JP2000144626A - 舗装厚さ制御装置 - Google Patents

舗装厚さ制御装置

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JP2000144626A
JP2000144626A JP10321871A JP32187198A JP2000144626A JP 2000144626 A JP2000144626 A JP 2000144626A JP 10321871 A JP10321871 A JP 10321871A JP 32187198 A JP32187198 A JP 32187198A JP 2000144626 A JP2000144626 A JP 2000144626A
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pavement
thickness
asphalt
pavement thickness
microwave
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JP10321871A
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English (en)
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Takashi Chikamasa
隆 近政
Hiromitsu Watanabe
広光 渡辺
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Tokimec Inc
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舗装工事における舗装厚さの管理・制御の自
動化をはかり、安全性を高め、さらに舗装材の消費量を
少なくしてコストを低減することができる舗装厚さ制御
装置を提供する。 【解決手段】 アスファルト舗装を行いレベリングシリ
ンダ76の作動によりその舗装厚さを調整することがで
きる舗装工事用機械に使用されるものであって、アスフ
ァルト敷均直後のアスファルト舗装部の舗装厚さを測定
し、舗装厚さ計測値信号t2を出力する舗装厚さ計測部
12と、所望の舗装厚さを設定し、舗装厚さ設定値信号
t1を出力する厚さ設定部14と、舗装厚さ計測値信号
t2と前記舗装厚さ設定値信号t1に基づき、舗装厚さ
を所望の舗装厚さとなるようにレベリングシリンダ76
を作動させるための操作指令信号を作成し出力するコン
トローラ16と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、舗装工事用機械
に使用され舗装厚さの制御を行う舗装厚さ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】道路舗装工事用機械としては、図4に示
したように、アスファルト舗装を行うアスファルトフィ
ニッシャーが知られている。アスファルトフィニッシャ
ー54は、ダンプカー52の後方に接続され、受け入れ
ホッパ60、車輪621を有するトラクタユニット6
2、オーガ機構64及びスクリードプレート66を主に
備えている。スクリードプレート66の両端は、それぞ
れ軸68を介して角度調整可能に、レベリングアーム7
0の一端に軸着されている。各レベリングアーム70の
それぞれの他端はピボット72により回転可能に、トラ
クタユニット62に取付けられたレベリングシリンダ7
6のシリンダロッド74に軸着されている。
【0003】アスファルト舗装は、このアスファルトフ
ィニッシャー54を用いて次のような手順で進められ
る。
【0004】(1) 予め平らに修正された砂利等から
なる路盤50上を、ダンプカー52が先行し、ダンプカ
ー52をアスファルトフィニッシャー54が追走する。
アスファルトフィニッシャー54の受け入れホッパ60
には、ダンプカー52からアスファルト合材56が供給
される。
【0005】(2) 受け入れホッパ60に供給された
アスファルト合材56は、トラクタユニット62内を貫
通するフィーダ機構(図示せず)により後方へ搬送及び
排出される。
【0006】(3) 排出されたアスファルト合材56
は、オーガ機構64の左ネジ及び右ネジが回転すること
により左右に拡げられ、スクリードプレート66により
平らに成形仕上げされる。
【0007】(4) アスファルト合材56を敷きなら
すときに、レベリングアーム70はスクリードプレート
66にフローティング作用を与え、スクリードプレート
66は上下しながらアスファルト舗装部58を所望の舗
装厚さtに維持する。
