JP2000024292A - パチンコ玉揚送研磨機における集塵装置 - Google Patents

パチンコ玉揚送研磨機における集塵装置

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JP2000024292A
JP2000024292A JP19133898A JP19133898A JP2000024292A JP 2000024292 A JP2000024292 A JP 2000024292A JP 19133898 A JP19133898 A JP 19133898A JP 19133898 A JP19133898 A JP 19133898A JP 2000024292 A JP2000024292 A JP 2000024292A
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dust collecting
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Kango Yanagi
漢呉 柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵などによって誤作動を起さず、機能の信頼
性を高めるとともに、遊技者が楽しく遊技できるように
する。 【解決手段】 集塵ボックス1の側壁1aに集塵モータ
2及びファン3を設け、側壁1bに負圧報知手段4を設
けてあり、負圧報知手段4は側壁1bに後端を接続し集
塵ボックス内に連通している筒状の負圧感知体14と、
この負圧感知体内を集塵ボックス内の圧力低下に伴って
移動する球体からなる感知移動体15と、負圧感知体1
4に設けた表示部とからなり、集塵モータ2が作動して
ファン3が回転し、集塵ボックス内のエアが外部に排出
され、集塵ボックス内の圧力が低下し、負圧感知体14
の位置が設定値範囲内であれば、正常運転を示す表示部
16で正常を表示し、集塵フィルタの交換の不要を知ら
せるが、設定値範囲外であれば、異常運転を示す表示部
17で異常を表示し、集塵フィルタの交換の必要を知ら
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集塵フィルタの
交換時期を知らせる機能を備えたパチンコ玉揚送研磨機
における集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ玉は、例えば実開平2−740
84号公報等に開示されているようにパチンコ玉揚送研
磨機の揚送パイプ内で研磨粒で研磨されながら揚送スク
リューにより揚送され、揚送パイプ上部の排出口から排
出され、分離タンク(選別装置)で研磨粒と分離され、
回収されてパチンコ島へ再び送られ、パチンコ島内を循
環している。そして研磨時に発生するパチンコ玉に付着
していた塵、研磨粒の破砕粒等の塵埃は、吸引ホースに
より集塵装置に集塵され集塵フィルタにより除去され
る。この集塵装置として、例えば実開平5−48985
号公報に開示されているものにあっては、パチンコ玉と
研磨粒とを分離する選別装置に後端を接続している吸塵
パイプの先端が集塵ボックスの一側壁に設けてある吸塵
口に接続され、この集塵ボックス内に吸塵口に対向して
袋状パック式の集塵フィルタの取付け板を介して取付
け、他側壁に吸塵口からのエアを集塵ボックスの外側に
送り出すための吸引パイプを集塵モータから延設してい
る。そして集塵モータの作動により、集塵ボックスに接
続されている集塵パイプからの塵埃が吸塵口を経て集塵
フィルタにより集塵され、塵埃が除去されたエアは吸引
パイプへ送られる。集塵フィルタに蓄積された塵埃が所
定量を越えると、電気制御されている感知センサが作動
して集塵フィルタの交換を報知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】報知手段として、電気
的に制御されるフォトセンサを用いて集塵フィルタの交
換を感知させるものにあっては、受光部又は発光部に塵
埃が堆積して誤作動する要因となる他、センサ周辺に電
波障害が発生する環境では使用に難がある。また電気的
な制御は、オン・オフのみによる制御に基づく報知であ
るから、集塵装置が正常な場合(集塵フィルタを交換す
る必要がない場合)でも、正常の度合が理解できない。
つまり、管理者または使用者は正常の場合でも、後どの
位で集塵フィルタを交換しなければならないのかの目安
を確認できず、正常である故に安心して異常(集塵フィ
ルタを交換する必要がある場合)に対する注意を忘れ、
異常状態になっても気づかずにそのままこの状態を放置
してしまい、その結果として集塵装置の機能が働かず、
