JP2000028146A - 電子レンジのドア保持機構 - Google Patents

電子レンジのドア保持機構

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JP2000028146A
JP2000028146A JP10191651A JP19165198A JP2000028146A JP 2000028146 A JP2000028146 A JP 2000028146A JP 10191651 A JP10191651 A JP 10191651A JP 19165198 A JP19165198 A JP 19165198A JP 2000028146 A JP2000028146 A JP 2000028146A
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latch
door
microwave oven
head
base
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Tetsushi Kurokawa
哲志 黒川
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6414Aspects relating to the door of the microwave heating apparatus
    • H05B6/6417Door interlocks of the microwave heating apparatus and related circuits

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は組立後の位置調整作業が不要で、ラ
ッチヘッドとラッチフックとの係合が確実に行われ、電
子レンジの小型化図ったオープン機構を有さない電子レ
ンジのドア保持機構を提供することを目的とする。 【解決手段】 ドア2の内側表面より突出したヘッド部
3a,3a′が先端で斜め下方に屈曲しその内角が鈍角
となっているラッチヘッド3と、該ラッチヘッド3をド
ア2の内部で下方向に付勢するバネ7と、電子レンジ本
体1の内部で固定された板状のラッチベース8と、該ラ
ッチベース8状に設けられ上面が後方へいくにつれて高
くなるように傾斜したラッチフック10,10′とを有
する電子レンジにおいて、ラッチフック10,10′を
上方向に付勢するバネ14,14′が設けられており、
ラッチフック10,10′はバネ14,14′によって付
勢されながらラッチベース8上を上下方向に摺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は閉成したドアを電子
レンジ本体に密着させるためのドア保持機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】横開き型電子レンジの一般的な構成につ
いて説明する。図5は該電子レンジの外観斜視図であ
り、電子レンジ本体1に設けられたドア2を開成した状
態について示している。ドア2は電子レンジ本体1にヒ
ンジ(図示せず)を介して取り付けられており、把手2′
を持って矢印A方向に自在に回動することができる。ま
た、このドア2の内側表面からはラッチヘッドのヘッド
部3a,3a′が2本突出している。
【0003】電子レンジ本体1の前面には加熱室4の開
口の周囲に沿って前板5が取り付けられており、ここに
閉成したドア2の内側表面が密接する。この前板5には
ラッチ穴5a,5a′が2箇所に形成されており、ドア
2を閉成するとラッチヘッドのヘッド部3a,3a′が
このラッチ穴5a,5a′に挿入される。故に、ラッチ
穴5a,5a′は先端がヘの字型に曲がったヘッド部3
a,3a′が容易に抜き差しできる大きさに形成されて
いる。また、電子レンジ本体1の前面にはドア2に隣接
して操作パネル6が設けられている。
【0004】上記横開き型電子レンジにおけるドア2の
閉成を保持するための保持機構について、その従来技術
を説明する。図6は従来のドア保持機構の概略図であ
り、電子レンジ本体1及びドア2の縦方向の断面を示し
ている。尚、この電子レンジはドア2を開成するための
オープン機構を有さないものである。
【0005】ドア2の内部に取り付けられているラッチ
ヘッド3はコの字型であり、その端部となるヘッド部3
a,3a′はドア2より突出している。このヘッド部3
a,3a′はさらに先端で斜め下方に屈曲しており、そ
の内角は鈍角を成している。ラッチヘッド3の下面には
バネ7の一端が固定されている。このバネ7の他端はド
ア2の内部底面に固定されており、これによってラッチ
ヘッド3に下方向の付勢力を与えている。そして、ドア