【0008】即ち、図5(A)に示したように、トラク
タユニット62が車輪621によって路面51を走行中
に、低い段差H−にさしかかったとする。すると、図5
(B)に示すようにレベリングアーム70及びスクリー
ドプレート66が傾斜し、スクリードプレート66が矢
印イの方向へ回動し、段差H−に対応して舗装厚さtを
維持する。また、逆に、図5(C)に示すように、高い
段差にさしかかったときも、レベリングアーム70及び
スクリードプレート66が傾斜し、スクリードプレート
66が矢印ロの方向へ回動し、段差H+に対応して舗装
厚さtを維持する。
【0009】この舗装厚さtは次のように管理・制御さ
れている。まず、舗装厚さtの管理は、作業者がスクリ
ードブレード66で敷きならされた直後のアスファルト
の厚さを図6(A)及び(B)に示すピック100で測
定することにより行われる。ピック100は、シース1
01内を摺動する測定ロッド102を有しており、シー
ス101下部をアスファルト舗装上面に押し当て、測定
ロッド102をアスファルト舗装部58に差し込み、路
盤50に測定ロッド102の先端が当たって止まる位置
を、測定ロッド102に刻まれた深さ測定目盛り103
で、舗装厚さtとして読み取るものである。舗装厚さt
の測定結果は、アスファルトフィニッシャー54上の作
業者に伝えられ、ここで目標舗装厚さtを外れていた場
合、レベリングシリンダ76のシリンダロッド74を駆
動してピボット72の高さ方向位置を調整する。具体的
には、目標舗装厚さより厚い舗装がなされていた場合に
は、ピボット位置を下げる方向に調整し、また逆に目標
舗装厚さより薄い舗装がなされていた場合には、ピボッ
ト位置を上げる方向に調整することで目標舗装厚さにな
るように制御している。
【0010】工事業者は、舗装工事の契約において定め
られた舗装厚さを厳守する必要があり、それを下回る厚
さで舗装がなされた場合、再舗装工事が必要となる。こ
のため、通常目標舗装厚さは、舗装工事で定められた舗
装厚さよりも厚めに設定されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
アスファルト舗装厚さの管理・制御は、作業者が敷均し
直後のアスファルト舗装厚さを測定するために工事区域
以外の車線を通り、100℃以上の高温の舗装面上に立
ち入らなければならず、更には、敷均し作業直後は点圧
ローラー機械が引き続き作業を行っているため、作業者
は注意深く作業を行わなければならないという、安全上
の課題が多々ある。
【0012】また、舗装厚さを測定する作業者やアスフ
ァルトフィニッシャー54上でレベリングシリンダ76
を操作する作業者がそれぞれ必要であり、また、実際の
作業にあっては、舗装厚さを測定し、その結果によりレ
ベリングシリンダ76を調整操作し、さらに調整後のア
スファルト厚さを確認測定する必要があるなど、人手が
かかり、かつ作業が煩雑であるという課題がある。
【0013】さらに、上述のように目標舗装厚さは、舗
装工事で定められた舗装厚さよりも厚めに設定されてい
るため、アスファルト合材の消費量が必要量以上となっ
てコスト増となっているという課題がある。
【0014】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1ないし請求項3記載の発明は、舗装工事に
おける舗装厚さの管理・制御の自動化をはかり、安全性
を高め、さらに舗装材の消費量を少なくしてコストを低
減することができる舗装厚さ制御装置を提供することを
その目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、アスファルト
舗装を行いアクチュエータの作動によりその舗装厚さを
調整することができる舗装工事用機械に使用される舗装
厚さ制御装置であって、アスファルト敷均直後のアスフ
ァルト舗装部の舗装厚さを測定し、舗装厚さ計測値信号
を出力する舗装厚さ計測部と、所望の舗装厚さを設定
し、舗装厚さ設定値信号を出力する厚さ設定部と、前記
舗装厚さ計測値信号と前記舗装厚さ設定値信号に基づき
舗装厚さを所望の舗装厚さとなるように前記アクチュエ
ータを作動させるための操作指令信号を作成し出力する
コントローラと、を備えることを特徴とする。
【0016】舗装厚さ計測部から出力される舗装厚さ計
測値信号と、厚さ設定部から出力された舗装厚さ設定値
信号に基づき、コントローラで操作指令信号を作成し
て、前記アクチュエータを自動的に作動させ、舗装厚さ
を所望の舗装厚さになるように制御する。
【0017】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記厚さ設定部が、マイクロ波送信
用の励振信号を出力する送信回路と、送信回路からの励
