JP2000028053A - 合成樹脂管の接続方法及びその方法で用いる工具 - Google Patents

合成樹脂管の接続方法及びその方法で用いる工具

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JP2000028053A
JP2000028053A JP10192518A JP19251898A JP2000028053A JP 2000028053 A JP2000028053 A JP 2000028053A JP 10192518 A JP10192518 A JP 10192518A JP 19251898 A JP19251898 A JP 19251898A JP 2000028053 A JP2000028053 A JP 2000028053A
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resin tube
pipe
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Shigeru Nakano
葆 中野
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NAKANO SETSUBI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂管をテーパー継手に接続するに際
し、接続が確実で接続不良が起きないようにするととも
に、接続不良があるときは、接続不良をできるだけ早期
に発見できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 合成樹脂管の端からテーパー継手内に挿
入すべき長さのところに第1マークを付け、第1マーク
から10乃至30mm遠ざかったところに第2マークを
付け、第1マークと第2マークとを合成樹脂管の管軸か
ら同じ周囲方向に位置させ、接着剤を塗布して第1マー
クの位置まで管を継手内に挿入し、第1マークと第2マ
ークとを目視可能な方向に向けて配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂管の接
続方法、及びその方法で使用する工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂管は、熱可塑性樹脂で作られた
ものが多い。熱可塑性樹脂は、これを加熱すると軟化し
溶融する特性を持っている。そこで、この特性を利用し
て、熱融着によって合成樹脂管同士を接続する方法が行
われている。しかし、熱融着を行うにはそれに見合った
加熱源又は動力源を必要とするから、現場で樹脂管を接
続する場合には、実施の困難なことが多い。
【0003】このため、現場での合成樹脂管の接続に
は、テーパー継手を用いる方法が多く行われている。こ
の方法は、予め合成樹脂管を挿入するに足るテーパーを
設けたテーパー継手を用意し、テーパー内面と合成樹脂
管端の外面とに接着剤を塗布して、合成樹脂管をテーパ
ー継手内に挿入し、管端をテーパー面に接着剤で固定す
る方法である。このような接続方法は、硬質塩化ビニル
樹脂管の接続に広く採用されている。
【0004】硬質塩化ビニル樹脂管をテーパー継手と接
続するに際しては、管端外面と継手のテーパー面との両
方に接着剤を充分に塗布し、管端を継手内に奥深く挿入
し、暫くその状態に保持して接続するように指示されて
いる。また、接着剤としては充分強力なものが支給され
ている。また、挿入部分を充分な長さにするために、管
端が継手の奥に衝突し、確実な手答えがあるまで挿入す
るように指示されている。ところが、それでも、こうし
て接続される管には時々接続不良があった。この接続不
良は、接続した合成樹脂管内に液体を通し、接続個所か
ら液体が洩漏して初めて判る、ということもあった。こ
のような場合には、折角作った壁や床などを取りこわさ
なければならないことも起きた。そこで、このような接
続不良を根絶する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の必
要に応じて生まれたものである。すなわち、この発明
は、合成樹脂管をテーパー継手に接続するに際し、合成
樹脂管がテーパー継手に確実に接続されていて、上述の
ような接続不良が起きないようにするとともに、接続不
良があるときは、接続不良をできるだけ早期に発見でき
るようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明者は、従来技術
において接続不良の起きる原因を検討した。その結果、
現場での接続不良の多くは、テーパー継手への合成樹脂
管の挿入不足と、接着剤の塗布不足とに起因するもので
あることに気付いた。挿入不足が起きないようにするた
めに、合成樹脂管の管端がテーパー継手の奥底に衝突し
て手答えがあるまで挿入することとされているが、管端
が奥底に衝突したのちに樹脂管がテーパー面から押し戻
されるために、挿入不足になることにこの発明者は気付
いた。とくに、この押し戻しを確認する手段が施されて
いないために、挿入不足となることに気付いた。また接
着剤の塗布不足は、これが容易に発見できないために、
問題を生じるものであることに気付いた。
【0007】この発明者は、上述のようなテーパー継手
からの樹脂管の押し戻しは、樹脂管上に挿入部分の長さ
を予めマークしておくことにより確認でき、従ってテー
パー継手の端が樹脂管上のマークした位置にきているか
どうかをチェックすることにより、解決できることを見
出した。また、マークすることの懈怠を防止するには、
挿入長さを示した工具を作業者に与えて、この工具によ
り合成樹脂管上に挿入部分の長さをマークさせるのが有
効であることを見出した。
【0008】さらに、上記のマーク(以後、これを第1
マークという)から10mm乃至30mm離れたところ
に、第2のマークを合成樹脂管上に付けておき、接続し
た合成樹脂管を外から眺めたとき、第1マークと第2マ
ークとが同時に目にとまるようにすると、第1マークが
テーパー継手又は接着剤によって一部隠されたときも、
第2マークが目に映るので、これに伴い第1マークの発
見が容易となり、これによって所定の位置まで挿入され
ているかどうかの確認が容易となり、ひいては接続不良
の発見が容易になることを見出した。この発明は、この
ような知見に基づいて完成されたものである。
【0009】この発明は、合成樹脂管をテーパー継手に
接続するに際し、合成樹脂管の端からテーパー継手のテ
ーパー部の長さに相当する位置に、幅2mm以上の第1
のマークを付け、第1マークの位置から10mm乃至3
0mm遠ざかった位置に幅2mm以上の第2のマークを
付け、第1マークと第2マークとを合成樹脂管の管軸か
ら同じ周囲方向に位置させ、合成樹脂管の端から第1マ
ークまでの管外面全体と、継手のテーパー内面全体とに
接着剤を塗布し、合成樹脂管を端から第1マークの位置
までテーパー継手内に挿入して暫くその状態に保持し、
第1マークと第2マークとを目視可能な方向に向けて配
置し、継手の端が合成樹脂管の第1マークのところに位
置しているのを確認することを特徴とする、合成樹脂管
の接続方法を提供するものである。
【0010】また、この発明は、上記の方法を実施する
際に、挿入部の長さをマークするのに便利な工具をも提
供するものである。すなわち、その工具は、断面が一様
な形状をした板において、1つの縁に沿って延びる係止
部を付設し、板には係止部と平行に延びる多数の切れ目
を設け、係止部と平行に延びる切れ目の縁から係止部ま
での距離を、テーパー継手内へ挿入されるべき合成樹脂
管の挿入部分の長さとしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明を実施の一例について図
面に基づき説明すると、次のとおりである。図1は、テ
ーパー継手としてエルボを用い、この発明方法に従って
合成樹脂管をエルボに接続しようとする状態を示した一
部切欠側面図である。図2は、この発明方法に従い合成
樹脂管にマークを付けるときの状態を示した模型的な斜
視図である。図3は、マークを付けるために用いた図2
の工具を内側から見たときの模型的な斜視図である。図
4は、この発明において合成樹脂管にマークを付けるの
に使用される工具の正面図である。図5は、図4に示さ
れた工具の底面図である。図6と図7とは、何れもこの
発明において合成樹脂管にマークを付けるのに使用され
る別の工具の正面図である。
【0012】図1において、1は合成樹脂管であり、2
はエルボである。エルボ2は、テーパー継手の一種であ
り、内部にテーパー面21を備えており、テーパー面2
1は合成樹脂管1を挿入して接着剤により固定するため
のものである。この発明方法では合成樹脂管1の管端1
0から管軸方向に長さLだけ進んだところに樹脂管の周
