JP4257567B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、弾球遊技機とも呼ばれるパチンコ機(アレンジボール機、雀球機等も含む)やスロットマシン等の遊技機に関し、特に、遊技機の本体部と、その本体部に対し一側が開閉機構によって開閉可能に取り付けられ他側が閉止機構に閉じ状態に保持される開閉扉と、を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機において、開閉扉の所定位置に、ランプ基板、表示装置等の電機部品が配設されることがある。この場合、遊技機の本体部側に設置されている制御装置によって電機部品を制御するために、接続ケーブルの一端が本体部側の制御装置に、同接続ケーブルの他端が電機部品に接続される。また、接続ケーブルは、本体部に対する開閉扉の開閉動作を考慮して、開閉扉の吊元側、すなわち扉用開閉機構が配設される側に接近して配線されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、開閉扉の扉用開閉機構が配設される側に接近して接続ケーブルが配線されると、開閉扉の開閉時、特に、開閉扉を閉じるときに、遊技機の本体部と開閉扉との間に接続ケーブルが挟み込まれて損傷されたり、切断される不具合が発生する場合があった。このような不具合を解消するため、本体部側と開閉扉側との相互に、制御装置に通じるコネクタと、電気部品に通じるコネクタとをそれぞれ固定し、開閉扉を閉じたときに前記一対のコネクタが接合し、開閉扉を開いたときに前記一対のコネクタが離脱するにように構成することが考えられる。しかしながら、扉用開閉機構のヒンジ軸を中心として開閉扉を閉じるときに、一方のコネクタ(おすコネクタ)のコネクタピンが他方のコネクタ(めすコネクタ)に斜めの状態となり、適切に差し込まれない場合がある。このようなことから、コネクタピンが屈曲されたり、あるいは折損される不具合が発生する、という問題点があった。この発明の目的は、前記問題点に鑑み、本体部に対し開閉扉を閉じることで、本体部側と開閉扉側との相互に設けた一対のコネクタを良好に接合することができ、コネクタピンの屈曲や折損を防止することができるコネクタ接合構造をもつ遊技機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、第1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とするもので、遊技機の本体部と、その本体部に対し一側が開閉機構によって開閉可能に取り付けられ他側が閉止機構に閉じ状態に保持される開閉扉と、を備える。開閉扉には電気部品が設けられる一方、本体部側には、電気部品を制御する制御装置が設けられる。本体部の前面上部で開閉機構から離隔した閉止機構側と開閉扉の裏面上部で開閉機構から離隔した閉止機構側との相互には、その開閉扉が閉じられたときに互いに接合して制御装置と前記電気部品とを電気的に接続し、開閉扉が開かれたときに互いに離脱する本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとがそれぞれ設けられる。本体部には、本体部に固定される箱形状の案内部材と、該案内部材の後端部に設けられる弾性部材により前後方向の直線移動が可能なように挿入支持された摺動体と、を設けると共に、本体部側のコネクタを摺動体の前端部に上下方向の軸を中心として傾動可能に組み付けられる。開閉扉が閉じられることで本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとが当接して弾性部材を弾性的に変形させながら且つ本体部側のコネクタを傾動変位させながら本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとが接合されるとともに、弾性部材の弾性変形に基づく弾発力によって、本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとが押圧される構成とした
【0005】