振信号を受けてアスファルト敷均直後のアスファルト舗
装部に向けてマイクロ波を送信するマイクロ波送信部
と、アスファルト舗装上面からの反射波及びアスファル
ト舗装部内部を透過しアスファルト舗装下面から反射し
た反射波を受信し受信信号を出力するマイクロ波受信部
と、アスファルト舗装上面からの反射波の受信信号に基
づき、マイクロ波送信部から舗装上面で反射してマイク
ロ波受信部に到達するまでのマイクロ波伝搬時間(T
1)を求めると共に、アスファルト舗装下面からの反射
波の受信信号に基づき、マイクロ波送信部から舗装下面
で反射してマイクロ波受信部に到達するまでのマイクロ
波伝搬時間(T2)を求め、それぞれのマイクロ波伝搬
時間(T1、T2)より前記アスファルト舗装部の舗装
厚さを求め、舗装厚さ計測値信号を出力する演算回路
と、を備えることを特徴とする。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のものにおいて、前記コントローラが、舗装
厚さ計測部から出力された計測値信号と、厚さ設定部か
ら出力される舗装厚さ設定値信号とを比較演算し、アク
チュエータへの操作指令信号を作成し出力することを特
徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0020】図1は、本実施の形態に係る舗装厚さ制御
装置10の構成を表すブロック図である。舗装厚さ制御
装置10は、舗装工事用機械であるアスファルトフィニ
ッシャー54に搭載されており、舗装厚さ計測部12
と、厚さ設定部14と、コントローラ16と、表示部1
8とを備えている。
【0021】厚さ設定部14は、作業者が例えば操作つ
まみを回動させることで手動設定できるようになってお
り、エンコーダまたはポテンショメータにて構成され、
操作つまみの回動角度に対応した舗装厚さ設定値信号t
1を出力するものである。
【0022】表示部18は、例えばLED等の表示素子
で構成され、舗装厚さ計測部12から得られた後述の舗
装厚さ計測値を表示するものである。
【0023】舗装厚さ計測部12は、アスファルト敷均
直後のアスファルト舗装部58の舗装厚さを自動的に且
つ非接触、非破壊的に測定し、舗装厚さ計測値信号t2
を出力するものである。この舗装厚さ計測部12の一例
の構成を図2に示す。
【0024】図2の舗装厚さ計測部12は、マイクロ波
を用いて舗装厚さを測定するものであり、送信回路20
と、マイクロ波送信部22と、マイクロ波受信部24
と、演算回路26とを備える。
【0025】送信回路20は、励振信号を出力するため
の発振回路を有しており、この励振信号は送信信号とな
り、マイクロ波送信部22と演算回路26とへそれぞれ
送出される。
【0026】マイクロ波送信部22は、発信回路及びア
ンテナを有しており、送信回路20からの送信電気信号
をマイクロ波に変換するものである。
【0027】また、マイクロ波受信部24は、受信回路
及びアンテナを有しており、受信されたマイクロ波を電
気信号に変換するものであり、この受信電気信号は、演
算回路26へと送出される。
【0028】演算回路26は、送信信号から受信信号が
得られるまでの時間を測定すると共に、これらの時間か
ら舗装厚さを求めるもので、クロックパルス発生回路、
ゲート回路、カウンタ、CPU、ROM等を有してい
る。
【0029】マイクロ波送信部22及びマイクロ波受信
部24は、アスファルト敷均直後のアスファルト舗装部
に向けてマイクロ波を送信すると共に、アスファルト舗
装部から反射されたマイクロ波を受信することができる
ように、アスファルトフィニッシャー54からスクリー
ドプレート66よりも後方に突出するようにして設けら
れる。
【0030】この舗装厚さ計測部12の厚さ測定の作用
を説明する。送信回路20において所定時間間隔毎に発
振回路から励振信号が生成されると、この信号がマイク
ロ波送信部22へと入力され、マイクロ波送信部22か
らアスファルト敷均直後のアスファルト舗装部に向けて
マイクロ波が送信される。送信されたマイクロ波は、ア
スファルト舗装上面40においてその一部が反射され、
一部がアスファルト舗装部58内部を透過する。アスフ
ァルト舗装部58内部を透過したマイクロ波のさらに一
部は、アスファルト舗装下面42において反射し、アス
ファルト舗装上面40を透過する。こうして、アスファ
ルト舗装上面40において反射した反射波44と、アス
ファルト舗装下面42において反射した反射波46と
が、マイクロ波受信部24に到達する。反射波44及び
反射波46は、マイクロ波受信部24によって電気信号
に変換され増幅されて受信信号として演算回路26へと
出力される。
【0031】演算回路26には、送信回路20からの送