囲方向に延びる第1マークを付ける。長さLは、樹脂管
の挿入部分の長さであり、テーパー面21の管軸方向の
長さに等しい長さである。第1マークは外方から判然と
見えることが必要である。このため、マークは樹脂管及
びエルボとは異なる色で付けることが好ましく、その幅
も2mm以上とすることが好ましい。好適なのは、赤又
は黒色の油性インキを含んだフェルトペンを使用して描
いたマークである。
【0013】また、合成樹脂管1の外面には第1マーク
11からさらに約10mm遠ざかった位置に、樹脂管の
周囲方向に延びる幅約3mmの第2マーク12を赤色の
油性インキで付ける。このとき、第1マーク11と第2
マーク12とは、合成樹脂管1の管軸に対し、同じ周囲
方向に位置するように付ける。
【0014】合成樹脂管1に第1マーク11を付けるに
は、例えば図2に示したような工具3を使用するのが好
ましい。図2に示した工具3は、これを裏返したときの
状態が図3に示されている。図2及び図3に示したよう
に、工具3は断面が円弧状に湾曲している板31におい
て、湾曲した1つの縁32に沿って延びる係止部33が
湾曲の内側に付設され、板31には係止部33と平行に
延びる多数の切れ目34が付設され、係止部33と平行
に延びる切れ目の縁、例えば縁35から、係止部33ま
での長さLは、エルボ2のテーパー部分の長さLに等し
くされている、という構造のものである。
【0015】上述のような工具3は、例えば次のように
して使用される。図2に示したように、まず工具3を合
成樹脂管1上に置き、工具3の係止部33を管端10に
係止させて固定し、係止部33から長さLだけ距ったと
ころにある切れ目34の縁35に沿って、フェルトペン
4を移動させて第1マーク11を付ける。次いで、工具
3の幅方向に縁35と同じような位置にある切れ目34
の縁36に沿い、同様にして第2マーク12を付ける。
こうして、合成樹脂管1上に2つのマーク11と12と
を付ける。
【0016】その後、合成樹脂管1の管端10から第1
マーク11までの管外面全体と、エルボ2のテーパー内
面21の全体とに接着剤を塗布する。こうして接着剤を
塗布した部分をエルボ2の中に挿入し、第1マーク11
のところへエルボ2の端がくるまで合成樹脂管1を押し
進め、その状態で暫く保持して、樹脂管1がエルボ2か
ら押し戻されるのを防ぐ。こうして接続したのちに、第
2マーク12を検査のとき目にとまり易い方向に向け
て、合成樹脂管とエルボとを配置する。すると第1マー
ク11も、第2マーク12とともに目にとまり易い方向
に向くことになる。このため、その後も、エルボ2の端
が、樹脂管1の第1マーク11のところに位置している
かどうかが、容易に確認できることとなる。
【0017】
【発明の効果】この発明方法によれば、樹脂管上の挿入
部分の長さに相当するところに第1マーク11が付けら
れているので、第1マーク11は、テーパー継手内に樹
脂管を挿入するときの目安になるだけでなく、樹脂管が
テーパー継手から押し戻されたかどうかを確認できるこ
ととなり、従って挿入不足になることを防ぐことができ
る。また、管端から第1マーク11のところまでの管外
面全体に接着剤を塗布するとともに、テーパー継手のテ
ーパー内面全体に接着剤を塗布してのち、合成樹脂管を
テーパー継手内に挿入するので、両者の間に接着剤は充
満し、従って接着剤の不足を避けることができる。反面
過剰の接着剤が第1マーク11の付近に溢れ出ることに
なるが、過剰の接着剤はこれを拭き取って清掃する。接
着剤は、それでもなお第1マーク11の上及びその付近
に若干滲み出た状態となって残る。このため、接着剤の
存在が目で確かめられる。とくに、接着剤が透明であれ
ば第1マーク11上に光沢が現れることにより、また接
着剤が着色されていれば、その着色により接着剤の存在
が目で確かめられる。従って、接着剤不足の発見が容易
である。
【0018】また、この発明方法では、第1マークから
10乃至30mm遠ざかった位置に第2のマークを付
け、第2マークを合成樹脂管の管軸に対し第1マークと
同じ周囲方向に付けることとしたので、第2マークを検
査時に目視可能な方向に向けて配置すると、第1マーク
も検査時に同時に目視可能となる。そのため、第1マー
クは合成樹脂管と継手との境界付近にあって見落とされ
る可能性もあるが、第2マークが第1マークに接近して
存在するので、第2マークにより接続個所の存在が確認