2の内部に形成されているリブ2a,2a′がヘッド部
3a,3a′の下面を支持している。
【0006】また、ヘッド部3a,3a′にはドア2の
内部で下方向に延びるピン3b,3b′が形成されてお
り、リブ2a,2a′に形成された穴2b,2b′に嵌合
することでラッチヘッド3を前後方向に位置規制してい
る。
【0007】電子レンジ本体1の内部にはラッチベース
8がネジ9,9′によって固定されており、このラッチ
ベース8上に2個のラッチフック10,10′が一体に
形成されている。ラッチフック10はリブ状であって上
面は後方へいくにつれて高くなっていて(テーパー10
a,10a′)、その頂部10b,10b′より先では下
方向に屈曲している。
【0008】ラッチベース8上には一方のラッチフック
10に隣接して、ドア2の閉成時だけマグネトロンなど
の加熱部材(図示せず)に電力供給を可能にするラッチス
イッチ11、及びドア2の開成時に前記加熱部材へ電力
供給されることを防止するモニタースイッチ12が設け
られている。また、他方のラッチフック10′には、マ
イコン(図示せず)にドア2の開閉の検知信号を出力する
マイコンスイッチ13が隣接して設けられている。
【0009】上記構成の電子レンジでは、ドア2を閉成
するのに伴ってラッチヘッド3のヘッド部3a,3a′
が前板5のラッチ穴5a,5a′をそれぞれ貫通し、ラ
ッチフック10,10′のテーパー10a,10a′に当
接する。そして、ヘッド部3a,3a′はさらに挿入さ
れることでラッチフック10,10′のテーパー10a,
10a′上を摺動する。このとき、ラッチヘッド3はバ
ネ7によって下方向に付勢されながら、テーパー10
a,10a′に対する摺動に応じて上方向に移動する。
【0010】ヘッド部3a,3a′がラッチフック10,
10′の頂部10b,10b′に達するとこれを乗り越
え、頂部10b,10b′はヘッド部3a,3a′の下面
に回り込み、バネ7の付勢力によって互いに密接する。
そして、ヘッド部3a,3a′の下面が頂部10b,10
b′に対してさらに摺動し、下面屈曲部3c,3c′に
頂部10b,10b′が係合する。このとき、ドア2は
完全に閉成され、ラッチヘッド3とラッチフック10,
10′の係合によってドア2と前板5とは密接する。
【0011】また、これらのヘッド部3a,3a′の挿
入に伴って、一方のヘッド部3aによりまずモニタース
イッチ12の可動部12aが押圧され、その後にラッチ
スイッチ11の可動部11aが押圧される。また、他方
のヘッド部3a′によりマイコンスイッチ13の可動部
13aが押圧される。これによって、この電子レンジの
電気回路では前記加熱部材への電力供給準備ができ、前
記マイコンに制御された加熱動作の開始が可能となる。
【0012】上記構成の電子レンジでは各部材の寸法や
取付位置のばらつきにより、ドア2を閉成してもラッチ
ヘッド3とラッチフック10,10′が最適な位置で係
合しないことがある。この場合、前板5とドア2との間
に隙間が生じ、加熱動作中に加熱室4内の電磁波が電子
レンジ本体1の外部に漏れる。また、ラッチヘッド3に
よる各スイッチ11,12,13の可動部11a,12a,
13aの押圧が十分に行われないこともあり、この場合
は前記加熱部材に電力供給できない状態となる。
【0013】電子レンジ本体1とドア2との隙間を解消
するために、従来では次のような位置調整作業を行って
いた。即ち、ラッチベース8の長孔18a,18a′に
ネジ9,9′を遊嵌させた状態で電子レンジを組み立て
ておく。そして、ドア2閉成時にラッチヘッド3とラッ
チフック10,10′が最適な位置で係合するようにラ
ッチベース8を位置調整し、ネジ9,9′を閉めてラッ
チベース8を電子レンジ本体1に固定する。しかしなが
ら、この位置調整作業は熟練を要する作業であり、作業
ばらつきが品質ばらつきにつながる。また、この位置調
整作業を必要とすることで電子レンジの生産性が低下す
る。
【0014】これに対して、位置調整作業を必要としな
い電子レンジのドア保持機構が実開昭64−31912
号公報、及び実公平7−37046号公報に開示されて
いる。これらのドア保持機構ではラッチベース8をバネ
によって斜め上方に付勢しており、これによってラッチ
ヘッド3とラッチフック10,10′の位置ズレを吸収
しているので位置調整作業を行う必要がない。
【0015】しかしながら、これらの電子レンジはいず
れもドア2を開成するためのオープン機構を有するもの
である。故に、使用者がドア2を開成するにはオープン
機構の操作ボタンを押圧してラッチヘッド3とラッチフ
ック10の係合を解除しないとドア2を開成することが
できない。
【0016】一方、図6に示した従来技術では、ラッチ
ヘッド3のヘッド部3a,3a′は内角が鈍角となるよ
