JP2000024469A - 膜カートリッジの薬液洗浄装置 - Google Patents

膜カートリッジの薬液洗浄装置

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JP2000024469A
JP2000024469A JP10194880A JP19488098A JP2000024469A JP 2000024469 A JP2000024469 A JP 2000024469A JP 10194880 A JP10194880 A JP 10194880A JP 19488098 A JP19488098 A JP 19488098A JP 2000024469 A JP2000024469 A JP 2000024469A
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Masahiro Tanida
昌大 谷田
Yoshio Nito
義夫 二唐
Keiji Kita
啓二 喜多
Yutaka Takarado
豊 寳門
Kazuya Taniguchi
和也 谷口
Masakazu Asai
雅和 浅井
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Kubota Environmental Service Co Ltd
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Kubota Corp
Kubota Environmental Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下が開口した膜ケースの内部に所定間隙を
おいて複数枚配列された上下方向の平板状浸漬型膜カー
トリッジを効率的にかつ効果的に薬液洗浄する。 【解決手段】 洗浄薬液を貯溜する洗浄槽と、洗浄薬液
を流動させる流動手段と、ホイスト3に懸架されて複数
枚の膜カートリッジ22を一体に吊り上げ吊り降ろす吊
り具4と、膜カートリッジ22間に所定間隙を保持する
間隙保持手段5と、間隙保持手段5が装着された複数枚
の膜カートリッジ22を内部に収容して、洗浄槽内に着
脱される洗浄用膜ケースとを有した構成とする。これに
より、膜ケース25内に配列された膜カートリッジ22
を効率的に洗浄槽内に移動させ、薬液洗浄して、膜ケー
ス25内に戻すことができ、膜ケース25および洗浄槽
への出し入れの際の濾過膜22Bの損傷も防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膜ケースの内部に
所定間隙をおいて配列された上下方向の平板状浸漬型膜
カートリッジを薬液洗浄するために使用される膜カート
リッジの薬液洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下廃水等の処理に使用される固液分離装
置に、図6に示したような浸漬型の膜分離装置21があ
る。
【0003】膜分離装置21は、複数枚の平板状膜カー
トリッジ22と、その下方より膜面洗浄を兼ねた曝気空
気を噴出する散気装置23とをケース24の内部に配置
したものであり、ケース24は、搬送やメンテナンスを
容易にするために膜ケース25と散気ケース26とに分
割形成している。
【0004】膜カートリッジ22は、濾板22Aの両表
面にスペーサ一体型有機濾過膜22Bを配置し、濾板2
2Aの上部に、濾板22Aと濾過膜22Bとの間、およ
び濾板22Aの内部に形成された透過液流路に連通する
透過液取出口22Cと、濾板22Aを厚さ方向に貫通し
た吊り穴22Dを形成したものであり、各膜カートリッ
ジ22の透過液取出口22Cにチューブ27を介して連
通する集水管28が膜ケース25に取り付けて設けら
れ、この集水管28に連通して膜透過液を導出する透過
液導出管29が設けられる。
【0005】この膜分離装置21を活性汚泥処理施設で
使用する場合を説明すると、図7に示したように、曝気
槽31の内部に膜分離装置21を設置し、原水32と活
性汚泥とが混合された活性汚泥混合液33中に浸漬状態
とする。そして、原水32を導入し、散気装置23より
曝気空気を噴出させる状態において、原水32によって
槽内に持ち込まれた有機物や窒素を活性汚泥により処理
するとともに、活性汚泥混合液33をその水頭を濾過駆
動圧として膜カートリッジ22により重力濾過し、膜カ
