JP2000023629A - 容器入り鏡餅及びその製造方法 - Google Patents

容器入り鏡餅及びその製造方法

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JP2000023629A
JP2000023629A JP10198414A JP19841498A JP2000023629A JP 2000023629 A JP2000023629 A JP 2000023629A JP 10198414 A JP10198414 A JP 10198414A JP 19841498 A JP19841498 A JP 19841498A JP 2000023629 A JP2000023629 A JP 2000023629A
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rice cake
rice
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cake
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Kazuyuki Hatakeyama
和幸 畠山
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HEIWA KAGAKU KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器から短時間に容易に取り出すことができ
る容器入り鏡餅及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 鏡餅の外形を模った鏡餅容器に、少なく
とも一境界面に餅材料分離境界を設けて餅材料を容れた
ことを特徴とする容器入り鏡餅。及び、鏡餅の外形を模
った鏡餅容器に、少なくとも一境界面に餅材料分離境界
を設けて餅材料を容れることを特徴とする容器入り鏡餅
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器入り鏡餅及び
その製造方法、さらに詳しくは、容器から容易に取り出
して焼く等の調理をすること等ができる容器入り鏡餅を
製造する方法に関する。ここで、餅材料とは、蒸した餅
米を搗いて作った一般的な餅を意味し、鏡餅等のように
特定の形状に成形したものと区別する。
【0002】
【従来の技術】鏡餅は、お祝い等のために長期間飾って
置き、喫食に供するときには、非常に硬化しており、こ
れを切断あるいは折り砕くことは困難である場合が多
い。一方、衛生面、餅材料の成形の容易性,及びかびの
発生防止等の理由から、容器入り鏡餅が市販されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容器入り鏡餅は、硬化
すると、鏡餅を容器から出すことが非常に困難になり、
現在市販されている容器入り鏡餅には、「容器のままお
湯で20分間沸騰させてください。その後、お湯を切り
2時間程放置しますと、餅が切りやすくなります。包丁
で容器ごと十文字に押し切ってお餅を取り出してくださ
い。」と記載されている程である。従って、容器入り鏡
餅から短時間に容易に餅材料を取り出すことができれ
ば、非常に好ましい。また、取り出した餅材料を容易に
所望の寸法に切断あるいは折り砕くことができれば、な
お好ましいい。鏡餅の容器からの取り出しを容易にする
ために、餅材料を鏡餅形にすることを断念して、餅材料
を小片にして、一個一個飴のように包装紙によって包装
して鏡餅容器にばらばらに容れたものが市販されてい
る。これは、鏡餅の概念を打ち壊すものであり、その構
成から嫌われこともある。しかし、容器入り鏡餅におい
ては、容器の存在によって餅材料の表面が乾燥せず、ひ
びが生じることがなく折り砕くことができないが、それ
以上の困難な問題として硬い餅材料を容器から取り出す
ことができず、また上下の丸餅の境界部に包丁をいれて
も両者を切断することができない問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来の容器入り鏡餅及びその
製造方法に関する上述した問題にを鑑みてなされたもの
であって、容器から短時間に容易に取り出すことができ
る容器入り鏡餅及びその製造方法を提供することであ
る。本発明はまた、調理や喫食に好都合な寸法に容易に
切断や折り砕くことが可能な容器入り鏡餅及びその製造
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、鏡餅の外形を模った
鏡餅容器に、少なくとも一境界面に餅材料分離境界を設
けて餅材料を容れたことを特徴とする容器入り鏡餅であ
る。本発明の実施態様は、以下のとおりである。上記餅
材料分離境界が、鏡餅の上下丸餅の境界面であることを
特徴とする。上記餅材料分離境界が、鏡餅の水平な境界
面であることを特徴とする。上記餅材料分離境界が、鏡
餅の垂直な境界面であることを特徴とする。上記餅材料
分離境界が、上新粉によって形成されていることを特徴
とする。上記餅材料分離境界が、有色合成樹脂シートに
よって形成されていることを特徴とする。
【0006】本発明はまた、鏡餅の外形を模った鏡餅容
器に、少なくとも一境界面に餅材料分離境界を設けて餅