うに屈曲しており、またドア2の内部でバネ7により下
方向に付勢されながら上方向に移動可能となっている。
この構成によって、閉成したドア2の把手2′を持って
手前に引くと、ラッチヘッド3とラッチフック10,1
0′の係合が解消してそのまま開成することができる。
【0017】つまり、図6に示すオープン機構を有しな
い電子レンジは、オープン機構を有する電子レンジに比
べて操作及び構成が簡単であるといえる。故に、ここで
は図6に示すオープン機構を有しない電子レンジにおい
て、ラッチベース8を斜め上方に付勢する従来のドア保
持機構を備えた構成について考える。
【0018】図7はラッチベース8を斜め上方に付勢し
たドア保持機構の概略図であり、ドア2を閉成する途中
の状態を示した断面図である。バネ20は一端がラッチ
ベース8の上側辺の一角に固定されており、他端は電子
レンジ本体1に固定されている。これによって、ラッチ
ベース8は斜め上方に付勢されている。このラッチベー
ス8のガイド手段として、ラッチフック10,10′の
側面にはピン21,21′が形成されており、このピン
21,21′は電子レンジ本体1に固定されている側面
板(図示せず)に形成された長孔22,22′に嵌合して
いる。
【0019】ドア2を閉成することによってラッチヘッ
ド3のヘッド部3a,3a′が前板5のラッチ穴5a,5
a′に挿入されると、ヘッド部3a,3a′はラッチフ
ック10,10′の上面(テーパー)10a,10a′に当
接して摺動する。このとき、ラッチフック10,10′
はヘッド部3a,3a′から下方向に力を受け、ラッチ
ベース8全体が下方向に移動する。
【0020】ヘッド部3a,3a′がテーパー10a,1
0a′の頂部10b,10b′に達してこれを乗り越え
ると、頂部10b,10b′はヘッド部3a,3a′の下
面に回り込みバネ7及びバネ20の付勢力によって互い
に密接する。そして、ヘッド部3a,3a′の下面が頂
部10b,10b′に対してさらに摺動する。
【0021】頂部10b,10b′がヘッド部3a,3
a′の傾斜下面3d,3d′に達すると、ラッチベース
8とこれに一体となったラッチフック10,10′はバ
ネ20の付勢力によって上方向に摺動し、またラッチヘ
ッド3はバネ7の付勢力によって下方向へ摺動する。こ
れによって、ヘッド部3a,3a′の下面屈曲部3c,3
c′に頂部10b,10b′が係合する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ド
ア保持機構によるとラッチベース8をバネ20によって
付勢するのでラッチベース8全体が移動することにな
り、そのためのスペースを電子レンジ本体1の内部に確
保しなければならない。従って、それだけ電子レンジが
大型化する。
【0023】本発明は上記課題をかんがみて成されたも
のであり、オープン機構を有さない電子レンジにおい
て、組立後の位置調整作業を必要とせず確実にラッチヘ
ッドとラッチフックとが係合されるドア保持機構であっ
て、電子レンジの小型化を図ったドア保持機構を提供す
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の電子レンジのドア保持機構は、ドアの内
側表面より突出した端部が先端で斜め下方に屈曲しその
内角が鈍角となっているラッチヘッドと、該ラッチヘッ
ドをドアの内部で下方向に付勢する第1の付勢手段と、
電子レンジ本体の内部で固定された板状のラッチベース
と、該ラッチベース上に設けられ上面が後方へいくにつ
れて高くなるように傾斜したラッチフックとを有する電
子レンジのドア保持機構であって、ドアの閉成に伴って
ラッチヘッドが電子レンジ本体の内部に挿入されてラッ
チフックと係合し、ドアの開成に伴ってラッチヘッドと
ラッチフックの係合が解消してラッチヘッドが電子レン
ジ本体から離脱する電子レンジのドア保持機構におい
て、ラッチフックを上方向に付勢する第2の付勢手段が
設けられており、ラッチフックは第2の付勢手段によっ
て付勢されながらラッチベース上を上下方向に摺動する
ことを特徴とする。
【0025】上記構成のドア保持機構では、ドアの閉成
に伴ってラッチヘッドは電子レンジ本体の内部に挿入さ
れ、第1の付勢手段によって下方向に付勢されながらラ
ッチフックの傾斜した上面を摺動する。これによって、
ラッチフックは第2の付勢手段によって上方向に付勢さ
れながら押し下げられる。
【0026】ラッチヘッドがさらに摺動すると、ラッチ
フックの傾斜した上面の頂部はラッチヘッドの下面に回
り込んで摺動し、ラッチヘッドの傾斜した下面に当接し
たまま、ラッチヘッドの付勢力とラッチフックの付勢力
がつり合ったところで互いに留まる。ラッチヘッドはそ
の傾斜した下面よりラッチフックから上方向の力を受け
