JP2000025970A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000025970A
JP2000025970A JP11184186A JP18418699A JP2000025970A JP 2000025970 A JP2000025970 A JP 2000025970A JP 11184186 A JP11184186 A JP 11184186A JP 18418699 A JP18418699 A JP 18418699A JP 2000025970 A JP2000025970 A JP 2000025970A
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sheet
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JP11184186A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiwara
宏 藤原
Kunio Hibi
邦雄 日比
Katsumi Kurihara
克己 栗原
Chikashi Tanabe
史 田鍋
Yoshinori Matsuda
昌憲 松田
Takahiro Shiga
崇浩 信賀
Satoshi Takanashi
聡 高梨
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の種類の用紙を収容する給紙装置におい
て、用紙の搬送経路を含めて小型化を可能にする。 【構成】 搬送方向に対して直列に配置された第1およ
び第2の用紙収容部210,220と、これらの用紙収
容部210,220のそれぞれに設けられ、用紙収容部
210,220から用紙を繰り出す第1および第2の給
紙分離装置310,320と、第1および第2の用紙収
容部210,220から給送された用紙を第1の給紙分
離装置310の下流側で1枚ずつ分離する第1のフィー
ドローラ312およびリバースローラ313と、搬送方
向上流側に位置する第2の用紙収容部220の第2の給
紙分離装置から給送された用紙を前記第1のフィードロ
ーラおよび第1のリバースローラ313位置に搬送する
搬送装置400とを備え、第2の用紙収容部220から
繰り出した用紙は第1の用紙収容部210のピックアッ
プローラ311と底板230bとの間を通って縦搬送路
方向に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置において、搬送方向に
対して直列に、かつほぼ水平方向に複数の用紙収容部を
備えた給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等の画像形成装
置では、サイズや種類の異なる用紙を収容するために、
複数の給紙カセットを装置本体に装着することができる
ように構成されていた。また、複写機等の画像形成装置
では省スペース化のため、給紙トレイを多段に構成した
いわゆるフロントローディングタイプの給紙装置が普及
しているが、従来のフロントローディングタイプの給紙
装置では1段に1種類の用紙を収容するため、A4、B
5サイズ用紙などの小サイズ用紙のトレイもA3、B4
サイズ等の大サイズ用紙のトレイと同じ大きさであっ
た。このため、装置全体が大型化しやすいといった問題
点や、操作性等で装置の高さが制限されるために収容で
きる用紙の量に自ずと制限があった。
【0003】この問題を解決するために、例えば特開平
2−204237号公報に開示されているように、それ
ぞれ用紙収容部を有する複数の給紙段のうち同一段に2
つの用紙収容部を有する給紙段を設け、上記2つの用紙
収容部からそれぞれ用紙を供給するものや、特開平3−
192032号公報に開示されているように、用紙収容
部から用紙を繰り出す給送手段を給送方向に対して前後
に併設するとともに、2種類の用紙を収容可能な給紙カ
セットを設けたものが知られている。
【0004】しかしながら、上記公知技術では給紙段数
を減らすため、あるいは給紙カセットの数を減らすため
に2種の用紙を供給する給紙段や給紙カセットを用いて
いるが、この給紙段あるいは給紙カセットからの用紙搬
送経路は、複数の給紙段や複数のカセットを用いるのと
同様に、2つの用紙収容部からそれぞれ別の経路を経て
画像形成部に供給するように構成されているので、用紙
搬送路を設けるためのスペースが別に必要となり、給紙
装置が全体として大型化するとともに、用紙搬送路を二
重に設けることから、装置が特殊化し、複雑になるとい
う問題があった。
【0005】そこで、1段に小サイズ用紙を2種収容
し、それぞれからの給紙を可能にして、従来無駄になっ
ていたスペースを有効に活用する給紙装置が考えられ
る。この場合、搬送経路も含めて省スペース化、大容量
化を可能とし、従来のフロントローディングタイプの給
紙装置にも対応するために、1段に用紙繰り出し方向に
対して直列に2つの用紙収容部を配設し、さらに各収容
部に給紙分離手段を設け、後方の収容部から給紙された
用紙を前方の収容部に配設された給紙分離手段に送り込
み、各収容部から給紙された用紙を同じ経路から送り出
すように構成できる。
【0006】一方、複写機等の画像形成装置では省スペ
ース化が進み、フロントローディングタイプの給紙装置
が普及している。しかし、一般にフロントローディング
タイプの給紙装置は1つの給紙段に1種の用紙を収容す
るため、例えばA4、B5サイズなどの小サイズ用紙の
トレイもA3、B4サイズの大サイズ用紙のトレイと同
じ大きさを有しておりスペースを有効に使っていなかっ
た。そのため、このような従来の給紙装置では、無駄に
