JP2000024036A - 女性衛生製品のための改良された接着剤様式 - Google Patents

女性衛生製品のための改良された接着剤様式

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JP2000024036A
JP2000024036A JP11177231A JP17723199A JP2000024036A JP 2000024036 A JP2000024036 A JP 2000024036A JP 11177231 A JP11177231 A JP 11177231A JP 17723199 A JP17723199 A JP 17723199A JP 2000024036 A JP2000024036 A JP 2000024036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、使用時にそれらの間に下着
がない場合に翼部の接着剤領域が他の接着剤領域に偶然
に且つ損傷をもたらすように粘着できないように構成さ
れた接着剤領域の使用により下着に付着する裏に取り付
けられた翼部の付いた使い捨て女性衛生製品を提供する
ことである。 【解決手段】 裏に取り付けられた翼部がこれも下着と
の付着のために使用される主要本体部分の接着剤領域か
ら実質的にずれている下着への付着用の接着剤領域を有
する女性衛生製品およびそれを製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、使い捨て女性衛生製品をこの
製品の主要本体部分の上にある接着剤に沿って下着に固
定するのを助けるための接着剤付きの裏に取り付けられ
た翼部を有する使い捨て女性衛生製品に関する。
【0002】
【発明の背景】ここでは生理用ナプキン、パンティライ
ナー、および失禁パッドを含むものと理解される使い捨
て女性衛生製品は、不浸透性の裏ばりシートの上に設置
されている吸収剤材料を含んでなる主要本体部分を特徴
としており、この主要本体部分は周辺の端部により境界
が作成されている。(ここで使用される「周辺の端部」
は主要本体の最も外側の端部をさすが、その端部はたま
たま製造されていることがある。)しばしば、そのよう
な製品はさらにこの裏ばりシートからその反対側から隣
接して伸びている取り付け翼部またはフラップを含む。
裏ばりシートおよび翼部の両者の一部が接着剤領域を担
持しているため、製品には下着の股部分の一つの側面と
接触する裏ばりシートが設置されており、そして翼部は
股部分の他の側面の周りを覆うこととなり、2つの対向
する接着剤領域が下着の両方の側面上の適切な位置に製
品を保持する。
【0003】そのような翼部は裏ばりシートの隣接延長
部であり、その場合にはそれらは主として主要本体部分
のその周辺の端部の周りを蝶番式に作動しそして折り畳
まれ、或いはそのような翼部は以下では「裏に取り付け
られた」と称する主要本体部分の周辺の端部の内側に位
置する折り畳み線に沿って裏ばりシートと蝶番作動式に
取り付けられる。後者を構成するための好適な方法は、
翼部を裏ばりシートの隣接延長部として製造しそして次
にそれらを周辺の端部の周りに折り畳みそして翼部の一
部を周辺の端部内部の裏ばりシートの一部と接着剤で固
定する方法である。これは、使用者が間に挿入された下
着の周りを翼部で覆う時にちょうどするようにそれが翼
部を片寄らせて裏を主要本体部分に対して折り畳むた
め、好ましい。そのような片寄りが下着の周りの翼部に
よる被覆をさらに容易にすることが見いだされている。
実際に、このようにして与えられる片寄りがない場合に
は、翼部は折り畳まれずそしてそれらの接着剤領域を下
着から引っ張る傾向を有する。
【0004】それにもかかわらず、上記の役に立つ片寄
りはそれに特有の欠点を有する。裏ばりシートおよび翼
部の両方の上にある接着剤領域は、使用者が製品を取り
付ける準備ができるまでリリース紙により一時的に覆わ
れている。しかしながら、リリース紙が除去される時に
は、翼部の接着剤領域が偶然に裏ばりシートの接着剤領
域と直接接触すると、(予定される下着の不存在下で)
2つの粘着物が非常に強く一緒になってしまい製品を損
傷せずにそれらを引き離すことができなくなる。裏ばり
シートに対する翼部の上記の片寄りは、そのような偶然