したがって、扉用開閉機構のヒンジ軸を中心として開閉扉を閉じると、少なくとも本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとが当接して弾性部材を弾性的に変形させ所定位置まで後退しながら且つ本体部側のコネクタを傾動変位させながら本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとが接合される。すなわち、一対のコネクタの差し込み初期において、一方のコネクタ、例えば、おすコネクタのコネクタピンが他方のコネクタ、例えば、めすコネクタに斜めの状態で差し込まれる際、一方のコネクタが弾性部材を弾性的に変形させながら所定位置まで後退すると共に、おすコネクタのコネクタピンがめすコネクタに略平行状をなす状態まで傾動する。そして、一方のコネクタが所定位置まで後退すると、おすコネクタのコネクタピンがめすコネクタに対し略平行状をなして良好に差し込まれる。そして、開閉扉が閉じ位置まで閉じられることで、一対のコネクタが接続される。このようにして一対のコネクタが接続されることによって、コネクタピンが屈曲されたり、あるいは折損される不具合を防止することができる。また、開閉扉が閉じた状態において、弾性部材の弾性変形に基づく弾発力がコネクタに作用するため、一対のコネクタの接続不良が防止されると共に、コネクタピンの屈曲、折損を確実に防止することができる。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。図4は遊技機としてのパチンコ機(弾球遊技機ともいう)の正面図である。図5は図4のV−V線に基づく縦断面図である。図6は図4のVI−VI線に基づく平断面図である。図7は本体部の外枠に対し基枠を開きその基枠に対し開閉扉を開いた状態を示す斜視図である。図8は本体部の外枠に対し基枠を開いた状態を示す斜視図である。図4〜図8において、パチンコ機1の本体部は、外枠3、基枠7及び遊技盤10を主体として構成され、基枠7の前側には開閉扉30が開閉可能に装着されている。外枠3は方形枠状に形成され、その前面の下部には基枠7の下面を受ける受板3aが設けられている。
【0010】
図7と図8に示すように、外枠3の前側には、基枠7がその一側の基枠用開閉機構をなす基枠用ヒンジ部材6の軸を支点として開閉可能に取り付けられている。この基枠7の他側は、基枠用閉止機構をなす基枠施錠用フック15によって閉じ状態に保持されている。なお、周知のように、基枠用閉止機構は、基枠7の後側面に設けられた基枠施錠用フック15と、その基枠施錠用フック15に係脱可能な位置において外枠3の内側面に設けられた係止具(図示しない)とを備えている。そして、基枠7が閉じられることで、その基枠施錠用フック15が外枠3の係止具に係合して基枠7が閉じ状態に施錠されるようになっている。また、外枠3に対する基枠7の解錠は、基枠7の鍵穴18に対し鍵を挿入し、その鍵を、所定方向に回動操作することで、基枠施錠用フック15が外枠3の係止具から外れ、外枠3に対し基枠7が解錠されるようになっている。図5〜図8に示すように、基枠7は、遊技盤10の前面の略全体を露出する開口部を有する方形額縁状に形成されている。この基枠7の後面には、その開口部周縁に沿って遊技盤装着枠8が設けられている。そして、遊技盤10は、遊技盤装着枠8の後方から着脱可能に嵌込まれる。さらに、遊技盤装着枠8の片側において開閉可能に装着された機構板19を閉じ、遊技盤装着枠8の後面に配設された複数の締付具9を固定位置まで回動することによって遊技盤装着枠8に機構板19を介して遊技盤10が固定されるようになっている(図8参照)。
【0011】
図7に示すように、遊技盤10の前面には、球発射通路を構成する外レールと内レールを備えた案内レール11が装着され、その案内レール11の内側には遊技領域12が区画されている。遊技盤10の前面には、その遊技領域12内においてセンタ役物、入賞口、風車器、多数の釘等が配設されている。また、図7に示すように、基枠7の前面の下部には、発射レール装置60が配設されるとともに、その発射レール装置60を覆うようにして前板62が開閉可能に装着されている。前板62の前面には上皿61が装着され、同前板62の下方に位置する基枠7の下部前面には、操作ハンドル16、下皿17等が配設されている。また、遊技盤10の後側には、後述する開閉扉30の電気部品としてのランプ基板35の発光体36を点滅制御したり、他の電気部品としての表示装置38を制御する制御装置(図示しない主制御基板、ランプ制御基板等)が設置されている。
【0012】
図7に示すように、基枠7の前側には、一側が扉用開閉機構20によって開閉可能に取り付けられ、他側が扉用閉止機構25によって閉じ状態に保持される開閉扉30が配設されている。この実施の形態において、開閉扉30の一側とこれに対向する基枠7前面の一側との間には、扉用開閉機構20を構成する扉用ヒンジ部材21が配設されており、その扉用ヒンジ部材21のヒンジ軸を支点(中心)として開閉扉30が開閉可能に装着されている。また、開閉扉30後面の他側(自由端側)と基枠7前面の他側との間には、扉閉止用フック26と施錠板27とを備えた扉用閉止機構25が配設されている。
