JP2000024830A - キー溝加工装置 - Google Patents

キー溝加工装置

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JP2000024830A
JP2000024830A JP10200583A JP20058398A JP2000024830A JP 2000024830 A JP2000024830 A JP 2000024830A JP 10200583 A JP10200583 A JP 10200583A JP 20058398 A JP20058398 A JP 20058398A JP 2000024830 A JP2000024830 A JP 2000024830A
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JP
Japan
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work
inner hole
tool
machining
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP10200583A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nakano
靖 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JP2000024830A publication Critical patent/JP2000024830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のキー溝を1回の動作で同時に能率よく加
工することができるキー溝加工装置を提供する。 【解決手段】内孔aを有するワークWの内周面にその軸
方向に沿うキー溝a1 を加工する加工装置において、円
柱状のシャフト22の周面に複数のブローチ刃具23を
その軸方向に沿って取り付けてなる加工用工具21を用
い、この加工用工具21をワークWの内孔a内に押し込
んで前記ブローチ刃具23でワークWの内孔aの周面に
複数のキー溝を同時に加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークの内孔の
周面にその軸方向に沿って延びるキー溝を切削加工する
キー溝加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のキー溝を加工する従来の加工装
置の構成を図8および図9に示してある。この加工装置
はワーク保持台1を備え、このワーク保持台1に孔2が
形成され、この孔2内にアーム3が設けられ、このアー
ム3の上端部にブローチ刃具4が取り付けられている。
【0003】ワーク保持台1の上には、内孔aを有する
金属製のワークWが載置され、チャック機構等(図示せ
ず)により固定されている。ブローチ刃具4はワーク保
持台1の孔2から突出してワークWの内孔a内に挿入さ
れ、このブローチ刃具4の刃先が内孔aのキー溝を加工
すべき周面に対向して配置し、この状態のもとでアーム
3を介してブローチ刃具4が内孔aの周面に押し付けら
れるとともに、下方に一定の距離だけ引き下げられ、こ
の引き下げ後にブローチ刃具4が元位置に戻り、このよ
うなストロークの繰り返しによりワークWの内孔aの周
面にその軸方向に沿うキー溝a1 が加工される。
【0004】そしてワークWの内孔aの周面に複数のキ
ー溝a1 を加工する場合には、1つのキー溝a1 を加工
した後に、図3に示すように、ワークWを回転し、キー
溝a1 を加工すべき部位を順次ブローチ刃具4による加
工位置にずらす位置合わせの作業を行なって複数のキー
溝a1 を順次加工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の加工
装置においては、ワークWに複数のキー溝a1 を加工す
る場合に、そのキー溝a1 を1つずつ個々に加工しなけ
ればならず、また1つのキー溝a1 を加工する都度、ワ
ークWを回転させて加工すべき部位をブローチ刃具4の
配置位置に合せる面倒な段取り作業が必要であり、この
ため所要の数のキー溝a1 の加工完了にまでには長い作
業時間を要し、能率が低下する。
【0006】また、従来の加工装置においては、ブロー
チ刃具4をモータによる駆動力で引き下げてキー溝a1
を加工しており、このためその駆動力がそれほど大きく
なく、1回の引き下げで加工できるキー溝a1 の深さは
充分でなく、したがってブローチ刃具4の引き下げを複
数回繰り返して所要の深さのキー溝a1 を加工してお
り、このためより一層加工に要する時間がかかり、能率
が低下する。
【0007】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、所要の深さの複数
のキー溝を1回の動作で同時に能率よく加工することが
できるキー溝加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、内孔を有するワークの内周面にそ
の軸方向に沿うキー溝を加工する加工装置において、円
柱状のシャフトの周面に複数のブローチ刃具をその軸方
向に沿って取り付けてなる加工用工具を用い、この加工
用工具をワークの内孔内に押し込んで前記ブローチ刃具
でワークの内孔の周面に複数のキー溝を同時に加工する
ようにしたものである。加工用工具はプレス装置による
駆動でワークの内孔内に押し込み、この加工用工具の1
回の駆動の動作で複数のキー溝を同時に加工する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1ないし図7を参照して説明する。図1にはキー
溝加工装置の全体の構成を示してあり、この加工装置は
水平に配置したワーク保持台11を有し、このワーク保
持台11の中央部には貫通孔12が形成されている。
【0010】ワーク保持台11の上方には駆動手段とし
てプレス装置13が設けられ、このプレス装置13は例
えば油圧により上下に駆動されるプランジャー14を有
し、このプランジャー14が前記貫通孔12の中心軸線
上に配置している。またワーク保持台11の下方には工
具受け15が設けられている。この工具受け11は上面
が開放する有底筒状をなし、内面にはゴム等の緩衝材1
6が貼り付けられている。
【0011】21は加工用工具で、この加工用工具21
