JP2000023608A - 竿掛け装置 - Google Patents

竿掛け装置

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JP2000023608A
JP2000023608A JP10200991A JP20099198A JP2000023608A JP 2000023608 A JP2000023608 A JP 2000023608A JP 10200991 A JP10200991 A JP 10200991A JP 20099198 A JP20099198 A JP 20099198A JP 2000023608 A JP2000023608 A JP 2000023608A
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rod
fishing rod
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lock levers
fishing
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Hiroshi Okada
浩 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釣り竿の保持、取り外しが極めて容易に行
え、釣り竿の保持が確実な竿掛け装置を提供する。釣り
竿には突起物が付属せず、重量を軽くでき、釣り竿の操
作性を損ねることがない。 【解決手段】 本体11の一側に設けられ釣り竿を位置
決めする竿受け部15と、本体11の他側に設けられ釣
り竿を保持する竿保持部20とを備えており、竿保持部
20は、本体に間隔をおいて立設された2本の支持軸2
2、22と、この2本の支持軸のそれぞれに回転可能に
支持され、相互に内方に向けて付勢されて当接可能であ
る2個のロックレバー23、24と、前記2本の支持軸
の中間に位置し前記2個のロックレバー方向に付勢され
る押圧部材25とを備え、2個のロックレバー23、2
4と押圧部材25とにより釣り竿35を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船釣りをするとき
に船べりに釣り竿を保持する竿掛け装置に関し、特に釣
り竿の保持、取外しの操作がしやすく、確実に保持でき
る竿掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の竿掛け装置は種々のもの
があるが、例えば実開平6−5476号公報に示される
ものがある。この船釣り用竿受は、図11(a)に示さ
れるように、並設したコ字状クランプ1の上部に挟ませ
て、支持杆2と該支持杆の下り止め部とを具備し、かつ
釣り竿基部の先端側を支持する竿受け部と、係止杆3と
該係止杆の上り止め部とを具備し、かつ釣り竿基部の基
端側を係止する元受け部とを夫々、別体に、かつ上下に
回動自在に枢着したことを特徴としている。
【0003】また、従来のこの種の別の装置として、特
開平8−172993号公報に示されるものがある。こ
の船釣り用竿受具は、図11(b)に示されるように、
竿受本体4に対して竿5を保持する竿取付片6を竿受本
体4に固定される取付けベース7の連結突部に所定角度
に簡易に保持できるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
船釣り用竿受は、船が揺れたときや、大型の魚が掛かっ
たとき、また、他人の釣り竿が誤ってぶつかったとき
等、釣り竿が竿受から脱落しやすく、釣り竿自体が海中
に落ちやすいという問題がある。後者の船釣り用竿受具
は、釣り竿5に竿取付片6を固定するため、釣り竿の重
量が増すとともに突起物が付属するため操作性が悪くな
り、釣り味が大きく損なわれるという問題がある。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、釣り竿の保持や取外しが容易であ
り、釣り竿の保持が確実で脱落する可能性が低く、釣り
竿自体の操作性を損ねることがなく、釣り味を大切にで
きる竿掛け装置を提供することを目的とする。また、必
要に応じて釣り竿を上下に揺り動かして寄せ餌を撒いて
釣り果を上げることができる竿掛け装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る竿掛け装置は、本体の一側に設けられ
