。
【0014】しかし、超音波距離計80Aで得られる受
信信号Sには、距離Haに対応する受信信号R’の他
に、超音波距離計80Aの内外で発生するさまざまな受
信ノイズN(N1〜N6)が含まれている。そこで、受
信ノイズNは受信信号R’よりもレベルが低いことを利
用して、受信ノイズNと受信信号R’とを分けるための
検波しきい値thが設定されている。ただし、検波しき
い値thをあまり低く設定すると、受信ノイズNを受信
信号R’として判断してしまい、検波しきい値thをあ
まり高くすると、受信信号R’を受信ノイズNとして判
断してしまうことになる。
【0015】例えば、低めの検波しきい値th1に設定
した場合は、受信ノイズN3を受信信号R’として判断
するため、誤った超音波伝搬時間T’に基づき距離Ha
を算出してしまう。この場合は、高めの検波しきい値t
h2に手動で再設定することにより、正しい超音波伝搬
時間Tを得ることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信ノ
イズNは、超音波距離計80Aの使用環境等によって、
そのレベルが変動する。そのため、検波しきい値th
は、超音波距離計80Aの製造時に設定した後、使用環
境に合わせて手動で何度も再設定する必要があった。
【0017】例えば、アスファルトフィニッシャ54に
おいては、搭載している走行用エンジンや油圧バルブ等
の各種機器から電気ノイズが発生する。また、道路舗装
工事現場ではエンジン駆動機器が多く用いられているた
め、それらからも電気ノイズが発生する。すなわち、こ
れらの電気ノイズが、超音波距離計80Aの検波しきい
値設定の煩雑さをもたらしていた。
【0018】このように、従来の超音波距離計80A
は、検波しきい値thの調整に手間がかかるという問題
があった。
【0019】
【発明の目的】そこで、本発明は、道路工事のような厳
しい環境の中でも精度良く測定できるとともに、検波し
きい値の調整を不要にできる、超音波距離計を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の超音波距
離計は、被測定物に向けて超音波を送信するとともにそ
の反射波を受信することにより、当該超音波を送信して
から受信するまでの超音波伝搬時間を測定する超音波振
動子、送信回路及び受信回路と、前記超音波振動子から
前記被測定物までの距離を前記超音波伝搬時間に基づき
算出する演算回路と、前記受信回路で受信された受信ノ
イズに基づき、この受信ノイズと前記反射波に対応する
受信信号とを分ける検波しきい値を設定する制御回路
と、を備えたものである。
【0021】超音波振動子が送信回路によって励振周波
数で励振されると、被測定物に向けて超音波が送信され
る。すると、被測定物からの反射波が超音波振動子に戻
ってくる。この反射波は超音波振動子によって電気信号
に変換され、超音波を送信してからその反射波を受信す
るまでの時間すなわち超音波振動子から被測定物までの
往復の超音波伝搬時間が、受信回路で測定される。演算
回路では、測定された超音波伝搬時間と既知の超音波伝
搬速度と所定の数式とにより、超音波振動子から被測定
物までの距離が算出される。
【0022】受信回路で得られる受信信号には、被測定
物からの反射波に対応する受信信号(以下「真の受信信
号」という。)の他に、超音波距離計の内外で発生する
さまざまな受信ノイズが含まれている。そこで、制御回
路は、受信回路で受信された受信ノイズに基づき、この
受信ノイズと真の受信信号とを分ける検波しきい値を設
定する。したがって、受信ノイズのレベルが変動すれ
ば、これに合うように自動的に検波しきい値が再設定さ
れるので、検波しきい値の調整に要する手間が省ける。
【0023】請求項2記載の超音波距離計は、請求項1
記載の超音波距離計において、前記制御回路が、前記超
音波を送信しないときに、前記受信回路で受信された受
信ノイズに基づき前記検波しきい値を設定するものであ
る。ここで、「超音波を送信しないときに」とは、換言
すると「送信した超音波に起因する受信ノイズを、受信
する時間外に」という意味である。
【0024】超音波振動子には、例えば、被測定物以外
の物を経た超音波や、超音波振動子と被測定物との間を
二回以上往復した超音波も戻ってくる。これらが、送信
した超音波に起因する受信ノイズとなる。これらの受信
ノイズは、本質的に他の受信ノイズよりもレベルが高
い。そのため、送信した超音波に起因する受信ノイズを
他の受信ノイズと同等に扱って検波しきい値を設定する
と、検波しきい値が高く設定されるため、真の受信信号
がノイズとして判断される確率が高くなる。そこで、請
求項2記載の超音波距離計では、超音波を送信しないと
きに検波しきい値を設定することにより、送信した超音
波に起因する受信ノイズの影響を排除している。
【0025】図6を用いて説明すると、超音波距離計8
0Aは、アスファルトフィニッシャ54に用いているの
で、オーガ機構64、トラクタユニット62、図示しな
い建設用具及び建設機械から多くの反射波を受けてしま