による接触を少なくするというよりむしろ多くするとい
う欠点を有する。
【0005】それ故、本発明以前には、特に翼部がそれ
らを周辺の端部の周りに折り畳むことにより製造されそ
して裏ばりシートに接着剤で固定されて片寄りが作成さ
れる時には、翼部の接着剤領域が裏ばりシートの接着剤
領域に粘着するのを防止する必要があった。
【0006】
【発明の要旨】我々は上記の問題を解決する使い捨て女
性衛生製品を設計した。
【0007】より特に、本発明の一面によると、吸収剤
材料およびこの材料が上部に設置されている不浸透性の
裏ばりシートを含んでなる主要本体部分であって、周辺
の端部により境界が作成されている本体部分、並びに、
この周辺の端部の内部の折り畳み線に沿ってこの裏ばり
シートから伸びており且つその裏ばりシートと蝶番方式
に取り付けられている取り付け翼部であって、この裏ば
りシートおよびこの翼部の一部にこの製品を下着に巻き
付けてこの製品を定位置に保つのに十分な接着剤領域が
付与されている取り付け翼部を含んでなる使い捨て女性
衛生製品であって、この翼部の上にあるこの接着剤領域
の実質的に全てがこの裏ばりシートの上にあるこの接着
剤領域からずれているため、この翼部がこの折り畳み線
の周りで下着がない状態でこの裏ばりシート上にあるこ
の接着剤領域に向かって適切に折り畳まれそしてリリー
ス紙が除去される場合にはこの翼部の上にあるこの接着
剤領域がこの裏ばりシートの上にあるこの接着剤領域と
接触することができないようにする、女性衛生製品が提
供される。
【0008】本発明の別の面によると、使い捨て女性衛
生製品の翼部の上にある接着剤領域とこの製品の裏ばり
シートの上にある接着剤領域との早すぎる接触を防止す
る方法であって、この製品がさらに周辺の端部により境
界が作成されている主要本体部分を含んでおり、この翼
部はこの周辺の端部の内部の折り畳み線に沿ってこの裏
ばりシートに蝶番方式で取り付けられておりそして片寄
らされていてこの折り畳み線に沿ってこの裏ばりシート
に向かい且つそれと接触して折り畳まれており、この方
法が a)この裏ばりシートの上にあるこの接着剤をこのシー
トの上にある予め決められた領域に置き、そして b)この翼部の上にあるこの接着剤領域の実質的に全て
をこの裏ばりシートの上にあるこの予め決められた接着
剤領域からずれている位置に置いて、下着の不存在下に
おけるこの片寄りによる翼部とこの裏ばりシートとの間
の接触が接着剤を接着剤と接触させないようにする段階
を含んでなる方法が提供される。
【0009】本発明のさらに別の面によると、 a)使い捨て女性衛生製品に不浸透性の裏ばりシート上
に設置された吸収剤材料の主要本体を付与し、そしてこ
の裏ばりシートから折り畳み式に突出する翼部を対向さ
せて下着への付着を助け、この裏ばりシートおよびこの
翼部は各々場合により除去可能なリリース紙で被覆され
ていてもよい感圧接着剤領域を有しており、この裏ばり
シートのこの接着剤領域がこの裏ばりシートの全表面積
の少なくとも50%を占めており、この翼部が各々この
裏ばりシートに向かって折り畳み線に沿って折り畳み可
能であるようにし、 b)この接着剤領域の全てからリリース紙を除去し、 c)この裏ばりシートのこの接着剤領域を適当な下着の
一つの側面に付着させ、そして d)この翼部をこの折り畳み線の周りに折り畳むことに
よりこの翼部のこの接着剤領域をこの下着の一つの側面
と反対の側面に付着させて、間にあるこの下着を挟んで
翼部の実質的に全ての接着剤領域がこの裏ばりシートの
接着剤領域からずらされ、それにより、翼部の接着剤領
域および裏ばりシートが重なっていないため、下着の不
存在下におけるこの翼部の偶然の折り畳みにより翼部が
この裏ばりシートの接着剤領域に付着しないようにする
段階を含んでなる、使い捨て女性衛生製品を下着に付着
させる方法が提供される。
【0010】ここで使用されている「実質的に全ての接
着剤領域が...ずれている」とは、製品の通常の製造お
よび適用中に全ての接着剤領域に関してずれ状態が起き
るような慎重な配置を意味する。それは、無視できる量
の接着剤領域がたまたま製造中の偶然の変動によりまた
は製品使用中の誤操作により重なってしまう場合を除外
することは意味しない。ここで使用される「無視でき
る」とは、約5mmの線状距離を越えないような接着剤
の誤配置およびその結果としての重複を意味する。