ートリッジ22の膜面を透過した透過液を透過液導出管
29により槽外へ導出する(透過液導出管29に吸引ポ
ンプを介装することで吸引濾過も可能である)。
【0006】しかるに、上記したように曝気空気によっ
て膜面を洗浄しても次第に分離機能が低下してくるの
で、定期的にあるいは必要時に、膜カートリッジ22を
薬液洗浄して、膜カートリッジ22の透過液流路、濾過
膜22Bの表面や内部に付着した目詰まり物質やスライ
ムを薬液との反応により除去する。
【0007】その際、膜カートリッジ22を現場洗浄す
る場合は、曝気槽31の内部に膜分離装置21を浸漬設
置したままで、たとえば膜カートリッジ22(500×
1000×7mm)の透過液流路に1枚当たり、次亜塩
素酸ナトリウム(0.5〜2%濃度)を3L注入して2
時間保持し、次に蓚酸(0.5〜2%濃度)を3L注入
して1時間保持することにより洗浄し、膜カートリッジ
22内に残存する洗浄廃液を捨てるようにしている。
【0008】また膜カートリッジ22を別途の補修施設
に搬送して、薬液を入れた洗浄槽に浸漬することにより
洗浄することもある。薬液の種類および濃度や保持時間
は上記と同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
薬液洗浄方法では、上記したように洗浄時間を長く、薬
液使用量を多くしても、目詰まり物質やスライムを完全
に除去することは困難である。
【0010】また、洗浄槽が小さい場合は、搬送された
複数枚の膜カートリッジ22を一度に洗浄できず、また
搬送や洗浄槽への出し入れの際に濾過膜を傷つけてしま
うこともあった。
【0011】本発明は上記問題を解決するもので、複数
枚の膜カートリッジを効率的にかつ効果的に薬液洗浄で
きるようにすることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の膜カートリッジの薬液洗浄
装置は、上下が開口した膜ケースの内部に所定間隙をお
いて複数枚配列された上下方向の平板状浸漬型膜カート
リッジを薬液洗浄するための薬液洗浄装置であって、洗
浄薬液を貯溜する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄薬液を
流動させる流動手段と、前記洗浄槽の内部と外部とにわ
たって移動するホイストに懸架されて、複数枚の膜カー
トリッジを一体に吊り上げ吊り降ろす吊り具と、前記複
数枚の膜カートリッジにわたって装着されて、膜カート
リッジ間に所定間隙を保持する間隙保持手段と、前記間
隙保持手段が装着された複数枚の膜カートリッジを内部
に収容して、洗浄槽内に着脱される洗浄用膜ケースとを
有し、前記吊り具は、ホイストに懸架される支持体の下
面に、各膜カートリッジの上部に設けられた吊り穴に挿
通された支持棒を水平方向に懸架する懸架部を設けた構
成としたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の膜カートリッジの薬液洗浄
装置は、各膜カートリッジの透過液流路と洗浄槽の内部
とに一端と他端とにおいて連通し、透過液流路に吸引圧
を作用させる吸引ポンプを介装した薬液循環路を設けた
ことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の膜カートリッジの薬液洗浄
装置は、洗浄槽内に貯溜された塩素系洗浄薬液の残留塩
素濃度を測定する残留塩素計と、この残留塩素計により
測定された残留塩素濃度データに基いて、前記洗浄薬液
を所定の有効塩素濃度に調節する塩素剤を自動注入する
自動注入装置とを設けたことを特徴とする。
【0015】上記した請求項1記載の構成によれば、ホ
イストに吊り具の支持体を懸架し、この支持体の下面の
懸架部に、複数枚の膜カートリッジの吊り穴に挿通され
た支持棒を水平方向に懸架して、複数枚の膜カートリッ
ジを一体に吊り上げ、吊り上げた膜カートリッジに間隙
保持手段を装着して、膜カートリッジ間に所定間隙を保
持した状態として、洗浄用膜ケースの内部に収容する。
【0016】この洗浄用膜ケースを、洗浄薬液を貯溜し
た洗浄槽の内部に浸漬設置し、槽内の洗浄薬液を、流動
手段によって流動させるとともに、その自然水頭によっ
て膜カートリッジの濾過膜に浸透、透過させ、それによ
り、膜カートリッジの濾過膜の表面や内部、透過液流路
に付着した目詰まり物質やスライムを化学的に分解し、
剥離する。
【0017】薬液洗浄を終了したら、上記と逆の手順