釣り竿を位置決めする竿受け部と、本体の他側に設けら
れ釣り竿を保持する竿保持部とを備えており、竿保持部
は、本体に間隔をおいて立設された2本の支持軸と、こ
の2本の支持軸のそれぞれに回転可能に支持され、相互
に内方に向けて付勢されて当接可能である2個のロック
レバーと、前記2本の支持軸の中間に位置し前記2個の
ロックレバー方向に付勢される押圧部材とを備え、前記
2個のロックレバーと押圧部材とにより釣り竿を保持す
ることを特徴とする。
【0007】本発明に係る他の竿掛け装置は、本体の一
側に設けられ釣り竿を位置決めする竿受け部と、本体の
他側にヒンジ部を介して回動自在に連結され釣り竿を保
持する竿保持部とを備えており、竿保持部は、保持部本
体に間隔をおいて立設された2本の支持軸と、この2本
の支持軸のそれぞれに回転可能に支持され、相互に内方
に向けて付勢されて当接可能である2個のロックレバー
と、前記2個のロックレバーの回転を規制するストッパ
ーと、前記2本の支持軸の中間に位置し前記2個のロッ
クレバー方向に付勢される押圧部材とを備え、前記2個
のロックレバーと押圧部材とにより釣り竿を保持するこ
とを特徴とし、竿保持部は釣り竿を保持した状態で釣り
竿先端を上方に向けて回動可能であり、釣り竿先端を下
方に向けるように付勢するように構成されている。
【0008】本体の下部に、クランプ装置を取り付ける
ようにすることができ、本体は円弧状部を有し、クラン
プ装置の固定ねじにより任意の角度で固定するようにし
てもよい。ロックレバーはバネにより付勢されるように
してもよく、重力により付勢されるようにしてもよく、
また、磁力により付勢されるようにしてもよい。
【0009】前記のように構成された竿掛け装置によれ
ば、釣り竿を2個のロックレバー間に押し当て、ロック
レバー間を通過させるだけで容易に保持することがで
き、釣り竿は押圧部材によりロックレバー方向に付勢さ
れるため保持は確実である。また、釣り竿を外すとき
は、釣り竿の先端側を上方に向けて持ち上げるだけで、
あるいは指により2個のロックレバーを広げるだけの操
作で、極めて容易に行える。
【0010】ストッパーにより2個のロックレバーの回
転を規制して釣り竿を確実に保持した状態で、本体に対
して竿保持部を回動させることにより、釣り竿先端を揺
り動かして海中の寄せ餌入れから寄せ餌を海中に撒くこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る竿掛け装置の一実施形
態の平面図、図2は図1の一部を破断した状態の正面
図、図3は図2の竿保持部の右側面図、図4は竿保持部
の左側面図である。図1〜4において、竿掛け装置10
は本体11と、本体11の下部に取り付けたクランプ装
置30とから構成され、本体11は、前方側の一側に設
けられ釣り竿35を位置決めする竿受け部15と、後方
側の他側に設けられ釣り竿35を保持する竿保持部20
とを備えている。
【0012】竿受け部15は本体11より上方に向けて
2本のアーム15a、15aを突設させた略U字状をし
たものであり、釣り竿35の先端部が載置され、左右方
向の移動を阻止して位置決めするように構成されてい
る。竿受け部15の内面には釣り竿35を載置するとき
の緩衝と、釣り竿35の滑り止めのためのゴム等から形
成されるクッション材16が貼着されている。本体11
は金属ダイキャスト、プラスチック材等から構成され、
プラスチック材の場合は補強のため、ガラス繊維、炭素
繊維等の強化プラスチックが使用されることが望まし
い。
【0013】竿保持部20は本体11の他側に一体的に
突設された2本の柱部21、21と、この柱部の上部に
所定の間隔を有して平行に固定された2本の支持軸2
2、22と、この2本の支持軸のそれぞれに回転可能に
支持され、相互に内方に向けて付勢されて当接可能であ
る2個のロックレバー23、24と、2本の支持軸2
2、22の中間として、柱部21、21の中央部に位置
する押圧部材25とを備えている。支持軸22、22は
柱部21、21に圧入、ねじ止め等により固定され、上
部の拡径部によりロックレバー23、24の脱落を防止
している。
【0014】押圧部材25は本体11に穿設された中心
孔に上下動可能に支持された中心軸26の上端に固定さ
れ、圧縮バネ27によりロックレバー23、24の方向
に付勢されており、その上面は中央部が低い円弧面25
aに形成されている。押圧部材25は、中心軸26に螺
合する蝶ねじ26aにより上下方向のストロークが調節