【0011】これもここで使用されている「折り畳み
線」は曲線であっても直線であってもよく、そして翼部
の折り畳み線に関する時には、それに沿って翼部が最初
に主要本体に関して折り畳まれていない線を意味する。
さらに、折り畳み線や主要本体からさらに遠くにあるこ
れも折り畳むことができる翼部の他の部分があってもよ
い。
【0012】従って、本発明の有利な特徴は使用時にそ
れらの間に下着がない場合に翼部の接着剤領域が他の接
着剤領域に偶然に且つ損傷をもたらすように粘着できな
いように構成された接着剤領域の使用により下着に付着
する裏に取り付けられた翼部の付いた使い捨て女性衛生
製品が提供されることである。
【0013】他の有利な特徴は以下の詳細な記述を添付
図面に照らして読む時に明らかになるであろう。
【0014】
【好適態様の記述】本発明をある種の好適態様に関連し
て以下で記載するが、そこでは翼部を最初に裏ばりシー
トの隣接延長部である翼部の特定な折り畳み方法により
裏に取り付け、主要本体部分の周辺の端部の周りで翼部
を裏ばりシートの一部に接着剤で固定し、周辺の端部の
内部に折り畳み線を作成しそして翼部を裏ばりシートに
向かわせる片寄りを作成する。また、接着剤のずれを得
るために好ましいある種の接着剤様式も記載されてい
る。さらに、本発明は翼部が裏ばりシートに向かって折
り畳まれる時に翼部のものが裏ばりシートのものとずれ
ている限り、翼部がそれらの裏に取り付けられた構造を
どのようにして得るかに拘らず且つ接着剤領域の実際の
様式にも拘らず適用できる。
【0015】図1は先行技術の構造の問題点を示す。女
性衛生製品10は、吸収剤材料のパッド14およびパッ
ド14が上部に設置されている不浸透性の裏ばりシート
16を含んでなる主要本体部分12を含んでなる。本体
部分12は部分12の境界を規定する周辺の端部18を
有する。さらに、取り付け翼部20、22はシート16
の隣接延長部として形成されており、そして裏ばりシー
ト16に向かって折り畳み線24の周りで折り畳まれて
いる。接着剤領域28は各翼部の上にシート16に面し
て付与されており、そしてはるかに大きい接着剤の領域
30が裏ばりシート16の上に翼部に向かって形成され
ている。
【0016】使用時に、翼部20、22は示されている
ように本体部分12と翼部との間に挿入された下着を挟
んで折り畳まれて製品10を下着に付着させる。しかし
ながら、これが早すぎると、すなわち下着が定位置にな
い時に起きてしまったら、接着剤領域20もしくは22
または両方が接着剤領域30と接触することができ、そ
してそれらの室温における粘着性のために、互いに元ど
おりにならないようなほどに付着してしまう。(ここで
使用される「室温」とは使用者が製品を下着に適用する
ことが予測できる温度を意味し、0℃〜約30℃までを
含む。)この問題は翼部が裏に取り付けられているので
はなくむしろ隣接する翼部であるような製品の概念で示
されているが、先行技術におけるある種の裏に取り付け
られた翼部でも同様な問題が起きる。
【0017】対照的に、本発明に従い製造される製品1
0、図2−3、は好ましくは裏ばりシート16と一般的
な多孔性カバーシート17との間に挟むことにより一般
的な方法で裏ばりシート16に取り付けられている吸収
剤材料パッド14(幽霊画法で示されている、図3)を
有する主要本体部分12を含んでなる。カバーシートお
よび裏ばりシートは一般的な方法で一緒に積層され、そ
して翼部120、122を形成するために使用されるも
のはこの積層である。部分12の境界は周辺の端部18
により規定される。翼部120および122はシート1
6の隣接部分を端部18の周りに端部18と内部区分線
124との間に置かれている接着剤と共に折り畳むこと
により製造された裏に取り付けられた翼部であり、そし
てシート16の二つの部分を固定して線124と端部1
8との間で一緒に折り畳まれている。すると、全て一般
的なように、これが幅「t」を有する付着区域を規定し
そして翼部が裏に取り付けられる。図3に示されている
ように、線124は主要本体部分12に関して翼部の非
折り畳みおよび折り畳み用の折り畳み線となり、その片
寄りが図2に示されているように裏ばりシート16に対
して翼部を上にして折り畳まれる。
【0018】接着剤領域128が各翼部の上に付与さ
れ、同様に領域130が裏ばりシート16の上に付与さ