う。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る超音波距離
計の一実施形態を示すブロック図である。以下、この図
面に基づき詳しく説明する。
【0027】本実施形態の超音波距離計10は、被測定
物12に向けて超音波Uを送信するとともにその反射波
Rを受信することにより、超音波Uを送信してから反射
波Rを受信するまでの超音波伝搬時間Tを測定する超音
波振動子14、送信回路16及び受信回路18と、超音
波振動子14から被測定物12までの距離Lを超音波伝
搬時間Tに基づき算出する演算回路20と、受信回路1
8で受信された受信ノイズNに基づき、受信ノイズNと
反射波Rに対応する受信信号R’とを分ける検波しきい
値thを設定する制御回路22と、を備えたものであ
る。制御回路22は、超音波Uを送信しないときに、受
信回路18で受信された受信ノイズNに基づき、検波し
きい値thを設定するものである。
【0028】超音波振動子14は、電気信号を超音波に
変換するとともに、その逆に超音波を電気信号に変換す
る機能を有している。超音波振動子14は、送信用と受
信用とを別個にしてもよい。
【0029】送信回路16は、励振信号U’を出力する
ための発振器等によって構成されている。また、発振器
は、外部信号によって、励振信号U’の出力が停止され
るものである。
【0030】受信回路18は、検波器、A/D変換器、
カウンタ等によって構成され、送信回路16から励振信
号U’が出力されてから受信信号R’を入力するまでの
時間(超音波伝搬時間T)を測定する機能を有してい
る。また、検波器は、外部信号によって検波しきい値t
hを変えられる、検波しきい値可変型である。
【0031】演算回路20は、例えばCPU、ROM、
RAM等から構成されるとともに予め計算式を記憶して
おり、受信回路18で測定された超音波伝搬時間Tを用
いて距離Lを算出する。
【0032】制御回路22は、例えばCPU、ROM、
RAM等から構成され、一定時間Mごとに、送信回路1
6に対して送信停止信号SPを出力するとともに、受信
回路18を介して受信ノイズNを検出することにより、
受信ノイズNに応じて検波しきい値thを制御する機能
を有している。送信停止信号SPとは、送信回路16に
よる励振信号U’の出力を停止させる信号である。
【0033】なお、演算回路20又は制御回路22は、
論理ゲートを組み合わせたデジタル回路として構成して
もよく、又は、オペアンプを組み合わせたアナログ回路
として構成してもよい。
【0034】次に、超音波距離計10の動作について説
明する。
【0035】超音波振動子14が送信回路16によって
励振周波数fで励振されると、被測定物12に向けて超
音波Uが送信される。すると、被測定物12からの反射
波Rが超音波振動子14に戻ってくる。この反射波Rは
超音波振動子14によって電気信号に変換され、超音波
Uを送信してからその反射波Rを受信するまでの時間す
なわち超音波振動子14から被測定物12までの往復の
超音波伝搬時間Tが、受信回路18で測定される。演算
回路20では、超音波伝搬時間Tと既知の超音波伝搬速
度vとにより、超音波振動子14から被測定物12まで
の距離LがL=T・v/2で算出される。
【0036】また、制御回路22は、一定時間Mごとに
送信回路16に対して励振信号U’の出力を停止させる
とともに、受信回路18を介して受信ノイズNを検出す
ることにより、受信ノイズNに応じて検波しきい値th
を制御している。したがって、受信ノイズNのレベルが
変動しても、これに合うように自動的に検波しきい値t
hが再設定されるので、検波しきい値thの調整に要す
る手間が省ける。
【0037】図2は、制御回路22の動作の一例を示す
波形図である。図3は、制御回路22の動作の一例を示
すフローチャートである。以下、図1乃至図3に基づ
き、制御回路22の動作についてさらに詳しく説明す
る。
【0038】超音波距離計10の電源を投入することに
より、制御回路22の動作が始まる。まず、送信回路1
6に対して発信停止信号SPを出力する(ステップ10
1)。続いて、nを1とし(ステップ102)、受信回
路18から受信信号Sを取り込み、ゲートnにおいて検
波しきい値thnと受信ノイズNとを比較する(ステッ
プ103)。このとき、受信ノイズNが検波しきい値t
hnよりも小さければ、検波しきい値thnに余裕分α
を加えて、使用する検波しきい値thを設定する(ステ
ップ104)。一方、受信ノイズNが検波しきい値th
nよりも大きければ、nに1を加えて新たなnとし、検
波しきい値thnに一定値Δthを加えて新たな検波し
きい値thnとし(ステップ105)、再びステップ1
03へ戻る。
【0039】使用する検波しきい値thを設定したら、
距離測定を実行する(ステップ106)。距離測定を実
行する一定時間Mが経過したら(ステップ107)、ス
テップ101へ戻り、再びしきい値thを設定する。
【0040】なお、本発明は、いうまでもないが、上記