材料を容れることを特徴とする容器入り鏡餅の製造方法
である。本発明の実施態様は、以下のとおりである。上
記餅材料分離境界が、鏡餅の上下丸餅の境界面であるこ
とを特徴とする。上記餅材料分離境界が、鏡餅の水平な
境界面であることを特徴とする。上記餅材料分離境界
が、鏡餅の垂直な境界面であることを特徴とする。上記
餅材料分離境界が、上新粉によって形成されることを特
徴とする。上記餅材料分離境界が、有色合成樹脂シート
によって形成されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図に基
づいて説明する。実施例の鏡餅容器のダイレクトブロー
成形機は、図1に示す、加熱によって可塑化した成形材
料によってパリソンPを形成するパリソン押し出し部1
0と、図2に示す、金型100内でパリソンPに空気を
入れて膨らませる成形部102とからなる。
【0008】パリソン押し出し部10は、図1に示すよ
うに、スパイダー12の中心にマンドレル14が摺動可
能に配置され、スパイダー12の周囲に外型フランジ1
6が固着され、マンドレル14の下端に取り付けられた
マンドレルヘッド20の周囲に押し出しフランジ26が
配置される。外型フランジ16の対向位置に、第1樹脂
供給路22及び第2樹脂供給路24が設けられ、スパイ
ダー12と外型フランジ20の間すなわちスパイダー1
2の周囲には合流樹脂流路30が形成される。マンドレ
ル14はパリソン調整装置(図示せず)によってスパイ
ダー12に対し変位され、マンドレルヘッド20と押し
出しフランジ26との間の合流樹脂流路30の下端部の
流路幅を調整することができる。
【0009】成形部102は、図2に示すように、鏡餅
を垂直に立てた状態で成形するものであって、相対的に
移動して組み合ったり分離する第1金型110及び第2
金型112を有する。第1金型110及び及び第2金型
112には、それぞれ鏡餅を垂直に半分割した形状の成
形凹部116,118を有する。成形凹部116,11
8の上部には、成形凹部116,118に連続していな
いパリソン受け部120、122が垂直に形成され、側
部には、空気吹き込み針130を挿入する空気吹き込み
針通路132,134が形成されている。成形部102
の上方にパリソン押し出し部10が配置される。
【0010】上述した実施例のダイレクトブロー成形機
による成形工程は以下のとおりである。すなわち、第1
樹脂供給路22に赤色のポリエチレン又はポリプロピレ
ンを加熱して可塑化して供給し、第2樹脂供給路24に
白色または無色半透明のポリエチレン又はポリプロピレ
ンを加熱して可塑化して供給する。合流樹脂流路30か
ら、押し出し方向に延びた左右二つに分割されそれぞれ
赤色及び白色または透明の領域を持つパリソンPが押し
出される。
【0011】成形部102においては、パリソンPが成
形凹部116,118の間に位置し、第1金型110及
び及び第2金型112が接近して鏡餅形の成形閉凹型
(図示せず)を形成する。この時、パリソンPの第1樹
脂供給路22から供給された赤色のポリエチレン又はポ
リプロピレンと第2樹脂供給路24から供給された白色
または半透明のポリエチレン又はポリプロピレンとの境
界線が、成形閉凹型(図示せず)における鏡餅の上下餅
の境界位置と一致するようにする。その後、空気吹き込
み針130が空気吹き込み針通路132,134から挿
入され、針先がパリソンPの内部に届く。
【0012】続いて、空気吹き込み針130をとおして
パリソンP内に空気が吹き込まれ、パリソンPを形成し
ていた樹脂が成形凹部116,118の内面に押し付け
られ、すなわち成形閉凹型(図示せず)内の鏡餅の下側
の丸餅に当たる部分にパリソンPの第1樹脂供給路22
から供給された赤色のポリエチレン又はポリプロピレン
が押し付けられ、成形閉凹型(図示せず)内の鏡餅の上
側の丸餅に当たる部分にパリソンPの第2樹脂供給路2
4から供給された白色又は半透明のポリエチレン又はポ
リプロピレンが押し付けられる。このように成形された
バリ付き鏡餅容器は、バリを除去し、底部に餅材料をい
れるための円孔を設けられる。
【0013】上述した鏡餅容器には、単一種類すなわち
白色の餅材料が入れられる。餅材料は、鏡餅容器を円孔
付き底部を上にして置き、上の丸餅すなわち小さい丸餅
の部分に餅材料を容れると、すなわち餅材料の表面が鏡
餅容器の上下丸餅の境界線とほぼ一致すると、餅材料の
表面に上新粉を1mm位の厚さに撒き、その上にさらに
餅材料を容れて、鏡餅容器を餅材料によって充たす。こ
のようにすることによって、鏡餅容器に一種類の餅材料
を入れたにもかかわらず、外観上紅白の鏡餅を製造する
ことができる。また、鏡餅容器に容れた餅材料は、上下
丸餅の境界部が分離されているか又は非常に弱い力で結
合しており、鏡餅容器の上記上下丸餅の境界部に包丁を
入れることによって、容易に餅を取り出すことができ
る。
【0014】上記実施形態の変形では、餅材料分離境界
が、図3に示すように、複数の水平分離境界200,2
02,204として構成され、あるいは、図4に示すよ
うに、複数の垂直分離境界210,212,214とし
て構成される。また、餅材料分離境界は、上新粉層に代
えて合成樹脂シートを配置することによって構成され
る。合成樹脂シートは、餅材料との見分けを容易にする