れる。より良好な付着のためには、領域130は下着に
呈する部分12の裏ばりシートの少なくとも50%を被
覆する。
【0019】吸収剤材料14、裏ばりシート16、接着
剤領域、および存在するならリリースシート用に使用さ
れる材料は一般的なものであり、それ故これ以上記載す
る必要はない。
【0020】本発明にとって重要なことは、翼部を図2
に示されているようにそして片寄るように折り畳まれる
時に接着剤領域128、130が互いにずれるように配
置されることである。図3に示されているこの特別な態
様では、ずれ特性は領域128、130をそれらが一般
的には本体部分12の延長部の方向に整列されている縦
軸140に沿って測定した時に互いに転置されているよ
うに配置することにより達成される。より特に、一般的
には軸140に沿って中央に置かれている領域128は
裏ばりシート16の上にある領域130の位置から距離
1だけ離されており、それらは中心から遠くに置かれ
ている。換言すると、非接着剤領域142、144は裏
ばりシート16およびそれぞれ翼部120、122の上
に置かれているため、接着剤領域がずらされる。
【0021】そのような非接着剤領域は、示されている
ように、これらの領域を未コーテイング状態のままにす
ることによりまたは全ての領域を最初に室温において粘
着性の感圧接着剤でコーテイングしそしてその接着剤を
領域142および144で室温において非粘着性の一般
的な非感圧接着剤ホット−メルト接着剤でオーバーコー
テイングすることにより、作成することができる。これ
が領域128、130を室温において粘着性である感圧
接着剤だけでコーテイングされているようにする。
【0022】他の変法は例えばシリコーンリリース剤の
コーテイングの如きリリースコーテイング表面を有する
非接着剤領域を作成する方法である。例えば、表面をそ
の場で紫外線により硬化する硬化性シリコーンエマルシ
ョンでコーテイングすることによりまたはその露呈表面
上にシリコーンリリース剤を有するテープを表面に付着
することにより、リリース剤を適用することができる。
【0023】接着剤領域128、130がずれているた
め、製品10が接着剤領域が一般的なリリース紙で被覆
されているように包装されているかまたはされていない
かは随意である。
【0024】裏ばりシートの上にあるおよび翼部の上に
ある接着剤領域がそれぞれ2つだけの領域であるかまた
は1つの隣接する領域であるかは重要ではない。図4の
例に関して示されているように、各領域は複数の領域に
分割することができる。前に記述したものと同様な部品
には同じ参照番号がつけられており、それに対して区別
するための接尾語「A」が適用されている。
【0025】それ故、図4の製品10Aは、前の態様と
同様に、周辺の端部18Aにより囲まれている主要本体
部分12A、折り畳み線124Aを作成するための裏ば
りシート16Aを端部18Aのそれ自身の内側に付着さ
せることにより裏に取り付けられている翼部120Aを
含んでなる。しかしながら、前の態様とは異なり、各翼
部の上にある接着剤領域は2つの間隔が離れている領域
228、228′を含んでなり、そして周辺の端部18
Aの内側の裏ばりシート16Aの上にある接着剤領域は
3つの間隔が離れている領域130A、130A、およ
び230に分割される。主要本体部分12Aの上にある
シート16Aの領域の少なくとも50%は接着剤領域1
30A、130Aおよび230により被覆されている。
前と同様に、翼部分228、228′を本体部分領域1
30A、130A、および230が置かれている軸に沿
ってある位置から転置することにより、翼部の上にある
接着剤領域は主要本体部分の裏ばりシートの上にある接
着剤領域からずらされる。より特に、翼部領域228、
228′は軸140Aに沿って主要本体部分領域230
から距離D1だけそして他の2つの主要本体部分領域1
30A、130Aから距離D4だけ転置される。
【0026】距離D4は距離D1より大きいように示され
ているが、これは必須ではなくそして逆転することもで
きる。実際には、翼部120Aの上にある2つの距離D
1、D1または翼部122Aの上の対応する距離D1、D1
が何故互いに等しい必要があるかの理由は単に製造の容
易さだけである。同様に、各翼部120、122Aに関
する距離D4、D4は互いにまたは他の翼部の上にある距