なっていたトレイのスペースを有効に活用することによ
って大容量化を図るようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の給紙
装置では、前方の収容部に配設された給紙分離手段には
2つの収容部からそれぞれ用紙が送り込まれるために、
この給紙装置に特有の問題が生じる。すなわち、2つの
用紙収容部から搬送された用紙が給紙分離手段において
重なったり、紙詰まりを起こしやすいという問題であ
る。
【0008】また、後者の給紙装置では、給紙段の段数
を減らすため、あるいは給紙カセットの数を減らすため
に、2種類の用紙を供給する給紙段および給紙カセット
を用いているが、それぞれの用紙収容部から用紙を搬送
する搬送路のために給紙装置が全体として大型化したり
複雑になるという問題があった。
【0009】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その目的はこの種の給紙装置において、各収
容部からの用紙を一枚ずつ確実に送り出し、紙詰まりや
誤給紙を防止して信頼性の向上を図ることにある。ま
た、小型で構造が簡単な複数の種類の用紙を収容可能な
給紙装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、同一の給紙段に用紙搬送方向に対して直
列に設けられた第1及び第2の用紙収容部と、各給紙段
から繰り出された用紙が送り込まれる共通縦搬送路とを
有する給紙装置において、前記第1及び第2の用紙収容
部のそれぞれに設けられ、当該用紙収容部から用紙を繰
り出す給送手段と、用紙搬送方向上流側に位置する前記
第2の用紙収容部から繰り出された用紙を用紙搬送方向
下流側に位置する前記第1の用紙収容部の底板と前記給
送手段の間を経て前記共通縦搬送路に送り込む搬送手段
とを備えた構成にした。
【0011】この場合、搬送されてきた用紙を前記第1
の用紙収容部の前記給送手段の下流側で1枚ずつ分離す
る分離手段を設け、前記搬送手段は前記第2の用紙収容
部からの用紙を前記分離手段を経て前記共通縦搬送路に
送り込むように構成するとよい。
【0012】また、搬送されてきた用紙を前記第1の用
紙収容部の前記給送手段の下流側で1枚ずつ分離する分
離手段を設け、前記第1及び第2の用紙収容部から繰り
出された用紙が前記分離手段から前記共通縦搬送路に至
る間に同一の搬送経路を通過するように構成することも
できる。
【0013】さらに、搬送されてきた用紙を前記第1の
用紙収容部の前記給送手段の下流側で1枚ずつ分離する
分離手段と、前記第1及び第2の用紙収容部から繰り出
された用紙を同一位置から前記共通縦搬送路に送り込む
搬送経路とを設け、共通縦搬送路の同一位置から用紙が
共通縦搬送路に導入されるように構成することもでき
る。
【0014】なお、これらの場合、前記第1及び第2の
用紙収容部の底板を前記給送手段側に押し上げ、用紙を
繰り出すための圧力を前記給送手段に付与するようにす
るとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形
態に係る給紙装置を複写機に適用した場合を示す概略構
成図である。図1において1は画像形成部を有する複写
機本体であり、2は用紙を収容したトレイが複数縦方向
に多段に配設されたいわゆるフロントローディングタイ
プの給紙装置部である。各給紙段の右端には給紙分離装
置を有し、各トレイから繰り出された用紙を複写機本体
1の画像形成部に導くための搬送路10が縦方向に配設
されている(以下、縦搬送路と称する)。用紙を収容し
た各トレイは用紙繰り出し方向とほぼ90度の角度で手
前方向に引き出して用紙の補給等を行うことができる。
【0016】給紙装置部2の1段目にはA3、B4サイ
ズ等の大きなサイズの用紙を250枚ないし500枚収
容することができるトレイ(第1の給紙段)20をセッ
トし、2段目は本発明によるA4、B5サイズ等の小さ
なサイズの用紙を2種収容し、それぞれから給紙するこ
とができる給紙装置(第2の給紙段)100である。こ
の給紙装置100の詳細な構成について以下説明する。
【0017】図2は給紙装置100の断面図であり、同
図において給紙装置100は用紙繰り出し方向に対して
前後に直列に2つの用紙収容部を有するトレイ200
と、トレイ200の2つの用紙収容部からそれぞれ用紙
を1枚ずつ繰り出す給紙分離手段300と、トレイ20
0の後ろ側の用紙収容部から繰り出された用紙を縦搬送
路10に送り出す搬送装置400によって構成される。
【0018】トレイ200は2つの用紙収容部210,
220からなり、これらの用紙収容部210,220の
うち縦搬送路10に近い右側の用紙収容部210を第1
収容部、縦搬送路から遠い左側の用紙収容部220を第
2収容部と呼ぶことにする。第1収容部210と第2収
容部220に収容された用紙束は最上位の用紙から給紙
分離手段300によってそれぞれ縦搬送路10に向かっ
て両収容部210,220共に右方向に繰り出される。
したがって、トレイ200は第1収容部210と第2収
容部220がトレイを引き出す側にいる操作者に対して
は左右並列の配置となるが、用紙の繰り出し方向に対し
ては第1収容部210の後ろに第2収容部220が直列
に配置されるいわゆるタンデム型の給紙トレイである。
【0019】第1収容部210には、例えばA4、B5
サイズ等の小サイズの用紙を繰り出し方向について短手
方向に250枚ないし500枚収容することができる。
第2収容部220には小サイズの用紙を繰り出し方向に
ついて短手方向に250枚ないし500枚収容できる
が、収容する用紙は第1収容部210に収容する用紙と
異なるサイズの用紙あるいは異なる種類の用紙としても
良いし、第1収容部210に収容する用紙と同じ用紙と