【0013】
すなわち、図6と図7に示すように、開閉扉30後面の一側の上下及び中間の計三箇所には、扉閉止用フック26が突設される一方、基枠7の他側部には開閉扉30が閉じられたときには、その扉閉止用フック26が差し込まれる差込孔7aが形成されている。また、基枠7の後面の他側部には、各扉閉止用フック26に係脱可能に係合して開閉扉30を閉じ状態に施錠する施錠孔を有する施錠板27が施錠位置と開錠位置とに移動可能(上下動可能)に配設されている。そして、開閉扉30が閉じられることで、その扉閉止用フック26が施錠板27を、一旦、バネの弾発力に抗して開錠方向に移動しながらその施錠孔に差し込まれ、その後、施錠板27がバネの弾発力によって元の施錠位置に戻されることで、扉閉止用フック26が施錠板27に係合し、これによって、開閉扉30が閉じ状態に施錠されるようになっている。また、基枠7に対する開閉扉30の解錠は、基枠7の鍵穴18に対し鍵を挿入し、その鍵を、外枠3に対する基枠7の解錠方向とは逆の方向に回動操作することで、施錠板27がバネの弾発力に抗して開錠方向に移動し、これによって施錠板27の施錠孔から扉閉止用フック26が外れ、基枠7に対し開閉扉30が解錠されるようになっている。
【0014】
図5〜図7に示すように、開閉扉30は、本体フレーム32と、その本体フレーム32の前面に装着された合成樹脂製の前面飾り部材33を主体として構成されている。本体フレーム32は、鉄板等の金属板や硬質合成樹脂より形成され、その本体フレーム32の中央部には、遊技盤10の遊技領域12を透視可能な略円形の開口窓31が形成されている。また、前面飾り部材33は合成樹脂の成形品より形成され、その前面には凹凸の装飾が施されるとともに、その一部には光が出射されるレンズ部が適宜に形成されている。また、本体フレーム32と前面飾り部材33との間には、レンズ部に対応する位置において電機部品としてのランプ、LED等の発光体36を備えたランプ基板35が配設されている。また、図4と図5に示すように、開閉扉30の下部中央部には、前面の表示部を視認可能に露出して他の電機部品としての表示装置38が装着されている。
【0015】
図5と図6に示すように、開閉扉30の本体フレーム32の後面には、開口窓31を塞ぐ前後二枚の方形の窓板42(ガラス板、透明な合成樹脂板等よりなる窓板)を保持するための窓枠40が一体状に形成されている。この窓枠40は、開口窓31の下方において左右方向に延びる下枠部40aと、その下枠部40aの左右両端から上方に立ち上がって延びる左右の両側枠部40bとをそれぞれ備えて略U字枠状に形成されている。また、前後二枚の窓板42を保持するために窓枠40の下枠部40a及び左右の両側枠部40bには、保持溝41が前後2列をなして形成されている。また、前後の両保持溝41の上端は窓枠40の左右の両側枠部40bの上端に開口している。そして、前後二枚の窓板42は、その左右両縁部が左右の両側枠部40bのガラス差込口から各保持溝41に差し込まれ、その窓板42の下縁が下枠部40aの保持溝41に差し込まれた状態で保持されるようになっている。
【0016】
また、窓枠40の左右の両側枠部40bの上端部には、ガラス押え体45が開閉可能あるいは着脱可能に装着されている。例えば、ガラス押え体45の両端部に開閉アームが設けられ、その両開閉アームが長孔とピンによって窓枠40の左右の両側枠部40bの上端部に取り付けられることで、ガラス押え体45が前後方向に開閉可能に装着されている。そして、ガラス押え体45は、窓枠40の左右の両側枠部40bの上端に跨って閉じられたることで、窓板42の上端を押えるようになっている。また、ガラス押え体45が開放されることによって、窓枠40の保持溝41の上方開口部から窓板42が着脱交換可能に差し込まれるようになっている。
【0017】
パチンコ機1の本体部側に配置された制御装置、この実施の形態では遊技盤10の後側(本体部側)に設置された制御装置と、開閉扉30の電機部品としてのランプ基板35及び表示装置38とを電気的に接続するために、基枠7と開閉扉30の相互には一対のコネクタ50、51がそれぞれ接離可能に配設されている。図1〜図3に示すように、一対のコネクタ50、51のうち、少なくとも一方のコネクタ、例えば、基枠7側(本体部側)のコネクタ50(おすコネクタ)は弾性部材70を介して進退可能に支持されている。すなわち、この実施の形態において、開閉扉30の自由端寄り部分に対向する基枠7の片側寄り部分の上部に、前方に開口する箱形状の案内部材55(この発明の案内部に相当する)が固定状態で取り付けられている。この案内部材55には、その奥側壁との間に弾性部材70を間に挟んで摺動体56が前後方向に移動可能に嵌挿されている。この摺動体56の前端部には上下方向の軸57を中心としてコネクタ50が傾動可能に組み付けられている。そして、案内部材55に対しコネクタ50は、摺動体56を介して弾性部材70を弾性変形させながら前後方向に進退可能に支持されている。また、基枠7側(本体部側)のコネクタ50は、ケーブル(図示しない)によって制御装置に電気的に接続されている。