離D4、D4と等しい必要はない。
【0027】図4の態様を非常に好ましい態様にしてい
るこの態様の1つの利点は、主要本体部分の上にある追
加の接着剤領域230が、領域230が省略される場合
より、製品を良好に下着に付着させるのを助けることで
ある。
【0028】主要本体部分の上にあるものからの翼部接
着剤領域のずれが縦軸に沿った縦方向の転置により得ら
れるということは必須ではない。実際に、図5では、こ
の転置は軸から横方向に測定することができる。前記の
ものと同様な部品には同じ参照番号がつけられており、
これに対して区別する接尾語「B」が適用されている。
それ故、製品10Bは、全てがこれらの2つの前の態様
に関して記載された方法で、周辺の端部18Bにより取
り囲まれている主要本体部分12B並びに本体部分12
Bおよび縦軸140Bから離れて折り畳まれる2つの裏
に取り付けられた翼部120Bおよび122Bを折り畳
み線124Bに沿って含んでなる。各翼部は1つの接着
剤領域128Bを有する。主要本体部分12Bはその裏
ばりシート16Bの上に複数の図3のものと同様な接着
剤領域130B、130Bを有しており、そしてさらに
領域130B、130Bの間に置かれた2つの追加領域
330、330′も有する。130B、130B、およ
び330、330′の合計接着剤領域は本体部分12B
のシート16Bの領域の50%より多い。
【0029】前の態様とは異なり、翼部接着剤領域を同
じ折り畳み線からの接着剤領域330、330′が置か
れている最大距離D3とは異なる、例えばそれより大き
い、折り畳み線124Bからの予め決められた最小距離
2に置くことにより翼部接着剤領域のずれが得られ
る。この方法においては、翼部が適切に内部に折り畳ま
れる時には、領域128Bは幽霊画法で示されている領
域内で接着剤領域330、330′の間になるであろ
う。(領域128Bは、裏に折り畳まれる時に接着剤領
域330′を重複させるためには翼部120Bの上では
るかに遠くまで延長しなければならずそして同様に接着
剤領域330と関連する翼部122Bの上にある接着剤
領域128Bに関してもそうであることを認識するであ
ろう。すなわち、最大距離D5<最小距離D6である。) 使用者が翼部を折り畳み線124B以外の折り畳み線に
沿って本体部分12Bに対して裏に折り畳みそしてその
結果として接着剤領域128Bが領域330または33
0′の一方と重複するのを防止するために、一般的な補
剛材340を随意に翼部122B(示されている)およ
び翼部122B(示されていない)の中で折り畳み線1
24Bと接着剤128Bとの間に形成してもよい。例え
ば、補剛材340を翼部の布の中に埋め込むことができ
る。
【0030】本発明の別の態様として、図4および5の
両方の特徴を組み合わせて翼部の接着剤領域を縦軸に沿
って測定してそして翼部の折り畳み線から横方向で測定
して主要本体部分の上にある接着剤領域からずらすこと
ももちろん実行できる、図6。前記のものと同様な部品
には同じ参照番号がつけられており、これに対して区別
する接尾語「C」が適用されている。
【0031】それ故、製品10Cは主要本体部分12C
および折り畳み線124Cに沿って折り畳まれる裏に取
り付けられている翼部120Cおよび122Cを含んで
なる。接着剤領域128Cは翼部の上に置かれており、
そして接着剤領域も主要本体部分の上に置かれている。
しかしながら、後者は4つの間隔が離された領域43
0、430′、430′′、および430′′′を含ん
でなる。これらの4つは翼部領域128Cの軸に沿って
位置から距離D1だけ縦軸140Cに沿って縦方向に転
置されている。さらに、それらは翼部領域128Cの位
置に関する最小距離D2より少ない折り畳み線124C
からの最大距離に置かれる。従って、翼部領域128C
が本体部分12Cに向かって折り畳まれる時には、それ
らは縦軸に沿ってそして折り畳み線から横方向に測定し
て両者とも領域430、430′、430′′、および
430′′′と比べてずれている幽霊画法で示される領
域の中に位置する。
【0032】図7は、主要本体から離れている布片であ
るが米国特許第4,900,320号と同様な方法で接着
剤によりまたは熱封印により取り付けられている裏に取
り付けられた翼部に適用される時の本発明を示す。同様
な部品は同じ参照番号を有するが接尾語Dがついてい