できる構成である。押圧部材25の上面には、釣り竿3
5が滑るのを防止するためのクッション材25bが貼着
されている。
【0015】ロックレバー23、24は図3に示される
ように、上面は外側が高く内側が低く、すなわち外側よ
り内側に向けて下方に傾斜した傾斜面23a、24aに
形成され、その下面は外側が低く内側が高く、すなわち
外側より内側に向けて上方に傾斜した傾斜面23b、2
4bに形成されている。そして、押圧部材の円弧面25
aとロックレバーの傾斜面23b、24bとにより、釣
り竿35を中央部に安定して保持することができる。
【0016】ロックレバー23、24は図1の実線の矢
印に示されるように、2個のロックレバーが当接した位
置から後方に向けて、換言すると手元側に向けて約90
度の回転範囲を有しており、90度回転したときに最大
開口幅Wとなり、この開口幅までの釣り竿35が保持可
能となる。そして、前記した回転範囲を規制する規制壁
部11a、11bが本体11と一体的に突設されてい
る。
【0017】ロックレバー23、24を支持する支持軸
22、22にはバネ28、28が装着されており、図1
の2点鎖線の矢印にて示されるように一方のロックレバ
ー23には反時計回転方向の回転力が付与され、他方の
ロックレバー24には時計回転方向の回転力が付与され
ており、ロックレバー23、24は相互に内方に向けて
付勢され、その先端部が相互に当接可能である。また、
ロックレバー23、24の後方に延出した延出部には永
久磁石29、29が接着等により固着されており、両ロ
ックレバーの当接時のロック力を強化し、釣り竿35の
保持を強化するものである。なお、ロックレバー23、
24は後方に延出した延出部により、前方方向への回転
が、より強力に阻止される。
【0018】本体11は図2に示されるように、中央の
板状部が円弧に沿って湾曲されており、この円弧状部に
は中心に沿って取付溝12が形成されている。クランプ
装置30はコ字状のベース31と、このベースの一方の
垂直辺31aに螺合され先端にクランプ片32を回転可
能に支持したクランプねじ33とから構成され、クラン
プ片32と他方の垂直辺31bとの間に、例えば釣り船
の船べり40を狭持するものである。クランプ装置30
のベース31の中央辺には固定用の雌ねじ31cが形成
され、本体11の取付溝12を貫通して固定ねじ34を
前記雌ねじに螺合させることにより、本体11とクラン
プ装置30とを結合するものである。固定ねじ34を緩
め、本体11を取付溝12に沿って移動させることによ
り、本体11はクランプ装置30に任意の角度で固定可
能であり、釣り竿35の角度を変えることができる。な
お、ベースに雄ねじを突設し、この雄ねじに螺合される
蝶ナットにより、本体とクランプ装置とを結合するよう
に構成してもよい。
【0019】本実施形態の構成は以上の通りであり、以
下に動作について説明する。竿掛け装置10はクランプ
装置30により釣り船の船べり40に固定される。すな
わち、クランプねじ33をゆるめてクランプ片32と他
方の垂直片31bとの間に船べり40を挟み、クランプ
ねじ33を締めて船べり40を狭持することにより竿掛
け装置10を船べり40に固定する。固定ねじ34を緩
めることにより本体11は取付溝12に沿って移動可能
であり、釣り竿35を任意の角度で固定することができ
る。
【0020】竿掛け装置10に釣り竿35を保持すると
きは、動作状態を示す図5に示されるように、釣り竿3
5の前方を竿受け部15のアーム15a、15a間に位
置させ、釣り竿35を竿保持部20のロックレバー2
3、24の中央部に押圧する。竿受け部15からの水平
線と、竿受け部15とロックレバーの押圧部とを結ぶ延
長線との角度をαとすると、押圧力F1の手元方向の分
力F1xは、F1x=F1sinαとなり、この分力F
1xによりロックレバー23、24を開く方向に、すな
わちロックレバー23を時計回転方向に、ロックレバー
24を反時計回転方向に回転させる。
【0021】また、ロックレバー23、24は上面が傾
斜面23a、24aとなっているため、釣り竿35にて
押圧するときにロックレバーの中央部を押圧しやすいと
いう効果がある。これによりロックレバー23、24は
バネ28、28に抗して相互に開き、釣り竿35はロッ
クレバー間を通過する。さらに釣り竿35を押圧する
と、押圧部材25を圧縮バネ27に抗して押し下げ、ロ
ックレバー23、24はバネ28、28により復帰して