しても良い。このように第1収容部210と第2収容部
220は共に小サイズの用紙を繰り出し方向(左右方
向)に対して短手方向に収容するために、第1収容部2
10と第2収容部220を合わせたトレイ200の大き
さは幅方向の寸法の大サイズの用紙を収容するトレイ2
0の大きさとほぼ同じ大きさである。
【0020】第1収容部210と第2収容部220には
それぞれ収容した用紙を給紙分離手段300に向かって
押圧するために回転可能に支持された第1及び第2の底
板230a,230bと、これらの底板230a,23
0bを押し上げる第1及び第2の底板上昇レバー240
a,240bを有している。第1収容部210と第2収
容部220とは高さ方向について段差をつけてあり、第
2収容部220の用紙を積載する底板230bの高さは
第1収容部210の底板230aよりも高い位置になっ
ている。したがって、収容可能最大量の用紙を積載した
ときの用紙束の最上位面の高さは第2収容部220では
第1収容部210の高さよりも高い位置になる。
【0021】ここで、第2収容部220の底板230b
の位置を第1収容部210の底板230aと同じ高さと
して、第2収容部220の用紙収容可能量を第1収容部
210の用紙収容可能量よりも多くすることによって、
収容可能最大量の用紙を積載したときの用紙束の最上位
面の高さを第2収容部220の方が第1収容部210の
方よりも高くなるようにしても良い。
【0022】いずれの場合もトレイ200の前面は一様
の高さに揃えられた側板または外装板によって構成さ
れ、装置の外からは第1収容部210と第2収容部22
0の段差は意識されず、一段目の大サイズ用紙のトレイ
と同様に普通の一段の給紙トレイとして扱われる。従っ
て、第1収容部210の上方には第1収容部210と第
2収容部220の段差の分だけスペースが空いているこ
とになる。また、トレイ200の後の側面は第1収容部
210と第2収容部220の段差に従って、第1収容部
210の部分は高さ方向で上部を第2収容部220の部
分よりも低く切り欠いてある。
【0023】給紙分離手段300はトレイ200の第1
収容部210と第2収容部220に収容された用紙束そ
れぞれに対して専用の給紙分離装置310,320から
なる。給紙分離装置310,320はそれぞれ用紙束の
最上位から用紙を繰り出すための回動可能に支持された
ピックアップローラ311,321と1枚の用紙のみを
分離給紙するフィードローラ312,322とリバース
ローラ313,323のローラ対の3つのローラからな
るFRR方式の給紙装置である。フィードローラ31
2,322はクラッチを介して正転駆動が与えられ、リ
バースローラ313,323はトルクリミッタを介して
逆転駆動が与えられる。第1収容部210用の給紙分離
装置310と第2収容部220用の給紙分離装置320
はそれぞれ同じ構成であり、各ローラの相対的な位置関
係も同じである。
【0024】また、給紙分離装置320は給紙分離装置
310よりも分離性能を下げることもできる。この場合
は図2(b)のように、給紙分離装置320としてFR
R給紙方式ではなく、フリクションパッド方式等の他の
簡易的な方式を採用しても良い。
【0025】給紙分離装置310,320はそれぞれ第
1用紙収容部210、第2収容部220の右側部に配設
され、それぞれ用紙を右方向に送り出す。2つの給紙分
離装置310,320の位置関係は用紙の送り出し方向
について前後に直列に配置されているが、後方に位置す
る給紙分離装置320は前方の給紙分離装置310より
も高い位置に配設されていて、第2収容部220から用
紙が送り出される位置は第1収容部210から用紙が送
り出される位置よりも高い位置となる。
【0026】この給紙分離装置310,320の位置と
前述のトレイ200における第1収容部210と第2収
容部220の位置関係によって、第1収容部210に収
容される用紙束と給紙分離装置310の位置関係と第2
収容部220に収容される用紙束と給紙分離装置320
の位置関係は同じになっている。
【0027】さらに、給紙分離装置310は図3に示す
ように圧解除レバー314と用紙戻しレバー315と、
圧解除レバー314および用紙戻しレバー315を駆動
するためのソレノイド316とを有する。圧解除レバー
314はリバースローラ313の軸を押し下げる向きに
回転可能に支持され、通常はバネによりリバースローラ
軸に接しない方向に付勢されている。用紙戻しレバー3
15はフィードローラ312およびリバースローラ31
3の軸と平行な回転軸と、この回転中心から両ローラ対
のニップ部までの距離よりもやや長いレバー部とを有
し、通常はバネによりレバー部がフィード・リバースロ
ーラ対312,313のニップ部から離れ、用紙搬送面
から隠れる方向に付勢されている。ソレノイド316は
ON時に圧解除レバー314および用紙戻しレバー31
5をそれぞれれバネに抗して回転変位させるレバー部3
17を有している。
【0028】搬送装置400は図2からも分かるように
給紙分離装置320と給紙分離装置310との間に配設
され、給紙分離装置320側の搬送ローラ対420と給
紙分離装置321側の搬送ローラ対410と搬送ガイド
430とからなり、トレイ200、給紙分離手段300
とは独立したユニットとして構成されている。また、搬
送装置400には用紙の通過および搬送装置内に用紙が
あるかないかを検知するためのセンサ440が配設され
ている。
【0029】搬送ローラ対420は給紙分離手段320
のフィードローラ322、リバースローラ323とほぼ
同じ高さに近接して位置し、搬送ガイド430は搬送ロ
ーラ対420から搬送ローラ対410まではほぼ水平に
配設されている。搬送ローラ対410は給紙分離装置3