る。
【0033】それ故、製品10Dは別個に製造されそし
て厚さ「t」に沿って本体部分12Dの裏ばりシート1
6Dに付着して周辺の端部18Dの内部に折り畳み線1
24Dを生ずるように裏に取り付けられている翼部12
0D、122Dの付いた主要本体部分12Dを有する。
各翼部の上にある翼部接着剤領域228Dおよび22
8′Dは、図4の態様と同様に、軸140Dに沿って縦
方向に距離D1およびD4だけ転置することにより、領域
130Dおよび230Dからずれている。それ故、米国
特許第4,900,320号の場合とは異なり、翼部接着
剤領域が主要本体接着剤領域に向かって折り畳まれる時
には前者は後者からずれる。
【0034】ここに開示されている発明はここに特に開
示されいない部品の不存在下で実施してもよい。
【0035】本発明はその好適な態様を特に参照して詳
細に記述してきたが、本発明の精神および範囲内で変更
を行えることは理解されよう。
【0036】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0037】1.吸収剤材料およびこの材料が上部に設
置されている不浸透性の裏ばりシートを含んでなる主要
本体部分であって、周辺の端部により境界が作成されて
いる本体部分、並びに、この周辺の端部の内部の折り畳
み線に沿ってこの裏ばりシートから伸びており且つその
裏ばりシートと蝶番方式に取り付けられている取り付け
翼部であって、この裏ばりシートおよびこの翼部の一部
にこの製品を下着に巻き付けてこの製品を定位置に保つ
のに十分な接着剤領域が付与されている取り付け翼部を
含んでなる使い捨て女性衛生製品であって、この翼部の
上にあるこの接着剤領域の実質的に全てがこの裏ばりシ
ートの上にあるこの接着剤領域からずれているため、こ
の翼部がこの折り畳み線の周りで下着がない状態でこの
裏ばりシート上にあるこの接着剤領域に向かって適切に
折り畳まれそしてリリース紙が除去される場合にはこの
翼部の上にあるこの接着剤領域がこの裏ばりシートの上
にあるこの接着剤領域と接触することができないように
する、女性衛生製品。
【0038】2.この翼部がこの裏ばりシートの隣接延
長部を含んでなり、この翼部の一部がこの裏ばりシート
の一部の周りに折り畳まれており且つそれに対して接着
剤により固定されているためこの折り畳み線とこの周辺
の端部のこの部分との間のこの裏ばりシートの一部を永
久的に重なり合わせており、この翼部が片寄らされてこ
の折り畳み線に沿ってこの裏ばりシートに向かい且つそ
れと接触させて折り畳まれているためにこの接着剤領域
のずれが翼部と裏ばりシートとの間の接着剤−接着剤接
触を防止する、上記1で定義されている製品。
【0039】3.この本体部分が縦軸を有しており、そ
してこの翼部の上にあるこの接着剤領域がこの軸に沿っ
てこの裏ばり接着剤領域が置かれている位置から転置さ
れているこの翼部の上にある位置に置くことによりこの
裏ばりの上にある接着剤領域からずらされている、上記
1または2に定義されている製品。
【0040】4.この本体部分が縦軸を有しており、そ
してこの翼部の上のこの接着剤領域がこの裏ばり接着剤
領域が置かれているこの折り畳み線から予め決められた
距離だけ異なっているこの折り畳み線からの予め決めら
れた距離に置くことによりこの裏ばりの上にあるこの接
着剤領域からずらされている、上記1または2に定義さ
れている製品。
【0041】5.この本体部分のこの裏ばりシートの面
積の少なくとも50%がこの接着剤領域により占められ
ている、上記1または2に定義されている製品。
【0042】6.この翼部が各々さらに各々の翼部を固
めそして一般的に平らに保つために置かれている補剛材
も含んでいるため、翼部の上にある接着剤領域が翼部が
接着剤領域を有していない裏ばりシートの部分との非整
列を引き起こしうるような反りおよび折り畳みに対して
それ自身で抵抗する、上記1または2に定義されている
製品。
【0043】7.この接着剤のこのずれがこの翼部の一
方または両方の上にある接着剤領域を分離するためのこ
の翼部およびこの裏ばりシートの上にある非接着剤領域
を含んでなる、上記1で定義されている製品。
【0044】8.この非接着剤領域が感圧接着剤の第一
層、およびこの第一層の上部にある室温で非粘着性であ
る感圧接着剤ホットメルト接着剤の層を含んでなる、上