できることとなり、従って接続個所の見落しが防止でき
る。従って、接続不良を確実に見付け出すことができ
る。この発明方法は、このような利益を与えるものであ
る。
【0019】上述の発明方法で用いるのに適した工具の
具体例を図4ないし図7に示す。図4は、工具5の正面
図であり、工具5は排水管を構成するために、一般用の
硬質塩化ビニル樹脂管をテーパー継手に接続する場合
に、樹脂管上に上述の第1マークと第2マークとを付け
るのに適している。工具5は、厚み約4mmの硬質塩化
ビニル板51から成り、裏面に縁52に沿って延びる係
止部53が付設されている。係止部53は、硬質塩化ビ
ニルの厚み約10mmの角棒である。この係止部53
は、樹脂管の端をこれに当接して、この位置からの距離
をマークするためのものである。
【0020】板51には多数の切れ目54が付設されて
いる。各切れ目の下方には、下から順に30A、40
A、50A・・・・・等の番号が付されている。このう
ち、例えば「40A」の番号は、呼び径40mmの樹脂
管を使用する場合に、その番号の上方にある切れ目54
を使って、樹脂管に第1マークを付けるべきことを示し
ている。
【0021】図4に示した工具5の使用方法をさらに詳
しく説明すると、次のとおりである。まず呼び径40m
mの硬質塩化ビニル管Pの上に工具5を置き、管端を係
止部53に当接する。すると、40Aのすぐ上にある切
れ目54は、管P上にマークすべき位置に来ている。そ
こで、切れ目54の下方縁541に沿って、例えばフェ
ルトペンを動かし、管P上に線を引くと、その線は第1
マークを付けたことになる。また、切れ目54の上方縁
542に沿って管P上に線を引くと、その線は第2マー
クを付けたことになる。こうして、工具5を使用して第
1マークと第2マークとを樹脂管上に一挙に付けること
ができる。
【0022】このようなことができるのは、切れ目54
の下方縁541が、係止部53から管挿入部分の長さだ
け距ったところに設けられているからである。また、下
方縁541と上方縁542との間は約15mmあけられ
ていて10乃至100mmの範囲内の長さにされている
からである。また、下方縁541の長さは、約20mm
とされていて、マークとして目を引くに適した長さとさ
れている。
【0023】なお、下方縁541と上方縁542との間
の距離は、さらに大きくすることができる。ところが、
この距離を大きくすると、切れ目54が縦長となり、板
51を上下に長くする必要が生じ、余りに長くなると取
扱いに不便となる。また、上記の距離を大きくすると、
1つの工具に多数の切れ目を収容しきれなくなって、複
数個の工具に分けなければならなくなるので、これもま
た不便である。そこで、上述のように距離を縮めてい
る。
【0024】以上は、呼び径が40mmの樹脂管を例に
とって説明したが、図4に示した工具5は、呼び径が3
0mmから200mmの樹脂管に対応できるように、多
数の切れ目54を設けている。従って、1つの工具5を
用意すれば、呼び径が30mmから200mmまでの樹
脂管に第1マークと第2マークとを同時に付けることが
できる。
【0025】工具5は上下の長さが全体で約135m
m、左右幅が約100mmの大きさのものにすることが
できるから、携行に便利なものである。また工具5は平
面状のものであってもよいが、図5に示したように、縁
52及び係止部53の延びる方向に沿い、係止部53を
内側にして円弧状に湾曲したものであることが望まし
い。その曲率半径Rは85mm程度とすることが望まし
い。このように円弧状に湾曲させると、工具5を樹脂管
上に置いたとき工具が安定するので、マークを付け易く
なる利点がある。
【0026】合成樹脂管は、その種類と用途によって挿
入部の長さを異にする。例えば排水管用の接続と水道管
用の接続とは挿入部の長さを異にする。そのため、図4
に示したような工具は、そこで使用される合成樹脂管の
種類と用途とに応じて異なった寸法のものとなる。図6
は、工具6の正面図であるが、工具6は水道用耐衝撃性
硬質塩化ビニル管を接続するとき、樹脂管にマークを付
けるのに使用されるものである。工具6は、板61の縁
62に沿って係止部63を設け、板61には多数の切れ
目64を付設し、板61を縁62の延びる方向に円弧状
に湾曲した構造のものである。また、各切れ目64の下
方には番号が付されていて、各切れ目は、その番号で呼
ばれる樹脂管にマークを付けるのに使用されるべきこと