信信号とマイクロ波受信部24からの受信信号が図3の
タイムチャートに示したように、それぞれ入力されてい
る。これらの送信信号及び受信信号を用いて、送信信号
と最初に受信された受信信号との間の時間間隔を計時す
ることにより、マイクロ波送信部22からアスファルト
舗装上面40で反射してマイクロ波受信部24に到達す
るまでのマイクロ波伝搬時間T1を求める。また、送信
信号と2番目に受信された受信信号との間の時間間隔を
計時することにより、マイクロ波送信部22からアスフ
ァルト舗装下面42で反射してマイクロ波受信部24に
到達するまでのマイクロ波伝搬時間T2を求める。これ
らの測定は、クロックパルス発生回路、ゲート回路及び
カウンタを用いて公知の手段により行うことができる。
【0032】さらに演算回路26において、求められた
マイクロ波伝搬時間T1、T2と、既知であるアスファ
ルト舗装部58のマイクロ波伝搬速度Vによりアスファ
ルト舗装部58の舗装厚さtを次式により算出する。
【0033】
【数1】 舗装厚さ計測値t2=(T2−T1)・V/2 (1)
【0034】この舗装厚さ計測部12で求められた舗装
厚さ計測値t2は、表示部18及びコントローラ16へ
と送られる。
【0035】コントローラ16は、差動アンプを有して
おり、舗装厚さ計測部12と厚さ設定部14とからの2
入力の差分計算を行い、その結果を油圧バルブユニット
82の油圧バルブを駆動するための操作指令信号に変換
し、油圧バルブユニット82へ出力するものである。
【0036】油圧バルブユニット82は、電磁切換弁ま
たは比例電磁弁及び流量制御弁を有しており、油圧源及
び圧力制御弁等を備えた油圧パワーユニット80から供
給される油圧作動油の方向、流量を制御することができ
るものである。
【0037】以上のように構成される舗装厚さ制御装置
10において、所定時間毎に舗装厚さ計測部12から出
力される舗装厚さ計測値信号t2を用いて、以下のよう
に舗装厚さが制御される。
【0038】厚さ設定部14において予め所望の舗装厚
さが設定され、設定された舗装厚さ設定値信号t1がコ
ントローラ16に入力される。
【0039】コントローラ16において、舗装厚さ計測
部12から入力される舗装厚さ計測値信号t2と、厚さ
設定部14から入力される舗装厚さ設定値信号t1とを
比較演算し、例えばt2−t1となる差分信号を油圧バ
ルブユニット82への操作指令信号として出力する。
【0040】操作指令信号は、具体的には、PWM(パ
ルス幅変調)信号またはアナログ信号とすることができ
る。そして、操作指令信号に基づき、油圧バルブユニッ
ト82を介してアクチュエータであるレベリングシリン
ダ76のシリンダロッド74を上下動させて、シリンダ
ロッド74の先端にあるピボット72を上下動させ、ス
クリードプレート66の制御を行う。
【0041】より具体的に説明すると、t2−t1の差
分信号の正負により、シリンダロッド74の上下動は以
下のように決定される。
【0042】
【数2】t2−t1≧0の場合:シリンダロッド74を
下降制御する。 t2−t1<0の場合:シリンダロッド74を上昇制御
する。
【0043】これにより、t2−t1≧0の場合、舗装
厚さtは舗装厚さ設定値t1より厚くなっているので、
図5(B)に示す矢印イの方向、即ち舗装厚さを減少す
る方向にスクリードプレート66が制御される。また、
t2−t1<0の場合、舗装厚さtは舗装厚さ設定値t
1より薄くなっているので、図5(C)に示す矢印ロの
方向、即ち舗装厚さを増加する方向にスクリードプレー
ト66が制御される。
【0044】ここで、t2−t1なる差分信号をそのま
ま操作指令信号として用いるか、またはゲイン調整や不
感帯を設けるか等の公知の制御手法は、制御する対象で
ある道路舗装工事用機械の応答特性に応じて様々に適応
可能であることは言うまでもない。
【0045】こうして、自動的に舗装厚さが所望厚さと
なるように制御することができるため、作業者が舗装面
上に立ち入る必要はなく、安全確保、作業の省力化が図
れる。また、マイクロ波による舗装厚さ測定はリアルタ
イムに多数回行うことができ、高精度に制御することが
できるため、舗装厚さ設定値を契約で決められた舗装厚
さよりも多くのマージンを取ったものとする必要はな
く、アスファルト合材の消費量も節約することができ
る。
【0046】また、アスファルト舗装工事においては、
舗装箇所毎に、舗装厚さを変えて舗装工事がなされるこ
とがあり、この場合においても作業者は厚さ設定部14
の設定値を変更することで、簡単に厚さ設定が行える。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし3
記載の発明によれば、舗装厚さ計測部から出力される舗