で、複数枚の膜カートリッジを一体に膜ケースの内部に
戻す。このようにすることにより、膜ケース内に配列さ
れた膜カートリッジを効率的に洗浄槽内に移動させ、薬
液洗浄して、膜ケース内に戻すことができ、膜ケースお
よび洗浄槽への出し入れの際の濾過膜の損傷も防止でき
る。
【0018】請求項2記載の構成によれば、薬液循環路
を通じて薬液を膜カートリッジの内外にわたって循環さ
せることにより、目詰まり物質やスライムの分解および
剥離を促進し、剥離物を速やかに膜カートリッジの外部
へ排出することができ、洗浄薬液の濃度を高めることな
く、短い洗浄時間で、効果的に洗浄できる。
【0019】請求項3記載の構成によれば、残留塩素計
と自動注入装置とによって、塩素系洗浄薬液の有効塩素
濃度が常に所定濃度に維持されるので、膜カートリッジ
を短時間で効果的に洗浄できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。本発明の一実施形態における
膜カートリッジの薬液洗浄装置は、図1〜図4に示した
ような、洗浄薬液1としての次亜塩素酸ナトリウム水溶
液を貯溜した洗浄槽2と、洗浄槽2の内部と外部とにわ
たって移動するホイスト(図示せず)のフック3に懸架
されて複数枚の膜カートリッジを一体に吊り上げ吊り降
ろす吊り具4と、複数枚の膜カートリッジにわたって装
着されて膜カートリッジ間に所定間隙を保持する間隙保
持手段5と、上下に開口を有し、間隙保持手段5が装着
された複数枚の膜カートリッジを内部に収容して、洗浄
槽2内に着脱される洗浄用膜ケース6とを備えている。
【0021】洗浄槽2には、槽内の上部と下部とに連通
して槽外に設けられ、攪拌用循環ポンプ7を介装して、
洗浄薬液1を槽内外にわたって循環流動させる第1薬液
循環路8と、各膜カートリッジに取り付けられたチュー
ブが接続可能な集合管9を一端に有し、吸引ポンプ10
を介装し、槽内上部に他端が開口した第2薬液循環路1
1とが設けられ、上部および側方に開口を有した膜カー
トリッジ載置台12が槽内底部に設けられている。
【0022】洗浄槽2にはまた、槽内の洗浄薬液1の残
留塩素濃度を測定する残留塩素計13と、この残留塩素
計13に電気的に接続し、残留塩素計13から送信され
た残留塩素濃度データに基いて塩素剤を自動注入する自
動注入装置14とが設置されている。
【0023】吊り具4は、複数枚の膜カートリッジの吊
り穴に挿通される支持棒4aと、この支持棒4aを支持
する柱状の支持体4bとで構成されており、支持体4b
は、支持棒4aを懸架する複数のU字状の下部懸架部4
cを下面に、フック3に懸架されるU字状の上部懸架部
4dを上面中央部に有している。
【0024】間隙保持手段5は、膜カートリッジの両側
方に設けられる一対の間隙保持具5aと、これらの間隙
保持具5aを係止してその落下を防止する落下防止具5
bとで構成されている。
【0025】間隙保持具5aは、断面がほぼ台形をなし
ており、傾斜した一側に、膜カートリッジの側方縁部が
挿入される複数のスリット5cを、濾過膜22Bより外
方の濾板22Aの幅より小さい幅で、かつ膜ケース内で
の膜カートリッジ間の間隙に相応する所定間隔で形成
し、スリット5cに背反する他側に突出部5dを間隙保
持具5の長手方向に沿って形成している。
【0026】落下防止具5bは、膜カートリッジ間の間
隙より十分に薄い薄板状をなし、両端部にそれぞれ、間
隙保持具5aの突出部5dを係止するL字状の係止部5
eを有している。図示したように、突出部5dが係止部
5eに係止される係止幅イ<スリット5cの最小奥行幅
ロである。
【0027】落下防止具5bの係止部5eにはボルト座
部5fが立設され、ボルト座部5fに対向する間隙保持
具5aの突出部5dにはボルト穴5gが形成されてい
て、ボルト座部5fとボルト穴5gとの部分で、落下防
止具5bと間隙保持具5aとをボルト結合可能である。
【0028】以下、膜カートリッジを薬液洗浄する手順
を説明する。先に図6を用いて説明したような膜カート
リッジ22を洗浄槽2の近傍に搬入する。その際には膜
カートリッジ22は膜ケース25などのケースの内部に
所定間隔をおいてたとえば50枚配列し、チューブ27
を取り付けた状態とする。
【0029】図5に示したように、この膜ケース25の
内部の各膜カートリッジ22の吊り穴22Dに支持棒4
aを挿通するとともに、この支持棒4aを、ホイストの
フック3に懸架した吊り具4の下部懸架部4cに挿通