相互に当接して閉じる。
【0022】釣り竿35の押圧をやめると、釣り竿35
は押圧部材25の圧縮バネ27により上方に押圧され、
釣り竿35をロックレバー23、24と押圧部材25と
により挟んで保持する。釣り竿35はロックレバーの下
面の傾斜面23b、24bと、押圧部材25の上面の円
弧面25aとにより挟まれて保持されるため、中央部に
安定して保持することができる。このように、釣り竿3
5を竿受け部15に載置してロックレバー23、24間
に押し当てるだけで、極めて容易に保持することができ
る。
【0023】この保持状態を示す図6において、釣り竿
35と押圧部材25との交点pに対し、釣り竿35とロ
ックレバー23、24との交点qは、釣り竿の手元側に
位置している。このため、釣り竿35の先端が仕掛けに
ついているオモリや魚により下方に力P1により引かれ
ると、竿受け部15の支点rを中心として釣り竿35の
交点qには上方への力F2が作用する。この力F2はロ
ックレバー23、24の後端に作用し、その水平方向の
分力F2xはロックレバーを閉じる方向に作用するの
で、釣り竿35が誤って外れることがなく保持は確実に
行われる。また、釣り竿35が先端方向に力P2で引か
れた場合は、釣り竿35と押圧部材25との摩擦力R
1、およびロックレバー23、24と釣り竿35との摩
擦力R2により充分に対抗でき、釣り竿35が竿掛け装
置10から外れることはない。
【0024】釣り竿35を竿掛け装置10から取り外す
ときは、動作状態を示す図7に示されるように、釣り竿
35の前方を持ち上げて竿受け部15から外し、さらに
前方を持ち上げると、釣り竿35はロックレバー23、
24の前方の角部と、押圧部材25の後方の角部に当接
し、後方の角部を支点としてロックレバー23、24を
力F3で押圧し、水平方向の分力F3xでロックレバー
を押し広げる。これにより、釣り竿35はロックレバー
23、24間を通過し、釣り竿35を極めて容易にフリ
ーの状態に取り外すことができる。しかも釣り竿35に
は前記した従来技術の後者のような固定部材が装着され
ず、釣り竿35の操作は容易に行える。
【0025】また、図6に示すように、釣り竿35を竿
受け部15に載置したままの状態で、ロックレバー2
3、24の中央部を指にて後方(手元方向)に力F4で
押圧することにより、ロックレバー23、24は容易に
開くため、釣り竿35を通過させることにより容易に取
り外すことができる。
【0026】つぎに本発明の他の実施形態について、図
8〜10を参照して説明する。図8は他の実施形態の要
部正面図である。図8の実施形態においては、竿保持部
50は本体の他側に一体的に突設された2本の柱部5
1、51と、この柱部の上部に所定の間隔を有して後方
に傾斜するように、角度βをもって固定された2本の支
持軸52、52と、この2本の支持軸に回転自在に支持
され相互に当接可能である2個のロックレバー53、5
4と、2本の柱部の中央部に位置する押圧部材55とを
備えており、押圧部材55は圧縮バネ56によりロック
レバーの方向に付勢されている。
【0027】この実施形態においては、ロックレバー5
3、54が開いたときと当接したときとで釣り竿35の
当たり面の位置がdだけ下がる。このため、釣り竿35
を開こうとすると当たり面がdだけ下がり、押圧部材5
5をdだけ下げるため、圧縮バネ56が短縮されて押上
力が大きくなるので、釣り竿35を保持する力を強化す
ることができる。角度βは最大60度程度の角度が用い
られ、角度βが大きいほど保持する力が大きくなり、大
型の釣り竿、リールに適する。また、小物釣りでは角度
βを0〜30度程度に小さくして保持力を小さくし、早
い手返しができるように扱いやすくすることが好まし
い。
【0028】つぎに、図9に示す実施形態を説明する。
図9(a)は竿保持部の右側面図、(b)は他の竿保持
部の右側面図である。この実施形態においては、竿保持
部60は本体の他側に一体的に突設された2本の柱部6
1、61と、この柱部の上部に所定の間隔を有して上方
に向けてつぼまるように、角度γをもって固定された2
本の支持軸62、62と、この2本の支持軸に回動自在
に支持され相互に当接可能である2個のロックレバー6
3、64と、2本の柱部の中央部に位置する押圧部材6
5とを備えている。角度γは10〜45度程度の角度が
用いられる。
【0029】この実施形態においては、ロックレバー6
3、64は重心が支持軸62、62の内側に位置するた