装厚さ計測値信号と、厚さ設定部から出力された舗装厚
さ設定値信号に基づき、コントローラで操作指令信号を
作成して、前記アクチュエータを作動させるようにした
ため、作業者の安全確保、作業の省力化が図れると共
に、舗装厚さの高精度化が図れよって舗装材の消費量を
少なくすることができる。
【0048】また、厚さ設定を簡単に行うことができる
ため、舗装厚さの変更にも簡単に対応することができ
る。
【0049】請求項2記載の発明によれば、マイクロ波
を用いて舗装厚さを測定することができるため、非接触
で測定することができ、敷均したアスファルト舗装部を
破壊する必要がない。
【0050】請求項3記載の発明によれば、舗装厚さ計
測部からの舗装厚さ計測値信号と、厚さ設定部からの舗
装厚さ設定値信号との比較によって、簡単に操作指令信
号を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る舗装厚さ制御装置
の構成を表すブロック図である。
【図2】 図1の舗装厚さ計測部の構成を表すブロック
図である。
【図3】 図2の舗装厚さ計測部の測定動作を説明する
ためのタイムチャート図である。
【図4】 道路舗装工事用機械の一例を表す斜視図であ
る。
【図5】 所定舗装厚さを維持するための動作を表す説
明図である。
【図6】 従来の舗装厚さの測定を表す説明図である。
【符号の説明】
10 舗装厚さ制御装置 12 舗装厚さ計測部 14 厚さ設定部 16 コントローラ 20 送信回路 22 マイクロ波送信部 24 マイクロ波受信部 26 演算回路 40 アスファルト舗装上面 42 アスファルト舗装下面 54 アスファルトフィニッシャー(舗装工事用機械) 58 アスファルト舗装部 74 シリンダロッド 76 レベリングシリンダ(アクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D052 AA03 BD03 CA01 2F067 AA27 BB19 CC10 DD10 EE10 HH02 JJ02 KK08 PP07 RR04 RR24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト舗装を行いアクチュエータ
    の作動によりその舗装厚さを調整することができる舗装
    工事用機械に使用される舗装厚さ制御装置であって、 アスファルト敷均直後のアスファルト舗装部の舗装厚さ
    を測定し、舗装厚さ計測値信号を出力する舗装厚さ計測
    部と、 所望の舗装厚さを設定し、舗装厚さ設定値信号を出力す
    る厚さ設定部と、 前記舗装厚さ計測値信号と前記舗装厚さ設定値信号に基
    づき、舗装厚さを所望の舗装厚さとなるように前記アク
    チュエータを作動させるための操作指令信号を作成し出
    力するコントローラと、を備えることを特徴とする舗装
    厚さ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記厚さ設定部は、 マイクロ波送信用の励振信号を出力する送信回路と、 送信回路からの励振信号を受けてアスファルト敷均直後
    のアスファルト舗装部に向けてマイクロ波を送信するマ
    イクロ波送信部と、 アスファルト舗装上面からの反射波及びアスファルト舗
    装部内部を透過しアスファルト舗装下面から反射した反
    射波を受信しそれぞれの受信信号を出力するマイクロ波
    受信部と、 アスファルト舗装上面からの反射波の受信信号に基づ
    き、マイクロ波送信部からアスファルト舗装上面で反射
    してマイクロ波受信部に到達するまでのマイクロ波伝搬
    時間(T1)を求めると共に、アスファルト舗装下面か
    らの反射波の受信信号に基づき、マイクロ波送信部から
    アスファルト舗装下面で反射してマイクロ波受信部に到
    達するまでのマイクロ波伝搬時間(T2)を求め、それ
    ぞれのマイクロ波伝搬時間(T1、T2)より前記アス
    ファルト舗装部の舗装厚さを求め、舗装厚さ計測値信号
    を出力する演算回路と、を備えることを特徴とする請求
    項1記載の舗装厚さ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、舗装厚さ計測部か
    ら出力された舗装厚さ計測値信号と、厚さ設定部から出
    力される舗装厚さ設定値信号とを比較演算し、アクチュ
    エータへの操作指令信号を作成し出力することを特徴と
    する請求項1または2記載の舗装厚さ制御装置。
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