るので、ラッチヘッドには後方へ引っ張られる力が生じ
る。
【0027】また、この状態からドアを開成すると、ラ
ッチヘッドは内角が鈍角となるように屈曲しており、ま
たラッチヘッドは第1の付勢手段によって下方向に付勢
されながら上方向に移動することができるので、ラッチ
フックはラッチヘッドの下面に対して容易に摺動を開始
し、ラッチヘッドはラッチフックから離間する。
【0028】請求項2の電子レンジは、請求項1に記載
に電子レンジのドア保持機構において、第2の付勢手段
は一端がラッチベースに固定され他端がラッチフックの
下面に固定された弾性部材から成り、ラッチフックには
上下方向に延びる長孔が形成され、ラッチベースの上面
からは該長孔に嵌合するピンが突出していることを特徴
とする。
【0029】上記構成のドア保持機構では、ラッチフッ
クは弾性部材によって上方向に付勢されながらラッチヘ
ッドによって押し下げられる。このとき、電子レンジ本
体に固定されているラッチベースのピンに対してラッチ
フックの長孔が嵌合しながら移動する。故に、ラッチフ
ックは前後方向には位置固定されるので、ラッチヘッド
は下面に当接するラッチフックから確実に上方向の力を
受けることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施形態を図面を参
照して説明する。尚、従来技術と同じ部材については図
中、同じ符号を付して重複する説明は省略する。図1は
本実施形態の電子レンジのドア保持機構を示した一部破
断斜視図である。また、図2は該ドア保持機構を示した
縦方向断面図であって、ドア2が開成した状態を示して
いる。
【0031】ラッチベース8は電子レンジ本体1にネジ
9,9′によって固定されている。また、ラッチベース
8上からはピン8a,8a′が2本突出している。これ
らのピン8a,8a′はそれぞれラッチフック10,1
0′に形成された長孔10c,10c′に嵌合してい
る。
【0032】ラッチフック10,10′は矩形状の成型
部材である。傾斜した上面(テーパー10a,10a′
(図2参照))は後方へいくほど高くなって頂部10b,1
0b(図2参照)が形成されている。また、下面にはバネ
14,14′の一端が固定されている。このバネ14,1
4′の他端はラッチベース8に一体となっているリブ8
b,8b′に固定されており、ラッチフック10,10′
はこのバネ14,14′によって上方向に付勢されてい
る。
【0033】図3及び図4は本実施形態の電子レンジの
ドア保持機構を示した縦方向断面図であり、ラッチヘッ
ド3及びラッチフック10,10′の係合途中の状態(図
3)とドア2が閉成した状態(図4)を示している。図2
〜図4を参照して本実施形態のドア保持機構の動作につ
いて説明する。まず開成しているドア2を閉成させるに
伴って、ラッチヘッド3のヘッド部3a,3a′が電子
レンジ本体1の前板5に形成されているラッチ穴5a,
5a′より電子レンジ本体1の内部に挿入される。
【0034】ドア2の回動と共に後方へ移動するヘッド
部3a,3a′は、ラッチフック10,10′のテーパー
10a,10a′に当接して摺動する。これによって、
ラッチフック10,10′はバネ14,14′により上方
向に付勢されながら押し下げられる。このとき、ラッチ
フック10,10′では長孔10c,10c′にピン8
a,8a′が嵌合したまま移動するので前後方向に移動
することはない。
【0035】ヘッド部3a,3a′がテーパー10a,1
0a′の頂部10b,10b′に達してこれを乗り越え
ると、頂部10b,10b′はヘッド部3a,3a′の下
面に回り込んみ、バネ7及びバネ14,14′の付勢力
によって互いに密接する。そして、ヘッド部3a,3
a′の下面が頂部10b,10b′に対してさらに摺動
し、頂部10b,10b′がヘッド部3a,3a′の傾斜
下面3d,3d′に達すると、ラッチフック10,10′
はバネ14,14′の付勢力によって上方向に摺動す
る。
【0036】また、ラッチヘッド3もバネ7の付勢力に
より下方向に摺動するので、頂部10b,10b′が傾
斜下面3d,3d′に当接したまま、ラッチヘッド3の
付勢力とラッチフック10,10′の付勢力とがつり合
うところで、ラッチヘッド3とラッチフック10,1
0′が留まる。ラッチヘッド3はラッチフック10,1
0′より受ける上方向の力によって後方に引っ張られ、
ドア2は電子レンジ本体1の前板5に密着する。
【0037】本実施形態のラッチベース8には、従来技
術と同様にラッチスイッチ11、モニタースイッチ1
2、及びマイコンスイッチ13が取り付けられている。
尚、モニタースイッチ12の可動部12aが設けられた
側面には板バネ15の一端が取り付けられている。この
板バネ15の他端は外側へ凸状を成している。
【0038】ラッチヘッド3が後方へ移動すると共に、