【0018】
一方、基枠7側(本体部側)のコネクタ50に対応する他方のコネクタ51(めすコネクタ)は開閉扉30の自由端寄り部分の後面上部に固定状態で配設されている。このコネクタ51は、ケーブル(図示しない)によって電気部品としてのランプ基板35及び表示装置38とを電気的に接続されている。そして、開閉扉30が閉じられることで弾性部材70を弾性的に変形させながら一対のコネクタ50、51が接合され、開閉扉30が開かれることで一対のコネクタ50、51が離脱するように構成されている。
【0019】
また、図1と図2に示すように、弾性部材70は、帯板状のバネ部材71によって形成されている。このバネ部材71は、その長手方向(左右方向)の略中央部に基部72が設けられ、その基部72の両端から前方に向けて略ハの字状をなして弾性変形部73がそれぞれ延出されている。さらに、両弾性変形部73の延出端(自由端)には、円形の押圧部74が形成されている。そして、バネ部材71は、その基部72においてビス等によって案内部材55の奥側壁内面に固定され、両弾性変形部73の押圧部74が摺動体56の後面に当接して弾性変形されるようになっている。
【0020】
この実施の形態の遊技機1は上述したように構成される。したがって、図に示すように、本体部側、すなわち、基枠7に対し開閉扉30が扉用ヒンジ部材21のヒンジ軸を中心として回動されて閉じられると、扉用閉止機構25の扉閉止用フック26が施錠板27の施錠孔に係合する。これによって、開閉扉30が閉じ状態に施錠(係止)される。開閉扉30が閉じ位置まで閉じられる直前において、開閉扉30の閉じ動作によって、一方のコネクタ50が摺動体56を介してバネ部材71の両弾性変形部を弾性的に変形させながら所定位置まで後退し、他方のコネクタ51と接合される(図1及び図2参照)。また、開閉扉30が閉じた状態において、弾性部材70としてのバネ部材71の両弾性変形部73の弾性変形に基づく弾発力が一方のコネクタ50及び他方のコネクタ51に作用するため、一対のコネクタ50、51の接合不良を防止することができるとともに、これら一対のコネクタ50、51が不測に離脱する不具合も生じない。
【0021】
また、弾性部材70としてのバネ部材71は、その基部72が、基枠7に固定の案内部材55の奥側壁内面に固定されている。さらに、バネ部材71の両弾性変形部73の自由端部に設けられた押圧部74に、摺動体56を介して一方のコネクタ50が進退可能に配設されている。このため、バネ部材71は、その基部72が案内部材55に固定された状態でその両弾性変形部73が安定よく弾性変形する。そして、両弾性変形部73の弾性変形に基づく弾発力を摺動体56を介して一方のコネクタ50に確実に作用させることができる。このため、一対のコネクタ50、51を一層良好に接合することができる。特に、開閉扉30が閉じた状態において、バネ部材71の両弾性変形部73の弾性変形に基づく弾発力がコネクタ50に過不足なく作用させることが可能となり、一対のコネクタ50、51の接合不良の防止効果が大きい。
【0022】
また、一方のコネクタ50は、案内部材55に進退案内される摺動体56の前端部に上下方向の軸57を中心として傾動可能に組み付けられている。このため、開閉扉30の閉じ動作にともなって一方のコネクタ50がバネ部材71を弾性的に変形させながら所定位置まで後退する際、コネクタ50は摺動体56を介して案内部材55に案内されて後退する。これによって、一方のコネクタ50が不測に位置ずれしながら後退することを防止することができ、コネクタ50の位置ずれによる接続不良やコネクタピンの屈曲、折損の防止に効果が大きい。また、開閉扉30の閉じ動作にともなって一対のコネクタ50、51が相互に差し込まれる初期において、一方のコネクタ50、例えば、おすコネクタのコネクタピンが他方のコネクタ51、例えば、めすコネクタに斜めの状態となって差し込まれようとすると、一方のコネクタ50のコネクタピンは、他方のコネクタ51に略平行状をなす状態まで軸57を中心として傾動する。これによって、一対のコネクタ50、51は確実に接合される。このように一対のコネクタ50、51を接合することによって、コネクタピンの屈曲、折損を確実に防止することができる。