記7で定義されている製品。
【0045】9.この非接着剤領域がリリース剤がコー
テイングされたこの裏ばりシートを含んでなる、上記7
で定義されている製品。
【0046】10.この接着剤領域がリリース紙を含ま
ない、上記8または9で定義されている製品。
【0047】11.この接着剤領域がリリース紙を含ま
ない、上記1で定義されている製品。
【0048】12.a)使い捨て女性衛生製品に不浸透
性の裏ばりシート上に設置された吸収剤材料の主要本体
を付与し、そしてこの裏ばりシートから折り畳み式に突
出する翼部を対向させて下着への付着を助け、この裏ば
りシートおよびこの翼部は各々場合により除去可能なリ
リース紙で被覆されていてもよい感圧接着剤領域を有し
ており、この裏ばりシートのこの接着剤領域がこの裏ば
りシートの全表面積の少なくとも50%を占めており、
この翼部が各々この裏ばりシートに向かって折り畳み線
に沿って折り畳み可能であるようにし、 b)この接着剤領域の全てからリリース紙を除去し、 c)この裏ばりシートのこの接着剤領域を適当な下着の
一つの側面に付着させ、そして d)この翼部をこの折り畳み線の周りに折り畳むことに
よりこの翼部のこの接着剤領域をこの下着の一つの側面
と反対の側面に付着させて、間にあるこの下着に挟んで
翼部の実質的に全ての接着剤領域がこの裏ばりシートの
接着剤領域からずらされ、それにより、翼部の接着剤領
域および裏ばりシートが重なっていないため、下着の不
存在下におけるこの翼部の偶然の折り畳みにより翼部が
この裏ばりシートの接着剤領域に付着しないようにする
段階を含んでなる、使い捨て女性衛生製品を下着に付着
させる方法。
【0049】13.使い捨て女性衛生製品の翼部の上に
ある接着剤領域とこの製品の裏ばりシートの上にある接
着剤領域との早すぎる接触を防止する方法であって、こ
の製品がさらに周辺の端部により境界が作成されている
主要本体部分を含んでおり、この翼部はこの周辺の端部
の内部の折り畳み線に沿ってこの裏ばりシートに蝶番方
式で取り付けられておりそして片寄らされていてこの折
り畳み線に沿ってこの裏ばりシートに向かい且つそれと
接触して折り畳まれており、この方法が a)この裏ばりシートの上にあるこの接着剤をこのシー
トの上にある予め決められた領域に置き、そして b)この翼部の上にあるこの接着剤領域の実質的に全て
をこの裏ばりシートの上にあるこの予め決められた接着
剤領域からずれている位置に置いて、下着の不存在下に
おけるこの片寄りによる翼部とこの裏ばりシートとの間
の接触が接着剤を接着剤と接触させないようにする段階
を含んでなる方法。
【0050】14.この予め決められた領域がこの主要
本体部分のこの裏ばりシートの表面積の少なくとも50
%を占める、上記13で定義されている方法。
【0051】15.段階a)もしくはb)または両方
が、ぞれぞれこの裏ばりシートまたはこの翼部の上にあ
る非接着剤領域によるこの接着剤領域の変更を含んでな
る、上記13で定義されている方法。
【0052】16.この非接着剤領域が感圧接着剤の第
一層およびこの第一層の上部にある室温で非粘着性であ
る非感圧接着剤ホットメルト接着剤の層を含んでなる、
上記15で定義されている方法。
【0053】17.さらにc)この製品をこの接着剤領
域の上にリリース紙を置かずに包装する段階も含む、上
記13または15で定義されている方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記のWO 94/13237出願中に記載さ
れているような先行技術の使い捨て女性製品の等角投影
図である。
【図2】本発明に従い製造された使い捨て女性衛生製品
の平面図である。
【図3】図2のものと同様であるがそれらが下着への取
り付け前にそうであるように折り畳まれていない翼部が
ついており、さらに接着剤領域のずれ効果も示す平面図
である。
【図4】図2のものと同様であるが別の態様を示す平面
図である。
【図5】図2のものと同様であるが別の態様を示す平面
図である。
【図6】図2のものと同様であるが別の態様を示す平面
図である。
【図7】図2のものと同様であるが別の態様を示す平面