10のピックアップローラ311の後方(搬送方向上流
側)に配設され、給紙分離装置310による第1収容部
の用紙束の給紙動作を妨げない位置にある。
【0030】搬送ローラ対410は例えばスポンジのよ
うに低摩擦係数の部材で構成し、比較的弱い圧で接して
いる。更に、搬送ローラ対410を接離するために、圧
解除レバーとソレノイド等の構成を付け加えても良い。
【0031】搬送ガイド430の上側ガイド432に
は、一部マイラー等の弾性部材で構成した部分433を
有し、この部分で搬送装置400内の用紙に生じた弛み
を吸収することができる(図7)。
【0032】搬送ローラ対410,420は給紙装置3
10,320と同じ駆動源によってクラッチを介して駆
動されるが、他の構成として、搬送ローラ対410,4
20を正逆駆動可能な別のモーターによって駆動しても
良い。
【0033】前述のように、トレイ200において第2
収容部220と第1収容部210は高さ方向に段差がつ
けられてあり、給紙分離装置320は給紙分離装置31
0よりも高い位置に配設されているので、搬送ローラ対
410,420および搬送ガイド430は第1収容部2
10に収容された用紙束の上に位置することになる。搬
送ガイド430は搬送ローラ対410から先は搬送ロー
ラ対410によって送り出された用紙を給紙分離装置3
10のフィードローラ312およびリバースローラ31
3に導くように構成されている。従って、搬送装置40
0は前述したトレイ200の第1収容部210の上方に
形成された第1収容部210と第2収容部220の段差
分のスペースにほぼ納まり、トレイ200の内部に位置
することになる。
【0034】また、図4のトレイの斜視図に示すよう
に、搬送装置400はトレイ200とは別のユニットと
して構成していると共に、トレイ200とは別に用紙搬
送方向とほぼ90度の方向に引き出すことが可能である
ように独立して給紙装置本体2に支持されている。
【0035】以上のようにトレイ200、給紙分離装置
310,320および搬送装置400を構成することに
より、給紙装置100は2種の小サイズ用紙をそれぞれ
250枚ないし500枚ずつ収容してそれぞれの用紙を
給紙することが可能であるにもかかわらず、幅方向およ
び奥行き方向については大サイズの用紙を収容する一段
目のトレイ20とほぼ同じ大きさで、高さ方向について
は通常の250枚ないし500枚収容のトレイに比べて
わずかに高くなるだけですむ。さらに、搬送装置400
はトレイ200の内部に収容された構成となっているた
め、2種の用紙を給紙することができる給紙装置を搬送
装置を含めて非常にコンパクトに構成することが可能と
なっている。
【0036】次の本実施例の動作を、第1収容部210
にB5サイズの用紙、第2収容部220にA4サイズの
用紙を用紙を収容した場合について説明する。
【0037】用紙を補給する際は図4(a)のようにト
レイ200を手前方向引き出して第1収容部210と第
2収容部220にそれぞれ別のサイズの用紙を補給す
る。このとき、搬送装置400はトレイ200とは別に
給紙装置本体2に支持されていて、トレイ200の後ろ
の側面の搬送装置400の位置する部分は切り欠かれて
いるので、搬送装置400を給紙装置本体2に残したま
まとすることができる。従って、トレイ200を引き出
したときには第1収容部210の上方も解放されていて
用紙補給の邪魔になることはない。
【0038】トレイ200を給紙装置本体2にセットす
ると、第1及び第2の底板上昇レバー240a,240
bがそれぞれ第1及び第2の底板230a,230bを
押し上げ、第1収容部210および第2収容部220に
収容された用紙をそれぞれピックアップローラ311お
よび321に圧接させる(図2)。
【0039】複写機本体1によってB5サイズの用紙が
選択されたときは、ピックアップローラ311が第1収
容部210に収容された用紙束の上面から用紙を繰り出
してフィードローラ312とリバースローラ313のロ
ーラ対に送り込む。リバースローラ313はトルクリミ
ッタを介して逆回転駆動されているため、1枚の用紙の
みの場合はフィードローラ312に連れ回りして用紙を
送り出す方向に回転するが、2枚以上の用紙がニップさ
れた場合はリバースローラ313は用紙を戻す方向に回
転し、余分な用紙は下方の用紙から順にリバースローラ
313によって第1収容部210に戻されて1枚の用紙
のみがフィードローラ312によって送り出される。送
り出された用紙は縦搬送路10によって複写機本体1に
送り込まれる。
【0040】上述のようにフィードローラ312および
リバースローラ313のローラ対により、第1収容部2
10に収容された用紙束から用紙を1枚ずつ繰り出す
が、2枚目以降の用紙もニップ部の近傍まで送り出され
ていることが有り得る。このため、一連の給紙動作が終
了した後に、前記ソレノイド316がONされ、まず、
図5に示すように圧解除レバー314が回動してリバー
スローラ313の軸を押し下げてフィードローラ312
とリバースローラ313の圧を解除すると共に、引き続
いて用紙戻しレバー315が回動してレバー部がニップ
部を用紙繰り出し方向と逆向きに通過することによっ
て、ニップ部近傍に残った用紙を第1収容部210に確
実に叩き戻す(図5(a))。連続して所定枚数の給紙
を行う場合などは、1枚給紙する毎ではなく所定枚数の
給紙がすべて終了した後に上述の用紙戻し動作を行い、
最後にニップ部近傍に残った用紙を戻すことによって安
定した給紙を行うことができる。
【0041】一方、A4サイズの用紙が選択された場合
は同様に第2収容部220に収容された用紙束から給紙
分離装置320によって1枚の用紙のみが送り出され
る。給紙分離装置320から送り出された用紙は搬送ロ