ために、着色することが好ましい。
【0015】上記成形材料の他の例としては、ポリエチ
レン又はポリプロピレンに代えて、スチレン系熱可塑性
エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ス
チレン系熱可塑性エラストマーとポリオレフィン系のブ
レンド、又はオレフィン系熱可塑性エラストマーとポリ
オレフィン系のブレンドを使用することができる。この
場合、鏡餅容器の表面は、ポリエチレン又はポリプロピ
レンを使用したときの平滑でつるつるした外観及び触感
を有していたのに対し、しっとりしたもち肌的触覚とき
め細かい滑らかな外観を有し、本物の鏡餅に非常に類似
した表面のものとすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、容器から短時間に容易
に取り出すことができる容器入り鏡餅及びその製造方法
を提供することができる。本発明によればまた、調理や
喫食に好都合な寸法に容易に切断や折り砕くことが可能
な容器入り鏡餅及びその製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を実施するためのパリソン押し
出し部の断面図である。
【図2】本発明の実施例を実施するための成形部の斜視
図である。
【図3】本発明の実施例の水平分離境界を持つ容器入り
鏡餅の断面斜視図である。
【図4】本発明の実施例の水平分離境界を持つ容器入り
鏡餅の断面斜視図である。
【符号の説明】
P パリソン 10 パリソン押し出し部 12 スパイダー 14 マンドレル 16 外型フランジ 20 マンドレルヘッド 22 第1樹脂供給路 24 第2樹脂供給路 26 押し出しフランジ 30 合流樹脂流路 102 成形部 110 第1金型 112 第2金型 116,118 成形凹部 120,122 パリソン受け部 130 空気吹き込み針 132,134 空気吹き込み針通路 200,202 水平分離境界 210,212 垂直分離境界

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡餅の外形を模った鏡餅容器に、少なく
    とも一境界面に餅材料分離境界を設けて餅材料を容れた
    ことを特徴とする容器入り鏡餅。
  2. 【請求項2】 上記餅材料分離境界が、鏡餅の上下丸餅
    の境界面であることを特徴とする請求項1に記載の容器
    入り鏡餅。
  3. 【請求項3】 上記餅材料分離境界が、鏡餅の水平な境
    界面であることを特徴とする請求項1に記載の容器入り
    鏡餅。
  4. 【請求項4】 上記餅材料分離境界が、鏡餅の垂直な境
    界面であることを特徴とする請求項1に記載の容器入り
    鏡餅。
  5. 【請求項5】 上記餅材料分離境界が、上新粉によって
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器
    入り鏡餅。
  6. 【請求項6】 上記餅材料分離境界が、有色合成樹脂シ
    ートによって形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の容器入り鏡餅。
  7. 【請求項7】 鏡餅の外形を模った鏡餅容器に、少なく
    とも一境界面に餅材料分離境界を設けて餅材料を容れる
    ことを特徴とする容器入り鏡餅の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記餅材料分離境界が、鏡餅の上下丸餅
    の境界面であることを特徴とする請求項7に記載の容器
    入り鏡餅の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記餅材料分離境界が、鏡餅の水平な境
    界面であることを特徴とする請求項7に記載の容器入り
    鏡餅の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記餅材料分離境界が、鏡餅の垂直な
    境界面であることを特徴とする請求項7に記載の容器入
    り鏡餅の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記餅材料分離境界が、上新粉によっ
    て形成されることを特徴とする請求項7に記載の容器入
    り鏡餅の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記餅材料分離境界が、有色合成樹脂
    シートによって形成されることを特徴とする請求項7に
    記載の容器入り鏡餅の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006174851A (ja) * 2002-10-31 2006-07-06 Echigo Seika Co Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006174851A (ja) * 2002-10-31 2006-07-06 Echigo Seika Co Ltd

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