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プラモド・エス・メイビンカーブ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08540 プリンストン・ドツズレイン328 (72)発明者 ロジエ・ブーランジエ カナダ・ジエイ3イー 1シー5・ケベツ ク・ステ−ジユリー・ドブルゴーニユ1848 (72)発明者 アンリ・ブリスボワ カナダ・ジエイ6ダブリユー 5ダブリユ ー6・ケベツク・ラシユネ・フローラン 2129

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収剤材料およびこの材料が上部に設置
    されている不浸透性の裏ばりシートを含んでなる主要本
    体部分であって、周辺の端部により境界が作成されてい
    る本体部分、並びに、この周辺の端部の内部の折り畳み
    線に沿ってこの裏ばりシートから伸びており且つその裏
    ばりシートと蝶番方式に取り付けられている取り付け翼
    部であって、この裏ばりシートおよびこの翼部の一部に
    この製品を下着に巻き付けてこの製品を定位置に保つの
    に十分な接着剤領域が付与されている取り付け翼部を含
    んでなる使い捨て女性衛生製品であって、この翼部の上
    にあるこの接着剤領域の実質的に全てがこの裏ばりシー
    トの上にあるこの接着剤領域からずれているため、この
    翼部がこの折り畳み線の周りで下着がない状態でこの裏
    ばりシート上にあるこの接着剤領域に向かって適切に折
    り畳まれそしてリリース紙が除去される場合にはこの翼
    部の上にあるこの接着剤領域がこの裏ばりシートの上に
    あるこの接着剤領域と接触することができないようにす
    る、女性衛生製品。
  2. 【請求項2】 a)使い捨て女性衛生製品に不浸透性の
    裏ばりシート上に設置された吸収剤材料の主要本体を付
    与し、そしてこの裏ばりシートから折り畳み式に突出す
    る翼部を対向させて下着への付着を助け、この裏ばりシ
    ートおよびこの翼部は各々場合により除去可能なリリー
    ス紙で被覆されていてもよい感圧接着剤領域を有してお
    り、この裏ばりシートのこの接着剤領域がこの裏ばりシ
    ートの全表面積の少なくとも50%を占めており、この
    翼部が各々この裏ばりシートに向かって折り畳み線に沿
    って折り畳み可能であるようにし、 b)この接着剤領域の全てからリリース紙を除去し、 c)この裏ばりシートのこの接着剤領域を適当な下着の
    一つの側面に付着させ、そして d)この翼部をこの折り畳み線の周りに折り畳むことに
    よりこの翼部のこの接着剤領域をこの下着の一つの側面
    と反対の側面に付着させて、間にあるこの下着を挟んで
    翼部の実質的に全ての接着剤領域がこの裏ばりシートの
    接着剤領域からずらされ、それにより、翼部の接着剤領
    域および裏ばりシートが重なっていないため、下着の不
    存在下におけるこの翼部の偶然の折り畳みにより翼部が
    この裏ばりシートの接着剤領域に付着しないようにする
    段階を含んでなる、使い捨て女性衛生製品を下着に付着
    させる方法。
  3. 【請求項3】 使い捨て女性衛生製品の翼部の上にある
    接着剤領域とこの製品の裏ばりシートの上にある接着剤
    領域との早すぎる接触を防止する方法であって、この製
    品がさらに周辺の端部により境界が作成されている主要
    本体部分を含んでおり、この翼部はこの周辺の端部の内
    部の折り畳み線に沿ってこの裏ばりシートに蝶番方式で
    取り付けられておりそして片寄らされていてこの折り畳
    み線に沿ってこの裏ばりシートに向かい且つそれと接触
    して折り畳まれており、この方法が a)この裏ばりシートの上にあるこの接着剤をこのシー
    トの上にある予め決められた領域に置き、そして b)この翼部の上にあるこの接着剤領域の実質的に全て
    をこの裏ばりシートの上にあるこの予め決められた接着
    剤領域からずれている位置に置いて、下着の不存在下に
    おけるこの片寄りによる翼部とこの裏ばりシートとの間
    の接触が接着剤を接着剤と接触させないようにする段階
    を含んでなる方法。
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