ーラ対420によって、搬送ガイド430に沿って第1
収容部210の上を搬送される。さらに、搬送ローラ対
410によってフィードローラ312、リバースローラ
313のローラ対に導かれ、このローラ対を経て縦搬送
路10に送り出される。
【0042】このとき給紙分離装置320および搬送装
置400と給紙分離装置310の駆動するタイミングに
はずれがあり、搬送装置400に設けられたセンサ44
0によって、用紙先端が通過したことを検知してから所
定のタイミングで給紙分離装置310に駆動を伝えるク
ラッチはONされ、フィードローラ312は駆動され
る。また、ピックアップローラ311は搬送ガイド43
0の上方に退避していて、搬送装置400によって送ら
れてくる用紙の搬送を妨げることはない。フィードロー
ラ312およびリバースローラ313のローラ対から先
は第1収容部210から送り出される用紙と同じ搬送経
路によって複写機本体1に送られる。従って、第1収容
部210と第2収容部220から繰り出された用紙は、
いずれもフィードローラ312およびリバースローラ3
13のローラ対を通過して縦搬送路10に送り出される
ことになり、給紙装置100から縦搬送路10への搬送
口は1つでよいことになる。このため、給紙装置100
から縦搬送路10への送り出し部の構成は従来のフロン
トローディングタイプの給紙装置と同様でよく、複雑な
機構にする必要がないため搬送性能やコスト面で非常に
有利となる。また、第1収容部210から用紙を繰り出
した後に第2収容部220から給紙するときには、給紙
分離装置310では前述のように第1収容部210から
の給紙終了後にフィードローラ312近傍に残った用紙
を第1収容部210に完全に戻しているので、誤って第
1収容部210の用紙を送りだしてしまうことはない。
【0043】もし、仮に何らかの原因でフィードローラ
312が第1収容部210の用紙を繰り出してしまった
としても、前述のようにフィードローラ312の駆動の
タイミングは給紙分離装置320および搬送装置400
の駆動よりも遅れているため、図6に示すように、第2
収容部220から給紙分離装置320によって繰り出さ
れた用紙はフィードローラ312が駆動された直後にフ
ィードローラ312とリバースローラ313のローラ対
に入り込み、ローラ対には直ちに2枚の用紙がニップさ
れてリバースローラは逆転する。このため、フィードロ
ーラ側の第2収容部220から送られてきた用紙は繰り
出されるが、いったんフィードローラ312によって繰
り出された第1収容部210の用紙はリバースローラ側
となって、リバースローラ313によって第1収容部に
戻される。従って、誤った用紙を送り出してしまうこと
はない。
【0044】第2収容部220からの給紙時に給紙分離
装置320によって分離されずに複数の用紙が搬送装置
400に送られた場合には、図7に示すようにこれらの
用紙はそのまま給紙分離装置310に送り込まれること
になる。そして、給紙分離装置310でこれらの用紙が
分離されたときには余分な用紙はリバースローラ313
によって逆方向に戻される。このとき、前述のように搬
送ローラ対410は摩擦係数の低いローラが比較的弱い
圧で接しているため、用紙はスリップして搬送装置40
0内に戻される。
【0045】搬送ローラ対410に接離機構がつけ加え
られている場合は給紙分離装置313の下流側に設けら
れたセンサによって用紙が給紙分離装置310にニップ
されたことが検出された後に搬送ローラ対410の圧は
解除されるため、リバースローラ313によって逆方向
に戻された用紙は容易に搬送装置400内に戻される。
【0046】用紙サイズが搬送ローラ対410,420
間の搬送距離よりも長い場合には搬送装置400内に戻
された用紙には撓みが生じるが、図7(c)に示すよう
に、搬送ガイド432に設けられた弾性ガイド部433
で用紙の撓みを吸収して用紙を傷めることはない。
【0047】搬送装置400に用紙が戻されたときは、
センサ440によって用紙が検知されて搬送装置内に用
紙が残っていることを認識する。第2収容部220から
連続給紙する場合には、搬送装置400内に用紙が残っ
ているときはこの用紙を優先的に給紙分離装置310に
送り込み、給紙分離装置320に駆動を伝えるクラッチ
はOFFのままで第2収容部220から搬送装置400
へは用紙を繰り出さない。従って、搬送装置400内に
用紙が多数枚溜まってしまうことはない。1枚の給紙あ
るいは所定枚数の連続給紙等の一連の給紙が終了した後
にも搬送装置400内に用紙が残っているときは強制的
に残っている用紙を給紙装置100の外に搬出して、次
に第1収容部210から給紙する際の妨げにならないよ
うにする。
【0048】他の実施例として、搬送ローラ対410,
420を正逆回転駆動可能としたときには、第2収容部
220からの給紙終了後に搬送装置400内に用紙が残
っている場合には、搬送ローラ対410,420を逆転
駆動して搬送装置400内に残っている用紙を第2収容
部220に戻す。この場合は、余分な用紙を給紙装置の
外に搬出することはない。
【0049】なお、給紙分離装置320が給紙分離装置
310と同等の分離性能を有する場合は上述のように第
2収容部220から搬送装置400に複数の用紙が送り
込まれ、これらの用紙が給紙分離装置310によって分
離されて搬送装置400内に用紙が残ることは極めてま
れにしかおこらない。したがって、本実施例のような構
成動作とした場合、給紙分離装置320の分離性能を給
紙分離装置310よりも下げることができる。更に、給
紙分離装置320としてFRR給紙方式ではなく、フリ
クションパッド方式等の他の簡易的な方式を採用するこ
とができ、装置の簡略化、低コスト化を図ることができ
る。