め、重力の分力が回転力として働き、バネを使用しなく
てもロックレバーは内側に向けて自動的に回動し、永久
磁石66、66により両ロックレバーは吸着される。こ
のため、ロックレバーを内方に向けて付勢するバネを省
略することができ、構成を簡単にすることができ、バネ
の耐久性も問題とならない。
【0030】図9(b)は、図9(a)のように角度γ
だけ2本の支持軸62、62を傾斜させた場合、ロック
レバー63、64間の開口幅が小さくなるのを避けるた
め、支持軸62A、62Aを外側に移動させた例を示し
ている。これにより、図9(a)の開口幅W1が図9
(b)の開口幅W2に大きくなり、より大径の釣り竿を
保持することができる。この例ではロックレバー63、
64の付勢は重力により行われ、しかも釣り竿35が通
過する開口幅を減少させることがないという効果を有す
る。
【0031】さらに、図10の実施形態を説明する。図
10はその右側面図である。この実施形態においては、
竿保持部70は本体の他側に一体的に突設された2本の
柱部71、71と、この柱部の上部に所定の間隔を有し
て上方に向けて広がるように、角度δをもって固定され
た2本の支持軸72、72と、この2本の支持軸に回転
自在に支持され相互に当接可能である2個のロックレバ
ー73、74と、2本の柱部の中央部に位置する押圧部
材75とを備えている。この実施形態では支持軸72、
72が外側に広がるため、ロックレバー73、74は重
力の分力により外方に向けて付勢されるため、バネ76
はバネ定数の大きいものが用いられる。永久磁石77、
77がロックレバーの後端部に固着され、ロックレバー
73、74を吸着する構成である。
【0032】この実施形態においては、ロックレバー7
3、74の支持軸72、72は上方に向けて広がるよう
に構成されているため、釣り竿35が通過する間隔が大
きくとれるので、本体全体の幅が小さくても大径の釣り
竿を保持することができ、全体をコンパクト化すること
ができる。
【0033】本発明のさらに他の実施の形態を図12〜
17を参照して説明する。図12は本発明に係る竿掛け
装置のさらに他の実施形態の平面図、図13は図12の
一部を破断した状態の正面図、図14(a)は図12の
竿保持部を示す右側面図、図14(b)は図12の竿受
け部を示す左側面図、図15は動作状態を示す斜視図で
あり、(a)はストッパーの作動状態を示し、(b)は
ストッパーの解除状態を示し、(c)はロックレバーが
開いた状態を示している。図16は竿保持部を本体のヒ
ンジ部に対して回動させた状態の一部破断正面図、図1
7は竿保持部を本体のヒンジ部に対して回動させた状態
の動作説明図である。なお、前記した実施形態と実質的
に同一の構成については同一の参照符号を付して詳細な
説明は省略する。竿掛け装置80は本体81と、本体8
1の下部に取り付けたクランプ装置30と、本体81の
後方側の他側にヒンジ部82を介して回動自在に連結さ
れ釣り竿35を保持する竿保持部90とから構成され、
本体81は、前方側の一側に釣り竿35を位置決めする
竿受け部15が設けられ、取付溝83が形成されてい
る。
【0034】ヒンジ部82は本体81の後方(手元)側
の端部に設けた軸受部と竿保持部90の保持部本体91
の軸受部82aとを軸82bにより連結したものであ
り、軸受部82aによりその回動範囲が規制されてお
り、また軸82bに巻回された戻りバネ82cにより釣
り竿35を保持した状態で釣り竿先端を戻りバネ82c
に抗して上方に向けて回動可能であり、釣り竿先端を下
方に向けるように付勢されている。
【0035】竿保持部90は、保持部本体91に間隔を
おいて立設された2本の支持軸92、92と、この2本
の支持軸のそれぞれに回転可能に支持され、バネ92
a、92aにより相互に内方に向けて付勢されて当接可
能である2個のロックレバー93、93と、2個のロッ
クレバーの回転を規制するストッパー94、94と、2
本の支持軸の中間に位置し2個のロックレバー方向に付
勢される押圧部材25とを備え、2個のロックレバー9
3、93と押圧部材25とにより釣り竿35を保持する
ように構成されている。保持部本体91にはロックレバ
ー93、93の回転範囲を規制する規制壁部91a、9
1aが一体的に突設されている。
【0036】ストッパー94、94は、図13において
矢印xにて示されるように90度の範囲で回動可能であ
り、垂直に立った状態がストッパーの作動状態で、規制
部94aがロックレバー93、93の回転を阻止する。