を示している。これらの点は、図4に示した工具5と同
様であるが、ただ係止部63から各切れ目64までの距
離が工具5と大きく異なっている。使用方法は工具5と
全く同じである。
【0027】図7は、工具7を示している。工具7は、
給湯冷暖房用の耐熱性硬質塩化ビニル樹脂管を接続する
とき、樹脂管にマークを付けるのに使用されるものであ
る。工具7は、板71の縁72に沿って係止部73を設
け、板71には多数の切れ目74を付設し、係止部73
を内側に向け、縁72の延びる方向に板71を円弧状に
湾曲した構造のものである。各切れ目74の下方には番
号が付されているが、この番号はそれぞれの呼び径の樹
脂管にマークを付けるのに使用されるべきことを示して
いる。これらの点は前述の工具5及び6と全く同じであ
る。また、使用方法も工具5及び6と同じである。但
し、係止部73から各切れ目74までの距離は工具5及
び6のものと大きく異なっている。
【0028】この発明に係る工具は、断面が一様な形状
をした板において、1つの縁に沿って延びる係止部を付
設し、板には係止部と平行に延びる多数の切れ目を設
け、係止部と平行に延びる切れ目の縁から係止部までの
距離をテーパー継手内に挿入されるべき合成樹脂管の挿
入部分の長さとしているから、この工具を合成樹脂にあ
てがい、管端を係止部に当接して工具をずらして樹脂管
の呼び径に応じた切れ目を樹脂管上に位置させ、その後
は切れ目の下方縁と上方縁とに沿ってマークを付けるこ
とにより、容易に第1マークと第2マークとを付けるこ
とができる。このために、この発明方法の実施が容易且
つ確実となり、ひいては接続不良を防止できることとな
る。この工具は、このような点で大きな利点をもたらす
ものである。
【0029】なお、この工具を用いる場合には、切れ目
の内部全体を塗り潰して、第1マークと第2マークとを
一体にしたものとすることもできる。このようにする
と、第1マークの存在の確認が一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法に従って、接続しようとする合成
樹脂管とテーパー継手との一部切欠側面図である。
【図2】この発明方法に従って、合成樹脂管にマークを
付けようとするときの状態を示した模型的な斜視図であ
る。
【図3】この発明方法を実施する際に用いる工具の模型
的な内側斜視図である。
【図4】この発明に係る工具の正面図である。
【図5】図4に示した工具の底面図である。
【図6】この発明に係る他の工具の正面図である。
【図7】この発明に係るさらに別の工具の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 合成樹脂管 2 テーパー継手(エルボ) 3、5、6、7 工具 4 フェルトペン 11 第1マーク 12 第2マーク 31、51、61、71 板 32、52、62、72 縁 33、53、63、73 係止部 34、54、64、74 切れ目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂管をテーパー継手と接続するに
    際し、合成樹脂管の端からテーパー継手のテーパー部の
    長さに相当する位置に、幅2mm以上の第1のマークを
    付け、第1マークの位置から10mm乃至30mm遠ざ
    かった位置に幅2mm以上の第2マークを付け、第1マ
    ークと第2マークとを合成樹脂管の管軸から同じ周囲方
    向に位置させ、合成樹脂管の端から第1マークまでの管
    外面全体と、継手のテーパー内面全体とに接着剤を塗布
    し、合成樹脂管を端から第1マークの位置までテーパー
    継手内に挿入して暫くその状態に保持し、第1マークと
    第2マークとを目視可能な方向に向けて配置し、継手の
    端が合成樹脂管の第1マークのところに位置しているの
    を確認することを特徴とする、合成樹脂管の接続方法。
  2. 【請求項2】 断面が一様な形状をした板において、1
    つの縁に沿って延びる係止部を付設し、板には係止部と
    平行に延びる多数の切れ目を設け、係止部と平行に延び
    る切れ目の縁から係止部までの距離を、テーパー継手内
    へ挿入されるべき合成樹脂管の挿入部分の長さとしたこ
    とを特徴とする、合成樹脂管接続用の工具。
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