遊技島内に粉塵を蔓延させてしまうことになる。そして
パチンコ機等の機器の故障を招きやすく、遊技を楽しむ
遊技者に不都合や不快な思いをさせてしまう可能性があ
る。この発明の目的は、塵などによって誤作動を起さ
ず、機能の信頼性を高めるとともに、遊技者が楽しく遊
技できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、集塵口を有
する集塵ボックスと、塵埃を上記集塵口から集塵ボック
ス内へ吸引すると共に、この集塵ボックス内のエアを外
部に排出するための吸引排出手段と、上記集塵ボックス
内の圧力状態を知らせるための負圧報知手段と、上記吸
引排出手段により上記集塵口から吸引される塵埃を集塵
するための集塵フィルタとを具備するものである。上記
負圧報知手段は、上記集塵ボックス内と連通している負
圧感知体と、この負圧感知体内を上記集塵ボックス内の
負圧の変化に応じて移動可能である感知移動体と、上記
集塵フィルタの塵埃の堆積状態を表わすための表示部と
を備えている。上記感知移動体は、その移動位置が上記
表示部から確認できる。
【0005】
【作用】負圧報知手段の感知移動体が集塵ボックスから
排出されるエアにより負圧の変化に応じて移動し、移動
位置すなわち負圧が正常運転を示す設定値範囲内であれ
ば、現状維持の状態が継続され、表示部を通じて正常運
転が報知されて集塵フィルタの交換の不要を知らせる
が、設定値範囲外であれば、異常運転が報知されるから
集塵フィルタの交換の必要を知らせる。この場合に、集
塵モータが何等かの故障で停止した際でも、負圧が弱く
なるかまたは零となって設定値範囲外となり、この結果
モータ等の故障を原因とする異常運転を報知することも
可能となる。感知移動体の移動位置を表示部によって確
認することにより、正常の運転の度合が判断でき、この
判断に基づいて集塵フィルタの交換の適切な時期を知り
得る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図3に示す集塵装置は、
集塵ボックス1と、この集塵ボックスの一方(図1右
方)の側壁1aに設けている吸引排出手段である集塵モ
ータ2及びファン3と、他方(同図左方)の側壁1bに
設けている負圧報知手段4と、集塵ボックス1内上部に
フィルタ受け板5を介して着脱可能に取付けている集塵
フィルタ6とを備えているものである。
【0007】図2及び図3において、集塵ボックス1の
上面の集塵口1cには集塵パイプ7の先端部が接続され
ており、この集塵口に対向して集塵フィルタ6が配置さ
れている。集塵ボックス1の側壁1aには送風排出口8
を開けてあり、側壁1aにカバー9を固定手段(図面で
はビス10)で固定し、カバー9の内側に送風排出口8
に対向して集塵モータ2及びファン3を配置してある。
集塵モータ2は、図5及び図6に示すように、カバー9
の内側(図6左側)に取付けられている。ファン3は、
図示の例ではラジアルファンが使用され、ファンケース
11で被覆されており、その中央に送風排出口8に対向
しかつ隣接して吸引口11aを設け、この吸引口の外側
にファンを囲むように送風路11bを設け、この送風路
の一端が吹出口11cとなっている。このため集塵ボッ
クス1内のエアはファン3が回転することにより、送風
排出口8からファンの中央の吸引口11aに吸引されて
外側の送風路11bを通過し吹出口11cから吐出され
る。 カバー9の側壁の上下には複数の通気孔9a(図
1)を開けて、吹出口11cからのエアをカバーの外に
抜けるようにしている。ファン3は、配線12aを通し
てカバー9に固定してある接続具13に接続され、この
接続具には電源に通じている配線12bの一端部が接続
されている。このようにファン3の作動に伴って集塵ボ
ックス1内のエアは、送風排出口8から集塵ボックス1
の外部に排出されるために、エアの排出量が集塵フィル
タ6を通過してから集塵ボックス1内へ入るエアの量よ
り多ければ、集塵ボックス1内の圧力は低くなり(負圧
となり)、このようなエアの排出量がエアの供給量より
大きい状態が継続されれば、集塵ボックス1内の負圧状
態が継続される。
【0008】負圧報知手段4は、集塵ボックス1内の負
圧状態を感知し、外部に知らせるものである。負圧報知
手段4は、図1乃至図4に示すように、その本体を構成
する負圧感知体14が集塵ボックス1の側壁1bに設け
てある。負圧感知体14は、図示の例によれば、透明の
筒体で形成されており、負圧感知体の後端側は側壁1b
に取付けられている。負圧感知体14の後端は、負圧取
出し孔14b1(図4)を通じて集塵ボックス1内に連
通され、先端は開口14aとなっている。負圧感知体1
4内には、感知移動体15が収納されており、この感知