また、2点鎖線にて示される水平の状態は解除状態であ
り、規制部94aがロックレバー93、93の回転中心
側に移動するため、ロックレバー93、93は相互に回
転することができ、前記実施形態と同様に釣り竿35が
通過することができる。ストッパー94、94はロック
レバー93、93の内側にピンにより回動可能に支持さ
れており、摩擦力により垂直位置、水平位置に保持する
ことができる。
【0037】水平位置のストッパーの解除状態において
は、ストッパー94、94の上面は図14に示されるよ
うに中心に向かって傾斜面となっているため、この部分
に釣り竿35を押し付けることによりロックレバー9
3、93を容易に開かせることができ、前記した実施形
態と同様に釣り竿35を容易に保持することができる。
また、ロックレバー93、93の下面の傾斜面と押圧部
材25の上面の円弧面とにより釣り竿35を確実に保持
することができる。
【0038】本実施形態の竿受け部90は、図16〜1
7に示されるように本体81に対して回動させることが
できる。すなわち、ストッパー94、94を垂直にした
作動状態においてロックレバー93、93を回転不能と
し、竿受け部90に釣り竿35を保持させた状態で釣り
竿を上下させることができる。釣り竿35を上方に回動
させるときは戻りバネ82cに抗して回動させ、下方に
回動させるときには力を緩めることにより戻りバネ82
cにより復帰する。このようにして、海中に投入した寄
せ餌入れ95を揺り動かすことができ、寄せ餌96を海
中に撒くことができる。そして、寄せ餌に魚が集まって
きて釣り果を高めることができる。
【0039】この実施形態においては、前記した実施形
態と同様に釣り竿を極めて容易に保持できるとともに取
り外しも極めて容易に行うことができ、保持は確実であ
るという効果のほかに釣り竿を必要に応じて回動させ寄
せ餌を海中に撒くことができるという効果を奏する。
【0040】なお、前記した実施形態では、押圧部材の
上面は円弧形状のものを示したが、2つの傾斜面を有す
るV字形状のものでもよく、ロックレバーの上面、下面
は傾斜面で構成したが、中央の低い円弧面で構成しても
よいのは勿論である。
【0041】また、ロックレバーを付勢する構成とし
て、バネ、重力、永久磁石の例を示したが、これらを単
独に用いてもよく、任意の2つを共用してもよく、また
3つを共用するように構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つのロックレバー間に釣り竿を押し込むだけの容易な
操作で釣り竿を保持することができ、釣り竿を取り外す
ときも極めて容易に行え、釣り竿の保持が確実である。
また、釣り竿に固定部材が固定されないため、突起物が
付属せず、重量を軽くでき、釣り竿の操作性を損ねるこ
とがない。
【0043】また、竿保持部を本体に対して回動可能に
構成すれば、釣り竿は竿保持部に確実に保持された状態
で上下に揺り動かすことができ、海中の寄せ餌入れを上
下動して寄せ餌を海中に撒くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竿掛け装置の一実施形態の平面図
である。
【図2】図1の一部を破断した状態の正面図である。
【図3】図2の竿保持部の右側面図である。
【図4】図2の竿保持部の左側面図である。
【図5】釣り竿を保持するときの動作状態説明図であ
る。
【図6】釣り竿を保持しているときの動作状態説明図で
ある。
【図7】釣り竿を取り外すときの動作状態説明図であ
る。
【図8】竿保持部の他の実施形態の要部正面図である。
【図9】(a)は竿保持部の他の実施形態の右側面図、
(b)はさらに他の例の右側面図である。
【図10】竿保持部の他の実施形態の右側面図である。
【図11】(a)は従来技術を示す概略斜視図、(b)
は他の従来技術を示す概略正面図である。
【図12】本発明に係る竿掛け装置のさらに他の実施形
態の平面図である。
【図13】図12の一部を破断した状態の正面図であ
る。
【図14】(a)は図12の竿保持部を示す右側面図、
(b)は図12の竿受け部を示す左側面図である。
【図15】動作状態を示す斜視図であり、(a)はスト
ッパーの作動状態を示し、(b)はストッパーの解除状
態を示し、(c)はロックレバーが開いた状態を示して
いる。
【図16】竿保持部を本体のヒンジ部に対して回動させ
た状態の一部破断正面図である。
【図17】竿保持部を本体のヒンジ部に対して回動させ
