JP2000027202A - 鋼管柱の柱脚部の構造 - Google Patents
鋼管柱の柱脚部の構造Info
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Abstract
となく、コンクリ−トの充填性が良好で、柱脚部の作用
力を確実に伝達することが可能な、鋼管柱の柱脚部の構
造 を提供することを課題とする。 【解決手段】 鋼管柱1の柱脚の外周部をRCにより根
巻き2し、鋼管柱1の内部にコンクリ−ト3を充填する
柱脚部において、複数本の鋼棒4を鋼管柱1の幅方向に
貫通してナット5により締着する。また鋼棒4の端部を
鋼管柱1から突出する。
Description
造に関するものである。
リ−ト(以下、RCと略す。)により根巻き補強するこ
とが通常行われている。
は、地震などの大きな外力が作用したとき、それにより
生じる柱脚部の剪断力は、柱脚外周のRC根巻き部が主
として抵抗し、鋼管柱の内部のコンクリ−トは寄与しな
い。 <イ>根巻き部が抗するには、根巻きコンクリ−トの幅
サイズ(D)を相当に大きくする必要がある。しかし、
建物の用途・機能上、不都合になることが多い。 <ロ>それを解決するためには、RC根巻き部のフ−プ
筋にウルボンなどの高強度鋼材を用い、且つ密に配設す
る。しかし、その配設作業に手間を要す上、かなりコス
トアップになる他、多数のフ−プ筋と主筋が錯綜するの
でコンクリ−トの充填性が極めて悪くなる。 <ハ>それを回避するため、RC根巻き部のフ−プ筋を
密に配設すると共に、鋼管柱の外側に多数のスタッドボ
ルトを取付ける構法が一般に行われている。この場合、
幅サイズ(D)はそれほど大きくならないが、スタッド
ボルトの取付けに多大な手間を要し、コストアップにな
る他、多数のスタッドボルトとフ−プ筋と主筋が干渉
し、コンクリ−トの充填性が悪い点はかわりがない。ま
た、これを改善するため、軟らかいコンクリ−トを用い
るが、品質が劣り信頼性に欠ける、などの課題がある。
された本発明は、根巻き部のサイズを大きくすることな
く、コンクリ−トの充填性が良好で、柱脚部の作用力を
確実に伝達することが可能な、鋼管柱の柱脚部の構造を
提供することにある。
めに、本発明の鋼管柱の柱脚部の構造は、鋼管柱の柱脚
の外周部をRCにより根巻きをすると共に、鋼管柱の内
部にコンクリ−トを充填する柱脚部において、複数本の
鋼棒を鋼管柱の幅方向に貫通してナットにより締着し、
鋼棒の端部を鋼管柱から突出する構成である。
の形態を説明する。 <イ>鋼管柱1の柱脚部の構造 鋼管柱1の柱脚部は、その外周部にRC造の根巻き2が
施してあり、鋼管柱1の内部にはコンクリ−ト3が充填
してある。鋼管柱1の対向する鋼板11,11に、鋼棒
4を通す挿通孔12が複数段あけてある。この鋼棒4を
各挿通孔12に夫々貫通して鋼管柱1の幅方向に配置
し、ナット5により締着してある。鋼棒4の先端部は鋼
管柱1の鋼板11から十分に突出している。その突出長
さは根巻き部2の主筋7に当接しない程度とする。
の鋼板11,11間に2列、複数段に夫々交互に配設し
てあるが、設計により適宜に決める。
管、鋼板を閉塞型に接合した鋼管の柱を対象とする。
用い、その締着端部はねじ14が切ってある。
る。 鋼管柱1の挿通孔12に鋼棒4を貫通しナット5締め
する。 この鋼管柱1を主筋7群の内側に、主筋7に当接しな
いようにして立設する。 主筋7群をフ−プ筋8により囲繞する。 根巻き部2の型枠を組立てコンクリ−ト13を打設す
る。また、鋼管柱1内に充填用孔12からコンクリ−ト
3を充填する。尚、内部のコンクリ−ト3は鋼管柱1の
全長に充填してもよい。図中、15は脚部のベ−スプレ
−ト、16はアンカ−ボルトである。
次のような効果を得ることができる。 <イ>鋼管柱の鋼板を鋼棒とナットにより締着し、且つ
鋼棒の端部が鋼板から突出することにより、鋼管内外の
コンクリ−トは、鋼板及び鋼棒を介し一体となって柱脚
部の剪断力に抗する。従って、柱脚部のコンクリ−トの
全断面が有効に機能するので、根巻き部のサイズは従来
のそれと比べて小さくすることができる。その結果、建
物の用途・機能上合理的であり、また経済的でもある。 <ロ>また、柱脚部の固定度が増すので、柱の軸方向
力、曲げモ−メント、剪断力を基礎などの下部構造体に
確実に伝達できると共に、建物の水平変形を小さくする
ことが可能となる。 <ハ>従来のスタッドボルトやフ−プ筋及び主筋が密に
配設されるのに対し、鋼棒を用いることにより、フ−プ
筋及び主筋との干渉がなく、根巻き部のコンクリ−ト打
設時の充填性が極めて良好となる。その結果、高強度の
根巻き柱脚が構築できる。
る縦断面図
Claims (1)
- 【請求項1】鋼管柱の柱脚の外周部を鉄筋コンクリ−ト
により根巻きをすると共に、鋼管柱の内部にコンクリ−
トを充填してなる柱脚部において、 複数本の鋼棒を、鋼管柱の幅方向に貫通してナットによ
り締着し、 且つ、鋼棒の端部を鋼管柱から突出するようにしたこと
を特徴とする、鋼管柱の柱脚部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197699A JP2000027202A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 鋼管柱の柱脚部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10197699A JP2000027202A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 鋼管柱の柱脚部の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000027202A true JP2000027202A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16378896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10197699A Pending JP2000027202A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 鋼管柱の柱脚部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000027202A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-07-13 JP JP10197699A patent/JP2000027202A/ja active Pending
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