移動体は集塵ボックス1内の圧力の状態に応じて負圧感
知体14内を移動可能である。感知移動体14はその移
動が円滑に行われるようにするために、図示するように
プラスチック製球体を用いるのが良い。負圧感知体14
の先端部の開口14a及び後端側の負圧取出し孔14b
1の径は、感知移動体15の径より小さくして、感知移
動体が負圧感知体の外に離脱しないようにしている。負
圧感知体14の外面には、正常運転を示す表示部16
と、異常運転を示す表示部17とが設けられている。感
知移動体15の移動位置は、正常運転を示す表示部16
及び異常運転を示す表示部17において外部から確認で
きる。感知移動体15が正常運転を示す表示部16の範
囲内に位置しているときは、正常運転(集塵フィルタ6
の交換不要等)を指示し、異常運転を示す表示部17の
範囲内に位置しているときは、異常運転(集塵フィルタ
6の交換の必要)を指示する。
【0009】ここで、集塵ボックス1の圧力の低下と負
圧報知手段4との関係を説明する。集塵フィルタ6の機
能が発揮されている場合(集塵フィルタ交換の必要のな
い正常運転の場合)には、集塵フィルタを通過してファ
ン3の吹出口11cからの吐出するエアの量は、集塵口
1cへ供給されるエアの量よりある程度多いために、集
塵ボックス1の圧力状態(負圧状態)は、多くないか
ら、感知移動体15が正常運転表示部16すなわち仕切
り線16aと仕切り線16bとに仕切られた正常運転設
定値の範囲T1内を移動する(図1)。反対に集塵フィ
ルタ交換が必要な場合(異常運転の場合)には、堆積す
る塵埃の影響を受けて集塵フィルタ6を通過するエアの
量が減少するから、ファン3の吹出口11cから吐出す
る集塵ボックス1内のエアの量は、集塵口1cへ供給さ
れるエアの量より極めて少なくなるために、集塵ボック
ス1の圧力が低下し、負圧が増すから、感知移動体15
が正常運転表示部16の範囲を越えて負圧感知体14内
を上昇し、仕切り線16bを越えて異常運転表示部17
の異常運転設定値の範囲T2に入る。
【0010】図1及び図3に示す集塵ボックス1におい
て、フィルタ受け板5は、使用時には水平に保持され、
すなわち一端(図3右端)をガイドレール18の端部1
8aで受け、他端を保持片19と掛止め片20とにより
位置保持され、取出し時には集塵ボックス1の片開きの
扉21に向けて次第に降下するように傾斜したガイドレ
ール18を滑って取出し可能である。保持片19と掛止
め片20とは、固定板22に取付けられている。ガイド
レール18は集塵ボックス1の両側壁内面に固着されて
おり、先端は集塵ボックス1の開口部まで延伸されてい
る。片開きの扉21は、ヒンジ23を中心として集塵ボ
ックス1の開口部を開閉可能である。フィルタ受け板5
は、図7及び図8に示すように平板で形成されており、
中央に集塵フィルタ6を取付けるための取付け穴5aが
開けられている。取付け穴5aの両縁には対向的に集塵
フィルタ6の係止部24,25を設けてある。一方の係
止部24はヒンジ24aを中心として回転可能である。
集塵フィルタ6は、図では折畳可能の袋状に形成されて
おり、集塵フィルタの開口部に支持板6aを取付けて、
この支持板が図7鎖線に示すように係止部24,25を
介してフィルタ受け板5に着脱可能に取付けられる。フ
ィルタ受け板5の先端(図7下端)は幅方向が全長にわ
たって下方に折曲げられた被係止片5bとなっている。
そしてフィルタ受け板5の先端部には掛止め受片5cを
設け、この掛止め受片に掛止め孔5c1が形成されてい
る。フィルタ受け板5は、図3に示す水平保持状態で
は、保持片19のばね力で被係止片5bを押圧され、し
かも掛止め片20が掛止め受片5cの掛止め孔5c1内
に挿入して掛止め受片を通じてフィルタ受け板の先端側
を吊持している。フィルタ受け板5を取出す場合には、
扉21を開け、まず保持片19の下端側を図3左側に引
張って被係止片5bの押圧を解き、その後掛止め片20
を掛止め受片5cの掛止め孔5c1から抜いてやれば、
フィルタ受け板5の先端側の保持が解除されるから、先
端側を離せば、フィルタ受け板はガイドレール18に沿
って滑り台のように開口部から排出される。
【0011】上記の構成であるから、集塵モータ2が作
動して、ファン3が回転することにより、集塵パイプ7
を経て集塵ボックス1内に入る塵埃は集塵フィルタ6で
除去され、集塵ボックスから排出される吹出口11cか
ら吐出され、集塵ボックス1内のエアの負圧を負圧感知
体14の感知移動体15で感知するが、負圧が正常運転
設定値の範囲T1内であれば、感知移動体は図1点線に
示すように正常運転表示部16に位置するので、その状
態が集塵ボックス1の外から認識でき、換言すれば、正
常運転の継続を知らせ、集塵フィルタ6の交換の不要を