た状態の動作説明図である。
【符号の説明】
10、80 竿掛け装置 11、81 本体 11a、11b、91a、91b 規制壁部 12、83 取付溝 15 竿受け部 20、50、60、70、90 竿保持部 21、51、61、71 柱部 22、52、62、62A、72、92 支持軸 23、24、53、54、63、64、73、74、9
3 ロックレバー 23a、24a、23b、24b 傾斜面 25、55、65、75 押圧部材 25a 円弧面 26 中心軸 26a 蝶ねじ 27、56 圧縮バネ 28、92a バネ 29、66、77 永久磁石 30 クランプ装置 31 ベース 32 クランプ片 33 クランプねじ 34 固定ねじ 35 釣り竿 40 船べり 82 ヒンジ部 82a 軸受部 82b 軸 82c 戻りバネ 91 保持部本体 94 ストッパー 95 寄せ餌入れ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一側に設けられ釣り竿を位置決め
    する竿受け部と、本体の他側に設けられ釣り竿を保持す
    る竿保持部とを備え、 竿保持部は、本体に間隔をおいて立設された2本の支持
    軸と、この2本の支持軸のそれぞれに回転可能に支持さ
    れ、相互に内方に向けて付勢されて当接可能である2個
    のロックレバーと、前記2本の支持軸の中間に位置し前
    記2個のロックレバー方向に付勢される押圧部材とを備
    え、前記2個のロックレバーと押圧部材とにより釣り竿
    を保持することを特徴とする竿掛け装置。
  2. 【請求項2】 本体の一側に設けられ釣り竿を位置決め
    する竿受け部と、本体の他側にヒンジ部を介して回動自
    在に連結され釣り竿を保持する竿保持部とを備え、 竿保持部は、保持部本体に間隔をおいて立設された2本
    の支持軸と、この2本の支持軸のそれぞれに回転可能に
    支持され、相互に内方に向けて付勢されて当接可能であ
    る2個のロックレバーと、前記2個のロックレバーの回
    転を規制するストッパーと、前記2本の支持軸の中間に
    位置し前記2個のロックレバー方向に付勢される押圧部
    材とを備え、前記2個のロックレバーと押圧部材とによ
    り釣り竿を保持することを特徴とする竿掛け装置。
  3. 【請求項3】 竿保持部は釣り竿を保持した状態で釣り
    竿先端を上方に向けて回動可能であり、釣り竿先端を下
    方に向けるように付勢されていることを特徴とする請求
    項2記載の竿掛け装置。
  4. 【請求項4】 本体の下部に、クランプ装置を取り付け
    たことを特徴とする請求項1または3記載の竿掛け装
    置。
  5. 【請求項5】 本体は円弧状部を有し、クランプ装置の
    固定ねじにより任意の角度で固定可能であることを特徴
    とする請求項4記載の竿掛け装置。
  6. 【請求項6】 ロックレバーは、バネにより付勢される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の竿
    掛け装置。
  7. 【請求項7】 ロックレバーは、重力により付勢される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の竿
    掛け装置。
  8. 【請求項8】 ロックレバーは、磁力により付勢される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の竿
    掛け装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6983560B2 (en) * 2003-11-18 2006-01-10 Williams Charles H Fishing accessory apparatus
JP2007061044A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Hiroshi Okada 竿掛け装置
KR200458634Y1 (ko) 2010-09-03 2012-03-07 박동산 낚시받침대 거치장치
KR101699411B1 (ko) * 2015-08-27 2017-01-25 박종엽 낚시대용 받침장치

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