は、図5ないし図7に示すように、円柱状のシャフト2
2の周面に複数の例えば3本のブローチ刃具23を取り
付けてなる。さらに詳しく述べると、シャフト22は主
部22aと、この主部22aの上端から一体に延出した
外径が主部22aの外径より小さい逃げ部22bとから
なる。そして主部22aの周面の例えば均等的な3箇所
にその軸方向に沿って延びる切欠部24が形成され、こ
れら切欠部24の内側の壁面にそれぞれブローチ刃具2
3が主部22aのほぼ上半部の領域に配置するように複
数のねじ25を介して脱着可能に取り付けられている。
【0012】各ブローチ刃具23は一列に並ぶ複数の小
片状の切削刃23aを有し、これら切削刃23の先端部
が主部22aの周面から突出し、その突出の長さが主部
22aの下端側から上端側に向って僅かずつ順次段階的
に大きくなっている。
【0013】次に、金属製のワークWの内孔aの周面に
キー溝a1 を加工する手順について説明する。ワークW
の内孔aの内径は加工用工具21におけるシャフト22
の主部22aの外径よりごく僅かに大きい寸法となって
いる。
【0014】加工の際には、まず図1に示すように、ワ
ーク保持台11の上にワークWを載置し、このワークW
の内孔aの中心軸をワーク保持台11の貫通孔12の中
心軸に合わせ、このワークWをチャック機構等(図示せ
ず)によりワーク保持台11の上に固定する。
【0015】そしてワークWの内孔a内に加工用工具2
1におけるシャフト22の主部22aの下端部を挿入す
る。この状態でプレス装置13を駆動してプランジャー
14を下降させ、このプランジャー14で図2に示すよ
うに加工用工具21の上端を押圧して加工用工具21を
下方に押し込む。
【0016】この押し込みによりワークWの内孔aの周
面に各ブローチ刃具23の切削刃23aにより複数のキ
ー溝a1 が同時に切削加工される。そしてブローチ刃具
23がワークWを通過すると、図3に示すように加工用
工具21におけるシャフト22の逃げ部22bが内孔a
内に達してシャフト22と内孔aとの嵌着が外れ、した
がってこののち加工用工具21が図4に示すように自重
でその下方に落下し、工具受け15内に収納される。加
工用工具21の落下の衝撃は工具受け15の内面の緩衝
材16により吸収され、加工用工具21がこの工具受け
15内に安定して保持される。
【0017】このように、加工用工具21には複数のブ
ローチ刃具23が設けられており、したがってこの加工
用工具21をワークWの内孔a内に押し込むことによ
り、内孔aの周面にそのブローチ刃具23に対応する数
のキー溝a1 が同時に加工され、このため従来のように
キー溝a1 の加工の都度、ワークWを回転して位置を合
せるような面倒で手間のかかる段取り作業が不要で能率
よく複数のキー溝a1 を同時に加工することができる。
【0018】また、加工用工具21をワークWの内孔a
内に押し込むための駆動手段としてプレス装置を用いて
おり、このため強力で充分な押し込み力が得られ、した
がって加工用工具21をワークWの内孔a内に押し込む
1回の駆動の動作でキー溝a1 の加工を達成でき、従来
のようにブローチ刃具を複数回往復させる場合に比べ大
幅に加工能率が向上する。
【0019】さらに、加工用工具21におけるブローチ
刃具23はシャフト22に脱着可能に取り付けられてお
り、したがってブローチ刃具23を他のブローチ刃具2
3と交換することにより幅や深さの異なる種々のキー溝
a1 を加工することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ワ
ークの内孔の周面に複数のキー溝を1回の動作で同時に
加工することができ、したがって作業時間が確実に短縮
し、加工能率の大幅な向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るキー溝加工装置の
構成を示す正面図。
【図2】その加工装置におけるキー溝加工の第1段階を
示す正面図。
【図3】その加工装置におけるキー溝加工の第2段階を
示す正面図。
【図4】その加工装置におけるキー溝加工の最終段階を
示す正面図。
【図5】キー溝の加工用工具を示す正面図。
【図6】その加工用工具の側面図。
【図7】その加工用工具の断面図。
【図8】従来のキー溝加工装置の構成を示す断面図。
【図9】その加工装置の平面図。
【図10】その加工装置を用いてワークに複数のキー溝
を加工するときの手順を説明するための説明図。
【符号の説明】
13…プレス装置 14…プランジャー 15…工具受け 21…加工用工具 22…シャフト 23…ブローチ刃具 W…ワーク a…内孔 a1 …キー溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内孔を有するワークの内周面にその軸方向
    に沿うキー溝を加工する加工装置において、 円柱状のシャフトの周面に複数のブローチ刃具をその軸
    方向に沿って取り付けてなる加工用工具を備え、この加
    工用工具をワークの内孔内に押し込んで前記ブローチ刃
    具でワークの内孔の周面に複数のキー溝を同時に加工す
    ることを特徴とするキー溝加工装置。
  2. 【請求項2】加工用工具はプレス装置による駆動でワー
    クの内孔内に押し込み、この加工用工具の1回の駆動の
    動作で複数のキー溝を同時に加工することを特徴とする
    請求項1に記載のキー溝加工装置。
JP10200583A 1998-07-15 1998-07-15 キー溝加工装置 Pending JP2000024830A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103286386A (zh) * 2013-06-03 2013-09-11 江苏科技大学 一种用于加工锥度孔内孔键槽的机床装置
CN113145910A (zh) * 2021-03-03 2021-07-23 常州宝菱重工机械有限公司 工件上的盲键槽加工方法

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JPS62153014U (ja) * 1986-03-20 1987-09-28
JPH0425313A (ja) * 1990-05-17 1992-01-29 Fujio Seisakusho:Kk 薄肉リングの外周セレーション加工方法

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