知らせる。しかしながら、塵埃が集塵フィルタ6にかな
り蓄積されて、交換を必要とする事態に至ると、集塵ボ
ックス1の負圧が設定値範囲T1外となるため、感知移
動体15が図1鎖線に示すように異常運転を示す表示部
17へ移動して、異常運転の発生を知らせ、集塵フィル
タの交換の必要を知らせる。このように感知移動体15
の上下動により集塵フィルタ6の交換の要不要が確認で
きるのであるが、正常運転表示部16内でも感知移動体
15が仕切り線16bに接近した位置にあるときは、集
塵フィルタ6の交換の時期が近いことを意味するもので
あり、したがって感知移動体15により正常運転の度合
を確認できるから、集塵フィルタ6の交換の適切な時期
を知ることができる。負圧感知体14の感知移動体15
が開口14aの位置で静止している場合には、集塵モー
タ2が何等かの故障で停止していること、集塵モータの
電源が入っていないことを知らせるものである。また例
えば、フィルタ交換が間もないにも拘らず、異常運転が
報知された場合には集塵モータ2の異常を知らせるもの
であり、この報知は点検を要求するものである。
【0012】負圧感知体14は、図1では透明のパイプ
で形成されているが、負圧移動体15が認識できる限
り、この例に限られず、例えば筒体に負圧移動体を認識
できる表示窓を設けるようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、集塵フィルタを内蔵
した集塵ボックス内の負圧を特別な電気回路によること
なく負圧報知手段で感知して、正常又は異常運転を報知
するようにするので、簡単な構成で集塵フィルタの交換
を報知できると共に、従来例のような塵俟の蓄積により
誤作動が生じたりする問題が生じず、精度の信頼性を高
めることができる。そして集塵フィルタの交換の報知の
みならず、モータの故障によって停止した際も点検を要
求する報知も可能となり、報知機能が拡大される。また
感知移動体により正常運転の度合を確認できるから、集
塵フィルタの交換の適切な時期を知ることができ、異常
運転放置に伴なうパチンコ機等の機器の故障の発生、粉
塵による遊技者に与える不都合不快感を抑制でき、遊技
者は遊技を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る集塵装置を示す一部切欠正面図
である。
【図2】この発明に係る集塵装置の主要部を示す一部切
欠側面図である。
【図3】この発明に係る集塵装置の主要部を示す一部切
欠背面図である。
【図4】負圧報知手段を示す断面図である。
【図5】集塵モータ及びファンを示す拡大側面図であ
る。
【図6】集塵モータ及びファンを示す拡大背面図であ
る。
【図7】フィルタ受け板の平面図である。
【図8】フィルタ受け板の正面図である。
【符号の説明】
1 集塵ボックス 1a 側壁 1b 側壁 1c 集塵口 2 集塵モータ(吸引排出手段) 3 ファン(吸引排出手段) 4 負圧報知手段 5 フィルタ受け板 6 集塵フィルタ 14 負圧感知体 15 感知移動体 16 正常運転を示す表示部 16a 仕切り線 16b 仕切り線 17 異常運転を示す表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵口を有する集塵ボックスと、 塵埃を上記集塵口から集塵ボックス内へ吸引すると共
    に、この集塵ボックス内のエアを外部に排出するための
    吸引排出手段と、 上記集塵ボックス内の圧力状態を知らせるための負圧報
    知手段と、 上記吸引排出手段により上記集塵口から吸引される塵埃
    を集塵するための集塵フィルタとを具備しており、 上記負圧報知手段は、上記集塵ボックス内と連通してい
    る負圧感知体と、この負圧感知体内を上記集塵ボックス
    内の負圧の変化に応じて移動可能である感知移動体と、
    上記集塵フィルタの塵埃の堆積状態を表わすための表示
    部とを備えており、 上記感知移動体は、その移動位置が上記表示部から確認
    できることを特徴とするパチンコ玉揚送研磨機における
    集塵装置。
  2. 【請求項2】 負圧感知体は、筒体に形成されており、
    表示部は負圧感知体の外面に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のパチンコ玉揚送研磨機における集
    塵装置。
JP19133898A 1998-07-07 1998-07-07 パチンコ玉揚送研磨機における集塵装置 Pending JP2000024292A (ja)

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