実施形態に限定されるものではない。例えば、超音波伝
搬速度は温度によって変化するので、超音波振動子又は
その超音波伝搬経路における温度に基づき距離を補正し
てもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1又は2記載の超音波距離計によ
れば、受信ノイズと真の受信信号とを分ける検波しきい
値を設定する制御回路を設けたことにより、受信ノイズ
のレベルが変動しても、これに合わせて自動的に検波し
きい値を再設定できるので、検波しきい値の調整に要す
る手間を省くことができる。したがって、製造時及び測
定時の省力化を達成できる。しかも、受信ノイズのレベ
ルの変動に合うように頻繁に検波しきい値が再設定され
るので、測定精度も向上できる。特に、道路工事のよう
な厳しい環境の中では受信ノイズのレベルが著しく変動
するので、アスファルトフィニッシャ等に好適に用いる
ことができる。
【0042】請求項2記載の超音波距離計によれば、超
音波を送信しないときに検波しきい値を設定することに
より、送信した超音波に起因する受信ノイズの影響を排
除できる。したがって、正確な検波しきい値を設定でき
るので、測定精度をより向上できる。特に、アスファル
トフィニッシャに用いた場合は、オーガ機構やトラクタ
ユニット等からの反射波が多いので、顕著な効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波距離計の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1の超音波距離計における制御回路の動作の
一例を示す波形図である。
【図3】図1の超音波距離計における制御回路の動作の
一例を示すフローチャートである。
【図4】一般的なアスファルトフィニッシャを示す斜視
図である。
【図5】図4に示すアスファルトフィニッシャの動作を
示す要部側面図であり、図5((A)は平坦地における
動作を示し、図5(B)及び図5(C)が段差における
動作を示す。
【図6】図4のアスファルトフィニッシャに用いられる
従来の超音波距離計の周辺を示す要部斜視図である。
【図7】図6に示されるアスファルト合材の供給量を制
御する手段を示すブロック図である。
【図8】従来の超音波距離計における受信信号及びノイ
ズ信号を示す波形図である。
【符号の説明】
10 超音波距離計 12 被測定物 14 超音波振動子 16 送信回路 18 受信回路 20 演算回路 22 制御回路 U 超音波 R 被測定物からの反射波 T 超音波振動子から被測定物までの往復の超音波伝搬
時間 L 超音波振動子から被測定物までの距離 S 受信信号 N 受信ノイズ th 検波しきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D052 AA03 BD00 CA05 2F068 AA06 AA28 BB01 BB24 BB29 CC12 DD03 FF03 FF12 FF14 FF25 JJ12 KK13 KK17 KK18 QQ42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に向けて超音波を送信するとと
    もにその反射波を受信することにより、当該超音波を送
    信してから受信するまでの超音波伝搬時間を測定する超
    音波振動子、送信回路及び受信回路と、 前記超音波振動子から前記被測定物までの距離を前記超
    音波伝搬時間に基づき算出する演算回路と、 前記受信回路で受信された受信ノイズに基づき、この受
    信ノイズと前記反射波に対応する受信信号とを分ける検
    波しきい値を設定する制御回路と、 を備えた超音波距離計。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記超音波を送信しな
    いときに、前記受信回路で受信された受信ノイズに基づ
    き前記検波しきい値を設定する、 請求項1記載の超音波距離計。
JP10211909A 1998-04-28 1998-07-10 超音波距離計 Withdrawn JP2000028358A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004080866A1 (ja) * 2003-03-12 2004-09-23 Pfu Limited 給紙装置
US8842495B2 (en) 2011-09-23 2014-09-23 Rethink Robotics, Inc. Ultrasonic motion detection
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WO2021193332A1 (ja) * 2020-03-27 2021-09-30 住友建機株式会社 アスファルトフィニッシャ及び機械学習装置

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