【0050】また、給紙分離装置320が十分な分離性
能を有している場合は、図8のように、第2収容部22
0から給紙するときにはリバースローラ313の圧を解
除して給紙分離装置310の分離作用を働かせないよう
にしても良い。この場合は搬送装置400の内部に用紙
が残ることはないため、この残紙処理のための機構・操
作を省略することができる。
【0051】一方、紙詰まり等が生じて搬送装置400
に用紙が残ってしまった場合には、図4(b)のよう
に、トレイ200と共に搬送装置400を給紙装置本体
2から引き出すことによって、搬送装置400に残った
用紙も容易に処理することが可能である。
【0052】なお、本実施例は第1収容部と第2収容部
を一体とした給紙トレイを用いているが、これとは別に
1500枚など大量の用紙を収容する大容量トレイを第
1収容部および第2収容部として構成して良い。この場
合、第1収容部と第2収容部は独立に構成し、それぞれ
別に給紙装置から引き出すことが可能とした方がよい。
【0053】図9は本発明の第2の実施形態に係る給紙
装置の側面図である。この第2の実施形態は、第1の実
施形態と搬送装置400および第1の給紙分離装置31
0の構成が異なるだけで、他の構成は基本的に同一なの
で第1の実施例と同等の各部には同一の参照符号を付
し、重複する説明は適宜省略する。
【0054】搬送装置400は第2の給紙分離装置32
0と第1の給紙分離装置310との間に配設され、第2
の給紙分離装置320側の第2の搬送ローラ対420
と、第1の給紙分離装置310側の第1の搬送ローラ対
410と、搬送ガイド430とから成り、トレイ20
0、分離給紙手段300とは独立したユニットとして構
成されている。第2の搬送ローラ対420は第2の給紙
分離装置320のフィードローラ322、リバースロー
ラ323とほぼ同じ高さに近接して位置し、搬送ガイド
430は第2の搬送ローラ対420から第1の搬送ロー
ラ対410までほぼ水平に配設されている。第1の搬送
ローラ対410は第1の給紙分離装置310のピックア
ップローラ311の後方(搬送方向上流側)に配設さ
れ、第1の給紙分離装置310による第1収容部210
の用紙束の給紙動作を妨げない位置にある。トレイ20
0において第1収容部210と第2収容部220は高さ
方向に段差が付けられており、第2の給紙分離装置32
0は第1の給紙分離装置310よりも高い位置に配設さ
れているので、第1および第2の搬送ローラ対410、
420および搬送ガイド430は第1収容部210に収
容された用紙束の上に位置することになる。
【0055】搬送ガイド430は第1の搬送ローラ対4
10から先は、搬送ローラ対410によって送り出され
た用紙を第1の給紙分離装置310のフィードローラ3
12およびリバースローラ313に導くように構成され
ている。したがって、搬送装置400は前述した第1収
容部210の上方に形成された第1収容部210と第2
収容部220との段差分のスペースにほぼ納まり、トレ
イ200の内部に位置することになる。また、搬送装置
400はトレイ200とは別に用紙搬送方向とほぼ90
度の方向に引き出すことが可能であるように独立して給
紙装置2に支持されている。
【0056】以上のように、第1及び第2の給紙分離装
置310,320、搬送装置400を構成することによ
り、給紙装置2の第2の給紙段100は2種の小サイズ
用紙をそれぞれ500枚ずつ収容してそれぞれの用紙を
給紙することが可能であるにもかかわらず、幅方向およ
び奥行き方向については大サイズの用紙を収容する1段
目の給紙段20とほぼ同じ大きさで、また、高さ方向に
ついては通常の500枚収容のトレイに比べてわずかに
高くなるだけで済む。さらに、搬送装置400はトレイ
200の内部に収容された構成となっているため、2種
の用紙を給紙する第2の給紙段100を搬送装置400
を含め非常にコンパクトに構成することが可能となる。
【0057】次ぎに、第2の実施例の動作を、第1収容
部210にA4サイズの用紙、第2収容部220にB5
サイズの用紙を収容した場合について説明する。
【0058】トレイ200を給紙装置2にセットする
と、底板上昇レバー240a,240bが底板230
a,230bをそれぞれ押し上げ、第1収容部210お
よび第2収容部220に収容された用紙をそれぞれピッ
クアップローラ311および321に圧接する。複写機
本体1によってA4サイズの用紙が選択されたときは、
ピックアップローラ311が第1収容部210に収容さ
れた用紙束の上面から用紙を繰り出してフィードローラ
312とリバースローラ313のローラ対に送り込み、
このとき2枚以上の用紙が送りこまれると、余分の用紙
はリバースローラ313によって戻されて、1枚の用紙
のみがフィードローラ312によって送り出され、この
用紙は縦搬送路10によって複写機本体1に送り込まれ
る。一方、B5サイズの用紙が選択された場合は、第2
収容部220に収容された用紙束から第2の給紙分離装
置320によって1枚の用紙のみが送り出される。第2
の給紙分離装置320から送り出された用紙は第2の搬
送ローラ対420によって搬送ガイド430に沿って第
1収容部210の上方を搬送され、次いで、第1の搬送
ローラ対410によってフィードローラ312、リバー
スローラ313のローラ対に導かれ、このローラ対を経
て縦搬送路10に送り出される。このときピックアップ
ローラ311は搬送ガイド430の上方に退避してい
て、搬送装置400によって送られてくる用紙の搬送を
妨げることはない。第1のフィードローラ312、第1
のリバースローラ313のローラ対から先は第1収容部
210から送り出される用紙と同じ搬送経路によって複
写機本体1に送られる。したがって、第1収容部210