し、フック3を上昇させることにより、配列された膜カ
ートリッジ22を一体に吊り上げる。
【0030】吊り上げられた膜カートリッジ22が膜ケ
ース25から完全に抜け出す前に、いずれかの膜カート
リッジ22間の間隙に落下防止具5bを配置し、配置し
た落下防止具5bをワイヤ5b′で吊り具4に吊り下げ
る。
【0031】また、吊り上げられた膜カートリッジ22
の一側方に間隙保持具5を当てがい、各膜カートリッジ
22の濾板22Aの側方縁部をスリット5cに侵入さ
せ、間隙保持具5をその膜カートリッジ側下端を中心と
して下方へ回転させて、突出部5dを落下防止具5bの
係止部5eに係止させ、間隙保持具5と落下防止具5b
とをボルト座部5f,ボルト穴5gにおいてボルト結合
する。膜カートリッジ22の他側方にも同様にして間隙
保持具5を装着し、間隙保持具5と落下防止具5bとを
ボルト結合する。
【0032】このようにして間隙保持具5によって膜カ
ートリッジ22間に所定間隙が保持された膜カートリッ
ジ22をさらに吊り上げ、膜ケース25から完全に抜け
出させ、洗浄用膜ケース6の内部に収容する。
【0033】この洗浄用膜ケース6をホイストによって
洗浄槽2内の膜カートリッジ載置台12に載置し、各膜
カートリッジ22に取り付けられたチューブ27を集合
管9に接続する。
【0034】その後、攪拌用循環ポンプ7により洗浄薬
液1を第1薬液循環路8を通じて槽内外にわたって循環
流動させ、洗浄用膜ケース6の内部を通過させる状態に
おいて、吸引ポンプ10により第2薬液循環路11を通
じて各膜カートリッジ22の透過液流路に吸引圧を作用
させ、膜面を透過した膜透過液を洗浄槽2に循環返送す
ることにより、膜カートリッジ22の濾過膜22Bの表
面や内部、透過液流路に付着した目詰まり物質やスライ
ムを化学的に分解し、膜カートリッジ22の外部へ排出
する。
【0035】このとき、残留塩素計13によって洗浄薬
液1の残留塩素濃度を測定し、その測定データに基い
て、洗浄薬液1を所定の有効塩素濃度に維持する次亜塩
素酸ナトリウムを自動注入装置14により自動注入す
る。
【0036】次亜塩素酸ナトリウムによる洗浄を終了し
たら、槽内の洗浄薬液1を排出し、代わりに蓚酸を洗浄
薬液1として導入して、同様にして洗浄する。蓚酸によ
る洗浄を終了したら、上記と逆の手順で、複数の膜カー
トリッジ22を膜ケース25の内部に戻し、曝気槽など
へと搬送する。
【0037】このようにして薬液洗浄することにより、
従来は次亜塩素酸ナトリウムを3時間、蓚酸を3時間保
持することで得ていたのと同様の洗浄効果を、次亜塩素
酸ナトリウムを30分、蓚酸を15分循環させることで
得ることができ、洗浄時間を大幅に短縮できる。またこ
れらの薬剤の使用量を大幅に低減できる。
【0038】また膜ケース25内に配列された膜カート
リッジ22を一体に取り出して洗浄槽2内の洗浄薬液1
中に浸漬して薬液洗浄し、膜ケース25内に戻せるの
で、作業が効率的であり、出し入れの際の濾過膜22B
の損傷も防止できる。
【0039】なお、各洗浄薬液は繰り返し使用できるの
で槽外で貯溜しておけばよい。使用不能になったら、次
亜塩素酸ナトリウムは、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナ
トリウムなどの還元剤で還元し、酸化還元電位を0にし
てから捨て、蓚酸は活性汚泥処理する。
【0040】洗浄槽2を複数槽設けて、それぞれに次亜
塩素酸ナトリウム水溶液、蓚酸水溶液、清水を貯溜し、
膜カートリッジ22を収容した洗浄用膜ケース6を順次
浸漬するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数枚
の膜カートリッジを吊り具によって一体に吊り上げ、間
隙保持手段によって膜カートリッジ間の間隙を保持した
うえで、洗浄用膜ケースに収容して洗浄槽内に浸漬する
ようにしたので、複数枚の膜カートリッジを効率的に薬
液洗浄することができ、出し入れの際の濾過膜の損傷も
防止できる。
【0042】また、各膜カートリッジの透過液流路に連
通する薬液循環路を設けたことにより、目詰まり物質や
スライムの分解および剥離を促進し、従来より洗浄時間
を大幅に短縮することができ、薬剤の使用量も大幅に低
減できる。
【0043】また、残留塩素計と、塩素剤を自動注入す
る自動注入装置とを設けたことにより、次亜塩素酸ナト
リウム洗浄などを行う際に、常に所定の有効塩素濃度を