【0023】
なお、この発明は前記実施の形態に限定するものではない。例えば、前記実施の形態では、弾性部材70として、板バネよりなるバネ部材71を用いたが、圧縮コイルスプリングよりなるバネ部材を用いてもよい。また、弾性部材70をゴム等の弾性体によって構成することも可能であり、さらに、金属製、合成樹脂製等のバネ材よりなるバネ部材とゴム製の弾性体とを組み合わせて構成することも可能である。また、前記実施の形態では、基枠7に固定の案内部材55に対し摺動体56を介して一方のコネクタ50を進退案内したが、案内部材55に直接的にコネクタ50を進退案内するように構成することも可能である。また、案内部材55を用いることなく、弾性部材70の自由端側に一方のコネクタ50を取り付けても、コネクタピンの屈曲、折損の防止効果がある。また、本体部としての基枠7と開閉扉30との両部材に対し、弾性部材を介して一対のコネクタ50、51をそれぞれ進退可能に支持してもよい。また、前記実施の形態では遊技機がパチンコ機1(アレンジボール機、雀球機等も含む)である場合を例示したが、スロットマシン等であっても採用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、開閉扉の閉じ動作によって一対のコネクタが接合される際、少なくとも一方のコネクタが弾性部材を弾性的に変形させかつ所定位置まで後退しながら、他方のコネクタと良好に接続される。このため、コネクタピンの屈曲や折損を防止することができる。また、開閉扉が閉じた状態において、弾性部材の弾発力によって、一対のコネクタの接続不良を防止することができるとともに、一対のコネクタが不測に外れる不具合も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るパチンコ機の本体部をなす基枠と開閉扉との間に一対のコネクタが配設された状態を拡大して示す平断面図である。
【図2】同じく基枠に対し開閉扉が所定角度だけ開かれた状態を拡大して示す平断面図である。
【図3】同じく図1のIII−III線に基づく断面図である。
【図4】同じく遊技機としてのパチンコ機全体を示す正面図である。
【図5】同じく図4のV−V線に基づく縦断面図である。
【図6】同じく図4のVI−VI線に基づく平断面図である。
【図7】同じく本体部の外枠に対し基枠を開きその基枠に対し開閉扉を開いた状態を示す斜視図である。
【図8】同じく本体部の外枠に対し基枠を開いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
3 外枠(本体部)
7 基枠(本体部)
20 扉用開閉機構
25 扉用閉止機構
30 開閉扉
50、51 コネクタ
55 案内部材
56 摺動体
57 軸
70 弾性部材
71 バネ部材
72 基部
73 弾性変形部
74 押圧部

Claims (1)

  1. 遊技機の本体部と、その本体部に対し一側が開閉機構によって開閉可能に取り付けられ他側が閉止機構に閉じ状態に保持される開閉扉と、を備えた遊技機であって、
    前記開閉扉には電気部品が設けられる一方、前記本体部側には、前記電気部品を制御する制御装置が設けられ、
    前記本体部の前面上部で前記開閉機構から離隔した前記閉止機構側と前記開閉扉の裏面上部で前記開閉機構から離隔した前記閉止機構側との相互には、前記開閉扉が閉じられたときに互いに接合して前記制御装置と前記電気部品とを電気的に接続し、前記開閉扉が開かれたときに互いに離脱する本体部側のコネクタと開閉扉側のコネクタとがそれぞれ設けられ、
    前記本体部には、前記本体部に固定される箱形状の案内部材と、該案内部材の後端部に設けられる弾性部材により前後方向の直線移動が可能なように挿入支持された摺動体と、を設けると共に、前記本体部側のコネクタを前記摺動体の前端部に上下方向の軸を中心として傾動可能に組み付けられ、
    前記開閉扉が閉じられることで前記本体部側のコネクタと前記開閉扉側のコネクタとが当接して前記弾性部材を弾性的に変形させながら且つ前記本体部側のコネクタを傾動変位させながら前記本体部側のコネクタと前記開閉扉側のコネクタとが接合されるとともに、前記弾性部材の弾性変形に基づく弾発力によって、前記本体部側のコネクタと前記開閉扉側のコネクタとが押圧される構成としたことを特徴とする遊技機。
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