一方のヘッド部3aによってまず板バネ15の他端が後
方に押され、これによってモニタースイッチ12の可動
部12aが押圧される。その後、ラッチスイッチ11の
可動部11aが押圧される。また、他方のヘッド部3
a′によってマイコンスイッチ13の可動部13aが押
圧される。
【0039】このように、1つのヘッド部3aの動作に
よってラッチスイッチ11とモニタースイッチ12の可
動部11a,12aが順に押圧されることから、これら
のスイッチ11,12の可動部11a,12aを押圧する
間隔は十分に確保される。ラッチスイッチ11とモニタ
ースイッチ12は接点切り換えのタイミングを誤ると前
記加熱部材に電力を供給できなくなるが、本実施形態の
構成によるとこのような不都合は生じない。
【0040】上記構成のドア保持機構において閉成した
ドア2を開成させるには、把手2′を持ってそのまま手
前に引くだけでよい。つまり、本実施形態ではヘッド部
3a,3a′は内角が鈍角になるように屈曲しており、
またラッチヘッド3はバネ7によって下方向に付勢され
ながら上方向に移動することができる構成となってい
る。
【0041】故に、ドア2の開成と共にラッチヘッド3
が手前方向に引かれると、ラッチフック10,10′の
頂部10b,10b′はヘッド部3a,3a′の傾斜下面
3d,3d′に対して容易に摺動を開始し、ヘッド部3
a,3a′はラッチフック10,10′から離間する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子レン
ジのドア保持機構は、ラッチフックがバネによって付勢
されていることにより、各部材の寸法や取付位置のばら
つきがあっても十分吸収され、確実にドアは電子レンジ
本体に密着する。故に、位置調整作業を行う必要がない
ので、電子レンジの生産性が向上し、品質ばらつきも解
消される。
【0043】また、電子レンジ本体に固定されたラッチ
ベース上でラッチフックが移動することから、ラッチベ
ースが移動する従来技術に比べて移動のためのスペース
を確保する必要がなく、電子レンジは小型化となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のドア保持機構を示した
一部破断斜視図。
【図2】ドアが開成した状態のドア保持機構の縦方向断
面図。
【図3】ラッチヘッド及びラッチフックの係合途中状態
のドア保持機構の縦方向断面図。
【図4】ドアが閉成した状態のドア保持機構を示した縦
方向断面図。
【図5】電子レンジの外観斜視図。
【図6】従来のドア保持機構の縦方向断面図。
【図7】従来のドア保持機構の縦方向断面図。
【符号の説明】
1 電子レンジ本体 2 ドア 3 ラッチヘッド 3a,3a′ ヘッド部 7 バネ 8 ラッチベース 8a,8a′ ピン 10 ラッチフック 10a,10a′ テーパー 10c,10c 長孔 14 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの内側表面より突出した端部が先端
    で斜め下方に屈曲しその内角が鈍角となっているラッチ
    ヘッドと、該ラッチヘッドを前記ドアの内部で下方向に
    付勢する第1の付勢手段と、電子レンジ本体の内部で固
    定された板状のラッチベースと、該ラッチベース上に設
    けられ上面が後方へいくにつれて高くなるように傾斜し
    たラッチフックとを有する電子レンジのドア保持機構で
    あって、前記ドアの閉成に伴って前記ラッチヘッドが前
    記電子レンジ本体の内部に挿入されて前記ラッチフック
    と係合し、前記ドアの開成に伴って前記ラッチヘッドと
    前記ラッチフックの係合が解消して前記ラッチヘッドが
    前記電子レンジ本体から離脱する電子レンジのドア保持
    機構において、 前記ラッチフックを上方向に付勢する第2の付勢手段が
    設けられており、前記ラッチフックは前記第2の付勢手
    段によって付勢されながら前記ラッチベース上を上下方
    向に摺動することを特徴とする電子レンジのドア保持機
    構。
  2. 【請求項2】 前記第2の付勢手段は一端が前記ラッチ
    ベースに固定され他端が前記ラッチフックの下面に固定
    された弾性部材から成り、前記ラッチフックには上下方
    向に延びる長孔が形成され、前記ラッチベースの上面か
    らは該長孔に嵌合するピンが突出していることを特徴と
    する請求項1に記載の電子レンジのドア保持機構。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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