維持し、膜カートリッジを短時間で効果的に洗浄でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における薬液洗浄装置を構
成する洗浄槽の断面図である。
【図2】同薬液洗浄装置を構成する吊り具の斜視図であ
る。
【図3】同薬液洗浄装置を構成する間隙保持具の斜視図
である。
【図4】図3に示した間隙保持具の落下を防止する落下
防止具の側面図である。
【図5】吊り具と間隙保持具と落下防止具とを用いて膜
カートリッジを膜ケースから取り出す状態を示した説明
図である。
【図6】従来の膜分離装置の斜視図である。
【図7】同膜分離装置を設置した曝気槽の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 洗浄薬液 2 洗浄槽 4 吊り具 4a 支持棒 4c 下部懸架部 4b 支持体 5 間隙保持手段 5a 間隙保持具 5b 落下防止具 6 洗浄用膜ケース 7 攪拌用循環ポンプ 8 第1薬液循環路 10 吸引ポンプ 11 第2薬液循環路 13 残留塩素計 14 自動注入装置 22 膜カートリッジ 22D 吊り穴 25 膜ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二唐 義夫 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 喜多 啓二 大阪府大阪市中央区南船場4丁目11−20 クボタ環境サービス株式会社内 (72)発明者 寳門 豊 大阪府大阪市中央区南船場4丁目11−20 クボタ環境サービス株式会社内 (72)発明者 谷口 和也 大阪府大阪市中央区南船場4丁目11−20 クボタ環境サービス株式会社内 (72)発明者 浅井 雅和 大阪府大阪市中央区南船場4丁目11−20 クボタ環境サービス株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA02 HA42 HA91 HA93 JA03A JA05A JA08A JA53Z JA56A KA13 KA44 KA67 KC07 KC16 KD16 KD24 KE11P KE11Q PB08 PC61

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下が開口した膜ケースの内部に所定間
    隙をおいて複数枚配列された上下方向の平板状浸漬型膜
    カートリッジを薬液洗浄するための薬液洗浄装置であっ
    て、洗浄薬液を貯溜する洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄
    薬液を流動させる流動手段と、前記洗浄槽の内部と外部
    とにわたって移動するホイストに懸架されて、複数枚の
    膜カートリッジを一体に吊り上げ吊り降ろす吊り具と、
    前記複数枚の膜カートリッジにわたって装着されて、膜
    カートリッジ間に所定間隙を保持する間隙保持手段と、
    前記間隙保持手段が装着された複数枚の膜カートリッジ
    を内部に収容して、洗浄槽内に着脱される洗浄用膜ケー
    スとを有し、前記吊り具は、ホイストに懸架される支持
    体の下面に、各膜カートリッジの上部に設けられた吊り
    穴に挿通された支持棒を水平方向に懸架する懸架部を設
    けた構成としたことを特徴とする膜カートリッジの薬液
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 各膜カートリッジの透過液流路と洗浄槽
    の内部とに一端と他端とにおいて連通し、前記透過液流
    路に吸引圧を作用させる吸引ポンプを介装した薬液循環
    路を設けたことを特徴とする請求項1記載の膜カートリ
    ッジの薬液洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄槽内に貯溜された塩素系洗浄薬液の
    残留塩素濃度を測定する残留塩素計と、この残留塩素計
    により測定された残留塩素濃度データに基いて、前記洗
    浄薬液を所定の有効塩素濃度に調節する塩素剤を自動注
    入する自動注入装置とを設けたことを特徴とする請求項
    1または請求項2のいずれかに記載の膜カートリッジの
    薬液洗浄装置。
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