と第2収容部220から繰り出された用紙は、いずれも
第1のフィードローラ312、第1のリバースローラ3
13のローラ対を通過して縦搬送経路10に送り出され
ることになり、第2の給紙段100から縦搬送路10へ
の搬出口は当然1つでよい。
【0059】第1のフィードローラ312、第1のリバ
ースローラ313のローラ対では、あるときは第1収容
部210に収容された用紙束から用紙を1枚ずつ繰り出
すが、このときは2枚目以降の用紙もニップ部の近傍ま
で送り出すことがあり得る。この状態で次に第2収容部
220から用紙を給紙すると第1のフィードローラ31
2、第1のリバースローラ313のローラ対ではニップ
部の近傍まできている第1収容部210の用紙を送り出
してしまったり、第2収容部220から搬送装置400
によって送られてきた用紙とニップ部に残った用紙が接
触して紙詰まり等を引き起こす原因となる。このため、
従来のFRP方式の給紙装置で行なわれているように用
紙の繰り出し後にフィードローラ312を一定時間逆転
させてニップ部に残った用紙を第1収容部210に送り
戻すようになっている。
【0060】紙詰まり等が生じて搬送装置400に用紙
が残ってしまった場合には、図5に示すようにトレイ2
00と共に搬送装置400を給紙装置2から引き出すこ
とによって、搬送装置400に残った用紙を容易に処理
することが可能である。
【0061】図10は本発明の給紙装置の第3の実施例
を示す側面図で、この図10に示す第3の実施例では、
トレイ200の第2収容部220に配置された第2の給
紙分離装置320のかわりに、簡易的な用紙繰り出し装
置330として、フィードローラ331と捌き板332
によって構成している。その他の各部は前述の第2の実
施例と同様である。このような構成の場合、第2収容部
220から用紙を給送するとき、フィードローラ331
によって繰り出された用紙は捌き板332によってある
程度捌かれるが、完全に捌かれず複数枚の用紙が搬送装
置400に送り込まれることがある。しかしこのような
場合も用紙は搬送装置400を経て第1の給紙分離装置
310に送り込まれ、フィードローラ312とリバース
ローラ313とのローラ対によって完全に1枚に分離さ
れて縦搬送路100に送り出される。また、搬送装置4
00に用紙が残っている場合は、図示しない検知センサ
(図2におけるセンサ440に相当する。)によって検
知され、次に第2収容部220から用紙が給紙されると
きに搬送装置400内の用紙から送り出されるようにな
っている。
【0062】図11は本発明の給紙装置の第4の実施例
を示す複写機の全体図で、上述した第1収容部210と
第2収容部220を一体としたトレイ200を用いる代
わりに、図11に示すように2000枚程度の大容量ト
レイ(LCT)500、600をそれぞれ第1収容部、
第2収容部としている。この場合、第1収容部となる大
容量トレイ500と第2収容部となる大容量トレイ60
0は独立に構成し、それぞれを別に引き出すことが可能
となっている。さらに、大容量トレイ600の用紙収容
量を大容量トレイ500の収容量よりも多くし、つま
り、大容量トレイ600の給紙位置を大容量トレイ50
0の給紙位置よりも高くし、これにより、大容量トレイ
500の給紙分離装置310、大容量トレイ600の給
紙分離装置320、搬送装置400を前述の実施例と同
様の構成としている。このように構成することによっ
て、従来のフロントローディングタイプの給紙装置に、
複雑な搬送路の構成とすることなく2つの大容量トレイ
を容易に内蔵することができる。
【0063】なお、上述したいずれの実施例では、分離
給紙手段としてFRP方式の給紙分離装置を用いている
が、第1収容部210および第2収容部220からの給
紙手段として他の方式を用いてもよく、また、搬送装置
400として第1および第2の搬送ローラ対410、4
20と搬送ガイド430を用いているが、搬送ベルト等
の他の搬送手段を用いてもよいことは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、前述のように構成
された本発明によれば、以下のような効果を奏する。
【0065】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
第2の用紙収容部から繰り出された用紙を第1の用紙収
容部の底板と給送手段の間を経て共通縦搬送路に送り込
む搬送手段を備えているので、装置の小型化を図ること
ができるとともに、装置自体も簡単な構造になる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、搬送されて
きた用紙を第1の用紙収容部の給送手段の下流側で1枚
ずつ分離する分離手段を備え、搬送手段は第2の用紙収
容部からの用紙を分離手段を経て共通縦搬送路に送り込
むので、いずれの用紙収容部から給送された用紙も分離
手段を共用することができ、これによって装置の小型化
を図ることができるとともに、装置自体も簡単な構造に
なる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、搬送されて
きた用紙を第1の用紙収容部の給送手段の下流側で1枚
ずつ分離する分離手段を備え、第1及び第2の用紙収容
部から繰り出された用紙は分離手段から共通縦搬送路へ
至る間に同一の搬送経路を通過するので、前記搬送経路
が共通搬送路となり、装置を小型で簡単なものとするこ
とができる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、搬送されて
きた用紙を第1の用紙収容部の給送手段の下流側で1枚
ずつ分離する分離手段を備え、第1及び第2の用紙収容
部から繰り出された用紙を同一位置から共通縦搬送路に
導入する搬送経路を備えているので、共通搬送路に対し
て必要最低限の搬送経路を接続すればよく、これによっ
て装置を小型で簡単なものとすることができる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、第1及び第
2の用紙収容部の底板を給送手段側に押し上げる手段を
備えているので、用紙を繰り出すための圧力を給送手段
に付与することができ、確実に用紙の繰り出しと搬送を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態として複写機の概略構
成を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る給紙装置の断面図であ
る。
【図3】第1の実施形態に係る用紙戻し手段の構成を示
す斜視図である。
【図4】第1の実施形態に係るトレイおよび搬送装置を
引き出した状態を示す説明図である。
【図5】第1の実施形態に係る用紙戻し手段の用紙戻し
動作を示す説明図である。
【図6】第2収容部から給紙するときの動作を示す説明
図である。
【図7】第2収容部から給紙するときの動作を示す説明
図である。
【図8】他の実施形態に係る第2収容部から給紙すると
きの動作を示す説明図である。
【図9】本発明の給紙装置の第2の実施形態を示す側面
図である。
【図10】本発明の給紙装置の第3の実施形態を示す側
面図である。
【図11】本発明の給紙装置の第4の実施形態を示す複
写機の全体図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 2 給紙装置部 10 縦搬送路 20 第1の給紙段 100 給紙装置(第2の給紙段) 200 トレイ 210 第1収容部(第1の用紙収容部) 220 第2収容部(第2の用紙収容部) 300 給紙分離手段 310 第1給紙分離装置(第1の給紙分離装置) 311 ピックアップローラ(第1ピックアップロー
ラ) 312 フィードローラ(第1のフィードローラ) 313 リバースローラ(第1のリバースローラ) 314 圧解除レバー 315 用紙戻しレバー 316 ソレノイド 317 レバー部 320 第2給紙分離装置 321 ピックアップローラ 322 フィードローラ 323 リバースローラ 330 用紙繰り出し装置 332 用紙捌き板 400 搬送装置 410 搬送ローラ(第1搬送ローラ対) 420 搬送ローラ(第2の搬送ローラ対) 430 搬送ガイド 433 弾性ガイド部 500,600 大容量トレイ
フロントページの続き (72)発明者 栗原 克己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田鍋 史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 松田 昌憲 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 信賀 崇浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高梨 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の給紙段に用紙搬送方向に対して直
    列に設けられた第1及び第2の用紙収容部と、各給紙段
    から繰り出された用紙が送り込まれる共通縦搬送路とを
    有する給紙装置において、 前記第1及び第2の用紙収容部のそれぞれに設けられ、
    当該用紙収容部から用紙を繰り出す給送手段と、 用紙搬送方向上流側に位置する前記第2の用紙収容部か
    ら繰り出された用紙を用紙搬送方向下流側に位置する前
    記第1の用紙収容部の底板と前記給送手段の間を経て前
    記共通縦搬送路に送り込む搬送手段と、を備えているこ
    とを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 搬送されてきた用紙を前記第1の用紙収
    容部の前記給送手段の下流側で1枚ずつ分離する分離手
    段を備え、前記搬送手段は前記第2の用紙収容部からの
    用紙を前記分離手段を経て前記共通縦搬送路に送り込む
    ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 搬送されてきた用紙を前記第1の用紙収
    容部の前記給送手段の下流側で1枚ずつ分離する分離手
    段を備え、前記第1及び第2の用紙収容部から繰り出さ
    れた用紙は前記分離手段から前記共通縦搬送路に至る間
    に同一の搬送経路を通過することを特徴とする請求項1
    記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 搬送されてきた用紙を前記第1の用紙収
    容部の前記給送手段の下流側で1枚ずつ分離する分離手
    段と、前記第1及び第2の用紙収容部から繰り出された
    用紙を同一位置から前記共通縦搬送路に送り込む搬送経
    路と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の給
    紙装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の用紙収容部の底板を
    前記給送手段側に押し上げる手段をさらに備えているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の給紙装置。
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